JPH0629199Y2 - 船舶の推進装置 - Google Patents

船舶の推進装置

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JPH0629199Y2
JPH0629199Y2 JP6020588U JP6020588U JPH0629199Y2 JP H0629199 Y2 JPH0629199 Y2 JP H0629199Y2 JP 6020588 U JP6020588 U JP 6020588U JP 6020588 U JP6020588 U JP 6020588U JP H0629199 Y2 JPH0629199 Y2 JP H0629199Y2
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JP
Japan
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propulsion
propulsion shaft
oil seal
support case
shaft support
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JP6020588U
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JPH01162898U (ja
Inventor
光男 北井
Original Assignee
株式会社北井鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、船舶に吊設される推進ユニットの下部に密閉
状推進軸支持ケースを一体的に設け、この推進軸支持ケ
ースに、駆動源に連なる推進軸を回転自在に支承し、こ
の推進軸の後部を、前記推進軸支持ケースの後端開口部
を通してその外方に延長させ、その外端部にスクリュー
プロペラを固着し、前記推進軸の外周面に密接するオイ
ルシールを前記後端開口部に装着してなる形式の船舶の
推進装置に関する。
(2)従来の技術 上記形式の船舶の推進装置は、例えば特公昭53−15
54号公報に開示されているように従来公知である。
(3)考案が解決しようとする課題 ところが上記従来装置では、ナイロンやポリプロピレン
等の熱可塑性樹脂よりなるロープ等の作業具がプロペラ
のボス部に巻付いた状態でなおプロペラが強力に回転駆
動された時に、そのロープ等が摩擦熱で溶融流動化し、
その流動化物が推進軸支持ケースの後端開口部に臨むオ
イルシールに接触してこれを劣化させ、そのシール性を
損なう虞れがあった。尚、上記従来装置には、推進軸支
持ケースの後端開口部を覆う蓋板が一応設けられてはい
たが、この蓋板は、比較的大きな固形異物のオイルシー
ルへの物理的な衝突干渉を防ぐための単なる保護板とし
て機能するに過ぎないものであって、ロープ等の溶融流
動化物のオイルシールへの流動、接触を有効に防止し得
なかった。
本考案は斯かる実情に鑑みてなされたもので、上記ロー
プ等の溶融流動化物のオイルシールへの流動、接触を簡
単な構造で効果的に防止できるようにした、船舶の推進
装置を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 以上の目的を達成するために本考案は、前記形式の船舶
の推進装置において、オイルシールの後面に対向する円
環状の邪魔板を推進軸の外周に嵌着し、この邪魔板を覆
い且つ推進軸に貫通される後部カバーを推進軸支持ケー
スの後端部に固着して、その後部カバーの内面と邪魔板
の後面及び外周面との間に、推進軸を囲繞する微小間隙
を形成したことを特徴とする。
(2)作用 回転中のスクリュープロペラのボス部にナイロンやポリ
プロピレン等の熱可塑性樹脂で形成されたロープ等が巻
付くと、これが摩擦熱で溶け流動化物となって、推進軸
支持ケースの後端開口部と推進軸間のオイルシールへ向
かって流れようとする。ところが本考案の上記構成によ
れば、オイルシールの後面に対向配置されて推進軸外周
に嵌着される邪魔板の後面及び外周面が、推進軸支持ケ
ースに固定の後部ケース内面との間で、途中が屈曲した
迷路状の微小間隙を形成するため、前記流動化物がこの
微小間隙を通過してオイルシールに到達すること、延い
てはオイルシールが該流動化物との接触に因り劣化する
ことが効果的に防止される。
(3)実施例 以下、図面を参照して本考案の一実施例について説明す
る。
第1図において、船舶の船体Gの船底1の適所には円筒
状の推進装置支持台2が立設されており、この支持台2
の上縁部に推進装置全体を支持するための支持体3が水
密状態で固定支持される。
前記支持台3上には、伝動ギヤボックス4がさらにその
上に入力軸支持ケース5が固着される。
支持体3およびギヤボックス4には、推進ユニットUの
推進ケーシングCが鉛直軸回りに旋回自在に軸受B
を介して回転自在に支承され、該推進ケーシングC
の下半部は船底1より下方に突出している。また、前記
推進ケーシングCの上部はギヤボックス4内にあってそ
こにウォームギヤ6が固着され、このウォームギヤ6は
図示しない駆動源に連なるウォーム7に噛合される。し
たがってウォーム7の駆動により推進ケーシングCは鉛
直軸回りに回転駆動される。
推進ケーシングCには、その縦中心線に沿って第1駆動
軸8が貫通されており、該軸8は入力軸支持ケース5と
推進ケーシングCに軸受B,Bを介して回転自在に
支持される。第1駆動軸8の上端は入力軸支持ケース5
内に達しており、こゝでベベルギヤ9,10を介して、
図示しない駆動源に連なる入力軸11に連動される。第
1駆動軸8と偏心した位置において、推進ケーシングC
には軸受B,Bを介して第2駆動軸12が前記第1
駆動軸8と略並行に回転自在に支承されており、この第
2駆動軸12は、スパーギヤ13,14を介して前記第
1駆動軸8に連動される。第2駆動軸12の下端は、推
進ケーシングCの一部をなす推進軸支持ケース15内に
突出しており、こゝで該支持ケース15に軸受B,B
を介して回転自在に支承される推進軸16にベベルギ
ヤ17,18を介して連動される。而して、図示しない
駆動源からの駆動力は、入力軸11、第1,第2駆動軸
8,12を経て推進軸16に伝達され、該推進軸16を
回転駆動する。
第2図に示すように、推進軸支持ケース15は、後蓋1
9、前蓋20および低蓋21より構成されている。これ
らの各蓋19,20,21の内面によって画成されるオ
イル室Oには適量の潤滑油が溜められており、この潤滑
油により前記推進軸16、ベベルギヤ17,18および
軸受B,B等の潤滑が行われるようになっている。
推進軸16は、軸受B,Bを介して推進軸支持ケー
ス15に回転自在に支承され、その後端部は、後蓋19
の開口部19aを通して推進軸支持ケース15外へ延長
される。推進軸16の後端部にはテーパ部22とそれに
隣接するねじ部23が形成され、テーパ部22にはスク
リュープロペラ25のボス部25aがキー24係合さ
れ、ねじ部23にはプロペラナット26がねじ込まれ、
該ナット26は抜止め用ボルト27を以って推進軸16
に固定されている。而して、スクリュープロペラ25、
プロペラナット26およびボルト27は推進軸16の回
転に伴って一体に回転される。
前記後蓋19の開口部19aの内周面には、推進軸16
外周面にリップを密接させる前後一対のオイルシール2
8,29が装着され、そのうち後部オイルシール28が
本考案のオイルシールを構成する。
前記後蓋19の外端面(即ち後端面)には環状の後部ケ
ース30がボルト31を以って固着されており、該ケー
ス30の中心部に形成された挿通孔30bには推進軸1
6が挿通される。この後部ケース30の後端面には、ス
クリュープロペラ25のボス部25a内端面に形成され
た環状凸部25bと摺動自在に嵌合する環状凹溝30a
が形成される。
後部ケース30の内端面(即ち前端面)の内周縁部に形
成された円筒凹部30cには、止めピン32を以って推
進軸16に一体に嵌着されて前記後部オイルシール28
に対向する環状の邪魔板33が相対回転可能に収容され
る。而してその邪魔板33の後面及び外周面と、後部ケ
ース30の内面(即ち前記凹部30cの内面)との間に
は、推進軸16を囲繞する横断面L字状の微小間隙sが
形成される。
前記邪魔板33の内端面には、第3,4図に示すよう
に、前記止めピン32を挿入し得るピン孔33aと、該
ピン孔33aの両側まで延びるC字状のグリース溝33
bが形成されており、このグリース溝33bにはグリー
スが充填される。そのグリース溝33bは、後部オイル
シール28と対向している。
次に、上記実施例の作用について説明する。
第1図において、図示しない駆動源を駆動すると、入力
軸11、第1,第2駆動軸8,12および推進軸16等
を介してスクリュープロペラ25が回転されて船舶に推
進力が与えられる。また図示しない駆動源を駆動する
と、ウォーム7およびウォームギヤ6等を介して推進ユ
ニットUの推進ケーシングCが鉛直軸回りに360°回
転されて操舵が行われる。
こゝで船舶の航行中、即ちスクリュープロペラ25の回
転中において、該プロペラ25と、推進軸支持ケース1
5との間のプロペラボス部25aにナイロンやポリプロ
ピレン等の熱可塑性樹脂材よりなるロープ等が巻付く
と、該ロープはスクリュープロペラ25の回転による摩
擦熱で溶け流動化物となって、相互に相対回転するボス
部25a前端と後部ケース30後端との対向面間、及び
後部ケース30内周と推進軸16外周との対向面間を順
次経て後部オイルシール28側へ流れようとするが、特
に前者の対向面間の間隙は、前記環状凸部25bと環状
凹溝30aとの凹凸嵌合による迷路状の間隙であること
から、前記流動化物の通過を効果的に防止する。また前
記流動化物の一部は、このような間隙も通過し、更に後
者の対向面間を通過して後部オイルシール28側へ流れ
ようとするが、その後部オイルシール28の後面に対向
配置されて推進軸16外周に嵌着される邪魔板33の後
面及び外周面が後部ケース30内面との間で、途中が屈
曲した迷路状の微小間隙sを形成している関係で、該後
部オイルシール28への前記流動化物の到達が効果的に
阻止される。この結果、後部オイルシール28が前記流
動化物との接触で早期に劣化するのを回避できるから、
そのシール性能を長期に亘り有効に保つことができる。
また前記微小間隙s内には、邪魔板33のグリース溝3
3bから流出したグリースの油分を容易に保持すること
ができるから、この油分によって水の通過も有効に防止
することができる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、オイルシールの後面に対
向配置されて推進軸外周に嵌着される邪魔板の後面及び
外周面が、推進軸支持ケースに固定の後部ケース内面と
の間で、途中が屈曲した迷路状の微小間隙を形成するよ
うにしたので、回転中のスクリュープロペラのボス部に
ナイロンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂よりなるロ
ープ等が巻付いて摩擦熱で溶け流動化物となってオイル
シールへ向かって流れようとしても、それがオイルシー
ルに到達するのを上記微小間隙によって効果的に阻止す
ることができ、従ってオイルシールが該流動化物との接
触で早期に劣化するのを回避できるから、該オイルシー
ルのシール性能を長期に亘り有効に保つことができる。
しかもこのような効果は、邪魔板の特設と後部カバーの
構造変更とにより容易に達成されるから、前記従来装置
のものと比べ大幅なコスト増となることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による船舶の推進装置の全体側面図、第
2図は同推進装置の要部の拡大縦断面図、第3図は第2
図のIII−III線断面図、第4図は第3図のIV−IV線断面
図である。 G……船体、s……微小間隙、U……推進ユニット、1
5……推進軸支持ケース、16……推進軸、25……ス
クリュープロペラ、28……オイルシールとしての後部
オイルシール、30……後部ケース、33……邪魔板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体(G)に吊設される推進ユニット
    (U)の下部に密封状推進軸支持ケース(15)を一体
    的に設け、この推進軸支持ケース(15)に、駆動源に
    連なる推進軸(16)を回転自在に支承し、この推進軸
    (16)の後部を、前記推進軸支持ケース(15)の後
    端開口部(19a)を通してその外方に延長させ、その
    外端部にスクリュープロペラ(25)を固着し、前記推
    進軸(16)の外周面に密接するオイルシール(28)
    を前記後端開口部(19a)に装着してなる、船舶の推
    進装置において、前記オイルシール(28)の後面に対
    向する円環状の邪魔板(33)を前記推進軸(16)の
    外周に嵌着し、この邪魔板(33)を覆い且つ前記推進
    軸(16)に貫通される後部カバー(30)を前記推進
    軸支持ケース(15)の後端部に固着して、その後部カ
    バー(30)の内面と前記邪魔板(33)の後面及び外
    周面との間に、前記推進軸(16)を囲繞する微小間隙
    (s)を形成したことを特徴とする、船舶の推進装置。
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JPH01162898U JPH01162898U (ja) 1989-11-13
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