JPH06305013A - 配向ポリフェニレンスルフィドフイルムの製造方法 - Google Patents
配向ポリフェニレンスルフィドフイルムの製造方法Info
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- JPH06305013A JPH06305013A JP5101187A JP10118793A JPH06305013A JP H06305013 A JPH06305013 A JP H06305013A JP 5101187 A JP5101187 A JP 5101187A JP 10118793 A JP10118793 A JP 10118793A JP H06305013 A JPH06305013 A JP H06305013A
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- oriented
- pps
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ポリフェニレンスルフィドを溶融してフイルム
状に押出し、該フイルムを延伸して配向フイルムとする
際、延伸区間の雰囲気温度が下式を満足することを特徴
とする配向ポリフェニレンスルフィドフイルムの製造方
法。 Tg−20<Ts<120(℃) ここで、Tgは該フイルムのガラス転移温度(℃)、T
sは延伸区間の雰囲気温度(℃)である。 【効果】厚み斑、配向斑の良好な一軸配向PPSフイル
ム、厚み斑、平面性に優れた二軸配向PPSフイルムが
得られる。
状に押出し、該フイルムを延伸して配向フイルムとする
際、延伸区間の雰囲気温度が下式を満足することを特徴
とする配向ポリフェニレンスルフィドフイルムの製造方
法。 Tg−20<Ts<120(℃) ここで、Tgは該フイルムのガラス転移温度(℃)、T
sは延伸区間の雰囲気温度(℃)である。 【効果】厚み斑、配向斑の良好な一軸配向PPSフイル
ム、厚み斑、平面性に優れた二軸配向PPSフイルムが
得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配向ポリフェニレンス
ルフィドフイルムドの製造方法に関し、さらに詳しく
は、厚み斑、配向斑の少ない平面性に優れた配向ポリフ
ェニレンスルフィドフイルムの製造方法に関する。
ルフィドフイルムドの製造方法に関し、さらに詳しく
は、厚み斑、配向斑の少ない平面性に優れた配向ポリフ
ェニレンスルフィドフイルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンスルフィド(以下PPS
と略すことがある)、特にポリ−p−フェニレンスルフ
ィドは、二軸配向フィルムとして優れた機械的性質、熱
的性質、電気的性質などを有するため、コンデンサの誘
電体、電気絶縁材料、電子部品、音響振動板、離型材な
どに使用されている。
と略すことがある)、特にポリ−p−フェニレンスルフ
ィドは、二軸配向フィルムとして優れた機械的性質、熱
的性質、電気的性質などを有するため、コンデンサの誘
電体、電気絶縁材料、電子部品、音響振動板、離型材な
どに使用されている。
【0003】しかしながら、通常工業的に行なわれてい
る方法で配向フイルムを製造すると延伸温度の影響を強
く受けるPPSは同様に製造されるポリエチレンテレフ
タレ−トなどに比べて延伸斑が生じ易いため、一軸配向
フイルムの厚み斑、配向斑が大きく二軸延伸フイルムと
したときに厚み斑、平面性が十分でないなどの問題があ
った。
る方法で配向フイルムを製造すると延伸温度の影響を強
く受けるPPSは同様に製造されるポリエチレンテレフ
タレ−トなどに比べて延伸斑が生じ易いため、一軸配向
フイルムの厚み斑、配向斑が大きく二軸延伸フイルムと
したときに厚み斑、平面性が十分でないなどの問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のPPSフイルムの上記欠点を解消し、厚み斑、配向斑
が少ない一軸配向PPSフイルムおよび、厚み斑、平面
性に優れた均質な二軸配向PPSフイルムを提供するこ
とにある。
のPPSフイルムの上記欠点を解消し、厚み斑、配向斑
が少ない一軸配向PPSフイルムおよび、厚み斑、平面
性に優れた均質な二軸配向PPSフイルムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ポリフェニレンスルフィドを溶融して
フイルム状に押出し、該フイルムを延伸して配向フイル
ムとする際、延伸区間の雰囲気温度が下式を満足するこ
とを特徴とする配向ポリフェニレンスルフィドフイルム
の製造方法。
達成するために、ポリフェニレンスルフィドを溶融して
フイルム状に押出し、該フイルムを延伸して配向フイル
ムとする際、延伸区間の雰囲気温度が下式を満足するこ
とを特徴とする配向ポリフェニレンスルフィドフイルム
の製造方法。
【0006】Tg−20<Ts<120(℃) ここで、Tgは該フイルムのガラス転移温度(℃)、T
sは延伸区間の雰囲気温度(℃)である。
sは延伸区間の雰囲気温度(℃)である。
【0007】本発明で言うポリフェニレンスルフィドと
は、ポリ−p−フェニレンスルフィドを主たる対象と
し、p−フェニレンスルフィド単位が90モル%以上存
在するものである。好ましくは、95モル%以上がp−
フェニレンスルフィド単位であるものである。かかる単
位が10モル%未満であれば、例えば、
は、ポリ−p−フェニレンスルフィドを主たる対象と
し、p−フェニレンスルフィド単位が90モル%以上存
在するものである。好ましくは、95モル%以上がp−
フェニレンスルフィド単位であるものである。かかる単
位が10モル%未満であれば、例えば、
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】 (ここでRはアルキル、ニトロ、フェニル、アルコキシ
基を示す。)などを共重合成分として含有することは差
し支えないが、これらの共重合成分は5モル%以下であ
ることがフイルム特性の点で好ましい。特に、
基を示す。)などを共重合成分として含有することは差
し支えないが、これらの共重合成分は5モル%以下であ
ることがフイルム特性の点で好ましい。特に、
【化7】 等の3官能単位以上の多官能共重合成分は1モル%以下
が延伸性の点で好ましい。
が延伸性の点で好ましい。
【0008】本発明のPPSポリマは、従来公知の方
法、すなわち、硫化アルカリとp−ジハロベンゼンを極
性溶媒中で高温高圧下に反応させることによって得るこ
とができる。特に、硫化ナトリウムとp−ジクロルベン
ゼンをN−メチルピロリドン(以下NMPと言う)等の
アミド系高沸点溶媒中で反応させるのが好ましい。この
場合、重合度を調整するために、苛性アルカリ、カルボ
ン酸アルカリ金属塩などのいわゆる重合助剤を添加し
て、230℃〜280℃で反応させるのが最も好まし
い。重合系内の圧力及び重合時間は、使用する助剤の種
類や量及び所望する重合度などによって適宜決定され
る。また、PPSポリマの溶融粘度は温度315.6℃
でのメルトフローが、0.5g/10分以上、200g
/10分以下であることが好ましい。さらに好ましく
は、5g/10分以上、150g/10分以下、特に好
ましくは10g/10分以上、100g/10分以下で
ある。
法、すなわち、硫化アルカリとp−ジハロベンゼンを極
性溶媒中で高温高圧下に反応させることによって得るこ
とができる。特に、硫化ナトリウムとp−ジクロルベン
ゼンをN−メチルピロリドン(以下NMPと言う)等の
アミド系高沸点溶媒中で反応させるのが好ましい。この
場合、重合度を調整するために、苛性アルカリ、カルボ
ン酸アルカリ金属塩などのいわゆる重合助剤を添加し
て、230℃〜280℃で反応させるのが最も好まし
い。重合系内の圧力及び重合時間は、使用する助剤の種
類や量及び所望する重合度などによって適宜決定され
る。また、PPSポリマの溶融粘度は温度315.6℃
でのメルトフローが、0.5g/10分以上、200g
/10分以下であることが好ましい。さらに好ましく
は、5g/10分以上、150g/10分以下、特に好
ましくは10g/10分以上、100g/10分以下で
ある。
【0009】得られたPPSポリマは、押出機などの溶
融押出装置で融点以上の温度で溶融押出し、所望の大き
さにカッテイングしてペレット化するのが好ましい。
融押出装置で融点以上の温度で溶融押出し、所望の大き
さにカッテイングしてペレット化するのが好ましい。
【0010】配向フイルムの製法は周知の方法(例えば
特開昭55−111235号などに記載)が採用でき
る。すなわち、前記PPSペレットをそのまま、あるい
は例えば滑り性を付与するための無機や有機の粒子を含
有したぺレットと混合して、押出機に供給して溶融し、
Tダイから冷却ドラム上にキャストして未延伸シートと
する。次いで、該シートを80℃〜120℃の温度に加
熱後、長手方向に2倍〜5倍に延伸し配向フイルムとす
る。ここで、本発明の方法は延伸区間の雰囲気温度を該
シートのガラス転移温度より20℃低い温度から120
℃の範囲にすることである。好ましくはガラス転移温度
以上110℃未満である。この温度範囲を外れると延伸
の均一性が悪化し、得られた一軸配向フイルムに厚み斑
や配向斑が発生し、二軸配向フイルムとした時に厚み斑
や平面性不良となる。好ましい延伸装置としては、オー
ブンなど加熱器内に複数のロールを配置して未延伸シー
トの加熱から延伸終了までを本発明の雰囲気温度のオー
ブン内で長手(縦)方向に一軸延伸する方法や、複数の
加熱ロールで80℃〜120℃に加熱した未延伸シート
を本発明の雰囲気温度の加熱器内に設けた周速の異なる
一対のロール間で長手(縦)方向に一軸延伸する方法な
どが挙げられる。また、加熱器の雰囲気を強制循環する
ことも可能である。二軸配向フイルムとするには、上記
一軸配向フイルムをテンターなどで横方向に延伸後、定
長または/および制限収縮熱処理する通常の方法を用い
ることができる。
特開昭55−111235号などに記載)が採用でき
る。すなわち、前記PPSペレットをそのまま、あるい
は例えば滑り性を付与するための無機や有機の粒子を含
有したぺレットと混合して、押出機に供給して溶融し、
Tダイから冷却ドラム上にキャストして未延伸シートと
する。次いで、該シートを80℃〜120℃の温度に加
熱後、長手方向に2倍〜5倍に延伸し配向フイルムとす
る。ここで、本発明の方法は延伸区間の雰囲気温度を該
シートのガラス転移温度より20℃低い温度から120
℃の範囲にすることである。好ましくはガラス転移温度
以上110℃未満である。この温度範囲を外れると延伸
の均一性が悪化し、得られた一軸配向フイルムに厚み斑
や配向斑が発生し、二軸配向フイルムとした時に厚み斑
や平面性不良となる。好ましい延伸装置としては、オー
ブンなど加熱器内に複数のロールを配置して未延伸シー
トの加熱から延伸終了までを本発明の雰囲気温度のオー
ブン内で長手(縦)方向に一軸延伸する方法や、複数の
加熱ロールで80℃〜120℃に加熱した未延伸シート
を本発明の雰囲気温度の加熱器内に設けた周速の異なる
一対のロール間で長手(縦)方向に一軸延伸する方法な
どが挙げられる。また、加熱器の雰囲気を強制循環する
ことも可能である。二軸配向フイルムとするには、上記
一軸配向フイルムをテンターなどで横方向に延伸後、定
長または/および制限収縮熱処理する通常の方法を用い
ることができる。
【0011】
【特性の評価法】評価は次の方法で行なった。
【0012】(1)ガラス転移温度(Tg) 示差走査型熱量計(DSC)を用いて、下記条件により
測定した。
測定した。
【0013】測定開始温度 25℃ 昇温速度 20℃/分 試料重量 5mg
【0014】(2)メルトフロー メルトインディクサ(東洋精機製、C−5059D−1
型)を用いて、ASTM−D1238に準じて下記条件
で任意時間T(sec)の吐出量W(g)を測定し、下
式により10分間の値として算出した。
型)を用いて、ASTM−D1238に準じて下記条件
で任意時間T(sec)の吐出量W(g)を測定し、下
式により10分間の値として算出した。
【0015】試料の前乾燥 150℃、20min 測定温度 315.6℃ 予熱時間 5min 荷重 5kg メルトフロー=(W/T)×600(g/10分)
【0016】(3)厚み斑 電子マイクロ式の厚み計(アンリツ製、K306C)を
用いて、フイルムの長手(縦)方向に20m連続して厚
み測定し、下式により厚み斑を求めた。
用いて、フイルムの長手(縦)方向に20m連続して厚
み測定し、下式により厚み斑を求めた。
【0017】厚み斑(%)=[(最大厚み−最小厚み)
/平均厚み]×100
/平均厚み]×100
【0018】(4)配向斑 フイルムの長手(縦)方向に10mm間隔で複屈折率
(Δn)を100ポイント測定し、下式により配向斑を
求めた。複屈折率(Δn)は偏光顕微鏡を用いてコンペ
ンセータによりレタデーションをもとめ算出した。
(Δn)を100ポイント測定し、下式により配向斑を
求めた。複屈折率(Δn)は偏光顕微鏡を用いてコンペ
ンセータによりレタデーションをもとめ算出した。
【0019】配向斑(%)=[(最大Δn−最小Δn)
/平均Δn]×100
/平均Δn]×100
【0020】(5)平面性 間隔が1mの2本の平行ロール間に幅500mmの二軸
延伸フイルムを一端を固定してかけ、他の一端に荷重
0.2Kg/mm2 になるよう全幅均一に張力をかけ、
ロール間フイルムの凹凸部分(弛み部分)の面積を測定
した。この凹凸面積の全体に対する割合を平面性とし
た。数値が小さい程平面性が良好である。
延伸フイルムを一端を固定してかけ、他の一端に荷重
0.2Kg/mm2 になるよう全幅均一に張力をかけ、
ロール間フイルムの凹凸部分(弛み部分)の面積を測定
した。この凹凸面積の全体に対する割合を平面性とし
た。数値が小さい程平面性が良好である。
【0021】
【実施例】以下では、本発明を実施例により、さらに詳
細に説明する。
細に説明する。
【0022】実施例1 (1)PPSポリマの作製 50Lオートクレーブ(SUS316製)に水硫化ナト
リウム(NaSH)56.25モル、水酸化ナトリウム
54.8モル、酢酸ナトリウム16モル、およびN−メ
チルピロリドン(NMP)170モルを仕込む。次に、
窒素ガス気流下に撹拌しながら内温を220℃まで昇温
させ脱水を行なった。脱水終了後、系を170℃まで冷
却した後、55モルのp−ジクロロベンゼン(p−DC
B)と0.055モルの1,2,4,−トリクロロベン
ゼン(TCB)を2.5LのNMPとともに添加し、窒
素気流下に系を2.0kg/cm2 まで加圧封入した。
235℃にて1時間、さらに270℃にて5時間撹拌下
にて加熱後、系を室温まで冷却、得られたポリマのスラ
リーを水200モル中に投入し、70℃で30分間撹拌
後、ポリマを分離する。このポリマをさらに約70℃の
イオン交換水(ポリマ重量の9倍)で撹拌しながら5回
洗浄後、約70℃の酢酸リチウムの5重量%水溶液にて
窒素気流下にて約1時間撹拌した。さらに、約70℃の
イオン交換水で3回洗浄後、分離し、120℃、0.8
〜1Torrの雰囲気下で20時間乾燥することによっ
て白色のPPS粉末を得た。
リウム(NaSH)56.25モル、水酸化ナトリウム
54.8モル、酢酸ナトリウム16モル、およびN−メ
チルピロリドン(NMP)170モルを仕込む。次に、
窒素ガス気流下に撹拌しながら内温を220℃まで昇温
させ脱水を行なった。脱水終了後、系を170℃まで冷
却した後、55モルのp−ジクロロベンゼン(p−DC
B)と0.055モルの1,2,4,−トリクロロベン
ゼン(TCB)を2.5LのNMPとともに添加し、窒
素気流下に系を2.0kg/cm2 まで加圧封入した。
235℃にて1時間、さらに270℃にて5時間撹拌下
にて加熱後、系を室温まで冷却、得られたポリマのスラ
リーを水200モル中に投入し、70℃で30分間撹拌
後、ポリマを分離する。このポリマをさらに約70℃の
イオン交換水(ポリマ重量の9倍)で撹拌しながら5回
洗浄後、約70℃の酢酸リチウムの5重量%水溶液にて
窒素気流下にて約1時間撹拌した。さらに、約70℃の
イオン交換水で3回洗浄後、分離し、120℃、0.8
〜1Torrの雰囲気下で20時間乾燥することによっ
て白色のPPS粉末を得た。
【0023】次に、このPPS粉末を市販の窒素ガス雰
囲気下70℃のNMP(PPSポリマ重量の3倍量)に
て1時間の撹拌処理を5回行なった。このPPS粉末を
さらに約70℃のイオン交換水で4回洗浄した後分離
し、上記のようにして乾燥することによって白色のPP
S粉末を得た。このPPS粉末のメルトフローは50g
/10分であった。
囲気下70℃のNMP(PPSポリマ重量の3倍量)に
て1時間の撹拌処理を5回行なった。このPPS粉末を
さらに約70℃のイオン交換水で4回洗浄した後分離
し、上記のようにして乾燥することによって白色のPP
S粉末を得た。このPPS粉末のメルトフローは50g
/10分であった。
【0024】(2)PPSペレットの作製 上述のPPS粉末に平均粒径0.5μmのシリカ粉末を
0.5重量%添加混合し、スクリュウ径40mmの押出
機に供給してペレットとした。押出条件はシリンダ温度
は340℃、滞留時間は30秒とした。このぺレットの
メルトフローは50g/10分であった。
0.5重量%添加混合し、スクリュウ径40mmの押出
機に供給してペレットとした。押出条件はシリンダ温度
は340℃、滞留時間は30秒とした。このぺレットの
メルトフローは50g/10分であった。
【0025】(3)PPS非晶(未延伸)フイルムの作
製 上述のペレットを回転式真空乾燥機で、150℃、3m
mHgの減圧下で3時間処理し、結晶化ペレットとし
た。次いで、この結晶化ペレットを40mmφの単軸押
出機に供給して押出し、瀘過精度10μmのフィルター
を通過させて、幅400mm、スリット間隙1.5mm
のステンレス製Tダイ型口金から吐出させ、表面を30
℃に保った金属ドラム上で冷却固化して、厚さ350μ
mの非晶フイルムとした。このフイルムのガラス転移温
度は90℃であった。ここで、口金下部の吐出リップお
よびドラム面と並行に張った金属ワイヤーに直流電圧を
印加し、ポリマとドラムの密着性を良くする方法を用い
た。
製 上述のペレットを回転式真空乾燥機で、150℃、3m
mHgの減圧下で3時間処理し、結晶化ペレットとし
た。次いで、この結晶化ペレットを40mmφの単軸押
出機に供給して押出し、瀘過精度10μmのフィルター
を通過させて、幅400mm、スリット間隙1.5mm
のステンレス製Tダイ型口金から吐出させ、表面を30
℃に保った金属ドラム上で冷却固化して、厚さ350μ
mの非晶フイルムとした。このフイルムのガラス転移温
度は90℃であった。ここで、口金下部の吐出リップお
よびドラム面と並行に張った金属ワイヤーに直流電圧を
印加し、ポリマとドラムの密着性を良くする方法を用い
た。
【0026】(4)PPS配向フイルムの作製 ここで図1に基づき詳細に説明する。上述の非晶(未延
伸)フイルム11を表面温度100℃の予熱ロール1、
予熱ロール2、予熱ロール3に巻き付けて加熱し、ここ
で、予熱ロール3から出たフイルムの放冷を防止するた
め、予熱ロール3と加熱器9の間のフイルム上面を赤外
線ヒータ10で保温した。引き続いて雰囲気温度100
℃の加熱器9内に配置された表面温度100℃の延伸ロ
ール4および表面温度60℃の冷却ロール5の間で4.
0倍にフイルム長手方向(縦)に延伸して、一軸(縦)
配向フイルム12を得た。一軸(縦)配向フイルムの厚
み斑は3%、配向斑は4%と極めて良好なレベルであっ
た。次いで、テンターで100℃の熱風が循環する室内
で横方向に3.5倍延伸後、260℃の熱風が循環する
室内で10秒間定長熱処理して、厚さ25μmの二軸配
向フイルムとした。得られた二軸配向フイルムの厚み
斑、平面性も極めて良好なレベルであった。作製条件お
よび製膜結果を表1に示した。
伸)フイルム11を表面温度100℃の予熱ロール1、
予熱ロール2、予熱ロール3に巻き付けて加熱し、ここ
で、予熱ロール3から出たフイルムの放冷を防止するた
め、予熱ロール3と加熱器9の間のフイルム上面を赤外
線ヒータ10で保温した。引き続いて雰囲気温度100
℃の加熱器9内に配置された表面温度100℃の延伸ロ
ール4および表面温度60℃の冷却ロール5の間で4.
0倍にフイルム長手方向(縦)に延伸して、一軸(縦)
配向フイルム12を得た。一軸(縦)配向フイルムの厚
み斑は3%、配向斑は4%と極めて良好なレベルであっ
た。次いで、テンターで100℃の熱風が循環する室内
で横方向に3.5倍延伸後、260℃の熱風が循環する
室内で10秒間定長熱処理して、厚さ25μmの二軸配
向フイルムとした。得られた二軸配向フイルムの厚み
斑、平面性も極めて良好なレベルであった。作製条件お
よび製膜結果を表1に示した。
【0027】実施例2、実施例3 実施例1のペレットを用いて実施例1と同様の方法で非
晶(未延伸)フイルムを作製し、縦延伸の条件を種々変
更して一軸配向フイルムとし、他は実施例1と同様に横
延伸、熱処理し二軸配向フイルムとした。ここで、本発
明である実施例2、実施例3のいづれの条件において
も、一軸(縦)配向フイルムの厚み斑、配向斑とも良好
なレベルであり、二軸配向フイルムにおいても厚み斑が
良く、良好な平面性を示すものであった。作製条件およ
び製膜結果を表1に示した。
晶(未延伸)フイルムを作製し、縦延伸の条件を種々変
更して一軸配向フイルムとし、他は実施例1と同様に横
延伸、熱処理し二軸配向フイルムとした。ここで、本発
明である実施例2、実施例3のいづれの条件において
も、一軸(縦)配向フイルムの厚み斑、配向斑とも良好
なレベルであり、二軸配向フイルムにおいても厚み斑が
良く、良好な平面性を示すものであった。作製条件およ
び製膜結果を表1に示した。
【0028】実施例4 ここで図2に基づき詳細に説明する。実施例1のペレッ
トを用いて実施例1と同様の方法で非晶(未延伸)フイ
ルムを作製し、雰囲気温度100℃の加熱器9内に配置
された表面温度100℃の予熱ロール1、予熱ロール
2、予熱ロール3に非晶(未延伸)フイルム11を巻き
付けて加熱し、加熱器9内に配置された表面温度100
℃の延伸ロール4と表面温度30℃の冷却ロール5との
間で4.0倍にフイルム長手方向(縦)に延伸して、一
軸(縦)配向フイルム12を得た。他は実施例1と同様
に横延伸、熱処理し二軸配向フイルムとした。ここで、
一軸配向フイルムは厚み斑、配向斑とも良好なレベルで
あり、二軸配向フイルムにおいても厚み斑が良く、良好
な平面性を示すものであった。作製条件および製膜結果
を表1に示した。
トを用いて実施例1と同様の方法で非晶(未延伸)フイ
ルムを作製し、雰囲気温度100℃の加熱器9内に配置
された表面温度100℃の予熱ロール1、予熱ロール
2、予熱ロール3に非晶(未延伸)フイルム11を巻き
付けて加熱し、加熱器9内に配置された表面温度100
℃の延伸ロール4と表面温度30℃の冷却ロール5との
間で4.0倍にフイルム長手方向(縦)に延伸して、一
軸(縦)配向フイルム12を得た。他は実施例1と同様
に横延伸、熱処理し二軸配向フイルムとした。ここで、
一軸配向フイルムは厚み斑、配向斑とも良好なレベルで
あり、二軸配向フイルムにおいても厚み斑が良く、良好
な平面性を示すものであった。作製条件および製膜結果
を表1に示した。
【0029】比較例1 雰囲気温度を制御する加熱器が配置されない一対のロー
ル間で縦延伸する以外は、実施例1と同様に厚さ25μ
mの二軸配向フイルムとした。ここで作製した一軸配向
フイルムは厚み斑、配向斑が大きく、得られた二軸配向
フイルムは厚み斑が悪く、平面性が不良なものであっ
た。作製条件および製膜結果を表2に示した。
ル間で縦延伸する以外は、実施例1と同様に厚さ25μ
mの二軸配向フイルムとした。ここで作製した一軸配向
フイルムは厚み斑、配向斑が大きく、得られた二軸配向
フイルムは厚み斑が悪く、平面性が不良なものであっ
た。作製条件および製膜結果を表2に示した。
【0030】比較例2、比較例3 実施例1のペレットを用いて実施例1と同様の方法で縦
延伸の条件を種々変更して一軸配向フイルムとし、他は
実施例1と同様に横延伸、熱処理し二軸配向フイルムと
した。本発明以外のこれらの条件では、一軸配向フイル
ムは厚み斑、配向斑が大きく、得られた二軸配向フイル
ムは厚み斑が悪く、平面性が不良なものであった。作製
条件および製膜結果を表2に示した。
延伸の条件を種々変更して一軸配向フイルムとし、他は
実施例1と同様に横延伸、熱処理し二軸配向フイルムと
した。本発明以外のこれらの条件では、一軸配向フイル
ムは厚み斑、配向斑が大きく、得られた二軸配向フイル
ムは厚み斑が悪く、平面性が不良なものであった。作製
条件および製膜結果を表2に示した。
【0031】
【表1】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明により厚み斑、配向斑の良好な一
軸配向PPSフイルム、厚み斑、平面性に優れた二軸配
向PPSフイルムが得られ、コンデンサの誘電体、電気
絶縁材料、電子部品、音響振動板、離型材等の用途に極
めて有用なフイルムを提供する。
軸配向PPSフイルム、厚み斑、平面性に優れた二軸配
向PPSフイルムが得られ、コンデンサの誘電体、電気
絶縁材料、電子部品、音響振動板、離型材等の用途に極
めて有用なフイルムを提供する。
【図1】実施例1で使用した本発明の配向ポリフェニレ
ンスルフィドフイルムを製造する一軸延伸装置の一例を
示した概略図である。
ンスルフィドフイルムを製造する一軸延伸装置の一例を
示した概略図である。
【図2】実施例4で使用した本発明の配向ポリフェニレ
ンスルフィドフイルムを製造する一軸延伸装置の一例を
示した概略図である。
ンスルフィドフイルムを製造する一軸延伸装置の一例を
示した概略図である。
1:予熱ロール 2:予熱ロール 3:予熱ロール 4:延伸ロール 5:冷却ロール 6:ガイドロール 7:ガイドロール 8:ニップロール 9:加熱器 10:赤外線ヒータ 11:非晶(未延伸)フイルム 12:一軸配向フイルム
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリフェニレンスルフィドを溶融してフ
イルム状に押出し、該フイルムを延伸して配向フイルム
とする際、延伸区間の雰囲気温度が下式を満足すること
を特徴とする配向ポリフェニレンスルフィドフイルムの
製造方法。 Tg−20<Ts<120(℃) ここで、Tgは該フイルムのガラス転移温度(℃)、T
sは延伸区間の雰囲気温度(℃)である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5101187A JPH06305013A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 配向ポリフェニレンスルフィドフイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5101187A JPH06305013A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 配向ポリフェニレンスルフィドフイルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305013A true JPH06305013A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14293978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5101187A Pending JPH06305013A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 配向ポリフェニレンスルフィドフイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06305013A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999002328A1 (en) * | 1997-07-09 | 1999-01-21 | Toray Industries, Inc. | Method of producing thermoplastic resin film and apparatus for producing the same |
| US20150367552A1 (en) * | 2014-06-18 | 2015-12-24 | Dae Eun Industrial Co., Ltd. | Heating device and strapping band manufacturing apparatus including the same |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP5101187A patent/JPH06305013A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999002328A1 (en) * | 1997-07-09 | 1999-01-21 | Toray Industries, Inc. | Method of producing thermoplastic resin film and apparatus for producing the same |
| US6221301B1 (en) | 1997-07-09 | 2001-04-24 | Toray Industries, Inc. | Method of producing thermoplastic resin films and apparatus for producing the same |
| US20150367552A1 (en) * | 2014-06-18 | 2015-12-24 | Dae Eun Industrial Co., Ltd. | Heating device and strapping band manufacturing apparatus including the same |
| JP2016002770A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 大恩産業株式会社 | 加熱装置及びこれを具備する包装用バンドの製造装置 |
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