JPH06304940A - パウダースラッシュ成形方法および成形用治具 - Google Patents
パウダースラッシュ成形方法および成形用治具Info
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- JPH06304940A JPH06304940A JP9953793A JP9953793A JPH06304940A JP H06304940 A JPH06304940 A JP H06304940A JP 9953793 A JP9953793 A JP 9953793A JP 9953793 A JP9953793 A JP 9953793A JP H06304940 A JPH06304940 A JP H06304940A
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- slush
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- resin powder
- powder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スラッシュスキン層とスラッシュ発泡層との
2層積層体からなるスラッシュ成形表皮材のパウダース
ラッシュ成形方法において、スラッシュスキン層の品質
を一定に維持しつつ、スラッシュ発泡層の肉厚調整を簡
単かつ正確に行なえるパウダースラッシュ成形方法を提
供することを目的とする。 【構成】 樹脂パウダー21,発泡性樹脂パウダー22
をそれぞれ積層付着させたスラッシュ成形用金型20を
加熱炉30内に設置して、発泡性樹脂パウダー22側に
熱風を吹付けて、発泡性樹脂パウダー22の発泡反応を
行なうに当たり、厚肉部15aでの発泡倍率を高めるた
めに、熱風の供給量を調整することにより、スラッシュ
発泡層15の肉厚コントロールを行なう。
2層積層体からなるスラッシュ成形表皮材のパウダース
ラッシュ成形方法において、スラッシュスキン層の品質
を一定に維持しつつ、スラッシュ発泡層の肉厚調整を簡
単かつ正確に行なえるパウダースラッシュ成形方法を提
供することを目的とする。 【構成】 樹脂パウダー21,発泡性樹脂パウダー22
をそれぞれ積層付着させたスラッシュ成形用金型20を
加熱炉30内に設置して、発泡性樹脂パウダー22側に
熱風を吹付けて、発泡性樹脂パウダー22の発泡反応を
行なうに当たり、厚肉部15aでの発泡倍率を高めるた
めに、熱風の供給量を調整することにより、スラッシュ
発泡層15の肉厚コントロールを行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パウダースラッシュ
成形方法およびパウダースラッシュ成形の加熱工程に使
用する成形用治具に関する。
成形方法およびパウダースラッシュ成形の加熱工程に使
用する成形用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用ドアトリム,インス
トルメントパッド等の自動車用内装部品のように、比較
的良好な表面外観,表面感触が要求される内装部品の製
造方法として、パウダースラッシュ成形が多用されてい
る。
トルメントパッド等の自動車用内装部品のように、比較
的良好な表面外観,表面感触が要求される内装部品の製
造方法として、パウダースラッシュ成形が多用されてい
る。
【0003】このパウダースラッシュ成形は、表皮材の
成形方法の1つであり、通常、スラッシュスキン層とス
ラッシュ発泡層との2層積層体からなる表皮材を所要形
状に成形している。
成形方法の1つであり、通常、スラッシュスキン層とス
ラッシュ発泡層との2層積層体からなる表皮材を所要形
状に成形している。
【0004】例えば、従来のパウダースラッシュ成形方
法およびその成形用金型について簡単に説明すると、図
7に示すように、スラッシュ成形用金型1に塩ビ樹脂等
の樹脂パウダー2を充填したパウダーボックス3を取付
け、ローテーション操作を行ない、金型1の型面に樹脂
パウダー2を付着させた後、次に発泡剤を混入した発泡
性パウダーを充填したパウダーボックス(共に図示せ
ず)を金型1に取付け、同様にローテーション操作を行
なうことにより、樹脂パウダー2の上面に発泡性パウダ
ーを付着させ、これら樹脂パウダー2および発泡性樹脂
パウダーを後工程の加熱工程にかけて、発泡性樹脂パウ
ダーを発泡させて、スラッシュスキン層4とスラッシュ
発泡層5との2層からなる樹脂成形体を成形するという
ものである。
法およびその成形用金型について簡単に説明すると、図
7に示すように、スラッシュ成形用金型1に塩ビ樹脂等
の樹脂パウダー2を充填したパウダーボックス3を取付
け、ローテーション操作を行ない、金型1の型面に樹脂
パウダー2を付着させた後、次に発泡剤を混入した発泡
性パウダーを充填したパウダーボックス(共に図示せ
ず)を金型1に取付け、同様にローテーション操作を行
なうことにより、樹脂パウダー2の上面に発泡性パウダ
ーを付着させ、これら樹脂パウダー2および発泡性樹脂
パウダーを後工程の加熱工程にかけて、発泡性樹脂パウ
ダーを発泡させて、スラッシュスキン層4とスラッシュ
発泡層5との2層からなる樹脂成形体を成形するという
ものである。
【0005】さらに、スラッシュ発泡層5に厚肉部5a
を設定する場合には、金型1の内部にヒータ6を埋設し
ておき、この部分を他の部分よりも高温状態として、多
量の発泡性パウダーを付着させることにより、厚肉部5
aを設定する方法がとられている。
を設定する場合には、金型1の内部にヒータ6を埋設し
ておき、この部分を他の部分よりも高温状態として、多
量の発泡性パウダーを付着させることにより、厚肉部5
aを設定する方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、スラッシ
ュ発泡層5に厚肉部5aを設定する際、従来では、金型
1の所定箇所にヒータ6等の加熱手段を設定するという
ものであるから、加熱手段を設定した高温部分において
スラッシュスキン層4に余分な熱が加わり、スラッシュ
スキン層4に形状流れ等の不具合が発生しやすいととも
に、スラッシュスキン層4の厚みを一定に制御すること
ができないという問題点があった。
ュ発泡層5に厚肉部5aを設定する際、従来では、金型
1の所定箇所にヒータ6等の加熱手段を設定するという
ものであるから、加熱手段を設定した高温部分において
スラッシュスキン層4に余分な熱が加わり、スラッシュ
スキン層4に形状流れ等の不具合が発生しやすいととも
に、スラッシュスキン層4の厚みを一定に制御すること
ができないという問題点があった。
【0007】さらに、直接、発泡性樹脂パウダーに伝熱
するのではなく、金型1面からスラッシュスキン層4を
通して加熱するため、スラッシュ発泡層5の発泡反応を
促進させる効果が大きいとは言えない。
するのではなく、金型1面からスラッシュスキン層4を
通して加熱するため、スラッシュ発泡層5の発泡反応を
促進させる効果が大きいとは言えない。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、自動車用内装部品の表皮材として好適なス
ラッシュスキン層とスラッシュ発泡層とからなる樹脂成
形体を成形するパウダースラッシュ成形方法において、
スラッシュスキン層の厚みを一定に維持しつつ、スラッ
シュ発泡層の肉厚調整を適正に制御できるパウダースラ
ッシュ成形方法を提供することを目的としている。
れたもので、自動車用内装部品の表皮材として好適なス
ラッシュスキン層とスラッシュ発泡層とからなる樹脂成
形体を成形するパウダースラッシュ成形方法において、
スラッシュスキン層の厚みを一定に維持しつつ、スラッ
シュ発泡層の肉厚調整を適正に制御できるパウダースラ
ッシュ成形方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、スラッシュスキン層とスラッシュ発泡層
との積層体からなるスラッシュ成形表皮材を成形するパ
ウダースラッシュ成形方法において、スラッシュ成形用
金型の型面に樹脂パウダー,その上面に発泡性樹脂パウ
ダーをそれぞれ付着させた後、加熱炉内にこの金型を設
置して、発泡性樹脂パウダー側に熱風を吹付けるととも
に、熱風の吹付け量を調整することにより、スラッシュ
発泡層の発泡倍率を部位毎に相違させて、スラッシュ発
泡層の厚みを可変させたことを特徴とする。
に、本発明は、スラッシュスキン層とスラッシュ発泡層
との積層体からなるスラッシュ成形表皮材を成形するパ
ウダースラッシュ成形方法において、スラッシュ成形用
金型の型面に樹脂パウダー,その上面に発泡性樹脂パウ
ダーをそれぞれ付着させた後、加熱炉内にこの金型を設
置して、発泡性樹脂パウダー側に熱風を吹付けるととも
に、熱風の吹付け量を調整することにより、スラッシュ
発泡層の発泡倍率を部位毎に相違させて、スラッシュ発
泡層の厚みを可変させたことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明方法に使用する成形用治具
は、加熱炉内に設置されるスラッシュ成形用金型に付着
する発泡性樹脂パウダーに熱風を吹きつけるための成形
用治具であって、この成形用治具には、発泡性樹脂パウ
ダーに熱風を供給する熱風供給孔が複数開設されている
とともに、スラッシュ発泡層の発泡倍率の高い箇所に
は、熱風供給孔が集中的に設置されているか、あるい
は、熱風供給孔の径が大径に設定されていることを特徴
とする。
は、加熱炉内に設置されるスラッシュ成形用金型に付着
する発泡性樹脂パウダーに熱風を吹きつけるための成形
用治具であって、この成形用治具には、発泡性樹脂パウ
ダーに熱風を供給する熱風供給孔が複数開設されている
とともに、スラッシュ発泡層の発泡倍率の高い箇所に
は、熱風供給孔が集中的に設置されているか、あるい
は、熱風供給孔の径が大径に設定されていることを特徴
とする。
【0011】
【作用】以上の構成から明らかなように、スラッシュ発
泡層の所定箇所を厚肉にする場合、加熱工程において、
発泡性樹脂パウダー側から熱風を吹付け、特に厚肉にし
たい箇所に供給する熱風量を多く設定することにより、
スラッシュ発泡層に肉厚変化を施すというものであるか
ら、スラッシュスキン層が過熱されないため、スラッシ
ュスキン層の厚みを均一に制御できるとともに、樹脂流
れ等が生じない。さらに、発泡性樹脂パウダーに直接熱
風を吹付けるという方法であるため、発泡倍率を適切に
制御でき、スラッシュ発泡層における肉厚コントロール
を適切に行なえる。
泡層の所定箇所を厚肉にする場合、加熱工程において、
発泡性樹脂パウダー側から熱風を吹付け、特に厚肉にし
たい箇所に供給する熱風量を多く設定することにより、
スラッシュ発泡層に肉厚変化を施すというものであるか
ら、スラッシュスキン層が過熱されないため、スラッシ
ュスキン層の厚みを均一に制御できるとともに、樹脂流
れ等が生じない。さらに、発泡性樹脂パウダーに直接熱
風を吹付けるという方法であるため、発泡倍率を適切に
制御でき、スラッシュ発泡層における肉厚コントロール
を適切に行なえる。
【0012】また、発泡性樹脂パウダーに熱風を吹付け
る手段として、成形用治具に設けた熱風供給孔から熱風
を吹付ける構成にすれば、スラッシュ発泡層の厚肉部分
には熱風供給孔を集中的に多く設けるか、あるいは熱風
供給孔を大径に設定すれば、従来の金型内にヒータ等の
加熱手段を埋設する方法に比べ、簡単に対処できる。
る手段として、成形用治具に設けた熱風供給孔から熱風
を吹付ける構成にすれば、スラッシュ発泡層の厚肉部分
には熱風供給孔を集中的に多く設けるか、あるいは熱風
供給孔を大径に設定すれば、従来の金型内にヒータ等の
加熱手段を埋設する方法に比べ、簡単に対処できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明によるパウダースラッシュ成形
方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0014】図1は本発明方法を適用して製作した自動
車用内装部品の構成を示す断面図、図2ないし図4は本
発明方法を説明する各断面図、図5ないし図6は本発明
方法の別実施例をそれぞれ示す断面図である。
車用内装部品の構成を示す断面図、図2ないし図4は本
発明方法を説明する各断面図、図5ないし図6は本発明
方法の別実施例をそれぞれ示す断面図である。
【0015】まず、図1はパウダースラッシュ成形によ
る樹脂成形体を表皮材として利用した自動車用内装部品
の構成を示すものであり、自動車用内装部品10は、所
望の曲面形状に成形され、保形性を備えた芯材11と、
芯材11の表面に一体化され、クッション性を付与する
パッド材12と、さらにその表面を被覆する表皮材13
とから大略構成されており、上記表皮材13として、パ
ウダースラッシュ成形により所望形状に成形されたスラ
ッシュスキン層14とスラッシュ発泡層15との2層積
層体が使用されている。
る樹脂成形体を表皮材として利用した自動車用内装部品
の構成を示すものであり、自動車用内装部品10は、所
望の曲面形状に成形され、保形性を備えた芯材11と、
芯材11の表面に一体化され、クッション性を付与する
パッド材12と、さらにその表面を被覆する表皮材13
とから大略構成されており、上記表皮材13として、パ
ウダースラッシュ成形により所望形状に成形されたスラ
ッシュスキン層14とスラッシュ発泡層15との2層積
層体が使用されている。
【0016】そして、特に本発明方法の対象としては、
スラッシュ発泡層15において、コーナー部など厚肉部
15aが設定された内装部品10であり、スラッシュ発
泡層15の肉厚調整を簡単にコントロールすることが本
発明方法の目的である。
スラッシュ発泡層15において、コーナー部など厚肉部
15aが設定された内装部品10であり、スラッシュ発
泡層15の肉厚調整を簡単にコントロールすることが本
発明方法の目的である。
【0017】すなわち、図2ないし図4に基づいて、本
発明方法の第1実施例を説明する。図2はパウダースラ
ッシュ成形工程のパウダリング工程であり、図3,図4
はパウダリング工程後行なう加熱工程をそれぞれ示して
いる。
発明方法の第1実施例を説明する。図2はパウダースラ
ッシュ成形工程のパウダリング工程であり、図3,図4
はパウダリング工程後行なう加熱工程をそれぞれ示して
いる。
【0018】まず、図2に示すように、所望型面形状を
備えた電鋳型等からなるスラッシュ成形用金型20の表
面に塩ビ樹脂パウダー21,発泡剤(アゾジカルボンア
ミド)を混入した発泡性樹脂パウダー22をそれぞれ付
着させる。
備えた電鋳型等からなるスラッシュ成形用金型20の表
面に塩ビ樹脂パウダー21,発泡剤(アゾジカルボンア
ミド)を混入した発泡性樹脂パウダー22をそれぞれ付
着させる。
【0019】このパウダリング工程においては、樹脂パ
ウダー21を充填したパウダーボックスをスラッシュ成
形用金型20に取付け、ローテーション操作を行なうこ
とにより、金型20の型面に樹脂パウダー21を付着さ
せ、その後、発泡性樹脂パウダー22を充填した別のパ
ウダーボックスに樹脂パウダー21を付着させた金型2
0を取付け、同様にローテーション操作を行なうことに
より、金型20の型面に樹脂パウダー21および発泡性
樹脂パウダー22を積層付着させる。なお、金型20の
温度は約230℃に加熱されている。
ウダー21を充填したパウダーボックスをスラッシュ成
形用金型20に取付け、ローテーション操作を行なうこ
とにより、金型20の型面に樹脂パウダー21を付着さ
せ、その後、発泡性樹脂パウダー22を充填した別のパ
ウダーボックスに樹脂パウダー21を付着させた金型2
0を取付け、同様にローテーション操作を行なうことに
より、金型20の型面に樹脂パウダー21および発泡性
樹脂パウダー22を積層付着させる。なお、金型20の
温度は約230℃に加熱されている。
【0020】そして、パウダリング工程が完了すれば、
図3に示すように、炉内温度が約270℃に過熱された
加熱炉30内に樹脂パウダー21および発泡性パウダー
22をそれぞれ積層付着させた金型20を設置して、適
切なクリアランスを介して設置されている成形用治具3
1から280℃〜300℃の熱風を発泡性樹脂パウダー
22側に吹付け、発泡性樹脂パウダー22の発泡反応を
行なわせる。
図3に示すように、炉内温度が約270℃に過熱された
加熱炉30内に樹脂パウダー21および発泡性パウダー
22をそれぞれ積層付着させた金型20を設置して、適
切なクリアランスを介して設置されている成形用治具3
1から280℃〜300℃の熱風を発泡性樹脂パウダー
22側に吹付け、発泡性樹脂パウダー22の発泡反応を
行なわせる。
【0021】この熱風の供給手段としては、成形用治具
31に熱風供給孔32が開設されており、この熱風供給
孔32を通じて発泡性樹脂パウダー22側に熱風が供給
される。
31に熱風供給孔32が開設されており、この熱風供給
孔32を通じて発泡性樹脂パウダー22側に熱風が供給
される。
【0022】そして、本発明方法においては、図4に示
すように、スラッシュ発泡層15のコーナー部等、特に
厚肉部15aにおいては、それと対応するように成形用
治具31に熱風供給孔32が集中的に設定されている。
すように、スラッシュ発泡層15のコーナー部等、特に
厚肉部15aにおいては、それと対応するように成形用
治具31に熱風供給孔32が集中的に設定されている。
【0023】したがって、所定量の熱風を成形用治具3
1から発泡性パウダー22側に吹付ければ、スラッシュ
発泡層15の厚肉部15aにおいては局部的に熱風供給
孔32が設けられているため、多くの熱風が吹付けられ
ることになり、図4に示すように、この部分の発泡倍率
が高くなり、所望厚みのスラッシュ発泡層15が得られ
ることになる。
1から発泡性パウダー22側に吹付ければ、スラッシュ
発泡層15の厚肉部15aにおいては局部的に熱風供給
孔32が設けられているため、多くの熱風が吹付けられ
ることになり、図4に示すように、この部分の発泡倍率
が高くなり、所望厚みのスラッシュ発泡層15が得られ
ることになる。
【0024】なお、成形用治具31とスラッシュ発泡層
15との間に一定のクリアランスが確保され、このクリ
アランスを通じて熱風および発泡反応の際生じるガスが
外部に逃げるように構成されている。
15との間に一定のクリアランスが確保され、このクリ
アランスを通じて熱風および発泡反応の際生じるガスが
外部に逃げるように構成されている。
【0025】その後、金型20を約70℃まで冷却後、
金型20からスラッシュスキン層14とスラッシュ発泡
層15とからなる表皮材13を離型させればよい。
金型20からスラッシュスキン層14とスラッシュ発泡
層15とからなる表皮材13を離型させればよい。
【0026】このように、本発明方法においては、スラ
ッシュ発泡層15の肉厚調整を行なうに当たり、局部的
に熱風供給孔32を集中設置して多くの熱風を吹付ける
ことにより、スラッシュ発泡層15に厚肉部15aを設
けるというものであるから、スラッシュスキン層14に
過度の熱が加わらず、厚みの不均一ならびに樹脂流れ
等、スラッシュスキン層14に生じる従来不具合を有効
に解決できる。
ッシュ発泡層15の肉厚調整を行なうに当たり、局部的
に熱風供給孔32を集中設置して多くの熱風を吹付ける
ことにより、スラッシュ発泡層15に厚肉部15aを設
けるというものであるから、スラッシュスキン層14に
過度の熱が加わらず、厚みの不均一ならびに樹脂流れ
等、スラッシュスキン層14に生じる従来不具合を有効
に解決できる。
【0027】さらに、スラッシュ発泡層15側から熱を
かけるため、伝熱効果が大きく、発泡挙動を容易にコン
トロールでき、スラッシュ発泡層15の正確な厚み調整
が可能となる。
かけるため、伝熱効果が大きく、発泡挙動を容易にコン
トロールでき、スラッシュ発泡層15の正確な厚み調整
が可能となる。
【0028】次いで、図5は本発明方法の第2実施例を
示すものであり、成形用治具31に設ける熱風供給孔3
2として、スラッシュ発泡層15の厚肉部15aと対応
する箇所において大径の熱風供給孔32aを設置すれ
ば、熱風の吹付け量を調整することができ、第1実施例
同様、スラッシュ発泡層15の厚肉部15aの肉厚コン
トロールを容易に実施できる。
示すものであり、成形用治具31に設ける熱風供給孔3
2として、スラッシュ発泡層15の厚肉部15aと対応
する箇所において大径の熱風供給孔32aを設置すれ
ば、熱風の吹付け量を調整することができ、第1実施例
同様、スラッシュ発泡層15の厚肉部15aの肉厚コン
トロールを容易に実施できる。
【0029】さらに、図6に示すように、ドアトリムの
アームレスト部の場合などは、表皮材13がアンダーカ
ット形状に設定される場合が多いが、スラッシュスキン
層14がアンダーカット形状に設定され、それに対応す
る箇所のスラッシュ発泡層15aを厚肉に設定する必要
がある場合においても、本発明方法のように、成形用治
具31に設ける熱風供給孔32を局部的に集中設置すれ
ば、スラッシュ発泡層15の肉厚調整が適切に行なえる
ため、図示はしないが、芯材11と表皮材13との間に
隙間が生じることなく両者の圧着を良好に行なうことが
できる利点がある。
アームレスト部の場合などは、表皮材13がアンダーカ
ット形状に設定される場合が多いが、スラッシュスキン
層14がアンダーカット形状に設定され、それに対応す
る箇所のスラッシュ発泡層15aを厚肉に設定する必要
がある場合においても、本発明方法のように、成形用治
具31に設ける熱風供給孔32を局部的に集中設置すれ
ば、スラッシュ発泡層15の肉厚調整が適切に行なえる
ため、図示はしないが、芯材11と表皮材13との間に
隙間が生じることなく両者の圧着を良好に行なうことが
できる利点がある。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば以下
に記載する格別の作用効果を有する。
に記載する格別の作用効果を有する。
【0031】(1)本発明によるパウダースラッシュ成
形方法によれば、発泡性樹脂パウダーの加熱工程におい
て、発泡性樹脂パウダー側に熱風を吹付け、特に厚肉部
となる箇所には多くの熱風を吹付けるというものである
から、スラッシュスキン層に余分な熱が加わらず、スラ
ッシュスキン層の厚みが不均一になったり、樹脂流れ等
の表面不良が生じることがなく、品質の良好なスラッシ
ュ成形表皮材が得られるという効果がある。
形方法によれば、発泡性樹脂パウダーの加熱工程におい
て、発泡性樹脂パウダー側に熱風を吹付け、特に厚肉部
となる箇所には多くの熱風を吹付けるというものである
から、スラッシュスキン層に余分な熱が加わらず、スラ
ッシュスキン層の厚みが不均一になったり、樹脂流れ等
の表面不良が生じることがなく、品質の良好なスラッシ
ュ成形表皮材が得られるという効果がある。
【0032】(2)本発明方法によれば、金型に付着す
る発泡性樹脂パウダーの加熱工程において、発泡性樹脂
パウダーの発泡反応を行なわせる熱風吹付けにおいて、
スラッシュ発泡層の厚肉部に多くの熱風を吹付けるとい
うものであるから、スラッシュ発泡層の肉厚調整が容易
かつ適切に行なえるという効果を有する。
る発泡性樹脂パウダーの加熱工程において、発泡性樹脂
パウダーの発泡反応を行なわせる熱風吹付けにおいて、
スラッシュ発泡層の厚肉部に多くの熱風を吹付けるとい
うものであるから、スラッシュ発泡層の肉厚調整が容易
かつ適切に行なえるという効果を有する。
【0033】(3)本発明方法に使用する成形用治具に
よれば、スラッシュ発泡層の厚肉部に対応して、局部的
に熱風供給孔を集中設置するか、あるいは熱風供給孔を
大径に設定するというものであるから、従来のように、
金型内にヒータ等の加熱手段を埋設するものに比べ、簡
単な構成で、スラッシュ発泡層の肉厚コントロールを容
易に実施でき、実用的価値が大きいという効果を有す
る。
よれば、スラッシュ発泡層の厚肉部に対応して、局部的
に熱風供給孔を集中設置するか、あるいは熱風供給孔を
大径に設定するというものであるから、従来のように、
金型内にヒータ等の加熱手段を埋設するものに比べ、簡
単な構成で、スラッシュ発泡層の肉厚コントロールを容
易に実施でき、実用的価値が大きいという効果を有す
る。
【図1】本発明方法を適用して製作した自動車用内装部
品の構成を示す断面図。
品の構成を示す断面図。
【図2】本発明方法におけるパウダリング工程を示す断
面図。
面図。
【図3】本発明方法におけるスラッシュ発泡層の加熱工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図4】本発明方法における加熱工程完了後の状態を示
す断面図。
す断面図。
【図5】本発明方法における加熱工程の別実施例を示す
断面図。
断面図。
【図6】本発明方法における加熱工程のさらに別実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図7】従来のパウダースラッシュ成形方法を示す断面
図。
図。
10 自動車用内装部品 11 芯材 12 パッド材 13 表皮材 14 スラッシュスキン層 15 スラッシュ発泡層 15a 厚肉部 20 スラッシュ成形用金型 21 樹脂パウダー 22 発泡性樹脂パウダー 30 加熱炉 31 成形用治具 32 熱風供給孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 B29L 9:00 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 スラッシュスキン層(14)とスラッシ
ュ発泡層(15)との積層体からなるスラッシュ成形表
皮材(13)を成形するパウダースラッシュ成形方法に
おいて、 スラッシュ成形用金型(20)の型面に樹脂パウダー
(21),その上面に発泡性樹脂パウダー(22)をそ
れぞれ付着させた後、加熱炉(30)内にこの金型(2
0)を設置して、発泡性樹脂パウダー(22)側に熱風
を吹付けるとともに、熱風の吹付け量を調整することに
より、スラッシュ発泡層(15)の発泡倍率を部位毎に
相違させて、スラッシュ発泡層(15)の厚みを可変さ
せたことを特徴とするパウダースラッシュ成形方法。 - 【請求項2】 加熱炉(30)内に設置されるスラッシ
ュ成形用金型(20)に付着する発泡性樹脂パウダー
(22)に熱風を吹きつけるための成形用治具(31)
であって、この成形用治具(31)には、発泡性樹脂パ
ウダー(22)に熱風を供給する熱風供給孔(32)が
複数開設されているとともに、スラッシュ発泡層(1
5)の発泡倍率の高い箇所には、熱風供給孔(32)が
集中的に設置されているか、あるいは、熱風供給孔(3
2a)の径が大径に設定されていることを特徴とする成
形用治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9953793A JPH06304940A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | パウダースラッシュ成形方法および成形用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9953793A JPH06304940A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | パウダースラッシュ成形方法および成形用治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06304940A true JPH06304940A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14249956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9953793A Withdrawn JPH06304940A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | パウダースラッシュ成形方法および成形用治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06304940A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996033060A1 (en) * | 1995-04-19 | 1996-10-24 | Industrie Ilpea S.P.A. | Process for forming items having layers with controlled thickness |
| KR100777689B1 (ko) * | 2006-10-26 | 2007-11-29 | 허남진 | 몰드 가열 및 냉각 장치 |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP9953793A patent/JPH06304940A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996033060A1 (en) * | 1995-04-19 | 1996-10-24 | Industrie Ilpea S.P.A. | Process for forming items having layers with controlled thickness |
| KR100777689B1 (ko) * | 2006-10-26 | 2007-11-29 | 허남진 | 몰드 가열 및 냉각 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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