JPH062857A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH062857A
JPH062857A JP16581392A JP16581392A JPH062857A JP H062857 A JPH062857 A JP H062857A JP 16581392 A JP16581392 A JP 16581392A JP 16581392 A JP16581392 A JP 16581392A JP H062857 A JPH062857 A JP H062857A
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JP
Japan
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cooking
sensor
circuit
sensor circuit
water vapor
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Application number
JP16581392A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Imai
敏光 今井
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱調理の制御に用いる情報を得るための複
数のセンサを備える加熱調理器において、安価な構成
で、センサ系の断線や短絡だけでなく信号変化の異常を
も確実に検出する。 【構成】 「酒のかん」の調理実行時には、重量センサ
回路及び環境温度センサ回路の検出信号により加熱調理
が制御され、アルコールセンサ回路及び水蒸気センサ回
路は用いられないが、アルコールセンサ回路及び水蒸気
センサ回路が正常であれば、調理の進行に従って酒が蒸
発することに伴い、その検出信号は所定の状態に変化す
る。この「酒のかん」の調理実行時に、アルコールセン
サ回路及び水蒸気センサ回路の検出信号を取込み、予め
記憶された基準値と比較することにより、異常の有無の
判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば水蒸気センサ,
アルコールセンサ,重量センサ等のセンサを備えた電子
レンジ等の加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば電子レンジにあっては、調
理物の重量を検出するための重量センサ、調理室内の水
蒸気量を検出するための水蒸気センサ、調理室内のアル
コール量を検出するためのアルコールセンサ、調理室内
の温度を検出するための温度センサなどの複数のセンサ
を設けたものが供されてきている。このものは、マイコ
ンからなる制御装置が、予め記憶された制御プログラム
及び前記各種のセンサの検出信号に基づいてマグネトロ
ン等を制御するようになっており、以て、使用者が例え
ばメニューキーにより調理メニューを選択する簡単な操
作を行うだけで、加熱調理が自動的に実行されるもので
ある。
【0003】例をあげると、重量センサの検出信号は、
例えば「酒のかん」等を行う場合の調理時間の決定のた
めに用いられ、また、水蒸気センサの検出信号は、例え
ば「御飯のあたため」や「茶わん蒸し」を行う場合の、
加熱終了時間の決定のために用いられ、そして、アルコ
ールセンサの検出信号は、例えば「焼き豚」や「味噌
汁」等のような調理物の種類の判別のために用いられ、
さらに、温度センサの検出信号は、例えば「クッキー」
等のオーブン調理時の温度制御のために用いられるので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なセンサを備えた電子レンジにおいて、センサやその信
号処理回路(併せて「センサ系」と称する)に故障が生
じた場合には、そのセンサ系を用いて自動調理を実行す
ると、加熱不足や過加熱が起こり、調理の出来具合が悪
くなってしまう虞がある。しかしながら、使用者には、
調理の出来具合が悪かったときに、その原因がセンサ系
の故障にあるのかそれとも他にあるのかが判断できない
ため、故障に気付かずにそのまま使用し続けることも考
えられ、信頼性に欠けるものとなってしまう。
【0005】そこで、制御装置に、センサ系に対する簡
単な自己診断の機能を付加することが行われている。こ
の自己診断の機能は、調理を開始する際に、使用するセ
ンサの出力信号の初期値が、妥当な範囲内にあるかどう
かを判断することにより、センサ系の断線や短絡を検知
するといったものである。
【0006】しかしながら、このような自己診断の方法
では、断線や短絡の診断はできても、調理開始後に現れ
る異常、例えばセンサの信号変化が異常(無反応,過剰
反応,断続動作等)である場合には、その異常を検出す
ることができない不具合がある。この不具合は、異常診
断のための別の装置を設ける、例えば同種のセンサを複
数個ずつ設けて検出信号を比較するといったことによ
り、解消することは可能であるが、それでは、部品数が
増加し回路構成が複雑となるなど、大幅なコストアップ
につながることになってしまう。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、センサ系の断線や短絡だけでなく信
号変化の異常をも確実に検出することができ、しかも安
価な構成で済ませることができる加熱調理器を提供する
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は、
加熱調理の制御に用いる情報を得るためのセンサを備
え、調理メニューに応じ前記センサの検出信号に基づい
て加熱調理を実行するようにしたものであって、加熱調
理の実行時にその調理の制御に使用されないセンサの検
出信号を取込む手段と、前記調理の制御に使用されない
センサの検出信号に基づいて当該センサ又はその信号処
理回路の異常の有無を判定する判定手段とを具備する構
成に特徴を有するものである。
【0009】
【作用】調理メニューに応じた所要のセンサの検出信号
に基づいて加熱調理を実行する際に、調理メニューによ
っては、その調理の制御に使用されないセンサにあって
も、その検出信号が調理の進行に応じて所定状態に変化
する場合が存在する。このような場合に、当該センサ及
びその信号処理回路が正常であれば、その検出信号は調
理の進行に応じて所定の状態に変化し、センサ系に何ら
かの異常があれば、その検出信号が所定状態とは異なる
状態となる。
【0010】従って、所定の調理メニューの調理を実行
する際に、その調理の制御に使用されないセンサの検出
信号を取込むようにすれば、判定手段がそのセンサの検
出信号の状態を調べることによって、当該センサやその
信号処理回路の異常の有無を判定することができるよう
になる。
【0011】この場合、センサ系の断線や短絡といった
異常だけでなく、調理開始後に現れるセンサの信号変化
の異常等も確実に検出することができる。そして、ソフ
トウエア的構成により、異常の有無の自己診断を行うこ
とが可能となるので、安価な構成で済ませることができ
るようになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明をオーブン,グリル機能付きの
電子レンジに適用した一実施例について、図面を参照し
て説明する。まず、図7乃至図9を参照して、本実施例
に係る加熱調理器たる電子レンジの概略構成について述
べる。
【0013】図7及び図8に示すように、電子レンジの
本体1内には、前面が扉2により開閉される調理室3が
設けられている。この調理室3の底部には、図示しない
調理物が載置される回転皿4が設けられている。この回
転皿4は、調理室3の外底部に設けられたRTモータ5
(図9参照)により回転されるようになっており、ま
た、この回転皿4は、調理物の重量を検出するための周
知の重量センサ(図示せず)が連動されるようになって
いる。この重量センサ及びその信号処理回路により、図
9に示す重量センサ回路6が構成されている。
【0014】また、前記調理室3の背壁3aの後方の奥
壁部には、該調理室3内に熱風を供給してオーブン調理
を行うための熱風ヒータ7及び熱風ファン8が設けられ
ている。また、調理室3の天板上の天井部には、グリル
調理を行うための面状のグリルヒータ9(図9にのみ図
示)が設けられている。さらに、調理室3の内壁部に
は、該調理室3内の温度を検出するためのサーミスタか
らなる温度センサ10が設けられている。
【0015】そして、調理室3の左側部には、調理室3
内の空気を本体1の外部に排出するための排気ダクト1
1が設けられている。この排気ダクト11内には、後述
するような水蒸気センサ12及びアルコールセンサ13
が設けられていると共に、煙粒子や臭気成分を吸着し分
解する周知の脱臭体14及びその脱臭体14を加熱する
ための触媒ヒータ15が設けられている。
【0016】一方、前記調理室3の右側には、機械室1
6が設けられている。この機械室16内には、図示しな
い導波管を介して前記調理室3内にマイクロ波を供給し
てレンジ調理を実行するためのマグネトロン17が設け
られると共に、このマグネトロン17等を冷却するため
の冷却ファン18等が設けられている。また、この冷却
ファン18からの冷却風の一部は、前記調理室3右側に
配設された吸気ダクト19と、調理室右壁3bに設けら
れた吸気用開口部3cを通り供給される。
【0017】さらに、この機械室16の前面には、操作
パネル20が設けられている。この操作パネル20に
は、図9にも示すように、使用者が調理メニュー等を選
択したり調理開始を指示したりするための各種スイッチ
を備えるスイッチ操作部21や、各種のメッセージ等を
表示する表示器22が設けられている。また、この操作
パネル20の外底部に位置して、本体1の周囲部の雰囲
気温度を検出するための環境温度センサ23が設けられ
ている。この環境温度センサ23及びその信号処理回路
により、図9に示す環境温度センサ回路23aが構成さ
れている。
【0018】図9は上記のように構成された電子レンジ
の電気的構成を概略的に示している。ここで、24は制
御装置であり、これは、マイクロコンピュータを含んで
構成されている。この制御装置24には、前記スイッチ
操作部21、水蒸気センサ回路25、アルコールセンサ
回路26、オーブン温度センサ回路27、前記環境温度
センサ回路23a、前記重量センサ回路6、図示しない
扉スイッチからの検出信号が夫々入力されるようになっ
ている。
【0019】このうち、オーブン温度センサ回路27
は、前記温度センサ10及びその信号処理回路を含んで
構成されている。また、後述するように、水蒸気センサ
回路25は、前記水蒸気センサ12及びその信号処理回
路を含んで構成され、アルコールセンサ回路26は、前
記アルコールセンサ13及びその信号処理回路28を含
んで構成されるようになっている。
【0020】そして、制御装置24は、図示しないRO
Mに記憶された制御プログラム及び前記各種の入力信号
等に基づいて、前記表示器22、RTモータ5、触媒ヒ
ータ15、グリルヒータ9、熱風ヒータ7及び熱風ファ
ン8、冷却ファン18、マグネトロン17を、図示しな
い駆動回路を介して制御し、もって加熱調理を実行する
ようになっているのである。
【0021】ここで、図6は、前記アルコールセンサ回
路26の構成を示している。この場合、前記アルコール
センサ13は、周知のように、感応部13aにその感応
部13aを加熱するためのヒータ13bを添設して構成
され、アルコール濃度に応じて感応部13aの抵抗値が
変化することに基づいて、アルコール濃度を検出するよ
うになっている。
【0022】アルコールセンサ回路26は、ヒータ通電
回路部29によりアルコールセンサ13のヒータ13b
への通電が行われ、感応部13aの検出値が信号処理回
路28を介して前記制御装置24にデジタルデータとし
て入力されるように構成されている。ここで、信号処理
回路28について述べるに、制御装置24の出力端子は
初期感度調整用の切替回路30に接続され、切替回路3
0の4個の出力端子が、夫々抵抗値の異なる抵抗32,
33,34,35に接続されている。これら抵抗32,
33,34,35が、前記アルコールセンサ13の感応
部13aの一方の端子に接続され、その他方の端子が回
路電源の正極に接続されている。
【0023】そして、制御装置24の入力端子は、A/
D変換回路36の出力端子に接続され、アルコールセン
サ13の感応部13aの一方の端子が抵抗37を介して
A/D変換回路36の入力端子に接続されている。そし
て、抵抗37とA/D変換回路36の共通接続点には、
コンデンサ38の一方の端子が接続され、コンデンサ3
8の他方の端子はアース接続されている。また、コンデ
ンサ38と並列に定電圧ダイオード31が入っている。
これにて、アルコールセンサ13の検出信号が、A/D
変換回路36を介して制御装置24に入力されるように
なっているのである。
【0024】尚、図示及び説明は省略するが、前記水蒸
気センサ12を含む水蒸気センサ回路25も、上記アル
コールセンサ回路26と同等の電気的構成を備えてい
る。
【0025】さて、前記制御装置24は、使用者がスイ
ッチ操作部21において調理メニューを選択する操作を
行うことにより、上述のように、制御プログラム及び各
種のセンサの検出信号に基づいてマグネトロン17等を
制御し、調理メニューに応じた最適な加熱調理を自動的
に実行させるようになっている。
【0026】例をあげると、例えば「酒のかん」が選択
されたときには、制御装置24は、重量センサ回路6及
び環境温度センサ回路23の検出信号に基づいて調理時
間を決定し、マグネトロン17及び冷却ファン18など
を制御する。また、例えば「御飯のあたため」や「茶わ
ん蒸し」が選択されたときには、水蒸気センサ12の検
出信号に基づいて加熱を終了させるようになっている。
そして、例えば「焼き豚」や「味噌汁」等のような調理
物の種類の判別が必要な場合には、アルコールセンサ1
3の検出信号が用いられ、これに基づいて調理物の種類
に応じた加熱調理を実行する。さらに、例えば「クッキ
ー」等のオーブン調理が選択されたときには、温度セン
サ10の検出信号に基づいて、熱風ヒータ7などを、調
理室3内を所定温度に保つように制御するようになって
いる。
【0027】そして、制御装置24は、そのソフトウエ
ア的構成により、加熱調理を実行しているときに、その
調理の制御に使用されないセンサの検出信号を取込み、
その検出信号に基づいて、当該センサ及びその信号処理
回路の異常の有無を判定するようになっている。これに
て、後の作用説明にて明らかとなるように、各センサ系
に対する自己診断の機能を実現するようになっているの
である。
【0028】次に、上記構成の作用について、図1乃至
図5も参照して述べる。上述のように、加熱調理の実行
時に、その調理の制御に使用されないセンサ系の自己診
断が行われるのであるが、本実施例においては、「酒の
かん」が選択されたときに、アルコールセンサ回路26
及び水蒸気センサ回路25の異常の有無を判定する場合
を例として述べることとする。
【0029】上述のように、「酒のかん」の調理が行わ
れるときには、重量センサ回路6の検出信号(重量セン
サが検出した酒の重量)及び環境温度センサ回路23の
検出信号に基づいて、調理時間Aが決定され、調理がス
タートされてから調理時間Aだけのマグネトロン17に
よる加熱調理が実行されるようになっている。従って、
この「酒のかん」の調理においては、アルコールセンサ
13及び水蒸気センサ12の検出信号は、その調理の制
御には用いられない。
【0030】ところが、この「酒のかん」の調理にあっ
ては、調理の進行に従って酒が蒸発することにより、調
理室3内のアルコール濃度及び水蒸気濃度が上昇するこ
とになる。従って、アルコールセンサ回路26及び水蒸
気センサ回路25が正常であれば、その検出信号は調理
の進行に応じて所定の状態に変化する筈である。
【0031】即ち、正常なアルコールセンサ回路26で
あれば、図3及び図4にBで示すような出力変化が生ず
ることになり、正常な水蒸気センサ回路25であれば、
図3及び図5にCで示すような出力変化が生ずることに
なる。これに対し、アルコールセンサ回路26に何らか
の異常があれば、その出力が図4に(a)〜(g)に示
すように、Bとは異なる状態となる。また、水蒸気セン
サ回路25に何らかの異常があれば、その出力が図5に
(h)〜(n)に示すように、やはりCとは異なる状態
となる。
【0032】本実施例では、このような出力変化に基づ
いて、アルコールセンサ回路26及び水蒸気センサ回路
25の異常の有無を判定するようになっているのであ
る。このうち、アルコールセンサ回路26の異常の有無
の判定の手順は、図1のフローチャートに示す通りであ
る。
【0033】即ち、まず、使用者により扉2が開放され
ると(ステップS1にてYes)、ステップS2にて、
アルコールセンサ回路26の感度切替が行われる。この
感度切替は、前記4個の抵抗32〜35に選択的に通電
することに基づいて、アルコールセンサ回路26の初期
感度を出力1Vに合せることにより行われる。
【0034】次に、使用者により、調理室3内に酒の入
った徳利が収容され(時刻t0 )、扉2が閉じられスタ
ートキーが操作(時刻t1 )されると(ステップS3に
てYes)、ステップS4にて、重量センサ回路6を作
動させて酒の重量Wを検出すると共に環境温度センサ回
路23を作動させて気温Tを検出し、それら重量W及び
気温Tから、調理時間Aが算出される。この調理時間A
は、例えば、A=k1W+k2 T(k1 ,k2 は定数)
の式により算出される。
【0035】そして、ステップS5にて、アルコールセ
ンサ回路26の出力電圧V0 を取込み、この出力電圧V
0 が、0.5<V0 <1.5の範囲内にあるかが判断さ
れる。ここで、その範囲外であれば(No)、図4に
(a),(e),(f)で示すような異常、即ち断線
(e),短絡(a),感度切替異常(f)があると判定
される(ステップS6)。図6に示すように、例えばア
ルコールセンサ感応部13aの両端子間が短絡したよう
な場合に、出力変化が図4の(a)に示すようになる。
【0036】一方、範囲内にある場合には(ステップS
5にてYes)、加熱調理が開始される(ステップS
7)。そして、ステップS8では、調理開始後10秒間
のアルコールセンサ回路26の出力電圧の変化量ΔV1
を求め、その変化量ΔV1 が、0.5V以上かどうかが
判断される。ここで、その変化量ΔV1 が0.5Vより
も小さい場合には(No)、図4に(b),(c)で示
すような初期変化異常と判定される(ステップS9)。
【0037】この場合、図6に示すように、例えばヒー
タ通電回路部29の抵抗が短絡し、ヒータ電圧が定格時
より高くなった場合には、出力変化が図4の(b)に示
すようになり、また、例えばヒータ通電回路部の出力と
センサ回路用電源が短絡しヒータ電圧が定格よりも低く
なった場合、出力変化が図4の(c)に示すようにな
る。
【0038】前記変化量ΔV1 が0.5V以上であった
場合には(ステップS8にてYes)、調理時間Aの経
過する時刻t2 の10秒前となった後(ステップS10
にてYes)、ステップS11にて、時刻t2 までの1
0秒間のアルコールセンサ回路26の出力電圧の変化量
ΔV2 が求められ、その変化量ΔV2 が、正の値且つ
0.2V未満かどうかが判断される。
【0039】ここで、変化量ΔV2 が負の値であったと
きには(No)、例えば図4の(g)に示すような末期
変化異常(例えばはんだ不良)があると判定され(ステ
ップS12)、0.2V未満の正の値であれば(Ye
s)、異常がないと判定されるのである(ステップS1
3)。
【0040】一方、図2のフローチャートは、水蒸気セ
ンサ回路25についての異常の有無の判定の手順を示し
ている。ここでも同様に、扉2が開放されると(ステッ
プS21)、水蒸気センサ回路25についての感度切替
が行われ(ステップS22)、扉2が閉じられスタート
キーが操作されると(ステップS23)、調理時間Aが
算出される(ステップS24)。
【0041】次のステップS25にて、水蒸気センサ回
路25の出力電圧V0 が、0.5<V0 <1.5の範囲
内にあるかが判断され、その範囲外であれば(No)、
図5に(h),(l),(m)で示すような異常、即ち
断線(l),短絡(h),感度切替異常(m)があると
判定される(ステップS26)。
【0042】出力電圧V0 が範囲内にあれば(Ye
s)、加熱調理が開始され(ステップS27)、調理開
始後10秒間の水蒸気センサ回路25の出力電圧の変化
量ΔV1を求め、その変化量ΔV1 が、0.3V以下か
どうかが判断される(ステップS28)。ここで、変化
量ΔV1 が0.3Vよりも大きい場合には(No)、図
5に(i)で示すような初期変化異常と判定される(ス
テップS29)。
【0043】そして、調理時間Aの経過する時刻t2 の
10秒前となった後(ステップS30にてYes)、時
刻t2 までの10秒間の水蒸気センサ回路25の出力電
圧の変化量ΔV2 が求められ、その変化量ΔV2 が、
0.5≦ΔV2 <1.5の範囲内にあるかどうかが判断
される(ステップS31)。変化量ΔV2 がその範囲内
になければ(No)、図5の(j),(n)に示すよう
な末期変化異常があると判定され(ステップS32)、
範囲内にあれば(Yes)、異常がないと判定されるの
である(ステップS33)。
【0044】このような本実施例によれば、制御装置2
4は、「酒のかん」の調理実行時に、その調理の制御に
使用しないアルコールセンサ回路26及び水蒸気センサ
回路25の異常の有無を判定するようにしたので、それ
らアルコールセンサ回路26及び水蒸気センサ回路25
に故障が生じたことを、速やかに自己診断することがで
きる。
【0045】従って、センサ系の故障を使用者が気付か
ない虞のあった従来のものと異なり、異常判定がなされ
たときに故障の発生を報知することにより、使用者は、
故障の発生を速やかに知ることができて迅速に適切な処
置を講ずることができる。この結果、センサ系の故障に
起因する加熱不足や過加熱といった調理の失敗を極力防
止することができるものである。
【0046】そして、この場合、調理開始後に現れる異
常を検出することができなかった従来のものと異なり、
センサ系の出力信号の初期値のみでなく、調理開始後に
おける異常の有無の判定も行うものであるから、センサ
系の断線や短絡だけでなく、信号変化の異常をも確実に
検出することができ、ひいては、信頼性を大幅に向上さ
せることができる。さらに、制御装置24のソフトウエ
ア構成により自己診断を可能としているので、部品数が
増加することもなく、安価な構成で済ませることができ
るものである。
【0047】尚、上記実施例では、使用者が「酒のか
ん」の調理メニューを選択操作するだけで自動的に調理
時間を設定する構成としたが、例えば使用者が、「酒の
かん」及びその本数を設定するいわゆる手動設定を行う
場合にも同様の自己診断ができ、さらには、調理メニュ
ーを使用者が設定することなく全自動調理キーを操作す
るだけで調理メニューを自動的に判断するような場合に
も、同様の自己診断を行うように構成することができ
る。
【0048】そして、上記実施例では、「酒のかん」の
調理実行時にアルコールセンサ回路26及び水蒸気セン
サ回路25の自己診断を行うようにしたが、それ以外の
調理メニューの調理実行時にも、以下のようにそれらの
自己診断は可能である。
【0049】アルコール濃度変化が大の場合として、例
えば「スペアリブ」や「焼き豚」の調理(オーブン調
理)にあっては、アルコールセンサ回路及び水蒸気セン
サ回路の自己診断ができる。「魚の煮物」の調理(レン
ジ調理)の場合にも、アルコールセンサ回路の自己診断
ができる。
【0050】また、アルコール濃度変化が小である場合
でも、「クッキー」や「スポンジケーキ」の調理(オー
ブン調理)や「牛乳のあたため」の調理(レンジ調理)
にあって、アルコールセンサ回路及び水蒸気センサ回路
の自己診断が可能である。さらに、「茶碗蒸し」のよう
に沸騰するまで加熱する調理の場合にも、アルコールセ
ンサ回路の自己診断が可能である。
【0051】その他、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して
実施し得るものである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、加熱調理の実行時にその調理の
制御に使用されないセンサの検出信号を取込み、その検
出信号に基づいて当該センサ又はその信号処理回路の異
常の有無を判定するように構成したので、センサ系の断
線や短絡だけでなく信号変化の異常をも確実に検出する
ことができ、しかも安価な構成で済ませることができる
という優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、アルコールセ
ンサ回路の有無の判定の手順を示すフローチャート
【図2】水蒸気センサ回路の有無の判定の手順を示すフ
ローチャート
【図3】酒のかんの調理実行時におけるアルコールセン
サ回路及び水蒸気センサ回路の正常時の出力変化を示す
【図4】アルコールセンサ回路の正常時及び異常時の出
力変化を示す図
【図5】水蒸気センサ回路の正常時及び異常時の出力変
化を示す図
【図6】アルコールセンサ回路の構成を示す図
【図7】電子レンジの斜視図
【図8】電子レンジの概略的横断上面図
【図9】電気的構成を示すブロック図
【符号の説明】
図面中、1は本体、3は調理室、6は重量センサ回路、
7は熱風ヒータ、8は熱風ファン、9はグリルヒータ、
10は温度センサ、12は水蒸気センサ、13はアルコ
ールセンサ、17はマグネトロン、18は冷却ファン、
20は操作パネル、21はスイッチ操作部、22は表示
器、23は環境温度センサ回路、24は制御装置、25
は水蒸気センサ回路、26はアルコールセンサ回路、2
7はオーブン温度センサ回路、28は信号処理回路を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理の制御に用いる情報を得るため
    のセンサを備え、調理メニューに応じ前記センサの検出
    信号に基づいて加熱調理を実行するようにしたものにお
    いて、 加熱調理の実行時に、その調理の制御に使用されないセ
    ンサの検出信号を取込む手段と、 前記調理の制御に使用されないセンサの検出信号に基づ
    いて、当該センサ又はその信号処理回路の異常の有無を
    判定する判定手段とを具備することを特徴とする加熱調
    理器。
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