JPH06282035A - 写真感光材料の乾燥方法 - Google Patents
写真感光材料の乾燥方法Info
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- JPH06282035A JPH06282035A JP7005593A JP7005593A JPH06282035A JP H06282035 A JPH06282035 A JP H06282035A JP 7005593 A JP7005593 A JP 7005593A JP 7005593 A JP7005593 A JP 7005593A JP H06282035 A JPH06282035 A JP H06282035A
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- Japan
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- drying
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- stress
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ウェブの片面に写真感光乳剤等を塗布し、ウェ
ブの表裏両面に温度を与えることにより乾燥するドライ
ヤーにて乾燥する際、従来と比較して乾燥応力による物
理的製品欠陥を防止しつつ乾燥時間を短縮する、あるい
はわずかに乾燥時間は長くなるものの乾燥応力による物
理的製品欠陥の程度を更に軽減させる乾燥方法を提供す
ること。 【構成】ドライヤーの送風温度を、表面と比較して裏面
を高温とし、従来と比較して恒率乾燥域を延長、減率乾
燥域を短縮することにより乾燥応力による物理的製品欠
陥を防ぎつつ乾燥時間を短縮する。また、表面と比較し
て裏面を低温とし、恒率乾燥域を短縮、減率乾燥域を延
長することにより乾燥応力による物理的製品欠陥を防止
する。
ブの表裏両面に温度を与えることにより乾燥するドライ
ヤーにて乾燥する際、従来と比較して乾燥応力による物
理的製品欠陥を防止しつつ乾燥時間を短縮する、あるい
はわずかに乾燥時間は長くなるものの乾燥応力による物
理的製品欠陥の程度を更に軽減させる乾燥方法を提供す
ること。 【構成】ドライヤーの送風温度を、表面と比較して裏面
を高温とし、従来と比較して恒率乾燥域を延長、減率乾
燥域を短縮することにより乾燥応力による物理的製品欠
陥を防ぎつつ乾燥時間を短縮する。また、表面と比較し
て裏面を低温とし、恒率乾燥域を短縮、減率乾燥域を延
長することにより乾燥応力による物理的製品欠陥を防止
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェブの片面に写真感
光乳剤等を塗布し、ウェブの表裏両面に温度を与えるこ
とにより乾燥する乾燥方法に関するもので、特に、乳剤
塗布膜表面に対して水分蒸発能力の高い乾燥条件を与え
ることにより製品故障を生じやすい製品の効率的生産に
関する。
光乳剤等を塗布し、ウェブの表裏両面に温度を与えるこ
とにより乾燥する乾燥方法に関するもので、特に、乳剤
塗布膜表面に対して水分蒸発能力の高い乾燥条件を与え
ることにより製品故障を生じやすい製品の効率的生産に
関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】従来、ウェブに塗布し
た写真感光乳剤を乾燥させる場合、十分に炉長の長いド
ライヤーを用いる、あるいは搬送速度を低速とすること
により、ドライヤー内に長時間滞留させる方法が用いら
れてきた。しかし、炉長の長いドライヤーは設置コスト
が高い。また、近年の塗布方法の発展にともない、より
高速塗布が可能となっているにもかかわらず、ドライヤ
ー能力ゆえの搬送速度の低下は、効率的生産の大きな妨
げである。
た写真感光乳剤を乾燥させる場合、十分に炉長の長いド
ライヤーを用いる、あるいは搬送速度を低速とすること
により、ドライヤー内に長時間滞留させる方法が用いら
れてきた。しかし、炉長の長いドライヤーは設置コスト
が高い。また、近年の塗布方法の発展にともない、より
高速塗布が可能となっているにもかかわらず、ドライヤ
ー能力ゆえの搬送速度の低下は、効率的生産の大きな妨
げである。
【0003】ドライヤーの短炉長化あるいは高搬送速
度、つまり、ドライヤー内滞留時間が短時間にて乾燥可
能な乾燥方法については種々研究されており、その目的
とするところは短い滞留時間にて所定の水分を蒸発させ
るために、長い滞留時間のドライヤーと比較して高乾燥
効率とし、単位時間当たりに多量の水分を蒸発させるこ
とである。
度、つまり、ドライヤー内滞留時間が短時間にて乾燥可
能な乾燥方法については種々研究されており、その目的
とするところは短い滞留時間にて所定の水分を蒸発させ
るために、長い滞留時間のドライヤーと比較して高乾燥
効率とし、単位時間当たりに多量の水分を蒸発させるこ
とである。
【0004】高乾燥効率を得る方法として、ドライヤー
自体の伝熱係数を高くする、送風温度を高温とする、送
風空気の露点を低露点とする等の方法がとられてきた。
しかし、これらの方法には以下の問題点があった。ま
ず、高伝熱係数とするには高送風速度とする必要がある
が、高エネルギーの送風機器を必要とすることや、塗布
面への影響としても特に塗布膜が流動しやすい乾燥初期
においては、風圧により膜面を乱す可能性があり、むや
みに送風速度は上げられない。次に、送風温度を高温と
する場合には、膜面のメルティングポイントを越えた場
合に再溶解の可能性があり、また、メルティングポイン
ト以下でも例えば銀塩製版の写真感材のように、送風温
度が高い場合に耐刷性等の品質に悪影響を及ぼすことが
あり好ましくない。送風空気の低露点化については、比
較的弊害が少ないので比較的よく用いられるが、高価格
な除湿機を用いる必要があるため設備コストがかかる。
更に、上記3種の方法は、乳剤膜表面から水分を蒸発さ
せるための乾燥条件を高めることによる高乾燥効率化で
あるが、これによって乾燥速度を高めた場合には、被乾
燥物に乾燥応力が生じ、物理的な製品欠陥を生じやすく
なる。また、乾燥後半の減率乾燥域では、膜表面に存在
する水分量が少ないため、膜表面から水分を蒸発させる
ための乾燥条件を高めても乾燥速度は速くならず、過度
な高温低湿化は膜面に対し物理的欠陥を招く。
自体の伝熱係数を高くする、送風温度を高温とする、送
風空気の露点を低露点とする等の方法がとられてきた。
しかし、これらの方法には以下の問題点があった。ま
ず、高伝熱係数とするには高送風速度とする必要がある
が、高エネルギーの送風機器を必要とすることや、塗布
面への影響としても特に塗布膜が流動しやすい乾燥初期
においては、風圧により膜面を乱す可能性があり、むや
みに送風速度は上げられない。次に、送風温度を高温と
する場合には、膜面のメルティングポイントを越えた場
合に再溶解の可能性があり、また、メルティングポイン
ト以下でも例えば銀塩製版の写真感材のように、送風温
度が高い場合に耐刷性等の品質に悪影響を及ぼすことが
あり好ましくない。送風空気の低露点化については、比
較的弊害が少ないので比較的よく用いられるが、高価格
な除湿機を用いる必要があるため設備コストがかかる。
更に、上記3種の方法は、乳剤膜表面から水分を蒸発さ
せるための乾燥条件を高めることによる高乾燥効率化で
あるが、これによって乾燥速度を高めた場合には、被乾
燥物に乾燥応力が生じ、物理的な製品欠陥を生じやすく
なる。また、乾燥後半の減率乾燥域では、膜表面に存在
する水分量が少ないため、膜表面から水分を蒸発させる
ための乾燥条件を高めても乾燥速度は速くならず、過度
な高温低湿化は膜面に対し物理的欠陥を招く。
【0005】以上のような問題点に鑑み、乾燥全域にお
ける高乾燥効率を維持し、かつ、乾燥工程における、特
に急速乾燥による製品故障を防止した乾燥方法が望まれ
ていた。
ける高乾燥効率を維持し、かつ、乾燥工程における、特
に急速乾燥による製品故障を防止した乾燥方法が望まれ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ウェ
ブの片面に写真感光乳剤等を塗布し、ウェブの表裏両面
に温度を与えることにより乾燥する乾燥方法において、
乾燥効率を高くし、かつ、製品故障を生じない乾燥方法
を提供することにある。
ブの片面に写真感光乳剤等を塗布し、ウェブの表裏両面
に温度を与えることにより乾燥する乾燥方法において、
乾燥効率を高くし、かつ、製品故障を生じない乾燥方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ウ
ェブの片面に写真感光乳剤を塗布した該ウェブを、ウェ
ブの表裏両面に温度を与えることにより乾燥する乾燥方
法において、塗布された塗布物が乾燥終了するまでの乾
燥速度を、表面と裏面との乾燥温度の違いにより制御
し、減率乾燥開始点となる限界含水率を前記塗布膜のも
つ通常の限界含水率に対し強制的に低含水率方向、また
は高含水率方向へ移行させることを特徴とする、写真感
光材料の乾燥方法により達成された。
ェブの片面に写真感光乳剤を塗布した該ウェブを、ウェ
ブの表裏両面に温度を与えることにより乾燥する乾燥方
法において、塗布された塗布物が乾燥終了するまでの乾
燥速度を、表面と裏面との乾燥温度の違いにより制御
し、減率乾燥開始点となる限界含水率を前記塗布膜のも
つ通常の限界含水率に対し強制的に低含水率方向、また
は高含水率方向へ移行させることを特徴とする、写真感
光材料の乾燥方法により達成された。
【0008】
【作用】一般的に、ドライヤー内での乾燥形態は、水を
溶媒として説明すると、乳剤膜表面に存在する水分率の
違いにより恒率乾燥域及び減率乾燥域に分類され、恒率
乾燥域から減率乾燥域へ移行する際の膜面含水率は限界
含水率と呼ばれる。恒率乾燥域では膜表面に膜表面から
水分を蒸発させる乾燥能力に対して十分な水分が存在す
るため、減率乾燥域と比較して乾燥速度が速いとされて
いる。水分が十分に存在する恒率乾燥域における乾燥速
度は、送風温度、露点、風速といった乾燥条件に支配さ
れる。これに対し、乾燥後期の減率乾燥域では乳剤膜表
面に存在する水分量は恒率乾燥域と比較して少なく、膜
内部から膜表面へ内部拡散した水分が膜表面より蒸発す
ると考えられており、水分が少なくなるほど顕著であ
る。このため恒率乾燥域と比較して乾燥速度が遅くな
る。減率乾燥域における乾燥速度は、前述の乾燥条件よ
りも膜内部における水分拡散の度合の方がより支配的で
ある。
溶媒として説明すると、乳剤膜表面に存在する水分率の
違いにより恒率乾燥域及び減率乾燥域に分類され、恒率
乾燥域から減率乾燥域へ移行する際の膜面含水率は限界
含水率と呼ばれる。恒率乾燥域では膜表面に膜表面から
水分を蒸発させる乾燥能力に対して十分な水分が存在す
るため、減率乾燥域と比較して乾燥速度が速いとされて
いる。水分が十分に存在する恒率乾燥域における乾燥速
度は、送風温度、露点、風速といった乾燥条件に支配さ
れる。これに対し、乾燥後期の減率乾燥域では乳剤膜表
面に存在する水分量は恒率乾燥域と比較して少なく、膜
内部から膜表面へ内部拡散した水分が膜表面より蒸発す
ると考えられており、水分が少なくなるほど顕著であ
る。このため恒率乾燥域と比較して乾燥速度が遅くな
る。減率乾燥域における乾燥速度は、前述の乾燥条件よ
りも膜内部における水分拡散の度合の方がより支配的で
ある。
【0009】従って、乾燥過程の内分けとして、恒率乾
燥域を長く、減率乾燥域を短くする、換言すれば限界含
水率を低くすれば、乾燥全域における平均乾燥速度は速
くなる。乳剤塗布膜に対して裏面側に、ドライヤー内雰
囲気温度と比較して高い温度を与えるという本発明のひ
とつの方法によれば、膜内部の内部水分拡散が活性化さ
れるため、内部の水分が表面に向かって移動しやすくな
る。このため、恒率乾燥域から減率乾燥域へ移行する際
の限界含水率は、裏面から温度を与えない場合と比較し
て低くなり、この結果として恒率乾燥域が延長されるこ
とになり減率乾燥域が短くなる。また、本方法では、乳
剤塗布膜表面から水分を蒸発させるための乾燥条件は従
来と同様でよく、前記膜に対する応力の程度は従来の方
法と同じである。
燥域を長く、減率乾燥域を短くする、換言すれば限界含
水率を低くすれば、乾燥全域における平均乾燥速度は速
くなる。乳剤塗布膜に対して裏面側に、ドライヤー内雰
囲気温度と比較して高い温度を与えるという本発明のひ
とつの方法によれば、膜内部の内部水分拡散が活性化さ
れるため、内部の水分が表面に向かって移動しやすくな
る。このため、恒率乾燥域から減率乾燥域へ移行する際
の限界含水率は、裏面から温度を与えない場合と比較し
て低くなり、この結果として恒率乾燥域が延長されるこ
とになり減率乾燥域が短くなる。また、本方法では、乳
剤塗布膜表面から水分を蒸発させるための乾燥条件は従
来と同様でよく、前記膜に対する応力の程度は従来の方
法と同じである。
【0010】図1は、従来の乾燥形態と本発明による乾
燥形態を比較した模式図である。従来の乾燥形態では、
c’にて限界含水率に達し、減率乾燥が始まる。また、
乾燥終了までに蒸発させられるべき水分量は、面積ab
c’d’e’にて表される。一方、本発明の乾燥形態で
は、裏面から乳剤膜面より高い温度を与えることによ
り、限界含水率に達するポイントはcに移動する。この
場合、乾燥終了までに蒸発させられるべき水分量は面積
abcdeで表される。一方、従来の乾燥形態により蒸
発させられるべき水分量すなわち面積abc’d’e’
は、本発明の乾燥形態により蒸発させられるべき水分量
に等しいため、従来の乾燥終了までに要する乾燥時間で
ある線分ae’は、本発明の乾燥終了までに要する乾燥
時間である線分aeに短縮され、乾燥全域における平均
乾燥速度は、従来と比較して速くなる。また逆にドライ
ヤー能力に充分余裕があるときは、特に薄膜塗布など乾
燥応力が生じやすい場合に恒率乾燥域における裏面の送
風温度を低くし、強制的に減率乾燥開始点を早め、更に
減率乾燥域における裏面の送風温度を低温に保つことに
より乾燥速度を減少させれば、乾燥応力による物理的製
品欠陥を防止することも可能となる。
燥形態を比較した模式図である。従来の乾燥形態では、
c’にて限界含水率に達し、減率乾燥が始まる。また、
乾燥終了までに蒸発させられるべき水分量は、面積ab
c’d’e’にて表される。一方、本発明の乾燥形態で
は、裏面から乳剤膜面より高い温度を与えることによ
り、限界含水率に達するポイントはcに移動する。この
場合、乾燥終了までに蒸発させられるべき水分量は面積
abcdeで表される。一方、従来の乾燥形態により蒸
発させられるべき水分量すなわち面積abc’d’e’
は、本発明の乾燥形態により蒸発させられるべき水分量
に等しいため、従来の乾燥終了までに要する乾燥時間で
ある線分ae’は、本発明の乾燥終了までに要する乾燥
時間である線分aeに短縮され、乾燥全域における平均
乾燥速度は、従来と比較して速くなる。また逆にドライ
ヤー能力に充分余裕があるときは、特に薄膜塗布など乾
燥応力が生じやすい場合に恒率乾燥域における裏面の送
風温度を低くし、強制的に減率乾燥開始点を早め、更に
減率乾燥域における裏面の送風温度を低温に保つことに
より乾燥速度を減少させれば、乾燥応力による物理的製
品欠陥を防止することも可能となる。
【0011】
【実施例】次に、実施例によって本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されない。 実施例1 ウェブの表裏両面に温度を与えることにより乾燥するフ
ローティングドライヤーを用い、乾燥終了までに要する
乾燥時間、及び乾燥後の製品における乾燥応力による物
理的製品欠陥の程度を計測、比較した。表1は本実施例
における送風温度設定である。テスト1及びテスト2は
本発明の方法による送風温度設定に対する比較を目的と
して、表面と裏面の送風温度を同一とした従来の送風温
度設定である。テスト3及びテスト4は従来と比較して
恒率乾燥期間を短縮、減率乾燥期間を延長することを目
的として、表面に対して裏面の送風温度を低温とした本
発明の温度設定である。テスト5は従来と比較して恒率
乾燥域を延長、減率乾燥域を短縮することを目的とし
て、表面に対して裏面の送風温度を高温とした本発明の
温度設定である。また、表2は塗布条件であり、テスト
1〜テスト5にて同一である。
るが、本発明はこれに限定されない。 実施例1 ウェブの表裏両面に温度を与えることにより乾燥するフ
ローティングドライヤーを用い、乾燥終了までに要する
乾燥時間、及び乾燥後の製品における乾燥応力による物
理的製品欠陥の程度を計測、比較した。表1は本実施例
における送風温度設定である。テスト1及びテスト2は
本発明の方法による送風温度設定に対する比較を目的と
して、表面と裏面の送風温度を同一とした従来の送風温
度設定である。テスト3及びテスト4は従来と比較して
恒率乾燥期間を短縮、減率乾燥期間を延長することを目
的として、表面に対して裏面の送風温度を低温とした本
発明の温度設定である。テスト5は従来と比較して恒率
乾燥域を延長、減率乾燥域を短縮することを目的とし
て、表面に対して裏面の送風温度を高温とした本発明の
温度設定である。また、表2は塗布条件であり、テスト
1〜テスト5にて同一である。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】以上の条件によるテスト結果を表3に示
す。また、表3における乾燥応力による物理的製品欠陥
の程度を示す記号の意味するところを表4に示す。
す。また、表3における乾燥応力による物理的製品欠陥
の程度を示す記号の意味するところを表4に示す。
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】以下に実施例の結果を詳細に説明する。ま
ず、テスト1とテスト2を比較すれば、テスト2では乾
燥時間はテスト1と比較して短いが乾燥応力による物理
的製品欠陥の程度が悪く、従来の方法による送風温度設
定ではテスト1が高温側の限界条件である。次に本発明
の温度設定による結果を従来と比較することにより評価
する。テスト3では乾燥時間はテスト1と比較して長い
ものの、乾燥応力による物理的製品欠陥の程度はテスト
1より更に良好である。テスト4では乾燥時間、乾燥応
力による物理的製品欠陥の程度ともにテスト1とテスト
2の中間的レベルである。テスト5では乾燥時間はテス
ト1とテスト2の中間的レベルであるが、乾燥応力によ
る物理的製品欠陥の程度はテスト1と比較して同程度で
ある。上記の通り、本実施例では、テスト5にて従来の
乾燥応力による物理的製品欠陥の程度を保持しつつ乾燥
時間を短縮でき、本発明の方法が乾燥時間の短縮に有効
であることを確認した。また、テスト5では乾燥時間が
わずかに長くなるものの、乾燥応力による物理的製品欠
陥の程度の向上に有効であることを確認した。
ず、テスト1とテスト2を比較すれば、テスト2では乾
燥時間はテスト1と比較して短いが乾燥応力による物理
的製品欠陥の程度が悪く、従来の方法による送風温度設
定ではテスト1が高温側の限界条件である。次に本発明
の温度設定による結果を従来と比較することにより評価
する。テスト3では乾燥時間はテスト1と比較して長い
ものの、乾燥応力による物理的製品欠陥の程度はテスト
1より更に良好である。テスト4では乾燥時間、乾燥応
力による物理的製品欠陥の程度ともにテスト1とテスト
2の中間的レベルである。テスト5では乾燥時間はテス
ト1とテスト2の中間的レベルであるが、乾燥応力によ
る物理的製品欠陥の程度はテスト1と比較して同程度で
ある。上記の通り、本実施例では、テスト5にて従来の
乾燥応力による物理的製品欠陥の程度を保持しつつ乾燥
時間を短縮でき、本発明の方法が乾燥時間の短縮に有効
であることを確認した。また、テスト5では乾燥時間が
わずかに長くなるものの、乾燥応力による物理的製品欠
陥の程度の向上に有効であることを確認した。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、表面と比較して裏面の
送風温度を高温とした場合には、乾燥応力による物理的
製品欠陥を防止しつつ乾燥時間短縮の効果があり、表面
と比較して裏面の送風温度を低温とした場合には、わず
かに乾燥時間が長くなるものの乾燥応力による物理的製
品欠陥防止の効果が確認された。
送風温度を高温とした場合には、乾燥応力による物理的
製品欠陥を防止しつつ乾燥時間短縮の効果があり、表面
と比較して裏面の送風温度を低温とした場合には、わず
かに乾燥時間が長くなるものの乾燥応力による物理的製
品欠陥防止の効果が確認された。
【図1】従来の乾燥形態と、本発明の乾燥形態を比較し
た模式図
た模式図
a 乾燥開始点 b 恒率乾燥域における乾燥速度 c 本発明の乾燥方法における、限界含水率に達するポ
イント c’ 従来の乾燥方法における、限界含水率に達するポ
イント d 本発明の乾燥方法における乾燥終了点 d’ 従来の乾燥方法における乾燥終了点 e 本発明の乾燥方法における、乾燥終了時点 e’ 従来の乾燥方法における、乾燥終了時点
イント c’ 従来の乾燥方法における、限界含水率に達するポ
イント d 本発明の乾燥方法における乾燥終了点 d’ 従来の乾燥方法における乾燥終了点 e 本発明の乾燥方法における、乾燥終了時点 e’ 従来の乾燥方法における、乾燥終了時点
Claims (1)
- 【請求項1】 ウェブの片面に写真感光乳剤を塗布した
該ウェブを、ウェブの表裏両面に温度を与えることによ
り乾燥する乾燥方法において、塗布された塗布物が乾燥
終了するまでの乾燥速度を、表面と裏面との乾燥温度の
違いにより制御し、減率乾燥開始点となる限界含水率を
前記塗布膜のもつ通常の限界含水率に対し強制的に低含
水率方向、または高含水率方向へ移行させることを特徴
とする、写真感光材料の乾燥方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7005593A JPH06282035A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 写真感光材料の乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7005593A JPH06282035A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 写真感光材料の乾燥方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06282035A true JPH06282035A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13420491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7005593A Pending JPH06282035A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 写真感光材料の乾燥方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06282035A (ja) |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP7005593A patent/JPH06282035A/ja active Pending
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