JPH06304762A - 溶接アークスタート用鋼製キャップ - Google Patents
溶接アークスタート用鋼製キャップInfo
- Publication number
- JPH06304762A JPH06304762A JP11517893A JP11517893A JPH06304762A JP H06304762 A JPH06304762 A JP H06304762A JP 11517893 A JP11517893 A JP 11517893A JP 11517893 A JP11517893 A JP 11517893A JP H06304762 A JPH06304762 A JP H06304762A
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- Japan
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- welding
- steel cap
- arc
- wire
- sectional area
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 消耗性溶接ワイヤを用いるアーク溶接におい
て、溶接走行しながらアークスタートを簡便かつ容易に
するスタート用鋼製キャップを提供する。 【構成】 本発明は、パイプ状であって、その断面積が
使用する溶接ワイヤ2断面積の10〜40%である溶接
アークスタート用鋼製キャップ1である。 【効果】 ランニングスタートでもアークを容易且つ確
実に発生させることができ、取扱いも簡便で、溶接効率
の向上に資するところは極めて大きい。
て、溶接走行しながらアークスタートを簡便かつ容易に
するスタート用鋼製キャップを提供する。 【構成】 本発明は、パイプ状であって、その断面積が
使用する溶接ワイヤ2断面積の10〜40%である溶接
アークスタート用鋼製キャップ1である。 【効果】 ランニングスタートでもアークを容易且つ確
実に発生させることができ、取扱いも簡便で、溶接効率
の向上に資するところは極めて大きい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消耗性溶接ワイヤ(以
下ワイヤと称する)を用いるアーク溶接において、溶接
アークスタート材として溶接走行しながらアークスター
トを容易にする鋼製キャップに関する。
下ワイヤと称する)を用いるアーク溶接において、溶接
アークスタート材として溶接走行しながらアークスター
トを容易にする鋼製キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より太径のワイヤを用いるアーク溶
接を開始する際には、スチールウールを予めワイヤ先端
と被溶接物との間に挿入,密着させておき、アークスタ
ートさせる方法が一般的である。
接を開始する際には、スチールウールを予めワイヤ先端
と被溶接物との間に挿入,密着させておき、アークスタ
ートさせる方法が一般的である。
【0003】しかしこの方法は、溶接スタート時に静止
していることが前提であり、走行しながらアークをスタ
ートさせる方法(以下ランニングスタートと称する)で
は、スチールウールの挿入密着は困難なため採用できな
い。
していることが前提であり、走行しながらアークをスタ
ートさせる方法(以下ランニングスタートと称する)で
は、スチールウールの挿入密着は困難なため採用できな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このランニングスター
トが可能なアークスタート方法として、ワイヤと被溶接
物の間に高周波電圧を印加させてアークを発生させる方
法もあるが、高周波を発生させる装置が別途必要であ
り、また高周波電流により溶接制御装置の誤動作を誘発
することもあり、好ましくない。
トが可能なアークスタート方法として、ワイヤと被溶接
物の間に高周波電圧を印加させてアークを発生させる方
法もあるが、高周波を発生させる装置が別途必要であ
り、また高周波電流により溶接制御装置の誤動作を誘発
することもあり、好ましくない。
【0005】また特公平3−30464号公報に開示さ
れているように、先ずワイヤを下降させ、その先端が被
溶接物に接触したのち直ちにワイヤを上昇させ、ここで
アークを発生させる際、ワイヤの上昇速度を下降速度の
2倍以上とする方法が提案されているが、この方法では
ワイヤインチングにおいて、上昇,下降速度をコントロ
ールすることが必要となり、一般の溶接機では対応でき
ない。
れているように、先ずワイヤを下降させ、その先端が被
溶接物に接触したのち直ちにワイヤを上昇させ、ここで
アークを発生させる際、ワイヤの上昇速度を下降速度の
2倍以上とする方法が提案されているが、この方法では
ワイヤインチングにおいて、上昇,下降速度をコントロ
ールすることが必要となり、一般の溶接機では対応でき
ない。
【0006】本発明は、太径の消耗性溶接ワイヤを用い
る溶接のランニングスタートにおいて、スタートを簡便
に行うことができるスタート用鋼製キャップを提供す
る。
る溶接のランニングスタートにおいて、スタートを簡便
に行うことができるスタート用鋼製キャップを提供す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、パイプ状であって、その断面積が使用する溶接ワ
イヤ断面積の10〜40%であることを特徴とする溶接
アークスタート用鋼製キャップである。
ろは、パイプ状であって、その断面積が使用する溶接ワ
イヤ断面積の10〜40%であることを特徴とする溶接
アークスタート用鋼製キャップである。
【0008】
【作用】以下に本発明について、詳細に説明する。
【0009】アークを発生させるためには、ワイヤと被
溶接物との間に高電流密度の通電部を設けることが必要
である。本発明の溶接アークスタート用鋼製キャップ
は、その形状をパイプ状とすることで、肉厚の変更によ
り断面積を調整し高電流密度が得られる。
溶接物との間に高電流密度の通電部を設けることが必要
である。本発明の溶接アークスタート用鋼製キャップ
は、その形状をパイプ状とすることで、肉厚の変更によ
り断面積を調整し高電流密度が得られる。
【0010】本発明の鋼製鋼製キャップの装着状況の一
例を図1に示す。先ず鋼製キャップ1をワイヤ2の先端
に挿入し、挿入部の一部3を押しつぶして固定すること
によりランニングスタートが可能となる。
例を図1に示す。先ず鋼製キャップ1をワイヤ2の先端
に挿入し、挿入部の一部3を押しつぶして固定すること
によりランニングスタートが可能となる。
【0011】鋼製キャップ1の内径は、使用するワイヤ
が容易に挿入できる程度のほぼ同径とし、外径は、アー
ク発生に要する高電流密度が得られる断面積となるよう
決定される。
が容易に挿入できる程度のほぼ同径とし、外径は、アー
ク発生に要する高電流密度が得られる断面積となるよう
決定される。
【0012】ここで本発明鋼製キャップ1の断面積は、
使用するワイヤ2断面積の10〜40%とする必要があ
る。鋼製キャップの断面積がワイヤ断面積の40%超で
は、電流密度が過小のためアーク発生が不安定であった
り短絡をする。
使用するワイヤ2断面積の10〜40%とする必要があ
る。鋼製キャップの断面積がワイヤ断面積の40%超で
は、電流密度が過小のためアーク発生が不安定であった
り短絡をする。
【0013】鋼製キャップ1の断面積がワイヤ2断面積
の10%未満の場合には、鋼製キャップでの電流密度が
過大となるため、通電後瞬時に鋼製キャップが溶融し、
ワイヤからのアークに移行しない。
の10%未満の場合には、鋼製キャップでの電流密度が
過大となるため、通電後瞬時に鋼製キャップが溶融し、
ワイヤからのアークに移行しない。
【0014】図2(a)〜(c)に本発明の鋼製キャッ
プ1の各種態様を示し、継ぎ目なしパイプ1a,継ぎ目
ありパイプ1b,重ね部ありパイプ1c等いずれの態様
のキャップでも良い。また継ぎ目ありパイプ1bの変形
として、完全なパイプではなくC型断面を呈していて
も、規定の断面積がありワイヤに固定できる形状であれ
ば本発明の範囲に含まれる。 また鋼製キャップの先端
を斜めに切断された形状とすることは、アークスタート
性の向上に好ましく、適宜変更することも可能である。
プ1の各種態様を示し、継ぎ目なしパイプ1a,継ぎ目
ありパイプ1b,重ね部ありパイプ1c等いずれの態様
のキャップでも良い。また継ぎ目ありパイプ1bの変形
として、完全なパイプではなくC型断面を呈していて
も、規定の断面積がありワイヤに固定できる形状であれ
ば本発明の範囲に含まれる。 また鋼製キャップの先端
を斜めに切断された形状とすることは、アークスタート
性の向上に好ましく、適宜変更することも可能である。
【0015】鋼製キャップ1の長さは特に規定されるも
のではないが、少なくともワイヤに装着した際、ワイヤ
先端から5mm程度の突き出し量があった方が良い。こ
の突き出しが短すぎると、短絡する傾向がある。
のではないが、少なくともワイヤに装着した際、ワイヤ
先端から5mm程度の突き出し量があった方が良い。こ
の突き出しが短すぎると、短絡する傾向がある。
【0016】なお本発明の溶接アークスタート用鋼製キ
ャップを適用する太径のワイヤとは2.4mmφ超であ
り、2.4mmφ以下では従来より特別なアークスター
ト材や装置は必要としない。
ャップを適用する太径のワイヤとは2.4mmφ超であ
り、2.4mmφ以下では従来より特別なアークスター
ト材や装置は必要としない。
【0017】
【実施例】表1に示す化学成分のワイヤと表2に示す化
学成分の溶融フラックスとの溶接材料により、表1に示
す鋼板に表3に示す溶接条件で、ビードオンプレートに
より本発明例および比較例について、ランニングスター
トによりサブマージアーク溶接を行った。
学成分の溶融フラックスとの溶接材料により、表1に示
す鋼板に表3に示す溶接条件で、ビードオンプレートに
より本発明例および比較例について、ランニングスター
トによりサブマージアーク溶接を行った。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】このアークスタート結果を表4に示す。本
発明例である記号A1〜A3は、本発明の効果によって
いずれも良好なアークスタートが得られ、溶接が進行し
た。
発明例である記号A1〜A3は、本発明の効果によって
いずれも良好なアークスタートが得られ、溶接が進行し
た。
【0022】一方比較例では、以下のように不具合が生
じた。まず記号B1およびB2は鋼製キャップを使用し
ているが、記号B1はワイヤ断面積に対する鋼製キャッ
プの断面積が小さい場合であり、鋼製キャップでの電流
密度が過大となるため、通電後瞬時に鋼製キャップの先
端のみが溶融し、その直後にアークは消失してワイヤが
母材と短絡した。
じた。まず記号B1およびB2は鋼製キャップを使用し
ているが、記号B1はワイヤ断面積に対する鋼製キャッ
プの断面積が小さい場合であり、鋼製キャップでの電流
密度が過大となるため、通電後瞬時に鋼製キャップの先
端のみが溶融し、その直後にアークは消失してワイヤが
母材と短絡した。
【0023】記号B2は、鋼製キャップの断面積が大き
い場合であり、鋼製キャップでの電流密度が過小となる
ためアークが発生せず、ワイヤが母材と短絡した。また
記号B3は、溶接アークスタート用鋼製キャップを使用
しない場合であるが、アークは発生せず、ワイヤが母材
と短絡した。
い場合であり、鋼製キャップでの電流密度が過小となる
ためアークが発生せず、ワイヤが母材と短絡した。また
記号B3は、溶接アークスタート用鋼製キャップを使用
しない場合であるが、アークは発生せず、ワイヤが母材
と短絡した。
【0024】
【表4】
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の溶接アーク
スタート用鋼製キャップは、その断面積を使用する溶接
ワイヤ断面積の10〜40%とすることにより、ランニ
ングスタートでもアークを容易且つ確実に発生させるこ
とができ、また取扱いも簡便であり、溶接効率の向上に
資するところは極めて大きい。
スタート用鋼製キャップは、その断面積を使用する溶接
ワイヤ断面積の10〜40%とすることにより、ランニ
ングスタートでもアークを容易且つ確実に発生させるこ
とができ、また取扱いも簡便であり、溶接効率の向上に
資するところは極めて大きい。
【図1】本発明の鋼製キャップを溶接ワイヤに装着した
一例を示す正面図である。
一例を示す正面図である。
【図2】(a),(b),(c)図はそれぞれ本発明の
鋼製キャップの各種態様を示す斜視図である。
鋼製キャップの各種態様を示す斜視図である。
1 鋼製キャップ 2 溶接ワイヤ 3 鋼製キャップ固定時の圧痕 1a,1b,1c 各種態様の鋼製キャップ
Claims (1)
- 【請求項1】 パイプ状であって、その断面積が使用す
る溶接ワイヤ断面積の10〜40%であることを特徴と
する溶接アークスタート用鋼製キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11517893A JPH06304762A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 溶接アークスタート用鋼製キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11517893A JPH06304762A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 溶接アークスタート用鋼製キャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06304762A true JPH06304762A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14656286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11517893A Withdrawn JPH06304762A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 溶接アークスタート用鋼製キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06304762A (ja) |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP11517893A patent/JPH06304762A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |