JPH0630126B2 - 複合磁気ヘツドおよびその製造方法 - Google Patents

複合磁気ヘツドおよびその製造方法

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JPH0630126B2
JPH0630126B2 JP13071386A JP13071386A JPH0630126B2 JP H0630126 B2 JPH0630126 B2 JP H0630126B2 JP 13071386 A JP13071386 A JP 13071386A JP 13071386 A JP13071386 A JP 13071386A JP H0630126 B2 JPH0630126 B2 JP H0630126B2
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敏之 佐藤
信一郎 江口
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Mitsubishi Electric Corp
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気記録再生装置における書き込みおよび/
又は読み出しヘッド(書き込み読み出し共用磁気ヘッ
ド、、書き込み専用磁気ヘッド及び読み出し専用磁気ヘ
ッドの何れをもいう)及び消去ヘッドを一体化した複合
磁気ヘッド、及びその製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、書き込みおよび/又は読み出しヘッド(以下、R/
Wヘッドという)及び消去ヘッドを一体化した複合磁気
ヘッドの製造方法として、例えば特開昭第60-150215号
公報に開示されたものがある。第7図にその複合磁気ヘ
ッドの構造を示す斜視図を示す。図において、(1)はR/W
ヘッドを形成するLコア、(2)はR/Wヘッドを形成するI
コア、(3)は消去ヘッドを形成するLコア、(4)は消去ヘ
ッドを形成するIコアであり、それぞれ組み合わせる
と、巻線用の窓が形成される。(5)はR/Wヘッドのギャッ
プ、(6)(7)は消去ヘッドのギャップ、(8a)(8b)は消去ヘ
ッドのコアのトラック幅TEを規定する溝に充填させた
非磁性材料、例えばガラスからなる充填剤、(9)はR/Wヘ
ッドのトラック幅TW(>TE)を規定する溝に充填さ
せた非磁性材料、例えばガラスからなる充填剤である。
上記Lコア(1)及びIコア(2)からなるR/Wヘッドは、そ
のトラックがLコア(3)及びIコア(4)からなる一対の消
去ヘッドのトラックにより挟み込まれるように配置さ
れ、R/Wヘッド及び消去ヘッドにより複合ヘッド(1d)が
構成されている。
次に複合ヘッド(1d)を製造する概要的な手順について第
8図を参照して説明する。
まず段階aにおいては、Lコアブロック(1a)及びIコア
ブロック(2a)、Lコアブロック(3a)及びIコアブロック
(4a)の各接合部をそれぞれ接合して、この場合はガラス
により溶着して、R/Wヘッド・ブロック(1b)及び消去ヘ
ッド・ブロック(3b)を形成する。
段階bにおいて、R/Wヘッド・ブロック(1b)及び消去ヘ
ッド・ブロック(3b)に対してそれぞれ回転磁石を用いた
加工機械によりトラックTW及びTEを規定する溝sl
を作成する。
段階cにおいて、R/Wヘッド・ブロック(1b)か、または
消去ヘッド・ブロック(3b)の接着面にガラスを蒸着し、
両者の溝slを一致させるように、R/Wヘッド・ブロッ
ク(1b)及び消去ヘッド・ブロック(3b)を接合し、複合ヘ
ッド・ブロック(1c)を形成してガラス・モールド用の溶
着治具にセットする。
段階dにおいては、溶着治具にセットした複合ヘッド・
ブロック(1c)を炉に入れ、その温度を上げて溝slにガ
ラスを溶かし込み、両者を一体に溶着させる。
段階eにおいては、複合ヘッド・ブロック(1c)の表面か
ら突出しているガラスを研磨により除去してその表面を
平滑にする。
上記段階eにおいては、複合ヘッド・ブロック(1c)の表
面から突出しているガラスを研磨により除去してその表
面を平滑にする。
上記段階eにおいて、複合ヘチッド・ブロック(1c)を第
7図の充填剤(8a)及び(8b)となる部分で切断した後、研
磨することにより所望の厚みにし、複合ヘッド(1d)を得
る。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の複合磁気ヘッドの製造方法は以上のように構成さ
れていたので、ヘッド・ブロックにおける各ヘッド間の
間隔、特に消去ヘッド間隔が狭いために、この部分の強
度が低く従ってヘッド・ブロックにトラック幅を規定す
るための溝を切る処理や、ヘッド・ブロックから複合ヘ
ッドを切り出す処理においてそのコアに破損が発生し易
いという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、コアの強度を低下させないように製造処理を
進めることができ、従って製造の歩留まりを向上するこ
とができる複合磁気ヘッド及びその製造方法を得ること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る複合磁気ヘッドは、互いに巻線用の窓を
備えるように成形された一対のコアを接合してそれぞれ
書き込みおよび/又は読み出しヘッド及び消去ヘッドを
一体に接合するとともに、上記消去ヘッドにおいてはそ
のトラックを規定するための溝をそのコアの一方にのみ
備えるようにしたものである。
また、この発明の別の発明に係る複合磁気ヘッドの製造
方法は、一対のコアブロックを接合して書き込みおよび
/又は読み出しヘッド・ブロックを形成した後、そのト
ラック幅を規定するための溝を切り込む処理をし、更
に、上記書き込みおよび/又は読み出しヘッドのトラッ
クを挟み込むように配列され、一対の消去ヘッドとなる
べきコアブロックの一方に対してのみ、上記消去ヘッド
のトラックを規定するための溝を設けた後、このコアブ
ロックと対をなす他のコアブロックを互いに接合して消
去ヘッド・ブロックを形成する処理をし、更に上記書き
込みおよび/又は読み出しヘッド・ブロックと上記消去
ヘッド・ブロックとを一体に接合して複合ヘッド・ブロ
ックを形成した後、この複合ヘッド・ブロックから複合
磁気ヘッドを切り出す処理を実行するものである。
[作用] この発明の複合磁気ヘッドにおける消去ヘッドは、対を
なすコアのうち一方にのみ、そのトラック幅を規定する
ための溝が切られているので、コアに充分な強度を保持
することができる構造となる。
また、この発明の別の発明においては、複合磁気ヘッド
の製造方法の過程における消去ヘッド・ブロックが、対
をなすコアブロックのうちの一方にのみそのトラック幅
を規定するための溝が切られているので、その形成後の
複合ヘッドを形成するための切断処理においてもコアに
十分な強度を保持させておくことができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図に示す複合ヘッド(1d)において、Lコア(1)、Iコア
(2)、Lコア(3)、Iコア(4)、ギャップ(5)(6)(7)、充填
剤(8a)(8b)は第7図により説明したものと同一又は相当
部分である。ここで、注目すべきはIコア(4)に溝が設
けられていないことである。(9)(10)(11)はトラック幅
TEを規定するための充填剤であり、充填剤(8a)と同一
の非磁性材からなる。
次に、この発明により複合磁気ヘッドを製造する手順を
第2図について説明する。
段階aにおいては、巻線窓及び逃げ溝sl加工を施した
Lコアブロック(1a)及びIコアブロック(2a)のギャップ
面にSiO2,Al2O3からなる膜を蒸着またはスパ
ッタリングにより形成する。次に、Lコアブロック(1a)
及びIコアブロック(2a)の接合面をガラスにより溶着し
てR/Wヘッド・ブロック(1b)を形成する。この段階では
Lコアブロック(3a)及びIコアブロック(4a)に対する処
理は実施されない(第1の段階)。
段階bにおいては、アペックス先端部をいくらか切り込
むような位置、かつR/Wヘッド・ブロック(1b)に対して
ある角度で回転砥石を用いてトラック幅TWの溝slを
作成する(第2の段階)。
段階cにおいては、Iコアブロック(4a)に対しても段階
bの処理と同様にある角度で回転砥石を用いて溝slを
作成し、Lコアブロック(3a)及びIコアブロック(4a)の
ギャップ面に、SiO2、Al2O3からなる膜を蒸着
またはスパッタリングにより形成する(第3の段階)。
段階dにおいては、Lコアブロック(3a)及びIコアブロ
ック(4a)をガラスにより溶着して消去ヘッド・ブロック
(3b)を形成する(第4の段階)。
段階eにおいては、R/Wヘッド・ブロック(1b)または消
去ヘッド・ブロック(3b)に蒸着またはスパッタリングに
より溶着用のガラスの膜を形成し、図示のように接着剤
により仮セットして複合ヘッド・ブロック(1c)を形成す
る。
段階fにおいては、複合ヘッド・ブロック(1c)のトラッ
ク側を下に向けてガラス棒を挿入し、溶着治具にセット
する。次に、高温の炉において複合ヘッド・ブロック(1
c)を加熱し、ガラス棒を各溝slに流し込む。このとき
に複合ヘッド・ブロック(1c)の接合面のガラスの膜が溶
けて複合ヘッド・ブロック(1c)は一体のものとなる(第
5の段階)。
段階gにおいては、複合ヘッド・ブロック(1c)のトラッ
ク面を研磨する。
段階hにおいては、複合ヘッド・ブロック(1c)から複合
ヘッド(1d)を切り出し、それぞれ予め定められた厚みを
出すための研磨をし、最後にその脚部を切断して完成と
なる(第6の段階)。
この切り出しの段階hにおいては、Iコアブロック(4a)
には溝がないので、複合ヘッド・ブロック(1c)は従来の
ものに比較して十分な機械的強度を保持している。
なお、上記実施例では、第5図に示すように、予めアペ
ックス部に装着されたガラスの上にガラス棒を置いてか
ら溶着する場合を示したが、第6図に示すように、アペ
ックス部の上部のギャップ形成面に細い溝slを形成
し、溶着した構造のコアにガラス棒を置いてからモール
ド溶着をする処理をしてもよく、上記実施例と同様の効
果を奏する。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、R/Wヘッド・ブロッ
クについては、一対のコアブロックの接合の後にそのト
ラック幅を規定するための溝を形成する構成を有するの
で、トラックずれを起こすことがなく、また消去ヘッド
・ブロックについてはその対をなすコアブロックのうち
の一方に対してのみ単品の段階でそのトラック幅を規定
するための溝を切り込むように構成したので、その後に
複合磁気ヘッドを個々に切り出す処理においてもコアブ
ロックに充分な強度を持たせることができ、従ってコア
の欠損を少なくすることができ、かつ歩留まりを良くす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の複合磁気ヘッドおよびその製造方法
の一実施例による複合磁気ヘッドの構造を示す斜視図、
第2図はこの発明により複合磁気ヘッドを製造する手順
を説明するための説明図、第3図、第4図は従来の複合
磁気ヘッドの構造を示す構造図、第5図はこの発明によ
り複合磁気ヘッドを製造する過程においてガラス棒をセ
ットした状態を示す状態図、第6図はこの発明の他の実
施例により複合磁気ヘッドを製造する過程においてガラ
ス棒をセットした状態を示す状態図、第7図は従来の複
合磁気ヘッドの構造を示す斜視図、第8図は従来の複合
磁気ヘッドの製造方法により複合磁気ヘッドを製造する
手順を説明するための説明図である。 図において、(1)(3)はLコア(コア)、(1a)(3a)はLコ
アブロック(コアブロック)、(2)(4)はIコア(コ
ア)、(2a)(4a)はIコアブロック(コアブロック)、(1
b)はR/Wヘッド・ブロック(書き込みおよび/又は読み
出しヘッド・ブロック)、(1c)は複合ヘッド・ブロッ
ク、(3b)は消去ヘッド・ブロック、(1d)は複合ヘッド、
slは溝である。 なお図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに巻線用の窓を備えるように成形され
    た一対のコアを接合して形成されるとともに、記録のト
    ラック幅を規定するための溝を上記コアに有する書き込
    みおよび/又は読み出しヘッドと、互いに巻線用の窓を
    備えるように成形された一対のコアを接続して形成され
    るとともに、上記書き込みおよび/又は読み出しヘッド
    のトラックを挟み込むように配列され、上記トラックを
    規定するための溝を上記コアの一方にのみ有し、上記書
    き込みおよび/又は読み出しヘッドと一体に接合された
    消去ヘッドとを備えた複合磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】巻線用の窓を備えるように成形され、書き
    込みおよび/又は読み出しヘッドとなるべき一対のコア
    ブロックを接合して書き込みおよび/又は読み出しヘッ
    ド・ブロックを形成する第1の段階と、上記書き込みお
    よび/又は読み出しヘッドのトラック幅を規定するため
    の溝を上記書き込みおよび/又は読み出しヘッド・ブロ
    ックに切り込む第2段階と、巻線用の窓を備えるように
    成形されているとともに、上記書き込みおよび/又は読
    み出しヘッドのトラックを挟み込むように配列される一
    対の消去ヘッドとなるべきコアブロックに、上記消去ヘ
    ッドのトラックを規定するための溝を設ける第3の段階
    と、上記第3の段階により上記溝を設けたコアブロック
    と、このコアブロックと対をなして上記消去ヘッドを形
    成すべき他のコアブロックとを接合して消去ヘッド・ブ
    ロックを形成する第4の段階と、上記第1の段階により
    形成された上記書き込みおよび/又は読み出しヘッド・
    ブロックと、上記第4の段階により形成された上記消去
    ヘッド・ブロックとを接合して複合ヘッド・ブロックを
    形成する第5の段階と、この第5の段階により形成され
    た複合ヘッド・ブロックを切断して複合ヘッドを形成す
    る第6の段階とを備えたことを特徴とする複合磁気ヘッ
    ドの製造方法。
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