JPH06300091A - チェーンベルト - Google Patents

チェーンベルト

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JPH06300091A
JPH06300091A JP10751993A JP10751993A JPH06300091A JP H06300091 A JPH06300091 A JP H06300091A JP 10751993 A JP10751993 A JP 10751993A JP 10751993 A JP10751993 A JP 10751993A JP H06300091 A JPH06300091 A JP H06300091A
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JP
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chain
pin
belt
pair
pins
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JP10751993A
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English (en)
Inventor
Shigeru Okuwaki
茂 奥脇
Yukio Tomimura
幸雄 冨村
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Toyota Motor Corp
BorgWarner Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Borg Warner Automotive Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンおよび位置規制部材の磨耗および動力損
失が抑制されるチェーンベルトを提供する。 【構成】 一対の無端環状のチェーン40、42の一方
のチェーンにおいて他方のチェーンに対向するリンクプ
レート36のピン嵌合穴50、52に嵌め入れられてい
る一対の第1円弧状ピン46および第2円弧状ピン48
のうちリンクプレート36の端部側に位置する第2円弧
状ピン48が第1円弧状ピン46よりも上記他方のチェ
ーン側へ延設されており、且つ、互いに当接することに
よって或いは第2円弧状ピン48と当接することによっ
て前記一対のチェーン40、42の長手方向における相
対移動を阻止する位置規制部材37が第2円弧状ピン4
8の先端部にそれぞれ固設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力を伝達するために
Vプーリ間に巻き掛けられるチェーンベルトの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】動力を伝達するためにVプーリ間に巻き
掛けられる無端環状のチェーンベルトの一種に、相互の
背面にて相互に転動可能な一対の第1ピンおよび第2ピ
ンからなる連結ピンと、両端部に設けられた嵌合穴に上
記連結ピンが嵌め入れられることにより、厚み方向にお
いて複数枚重ねられた状態で長手方向に多数連結された
リンクプレートとを備えた一対の無端環状チェーンが、
相互に半ピッチずれた状態で並列させられ且つその並列
状態の幅寸法に対応する大きさのベルトブロックを内周
側にそれぞれ有するものが知られている。たとえば、実
開昭63−136747号公報に記載されたものがその
一例である。このようなチェーンベルトでは、一方のチ
ェーンにおいて、連結ピン、すなわちロッカーピンを構
成する一対のピンの先端部がチェーンベルトの幅方向に
おいて他方のチェーン側に突出させられているととも
に、その一対のピン先端部には環状の位置規制部材が嵌
め付けられており、これら位置規制部材と他方のチェー
ンの連結ピンとの接触により第1チェーンと第2チェー
ンの長手方向の相対的な位置が規制されるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような形式のチェーンベルトでは、位置規制部材は連結
ピンを構成する一対のピンがともに嵌め入れられるよう
になっているため、チェーンベルトの回曲に伴って一対
のピンが相互の外周面において相対的に転動運動する
と、ピンと位置規制部材との間に相対的な滑りが発生
し、ピンおよび位置規制部材の磨耗が促進されるととも
に、駆動損失が大きくなる欠点があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、ピンおよび位置
規制部材の磨耗および動力損失が好適に抑制されるチェ
ーンベルトを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、相互の背面にて相互
に転動可能な一対の第1ピンおよび第2ピンからなる連
結ピンと、両端部に設けられた嵌合穴に上記連結ピンが
嵌め入れられることにより、厚み方向において複数枚重
ねられた状態で長手方向に多数連結されたリンクプレー
トとを備え、所定の嵌合穴に嵌め入れられた第1ピンお
よび第2ピンのうち、リンクプレートの端部側に位置す
るものがそのリンクプレートに対して相対回転不能に嵌
合された一対の無端環状チェーンが、相互に半ピッチず
れた状態で並列させられ且つその並列状態の幅寸法に対
応する大きさの多数のベルトブロックを内周側にそれぞ
れ有するチェーンベルトにおいて、前記一対の無端環状
のチェーンの一方のチェーンにおいて他方のチェーンに
対向するリンクプレートの前記嵌合穴に嵌め入れられて
いる前記一対の第1ピンおよび第2ピンのうちリンクプ
レートの端部側に位置する一方のピンを他方のピンより
も上記他方のチェーン側へ延設し、且つ、互いに当接す
ることによって或いは上記延設されたピンと当接するこ
とによって前記一対の無端環状のチェーンの長手方向に
おける相対移動を阻止する位置規制部材をその延設され
たピンの先端部にそれぞれ固設したことにある。
【0006】
【作用】このようなチェーンベルトでは、前記一対の無
端環状のチェーンの一方において他方のチェーンに対向
するリンクプレートの嵌合穴に嵌め入れられている前記
一対の第1ピンおよび第2ピンのうちリンクプレートの
端部側に位置する一方のピンが他方のピンよりも上記他
方のチェーン側へ延設されており、且つ、互いに当接す
ることによって或いは上記延設されたピンと当接するこ
とによって前記一対の無端環状のチェーンの長手方向に
おける相対移動を阻止する位置規制部材がその延設され
たピンの先端部にそれぞれ固設されている。
【0007】
【発明の効果】このように、本発明のチェーンベルトで
は、位置規制部材は連結ピンのうちの前記延設されたピ
ンのみに固設されているため、チェーンベルトの回曲に
伴って一対のピンが相互の外周面において相対的に転動
運動する際に、ピンと位置規制部材との間の相対的な滑
りが防止されて、ピンおよび位置規制部材として機能す
るリンクプレートの磨耗および駆動損失が好適に抑制さ
れる。
【0008】また、位置規制部材は、第1チェーンおよ
び第2チェーンの幅方向の両側にそれぞれ配設されるこ
とにより、第1ピンの抜け止め部材としても機能し得
る。このため、第1ピンの抜け止め専用の部材が不要と
なり、部品点数が少なくなるとともに、チェーンベルト
が軽量化される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図2は、本発明の一実施例のチェーンベル
ト10が用いられた車両用のベルト式無段変速機12を
示している。図において、ベルト式無段変速機12は、
互いに平行に配設された入力軸14および出力軸16
と、それら入力軸14および出力軸16にそれぞれ取り
付けられた有効径が可変の一対の一次側可変プーリ18
および二次側可変プーリ20と、それら可変プーリ1
8,20間に巻き掛けられたチェーンベルト10とを備
えており、そのチェーンベルト10を介して動力が伝達
されるようになっている。一次側可変プーリ18および
二次側可変プーリ20は、入力軸14および出力軸16
にそれぞれ固定された一次側固定回転体22および二次
側固定回転体24と、入力軸14および出力軸16に軸
方向の移動可能かつ軸回りの回転不能に取り付けられて
一次側固定回転体22および二次側固定回転体24との
間に環状のV溝をそれぞれ形成する一次側可動回転体2
6および二次側可動回転体28とから構成されている。
それら一次側可動回転体26および二次側可動回転体2
8には、一次側油圧アクチュエータ30および二次側油
圧アクチュエータ32から推力がそれぞれ付与されてお
り、図示しない変速制御弁によってその推力の平衡が崩
されることによりベルト式無段変速機12の変速比が連
続的に変化させられるようになっている。
【0011】前記チェーンベルト10は、たとえば図
1、図3および図4に示すように、互いに並列する5枚
のリンクプレート36と、それら5枚のリンクプレート
36の間に一端部がそれぞれ介挿され且つ互いに並列す
る4枚のリンクプレート36とが、ロッカーピン38に
よって連結されて無端環状を成し、互いに並行した状態
で略半ピッチずらされた第1チェーン40および第2チ
ェーン42と、それら第1チェーン40および第2チェ
ーン42の幅方向と平行な状態で所定の間隔を隔てて配
列され、それら第1チェーン40および第2チェーン4
2の内周側に交互に取り付けられた多数のベルトブロッ
ク44とを備えており、ベルトブロック44と第1チェ
ーン40および第2チェーン42との間で動力が伝達さ
れるようになっている。
【0012】なお、図1および図3は、ベルトブロック
44が一直線に沿って環状に連ねられた状態を示してお
り、図4はベルトブロック44が前記可変プーリ18ま
たは可変プーリ20のV溝の内壁面に沿って環状に連ね
られた状態を示している。また、図1および図3の二点
鎖線Cはチェーンベルト10の中心線を示している。ま
た、図3において、一点鎖線は上記V溝の内壁面を示し
ており、第2チェーン42のロッカーピン38はその断
面において全体が示されている。
【0013】前記ロッカーピン38は、図5に示すよう
に、円弧状断面をそれぞれ有する一対の第1円弧状ピン
46および第1円弧状ピン46より長い第2円弧状ピン
48から成り、相互の背面が接触させられた状態でリン
クプレート36の後述のピン嵌合穴50、52に嵌め入
れられている。第1チェーン40および第2チェーン4
2の一方のチェーンにおいて、他方のチェーンに対向す
るリンクプレート36のピン嵌合穴50、52に嵌め入
れられている第1円弧状ピン46および第2円弧状ピン
48のうち、リンクプレート36の端部側に位置する第
2円弧状ピン48が第1円弧状ピン46よりも他方のチ
ェーン側へ延設されている。第1円弧状ピン46の長さ
は9枚のリンクプレート36の板厚の合計と略同一とさ
れており、第2円弧状ピン48の長さは9枚のリンクプ
レート36の板厚の合計よりも所定寸法長くされてい
る。上記所定寸法は、第1チェーン40および第2チェ
ーン42の組み立て状態において、第2円弧状ピン48
の両先端部がチェーン幅方向両側に位置するリンクプレ
ート36よりも位置規制部材37の板厚分だけ突き出す
寸法に設定されている。
【0014】前記リンクプレート36は、図6に示すよ
うに、長手板状を成し、ロッカーピン38を嵌め入れる
ために両端部側に形成された一対の略円形状のピン嵌合
穴50、52と、それらピン嵌合穴50、52間の長手
方向中間部に位置する端面からチェーンベルト10の内
周側へ相互に所定間隔を隔てて突き出す一対の把持突起
54、55とを備えている。ピン嵌合穴50,52の内
周縁部のうちリンクプレート36の長手方向端部側に位
置する部分には、前記第1円弧状ピン46および第2円
弧状ピン48のうちそのリンクプレート36の端部側に
位置するものの内側と係合してそのリンクプレート36
との相対回転を阻止する凸状の回転ストッパ56,57
がそれぞれ設けられている。これにより、第1円弧状ピ
ン46および第2円弧状ピン48は、チェーンベルト1
0の回曲に伴って、それらの外周面において相対的に転
動させられることとなる。一対の把持突起54,55間
にはベルトブロック44を受け入れる係合凹部58が形
成されており、黒丸で示す一対の接触部59、60にお
いてベルトブロック44の外周側端縁部と接触させられ
るようになっている。
【0015】前記位置規制部材37は、互いに当接する
ことによって或いは前記第2円弧状ピン48と当接する
ことよって第1チェーン40および第2チェーン42の
長手方向における相対移動を阻止するものであって、図
7に示すように、長手板状を成し、長手方向に第2円弧
状ピン48の先端部を嵌め着けるためのピン嵌着穴61
を備えている。ピン嵌着穴61は円弧状とされていると
ともに、位置規制部材37の一端縁部側が開口させられ
ている。位置規制部材37のチェーン40、42の長手
方向における寸法Wは、チェーンベルト10の組み立て
状態、すなわちピン嵌着穴61に第1チェーン40およ
び第2チェーン42の第2円弧状ピン48の先端部が嵌
め着けられた状態において、長手方向に隣合う他方のチ
ェーンの位置規制部材37或いは第2円弧状ピン48と
の相互間隔がほぼ零となり、且つ第1チェーン40およ
び第2チェーン42が相互にほぼ二分の一ピッチずれる
寸法に設定されている。
【0016】上記リンクプレート36の係合凹部58の
底部は、係合凹部58の外側に位置する内周側端縁部よ
りも一定の距離だけ内周側に位置するように形成されて
おり、図3に示すように、チェーンベルト10の組立状
態においてベルトブロック44を一直線に沿って連ねた
場合には、第1チェーン40および第2チェーン42の
うちの一方を構成するリンクプレート36の上記内周側
端縁部と、その一方のチェーン40または42に取り付
けられるベルトブロック44の頂部との間に間隔Δhが
設けられる。この間隔Δhは、一次側可変プーリ18ま
たは二次側可変プーリ20のV溝に送り込まれる状態や
そのV溝から送り出される状態において、第1チェーン
40および第2チェーン42が相対的な上下運動をして
もリンクプレート36とベルトブロック44との間を接
触させないために設けられたものであり、たとえば第1
チェーン40および第2チェーン42のピッチが8mm、
チェーンベルト10の掛かり半径が30mmの場合には、
約0.3mm の値とされる。
【0017】前記ベルトブロック44は、第1ベルトブ
ロック44aおよび第2ベルトブロック44bの2種類
より成る。図8および図9に詳しく示すように、第1ベ
ルトブロック44aは、長手方向にわたって同一の高さ
寸法を有する長手板状を成し、前記可変プーリ18,2
0のV溝の内壁面に摩擦係合する一対の摩擦テーパ面6
2、64をベルトブロック44aの幅方向の端面に備え
ている。ベルトブロック44aのその両隣のベルトブロ
ック44a、44bと対向する表裏一対の対向面66、
68には、摩擦テーパ面62および64に両端が開口し
且つベルトブロック44aの外周側端縁に沿って断面円
弧状の一対の係合溝70、72が形成されている。係合
溝70、72は、その係合溝70、72の中心線Cの摩
擦テーパ面62側に設けられた一対のストッパ部74、
76により、ストッパ部74、76の摩擦テーパ面62
側に延びる第1係合溝部78a、80aと、ストッパ部
74、76の摩擦テーパ面64側に延びる第2係合溝部
78b、80bとにそれぞれ分割されている。
【0018】第1係合溝部78a、80aは、5枚のリ
ンクプレート36の板厚の合計よりも所定寸法長い長さ
寸法を備えている。また、第2係合溝部78b、80b
は、ストッパ部74、76と中心線Cとの間に、3枚の
リンクプレート36の板厚の合計よりも所定寸法長い長
さ寸法を備えている。ストッパ部74、76は、係合溝
70、72の端縁と近接し且つ中心線Cと略平行な所定
の直線付近に位置する図8の×印で示す2ヵ所がそれぞ
れかしめられて、溝70、72の一部が埋められること
により形成されている。これにより、リンクプレート3
6とベルトブロック44aとの幅方向の相対移動が阻止
されて、第1チェーン40と第2チェーン42との一定
限度以上の接近が規制されるようになっている。
【0019】第2ベルトブロック44bは、図10およ
び図11に詳しく示すように、第1係合溝部82a、8
4aの長さ寸法が4枚のリンクプレート36の板厚の合
計よりも所定寸法長く、且つ第2係合溝部82b、84
bにおけるストッパ部74、76側端縁部と中心線Cと
の間の長さ寸法が4枚のリンクプレート36の板厚の合
計よりも所定寸法長い点のみが第1ベルトブロック44
aと異なっている。他の第1ベルトブロック44aと共
通する部分は、第1ベルトブロック44aと同一の符号
を付して説明を省略する。
【0020】なお、ベルトブロック44a、44bのチ
ェーンベルト10の外周側端縁部は断面円弧状とされて
おり、これにより、リンクプレート36の把持突起5
4,55の幅寸法を大きくしても、把持突起54、55
の両外側に位置する背面86、88が、第1チェーン4
0および第2チェーン42の他方のリンクプレート36
に装着されているベルトブロック44と干渉することが
防止されるようになっているため、把持突起54、55
の強度を充分に確保することができる。
【0021】チェーンベルト10の組付けに際しては、
まず、多数の第1ベルトブロック44aと第2ベルトブ
ロック44bを交互に、第1係合溝部78a、80aと
84a、82aとが対向するように所定の間隔を隔てて
並列させる。そして、第1係合溝部78a、80aおよ
び82a、84a内にそれぞれ2枚のリンクプレート3
6を、摩擦テーパ面62側から互いの一端部がそれぞれ
介挿された状態となるように交互に、把持突起54、5
5の先端をストッパ部74、76側に移動させつつ嵌め
入れるとともに、第2係合溝部78b、80bおよび8
2b、84b内に交互に、摩擦テーパ面64側からそれ
ぞれ3枚および2枚のリンクプレート36の把持突起5
4、55の先端をストッパ部74、76側に移動させつ
つ嵌め入れ、上記9枚のリンクプレート36のピン嵌合
穴50,52に前記ロッカーピン38を嵌め入れて1群
のリンクプレート36を順次連結する。
【0022】次に、1群のリンクプレート36の両外側
に突出する第2円弧状ピン48に位置規制部材37をそ
れぞれ嵌め入れ、その第2円弧状ピン48の両端面の×
印(図4)が付された位置にかしめを施してそれにかし
め着けることにより、第1チェーン40および第2チェ
ーン42をそれぞれ組み立てる。これにより、ベルトブ
ロック44a、44bは、中心線Cの摩擦テーパ面62
側において、その外周側端縁部が4対および5対の把持
突起54、55にそれぞれ把持された状態で第1チェー
ン40または第2チェーン42の内周側に脱落不能に取
り付けられる。
【0023】このようにして、多数の第1ベルトブロッ
ク44aと第2ベルトブロック44bが交互に装着され
た第1チェーン40と、その第1チェーン40のベルト
ブロック44a、44bとは別の多数のベルトブロック
44a、44bが交互に装着された第2チェーン42と
は、相互のベルトブロック44が交互に平行に位置する
ように、且つ第1チェーン40および第2チェーン42
の第2円弧状ピン48の先端部が長手方向に相互に重ね
合わされた状態で、第1チェーン40および第2チェー
ン42の長手方向の相互間隔がほぼ零となるように並列
させられることにより、相互に半ピッチずらした状態で
互いに組み合わされ、これにより、図1、図3および図
4に示すチェーンベルト10が組み立てられる。
【0024】以上のように構成されたチェーンベルト1
0においては、位置規制部材37はロッカーピン38の
うちの第2円弧状ピン48のみに固設されているため、
チェーンベルト10の回曲に伴ってロッカーピン38が
相互の外周面において相対的に転動運動する際に、ロッ
カーピン38と位置規制部材37との間の相対的な滑り
が防止されて、ロッカーピン38および位置規制部材3
7の磨耗および駆動損失が好適に抑制される。
【0025】また、本実施例では、位置規制部材37
は、第1チェーン40および第2チェーン42の幅方向
の両側にそれぞれ配設されることにより、第1円弧状ピ
ン46の抜け止め部材としても機能している。このた
め、第1円弧状ピン46の抜け止め専用の部材が不要と
なり、部品点数が少なくなるとともにチェーンベルト1
0が軽量化される。
【0026】また、本実施例によれば、ベルトブロック
44は、把持される把持突起54、55の数に応じた長
さの係合溝78、80および82、84が形成された第
1ベルトブロック44aおよび第2ベルトブロック44
bの2種類から構成されているため、チェーンベルト1
0の組立て時には第1チェーン40および第2チェーン
42の把持突起54、55に対して係合溝78、80ま
たは82、84の位置を合わせることにより、第1チェ
ーン40または第2チェーン42に対するベルトブロッ
ク44のチェーンベルト10の周方向および幅方向の位
置決めが確実に行われる利点がある。
【0027】また、本実施例によれば、多数のベルトブ
ロック44が装着された第1チェーン40とそれとは別
の多数のベルトブロック44が装着された第2チェーン
42とを互いに組み合わせるだけでチェーベルト10が
組み立てられるので、チェーンベルト10の組立て作業
を容易に為し得る利点がある。
【0028】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0029】たとえば、前述の実施例では、位置規制部
材37は第1円弧状ピン46の抜け止め部材としても機
能させるために、第1チェーン40および第2チェーン
42の幅方向両側にそれぞれ配設されていたが、第1チ
ェーン40および第2チェーン42の一方のチェーンに
おいて、他方のチェーン側にのみにそれぞれ配設されて
いてもよい。
【0030】また、前述の実施例では、第2円弧状ピン
48は、その両端面にかしめを施すことにより位置規制
部材37にかしめ着けられていたが、その両端部がピン
嵌着穴61内に圧入されていてもよいのである。
【0031】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のチェーンベルトの一部であって、一直線
に沿って連ねられた状態を示す図3のI−I視断面図に
対応する平面図である。
【図2】本発明の一実施例であるチェーンベルトを含む
ベルト式無段変速機の構成を説明するための図である。
【図3】図1におけるIII −III 視断面図である。
【図4】図2のチェーンベルトの正面図であって、その
一部を拡大して示す図である。
【図5】図1のロッカーピンを示す斜視図である。
【図6】図1のリンクプレートを示す正面図である。
【図7】図1の位置規制部材を示す正面図である。
【図8】図1の第1ベルトブロックの正面図である。
【図9】図8の第1ベルトブロックの側面図である。
【図10】図1の第2ベルトブロックの正面図である。
【図11】図10の第2ベルトブロックの側面図であ
る。
【符号の説明】
10:チェーンベルト 18:一次側可変プーリ、20:二次側可変プーリ・・
・(Vプーリ) 36:リンクプレート 37:位置規制部材 38:ロッカーピン・・・(連結ピン) 40:第1チェーン 42:第2チェーン 44:ベルトブロック 46:第1円弧状ピン・・・(第1ピン) 48:第2円弧状ピン・・・(第2ピン;延設されたピ
ン) 50、52:ピン嵌合穴・・・(嵌合穴)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥脇 茂 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 冨村 幸雄 三重県名張市八幡字口入野1300番50 ボー グ・ワーナー・オートモーティブ株式会社 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互の背面にて相互に転動可能な一対の
    第1ピンおよび第2ピンからなる連結ピンと、両端部に
    設けられた嵌合穴に該連結ピンが嵌め入れられることに
    より、厚み方向において複数枚重ねられた状態で長手方
    向に多数連結されたリンクプレートとを備え、所定の嵌
    合穴に嵌め入れられた第1ピンおよび第2ピンのうち、
    該リンクプレートの端部側に位置するものが該リンクプ
    レートに対して相対回転不能に嵌合された一対の無端環
    状チェーンが、相互に半ピッチずれた状態で並列させら
    れ且つその並列状態の幅寸法に対応する大きさの多数の
    ベルトブロックを内周側にそれぞれ有するチェーンベル
    トにおいて、 前記一対の無端環状のチェーンの一方のチェーンにおい
    て他方のチェーンに対向するリンクプレートの前記嵌合
    穴に嵌め入れられている前記一対の第1ピンおよび第2
    ピンのうち該リンクプレートの端部側に位置する一方の
    ピンを他方のピンよりも該他方のチェーン側へ延設し、
    且つ、互いに当接することによって或いは該延設された
    ピンと当接することによって前記一対の無端環状のチェ
    ーンの長手方向における相対移動を阻止する位置規制部
    材を該延設されたピンの先端部にそれぞれ固設したこと
    を特徴とするチェーンベルト。
JP10751993A 1993-04-09 1993-04-09 チェーンベルト Pending JPH06300091A (ja)

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