JPH06294593A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH06294593A
JPH06294593A JP5007173A JP717393A JPH06294593A JP H06294593 A JPH06294593 A JP H06294593A JP 5007173 A JP5007173 A JP 5007173A JP 717393 A JP717393 A JP 717393A JP H06294593 A JPH06294593 A JP H06294593A
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JP
Japan
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heat
heat storage
ethylene
storage body
olefin copolymer
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Application number
JP5007173A
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English (en)
Inventor
Mikio Sei
三喜男 清
Akira Sugawara
亮 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Priority to JP5007173A priority Critical patent/JPH06294593A/ja
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14—Thermal energy storage
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10—Process efficiency

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換の立ち上がりが速い熱交換器を提供す
る。 【構成】 蓄熱体(15)はエチレン−α−オレフィン
共重合体Aと、このエチレン−α−オレフィン共重合体
Aに担持された、固−液間を可逆的に相転移する有機系
蓄熱材を構成材料とする。この蓄熱体(15)に直接接
触する熱媒の流路(18)を備える熱交換素子(17)
を収容するハウジング(10)を備える。さらに、上記
蓄熱体(15)とハウジング(10)の間に間隙(2
4)を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は相転移に伴う潜熱を利用
した蓄熱体から成る熱交換素子を備える熱交換器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大量の熱を蓄えることのできる蓄熱材
を、自動車の加熱装置に用いることが特開昭55−16
4516号公報に開示されている。この装置の概略を図
6に示すと、エンジン(3)、エンジン(3)からの排
熱を蓄熱材で蓄熱する熱交換器(1)、この熱交換器
(1)の熱を車内に送風する送風器(6)、及びこれら
を結ぶ熱媒配管(2)から構成されている。図7に上記
熱交換器(1)内の構造を示すと、走行中のエンジンの
排熱をこの熱交換器(1)内の蓄熱体(8)に蓄えてお
き、蓄えた熱で車内の急速暖房、及びエンジン(3)を
再始動する際のアイドリング時間の短縮を行うものであ
る。この蓄熱体(8)は図8に示す如く、大きな熱量を
蓄えることのできる蓄熱材(13)と容器(14)より
構成されている。即ち上記蓄熱体(8)は蓄熱材(1
3)の固相と液相間の相転移に伴う潜熱を利用したもの
で、蓄熱材(13)は相転移により液体となった際の液
の流出を防ぐため樹脂等で構成された容器(14)に納
められている。蓄熱体(8)の上記容器(14)は固定
板(9)で熱交換器(1)のハウジング(10)に固定
され、エンジン(3)の排熱媒体である熱媒が入口(1
1)より入り、出口(12)より出る間に、熱媒と蓄熱
体(8)の蓄熱材(13)の間で熱交換される。
【0003】しかし、上述の蓄熱体(8)を備える熱交
換器(1)は、熱媒と蓄熱材(13)が伝熱抵抗を有す
る容器(14)を隔てて熱交換が行われるので、熱交換
の立ち上がりが遅くなる欠点がある。
【0004】そこで、仮に有機系蓄熱材を担持する樹脂
で蓄熱体を構成し、この蓄熱体に熱媒が直接接触する貫
通孔を設け、この蓄熱体をハウジングに収容して熱交換
すると、温度上昇に伴う蓄熱体の体積膨張により、ハウ
ジングから受ける反作用で上記貫通孔が閉塞し、熱交換
の効率を低下する欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を
解消するためになされたもので、その目的とするところ
は、熱交換の立ち上がりが速い熱交換器を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換器は、エ
チレン−α−オレフィン共重合体Aと、このエチレン−
α−オレフィン共重合体Aに担持された、固−液間を可
逆的に相転移する有機系蓄熱材を構成材料とする蓄熱体
(15)、この蓄熱体(15)に直接接触する熱媒の流
路(18)を備える熱交換素子(17)、及びこの熱交
換素子(17)を収容するハウジング(10)を備えた
熱交換器であって、上記蓄熱体(15)とハウジング
(10)の間に間隙(24)を設けていることを特徴と
する。
【0007】
【作用】本発明の蓄熱体(15)は樹脂に固−液間を可
逆的に相転移する有機系蓄熱材が担持されているので流
失がなく、その結果熱媒の流路(18)に蓄熱体(1
5)と熱媒を仕切る壁が不要となり、熱媒と蓄熱体(1
5)とは直接接触するので、熱交換速度が高まる。熱交
換により蓄熱体(15)の温度が上昇するにしたがって
蓄熱体(15)が体積膨張しても、蓄熱体(15)とハ
ウジング(10)の間に間隙(24)があるので、ハウ
ジング(10)からの反作用を受けず、蓄熱体(15)
に設けた熱媒の流路(18)を閉塞することがなく、熱
媒と蓄熱体(15)の接触面積を保持して熱交換を行
う。また放熱の際には蓄熱体(15)が収縮し、上記間
隙(24)を熱媒の流路として利用する場合、熱媒と蓄
熱体(15)の接触面積が増大し熱交換の効率がさらに
向上する。
【0008】以下、本発明を実施例として示した図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例に係る
熱交換器を透視した斜視図である。
【0009】図1に示す如く、熱交換器(23)は円筒
形のハウジング(10)に熱交換素子(17)を収め、
上記ハウジング(10)の前後の端面に熱媒の入口(1
1)と出口(12)が設けられている。上記熱交換素子
(17)の蓄熱体(15)は円柱に賦形されており、こ
の蓄熱体(15)の円形の端面に、両端面間にわたって
連通する流路(18)が形成されている。この蓄熱体
(15)の円柱の側面とハウジング(10)の間には間
隙(24)が形成されている。
【0010】本発明に用いられる上記蓄熱体(15)
は、エチレン−α−オレフィン共重合体Aと、このエチ
レン−α−オレフィン共重合体Aに担持された有機系蓄
熱材を構成材料とする。
【0011】上記エチレン−α−オレフィン共重合体A
としては、例えば、α−オレフィンを数モル%程度含有
する、エチレンとα−オレフィンとの共重合体が用いら
れる。α−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、
ブテン−1、ペンテン、ヘキセン−1、4−メチルペン
テン−1、オクテン−1等が挙げられる。上記エチレン
−α−オレフィン共重合体Aとして、例えば密度が0.
925g/cm3 未満の樹脂を有機系蓄熱材の担持体と
して用いると、蓄熱体(15)からの有機系蓄熱材の溶
出が防止される。このエチレン−α−オレフィン共重合
体Aの密度は溶出の点で0.910g/cm3 以下がよ
り好ましく、特に0.890g/cm3以下が最適であ
る。
【0012】上記蓄熱体(15)は、蓄熱体(15)の
強度を向上させるために、樹脂として、上記エチレン−
α−オレフィン共重合体Aと共に、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、及び上記エチレン−α−オレ
フィン共重合体Aより大きい密度を有するエチレン−α
−オレフィン共重合体Bのうち少なくとも1種以上のエ
チレンポリマーを用いると、蓄熱体(15)の形状保持
力を高めることができる。特に、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体Aが密度0.900g/cm3 以下の場合
は、高温になると形状を保持し得ないので強度、及び形
状保持のため、エチレン−α−オレフィン共重合体Bの
添加は効果的である。上記エチレン−α−オレフィン共
重合体Bは上記エチレン−α−オレフィン共重合体Aよ
り大きい密度を有し、具体的には0.910g/cm3
以上が好ましく、特に0.930g/cm3 以上がさら
に好ましい。なお、上記中密度ポリエチレン、及び高密
度ポリエチレンは、JIS−K−6760で規定されて
いるものであって、中密度ポリエチレン、及び高密度ポ
リエチレンは、低密度ポリエチレンに比べて蓄熱体(1
5)の強度向上に効果的である。
【0013】上記有機系蓄熱材は固−液間を可逆的に相
転移する性質を有する物質であって、この有機系蓄熱材
はエチレン−α−オレフィン共重合体Aよりも低融点
で、エチレン−α−オレフィン共重合体Aと相溶性を有
するものが望ましく、中密度ポリエチレン、及び高密度
ポリエチレンを用いる場合は中密度ポリエチレン、及び
高密度ポリエチレンとも相溶性を有するものが望まし
い。この有機系蓄熱材としては、特に限定はしないが、
具体的には、パラフィン、パラフィンワックス、イソパ
ラフィン、ポリエチレンワックス等のハイドロカーボ
ン、脂肪酸、及び脂肪酸エステル類(以下脂肪酸類と記
す)等が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよい
し、2種以上を併用してもよい。なお、熱交換する媒体
である熱媒が水分を含む場合は、脂肪酸類を劣化させる
ので、ハイドロカーボンの方が好ましい。上記有機系蓄
熱材は、蓄熱の効率を保持する点より、20cal/g
以上の融解熱量を有する結晶性物質であることが望まし
い。
【0014】上記エチレン−α−オレフィン共重合体
A、および強度を向上するための上記エチレンポリマー
から蓄熱体(15)を構成した場合は、エチレンポリマ
ーを含む樹脂総量と、有機系蓄熱材の配合比率は、例え
ば樹脂は10〜70重量%、有機系蓄熱材は30〜90
重量%が適当である。上記樹脂の比率が上記範囲を下回
ると有機系蓄熱材が熱媒流路(18)へ溶出する恐れが
あり、有機系蓄熱材の比率が上記範囲を下回ると蓄熱量
が低下し熱交換量の減少につながる。さらに、エチレン
−α−オレフィン共重合体A、上記エチレンポリマー、
及び有機系蓄熱材の配合比率は、例えば、エチレン−α
−オレフィン共重合体Aは5〜60重量%、上記エチレ
ンポリマーは0〜65重量%、有機系蓄熱材は30〜9
0重量%、但し樹脂の合計は10〜70重量%が適当で
ある。エチレン−α−オレフィン共重合体Aの比率が上
記範囲を下回ると有機系蓄熱材が熱媒の流路(18)へ
溶出する恐れがあり、エチレン−α−オレフィン共重合
体Aの比率が上記範囲を越えると蓄熱量が低下する傾向
を示す。
【0015】上記エチレン−α−オレフィン共重合体A
に有機系蓄熱材を担持させるには、例えば、前記エチレ
ン−α−オレフィン共重合体Aの融点以上の温度、又ポ
リエチレンを使用する場合は、ポリエチレン、前記エチ
レン−α−オレフィン共重合体Aの融点以上の温度で混
練機等で混練し、この溶融混合物を成形することによっ
て実現できる。上記蓄熱体(15)は、例えば、押出成
形、射出成形等通常のプラスチックの成形方法で製造す
ることができる。上記蓄熱体(15)には、樹脂、及び
有機系蓄熱材の他に必要に応じて、各種無機のフィラ
ー、難燃剤、酸化防止剤等を添加し、分散させてもよ
い。
【0016】本発明においては、熱交換素子(17)は
円柱形の蓄熱体(15)と、この蓄熱体(15)の両端
面間にわたって連通する熱媒の流路(18)で構成され
ている。この流路(18)を通過する熱媒と蓄熱体(1
5)とが直接接触するので熱交換が高速化される。上記
熱媒の流路(18)は、熱媒の流路(18)を有する蓄
熱体(15)を一段成形で形成することもできるし、ブ
ロック状に形成した蓄熱体(15)を旋盤、ボール盤等
の後加工によって形成してもよい。
【0017】上記蓄熱体(15)とハウジング(10)
の間に設けられている間隙(24)は、熱交換による温
度上昇で蓄熱体(15)が体積膨張する際に、蓄熱体
(15)の体積膨張を吸収するので、蓄熱体(15)の
体積膨張で蓄熱体(15)に設けた熱媒の流路(18)
を、膨張に伴ってハウジング(10)に与えた反作用を
受けて閉塞することなく、熱媒と蓄熱体(15)の接触
面積を保持して熱交換を行う。また放熱の際には蓄熱体
(15)の体積が収縮するので、上記間隙(24)を熱
媒の流路として利用してもよい。この間隙(24)を熱
媒の流路(18)とする場合は、熱媒と蓄熱体(15)
の接触面積が増大し熱交換の効率を向上することができ
る。この間隙(24)は使用する最高温度での蓄熱体
(15)の体積膨張以上の容積であることが好ましい。
上記間隙(24)としては、空間のみを意味するもので
なく、蓄熱体(15)の膨張を吸収するものならば、限
定されない。従って、間隙(24)は、例えば、軟質発
砲ウレタン、ガラス繊維等の圧縮性のある多項質の材料
を充填した層でもよいし、ハウジング(10)に蓄熱体
(15)をフィンで固定することによる空間でもよい。
【0018】上記熱媒としては、例えば、水、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、及びこれらの水溶
液等の各種液体、空気等の各種ガスが挙げられる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の流路(18)の変化を熱交換
量の測定によって確認した実施例と比較例を挙げる。実
施例及び比較例で用いた樹脂の特性を表1に、有機系蓄
熱材の特性を表2に、配合を表3に示した。
【0020】実施例1 密度が0.925g/cm3 以下のエチレン−α−オレ
フィン共重合体Aとして、密度0.87g/cm3 のタ
フマーP0680(三井石油化学株式会社製)、高密度
ポリエチレンとして、密度0.957g/cm3 のS6
006M(昭和電工株式会社製)、有機系蓄熱材とし
て、結晶性アルキルハイドロカーボンであるHNP−9
(日本精蝋株式会社製)を用いた。なお、密度はJIS
−K−6760に基づき測定した。
【0021】上記タフマーP0680を20重量部(以
下部と記す)、S6006Mを10部、HNP−9を7
0部の比率で配合して成形材料とした。この成形材料を
2軸式混練押出機に供給し、150℃に加熱しながら混
練した溶融物を冷却し、直径100mm、長さ150m
mの図1、図2に示した円柱状の蓄熱体(15)を得
た。
【0022】上述の得られた蓄熱体(15)に熱媒の流
路(18)として半径6mmの貫通孔を91本設け、熱
交換素子(17)とした。この熱交換素子(17)を内
径105mm、長さ200mmのアルミ製の円筒形のハ
ウジング(10)に入れ、円柱状の蓄熱体(15)の側
面とハウジング(10)の間の間隙(24)として、軟
質発砲ウレタンの層を設けた。この円筒形のハウジング
(10)は、熱交換素子(17)の前後端面に熱媒の入
口(11)と出口(12)を設けて構成されている。こ
のハウジング(10)の外側には、断熱材としてグラス
ウール(19)が10mm巻かれている。これを、熱交
換器(23)とした。
【0023】実施例2 密度が0.925g/cm3 以下のエチレン−α−オレ
フィン共重合体Aとして、密度0.89g/cm3 のE
UL130(住友化学工業株式会社製)、有機系蓄熱材
として、結晶性アルキルハイドロカーボンであるHNP
−9を用いた。
【0024】上記EUL130を30部、HNP−9を
70部の比率で配合して成形材料とした。この成形材料
を2軸式混練押出機に供給し、150℃に加熱しながら
混練した溶融物を冷却し、直径100mm、長さ150
mmの円柱状の蓄熱体(15)を得た。
【0025】この蓄熱体(15)を実施例1と同様に加
工し、熱交換素子(17)を得、この熱交換素子(1
7)を実施例1と同様の円筒形のハウジング(10)に
入れ、上記蓄熱体(15)をハウジング(10)にフィ
ンで固定し、蓄熱体(15)とハウジング(10)の間
の間隙(24)として、空隙を設けた。このハウジング
(10)の外側には、断熱材としてグラスウール(1
9)が10mm巻かれている。これを、熱交換器(2
3)とした。
【0026】比較例1 エチレン−α−オレフィン共重合体として、密度0.9
25g/cm3 のF15(東ソー株式会社製)、有機系
蓄熱材として、結晶性アルキルハイドロカーボンである
HNP−9を用いた。
【0027】上記F15を30部、HNP−9を70部
の比率で配合して成形材料とした。この成形材料を2軸
式混練押出機に供給し、150℃に加熱しながら混練し
た溶融物を冷却し、直径100mm、長さ150mmの
円柱状の蓄熱体(15)を得た。
【0028】この蓄熱体(15)を実施例1と同様に加
工し、熱交換素子(17)を得た。この熱交換素子(1
7)を内径100mm、長さ200mmのアルミ製の円
筒形のハウジング(10)に入れた。円柱状の蓄熱体
(15)の側面はハウジング(10)に直接接触した以
外は実施例1と同様にこの円筒形のハウジング(10)
に熱媒の入口(11)と出口(12)を設け、外側は断
熱材としてグラスウール(19)を10mm巻いた。こ
れを熱交換器とした。
【0029】比較例2 密度が0.925g/cm3 以下のエチレン−α−オレ
フィン共重合体AとしてタフマーP0680、高密度ポ
リエチレンとしてS6006M、有機系蓄熱材として、
結晶性アルキルハイドロカーボンであるHNP−9を用
いた。
【0030】上記タフマーP0680を20部、S60
06Mを10部、HNP−9を70部の比率で配合して
成形材料とした。この成形材料を2軸式混練押出機に供
給し、150℃に加熱しながら混練した溶融物を冷却
し、直径100mm、長さ150mmの円柱状の蓄熱体
(15)を得た。
【0031】この蓄熱体(15)を実施例1と同様に加
工し、熱交換素子(17)を得た。この熱交換素子(1
7)を比較例1と同様の円筒形のハウジング(10)に
入れた。これを、熱交換器とした。
【0032】比較例3 図3に示す如く、蓄熱材(20)としてHNP−9を厚
み1mmのポリプロピレン製の容器(21)に充填し、
熱交換素子とした。上記ポリプロピレン製の容器(2
1)は10mm×95mm×150mmを1個、10m
m×85mm×150mmを2個、10mm×70mm
×150mmを2個、10mm×40mm×150mm
を2個作製し、指示板で円筒型のハウジング(10)に
固定した。この円筒型のハウジング(10)の間の空間
(22)を熱媒の流路とした。このハウジング(10)
の外側は、断熱材としてグラスウール(19)が10m
m巻かれている。これを熱交換器とした。
【0033】比較例4 図4に示す如く、蓄熱材(20)として水酸化バリウム
(Ba(OH)2 ・8H2 O)を厚み1mmのポリプロ
ピレン製容器(21)に充填し、平板状の蓄熱体を作製
した。上記ポリプロピレン製の容器(21)は10mm
×95mm×150mmを1個、10mm×85mm×
150mmを2個、10mm×65mm×150mmを
2個作製し、指示板で円筒型のハウジング(10)に固
定した。この円筒型のハウジング(10)の間の空間
(22)を熱媒の流路とした。このハウジング(10)
の外側には、断熱材としてグラスウール(19)が10
mm巻かれている。これを熱交換器とした。
【0034】得られた実施例1、2、及び比較例2、
3、4の熱交換器(23)に水を熱媒とした場合の放熱
量を測定した。熱交換器に90℃の水を5リットル/m
inの割合で2時間流した後、20℃の水を5リットル
/minの割合で流して熱を取り出した。放熱量は下式
により求めた。・放熱量=(出口の熱媒の温度−入口の
熱媒の温度)×熱媒の流量結果は図5のとおり実施例は
熱交換の立ち上がり速度が速かった。
【0035】なお、蓄熱体(15)の溶出について確認
した。得られた実施例1、2、及び比較例1、2の溶出
率を次の条件で求めた。熱交換器に90℃の熱媒を5リ
ットル/minの割合で2時間蓄熱した。次に20℃の
熱媒を5リットル/minの割合で30分間流し、30
分放熱する寒熱サイクルを50回行った。熱媒として
は、水、エチレングリコール、プロピレングリコールを
用いた。試験後、熱交換素子(17)を取り出し、熱媒
を除去し、熱交換素子(17)の減少した重量から溶出
率を計算した。 ・溶出率(%)=(熱交換素子の重量減少量/初期の熱
交換素子の重量)×100 結果は表4のとおり、比較例1のみ溶出があった。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、熱媒の流路(18)に
蓄熱体(15)と熱媒を仕切る壁が不要となり、熱媒と
蓄熱体(15)が直接接触し、且つ、温度の上昇により
蓄熱体(15)が体積膨張しても、熱媒と蓄熱体(1
5)に設けた流路(18)を閉塞しないので、熱媒の流
量は減少しないから熱交換の立ち上がりが速い熱交換器
が得られる。例えば、前述のエンジンからの排熱を利用
し蓄熱する熱交換器に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る熱交換器を透視した斜視
図である。
【図2】本発明の実施例に係る熱交換器の断面図であ
る。
【図3】従来の熱交換器の断面図である。
【図4】従来の熱交換器の断面図である。
【図5】本発明の実施例及び比較例に係る熱交換素子の
放熱量の測定結果を示す。
【図6】従来例の自動車用暖房装置の全体を示すブロッ
クである。
【図7】従来例の蓄熱器の説明図である。
【図8】従来例の蓄熱体の説明図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 入口 12 出口 15 蓄熱体 17 熱交換素子 18 流路 19 グラスウール 20 蓄熱材 21 容器 22 空間 23 熱交換器 24 間隙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】以下、本発明を実施例として示した図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例に係る
熱交換器を透視した斜視図である。なお、熱交換器の形
状は、これに限定されるものではない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】上記蓄熱体(15)は、蓄熱体(15)の
強度を向上させるために、樹脂として、上記エチレン−
α−オレフィン共重合体Aと共に、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、及び上記エチレン−α−オレ
フィン共重合体Aより大きい密度を有するエチレン−α
−オレフィン共重合体Bのうち少なくとも1種以上のエ
チレンポリマーを用いると、蓄熱体(15)の形状保持
力を高めることができる。特に、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体Aが密度0.900g/cm3 以下の場合
は、高温になると形状を保持し得ないので強度、及び形
状保持のため、エチレン−α−オレフィン共重合体Bの
添加は効果的である。上記エチレン−α−オレフィン共
重合体Bは上記エチレン−α−オレフィン共重合体Aよ
り大きい密度を有し、具体的には0.910g/cm3
以上が好ましく、特に0.930g/cm3 以上がさら
に好ましい。なお、上記中密度ポリエチレン、及び高密
度ポリエチレンは、JIS−K−6760で規定されて
いるものであって、高圧法の低密度ポリエチレンでは、
蓄熱体(15)の強度向上が達成できない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上記有機系蓄熱材は固−液間を可逆的に相
転移する性質を有する物質であって、エチレン−α−オ
レフィン共重合体Aと相溶性を有するものが望ましく、
中密度ポリエチレン、及び高密度ポリエチレンを用いる
場合は中密度ポリエチレン、及び高密度ポリエチレンと
も相溶性を有するものが望ましい。この有機系蓄熱材
は、樹脂として、エチレン−α−オレフィン共重合体A
のみを用いる場合は、エチレン−α−オレフィン共重合
体Aよりも低融点であり、上記複数の樹脂を用いる場合
は、エチレン−α−オレフィン共重合体A、エチレン−
α−オレフィン共重合体B、中密度ポリエチレン、及び
高密度ポリエチレンのうち少なくとも1種より低融点で
あることが望ましい。この有機系蓄熱材としては、特に
限定はしないが、具体的には、パラフィン、パラフィン
ワックス、イソパラフィン、ポリエチレンワックス等の
ハイドロカーボン、脂肪酸、及び脂肪酸エステル類(以
下脂肪酸類と記す)等が挙げられる。これらは1種のみ
を用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。なお、
熱交換する媒体である熱媒が水分を含む場合は、脂肪酸
類を劣化させるので、ハイドロカーボンの方が好まし
い。上記有機系蓄熱材は、蓄熱の効率を保持する点よ
り、20cal/g以上の融解熱量を有する結晶性物質
であることが望ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】上記蓄熱体(15)とハウジング(10)
の間に設けられている間隙(24)は、熱交換による温
度上昇で蓄熱体(15)が体積膨張する際に、蓄熱体
(15)の体積膨張を吸収するので、蓄熱体(15)の
体積膨張で蓄熱体(15)に設けた熱媒の流路(18)
を、膨張に伴ってハウジング(10)に与えた反作用を
受けて閉塞することなく、熱媒と蓄熱体(15)の接触
面積を保持して熱交換を行う。また放熱の際には蓄熱体
(15)の体積が収縮するので、上記間隙(24)を熱
媒の流路として利用してもよい。この間隙(24)を熱
媒の流路(18)とする場合は、熱媒と蓄熱体(15)
の接触面積が増大し熱交換の効率を向上することができ
る。この間隙(24)は使用する最高温度での蓄熱体
(15)の体積膨張以上の容積であることが好ましい。
上記間隙(24)としては、空間のみを意味するもので
なく、蓄熱体(15)の膨張を吸収するものならば、限
定されない。従って、間隙(24)は、例えば、軟質発
砲ウレタン、ガラス繊維等の圧縮性のある多孔質の材料
を充填した層でもよいし、ハウジング(10)に蓄熱体
(15)をフィンで固定することによる空間でもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】比較例3 図3に示す如く、蓄熱材(20)としてHNP−9を厚
み1mmのポリプロピレン製の容器(21)に充填し、
熱交換素子とした。上記ポリプロピレン製の容器(2
1)は10mm×95mm×150mmを1個、10m
m×85mm×150mmを2個、10mm×70mm
×150mmを2個、10mm×40mm×150mm
を2個作製し、支持板で円筒型のハウジング(10)に
固定した。この円筒型のハウジング(10)の間の空間
(22)を熱媒の流路とした。このハウジング(10)
の外側は、断熱材としてグラスウール(19)が10m
m巻かれている。これを熱交換器とした。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】比較例4 図4に示す如く、蓄熱材(20)として水酸化バリウム
(Ba(OH)2 ・8H2 O)を厚み1mmのポリプロ
ピレン製容器(21)に充填し、平板状の蓄熱体を作製
した。上記ポリプロピレン製の容器(21)は10mm
×95mm×150mmを1個、10mm×85mm×
150mmを2個、10mm×65mm×150mmを
2個作製し、支持板で円筒型のハウジング(10)に固
定した。この円筒型のハウジング(10)の間の空間
(22)を熱媒の流路とした。このハウジング(10)
の外側には、断熱材としてグラスウール(19)が10
mm巻かれている。これを熱交換器とした。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン−α−オレフィン共重合体A
    と、このエチレン−α−オレフィン共重合体Aに担持さ
    れた、固−液間を可逆的に相転移する有機系蓄熱材を構
    成材料とする蓄熱体(15)、この蓄熱体(15)に直
    接接触する熱媒の流路(18)を備える熱交換素子(1
    7)、及びこの熱交換素子(17)を収容するハウジン
    グ(10)を備えた熱交換器であって、上記蓄熱体(1
    5)とハウジング(10)の間に間隙(24)を設けて
    いることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 上記エチレン−α−オレフィン共重合体
    の密度が0.925g/cm3 未満であることを特徴と
    する請求項1の熱交換器。
  3. 【請求項3】 上記蓄熱体(15)が、さらに中密度ポ
    リエチレン、高密度ポリエチレン、及び上記エチレン−
    α−オレフィン共重合体Aより大きい密度を有するエチ
    レン−α−オレフィン共重合体Bのうち少なくとも1種
    以上のエチレンポリマーを構成材料とすることを特徴と
    する請求項1又は2の熱交換器。
  4. 【請求項4】 上記有機系蓄熱材が結晶性アルキルハイ
    ドロカーボン、結晶性脂肪酸、及び結晶性脂肪酸エステ
    ルから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする
    請求項1乃至3いずれかの熱交換器。
JP5007173A 1993-01-20 1993-01-20 熱交換器 Pending JPH06294593A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6298152A (ja) * 1985-10-22 1987-05-07 Agency Of Ind Science & Technol 蓄熱装置
JPH04252288A (ja) * 1991-01-28 1992-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 畜熱機能付き製品

Patent Citations (2)

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