JPH06280102A - 接着芯地 - Google Patents
接着芯地Info
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- JPH06280102A JPH06280102A JP5092102A JP9210293A JPH06280102A JP H06280102 A JPH06280102 A JP H06280102A JP 5092102 A JP5092102 A JP 5092102A JP 9210293 A JP9210293 A JP 9210293A JP H06280102 A JPH06280102 A JP H06280102A
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Abstract
提供する。 【構成】 基布1の表面の撥水加工処理領域上にドット
状に設けられた第1の樹脂層2と、その第1の樹脂層の
上に付着している、その第1の樹脂より融点の低い第2
の樹脂3を有する。 【効果】 接着に寄与する第2の樹脂層3が基布1の表
面から突出しているので、表地などの接着相手の生地に
深く入り込んで接着し、強固な接着を維持しながら、接
着(接触)面積を実質的に少なくできるので、接着後の
生地の風合いをソフトにできる。
Description
は、接着樹脂の逆染みを防止する下層を有する基布が更
に撥水加工されている接着芯地に関する。
して用いられる。接着芯地は、不織布、編布又は織布な
どの基布の片面にホットメルトタイプの熱可塑性樹脂を
ドット状などの様々な形状に塗布加工してあるので、こ
れらの接着芯地を表素材と共にアイロンなどで加熱・加
圧することにより両者を接着・接合させることができ
る。もっとも、ホットメルトタイプ熱可塑性樹脂のみを
担持した接着芯地を用いて表地などと加熱接着すると、
熱可塑性樹脂が芯地基布の中を通って、反対面に染み出
す現象(逆染み)があるので、基布とドット状熱可塑性
樹脂層との間に、熱可塑性樹脂層のドットの大きさにほ
ぼ相当するドット状下層を設ける。即ち、下層の樹脂に
比して上層の熱可塑性樹脂の熱可塑流動特性を大きくす
ることにより、接着芯地と表地とを貼り合わせるために
加熱加圧した際に、上層の熱可塑性樹脂は表地側へ移行
しても、下層の樹脂は流動性が低いために芯地の基布側
へ移行しにくくなり、逆染みが防止される。また、前記
の下層を設けることにより、熱可塑性樹脂層を所望の形
状又は配置で基布の上に分布させることができ、更に、
熱可塑性樹脂が表素材との接着に有効に利用されるの
で、樹脂量を増加させずに接着強度を向上させることが
できる。これらの技術は、例えば、ドイツ特許公開第2
460855号明細書や、特公昭46−20869号、
特公昭52−4671号及び特公昭57−58467号
各公報に記載されている。
従来技術においては、下層形成樹脂を基布にプリントし
て逆染み防止層を形成していたので、その上に熱可塑性
樹脂層を載せても全体が平板的或いは平面的になり易
い。従って、表地との充分な接着を保証するために、接
触面積を大きくする必要があり、結果的に風合いが硬く
なり易いという欠点があった。更に、熱可塑性樹脂層が
平面的であるため、表地との接触の際に熱可塑性樹脂が
表地の内部に深く入り込みにくくなり、特に凹凸のある
表地と接着した場合には、接着力が不足するという欠点
があった。従って、本発明の目的は、簡便な手段によっ
て熱可塑性樹脂層を基布上に突出させて設けた接着芯地
を提供することにある。
より、基布表面の撥水加工処理領域上にドット状に設け
られた第1の樹脂層と、その第1の樹脂層の上に付着し
ている、その第1の樹脂より融点の低い第2の樹脂を有
することを特徴とする接着芯地によって達成することが
できる。
なるものではなく、不織布、編物、織物、あるいはこれ
らの複合布である。不織布としては、繊維接着不織布、
接着剤結合型不織布又は水流絡合不織布などが特に適し
ている。また、フィラメント、ネット、編み物又は織物
と複合した不織布も使用することができる。
加工処理領域を有する。撥水加工処理領域は、基布の片
側表面(又は両側表面)の1部分にのみ設けても、基布
の片側表面(又は両側表面)全体に設けてもよく、更に
は基布全体を撥水加工してもよい。少なくとも、後述す
る第1の樹脂層をドット状に設ける領域(好ましくは、
それよりも少なくとも若干広い領域)を撥水加工処理領
域とすることが必要である。撥水加工処理それ自体は、
不織布、編物、織物、あるいはこれらの複合布において
通常実施されている方法をそのまま利用することができ
る。例えば、シリコーン系樹脂やフッ素系樹脂をエマル
ジョンなどの液体の形で含浸、コーティング又はプリン
トすることにより行うことができる。含浸を行うと、基
布全体が撥水加工処理され、コーティングを行うと、片
側表面全体又は両側表面全体に撥水加工処理領域を設け
ることができ、更にプリントにより、基布の片側表面の
1部分にのみ撥水加工処理領域を設けることができる。
含浸による方法が簡便でよい。
系樹脂やフッ素系樹脂は、限定されるものではないが、
例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェ
ンポリシロキサン又はパーフルオロアルキル基含有重合
体などを挙げることができる。
(JIS L1079撥水度A法)が70以上、好まし
くは70〜90の範囲にあることが望ましく、撥水度が
70より低いと第1の樹脂層を表面張力によって盛り上
がらせにくくなるため本発明の効果があまり期待でき
ず、撥水度が90を越えると表面張力が大きく働きすぎ
て基布と第1樹脂との接触面積が減り、この部分で剥離
が起きやすくなる。
基布の撥水加工処理領域上に設ける下層を形成する樹脂
であり、従来法で用いられている下層形成樹脂と異なる
ものではない。即ち、この下層の上に担持される「第2
の樹脂」と比べて、熱流動性の小さいものであればよ
く、例えばアクリル樹脂又はウレタン樹脂などが通常用
いられ、特に自己架橋タイプのものが好ましい。これら
の樹脂は、従来法と同様に、例えば、エマルジョンなど
の形態でペースト状にして、ロールプリンタなどにより
基布の片面にドット状にプリントされる。ここで、ドッ
ト状とは、従来法と同様に、基布表面上に不連続な多数
の点又は小区域から形成される模様であり、各ドットの
形状(例えば、円形、楕円形、又は正方形、長方形や六
角形などの多角形)や大きさ、或いは相互間の間隔や密
度なども従来法のものと異なるものではない。一般に、
ドット状下層の個々の大きさは約0.03〜1.2mm
2 、好ましくは0.07〜0.5mm2 であり、そのプリ
ント総面積は、基布の約6〜40%、好ましくは6〜2
0%を占める。
前記の第1の樹脂からなる下層の上に担持される熱可塑
性接着樹脂であり、従来法と同様に、第1の樹脂と比べ
て、熱流動性の大きなものであればよい。例えば、融点
が80〜120℃の低融点となるように成分を調整した
ポリエステル系共重合体、ポリアミド系共重合体、ポリ
エチレン、塩化ビニル系共重合体などを使用することが
できる。
とも1部分に撥水加工処理領域を有する基布を使用する
こと、及びその撥水加工処理領域上に前記第1の樹脂か
らなる下層を形成することを除けば、従来法と同様の方
法を用いることができ、例えば、前記ドイツ特許公開第
2460855号明細書に記載の方法を利用することが
できる。
方法は、本発明者などが、特願平4−61440号明細
書に開示した方法である。その方法を図1に沿って説明
する。基布1を、プリンタ4へ送り、基布1の片面上に
第1の樹脂による下層2をドット状にプリントする。続
いて、基布のプリント面を下向きにしてスプレーブース
5に送る。スプレーブース5では基布を水平から仰角α
が0〜90°、好ましくは約30〜60°傾け、下向き
のプリント面に向かって、パウダー塗布用スプレーガン
6により、第2の樹脂の粉末3を吹きつける。この際の
粉末3の吹きつけ速度などは適宜容易に調節することが
できる。次に、エアーノズル7により基布のプリント面
とは逆の面から空気を吹きつけ、下層上以外の基布部分
に付着した余分な粉末を除去する。なお、粉末の除去の
ために、必要に応じて振動、吸引、表面からのエアーブ
ローなどの手段を併用してもよい。続いて、基布を乾燥
機8に送り、下層の乾燥及び下層とその上の粉末とを融
着させ、接着芯地を得る。なお、本発明では、前記の方
法において、前記の基布1として、少なくとも1部分に
撥水加工処理領域を有する基布を使用すればよい。この
方法によれば、基布の下層プリント部分にのみ接着性樹
脂粉末を安定に付着させることができるので、逆染みが
生じず、ソフトな風合いが保て、充分な接着強度を有す
る接着芯地を製造することができる。
加工処理領域上に、プリントなどにより第1の樹脂層が
形成されるので、その樹脂層は表面張力によって盛り上
がり、表面から立体的に突出した形状となる。この状態
を模式的に図2に示す。図3は、撥水加工処理領域を有
さない従来の基布上に形成された平面的樹脂層を模式的
に示したものである。こうして形成された第1の樹脂層
2の樹脂が粘着性を有している間に熱可塑性樹脂粉末か
らなる第2の樹脂3を散布すると、盛り上がった形状の
第1の樹脂2の上に第2の樹脂3の付着した構造が得ら
れる。
樹脂粉末は第1の樹脂層部分(プリント部)に集中する
傾向が見られる。これは、撥水加工により基布が+(プ
ラス)に帯電し、第2の樹脂である熱可塑性樹脂粉末も
+(プラス)に帯電しているためと考えられる。このた
め、接着に寄与する第2の樹脂は、狭い面積に集中す
る。
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1 繊度1.5デニール、繊維長38mmのナイロン繊維9
0%と、繊度1.5デニール、繊維長38mmのポリエ
ステル繊維10%とからなる繊維ウエブを、長方形凸部
が一様に分布した彫刻ロールとフラットロールとからな
るカレンダーロール(表面温度195℃)に通し、シー
ル面積が8%で目付が25g/m2 のポイントシール不
織布を作成した。次いで、この不織布にメチルハイドロ
ジェンポリシロキサンを主成分とするエマルジョン〔商
品名=ゲラネックスS−3;松本油脂製薬(株)製〕を
含浸し、乾燥して撥水度70の基布を得た。この撥水加
工処理した基布に、図1に示す装置と同様の装置を用い
て接着樹脂層を形成した。まず、基布1の片面にロール
プリンタ4により、アクリル樹脂を主成分とするドット
形状(ドット数70個/cm2 )のプリント2を設け
た。プリント2の固形分付着量は5g/m2 であった。
次に、上記プリント面を下方に向けながらスプレーブー
ス5に導き、下方から粉末塗布用スプレーガン6によっ
て、粒径80〜150μmの共重合ポリアミド樹脂粉末
(融点110℃)3を50g/分の供給量で吹きつけ
た。この後、逆洗用エアーノズル7により余剰の粉末を
除去したところ、8g/m2 の粉末が付着していた。続
いて、乾燥機8により120℃で乾燥して接着芯地を得
た。得られた接着芯地の接着力及び風合いを表す値とし
て、曲げ値及び剪断値を測定し、結果を表1に示した。
なお、各試験は下記の方法によって行った。
糸からなる平織布を、フッ素系樹脂により撥水処理した
表地に、接着芯地を重ねて、ロールプレス機により温度
130℃及びゲージ圧3kgの条件で10秒間プレスし
て、表地と接着芯地とを接着したサンプルを作成する。
次いで、このサンプルを5cm×10cmにカットして
試験片を得る。得られた試験片を引張り試験機によって
引張り速度10cm/分で180度剥離し、このときの
強度を接着力とする(JIS L−1086準用)。
cm×20cmにカットして、試験片を作成する。純曲げ試
験機〔(株)カトーテック製〕の固定チャックと移動チ
ャックに、この試験片をはさみ、移動チャックを動かす
ことで試験片を一定の曲率に曲げ、それに対応する曲げ
モーメントを測定する。試験片の曲率と曲げモーメント
の関係をグラフ化し、その傾きから曲げ値(B値)を求
める。なお、曲げ値は試験片の縦方向と横方向とを測定
し、その平均値で表す。
し、この試験片を測定実寸法が5cm×20cmとなるよう
に5cmの間隔をあけて剪断試験機〔(株)カトーテック
製〕のチャック間に固定し、一方のチャックを移動させ
ることにより、試験片を一定の剪断ずり量にずらし、そ
れに対応する剪断荷重を測定する。この剪断ずり量と剪
断荷重との関係をグラフ化し、その傾きから剪断値(G
値)を求める。なお、剪断値は試験片の縦方向と横方向
とを測定し、その平均値で表す。
ドロジェンポリシロキサンを主成分とするエマルジョン
に代えて、フッ素系樹脂を主成分とするエマルジョン
〔商品名=アサヒガードAG−710;旭硝子(株)
製〕を含浸し、乾燥して作成した、撥水度80の基布を
撥水加工処理基布として用いたこと以外は、実施例1と
同様にして接着芯地を得た。得られた接着芯地の接着力
及び風合いを表す値として、曲げ値及び剪断値を測定
し、結果を表1に示した。
理を行わずにそのまま基布として用いたこと以外は、実
施例1と同様にして接着芯地を得た。得られた接着芯地
の接着力及び風合いを表す値として、曲げ値及び剪断値
を測定し、結果を表1に示した。
の接着芯地の接着力は、撥水加工処理を行わない比較例
のものよりも高くなる。しかも、曲げ値と剪断値は、実
施例1及び2の方が比較例よりも小さいので、実施例1
及び2の接着芯地を表地に接着した場合の風合いの方が
比較例の接着芯地を表地に接着した場合よりソフトにな
ることがわかる。
第2の樹脂層が基布表面から突出しているので、表地な
どの接着する相手の生地に深く入り込んで接着すること
になる。従って、強固な接着を維持しながら、接着(接
触)面積を実質的に少なくできるので、接着後の生地の
風合いをソフトにすることができる。特に、表面に凹凸
のある生地との接着の場合には、従来の接着芯地と比較
して接着強度が大きく改善される。また、製造工程にお
いて、第2の樹脂を第1の樹脂層上に効率よく付着させ
ることができる。更に、従来の接着芯地と同様に逆しみ
も生じない。
模式的に示す説明図である。
表面上に形成される第1及び第2の樹脂層を模式的に示
す断面図である。
表面上に形成される第1及び第2の樹脂層を模式的に示
す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 基布表面の撥水加工処理領域上にドット
状に設けられた第1の樹脂層と、その第1の樹脂層の上
に付着している、その第1の樹脂より融点の低い第2の
樹脂を有することを特徴とする接着芯地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09210293A JP3607307B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 接着芯地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09210293A JP3607307B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 接着芯地 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280102A true JPH06280102A (ja) | 1994-10-04 |
| JP3607307B2 JP3607307B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=14045088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09210293A Expired - Lifetime JP3607307B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 接着芯地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3607307B2 (ja) |
Cited By (5)
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1993
- 1993-03-26 JP JP09210293A patent/JP3607307B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3607307B2 (ja) | 2005-01-05 |
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