JPH062710B2 - 光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体の製造法 - Google Patents
光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体の製造法Info
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- JPH062710B2 JPH062710B2 JP60139045A JP13904585A JPH062710B2 JP H062710 B2 JPH062710 B2 JP H062710B2 JP 60139045 A JP60139045 A JP 60139045A JP 13904585 A JP13904585 A JP 13904585A JP H062710 B2 JPH062710 B2 JP H062710B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテ
ノン類の製造法に関する。更に詳細には本発明はグルコ
ースから容易に得られる合成中間体を出発原料にして、
その骨格を構成する不斉炭素原子を有効に活用して、化
学変換によりR配位の光学活性4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノ類を製造する方法に関する。
ノン類の製造法に関する。更に詳細には本発明はグルコ
ースから容易に得られる合成中間体を出発原料にして、
その骨格を構成する不斉炭素原子を有効に活用して、化
学変換によりR配位の光学活性4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノ類を製造する方法に関する。
かかる製造法によれば、種々の薬理作用を有するプロス
タグランジンあるいは制ガン作用を有するメイタンシン
等の種々の医薬品の製造中間体となる光学活性な4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノン類を高収率で、しかも
光学的に純粋に得ることができかかる製造法は立体化学
上極めて意義ある製造法である。
タグランジンあるいは制ガン作用を有するメイタンシン
等の種々の医薬品の製造中間体となる光学活性な4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノン類を高収率で、しかも
光学的に純粋に得ることができかかる製造法は立体化学
上極めて意義ある製造法である。
従来、(R)−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンを
含む光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン
類の製造法としては、例えば次のような製造法が知られ
ている。
含む光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン
類の製造法としては、例えば次のような製造法が知られ
ている。
すなわち、 (1) シクロペンタジエンから得られるジアセトキシシ
クロペント−1−エンを酵素により加水分解して、3
(R)−アセトキシ−5(R)−ヒドロキシシクロペント−1
−エンを得、次いでこれを二酸化マンガンで酸化して、
4(R)−アセトキシシクロペント−2−エン−1−オン
を製造する方法(テトラヘドロン,32,1713−1718(197
7),テトラヘドロン,32,1893(1977)参照)、 (2) 出発化合物としてD−酒石酸を用い、これを4工
程の操作によりD−1,4−ジョード−2,3−イソプロピリ
デンジオキシブタンとし、これとリチオ化合物とを反応
させて次いで加水分解し、(R)−4−ヒドロキシ−2−
シクロペンテノンを製造する方法(テトラヘドロン・レ
ターズ,10,759〜762(1976)参照)、 (3) 出発物質として、微生物の代謝産物であるテライ
ンという化合物より、5工程を経て4(R)−アセトキシ
−2−シクロペンテノンを製造する方法(テトラヘドロ
ンレターズ,(29),2553〜2556(1978)参照)、 (4) 2,4,6−トリクロロフエノールを、塩素で反応せし
めて、3,5,5−トリクロロ−1,4−ジヒドロキシシクロペ
ント−2−エン−1−カルボン酸を得、これをブルシン
にて光学分割し、次いて4工程の操作を経て、(R)−4
−t−ブチルジメチルシロキシシクロペント−2−エノ
ンを製造する方法(テトラヘドロンレターズ,1539〜42
(1979)(17)参照)、 (5) 1−シクロペンテン−3,5−ジオンをキラルなビナ
フトール化合物とアルコールと水素化リチウムアルミニ
ウムとから得られる化合物で不斉還元して4(R)−ヒド
ロキシ−2−シクロペンテノンを得、この水酸基を必要
に応じて保護して製造する方法(野依ら、特開昭56−12
3932;ピユアー・アンド・アプライド・ケミストリ,5
3(1981)参照)、 (6) d−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンと光
学分割剤を結合させ、生成物を2つのジアステレオマー
として分離した後分割剤を反応で脱保護して光学活性体
を得、この水酸基を必要に応じて保護して製造する方法
(羽里ら、特開昭57−159777および野依ら、テトラヘド
ロン・レターズ,23,4057(1982)参照)、 (7) d−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンをオ
ルト−フタル酸のハーフエステル体とし、これを光学活
性アミンとの塩として、再結晶により一方の異性体を分
離し、脱保護して光学活性体を得、水酸基を必要に応じ
て保護して製造する方法(渡辺ら、特開昭57−14560参
照)。
クロペント−1−エンを酵素により加水分解して、3
(R)−アセトキシ−5(R)−ヒドロキシシクロペント−1
−エンを得、次いでこれを二酸化マンガンで酸化して、
4(R)−アセトキシシクロペント−2−エン−1−オン
を製造する方法(テトラヘドロン,32,1713−1718(197
7),テトラヘドロン,32,1893(1977)参照)、 (2) 出発化合物としてD−酒石酸を用い、これを4工
程の操作によりD−1,4−ジョード−2,3−イソプロピリ
デンジオキシブタンとし、これとリチオ化合物とを反応
させて次いで加水分解し、(R)−4−ヒドロキシ−2−
シクロペンテノンを製造する方法(テトラヘドロン・レ
ターズ,10,759〜762(1976)参照)、 (3) 出発物質として、微生物の代謝産物であるテライ
ンという化合物より、5工程を経て4(R)−アセトキシ
−2−シクロペンテノンを製造する方法(テトラヘドロ
ンレターズ,(29),2553〜2556(1978)参照)、 (4) 2,4,6−トリクロロフエノールを、塩素で反応せし
めて、3,5,5−トリクロロ−1,4−ジヒドロキシシクロペ
ント−2−エン−1−カルボン酸を得、これをブルシン
にて光学分割し、次いて4工程の操作を経て、(R)−4
−t−ブチルジメチルシロキシシクロペント−2−エノ
ンを製造する方法(テトラヘドロンレターズ,1539〜42
(1979)(17)参照)、 (5) 1−シクロペンテン−3,5−ジオンをキラルなビナ
フトール化合物とアルコールと水素化リチウムアルミニ
ウムとから得られる化合物で不斉還元して4(R)−ヒド
ロキシ−2−シクロペンテノンを得、この水酸基を必要
に応じて保護して製造する方法(野依ら、特開昭56−12
3932;ピユアー・アンド・アプライド・ケミストリ,5
3(1981)参照)、 (6) d−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンと光
学分割剤を結合させ、生成物を2つのジアステレオマー
として分離した後分割剤を反応で脱保護して光学活性体
を得、この水酸基を必要に応じて保護して製造する方法
(羽里ら、特開昭57−159777および野依ら、テトラヘド
ロン・レターズ,23,4057(1982)参照)、 (7) d−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンをオ
ルト−フタル酸のハーフエステル体とし、これを光学活
性アミンとの塩として、再結晶により一方の異性体を分
離し、脱保護して光学活性体を得、水酸基を必要に応じ
て保護して製造する方法(渡辺ら、特開昭57−14560参
照)。
等が知られている。
これらの方法においては、(1)の方法は得られる4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノン類の光学収率が充分に
満足し得るものではなく、またそのトータル収率も低い
ものであり、(2),(3)の方法にあつては天然物を出発原
料にしているので光学収率は高いが、(3)の方法によれ
ば入手が困難なテラインという化合物を出発物質として
用いている。(4)の方法にあつては、製造工程において
光学分割を行うものであり、トータル収率も充分に満足
し得るものではない。(5)の方法は原料である1−シク
ロペンテン−3,5−ジオンが出発原料として高価で入手
が比較的困難であるものを用いるという難点がある。さ
らに(6),(7)の光学分割による方法では一方の光学活性
体として利用出来るものは理論的にも高々50%であ
り、トータル収率も充分ではない。
ドロキシ−2−シクロペンテノン類の光学収率が充分に
満足し得るものではなく、またそのトータル収率も低い
ものであり、(2),(3)の方法にあつては天然物を出発原
料にしているので光学収率は高いが、(3)の方法によれ
ば入手が困難なテラインという化合物を出発物質として
用いている。(4)の方法にあつては、製造工程において
光学分割を行うものであり、トータル収率も充分に満足
し得るものではない。(5)の方法は原料である1−シク
ロペンテン−3,5−ジオンが出発原料として高価で入手
が比較的困難であるものを用いるという難点がある。さ
らに(6),(7)の光学分割による方法では一方の光学活性
体として利用出来るものは理論的にも高々50%であ
り、トータル収率も充分ではない。
このように従来の、光学活性な4(R)−ヒドロキシ−2
−シクロペンテノン類の製造法は、必ずしも工業的に優
れたものとは言えないものである。
−シクロペンテノン類の製造法は、必ずしも工業的に優
れたものとは言えないものである。
そこで本発明者らは、容易に入手し得る化合物で光学純
度が高く、またトータル収率も高い、工業的に有利な4
(R)−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造法を
見出すべく鋭意研究した。その結果D−グルコースの骨
格炭素の不斉炭素を利用し、D−グルコースより容易に
得られる合成中間体を原料に、この不斉炭素を生かしつ
つ化学変換することにより、光学純度の高い4R−ヒド
ロキシ−2−シクロペンテノン類が得られることを見出
し、本発明に到達した。
度が高く、またトータル収率も高い、工業的に有利な4
(R)−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造法を
見出すべく鋭意研究した。その結果D−グルコースの骨
格炭素の不斉炭素を利用し、D−グルコースより容易に
得られる合成中間体を原料に、この不斉炭素を生かしつ
つ化学変換することにより、光学純度の高い4R−ヒド
ロキシ−2−シクロペンテノン類が得られることを見出
し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、下記式(I) (式中Rはベンジル基を表わす。) で表わされる1−ニトロ−1−シクロペンテン体を酸の
存在下鉛と接触させ、下記式(II) (式中Rは上記に同じ。) で表わされるシクロペンタノン体を得、次いでこれを脱
水反応に付すことを特徴とする下記式(III) (式中Rは上記に同じ。) で表わされる光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペン
テノン誘導体の製造法である。
存在下鉛と接触させ、下記式(II) (式中Rは上記に同じ。) で表わされるシクロペンタノン体を得、次いでこれを脱
水反応に付すことを特徴とする下記式(III) (式中Rは上記に同じ。) で表わされる光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペン
テノン誘導体の製造法である。
尚、前記式(I)の化合物を製造する方法の例として、下
記式(VI) (式中Rはベンジル基を表わす。) で表わされるニトロオレフイン体を還元し、下記式(VI
I) (式中Rは上記に同じ。) で表わされるニトロアルカン体を得、これを加水分解反
応に付し下記式(VIII (式中Rは上記に同じ。) で表わされるジオール体とし、さらにこれを酸化開裂反
応に付し、下記式(IV) (式中Rは上記に同じ。) で表わされる5−ニトロペンタナール体とし、さらにこ
れを塩基存在下に閉環せしめ、下記式(V) (式中Rは上記に同じ。) で表わされる2−ニトロ−1−シクロペンタノール体を
得、次いでこれを脱水反応に付し下記式(I) (式中Rはベンジル基を表わす。) で表わされる1−ニトロ−1−シクロペンテン体を得る
方法があげられる。この製造法は以下の如きフローシー
トで示される。
記式(VI) (式中Rはベンジル基を表わす。) で表わされるニトロオレフイン体を還元し、下記式(VI
I) (式中Rは上記に同じ。) で表わされるニトロアルカン体を得、これを加水分解反
応に付し下記式(VIII (式中Rは上記に同じ。) で表わされるジオール体とし、さらにこれを酸化開裂反
応に付し、下記式(IV) (式中Rは上記に同じ。) で表わされる5−ニトロペンタナール体とし、さらにこ
れを塩基存在下に閉環せしめ、下記式(V) (式中Rは上記に同じ。) で表わされる2−ニトロ−1−シクロペンタノール体を
得、次いでこれを脱水反応に付し下記式(I) (式中Rはベンジル基を表わす。) で表わされる1−ニトロ−1−シクロペンテン体を得る
方法があげられる。この製造法は以下の如きフローシー
トで示される。
本発明の製法では、出発原料として、前記式(VI)で表
わされるニトロオレフイン体を用いる。かかる化合物は
D−グルコースより、従来知られた方法により容易に得
ることが出来る(フレタン・オフ・ケミカル・ソサイエ
テイー,ジヤパン,46,3203(1973)参照)。すなわちD
−グルコースのアセトニド体のC−3位の水酸基をベン
ジル基で保護した後にC−5,C−6位のアセトニドを
選択的に加水分解し、生成するグリコール基をメタ過ヨ
ウ素酸ナトリウムで酸化開裂し、アルデヒド体とし、こ
れにニトロメタンを付加させ、生成する縮合体を脱水し
てニトロオレフイン体(VI)が容易に得られる。
わされるニトロオレフイン体を用いる。かかる化合物は
D−グルコースより、従来知られた方法により容易に得
ることが出来る(フレタン・オフ・ケミカル・ソサイエ
テイー,ジヤパン,46,3203(1973)参照)。すなわちD
−グルコースのアセトニド体のC−3位の水酸基をベン
ジル基で保護した後にC−5,C−6位のアセトニドを
選択的に加水分解し、生成するグリコール基をメタ過ヨ
ウ素酸ナトリウムで酸化開裂し、アルデヒド体とし、こ
れにニトロメタンを付加させ、生成する縮合体を脱水し
てニトロオレフイン体(VI)が容易に得られる。
かかる出発原料からの変換工程については順に説明す
る。
る。
<工程1(還元反応):(VI)→(VII)> ニトロオレフイン体(VIは公知の方法(例えばザ・ジヤ
ーナル・オフ・オルガニツク・ケミストリー,34,2628
(1969)参照)により還元反応に付しニトロアルカン体
(VII)に変換される。還元には例えば水素化ホウ素ナ
トリウムの水溶液をメタノール中のニトロオレフイン体
(VIに添加することによつて、反応が進行し定量的にニ
トロアルカン体(VII)が得られる。
ーナル・オフ・オルガニツク・ケミストリー,34,2628
(1969)参照)により還元反応に付しニトロアルカン体
(VII)に変換される。還元には例えば水素化ホウ素ナ
トリウムの水溶液をメタノール中のニトロオレフイン体
(VIに添加することによつて、反応が進行し定量的にニ
トロアルカン体(VII)が得られる。
<工程2(加水分解反応):(VII)→(VIII)> ニトロアルカン体(VII)は酸による加水分解反応によ
り、アセトニド基を脱離させる。酸としては塩酸,硫
酸,等の無機酸,酢酸,トリフルオロ酢酸等の有機酸が
用いられ、特に好ましくは30〜40%塩酸が用いられ
る。反応をスムーズに進行させるために水とテトラヒド
フラン,ジオキサン等の混合媒体が用いられる。用いら
れる媒体はニトロアルカン体(VII)1重量部に対して
1〜100重量部、好ましくは1〜50重量部であり、
酸は1〜50重量部好ましくは1〜30重量部である。
反応混合物は例えば酢酸エチルのトルエン等で抽出し、
抽出物を通常の方法で後処理して、カラムクロマトグラ
フイー等の手段で精製することにより目的物(VIII)を
得ることが出来る。
り、アセトニド基を脱離させる。酸としては塩酸,硫
酸,等の無機酸,酢酸,トリフルオロ酢酸等の有機酸が
用いられ、特に好ましくは30〜40%塩酸が用いられ
る。反応をスムーズに進行させるために水とテトラヒド
フラン,ジオキサン等の混合媒体が用いられる。用いら
れる媒体はニトロアルカン体(VII)1重量部に対して
1〜100重量部、好ましくは1〜50重量部であり、
酸は1〜50重量部好ましくは1〜30重量部である。
反応混合物は例えば酢酸エチルのトルエン等で抽出し、
抽出物を通常の方法で後処理して、カラムクロマトグラ
フイー等の手段で精製することにより目的物(VIII)を
得ることが出来る。
<工程3(酸化開裂反応):(VIII)→(IV)> ジオール体(VIII)は通常のジオール開裂反応によつて
容易に目的の5−ニトロペンタナール体(IVとすること
が出来る。反応条件は公知の方法(ブレタン・ケミカル
・ソサイエテイー・オブ・ジヤパン,51,3595(1978)参
照)より選ばれる。すなわち例えばメタ過ヨウ素酸ナト
リウムとジオール体(VIII)とを、メタノールなどのア
ルコールと水との混合溶媒中で室温で反応させることに
よつて好ましく行なわれる。
容易に目的の5−ニトロペンタナール体(IVとすること
が出来る。反応条件は公知の方法(ブレタン・ケミカル
・ソサイエテイー・オブ・ジヤパン,51,3595(1978)参
照)より選ばれる。すなわち例えばメタ過ヨウ素酸ナト
リウムとジオール体(VIII)とを、メタノールなどのア
ルコールと水との混合溶媒中で室温で反応させることに
よつて好ましく行なわれる。
<工程4(環化反応):(IV→(V)> 生成した5−ニトロペンタナール体(IV)は分子内縮合
環化反応により2−ニトロペンタノール体(V)に導びか
れる。環化反応は塩基によつて触媒される。用いられる
塩基としてはトリメチルアミン,トリエチルアミン,ジ
イソプロピルシクロヘキシルアミン等の三級アミン類,
特に好ましくはトリエチルアミンが用いられる。用いら
れる塩基の量は5−ニトロペンタナール体1重量部(I
V)に対して0.05〜0.5重量部、好ましくは0.2〜0.3重量
部が良い。反応は有機媒体中で行なわれ、特に好ましく
はジメチルホルムアミドが選ばれる。反応は−10℃〜
50℃で進行し、通常は0℃付近で冷却しながら塩基を
添加し、その後反応を完結するために20℃〜30℃で
さらに撹拌する。反応混合物は冷希塩酸等で用いた塩基
を中和して反応を中止した後に通常の方法によつて抽
出,分離,精製し,目的物(V)が得られる。
環化反応により2−ニトロペンタノール体(V)に導びか
れる。環化反応は塩基によつて触媒される。用いられる
塩基としてはトリメチルアミン,トリエチルアミン,ジ
イソプロピルシクロヘキシルアミン等の三級アミン類,
特に好ましくはトリエチルアミンが用いられる。用いら
れる塩基の量は5−ニトロペンタナール体1重量部(I
V)に対して0.05〜0.5重量部、好ましくは0.2〜0.3重量
部が良い。反応は有機媒体中で行なわれ、特に好ましく
はジメチルホルムアミドが選ばれる。反応は−10℃〜
50℃で進行し、通常は0℃付近で冷却しながら塩基を
添加し、その後反応を完結するために20℃〜30℃で
さらに撹拌する。反応混合物は冷希塩酸等で用いた塩基
を中和して反応を中止した後に通常の方法によつて抽
出,分離,精製し,目的物(V)が得られる。
<工程5(脱水反応):(V)→(I)> 2−ニトロシクロペンタノール体(V)は脱水反応により
1−ニトロ−1−シクロペンテン体(I)に変換される。
脱水反応はメタンスルホニルクロリドと有機塩基を用い
て行なわれる。用いられるメタンスルホニルクロリドは
原料である上記式(V)の2−ニトロペンタナール体に対
して0.5〜10当量、特に好ましくは2〜3当量を用い
る。ここで用いられる有機塩基としては、アミン類が好
ましく、かかるアミン類としては例えば、4,4−ジメチ
ル−アミノピリジン,ピリジン,トリエチルアミン,ジ
イソプロピルシクロヘキシルアミン,イソプロピルジメ
チルアミン,ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げら
れ、なかでも特にトリエチルアミンが好ましい。この有
機塩基は1〜10当量、好ましくは4〜6当量の範囲で
用いられる。
1−ニトロ−1−シクロペンテン体(I)に変換される。
脱水反応はメタンスルホニルクロリドと有機塩基を用い
て行なわれる。用いられるメタンスルホニルクロリドは
原料である上記式(V)の2−ニトロペンタナール体に対
して0.5〜10当量、特に好ましくは2〜3当量を用い
る。ここで用いられる有機塩基としては、アミン類が好
ましく、かかるアミン類としては例えば、4,4−ジメチ
ル−アミノピリジン,ピリジン,トリエチルアミン,ジ
イソプロピルシクロヘキシルアミン,イソプロピルジメ
チルアミン,ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げら
れ、なかでも特にトリエチルアミンが好ましい。この有
機塩基は1〜10当量、好ましくは4〜6当量の範囲で
用いられる。
反応温度は0〜50℃で、好ましくは 10〜40℃であり、原料化合物が消失するのを薄層ク
ロマトグラフイー等で追跡することにより反応の終点を
確認することができる。反応時間は通常は、0.5〜10
時間である。反応をスムーズに進行させるために溶媒を
用いても良い。かかる溶媒としては、例えば、ジクロロ
メタン,クロロホルム,四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素;エーテル,テトラヒドロフラン等のエーテル類;
ベンゼン,トルエン,ペンタン,ヘキサン,シクロヘキ
サン等の炭化水素類が用いられ、好ましくはジクロロメ
タンまたはエーテルが用いられる。反応生成物(I)は反
応混合物を通常の手段で、例えば抽出,水洗,乾燥,ク
ロマトグラフイー等で精製取することが出来る。
ロマトグラフイー等で追跡することにより反応の終点を
確認することができる。反応時間は通常は、0.5〜10
時間である。反応をスムーズに進行させるために溶媒を
用いても良い。かかる溶媒としては、例えば、ジクロロ
メタン,クロロホルム,四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素;エーテル,テトラヒドロフラン等のエーテル類;
ベンゼン,トルエン,ペンタン,ヘキサン,シクロヘキ
サン等の炭化水素類が用いられ、好ましくはジクロロメ
タンまたはエーテルが用いられる。反応生成物(I)は反
応混合物を通常の手段で、例えば抽出,水洗,乾燥,ク
ロマトグラフイー等で精製取することが出来る。
<工程6(ニトロオレフインの還元反応):(I)→(I
I)> ニトロオレフイン体(I)は次にニトロオレフインの官能
基を還元してケトン体(II)に変換される。還元は活性
化された鉛の存在下に酸性雰囲気下に行なわれる。ここ
で用いられる鉛は活性化されたものが必須であり、例え
ばあらかじめ濃硝酸溶液に30分〜2時間ひたしたも
の、または鉛板を電極として用いて例えば塩化メチレン
−20%過塩素酸−ジオキサン中で電流を流すことによ
つて活性化したものが用いられる。用いる鉛は原料のニ
トロオレフイン体(I)1重量部に対して0.5〜100重量
部、特に好ましくは2〜10重量部が良い。反応は鉛の
活性化に用いた媒体中、すなわち塩化メチレン、ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素0.5〜100容,15
〜25%過塩素酸4容,ジオキサン,テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類0.1〜0.5容量中ではげしく撹拌し、途
中に生成するオキシムをホルマリン水溶液(30〜40
%)を0.1〜5突量加えることにより達成される。これ
によつてオキシム基が交換され、目的のケトン体(II)
が生成する。
I)> ニトロオレフイン体(I)は次にニトロオレフインの官能
基を還元してケトン体(II)に変換される。還元は活性
化された鉛の存在下に酸性雰囲気下に行なわれる。ここ
で用いられる鉛は活性化されたものが必須であり、例え
ばあらかじめ濃硝酸溶液に30分〜2時間ひたしたも
の、または鉛板を電極として用いて例えば塩化メチレン
−20%過塩素酸−ジオキサン中で電流を流すことによ
つて活性化したものが用いられる。用いる鉛は原料のニ
トロオレフイン体(I)1重量部に対して0.5〜100重量
部、特に好ましくは2〜10重量部が良い。反応は鉛の
活性化に用いた媒体中、すなわち塩化メチレン、ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素0.5〜100容,15
〜25%過塩素酸4容,ジオキサン,テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類0.1〜0.5容量中ではげしく撹拌し、途
中に生成するオキシムをホルマリン水溶液(30〜40
%)を0.1〜5突量加えることにより達成される。これ
によつてオキシム基が交換され、目的のケトン体(II)
が生成する。
<工程7(脱水反応):(II)→(III)> 得られたシクロペンタノン体(II)は工程5で行なつた
と同様の脱水反応により容易に目的の生成物である光学
活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体(II
I)に導びかれる。
と同様の脱水反応により容易に目的の生成物である光学
活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体(II
I)に導びかれる。
以上の如くして、種々のプロスタグランジン類の合成中
間体となり得る光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン類を、D−グルコースにより容易に入手し得
る合成中間体より高い光学収率で効率よく製造すること
ができる。
間体となり得る光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン類を、D−グルコースにより容易に入手し得
る合成中間体より高い光学収率で効率よく製造すること
ができる。
本発明方法の特徴は不斉炭素が天然のD−グルコースよ
り由来するものであり、光学純度は非常に高いものであ
り、化学変換の工程により光学純度が低下する可能性は
なく、4Rの絶対構造の光学活性4−ヒドロキシ−2−
シクロペンテノン体が得られる所にある。また中間体と
しての上記式(I),(II)も光学活性中間体として有用
であり、本発明方法は新規で有利な方法と言える。
り由来するものであり、光学純度は非常に高いものであ
り、化学変換の工程により光学純度が低下する可能性は
なく、4Rの絶対構造の光学活性4−ヒドロキシ−2−
シクロペンテノン体が得られる所にある。また中間体と
しての上記式(I),(II)も光学活性中間体として有用
であり、本発明方法は新規で有利な方法と言える。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
参考例1 (500mg,1.56mmol)を秤り、メタノール(5ml)に
溶かして氷浴で0℃に冷却した。これに水(1ml)に溶
かした水素化ホウ素ナトリウム(88.2mg,2.33mmol)を
ゆつくり加えた。混合物は室温で6時間かきまぜる。反
応液は冷5%塩酸に注入して反応を中止し、酢酸エチル
ートルエン(1:1)で抽出した。抽出液は飽和食塩水
洗(1回)、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧留去した。
得られる油状物はカラム(SiO2、ヘキサン−酢酸エ
チル=3:1)で精 れた。
溶かして氷浴で0℃に冷却した。これに水(1ml)に溶
かした水素化ホウ素ナトリウム(88.2mg,2.33mmol)を
ゆつくり加えた。混合物は室温で6時間かきまぜる。反
応液は冷5%塩酸に注入して反応を中止し、酢酸エチル
ートルエン(1:1)で抽出した。抽出液は飽和食塩水
洗(1回)、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧留去した。
得られる油状物はカラム(SiO2、ヘキサン−酢酸エ
チル=3:1)で精 れた。
bp:130−135℃(0.02mm) ▲〔α〕22 D▼:−44.28(C,1.57,CHCl3) 元素分析:計算値 C16H21NO6:C,59.43;H6.55 実験値 C,59.34;H,6.63 スペクトルデーター IR(neat):3042,3017,1554(NO2),1490,1448 1426,1372(NO2),1347,1252,1210,1160, 1072,1017,885,852,785,757,732,692cm-1 1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:1.30,1.46(s,6H,CH3), 2.44(m,2H,CH2),3.83(d,J=3.6Hz,1H,CH-0), 4.07〜4.79(m,6H,CH2ph,CH2NO2,CH-O), 5.86(d,J=3.6Hz,1H,O-CH-O),7.29(s,5H,ph-H) 参考例2 (500mg,1.55mmol)を秤り、水(2ml)とテトラヒ
ドロフラン(1ml)に溶かし、氷浴で0℃に冷却した。
36%塩酸(2ml)をゆつくり加え室温で10時間かき
まぜた。反応混合物は酢酸エチル−トルエン(1:1)
で抽出し抽出液は飽和食塩水洗(1回)したのちさらに
乾燥(Na2SO4)し溶媒を減圧留去した。得られた油状物
はカラムクロマト(SiO2,ヘキサン−酢 mg(収率92%)得られた。
ドロフラン(1ml)に溶かし、氷浴で0℃に冷却した。
36%塩酸(2ml)をゆつくり加え室温で10時間かき
まぜた。反応混合物は酢酸エチル−トルエン(1:1)
で抽出し抽出液は飽和食塩水洗(1回)したのちさらに
乾燥(Na2SO4)し溶媒を減圧留去した。得られた油状物
はカラムクロマト(SiO2,ヘキサン−酢 mg(収率92%)得られた。
▲〔α〕16 D▼:+11.23(C,4.12)CHCl3 元素分析:計算値 C13H17NO6:C,55.12;H,6.05 実験値:C,55.05;H,6.16 スペクトルデーター IR(neat):3380(OH),3068,3035,1555(NO2), 1500,1455,1432,1380(NO2),1350,1209,1116, 1062,739,7001 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:2.24(m,2H,CH2),3.49-4.67 (m,9H,CH2NO2,CH2ph,CH-O,OH),4.93 (d,J =16.1Hz,O-CH-O),5.34(d,J=3.8Hz,O-CH-O), 7.27(s,SH,ph-H). 参考例3 (500mg,1.77mmol)を秤りメタノール(10ml)と
水(3ml)に溶かした。混合物は氷浴で0℃に冷却し、
イオン交換水(5ml)にメタ過ヨウ素酸ナトリウム(4
9.2mg,2.30mmol)を溶かした溶液をゆつくり加え、室
温で10時間かきまぜた。反応混合物は過し、液は
酢酸エチル−トルエン(1:1)で抽出した。抽出液は
飽和食塩洗(1回)、乾燥(Na2SO4)し、溶媒は減圧留
去した。得られた油状物はカラクロマト(SiO2,ヘキサ
ン−酢酸エチル=1 %)得られた。
水(3ml)に溶かした。混合物は氷浴で0℃に冷却し、
イオン交換水(5ml)にメタ過ヨウ素酸ナトリウム(4
9.2mg,2.30mmol)を溶かした溶液をゆつくり加え、室
温で10時間かきまぜた。反応混合物は過し、液は
酢酸エチル−トルエン(1:1)で抽出した。抽出液は
飽和食塩洗(1回)、乾燥(Na2SO4)し、溶媒は減圧留
去した。得られた油状物はカラクロマト(SiO2,ヘキサ
ン−酢酸エチル=1 %)得られた。
bp 140〜145℃(0.02mm) ▲〔α〕17 D▼-24.91(C,5.00,CHCl3) 元素分析:計算値 C13H15NO6:C,55.51;H,5.38 実験値:C,55.63;H,5.46 スペクトルデーター IR(neat):3041,3020,2710(CHO),1725(CHO), 1555(NO2),1495,1452,1431,1376(NO2), 1156,1068,916,878,751,699cm-1 1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:2.38(m,2H,CH2),3.92 (d,J=3.6Hz,1H,CH-O),4.35(t,J=6.4Hz,2H, CH2NO2),4.67(ABq,J=11Hz,2H,CH2ph),5.38 (m,1H,CH-OCO),7.33(s,5H,ph-H)7.97 (brs,1H,OCHO),9.61(s,1H,CHO). 参考例4 (505mg、1.80mmol)を秤りジメチルホルムアミド
(3ml)に溶かした。氷浴で0℃に冷却しながらトリエ
チルアミン(36.4mg,0.36mmol)を加えた。室温下で6
時間かきまぜたのち、反応混合物は5%冷希塩酸に注入
して反応を中止した。酢酸エチルで抽出し、抽出液は飽
和食塩水洗(1回)、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧留
去した。得られる油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキ
サン−酢酸エチル=2:1)で られた。
(3ml)に溶かした。氷浴で0℃に冷却しながらトリエ
チルアミン(36.4mg,0.36mmol)を加えた。室温下で6
時間かきまぜたのち、反応混合物は5%冷希塩酸に注入
して反応を中止した。酢酸エチルで抽出し、抽出液は飽
和食塩水洗(1回)、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧留
去した。得られる油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキ
サン−酢酸エチル=2:1)で られた。
▲〔α〕18 D▼:-5.62(C,2.75,CHCl3) 元素分析 計算値C13H15NO6:C,55.51;H,5.38 実験値:C,55.40;H,5.29 スペクトルデーター IR(neat):3400(OH),3045,3020,1722(CHO), 1555(NO2),1498,1454,1372(NO2),1170,1121 782,760,697cm-1 1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:2.00〜3.50(m,3H,CH2, CHNO2),3.70〜4.25(m,1H,CH-O),4.30〜4.90 m,1H,CH-O),4.67(S,2H,CH2ph),5.18(m,1H,38 CH-OCO),7.32(s,5H,phH),7.97(brs,1H, OCOH). 参考例5 (120mg,0.43mmol)を秤りエーテル(8ml)に溶か
しこれを氷浴で0℃に冷却した。トリエチルアミン(0.
24ml,1.72mmol)を加え、続いて塩化メタンスルホニル
(53μ,0.69mmol)をゆつくり滴下し、0℃で10分
間かきまぜた後、徐々に加熱し5時間加熱還流した。反
応混合物は冷5%希塩酸に注入して反応を中止し、酢酸
エチル−トルエン(1:1)で抽出した。抽出液は飽和
食塩水洗、乾燥(Na2SO4)し溶媒を減圧留去した。残つ
た油状物はカラムクロマトグラフイー(SiO2,ヘキサ 103mg(収率95%)で得られた。
しこれを氷浴で0℃に冷却した。トリエチルアミン(0.
24ml,1.72mmol)を加え、続いて塩化メタンスルホニル
(53μ,0.69mmol)をゆつくり滴下し、0℃で10分
間かきまぜた後、徐々に加熱し5時間加熱還流した。反
応混合物は冷5%希塩酸に注入して反応を中止し、酢酸
エチル−トルエン(1:1)で抽出した。抽出液は飽和
食塩水洗、乾燥(Na2SO4)し溶媒を減圧留去した。残つ
た油状物はカラムクロマトグラフイー(SiO2,ヘキサ 103mg(収率95%)で得られた。
▲〔α〕20 D▼:-118.79(C,1.45)CHCl3) 元素分析 計算値:C13H13NO5:C,59.31;H,4.98 実験値:C,59.18;H,4.81 スペクトルデーター IR(neat):3080,3018,1720(C=O),1643(C=C), 1523(NO2),1451,1360(NO2),1164,1095,1064, 739,697cm-1;1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:2.51,2.81(m,1H,CH2), 3.30,3.59(m,1H,CH2),4.60(s,2H,CH2ph), 4.65(m,1H,CH-O-C=O),5.32(m,1H,εH-OBz), 6.73(m,1H,CH=C-NO2),7.25(s,5H,ph-H), 7.95(s,1H,O-CHO) 実施例1 (20mg,0.076mmol)を秤り、塩化メチレン(1m
l)、20%過塩素酸(4ml)、およびジオキサン(0.2
5ml)に溶かした。これに予め濃硝酸溶液に1時間ひた
して活性化しておいた鉛板(100mg)を加え、室温下
1時間はげしくかきまぜた。続いて37%ホルマリン
(1mlを加え5時間かきまぜた。反応液はヘキサン−塩
化メチレン−酢酸エチル(1:1:3)で抽出し、抽出
液は食塩水洗い(1回)乾燥(Na2SO4)し溶媒を減圧留
去した。得られた油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキ
サン−酢酸エチル=1 %)得られた。
l)、20%過塩素酸(4ml)、およびジオキサン(0.2
5ml)に溶かした。これに予め濃硝酸溶液に1時間ひた
して活性化しておいた鉛板(100mg)を加え、室温下
1時間はげしくかきまぜた。続いて37%ホルマリン
(1mlを加え5時間かきまぜた。反応液はヘキサン−塩
化メチレン−酢酸エチル(1:1:3)で抽出し、抽出
液は食塩水洗い(1回)乾燥(Na2SO4)し溶媒を減圧留
去した。得られた油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキ
サン−酢酸エチル=1 %)得られた。
TLC(シリカゲル;ヘキサン/ACOEt=1/1) Rf0.15 スペクトルデーター IR(neat):3400(OH),3040,3015,1741(C=O), 1627,1495,1453,1386,1155,1072,1027, 735,695cm-1;1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:1.91-2.90(m,5H, CH2CO,OH),4.07(m,1H,CH-O),4.47(m,1H, CH-OBz),4.58(s,2H,CH2ph),7.29(s,5H, ph-H) 実施例2 (10mg,0.048mmol)を秤りエーテル(1ml)に溶か
し、これを氷浴で0℃に冷却した。トリエチルアミン
(18.0mg、0.178mmol)を滴下し、続いて塩化メタンス
ルホニル(18.7mg,0.163mmol)をゆつくり加え、0℃
で30分間、室温で30分間かきまぜた。反応混合物は
冷飽和重ソウ水に注入して反応を中止し、酢酸エチル−
トルエン(1:1)で抽出した。抽出液は飽和食塩水洗
(1回)、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧留去した。残
つた油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキサン−酢酸エ
チル=4 得られた。
し、これを氷浴で0℃に冷却した。トリエチルアミン
(18.0mg、0.178mmol)を滴下し、続いて塩化メタンス
ルホニル(18.7mg,0.163mmol)をゆつくり加え、0℃
で30分間、室温で30分間かきまぜた。反応混合物は
冷飽和重ソウ水に注入して反応を中止し、酢酸エチル−
トルエン(1:1)で抽出した。抽出液は飽和食塩水洗
(1回)、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧留去した。残
つた油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキサン−酢酸エ
チル=4 得られた。
▲〔α〕16 D▼:+42.0(CHCl3,C=0.9) TLCシリカゲル:ヘキサン/酢酸エチル=1/1):Rf
0.60 スペクトルデーター IR(neat) :3040,3010,1712,(C=O),1652(C=C), 1492,1447,1346,1179,1105,
1066,787,731,692cm-1 1 HNMR(100MHz,CDCl3)δ:2.38(dd,J=18.3,2.0Hz;1H, CH-C=O),2.74(dd,J=18.3,5.8Hz,1H,CH-Cz=O), 4.67(s,2H,CH2ph),4.82(m,1H,CH-OBz),6.33 (dd,J=5.8,1.5Hz,1H,C=CH-C=O),7.44(s,5H, ph-H),7.69(dd,J=5.8,2.3Hz,1H,CH=C-C=O) 参考例6 (12.4g,44.6mmol)とニトロメタン(30ml)を秤
り氷溶で0℃に冷却した。これにトリエチルアミン
(0.90g,8.91mmol)を加え室温で12時間かきま
ぜた。反応混合物は冷5%塩酸水溶液に注入し酢酸エチ
ル−トルエン(1:1)で抽出した。有機層は飽和食塩
水で十分水洗し乾燥(Na2SO4)後、溶媒を減圧留去した。
得られる油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキサン−酢
酸エチル=3:1)で精製すると 沸点;145〜150℃(0.08mm), ▲〔α〕22 D▼:-45.15゜(C1.65,CHCl3) スペクトルデーター IR(neat):3040(OH),3045,3015,1551(NO2), 1495,1455,1377(NO2),1211,1161,1070, 1022,851,735,693cm-1 1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:1.31,1.46(s,6H,CH3), 2.70(br,1H,OH),4.08(m,2H,CH-O),4.33〜4.85 (m,6H,CH2ph,CH2-NO2,CH-O),5.86(d,J=4.0Hz, 1H,O-CH-O),7.29(s,5H,ph-H) 元素分析 計算値C16H21NO7:C,56.63;H,6.24 実験値:C,56.58;H,6.29 参考例7 (4.0g,11.8mmol)を秤り、エーテル(30ml)に溶
かし、これを氷浴で0℃に冷却した。
0.60 スペクトルデーター IR(neat) :3040,3010,1712,(C=O),1652(C=C), 1492,1447,1346,1179,1105,
1066,787,731,692cm-1 1 HNMR(100MHz,CDCl3)δ:2.38(dd,J=18.3,2.0Hz;1H, CH-C=O),2.74(dd,J=18.3,5.8Hz,1H,CH-Cz=O), 4.67(s,2H,CH2ph),4.82(m,1H,CH-OBz),6.33 (dd,J=5.8,1.5Hz,1H,C=CH-C=O),7.44(s,5H, ph-H),7.69(dd,J=5.8,2.3Hz,1H,CH=C-C=O) 参考例6 (12.4g,44.6mmol)とニトロメタン(30ml)を秤
り氷溶で0℃に冷却した。これにトリエチルアミン
(0.90g,8.91mmol)を加え室温で12時間かきま
ぜた。反応混合物は冷5%塩酸水溶液に注入し酢酸エチ
ル−トルエン(1:1)で抽出した。有機層は飽和食塩
水で十分水洗し乾燥(Na2SO4)後、溶媒を減圧留去した。
得られる油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキサン−酢
酸エチル=3:1)で精製すると 沸点;145〜150℃(0.08mm), ▲〔α〕22 D▼:-45.15゜(C1.65,CHCl3) スペクトルデーター IR(neat):3040(OH),3045,3015,1551(NO2), 1495,1455,1377(NO2),1211,1161,1070, 1022,851,735,693cm-1 1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:1.31,1.46(s,6H,CH3), 2.70(br,1H,OH),4.08(m,2H,CH-O),4.33〜4.85 (m,6H,CH2ph,CH2-NO2,CH-O),5.86(d,J=4.0Hz, 1H,O-CH-O),7.29(s,5H,ph-H) 元素分析 計算値C16H21NO7:C,56.63;H,6.24 実験値:C,56.58;H,6.29 参考例7 (4.0g,11.8mmol)を秤り、エーテル(30ml)に溶
かし、これを氷浴で0℃に冷却した。
トリエチルアミン(4.93ml,35.4mmol)を滴下し、続い
て、塩化メタンスルホニル(1.46ml)をゆつくり約30
分かけて加え、0℃で30分間、室温で10時間かきま
ぜた。反応混合物は冷5%希塩酸に注入して反応を中止
し酢酸エチル−トルエン(1:1)で抽出した。抽水液
は飽和食塩水洗、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧留去し
た。残つた油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキサ
ン−酢酸エチル=4:1)で精 た。
て、塩化メタンスルホニル(1.46ml)をゆつくり約30
分かけて加え、0℃で30分間、室温で10時間かきま
ぜた。反応混合物は冷5%希塩酸に注入して反応を中止
し酢酸エチル−トルエン(1:1)で抽出した。抽水液
は飽和食塩水洗、乾燥(Na2SO4)し、溶媒を減圧留去し
た。残つた油状物はカラムクロマト(SiO2,ヘキサ
ン−酢酸エチル=4:1)で精 た。
bp:135〜140℃(0.04mm) ▲〔α〕23 D▼:-30.46°(C,1.50,CHCl3) lit▲〔α〕23 D▼-29.1(C,0.96,CHCl3) スペクトルデーター IR(neat):3090,3040,3021,1655(C=C),1527 (NO2),1449,1372,1350(NO2),1157,1075, 1025,785,760,692cm-1 1 HNMR(60MHz,CDCl3)δ:1.31,1.47(s,6H,CH3),3.99 (d,J =3.6Hz,1H,CH-O),4.40-4.90(m,5H,CH2ph, C=CHNO2,CHO),5.93(d,J=3.6Hz,1H,O-CH-O), 7.10〜7.35(m,6H,phH,HC=C-NO2)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07B 61/00 300
Claims (4)
- 【請求項1】下記式(I) (式中Rはベンジル基を表わす。) で表わされる1−ニトロ−1−シクロペンテン体を酸の
存在下鉛と接触させ、下記式(II) (式中Rは上記に同じ。) で表わされるシクロペンタノン体を得、次いでこれを脱
水反応に付すことを特徴とする下記式(III) (式中Rは上記に同じ。) で表わされる光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペン
テノン誘導体の製造法。 - 【請求項2】酸が過塩素酸である特許請求の範囲第1項
記載の光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン
誘導体の製造法。 - 【請求項3】脱水反応をメタンスルホニルクロリド(塩
化メタンスルホニル)−有機塩基を用いて行なう特許請
求の範囲第1項または第2項記載の光学活性4−ヒドロ
キシ−2−シクロペンテノン誘導体の製造法。 - 【請求項4】有機塩基がトリエチルアミンである特許請
求の範囲第3項記載の光学活性4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60139045A JPH062710B2 (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60139045A JPH062710B2 (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62436A JPS62436A (ja) | 1987-01-06 |
| JPH062710B2 true JPH062710B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=15236175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60139045A Expired - Lifetime JPH062710B2 (ja) | 1985-06-27 | 1985-06-27 | 光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062710B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5698129B2 (ja) * | 2009-06-09 | 2015-04-08 | 国立大学法人 岡山大学 | ニトロ基含有エーテル化合物及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-06-27 JP JP60139045A patent/JPH062710B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5698129B2 (ja) * | 2009-06-09 | 2015-04-08 | 国立大学法人 岡山大学 | ニトロ基含有エーテル化合物及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62436A (ja) | 1987-01-06 |
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