JPH06293398A - 懸垂式給油装置 - Google Patents

懸垂式給油装置

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JPH06293398A
JPH06293398A JP9728493A JP9728493A JPH06293398A JP H06293398 A JPH06293398 A JP H06293398A JP 9728493 A JP9728493 A JP 9728493A JP 9728493 A JP9728493 A JP 9728493A JP H06293398 A JPH06293398 A JP H06293398A
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JP
Japan
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refueling
hose
amount
lifting
nozzle
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JP9728493A
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English (en)
Inventor
Takeomi Yoshida
烈臣 吉田
Teruaki Watanabe
輝明 渡辺
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給油ノズルを給油所の設置条件に応じて上端
位置,待機位置,給油位置に設定するとき、その設定処
理を容易にかつ、安全に行うことができる。 【構成】 昇降操作器21の設定スイッチ21Aを閉成
し、上昇スイッチ21Cまたは下降スイッチ21Dのど
ちらかを閉成すると、ホースリール12が回動し、給油
ノズル14が予め設定されている原昇降位置に昇降す
る。そして、この原昇降位置に対して昇降位置を調整す
るために、上昇スイッチ21Cまたは下降スイッチ21
Dを操作し、給油ノズル14の位置を微調整し、この新
たな昇降位置を昇降位置検出器17からの信号として更
新記憶する。これにより、昇降位置の設定処理を高所3
に昇ることなしに、容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリン給油所等に適
用される懸垂式給油装置に関し、特に給油ノズルの上
端,待機,給油の昇降位置を給油所の設置条件に応じて
設定しうる懸垂式給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガソリン給油所に用いられるこ
の種の懸垂式給油装置は、一端がタンクに連なり他端が
給油所高所に延びる配管と、該配管の途中に設けられ、
ポンプ用モータにより駆動されるポンプと、前記給油所
高所に設けられたデリベリユニットと、該デリベリユニ
ット内に設けられたホースリールに巻回され、一端が前
記配管の他端と接続され、他端に給油ノズルが設けられ
たホースと、昇降スイッチの操作により前記ホースリー
ルを正逆回転駆動せしめて前記給油ノズルを昇降させる
ために、前記デリベリユニット内に設けられた昇降用モ
ータとから構成されている。そして、前記昇降スイッチ
を作動させることにより、給油ノズルを格納位置と待機
位置との間,待機位置と給油位置との間で昇降させ、給
油位置となったときにはポンプ用モータを駆動せしめる
ようにしたものが知られている。
【0003】ところで、上述した懸垂式給油装置におい
ては、給油ノズルを各昇降位置(上端位置,待機位置,
給油位置)へ移動するには、給油所高所に設けられホー
スリールに巻回されたホースを繰出しまたは収納して行
ない、該ホースリールは昇降用モータにより駆動されて
いる。そして、この各昇降位置で給油ノズルを昇降停止
させるための昇降用モータの制御は、前記デリベリユニ
ット内のホースリールの回転軸に固定してそれぞれ設け
られ、各昇降位置に対応して開閉成する複数(例えば3
個)のカムスイッチの動作によって行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来技術の懸垂式給油装置では、給油所毎の建屋工事条件
に応じてホースリールから地表までの距離が異なり、給
油装置設置時には各昇降位置の設定作業のため、作業者
が給油所高所のデリベリユニットまで昇り、各昇降位置
に対応するカムスイッチそれぞれのカム調整を行なう必
要があった。さらに、長期の使用によりホースが伸長し
たとき等のために、この昇降位置の設定作業は定期点検
の一つとして行なっていた。
【0005】そして、懸垂式給油装置の設置時および定
期点検時等の昇降位置の設定作業毎に、作業者は給油所
高所に昇らなくてはならず、その作業に危険性が伴うと
いう問題があった。
【0006】この問題を解決するために、他の従来技術
においては例えば特開昭55−107696号および特
開昭55−107697号等に示すような懸垂式給油装
置がある。
【0007】この他の従来技術による懸垂式給油装置
は、ホースを繰出しまたは収納するためのホースリール
の回転量に対応した数のパルス数を発生するパルス発信
手段と、給油ノズルの予め定めされた基準昇降位置から
各昇降位置に到達するまでの前記パルス発信手段から出
力されるパルス数が予め設定記憶されている記憶手段
と、ホースリールの正逆回転に基づき前記パルス発信手
段から出力されるパルス数を加減算し、この演算値が前
記記憶手段に予め設定記憶されているパルス数になった
ときホース昇降用モータを制御してホースリールを回転
停止し、ホースの昇降を停止させる制御手段とから構成
されている。
【0008】そして、この懸垂式給油装置における各昇
降位置の設定作業は、次のように行なわれている。
【0009】まず、給油ノズルの上端位置の設定は、給
油装置の工場組立段階でなされる。即ち、ホースに対向
するように予め設けられた検出器に、上端位置に相当す
る長さ分のホースを繰出した状態でのみ対向するよう
に、給油装置の工場組立段階で被検出片を直接ホースに
取付けておく。この結果、給油装置の設置場所では上端
位置は設定および調整不良となっており、この上端位置
が基準位置となる。
【0010】次に、給油ノズルの待機位置の設定は、給
油装置の設置場所で作業者によってなされる。作業者は
まずホース位置設定状態に給油装置を切換操作した後、
上端位置にある給油ノズルが所定の待機位置(一般に地
表から1.8m)に降下するまで、ホース昇降用スイッ
チの降下釦を押し続けてホースリールからホースを繰出
す。この間、パルス発信手段から出力されるパルスはカ
ウントされる。給油ノズルの降下位置が所定の待機位置
になったときに、作業者は降下釦を離してホースリール
からのホースの繰出しを停止させ、所定の設定操作を行
なうと、この間にカウントされるパルス数、即ち基準位
置としての上端位置から当該停止位置までの間にカウン
トされたパルス数が待機位置として記憶手段に設定記憶
される。
【0011】さらに、給油ノズルの給油位置の設定は、
前記待機位置の設定が終わった後、再び作業者がホース
昇降用スイッチの降下釦を押し続けてホースをホースリ
ールから繰出し、給油ノズルを当該設定した待機位置か
ら所定の給油位置まで降下させることによって連続的に
行なわれる。そして、この間にパルス発信手段から出力
されるパルス数は、前述の上端位置から待機位置までの
パルス数に加算カウントされる。前述の待機位置の設定
の場合と同様な作業者の設定操作によって、この加算カ
ウントされたパルス数、即ち基準位置としての上端位置
から当該所定の給油位置まで降下させる間にパルス発信
手段から出力されたパルス数が、給油位置として記憶手
段に設定記憶される。
【0012】さらに、前記ホース位置設定状態から通常
の給油作業状態に切換えられた場合、前記記憶手段に設
定記憶されたパルス数に基づき、待機位置および給油位
置の各昇降位置で給油ノズルをそれぞれ昇降停止させる
ようになっている。
【0013】このように、上述した他の従来技術では、
各給油所への懸垂式給油装置の設置時または定期点検時
等に行なう昇降位置の設定作業では、作業者は給油所高
所に昇らずに設定作業ができるものの、昇降用スイッチ
の降下釦を押し続けて給油ノズルを降下させなくてはな
らず設定作業が煩わしいという問題があった。
【0014】本発明は上述した他の従来技術の問題に鑑
みなされたもので、本発明は昇降位置の設定が容易にで
きるようにした懸垂式給油装置を提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明に適用される懸垂式給油装置は、一端側が
タンクに連通し他端側が給油所高所に延びる配管と、一
端側が給油所高所に位置して該配管の他端側と連通し、
他端側が給油所高所より吊下され、給油ノズルが接続さ
れたホースと、給油所高所に設けられ、該ホースを収納
・繰出して給油ノズルを昇降させるホース昇降機と、該
ホース昇降機に設けられ、前記ホースの収納・繰出し量
を計測する昇降量計測手段と、前記給油ノズルの上端位
置,待機位置,給油位置からなるそれぞれの昇降位置に
対応させて前記ホースの収納,繰出し量を記憶する記憶
手段と、昇降操作に応じて該記憶手段に記憶されている
昇降位置間で給油ノズルを昇降させるべく、前記昇降量
計測手段の出力に基づき前記ホース昇降機を昇降駆動す
る駆動制御手段とから構成される。
【0016】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記給油ノズルの昇降位置を調整するため、前記昇降量
計測手段によって計測される単位収納・繰出し量分のホ
ースの昇降を指示する指示手段と、該指示手段の操作に
より前記昇降量計測手段によって計測される単位収納・
繰出し量分だけ現在のホースの収納・繰出し量に対して
収納・繰出すべく前記ホース昇降機を昇降駆動する調整
駆動制御手段と、前記昇降量計測手段によって計測され
ている収納・繰出し量を前記給油ノズルの上端位置,待
機位置,給油位置のいずれかの昇降位置として設定指示
する設定指示手段と、該設定指示手段の操作に基づき前
記記憶手段に前記昇降量計測手段によって計測されてい
る収納・繰出し量を昇降位置として更新記憶する昇降位
置更新手段とから構成したことにある。
【0017】
【作用】上記構成により、設定指示手段で設定された給
油ノズルの上端位置,待機位置,給油位置のいずれかの
昇降位置として設定指示し、この位置を昇降量計測手段
によって計測し昇降位置更新手段で更新記憶する。そし
て、更新後の通常の給油作業にあっては、給油ノズルの
昇降動作は、新たに設定された更新記憶された昇降位置
に基づいて行なう。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図12に
基づき説明する。
【0019】図中、1は給油所敷地を示し、該給油所敷
地1には事務室等を備えた建屋2が設けられ、該建屋2
の上方には天井,キャノピおよび梁等からなる高所3が
形成されている。前記建屋2に沿って配管4が設けら
れ、該配管4の一端は敷地1の地下に配置されたタンク
5内に開口し、その他端は高所3に延びホース昇降機
(デリベリユニット)6に接続されている。そして、配
管4の途中にはポンプ用モータ7によって駆動されるポ
ンプ8、給油量を計測する流量計9が設けられ、該流量
計9には流量発信器10が付設されている。
【0020】ここで、前記ホース昇降機6は、図2に示
すように、長箱状のケーシング11を有し、該ケーシン
グ11内にはホースリール12が回転自在に軸支され、
該ホースリール12にはホース13が巻回されている。
そして、該ホース13の一端は前記配管4の他端に連通
され、かつ該ホース13の他端は前記ケーシング11か
ら吊下され、その先端には給油ノズル14が接続されて
いる。
【0021】15はケーシング11内に設けられた昇降
用モータを示し、該昇降用モータ15は正逆回転可能な
モータにより構成され、チェーン16を介して前記ホー
スリール12に接続され、該昇降用モータ15の回転に
よりホースリール12を回転させ、ホース13の繰出
し、巻取を行なうようになっている。
【0022】17はケーシング11内に設けられた昇降
量計測手段としての昇降量検出器を示し、該昇降量検出
器17はチェーン18を介してホースリール12に接続
され、該ホースリール12の回転量を計測することによ
って、ホース13の収納・繰出し量、即ち給油ノズル1
4の昇降位置を検出するものである。
【0023】ここで、前記昇降量検出器17はエンコー
ダ19と位置検出部20とからなり、該エンコーダ19
は図3および図4に示す如く、チェーン18により回動
される円板部19Aと、該円板部19Aの径方向外側に
全周に亘って等間隔に多数個穿設された単位位置目盛1
9B,19B,…と、該各単位位置目盛19Bの径方向
内側に位置して1個穿設された基準位置目盛19Cとか
らなる。また、前記位置検出部20は図示しない一対の
発光素子と、該各発光素子の光をそれぞれ受光する一対
の受光素子20A,20Bとからなり、一方の受光素子
20Aは単位位置目盛19Bを検出し、他方の受光素子
20Bは基準位置目盛19Cを検出する。そして、受光
素子20A,20Bで検出される信号はパルス信号とし
て検出され、基準位置目盛19Cを基準として単位位置
目盛19Bの数をカウントすることによって、給油ノズ
ル14の昇降位置に対応した信号を出力するようになっ
ている。
【0024】そして、工場からの出荷の際には、先端に
給油ノズル14が接続されたホース13は設置場所まで
輸送し易いようにホースリール12に巻回されてケーシ
ング11内に収納された状態で出荷され、当該出荷の際
には、前記昇降量検出器17のエンコーダ19としての
円板部19Aは、その基準位置目盛19Cが位置検出部
20の受光素子20Bと相対向するように給油装置の組
立段階で調整取付けされている。
【0025】21は昇降操作器を示し、該昇降操作器2
1は無線信号によりホース昇降機6のケーシング11内
に設けられた受信部22に送信され、該受信部22で受
信された信号は後述する制御装置23に出力するもので
ある。また、該昇降操作器21には設定スイッチ21
A,モード切換スイッチ21B,上昇スイッチ21Cお
よび下降スイッチ21Dとから構成されている。
【0026】23は制御装置を示し、該制御装置23は
マイクロコンピュータ等から構成され、図5に示すよう
に、入力側には前記昇降量検出器17,流量発信器10
および受信部22等が接続され、出力側には昇降用モー
タ15,ポンプ用モータ7および給油量表示器24等が
接続されている。
【0027】また、前記制御装置23の記憶エリア23
A内には、工場出荷時には即ち設置場所まで輸送し易い
ようにホース13がホースリール12に巻回されてケー
シング11内に収納され、基準位置目盛19Cが位置検
出部20の受光素子20Bと相対向させられた初期状態
で、該初期状態から給油ノズル14が上端位置,待機位
置,給油位置に対応した昇降位置に達するまでの昇降量
(該初期状態から給油ノズル14が上端位置,待機位
置,給油位置の各昇降位置に達するまでの間に、単位位
置目盛19Bの検出に基づき前記昇降量検出器17から
出力されるパルス数mp ,mq ,mr )が予め記憶さ
れ、設置場所における昇降位置の調整設定後は前記初期
状態から新たに調整設定した上端位置,待機位置,給油
位置に対応した昇降位置に達するまでの昇降量(前記初
期状態から給油ノズル14が新たに調整設定した上端位
置,待機位置,給油位置の各昇降位置に達するまでの間
に、単位位置目盛19Bの検出に基づき前記昇降量検出
器17から出力されるパルス数Mp ,Mq ,Mr )が記
憶されるようになっている。
【0028】そして、制御装置23は、前述した上端位
置,待機位置,給油位置に対応した昇降位置のうち一の
昇降位置における昇降操作器21の操作に基づき、昇降
用モータ15を起動し、この際に単位位置目盛19Bの
検出に基づき前記昇降量検出器17から出力されるパル
ス数を計数して前述した上端位置,待機位置,給油位置
に対応した昇降位置のうち他のいずれかの昇降位置に達
するまでの昇降位置と比較して、当該他のいずれかの昇
降位置に達したか否かを判別し、当該他のいずれかの昇
降位置に達したことが判別されたときには昇降用モータ
15の駆動を停止させることにより、ふたつの昇降位置
間で給油ノズルを昇降させる昇降制御手段としての機能
と、図11に示すような昇降位置の設定処理のプログラ
ムに基づき、昇降操作器21の別途動作に基づき、前記
昇降量検出器17の単位位置目盛19B分だけ昇降用モ
ータ15を駆動し、昇降操作器21の別途操作に基づ
き、前記初期状態から給油ノズル14の新たに調整設定
した上端位置,待機位置,給油位置の各昇降位置までの
昇降量を更新記憶する昇降位置の設定手段としての機能
と、従来の流量発信器10の出力に基づき給油量を演算
する給油量演算手段としての機能等、各種制御機能を備
えている。
【0029】さらに、制御装置23内には、これら制御
機能を実行なするために、昇降量検出器17から単位位
置目盛19Bの検出毎に出力されるパルスを計数して基
準位置目盛19Cに対する昇降量を演算するための昇降
量カウンタSCや、上端位置,待機位置,給油位置のう
ちいずれの設定であるかを確認するモードカウンタMC
等が格納構成されている。
【0030】24は建屋2の高所等顧客の見易い位置に
設けられた給油量表示器を示し、該給油量表示器24は
車両に給油ノズル14を介して給油されたガソリン等の
給油量を表示するだけでなく、昇降位置の設定時にはそ
の状態を図12に示すように表示し、昇降位置の設定作
業が確実に行なわれているか否かをモニタするようにな
っている。
【0031】本実施例による懸垂式給油装置は上述の如
く構成されるが、給油動作においては従来技術とほぼ同
様に行なうもので、給油所の営業開始に伴って、昇降操
作器21の下降スイッチ21Dを閉成することによっ
て、給油ノズル14を上端位置Aから待機位置Bに降下
させ、車両への給油時には再び下降スイッチ21Dを閉
成することによって、待機位置Bから給油位置Cまで給
油ノズル14を降下させて給油を行なう。そして、給油
終了後には昇降操作器21の上昇スイッチ21Cを閉成
することによって、給油ノズル14を待機位置Bまで上
昇させ、次の給油に備えるようになっている。一方、給
油所の営業終了時には、給油ノズル14が待機位置Bま
で上昇させた状態で、さらに昇降操作器21の上昇スイ
ッチ21Cを閉成することによって、給油ノズル14は
上端位置Aまで上昇し、当該上端位置Aで保持されるよ
うになっている。
【0032】次に、本実施例の昇降位置の設定処理につ
いて図6ないし図12を参照しつつ説明する。
【0033】まず、ステップ1では作業者が昇降操作器
21のモード切換スイッチ21Bを閉成したか否かを判
定し、「YES」と判定した場合には昇降位置の設定処
理を開始すべく、制御装置23内に設けられたモードカ
ウンタMCの値を零リセットしてステップ2に移り、
「NO」の場合には昇降位置の設定処理を行なわず通常
の給油作業を行なうようになっている。
【0034】次に、ステップ2では制御装置23内に設
けられたモードカウンタMCを「1」ずつ歩進し、ステ
ップ3ではこのモードカウンタMCがMC=1であるか
否かを判定し、「NO」の場合には図7のステップ21
に移り、待機位置または給油位置を設定するようになっ
ている。
【0035】一方、ステップ3で「YES」と判定した
場合には上端位置の設定処理を行なう場合であり、ステ
ップ4では給油量表示器24で図12の左側上段に示す
表示を行ない、給油ノズル14の上端位置の設定処理の
準備ができていることを表示する。これ以降、ステップ
18までは給油ノズル14の上端位置の設定処理を示し
ている。
【0036】そして、ステップ5からステップ11まで
は現在の給油ノズル14の位置から予め設定されている
上端位置まで給油ノズル14を移動させる処理を示すも
のである。
【0037】まず、ステップ5,ステップ6およびステ
ップ7で作業者が昇降操作器21の上昇スイッチ21
C,下降スイッチ21Dまたはモード切換スイッチ21
Bのどのスイッチを操作するかを判断するようになって
いる。即ち、上昇スイッチ21Cまたは下降スイッチ2
1Dを操作した場合には、ステップ8に移り、予め設定
された上端位置に給油ノズル14を移動させるようにな
っている。一方、モード切換スイッチ21Bを操作した
場合には、上端位置の設定は必要なしとしてステップ2
にリターンされる。
【0038】ここで、ステップ5またはステップ6で
「YES」と判定した場合には、ステップ8に移り、給
油装置を工場から出荷する際または前回の昇降位置調整
設定時に予め記憶エリア23Aに記憶されている昇降量
検出器17の基準位置目盛19Cが受光素子20Bと相
対向する初期状態から予め設定された上端位置までの間
でホース13を繰出し,収容した場合における前記昇降
量検出器17が検出する単位位置目盛19Bの数量から
なる上端位置の位置データmp を読出し、ホース13の
繰出・収納の都度に昇降量検出器17から単位位置目盛
19Bの検出毎に出力されるパルスを前記初期状態を零
として加・減算計数している昇降量カウンタSCの現在
の計数値Mp と比較する。この結果、ステップ8で位置
データmpと計数値Mp とが等しいと判定した場合、即
ち現在の給油ノズル14の昇降位置が予め設定された上
端位置である場合にはステップ12に移る。一方、上記
位置データmp と計数値Mp とが等しくステップ8で
「NO」と判定した場合には、ステップ9で位置データ
mp と計数値Mp とのいずれが大きいかを判定し、位置
データmp よりも計数値Mp が大きい場合には、現在の
給油ノズル14の昇降位置(Mp )が予め設定されてい
る基準となる昇降位置(mp )よりも下方にあるという
ことであるから、位置データmp よりも計数値Mp との
差分だけ昇降用モータ15を逆転駆動してホース13を
収納して給油ノズル14を予め設定されている基準とな
る昇降位置(mp )に位置させる。一方、逆に位置デー
タmp よりも計数値Mp が小さい場合には、現在の給油
ノズル14の昇降位置(Mp )が予め設定されている基
準となる昇降位置(mp )よりも上方にあるということ
であるから、位置データmp よりも計数値Mp との差分
だけ昇降用モータ15を正転駆動してホース13を繰出
して給油ノズル14を予め設定されている基準となる昇
降位置(mp )に位置させる。そして、ステップ12に
移る。
【0039】さらに、ステップ12からステップ15は
上端位置での新しい位置を設定する処理を示し、昇降操
作器21の上昇スイッチ21Cまたは下降スイッチ21
Dを順次操作する。即ち、給油ノズル14を上昇させる
場合には、ステップ12で上昇スイッチ21Cを閉成
し、ステップ13で昇降量検出器17の単位位置目盛1
9Bを上昇側に位置した隣の単位位置目盛19Bに移る
ように、円板部19Aを回動させるべく、ホースリール
12を回転させ、ホース13の収納を行なう。即ち、制
御装置23はこの状態で上昇スイッチ21Cが開成され
る毎に昇降用モータ15を逆転起動し、新たに昇降量検
出器17からパルスが入力されたときに昇降用モータ1
5を停止して、昇降量検出器17の単位位置目盛19B
の1目盛分だけ給油ノズル14を上昇させる。そして、
ステップ12に戻る。従って、自動復帰接点方式の上昇
スイッチ21Cを閉成する毎に、給油ノズル14は単位
位置目盛19Bの1目盛分(例えば、約平均7cm)ず
つ上昇させられる。なお、このときにも制御装置23の
昇降量カウンタSCは、昇降量検出器17からパルスが
入力される毎に、その計数値を1ずつ減算し、基準位置
目盛19Cが受光素子20Bと相対向する初期状態から
現在の給油ノズル14の昇降位置までの計数値(Mp )
を更新して計測していることは言うまでもない。一方、
給油ノズル14を下降させる場合には、ステップ14で
下降スイッチ21Dを閉成し、ステップ15で昇降量検
出器17の単位位置目盛19Bを下降側の単位位置目盛
19Bに移るように、ホースリール12を回転させ、ホ
ース13の繰出を行なう。即ち、制御装置23はこの状
態で下降スイッチ21Dが閉成される毎に昇降用モータ
15を正転起動し、新たに昇降量検出器17からパルス
が入力されたときに昇降用モータ15を停止して、昇降
量検出器17の単位位置目盛19Bの1目盛分だけ給油
ノズル14を下降させる。そして、ステップ12に戻
る。従って、自動復帰接点方式の下降スイッチ21Dを
閉成する毎に、給油ノズル14は単位位置目盛19Bの
1目盛分(例えば、約平均7cm)ずつ下降させられ
る。なお、このときにも制御装置23の昇降量カウンタ
SCは、昇降量検出器17からパルスが入力される毎
に、その計数値を1ずつ加算し、基準位置目盛19Cが
受光素子20Bと相対向する初期状態から現在の給油ノ
ズル14の昇降位置までの計数値(Mp )を更新して計
測していることは言うまでもない。このように、給油ノ
ズル14が所望の上端位置になるまで上昇スイッチ21
Cまたは下降スイッチ21Dの閉成を繰返し、給油ノズ
ル14の昇降位置を調整する。
【0040】そして、所望の新しい上端位置に給油ノズ
ル14が移動完了した場合には、ステップ16で設定ス
イッチ21Aを閉成することで、ステップ17に移り、
このとき制御装置23の昇降量カウンタSCによって計
数されている値(Mp )が新たに基準となる上端の位置
データmp として制御装置23の記憶エリア23Aに更
新記憶されると共に、ステップ18で上端位置の設定が
終了したことを給油量表示器24に図12の右側上段に
示す表示を行なって、上端位置の設定が完了したことを
作業者に報知し、ステップ2にリターンする。
【0041】このように、給油ノズル14の上端位置は
予め設定されている原上端位置から調整された新たな上
端位置に再設定される。この場合、給油ノズル14は予
め設定さている原上端位置まで昇降操作器21の上昇ス
イッチ21Cまたは下降スイッチ21Dの操作のみによ
って現在の昇降位置(原上端位置,原待機位置,原給油
位置のいずれかの位置)から自動的に昇降し、その後は
上昇スイッチ21Cまたは下降スイッチ21Dの閉成操
作を繰返すことにより、単位位置目盛19Bの1目盛分
だけ上昇または下降させて微調整を行なうものである。
【0042】次に、給油ノズル14の待機位置での設定
処理について説明する。
【0043】前記ステップ3で「NO」と判定した場合
には、ステップ21に移り、モードカウンタMC=2で
あるか否かを判定し、「NO」の場合には後述のステッ
プ41に移る。一方、「YES」の場合には待機位置の
設定処理を行なう場合であり、ステップ22で給油量表
示器24で図12の左側中段に示す表示を行ない、給油
ノズル14の待機位置の設定処理の準備ができているこ
とを表示する。以下、ステップ36まで待機位置の設定
処理を示している。
【0044】ここで、給油ノズル14の待機位置の設定
処理は上述したステップ4からステップ18までの上端
位置の設定処理と同様であるので、その説明を省略す
る。なお、予め設定されている原待機位置の信号をMq
(計数値)とし、新たに設定された待機位置の信号はm
q (待機位置データ)とする。
【0045】さらに、給油ノズル14の給油位置の設定
処理について説明する。
【0046】前記ステップ3およびステップ21で「N
O」と判定した場合には、ステップ41に移り、モード
カウンタMC=3であるか否かを判定し、「NO」の場
合には後述のステップ61に移り、ステップ61では給
油量表示器24の表示を通常の給油量表示にして昇降位
置設定完了を表示する。一方、「YES」の場合には給
油位置の設定処理を行なう場合であり、ステップ42で
給油量表示器24で図12の左側下段に示す表示を行な
い、給油ノズル14の給油位置の設定処理の準備ができ
ていることを表示する。以下、ステップ56まで待機位
置の設定処理を示している。
【0047】ここで、給油ノズル14の給油位置の設定
処理においても上述したステップ4からステップ18ま
での上端位置の設定処理と同様である、なお、予め設定
されている原給油位置の信号をMr (計数値)とし、新
たに設定された待機位置の信号をmr (給油位置デー
タ)とする。
【0048】このように本実施例の懸垂式給油装置で
は、通常の給油動作においては、上述のように改めて設
定された新たな上端の位置データmp ,待機位置の位置
データmq ,給油位置の位置データmr を制御装置23
の記憶エリア23Aに更新記憶し、この信号に基づいて
給油ノズル14の昇降位置を制御することができる。
【0049】また、給油ノズル14の昇降位置の設定処
理においては、予め設定されている原上端位置,原待機
位置および原給油位置に給油ノズル14を移動させた後
に、給油ノズル14の上昇,下降によって調整を行な
い、上端位置,待機位置および給油位置の昇降位置の再
設定を行なっているから、他の従来技術のように昇降位
置の設定時に上昇スイッチまたは下降スイッチを押し続
けることがなくなり、昇降位置の設定処理を容易に行な
うことができる。さらに、新たに設定される基準位置は
初期の基準位置(原基準位置)に対してその調整量は少
なくてすむ筈であるから、昇降位置の設定作業はより簡
単に行なうことができる。
【0050】一方、従来技術のように給油ノズル14の
昇降位置の設定処理毎に、給油所の高所3に作業者が昇
る必要がなくなり、設定作業の安全性を確保することが
できる。
【0051】そして、例えば懸垂式給油装置の各給油所
に設置したときの昇降位置の設定および定期点検時の昇
降位置の再設定を容易に行なうことができる。
【0052】なお、前記実施例においては、ステップ1
〜7,ステップ21〜25およびステップ41〜45が
指示手段の具体例であり、ステップ8〜11,ステップ
26〜29およびステップ46〜49が調整駆動制御手
段の具体例であり、ステップ12〜15,ステップ30
〜33およびステップ50〜53が設定指示手段の具体
例である。また、ステップ17,ステップ35およびス
テップ55が昇降位置更新手段の具体例である。
【0053】また、前記実施例では、上端位置,待機位
置および給油位置の昇降位置の設定の準備段階および設
定終了の表示を給油量表示器24の表示を図12に示す
ように変えることによって、作業者に確認させるように
したが、本発明はこれに限らず、ランプ,音声合成等の
報知装置を用いて表示するようにしてもよい。
【0054】さらに、前記実施例では、昇降用モータ1
5を正逆回転することによりホースリール12を回転さ
せ、ホース13を繰出しまたは巻取して給油ノズル14
の昇降位置を調整するようにしたが、本発明はホースリ
ール12の巻取式に限らず、ホース13をケーシング1
1の出入口で一対のローラで挟持し、該各ローラを昇降
用モータ15で回転制御することによって、ケーシング
11に対してホース13を出し入れする構成にし、ホー
スの長さを調整することにより給油ノズル14の昇降位
置を制御するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、指
示手段の操作により昇降量計測手段によって計測される
単位収納・繰出し量分だけ調整駆動制御手段で現在のホ
ースの収納・繰出し量に対して収納・繰出して給油ノズ
ルを昇降位置に位置させ、設定指示手段で給油ノズルの
上端位置,待機位置,給油位置のいずれかの昇降位置と
して設定指示し、この昇降位置を昇降位置更新手段によ
り記憶手段に前記昇降量計測手段によって計測されてい
る収納・繰出し量として更新記憶するようにしたから、
昇降位置の設定処理を高所に昇ることなく行なうことが
でき、安全に給油ノズルの昇降位置設定作業を行なうこ
とができる。また、給油ノズルの新たな昇降位置は予め
設定された原昇降位置に昇降した後に調整することがで
き、設定指示手段で調整される量は少なくてすみ作業性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による給油所を示す全体図である。
【図2】懸垂式給油装置の概略を示す拡大図である。
【図3】昇降量検出器を示す斜視図である。
【図4】昇降量検出器のエンコーダを示す平面図であ
る。
【図5】本実施例による懸垂式給油装置のブロック図で
ある。
【図6】昇降位置設定処理を示す流れ図である。
【図7】図6に続く昇降位置設定処理を示す流れ図であ
る。
【図8】図7に続く昇降位置設定処理を示す流れ図であ
る。
【図9】図8に続く昇降位置設定処理を示す流れ図であ
る。
【図10】図9に続く昇降位置設定処理を示す流れ図で
ある。
【図11】図10に続く昇降位置設定処理を示す流れ図
である。
【図12】昇降位置設定処理時に給油量表示器に表示さ
れる表示状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 給油所敷地 2 建屋 3 高所 4 配管 5 タンク 6 ホース昇降機 7 ポンプ用モータ 8 ポンプ 11 ケーシング 12 ホースリール 13 ホース 14 給油ノズル 15 昇降用モータ 17 昇降量検出器(昇降量検出手段) 19 エンコーダ 20 位置検出部 21 昇降操作器 23 制御装置 23A 記憶エリア(記憶手段) 24 給油量表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側がタンクに連通し他端側が給油所
    高所に延びる配管と、一端側が給油所高所に位置して該
    配管の他端側と連通し、他端側が給油所高所より吊下さ
    れ、給油ノズルが接続されたホースと、給油所高所に設
    けられ、該ホースを収納・繰出して給油ノズルを昇降さ
    せるホース昇降機と、該ホース昇降機に設けられ、前記
    ホースの収納・繰出し量を計測する昇降量計測手段と、
    前記給油ノズルの上端位置,待機位置,給油位置からな
    るそれぞれの昇降位置に対応させて前記ホースの収納,
    繰出し量を記憶する記憶手段と、昇降操作に応じて該記
    憶手段に記憶されている昇降位置間で給油ノズルを昇降
    させるべく、前記昇降量計測手段の出力に基づき前記ホ
    ース昇降機を昇降駆動する駆動制御手段とを備えてなる
    懸垂式給油装置において、 前記給油ノズルの昇降位置を調整するため、前記昇降量
    計測手段によって計測される単位収納・繰出し量分のホ
    ースの昇降を指示する指示手段と、該指示手段の操作に
    より前記昇降量計測手段によって計測される単位収納・
    繰出し量分だけ現在のホースの収納・繰出し量に対して
    収納・繰出すべく前記ホース昇降機を昇降駆動する調整
    駆動制御手段と、前記昇降量計測手段によって計測され
    ている収納・繰出し量を前記給油ノズルの上端位置,待
    機位置,給油位置のいずれかの昇降位置として設定指示
    する設定指示手段と、該設定指示手段の操作に基づき前
    記記憶手段に前記昇降量計測手段によって計測されてい
    る収納・繰出し量を昇降位置として更新記憶する昇降位
    置更新手段とを備えたことを特徴とする懸垂式給油装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010254347A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Tokiko Techno Kk 懸垂式燃料供給装置
KR20190006801A (ko) * 2017-07-11 2019-01-21 현대자동차주식회사 자동 액 주입 시스템

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JP2010254347A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Tokiko Techno Kk 懸垂式燃料供給装置
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