JPH06264334A - 緯入れ方法及びそれに用いる変形筬 - Google Patents
緯入れ方法及びそれに用いる変形筬Info
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- JPH06264334A JPH06264334A JP7073893A JP7073893A JPH06264334A JP H06264334 A JPH06264334 A JP H06264334A JP 7073893 A JP7073893 A JP 7073893A JP 7073893 A JP7073893 A JP 7073893A JP H06264334 A JPH06264334 A JP H06264334A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サブノズル併用型エアージェットルームで高
速製織や撚糸製織を行う場合において、緯糸を筬溝3に
送り込む時の安定性を向上させる。 【構成】 筬1のメインノズル側端部領域A(A領域)
に拡散傾向を持たせ、当該A領域より反メインノズル側
の領域B(B領域)の筬1において指向傾向を持たせ
る。 【効果】 筬1のA領域において気流が筬溝3から飛び
出しにくく、緯糸の筬溝3への送り込みが安定すると同
時に、A領域での風速が低下して緯糸が失速するのを、
筬1のB領域での搬送力の増大によって補える。
速製織や撚糸製織を行う場合において、緯糸を筬溝3に
送り込む時の安定性を向上させる。 【構成】 筬1のメインノズル側端部領域A(A領域)
に拡散傾向を持たせ、当該A領域より反メインノズル側
の領域B(B領域)の筬1において指向傾向を持たせ
る。 【効果】 筬1のA領域において気流が筬溝3から飛び
出しにくく、緯糸の筬溝3への送り込みが安定すると同
時に、A領域での風速が低下して緯糸が失速するのを、
筬1のB領域での搬送力の増大によって補える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サブノズル併用型エア
ージェットルームによる製織の高速化に応じる緯入れ方
法及びそれに用いる変形筬に関するもので、高速化した
場合の緯入れ安定性の向上に関する。
ージェットルームによる製織の高速化に応じる緯入れ方
法及びそれに用いる変形筬に関するもので、高速化した
場合の緯入れ安定性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サブノズル併用型エアジェット
ルームは、各種革新織機の中でも比較的容易に運転が可
能である上に、設備価格でも他の革新織機に比べて有利
であるため、定番織物の製織合理化に最も多く採用され
ている。
ルームは、各種革新織機の中でも比較的容易に運転が可
能である上に、設備価格でも他の革新織機に比べて有利
であるため、定番織物の製織合理化に最も多く採用され
ている。
【0003】更に、近年になって、織物の多品種化が進
んでおり、撚糸織物のエアジェットルーム化も進められ
ている。撚糸織物は、ウォータージェットルーム、普通
織機、レピアルームにて製織されるのが通常であるが、
織物生産性の向上、作業環境の改善、織物の風合い追求
等の観点から、エアジェットルームを用いた撚糸織物の
製織が注目されている。
んでおり、撚糸織物のエアジェットルーム化も進められ
ている。撚糸織物は、ウォータージェットルーム、普通
織機、レピアルームにて製織されるのが通常であるが、
織物生産性の向上、作業環境の改善、織物の風合い追求
等の観点から、エアジェットルームを用いた撚糸織物の
製織が注目されている。
【0004】ところで、エアジェットルームの場合、織
機を高速運転するほど1ピック当りの圧気消費量が増大
し、緯糸飛走性もそれと共に不安定になるため、織機の
高速化が、それによって期待されるコストダウンに反映
されていないのが現実である。また、エアージェットル
ームで撚糸を緯入れする場合、撚糸の収束性から、緯入
れメインノズルの噴射圧力を高圧値に設定しなければな
らず、高速運転時と同様に上記緯入れ性の不安定さが増
す問題がある。
機を高速運転するほど1ピック当りの圧気消費量が増大
し、緯糸飛走性もそれと共に不安定になるため、織機の
高速化が、それによって期待されるコストダウンに反映
されていないのが現実である。また、エアージェットル
ームで撚糸を緯入れする場合、撚糸の収束性から、緯入
れメインノズルの噴射圧力を高圧値に設定しなければな
らず、高速運転時と同様に上記緯入れ性の不安定さが増
す問題がある。
【0005】従来、サブノズル併用型エアージェットル
ームにおける緯糸搬送性を向上させるために、筬溝最深
部を区画する奥面の指向傾向を調整することが知られて
いる。(特開昭61−289151)。
ームにおける緯糸搬送性を向上させるために、筬溝最深
部を区画する奥面の指向傾向を調整することが知られて
いる。(特開昭61−289151)。
【0006】上記従来の技術は、メインノズル側の筬で
は、筬溝内の気流をさほど積極的には筬溝内方へ誘導せ
ず、反メインノズル側の筬ほど、筬溝内の気流を積極的
に筬溝内方へ誘導することによって緯糸搬送性を向上さ
せようとするものである。
は、筬溝内の気流をさほど積極的には筬溝内方へ誘導せ
ず、反メインノズル側の筬ほど、筬溝内の気流を積極的
に筬溝内方へ誘導することによって緯糸搬送性を向上さ
せようとするものである。
【0007】即ち、上記従来の技術によれば、反メイン
ノズル側ほど筬溝内の気流が筬溝内方に集中されてその
流速(圧力)が高くなり、これによって反メインノズル
側での緯糸搬送力が増大する結果、緯糸が飛走方向に引
っ張られて緊張しつつ搬送されることになり、搬送状態
が向上するものである。
ノズル側ほど筬溝内の気流が筬溝内方に集中されてその
流速(圧力)が高くなり、これによって反メインノズル
側での緯糸搬送力が増大する結果、緯糸が飛走方向に引
っ張られて緊張しつつ搬送されることになり、搬送状態
が向上するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サブノズル
併用型エアージェットルームで高速製織や撚糸製織を行
う場合の緯入れ性の最大の問題は、筬のメインノズル側
端部領域において緯糸が筬溝から飛び出しやすいことに
ある。即ち、図6に示されるように、メインノズル2か
ら筬溝3へ噴射される圧気が、メインノズル2の噴射圧
力が高圧になるほど、筬1のメインノズル2側端部領域
において筬溝3から飛び出す傾向が強まり、緯糸を安定
して筬溝3に送り込みにくくなることにある。
併用型エアージェットルームで高速製織や撚糸製織を行
う場合の緯入れ性の最大の問題は、筬のメインノズル側
端部領域において緯糸が筬溝から飛び出しやすいことに
ある。即ち、図6に示されるように、メインノズル2か
ら筬溝3へ噴射される圧気が、メインノズル2の噴射圧
力が高圧になるほど、筬1のメインノズル2側端部領域
において筬溝3から飛び出す傾向が強まり、緯糸を安定
して筬溝3に送り込みにくくなることにある。
【0009】上記従来の技術は、緯糸を筬溝に送り込ん
だ後の搬送安定性を改善しようとするもので、上記のよ
うな緯糸を筬溝に送り込む時の問題を解決するものでは
なく、上記問題の解決策とはなっていない。
だ後の搬送安定性を改善しようとするもので、上記のよ
うな緯糸を筬溝に送り込む時の問題を解決するものでは
なく、上記問題の解決策とはなっていない。
【0010】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、サブノズル併用型エアージェットルームで
高速製織や撚糸製織を行う場合において、緯糸を筬溝に
送り込む時の安定性を向上させることを目的とする。
れたもので、サブノズル併用型エアージェットルームで
高速製織や撚糸製織を行う場合において、緯糸を筬溝に
送り込む時の安定性を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】このために講じ
られた手段を図1で説明すると、請求項1の発明では、
筬1のメインノズル2側端部領域A(以下「A領域」と
いう)においては、筬溝3内の気流に拡散傾向を持た
せ、A領域より反メインノズル2側の領域B(以下「B
領域」という)においては、筬溝内の気流に指向傾向を
持たせることとしているものである。
られた手段を図1で説明すると、請求項1の発明では、
筬1のメインノズル2側端部領域A(以下「A領域」と
いう)においては、筬溝3内の気流に拡散傾向を持た
せ、A領域より反メインノズル2側の領域B(以下「B
領域」という)においては、筬溝内の気流に指向傾向を
持たせることとしているものである。
【0012】また、請求項4の発明では、筬1のA領域
における筬羽4の上顎面5と下顎面6を正方向の傾斜面
とし、筬1のB領域における筬羽4の上顎面5と下顎面
6を負方向の傾斜面としているものである。
における筬羽4の上顎面5と下顎面6を正方向の傾斜面
とし、筬1のB領域における筬羽4の上顎面5と下顎面
6を負方向の傾斜面としているものである。
【0013】更に本発明を説明する。
【0014】図1及び図2に示されるように、A領域に
おける筬羽4の上顎面5と下顎面6は正方向の傾斜面と
なっており、B領域のおける筬羽4の上顎面5と下顎面
6は負方向の傾斜面となっている。
おける筬羽4の上顎面5と下顎面6は正方向の傾斜面と
なっており、B領域のおける筬羽4の上顎面5と下顎面
6は負方向の傾斜面となっている。
【0015】ここで、上記正方向の傾斜面とは、緯入れ
方向に向かって筬溝3を拡大する方向に傾斜した面をい
い、上記負方向の傾斜面とは、緯入れ方向の向かって筬
溝3を縮小する方向に傾斜した面をいう。
方向に向かって筬溝3を拡大する方向に傾斜した面をい
い、上記負方向の傾斜面とは、緯入れ方向の向かって筬
溝3を縮小する方向に傾斜した面をいう。
【0016】上記A領域における筬羽4の上顎面5と下
顎面6は、気流を図1中点線で示されるように上下に導
いて各筬羽4間に逃がす。つまり、従来のように気流に
指向傾向を持たせるものではなく、逆に拡散傾向を持た
せるものである。そして、これによってA領域における
筬溝3内の風速(圧気量)が低下され、メインノズル2
からの圧気が筬溝3から飛び出すのが押えられることに
なる。
顎面6は、気流を図1中点線で示されるように上下に導
いて各筬羽4間に逃がす。つまり、従来のように気流に
指向傾向を持たせるものではなく、逆に拡散傾向を持た
せるものである。そして、これによってA領域における
筬溝3内の風速(圧気量)が低下され、メインノズル2
からの圧気が筬溝3から飛び出すのが押えられることに
なる。
【0017】上記のようにA領域で気流に拡散傾向持た
せると、このA領域での筬溝3内の風速(圧力)が低下
されるので、この風速の低下によって、緯糸が失速して
飛走性が低下するおそれがある。
せると、このA領域での筬溝3内の風速(圧力)が低下
されるので、この風速の低下によって、緯糸が失速して
飛走性が低下するおそれがある。
【0018】この緯糸の飛走制定化防止のために、B領
域における筬羽4の上顎面5と下顎面6は負方向の傾斜
面となっているものである。
域における筬羽4の上顎面5と下顎面6は負方向の傾斜
面となっているものである。
【0019】即ち、B領域における各筬羽4の上顎面5
と下顎面6は、図1中点線で示されるように、気流を筬
溝3内方へと導き、筬溝3内の風速(圧力)を上昇さ
せ、緯糸を引っ張りながら飛走させることができるよう
になっているものである。つまり気流に指向性を持たせ
るものである。
と下顎面6は、図1中点線で示されるように、気流を筬
溝3内方へと導き、筬溝3内の風速(圧力)を上昇さ
せ、緯糸を引っ張りながら飛走させることができるよう
になっているものである。つまり気流に指向性を持たせ
るものである。
【0020】A領域の気流にどの程度の拡散性を持たせ
るかは、メインノズル2における圧気の噴出圧力や筬密
度によっても相違するが、A領域における筬溝3内の平
均風速値が、B領域における筬溝3内の平均風速値の5
0〜90%となる程度であることが好ましく、更に好ま
しくは60〜85%となる程度である。90%を越える
と緯糸が筬溝3内から飛び出しやすく、また50%未満
であると緯糸が失速しやすくなる。
るかは、メインノズル2における圧気の噴出圧力や筬密
度によっても相違するが、A領域における筬溝3内の平
均風速値が、B領域における筬溝3内の平均風速値の5
0〜90%となる程度であることが好ましく、更に好ま
しくは60〜85%となる程度である。90%を越える
と緯糸が筬溝3内から飛び出しやすく、また50%未満
であると緯糸が失速しやすくなる。
【0021】尚、以下の説明において、B領域における
筬溝3内の平均風速値に対する上記A領域における筬溝
3内の平均風速値の割合を「平均風速率」という。
筬溝3内の平均風速値に対する上記A領域における筬溝
3内の平均風速値の割合を「平均風速率」という。
【0022】本明細書において筬溝3内の風速値とは、
図3に示されるように、先端直径が1mmの空気用のピ
トー管7をチューブ8で連結した水中マノメーター9を
用い、水中マノメーター9の液面差hから次式で得られ
る値をいう。液面差hの測定に際しては、上顎面5及び
奥面10からの距離が各々2mmとなる位置X(図2参
照)にピトー管7の先端を位置させ、噴射孔直径が1.
5mmで噴射圧力343kPaで噴射するサブノズル
を、サブノズル噴射孔からピトー管先端部までの距離が
100mmとなるように位置させて測定する。また、平
均風速値とは、筬1の長さ方向に10mm間隔で測定し
て得られた風速値の平均値をいう。尚、kはピトー管係
数である。
図3に示されるように、先端直径が1mmの空気用のピ
トー管7をチューブ8で連結した水中マノメーター9を
用い、水中マノメーター9の液面差hから次式で得られ
る値をいう。液面差hの測定に際しては、上顎面5及び
奥面10からの距離が各々2mmとなる位置X(図2参
照)にピトー管7の先端を位置させ、噴射孔直径が1.
5mmで噴射圧力343kPaで噴射するサブノズル
を、サブノズル噴射孔からピトー管先端部までの距離が
100mmとなるように位置させて測定する。また、平
均風速値とは、筬1の長さ方向に10mm間隔で測定し
て得られた風速値の平均値をいう。尚、kはピトー管係
数である。
【0023】風速値(m/s)=k(2×9.8×h/
1.205)0.5 A領域における筬羽4の上顎面5と下顎面6の傾斜角度
θ1 は、前記のような気流の誘導を行える角度として設
定されるもので、0度を越え20度以下の範囲、好まし
くは2〜15度の範囲で設定されるのが一般的である。
1.205)0.5 A領域における筬羽4の上顎面5と下顎面6の傾斜角度
θ1 は、前記のような気流の誘導を行える角度として設
定されるもので、0度を越え20度以下の範囲、好まし
くは2〜15度の範囲で設定されるのが一般的である。
【0024】一方、B領域のおける筬羽4の上顎面5と
下顎面6の傾斜角度θ2 は、筬密度によっても相違する
が、一般的には0度未満で−20度以上の範囲、好まし
くは−2〜−15度の殿範囲から選択されるものであ
る。
下顎面6の傾斜角度θ2 は、筬密度によっても相違する
が、一般的には0度未満で−20度以上の範囲、好まし
くは−2〜−15度の殿範囲から選択されるものであ
る。
【0025】A領域及びB領域共に、当該領域における
上顎面5と下顎面6の傾斜角度θ1,θ2 が0度では、
必要な拡散傾向や指向傾向を持たせることができない。
また、±20度を越える強い傾斜を形成することは、次
に述べる一般的な傾斜の形成方法では困難であると共
に、このような急傾斜を形成する必然性もなく、手間が
増大する。
上顎面5と下顎面6の傾斜角度θ1,θ2 が0度では、
必要な拡散傾向や指向傾向を持たせることができない。
また、±20度を越える強い傾斜を形成することは、次
に述べる一般的な傾斜の形成方法では困難であると共
に、このような急傾斜を形成する必然性もなく、手間が
増大する。
【0026】A領域及びB領域における筬4の上顎面5
と下顎面6に付される傾斜は、筬枠(図示されていな
い)に取り付けた筬4の筬溝3をバフ研磨することによ
って形成することができる。
と下顎面6に付される傾斜は、筬枠(図示されていな
い)に取り付けた筬4の筬溝3をバフ研磨することによ
って形成することができる。
【0027】即ち、バフを、筬溝3内に入れて被研磨面
に圧接させながら反メインノズル2側からメインノズル
2側へと移動させると共に、バフを、被研磨面との接触
点における回転方向が移動方向と一致する方向に回転さ
せて研磨することで、A領域における正の傾斜面を形成
することができる。これとは逆に、メインノズル2側か
ら反メインノズル2側へと移動させると共に、バフを、
被研磨面との接触点における回転方向が移動方向と一致
する方向に回転させて研磨することで、B領域における
負の傾斜面を形成することができる。
に圧接させながら反メインノズル2側からメインノズル
2側へと移動させると共に、バフを、被研磨面との接触
点における回転方向が移動方向と一致する方向に回転さ
せて研磨することで、A領域における正の傾斜面を形成
することができる。これとは逆に、メインノズル2側か
ら反メインノズル2側へと移動させると共に、バフを、
被研磨面との接触点における回転方向が移動方向と一致
する方向に回転させて研磨することで、B領域における
負の傾斜面を形成することができる。
【0028】本発明では、A領域における筬4の上顎面
5と下顎面6は全て正方向の傾斜面、B領域における筬
4の上顎面5と下顎面6は全て負方向の傾斜面であるこ
とが好ましい。しかし、A領域とB領域の間に、図4に
示されるような正負両方向の傾斜面が併存する上顎面5
と下顎面6を有する筬羽4や、上顎面5と下顎面6が緯
入れ方向の面(傾斜角度0度)となった筬羽4の領域が
存在していても差し支えない。但し、このような領域
は、良好な緯糸の飛走安定性を得る上で、10cm以下
であることが好ましい。
5と下顎面6は全て正方向の傾斜面、B領域における筬
4の上顎面5と下顎面6は全て負方向の傾斜面であるこ
とが好ましい。しかし、A領域とB領域の間に、図4に
示されるような正負両方向の傾斜面が併存する上顎面5
と下顎面6を有する筬羽4や、上顎面5と下顎面6が緯
入れ方向の面(傾斜角度0度)となった筬羽4の領域が
存在していても差し支えない。但し、このような領域
は、良好な緯糸の飛走安定性を得る上で、10cm以下
であることが好ましい。
【0029】A領域における各筬羽4の上顎面5と下顎
面6の傾斜角度θ1 は、夫々ほぼ等しくしてもよいが、
反メインノズル2側に行くに従って小さくすることが好
ましい。
面6の傾斜角度θ1 は、夫々ほぼ等しくしてもよいが、
反メインノズル2側に行くに従って小さくすることが好
ましい。
【0030】図5(a)はA領域における各筬羽4の上
顎面5と下顎面6の傾斜角度θ1 をほぼ等しくした時の
筬溝3内風速値の変化を示すグラフである。
顎面5と下顎面6の傾斜角度θ1 をほぼ等しくした時の
筬溝3内風速値の変化を示すグラフである。
【0031】一方、傾斜角度θ1 を反メインノズル2側
に行くに従って小さくする場合、A領域の筬羽4を複数
のグループに分け、このグループ毎に傾斜角度θ1 を小
さくすることで段階的に変化させても、このようなグル
ープ分けをせずに漸減させてもよい。また、このような
傾斜各θ1 の変化をA領域の途中から付けることもでき
る。
に行くに従って小さくする場合、A領域の筬羽4を複数
のグループに分け、このグループ毎に傾斜角度θ1 を小
さくすることで段階的に変化させても、このようなグル
ープ分けをせずに漸減させてもよい。また、このような
傾斜各θ1 の変化をA領域の途中から付けることもでき
る。
【0032】図5(b)はA領域における各筬羽4の上
顎面5と下顎面6の傾斜角度θ1 を段階的に変化させた
時の筬溝3内風速値の変化を示すグラフ、同(c)は傾
斜角度θ1 を漸減させた時の筬溝3内風速値の変化を示
すグラフ、同(d)はA領域の途中から傾斜角度θ1 を
変化させた時の筬溝3内風速値の変化を示すグラフであ
る。
顎面5と下顎面6の傾斜角度θ1 を段階的に変化させた
時の筬溝3内風速値の変化を示すグラフ、同(c)は傾
斜角度θ1 を漸減させた時の筬溝3内風速値の変化を示
すグラフ、同(d)はA領域の途中から傾斜角度θ1 を
変化させた時の筬溝3内風速値の変化を示すグラフであ
る。
【0033】図5から明らかなように、A領域における
各筬羽4の上顎面5と下顎面6の傾斜角度θ1 を反メイ
ンノズル2側に行くに従って小さくすると、A領域にお
ける筬溝3内の風速と、B領域における筬溝3内の風速
との接続が滑らかで、緯糸の飛走を安定させることがで
きる。
各筬羽4の上顎面5と下顎面6の傾斜角度θ1 を反メイ
ンノズル2側に行くに従って小さくすると、A領域にお
ける筬溝3内の風速と、B領域における筬溝3内の風速
との接続が滑らかで、緯糸の飛走を安定させることがで
きる。
【0034】また、B領域における各筬羽4の上顎面5
と下顎面6の傾斜角度θ2 は、夫々ほぼ等しくしてもよ
いが、反メインノズル2側に行くに従って大きくするこ
とが好ましい。
と下顎面6の傾斜角度θ2 は、夫々ほぼ等しくしてもよ
いが、反メインノズル2側に行くに従って大きくするこ
とが好ましい。
【0035】上記のようにすると、反メインノズル2側
に行くほど、上顎面5と下顎面6によって筬溝3内方へ
導かれる気流が増えて筬溝3内の風速が高まるので、飛
走する緯糸全体に張力を作用させやすく、緯糸の飛走状
態を安定させやすい。
に行くほど、上顎面5と下顎面6によって筬溝3内方へ
導かれる気流が増えて筬溝3内の風速が高まるので、飛
走する緯糸全体に張力を作用させやすく、緯糸の飛走状
態を安定させやすい。
【0036】本発明においては、上顎面5と下顎面6を
前述の傾斜面とすることが必要で、奥面10は緯入れ方
向の面(傾斜角度0度)の面でもよいが、上顎面5と下
顎面6と同様の傾斜面とすることもできる。
前述の傾斜面とすることが必要で、奥面10は緯入れ方
向の面(傾斜角度0度)の面でもよいが、上顎面5と下
顎面6と同様の傾斜面とすることもできる。
【0037】A領域は、筬1のメインノズル2側端部か
ら5cm以上で30cm以下の範囲内であることが好ま
しい。
ら5cm以上で30cm以下の範囲内であることが好ま
しい。
【0038】A領域が短過ぎると、緯糸が筬溝3内から
飛び出しやすく、またA領域が長過ぎると緯糸が失速し
やすくなる。
飛び出しやすく、またA領域が長過ぎると緯糸が失速し
やすくなる。
【0039】
実施例1及び比較例1 エアジェットルーム(津田駒工業社製2色用エアジェッ
トルーム「ZA−205タイプ)、150cm幅、平織
り6枚綜絖)を用い、経糸に50dのポリエステル糊付
け糸を、緯糸に150dのポリエステル撚糸(S撚り及
びZ撚り)各々1800T/mを二越しにてデシン織物
を製織した。
トルーム「ZA−205タイプ)、150cm幅、平織
り6枚綜絖)を用い、経糸に50dのポリエステル糊付
け糸を、緯糸に150dのポリエステル撚糸(S撚り及
びZ撚り)各々1800T/mを二越しにてデシン織物
を製織した。
【0040】その他の製織条件は次の通りである。
【0041】筬密度:47本/インチ 引き込み:4本/羽 織物通し幅:128cm 打ち込み:70本/インチ 基準風速値:60m/s 評価は、550、750rpmの各織機の回転数につい
て行った。
て行った。
【0042】A領域の長さは筬のメインノズル側端部か
ら30cmとし、A領域における各筬の上顎面と下顎面
には一様の正方向の傾斜を付け、B領域における各筬の
上顎面と下顎面には一様の負方向の傾斜を付けること
で、平均風速率を40%、50%、80%、90%、1
00%の各水準に変えて各々製織評価を行った。
ら30cmとし、A領域における各筬の上顎面と下顎面
には一様の正方向の傾斜を付け、B領域における各筬の
上顎面と下顎面には一様の負方向の傾斜を付けること
で、平均風速率を40%、50%、80%、90%、1
00%の各水準に変えて各々製織評価を行った。
【0043】A領域及びB領域における各筬の上顎面と
下顎面の傾斜角度θ1 ,θ2 と評価結果を併せて表1に
示す。
下顎面の傾斜角度θ1 ,θ2 と評価結果を併せて表1に
示す。
【0044】尚、評価結果は、各条件で10日間稼働さ
せた時の1日当りの平均緯因停止台数を次の基準によっ
て表示した。
せた時の1日当りの平均緯因停止台数を次の基準によっ
て表示した。
【0045】◎:0回以上3回未満 ○:3回以上6回未満 △:6回以上10回未満 ×:10回以上
【0046】
【表1】
【0047】実施例2及び比較例2 エアジェットルーム(津田駒工業社製1色用エアジェッ
トルーム「ZA−110タイプ)、150cm幅、平織
り4枚綜絖)を用い、経糸を50dのキュプラ糊付け
糸、緯糸を75dのキュプラ糊付け糸としてタフタの製
織を行った。
トルーム「ZA−110タイプ)、150cm幅、平織
り4枚綜絖)を用い、経糸を50dのキュプラ糊付け
糸、緯糸を75dのキュプラ糊付け糸としてタフタの製
織を行った。
【0048】その他の製織条件は次の通りである。
【0049】筬密度:63本/インチ 引き込み:2本/羽 織物通し幅:131cm 打ち込み:83本/インチ 基準風速値:65m/s 800、1000rpmの各織機の回転数について、実
施例1と同様の平均風速率の各筬を同様に評価した。
施例1と同様の平均風速率の各筬を同様に評価した。
【0050】A領域及びB領域における各筬の上顎面と
下顎面の傾斜角度θ1 ,θ2 と評価結果を併せて表2に
示す。
下顎面の傾斜角度θ1 ,θ2 と評価結果を併せて表2に
示す。
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、高速製織時においても緯入れの安定性を保つことが
でき、織機稼働性及び織物品質を向上させることができ
るものである。また、本発明は、特に2ピック用のエア
ージェットルームに優れた効果を奏するものである。
り、高速製織時においても緯入れの安定性を保つことが
でき、織機稼働性及び織物品質を向上させることができ
るものである。また、本発明は、特に2ピック用のエア
ージェットルームに優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明の説明図である。
【図2】筬の説明図である。
【図3】風速測定に用いる装置の説明図である。
【図4】A領域とB領域の間に介在する筬の説明図であ
る。
る。
【図5】筬溝内の風速変化状態の例を示すグラフであ
る。
る。
【図6】従来の問題点の説明図である。
A 筬のメインノズル側端部領域 B 筬のメインノズル側端部領域より反メインノズル側
の領域 1 筬 2 メインノズル 3 筬溝 4 筬羽 5 上顎面 6 下顎面 7 ピトー管 8 チューブ 9 マノメーター 10 奥面
の領域 1 筬 2 メインノズル 3 筬溝 4 筬羽 5 上顎面 6 下顎面 7 ピトー管 8 チューブ 9 マノメーター 10 奥面
Claims (6)
- 【請求項1】 筬のメインノズル側端部領域において
は、筬溝内の気流に拡散傾向を持たせ、筬のメインノズ
ル側端部領域より反メインノズル側の領域においては、
筬溝内の気流に指向傾向を持たせることを特徴とする緯
入れ方法。 - 【請求項2】 筬のメインノズル側端部領域における筬
溝内の平均風速値が、筬のメインノズル側端部領域より
反メインノズル側の領域における筬溝内の平均風速値の
50〜90%であることを特徴とする請求項1の緯入れ
方法。 - 【請求項3】 筬溝内の気流に拡散傾向が持たされる筬
のメインノズル側端部領域が、筬のメインノズル側端部
から5cm以上で30cm以下の範囲内であることを特
徴とする請求項1の変形筬。 - 【請求項4】 筬のメインノズル側端部領域における筬
羽の上顎面と下顎面が正方向の傾斜面で、筬のメインノ
ズル側端部領域より反メインノズル側の領域における筬
羽の上顎面と下顎面が負方向の傾斜面となっていること
を特徴とする変形筬。 - 【請求項5】 正方向の傾斜面及び負方向の傾斜面共に
その傾斜角度の絶対値が0度を越え20度以下の範囲で
あることを特徴とする請求項4の変形筬。 - 【請求項6】 筬羽の上顎面と下顎面が正方向の傾斜面
となった筬のメインノズル側端部領域が、筬のメインノ
ズル側端部から5cm以上で30cm以下の範囲内であ
ることを特徴とする請求項4の変形筬。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7073893A JPH06264334A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 緯入れ方法及びそれに用いる変形筬 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7073893A JPH06264334A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 緯入れ方法及びそれに用いる変形筬 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06264334A true JPH06264334A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13440163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7073893A Pending JPH06264334A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 緯入れ方法及びそれに用いる変形筬 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06264334A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1015725A3 (nl) * | 2003-10-20 | 2005-07-05 | Picanol Nv | Riet voor een weefmachine. |
| CN101957272A (zh) * | 2010-09-29 | 2011-01-26 | 江苏万工科技集团有限公司 | 用于现场测量辅助喷嘴喷射性能的气流探测器 |
| JP2016172937A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 株式会社豊田自動織機 | エアジェット織機における緯入れ制御方法及びエアジェット織機における緯入れ装置 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP7073893A patent/JPH06264334A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1015725A3 (nl) * | 2003-10-20 | 2005-07-05 | Picanol Nv | Riet voor een weefmachine. |
| CN101957272A (zh) * | 2010-09-29 | 2011-01-26 | 江苏万工科技集团有限公司 | 用于现场测量辅助喷嘴喷射性能的气流探测器 |
| JP2016172937A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 株式会社豊田自動織機 | エアジェット織機における緯入れ制御方法及びエアジェット織機における緯入れ装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030212 |