JPH0628106B2 - 磁気デイスク - Google Patents
磁気デイスクInfo
- Publication number
- JPH0628106B2 JPH0628106B2 JP59027718A JP2771884A JPH0628106B2 JP H0628106 B2 JPH0628106 B2 JP H0628106B2 JP 59027718 A JP59027718 A JP 59027718A JP 2771884 A JP2771884 A JP 2771884A JP H0628106 B2 JPH0628106 B2 JP H0628106B2
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- JP
- Japan
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- magnetic
- powder
- metal
- emu
- magnetic disk
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術の分野〕 本発明は磁気ディスクに関するものであり、とくにいわ
ゆる塗布型磁気ディスクにおいて高い保磁力、高い飽和
磁束密度を有することによってすぐれた短波長記録を達
成せんとする金属磁性粉末を用いた磁気ディスクに関す
る。
ゆる塗布型磁気ディスクにおいて高い保磁力、高い飽和
磁束密度を有することによってすぐれた短波長記録を達
成せんとする金属磁性粉末を用いた磁気ディスクに関す
る。
かかる磁気ディスクは従来より種々提案され、高密度記
録への適用が期待されているが、金属磁性粉末を用いる
場合には、長期間にわたって一定の電気特性を維持し得
ないという欠点があった。
録への適用が期待されているが、金属磁性粉末を用いる
場合には、長期間にわたって一定の電気特性を維持し得
ないという欠点があった。
この欠点は金属磁性粉末を使用する場合における宿命的
欠陥であるが、これは以下の理由によるものと考えられ
る。
欠陥であるが、これは以下の理由によるものと考えられ
る。
即ち、 金属磁性粉末は、一般に鉄、コバルト等の遷
移金属を用いているので、水分空気等の影響により酸化
腐食を受け飽和磁束密度が著しく小さくなるかもしくは
部分的な腐食によってドロップアウトを発生するため、
磁気ディスクとして使用に耐えなくなる。
移金属を用いているので、水分空気等の影響により酸化
腐食を受け飽和磁束密度が著しく小さくなるかもしくは
部分的な腐食によってドロップアウトを発生するため、
磁気ディスクとして使用に耐えなくなる。
これらの遷移金属は、一般に軟かく、容易に傷つき
易いため十分な耐摩耗性を有さず、特に同一トラックを
長時間走行させた場合塗膜摩耗による電気特性の劣化が
著るしい。
易いため十分な耐摩耗性を有さず、特に同一トラックを
長時間走行させた場合塗膜摩耗による電気特性の劣化が
著るしい。
従来このような欠点を改善するため金属磁性粉末の表面
を微少量変化し、酸化被膜を設けることにより、それ以
上の酸化腐食を防止し、かつ、その酸化被膜の硬度が、
もとの金属磁性粉末よりも高い硬度をもつことを利用し
て摩耗に対処することとしていた。
を微少量変化し、酸化被膜を設けることにより、それ以
上の酸化腐食を防止し、かつ、その酸化被膜の硬度が、
もとの金属磁性粉末よりも高い硬度をもつことを利用し
て摩耗に対処することとしていた。
しかしながら金属磁性粉末の表面に微少量の酸化被膜を
設けるといってももとの金属磁性粉末の表面の一部を酸
化することにより行なわれるものであるから、酸化が不
充分で被膜が薄すぎると耐食性能が発揮されず逆に厚い
被膜を得ようとして酸化を進めすぎると被膜が厚く耐摩
耗性は向上するものの電気特性が劣化するという問題が
あり適度の酸化被膜を設けるにはその処理に困難性があ
った。このような処理においては、金属磁性粉末のBE
T比表面積が被膜の形成要因として働き、被膜の形成状
態が、金属磁性粉末の飽和磁束密度に反映されるものと
考えられる。
設けるといってももとの金属磁性粉末の表面の一部を酸
化することにより行なわれるものであるから、酸化が不
充分で被膜が薄すぎると耐食性能が発揮されず逆に厚い
被膜を得ようとして酸化を進めすぎると被膜が厚く耐摩
耗性は向上するものの電気特性が劣化するという問題が
あり適度の酸化被膜を設けるにはその処理に困難性があ
った。このような処理においては、金属磁性粉末のBE
T比表面積が被膜の形成要因として働き、被膜の形成状
態が、金属磁性粉末の飽和磁束密度に反映されるものと
考えられる。
従来は、これらBET比表面積及び飽和磁束密度と、金
属磁性粉末表面の酸化被膜の関係に全く考慮がはらわれ
ていなかったためにその困難性が払拭され得なかったも
のと考えられる。
属磁性粉末表面の酸化被膜の関係に全く考慮がはらわれ
ていなかったためにその困難性が払拭され得なかったも
のと考えられる。
一方、従来より磁性塗膜の耐摩耗性は、モース硬度の比
較的大きい酸化金属粉末を混入することによって向上さ
せてきた。このような研摩剤は、強磁性材料とともに結
合剤、溶媒の共存下、分散機中でせん断力を与えられる
ことにより均一分散される。しかして、従来は、こと、
金属磁性粉末を塗膜中に分散させるにつき、表面に酸化
被膜を付けた金属粉末と、高いモース硬度を有する酸化
金属粉末とを分散機中に共存させてせん断力を加える
と、せっかく形成された金属粉末表面の酸化被膜がかえ
って酸化金属粉末の衝突によって損傷され金属粉末表面
に酸化被膜を設けても耐食性の向上に対する寄与が不十
分であると信じられてきた。
較的大きい酸化金属粉末を混入することによって向上さ
せてきた。このような研摩剤は、強磁性材料とともに結
合剤、溶媒の共存下、分散機中でせん断力を与えられる
ことにより均一分散される。しかして、従来は、こと、
金属磁性粉末を塗膜中に分散させるにつき、表面に酸化
被膜を付けた金属粉末と、高いモース硬度を有する酸化
金属粉末とを分散機中に共存させてせん断力を加える
と、せっかく形成された金属粉末表面の酸化被膜がかえ
って酸化金属粉末の衝突によって損傷され金属粉末表面
に酸化被膜を設けても耐食性の向上に対する寄与が不十
分であると信じられてきた。
以上のべたような理由から、従来金属磁性粉末を用いた
磁気ディスクにおいて電気特性及び耐摩耗性の両方につ
き満足しうるものが得られなかったのであり、本発明者
らは、この点につき考究したものである。
磁気ディスクにおいて電気特性及び耐摩耗性の両方につ
き満足しうるものが得られなかったのであり、本発明者
らは、この点につき考究したものである。
しかして本発明は、金属磁性粉末の特性を最大限に発揮
し、良好な電気特性を有するとともに、かつそれが長期
にわたり保証されうるだけの耐摩耗性を有する新規な磁
気ディスクを提供することを目的とするものである。
し、良好な電気特性を有するとともに、かつそれが長期
にわたり保証されうるだけの耐摩耗性を有する新規な磁
気ディスクを提供することを目的とするものである。
以上の目的のもと本発明者らは、使用すべき金属磁性粉
末の特性、研摩剤の特性、および両者の相互関係が磁気
ディスクとしての耐食性、電気特性といかなる関連を有
するかにつき種々検討した結果、結論として、耐摩耗性
の改善のためには 金属磁性粉末が表面に適度の酸化物被膜を有するこ
と 及びその酸化物被膜が磁気ヘッドとの摺接による摩
耗の影響をできる限り受けないこと このためには磁性塗膜表面部において、摺接により
印加されるせん断応力が被膜に印加される度合を軽減す
るための硬度の高い研摩剤を介在させること しかも電気特性の劣化を小さくしかつ耐摩耗性を向
上させるためには該研摩剤ができるだけ磁性塗膜の表面
に存在する必要があること、 しかも磁性塗料調製時における分散機中においてで
きる限り金属粉末表面の酸化被膜に硬い研摩剤粒子が衝
突するという前記の問題をも回避する必要があること、 そしてこのの要求は金属磁性粉末よりも比重に
おいて充分軽い研摩剤を用いることにより、研摩剤は、
分散機内に於いて金属磁性粉末と隣接する確率も低くま
た磁性塗料を塗布した際にも研摩剤が選択的に表面部に
局在するようになることで、解決されることを新規に見
い出し、 一方、しかも電気特性を一定以上に保持させるためには 金属磁性粉末のBET比表面積に応じて適度の飽和
磁束密度を有することが必要であること及び BET比表面積の比較的小さいものは大きいものに
比し、わずかの酸化によっても緻密でしかも適度の厚み
を有する酸化被膜が得られ、飽和磁束密度をそれ程低下
させることなく良好な電気特性が得られるのに対し、B
ET比表面積が大きくなると酸化を充分行なわねばなら
ないという知見を得、 これらからの新事実に基づき、本発明をなしたもの
である。
末の特性、研摩剤の特性、および両者の相互関係が磁気
ディスクとしての耐食性、電気特性といかなる関連を有
するかにつき種々検討した結果、結論として、耐摩耗性
の改善のためには 金属磁性粉末が表面に適度の酸化物被膜を有するこ
と 及びその酸化物被膜が磁気ヘッドとの摺接による摩
耗の影響をできる限り受けないこと このためには磁性塗膜表面部において、摺接により
印加されるせん断応力が被膜に印加される度合を軽減す
るための硬度の高い研摩剤を介在させること しかも電気特性の劣化を小さくしかつ耐摩耗性を向
上させるためには該研摩剤ができるだけ磁性塗膜の表面
に存在する必要があること、 しかも磁性塗料調製時における分散機中においてで
きる限り金属粉末表面の酸化被膜に硬い研摩剤粒子が衝
突するという前記の問題をも回避する必要があること、 そしてこのの要求は金属磁性粉末よりも比重に
おいて充分軽い研摩剤を用いることにより、研摩剤は、
分散機内に於いて金属磁性粉末と隣接する確率も低くま
た磁性塗料を塗布した際にも研摩剤が選択的に表面部に
局在するようになることで、解決されることを新規に見
い出し、 一方、しかも電気特性を一定以上に保持させるためには 金属磁性粉末のBET比表面積に応じて適度の飽和
磁束密度を有することが必要であること及び BET比表面積の比較的小さいものは大きいものに
比し、わずかの酸化によっても緻密でしかも適度の厚み
を有する酸化被膜が得られ、飽和磁束密度をそれ程低下
させることなく良好な電気特性が得られるのに対し、B
ET比表面積が大きくなると酸化を充分行なわねばなら
ないという知見を得、 これらからの新事実に基づき、本発明をなしたもの
である。
しかして本発明は、可撓性支持体上に、直接又は下塗り
層を介して金属磁性粉末と研摩剤とを結合剤樹脂中に混
練分散してなる磁性塗膜を塗着してなる磁気ディスクに
おいて、該金属磁性粉末は表面に酸化物被覆層を有しそ
のBET比表面積が20m2/g以上70m2/g以下、飽
和磁束密度が100emu/g以上150emu/g以下であ
り、さらに該研摩剤が該金属磁性粉末より小さい比重を
もち、6以上のモース硬度を有することを特徴とするも
のである。
層を介して金属磁性粉末と研摩剤とを結合剤樹脂中に混
練分散してなる磁性塗膜を塗着してなる磁気ディスクに
おいて、該金属磁性粉末は表面に酸化物被覆層を有しそ
のBET比表面積が20m2/g以上70m2/g以下、飽
和磁束密度が100emu/g以上150emu/g以下であ
り、さらに該研摩剤が該金属磁性粉末より小さい比重を
もち、6以上のモース硬度を有することを特徴とするも
のである。
本発明において、使用しうる金属磁性粉末としては、金
属α−鉄粉末あるいは鉄とコバルト、ニッケル等の合金
粉末その他公知の金属粉末が適宜使用でき、またかかる
金属粉末表面に、酸化物被膜を設けるには、適度の酸化
雰囲気中に、金属粉末を一定時間在置すれば足り、とく
に緩慢な酸化性雰囲気を保つには、金属磁性粉末を有機
溶剤等の不活性・嫌水性の液体中に浸漬し、酸化性ガス
泡沫を通過させることが好ましい。
属α−鉄粉末あるいは鉄とコバルト、ニッケル等の合金
粉末その他公知の金属粉末が適宜使用でき、またかかる
金属粉末表面に、酸化物被膜を設けるには、適度の酸化
雰囲気中に、金属粉末を一定時間在置すれば足り、とく
に緩慢な酸化性雰囲気を保つには、金属磁性粉末を有機
溶剤等の不活性・嫌水性の液体中に浸漬し、酸化性ガス
泡沫を通過させることが好ましい。
またこのようにして、得られた金属磁性粉末が最終的に
飽和磁束密度が100emu/g以上150emu/g以下で、
かつBET比表面積が20m2/g以上70m2/g以下と
なるよう調整すれば足り、飽和磁束密度が100emu/g
より小さくては、磁気記録媒体とした時に残留磁束密度
が小さくなって出力が不足し、150emu/gより大いい
と耐食性能や分散性が劣り、また作業時に発火等の危険
性を伴う。また、BET比表面積が20m2/gより小さ
いと、磁気記録媒体とした時の表面平滑性が悪くなっ
て、出力が不足するとともにノイズが高くなり、70m
2/gより大きいと分散が極めて困難になる。
飽和磁束密度が100emu/g以上150emu/g以下で、
かつBET比表面積が20m2/g以上70m2/g以下と
なるよう調整すれば足り、飽和磁束密度が100emu/g
より小さくては、磁気記録媒体とした時に残留磁束密度
が小さくなって出力が不足し、150emu/gより大いい
と耐食性能や分散性が劣り、また作業時に発火等の危険
性を伴う。また、BET比表面積が20m2/gより小さ
いと、磁気記録媒体とした時の表面平滑性が悪くなっ
て、出力が不足するとともにノイズが高くなり、70m
2/gより大きいと分散が極めて困難になる。
この両者の値の調整は主に酸化性雰囲気における金属磁
性粉末の存置時間によって行なうことができるが、一般
に酸化性雰囲気は金属磁性粉末の飽和磁束密度、BET
比表面積のいずれもその値を低下させる傾向にあるの
で、原料となる金属磁性粉末自体この両者に関し適当な
値を有するものを採択する必要があろう。原料たる金属
磁性粉末のこれらの値は合成時における添加剤、及び還
元条件等公知の方法により適宜調整しうる。
性粉末の存置時間によって行なうことができるが、一般
に酸化性雰囲気は金属磁性粉末の飽和磁束密度、BET
比表面積のいずれもその値を低下させる傾向にあるの
で、原料となる金属磁性粉末自体この両者に関し適当な
値を有するものを採択する必要があろう。原料たる金属
磁性粉末のこれらの値は合成時における添加剤、及び還
元条件等公知の方法により適宜調整しうる。
一方、かかる金属磁性粉末とともに磁性塗膜に分散せし
むべき研摩剤としては、モース硬度6以上の酸化物粉末
が適宜使用できる。
むべき研摩剤としては、モース硬度6以上の酸化物粉末
が適宜使用できる。
モース硬度を6以上とするのは、金属磁性粉末表面の酸
化被膜を有効に保護するためである。このような研摩剤
としては、酸化アルミニウム、酸化クロム、酸化ケイ
素、炭化ケイ素、チッ化鉄などが挙げられる。これら研
摩剤は、金属磁性粉末に対して重量比で 0.5%〜20%
で混合するのが好ましい。
化被膜を有効に保護するためである。このような研摩剤
としては、酸化アルミニウム、酸化クロム、酸化ケイ
素、炭化ケイ素、チッ化鉄などが挙げられる。これら研
摩剤は、金属磁性粉末に対して重量比で 0.5%〜20%
で混合するのが好ましい。
また結合剤樹脂としては、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、ポリウレタン
樹脂、繊維素系樹脂、ポリエステル樹脂あるいはこれを
スルホン化したもの、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、
イソプレンゴム、ブタジエンゴム等を適宜単独もしくは
併用して使用でき、これに必要により低分子量イソシア
ネート化合物等の架橋剤を添加すれば良い。さらに必要
に応じ脂肪酸エステル、炭化水素系潤滑剤、フッ素系潤
滑剤、シリコン系潤滑剤等が併用しうる。
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、ポリウレタン
樹脂、繊維素系樹脂、ポリエステル樹脂あるいはこれを
スルホン化したもの、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、
イソプレンゴム、ブタジエンゴム等を適宜単独もしくは
併用して使用でき、これに必要により低分子量イソシア
ネート化合物等の架橋剤を添加すれば良い。さらに必要
に応じ脂肪酸エステル、炭化水素系潤滑剤、フッ素系潤
滑剤、シリコン系潤滑剤等が併用しうる。
これら金属磁性粉末、研摩剤、結合剤樹脂等は、トルエ
ン、キシレン、MEK、MIBK、シクロヘキサノン、
アセトン、THF、酢酸エチル、DMFなどの少なくと
も1種の適当な溶剤とともに、ボールミル、サンドミ
ル、ペブルミル等の分散機により塗料化し、ナイフコー
ター、グラビアロールコータ、リバースロールコータ等
により塗布しうる。
ン、キシレン、MEK、MIBK、シクロヘキサノン、
アセトン、THF、酢酸エチル、DMFなどの少なくと
も1種の適当な溶剤とともに、ボールミル、サンドミ
ル、ペブルミル等の分散機により塗料化し、ナイフコー
ター、グラビアロールコータ、リバースロールコータ等
により塗布しうる。
塗布し得べき可撓性支持体としては、その材料は何ら特
定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートなどのポリ
エステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン類、セルローストリアセテート、セルロースジ
アセテートなどのセルロースアセテート、あるいはポリ
イミド、ポリアミドなどが挙げられる。また、その厚み
は約4〜100μmであることが好ましい。
定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートなどのポリ
エステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン類、セルローストリアセテート、セルロースジ
アセテートなどのセルロースアセテート、あるいはポリ
イミド、ポリアミドなどが挙げられる。また、その厚み
は約4〜100μmであることが好ましい。
次に本発明を実施例とともに詳述する。
実施例1 (磁性塗料組成) 強磁性針状鉄粒子(粒子径0.35μm、軸比10、保磁力
1450Oe、BET比表面積45m2/g、飽和磁束密
度125emu/g) 100重量部 VAGH(米国 U.C.C.社製;塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体) 8 〃 ポリエステルポリウレタン 8 〃 コロネートL(日本ポリウレタン工業社製;三官能性低
分子量イソシアネート化合物) 4 〃 α−Al2O3(粒子径 0.3μm、モース硬度9)
5 〃 脂肪酸エステル 3 〃 シクロヘキサノン 120 〃 トルエン 120 〃 上記組成物をボールミル中で混合分散して磁性塗料を調
製した。この磁性塗料を、厚みが32μmのポリエステ
ルフィルム両面に、それぞれ塗布乾燥し、さらにカレン
ダリング処理をほどこし、カレンダリング処理後の厚さ
が、表裏それぞれ4μmになるように形成し、円板状に
打ち抜いて磁気ディスクをつくった。
1450Oe、BET比表面積45m2/g、飽和磁束密
度125emu/g) 100重量部 VAGH(米国 U.C.C.社製;塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体) 8 〃 ポリエステルポリウレタン 8 〃 コロネートL(日本ポリウレタン工業社製;三官能性低
分子量イソシアネート化合物) 4 〃 α−Al2O3(粒子径 0.3μm、モース硬度9)
5 〃 脂肪酸エステル 3 〃 シクロヘキサノン 120 〃 トルエン 120 〃 上記組成物をボールミル中で混合分散して磁性塗料を調
製した。この磁性塗料を、厚みが32μmのポリエステ
ルフィルム両面に、それぞれ塗布乾燥し、さらにカレン
ダリング処理をほどこし、カレンダリング処理後の厚さ
が、表裏それぞれ4μmになるように形成し、円板状に
打ち抜いて磁気ディスクをつくった。
なお、この強磁性針状粒子は、60℃に保温したトルエ
ン中に空気を吹き込むことにより表面に酸化被膜を設け
たものを使用した。
ン中に空気を吹き込むことにより表面に酸化被膜を設け
たものを使用した。
また、表面酸化物層を形成させた強磁性針状鉄粒子は、
BET法により窒素の沸点で比表面積を測定し、更に東
英工業製;試料振動型磁力計VSM−3を用いて印加磁
場10KOeの条件で保磁力・飽和磁束密度の磁気特性
を測定している。
BET法により窒素の沸点で比表面積を測定し、更に東
英工業製;試料振動型磁力計VSM−3を用いて印加磁
場10KOeの条件で保磁力・飽和磁束密度の磁気特性
を測定している。
実施例2 実施例1における磁性塗料組成において、α−Al2O
3の使用量を5重量部から10重量部に変更した以外
は、実施例1と同様にして磁気ディスクをつくった。
3の使用量を5重量部から10重量部に変更した以外
は、実施例1と同様にして磁気ディスクをつくった。
実施例3 実施例2における磁性塗料組成において、α−Al2O
3に代えてCr2O3(粒径 0.3μm、モース硬度9)
を同量使用した以外は、実施例2と同様にして磁気ディ
スクをつくった。
3に代えてCr2O3(粒径 0.3μm、モース硬度9)
を同量使用した以外は、実施例2と同様にして磁気ディ
スクをつくった。
実施例4 実施例1における磁性塗料組成において、α−Al2O
3に代えてSiC(粒径 0.3μm、モース硬度9〜1
0)を使用し、更にその使用量を5重量部から3重量部
に変更した以外は、実施例1と同様にして磁気ディスク
をつくった。
3に代えてSiC(粒径 0.3μm、モース硬度9〜1
0)を使用し、更にその使用量を5重量部から3重量部
に変更した以外は、実施例1と同様にして磁気ディスク
をつくった。
実施例5 実施例1における磁性塗料組成において、強磁性針状鉄
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから100emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから50m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから100emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから50m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
実施例6 実施例1における磁性塗料組成において、強磁性針状鉄
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから150emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから40m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから150emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから40m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
実施例7 実施例1における磁性塗料組成において、強磁性針状鉄
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから150emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから20m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから150emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから20m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
実施例8 実施例1における磁性塗料組成において、強磁性針状鉄
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから130emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから70m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから130emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから70m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
比較例1 実施例1における磁性塗料組成において、表面に酸化物
被膜を設けた強磁性針状鉄粒子を使用するかわりに、酸
化物被膜を設けない強磁性針状鉄粒子を同量使用した以
外は、実施例1と同様にして磁気ディスクをつくった。
被膜を設けた強磁性針状鉄粒子を使用するかわりに、酸
化物被膜を設けない強磁性針状鉄粒子を同量使用した以
外は、実施例1と同様にして磁気ディスクをつくった。
比較例2 実施例1における磁性塗料組成において、強磁性針状鉄
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから168emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから47m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから168emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから47m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
比較例3 実施例1における磁性塗料組成において、強磁性針状鉄
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから95emu/gに、
またBET比表面積を45m2/gから42m2/gにそれ
ぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同様に
して磁気ディスクをつくった。
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから95emu/gに、
またBET比表面積を45m2/gから42m2/gにそれ
ぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同様に
して磁気ディスクをつくった。
比較例4 実施例1における磁性塗料組成において、強磁性針状鉄
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから150emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから19m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから150emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから19m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
比較例5 実施例1における磁性塗料組成において、強磁性針状鉄
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから130emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから71m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
粒子の飽和磁束密度を125emu/gから130emu/g
に、またBET比表面積を45m2/gから71m2/gに
それぞれ変更したものを使用した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクをつくった。
比較例6 実施例1における磁性塗料組成において、α−Al2O
3に代えてCaCO3(モース硬度3)を同量使用した
以外は、実施例1と同様にして磁気ディスクをつくっ
た。
3に代えてCaCO3(モース硬度3)を同量使用した
以外は、実施例1と同様にして磁気ディスクをつくっ
た。
各実施例および比較例で得られる磁気ディスクについ
て、日立マクセル(株)製;試作型磁気ディスクレコーダ
を使用し、12時間及び24時間走行後のそれぞれのR
F出力の変化を測定した。なおRF出力の測定条件は次
の通りである。
て、日立マクセル(株)製;試作型磁気ディスクレコーダ
を使用し、12時間及び24時間走行後のそれぞれのR
F出力の変化を測定した。なおRF出力の測定条件は次
の通りである。
(RF出力) 相対速度: 6.0m/秒、記録周波数:5MHz(記録波
長入: 1.2μm)、記録・再生ヘッド:センダスト、ト
ラック層:60μm。
長入: 1.2μm)、記録・再生ヘッド:センダスト、ト
ラック層:60μm。
下記第1表および第2表はRF出力の測定結果である。
〔発明の効果〕 上記第1表および第2表の結果から、この発明に係る磁
気ディスクはRF出力の変化がほとんどなく良好な電気
特性を有するとともに、かつそれが長期にわたり保証し
うる耐摩耗性を有すること明らかであり、比較例の磁気
ディスクに比べて極めて信頼性が高いと言える。
気ディスクはRF出力の変化がほとんどなく良好な電気
特性を有するとともに、かつそれが長期にわたり保証し
うる耐摩耗性を有すること明らかであり、比較例の磁気
ディスクに比べて極めて信頼性が高いと言える。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 1/06 (72)発明者 梅林 信弘 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−119609(JP,A) 特開 昭53−15802(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】可撓性支持体上に、直接又は下塗り層を介
して金属磁性粉末と研摩剤とを結合剤樹脂中に混練分散
してなる磁性塗膜を塗着してなる磁気ディスクにおい
て、該金属磁性粉末は表面に酸化物被覆層を有しそのB
ET比表面積が20m2/g以上70m2/g以下、飽和磁
束密度が100emu/g以上150emu/g以下であり、さ
らに該研摩剤が該金属磁性粉末より小さい比重をもち、
6以上のモース硬度を有することを特徴とする磁気ディ
スク
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59027718A JPH0628106B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 磁気デイスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59027718A JPH0628106B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 磁気デイスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60171631A JPS60171631A (ja) | 1985-09-05 |
| JPH0628106B2 true JPH0628106B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=12228785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59027718A Expired - Lifetime JPH0628106B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 磁気デイスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628106B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0766526B2 (ja) * | 1985-06-17 | 1995-07-19 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
| JPH0766522B2 (ja) * | 1986-04-14 | 1995-07-19 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5315802A (en) * | 1976-07-28 | 1978-02-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | High density magnetic recording material |
| JPS58119609A (ja) * | 1982-01-11 | 1983-07-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPS58122623A (ja) * | 1982-01-14 | 1983-07-21 | Sony Corp | 円盤状磁気記録媒体 |
| JPS58130435A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-03 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPS58159308A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-21 | Hitachi Maxell Ltd | 金属磁性粉末の製造方法 |
| JPS58161131A (ja) * | 1982-03-18 | 1983-09-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPS5928236A (ja) * | 1982-08-09 | 1984-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録デイスク |
| JPS5928237A (ja) * | 1982-08-09 | 1984-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録デイスク |
-
1984
- 1984-02-15 JP JP59027718A patent/JPH0628106B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60171631A (ja) | 1985-09-05 |
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