JPH062847B2 - ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents
ポリオレフィン樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH062847B2 JPH062847B2 JP5408689A JP5408689A JPH062847B2 JP H062847 B2 JPH062847 B2 JP H062847B2 JP 5408689 A JP5408689 A JP 5408689A JP 5408689 A JP5408689 A JP 5408689A JP H062847 B2 JPH062847 B2 JP H062847B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sorbitol
- polyolefin
- resin composition
- difurfural
- polyolefin resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリオレフィン樹脂組成物に係り、特に透明性
の改善されたポリオレフィン樹脂組成物に関する。
の改善されたポリオレフィン樹脂組成物に関する。
ポリエチレンおよびポリプロピレン等に代表されるポリ
オレフィンは一般に機械的、熱的、化学的および電気的
諸特性において優れているため、プラスチック工業の主
要な原料として各種の用途、例えば容器、包装材料およ
び工業用材料等に大量に使用されている。しかし、これ
らのポリオレフィン、たとえばポリプロピレン等はその
高い結晶性のために得られる成形品の透明性に欠ける欠
点がある。
オレフィンは一般に機械的、熱的、化学的および電気的
諸特性において優れているため、プラスチック工業の主
要な原料として各種の用途、例えば容器、包装材料およ
び工業用材料等に大量に使用されている。しかし、これ
らのポリオレフィン、たとえばポリプロピレン等はその
高い結晶性のために得られる成形品の透明性に欠ける欠
点がある。
ポリオレフィン成形品の透明性の改善のためには従来か
ら各種の添加剤、たとえば脂肪族および芳香族のカルボ
ン酸やそれらの無水物、アミン塩および金属塩、または
リン酸エステル金属塩を用いることが提案されている。
ら各種の添加剤、たとえば脂肪族および芳香族のカルボ
ン酸やそれらの無水物、アミン塩および金属塩、または
リン酸エステル金属塩を用いることが提案されている。
また、かゝるポリオレフィン組成物の透明性の向上剤と
して、近年シベンジリデンソルビトール(特開昭51-227
40号)、1,2,3,4-ジ(メチルベンジリデン)ソルビトー
ル(特開昭53-117044号)および1,2,3,4-ジ(アルキル
ベンジリデン)ソルビトール(特開昭56-30449号)等の
各種の芳香族系のソルビトール誘導体を添加することも
試みられている。
して、近年シベンジリデンソルビトール(特開昭51-227
40号)、1,2,3,4-ジ(メチルベンジリデン)ソルビトー
ル(特開昭53-117044号)および1,2,3,4-ジ(アルキル
ベンジリデン)ソルビトール(特開昭56-30449号)等の
各種の芳香族系のソルビトール誘導体を添加することも
試みられている。
これらのソルビトール誘導体は一般にポリオレフィンを
ゲル化して結晶成長の不均一核を形成し三次元網目構造
をつくって、結晶を微細化させることにより散乱性を抑
制してポリオレフィンの透明度を向上させる。
ゲル化して結晶成長の不均一核を形成し三次元網目構造
をつくって、結晶を微細化させることにより散乱性を抑
制してポリオレフィンの透明度を向上させる。
しかし、前記の従来技術において提案されている芳香族
のソルビトール誘導体はいずれも著しい刺激臭を有する
ため、これをポリオレフィン組成物等への添加物として
使用する際に、もしくは成形後のポリオレフィン樹脂製
品に実用上好ましくない臭気を生じる。またその目的と
する透明性向上効果も対象とするポリオレフィン樹脂の
種類等によっては必ずしも充分であるとはいえない。
のソルビトール誘導体はいずれも著しい刺激臭を有する
ため、これをポリオレフィン組成物等への添加物として
使用する際に、もしくは成形後のポリオレフィン樹脂製
品に実用上好ましくない臭気を生じる。またその目的と
する透明性向上効果も対象とするポリオレフィン樹脂の
種類等によっては必ずしも充分であるとはいえない。
本発明者はポリオレフィン樹脂組成物の透明性改善のた
めに実用上より適切な添加物をさらに研究開発した結
果、この種添加剤としては従来知られていなかったソル
ビトールのフルフリル系誘導体が極めて効果的であるこ
とを発見して本発明を完成するに到った。
めに実用上より適切な添加物をさらに研究開発した結
果、この種添加剤としては従来知られていなかったソル
ビトールのフルフリル系誘導体が極めて効果的であるこ
とを発見して本発明を完成するに到った。
すなわち、前記従来技術の問題点はポリオレフィンに対
して一般式: (式中、Rは水素原子又は炭素原子数1〜3のアルキル
基を表わす)で示されるジフルフラールソルビトール0.
005〜8.0重量部を配合してなる組成物によって解決され
る。
して一般式: (式中、Rは水素原子又は炭素原子数1〜3のアルキル
基を表わす)で示されるジフルフラールソルビトール0.
005〜8.0重量部を配合してなる組成物によって解決され
る。
本発明において用いるジフルフラールソルビトールはソ
ルビトールとフルフリルアルコールとの縮合生成物であ
り、その具体例としては前記一般式中のRが水素原子で
あるヂフルフラールソルビトールが好ましいがその他R
が炭素原子数1〜3のアルキル基であるその誘導体等が
挙げられ、これらによって目的とするポリオレフィンの
透明性を向上させることができる。一般にフラン環化合
物は、たとえばフルフリルアルコールあるいはフルフリ
ルアルデヒド(α−フリルアセトアルデヒド)にみられ
るように比較的穏やかな香りを有するものであり、組成
物中に前記範囲の濃度で使用しても実用上ほとんど不快
感を与えないことが判明した。
ルビトールとフルフリルアルコールとの縮合生成物であ
り、その具体例としては前記一般式中のRが水素原子で
あるヂフルフラールソルビトールが好ましいがその他R
が炭素原子数1〜3のアルキル基であるその誘導体等が
挙げられ、これらによって目的とするポリオレフィンの
透明性を向上させることができる。一般にフラン環化合
物は、たとえばフルフリルアルコールあるいはフルフリ
ルアルデヒド(α−フリルアセトアルデヒド)にみられ
るように比較的穏やかな香りを有するものであり、組成
物中に前記範囲の濃度で使用しても実用上ほとんど不快
感を与えないことが判明した。
尚、本発明におけるポリオレフィン100重量部に対する
ジフルフラールソルビトールの添加量が0.005重量部以
下では目的とする透明性改善のための添加効果が実質的
に得られない。一方その添加量を8.0重量部以上にして
もかゝる効果にそれほどの向上は認められずむしろ組成
物の実用上の物性等が低下する。
ジフルフラールソルビトールの添加量が0.005重量部以
下では目的とする透明性改善のための添加効果が実質的
に得られない。一方その添加量を8.0重量部以上にして
もかゝる効果にそれほどの向上は認められずむしろ組成
物の実用上の物性等が低下する。
本発明において前記ジフルフラールソルビトールによっ
て透明性が改善されるポリオレフィンとしては、たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等および
それらの共重合体や配合物等が挙げられる。
て透明性が改善されるポリオレフィンとしては、たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等および
それらの共重合体や配合物等が挙げられる。
本発明に係る組成物は通常の合成樹脂組成物と同様にし
て製造することができ、たとえば、添加物としてのジフ
ルフラールソルビトールの所要量をポリオレフィンペレ
ットの公知の混練装置によって均一に混合することによ
って得られ、かゝるポリオレフィン組成物を用いて公知
の成形手段を用いて所望の成形品とすることができる。
て製造することができ、たとえば、添加物としてのジフ
ルフラールソルビトールの所要量をポリオレフィンペレ
ットの公知の混練装置によって均一に混合することによ
って得られ、かゝるポリオレフィン組成物を用いて公知
の成形手段を用いて所望の成形品とすることができる。
ジフルフラールソルビトールのポリオレフィン中への混
合に際しては、当該技術分野で慣用されている分散剤、
酸化防止剤、UV吸収剤等の他の添加剤を併用すること
もできる。
合に際しては、当該技術分野で慣用されている分散剤、
酸化防止剤、UV吸収剤等の他の添加剤を併用すること
もできる。
なお、本発明において用いられるジフルフラールソルビ
トールはフルフリルアルコール2モルとソルビトール1
モルとの縮合反応の生成物であり、溶媒としてかゝる反
応生成物によってゲル化しないものを用い、縮合触媒を
存在させて反応により生じる縮合水を除去しながら加熱
下に反応させることによって容易に得られる。
トールはフルフリルアルコール2モルとソルビトール1
モルとの縮合反応の生成物であり、溶媒としてかゝる反
応生成物によってゲル化しないものを用い、縮合触媒を
存在させて反応により生じる縮合水を除去しながら加熱
下に反応させることによって容易に得られる。
ジフルフラールソルビトールによってゲル化しない溶媒
としてはシクロヘキサン等の脂環式炭化水素および炭素
原子数6〜10の飽和脂族炭化水素等が好ましい。触媒と
しては脱水縮合反応に通常用いられる濃硫酸、塩酸、ト
ルエンスルホン酸およびリン酸等が挙げられる。
としてはシクロヘキサン等の脂環式炭化水素および炭素
原子数6〜10の飽和脂族炭化水素等が好ましい。触媒と
しては脱水縮合反応に通常用いられる濃硫酸、塩酸、ト
ルエンスルホン酸およびリン酸等が挙げられる。
なお、出発原料としてのソルビトールは前記溶媒中に溶
解させるため予め水溶液等の形としておくことが好まし
く、また反応の際の加熱温度はこの反応系中に存在する
水および縮合反応によって生じる水が溶媒との共沸によ
って容易に除去されるようにそれらの共沸温度以上にす
ることが好ましい。反応完了後、生成物を中和、洗浄、
濾過することによって粉末状のジフルフラールソルビト
ールが得られる。
解させるため予め水溶液等の形としておくことが好まし
く、また反応の際の加熱温度はこの反応系中に存在する
水および縮合反応によって生じる水が溶媒との共沸によ
って容易に除去されるようにそれらの共沸温度以上にす
ることが好ましい。反応完了後、生成物を中和、洗浄、
濾過することによって粉末状のジフルフラールソルビト
ールが得られる。
以下本発明を実施例によって具体的に説明する。
製造例 本発明のポリオレフィン組成物に用いるジフルフラール
ソルビトールを次のように調整した。
ソルビトールを次のように調整した。
70%ソルビトール水溶液65.1g(0.25モル)、フルフラ
ール48g(0.5モル)を窒素パージした反応器にシクロ
ロヘキサン500mlと共に導入し、攪拌しながら濃硫酸2
gを添加し、反応系の温度を70〜80℃に上昇させた。系
内の水および縮合反応により生じる水を溶媒との共沸に
よって除去しながら反応を進行させ、約5時間で反応が
完結した後系内の水を完全に除去した。
ール48g(0.5モル)を窒素パージした反応器にシクロ
ロヘキサン500mlと共に導入し、攪拌しながら濃硫酸2
gを添加し、反応系の温度を70〜80℃に上昇させた。系
内の水および縮合反応により生じる水を溶媒との共沸に
よって除去しながら反応を進行させ、約5時間で反応が
完結した後系内の水を完全に除去した。
反応混合物を直ちに室温まで冷却して中和し、水洗およ
び過によって反応混合物中の硫酸を除き、熱水で数回
洗浄後乾燥して白色粉末状のジフルフラールソルビトー
ル50.5gを得た(収率60%)。元素分析値は次の通りであ
る。
び過によって反応混合物中の硫酸を除き、熱水で数回
洗浄後乾燥して白色粉末状のジフルフラールソルビトー
ル50.5gを得た(収率60%)。元素分析値は次の通りであ
る。
実測値 計算値 C: 50.7 % 56.8 % H: 5.7 5.3 O: 37.3 37.9 実施例1 市販ポリプロピレン(三井ノーブレンJH−G)100重量
部に対してジフルフラールソルビトール0.3部を添加し1
80℃で5分間ロール混練し、更に180℃、250kg/cm2の条
件で5分間圧縮成形しその後60℃まで急冷することによ
り厚さ1.0 mmの試片を作成した。
部に対してジフルフラールソルビトール0.3部を添加し1
80℃で5分間ロール混練し、更に180℃、250kg/cm2の条
件で5分間圧縮成形しその後60℃まで急冷することによ
り厚さ1.0 mmの試片を作成した。
この試片についてASTM D−1003−61に基づいて霞度(ヘ
イズ)を求め、また臭気の有無をしらべた。比較例とし
て未添加及びジベンジリデンソルビトール(EC−1、
イーシー化学(株)品)0.3部を添加した場合の結果を
合せて表1に示す。
イズ)を求め、また臭気の有無をしらべた。比較例とし
て未添加及びジベンジリデンソルビトール(EC−1、
イーシー化学(株)品)0.3部を添加した場合の結果を
合せて表1に示す。
表 1 霞度(%) 臭気 実施例1 58 ナシ 比較例1(未添加) 83 ナシ 比較例2(EC−1) 60 ツヨイ 実施例2 市販ポリエチレン(ミラソンNEO−23H)100重量
部に対してジフルフラールソルビトール0.3部を添加し1
60℃で5分間ロール混練し、更に160℃、200g/cm2の条
件で5分間圧縮成形しその後60℃まで急冷して1.0mmの
試片を作成した。
部に対してジフルフラールソルビトール0.3部を添加し1
60℃で5分間ロール混練し、更に160℃、200g/cm2の条
件で5分間圧縮成形しその後60℃まで急冷して1.0mmの
試片を作成した。
この試片についてASTM D−1003−61に基づいて霞度(ヘ
イズ)を求め、また臭気の有無をしらべた。比較例とし
て未添加及びジベンジリデンソルビトール(EC−1、
イーシー化学(株)品) 0.3部を添加した場合の結果
を合せて表2に示す。
イズ)を求め、また臭気の有無をしらべた。比較例とし
て未添加及びジベンジリデンソルビトール(EC−1、
イーシー化学(株)品) 0.3部を添加した場合の結果
を合せて表2に示す。
表 2 霞度(%) 臭気 実施例2 60 ナシ 比較例1(未添加) 73 ナシ 比較例2(EC−1) 61 アリ 実施例3 ポリブテン(三井石油化学(株)製MI2.0 フィルム
グレード)100重量部に対してジフルフラールソルビト
ール0.3部を添加し130℃で5分間ロール混練し、その後
160℃、200g/cm2の条件で5分間圧縮成形しその後60℃
まで急冷することにより厚さ1.0 mmの試片を作成した。
グレード)100重量部に対してジフルフラールソルビト
ール0.3部を添加し130℃で5分間ロール混練し、その後
160℃、200g/cm2の条件で5分間圧縮成形しその後60℃
まで急冷することにより厚さ1.0 mmの試片を作成した。
この試片についてASTM D−1003−61に基づいき霞度を測
定、また臭気を調べた。結果を前記と同様な比較例の場
合と共に表3に示す。
定、また臭気を調べた。結果を前記と同様な比較例の場
合と共に表3に示す。
実施例3 65 ナシ 比較例1(未添加) 86 ナシ 比較例2(EC−1) 70 アリ (発明の効果) 本発明によれば、ポリオレフィン組成物から得られる成
形品の透明性を改善しかつ改質に際して製品に好ましく
ない臭気を生じさせることがない。
形品の透明性を改善しかつ改質に際して製品に好ましく
ない臭気を生じさせることがない。
Claims (4)
- 【請求項1】ポリオレフィン対して、 一般式: (式中、Rは水素原子又は炭素原子数1〜3のアルキル
基を表わす)で表わされるジフルフラールソルビトール
を配合したことを特徴とするポリオレフィン樹脂組成
物。 - 【請求項2】前記ジフルフラールソルビトールをポリオ
レフィン100重量部に対して0.005〜8.0重量部配合した
前記特許請求の範囲第1項記載のポリオレフィン樹脂組
成物。 - 【請求項3】ポリオレフィンがポリプロピレンである前
記特許請求の範囲第1項記載のポリオレフィン樹脂組成
物。 - 【請求項4】ポリオレフィンがポリエチレンである前記
特許請求の範囲第1項記載のポリオレフィン樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5408689A JPH062847B2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5408689A JPH062847B2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02233737A JPH02233737A (ja) | 1990-09-17 |
| JPH062847B2 true JPH062847B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=12960808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5408689A Expired - Lifetime JPH062847B2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062847B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-07 JP JP5408689A patent/JPH062847B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02233737A (ja) | 1990-09-17 |
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