JPH06313196A - 共沸及び共沸様組成物および洗浄剤 - Google Patents
共沸及び共沸様組成物および洗浄剤Info
- Publication number
- JPH06313196A JPH06313196A JP5128538A JP12853893A JPH06313196A JP H06313196 A JPH06313196 A JP H06313196A JP 5128538 A JP5128538 A JP 5128538A JP 12853893 A JP12853893 A JP 12853893A JP H06313196 A JPH06313196 A JP H06313196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- azeotropic
- octamethyltrisiloxane
- cleaning
- azeotrope
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- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 精密洗浄が可能で、乾燥が良好であり、オゾ
ン層を破壊することのない洗浄剤を作成する。 【構成】 プロピレングリコールターシャリーブチルエ
ーテルとオクタメチルトリシロキサンとからなる共沸ま
たは共沸様組成物を有効成分とする。これらの化合物の
長所を有効に利用して洗浄する。
ン層を破壊することのない洗浄剤を作成する。 【構成】 プロピレングリコールターシャリーブチルエ
ーテルとオクタメチルトリシロキサンとからなる共沸ま
たは共沸様組成物を有効成分とする。これらの化合物の
長所を有効に利用して洗浄する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロン、トリクロロエタ
ン等の塩素系脱脂洗浄剤の代替剤として使用できると共
に、アルミニウムや鉄などの金属部品、レンズやプリズ
ム等の光学部品に対する精密洗浄に好適に使用すること
ができる共沸及び共沸様組成物と、その洗浄剤に関す
る。
ン等の塩素系脱脂洗浄剤の代替剤として使用できると共
に、アルミニウムや鉄などの金属部品、レンズやプリズ
ム等の光学部品に対する精密洗浄に好適に使用すること
ができる共沸及び共沸様組成物と、その洗浄剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学部品、金属部品等の洗浄用溶剤とし
ては、従来より1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタン(フロン113)や1,1,1−ト
リクロロエタンが使用されている。これはフロン113
が不燃性である;生体に対する毒性が低い;プラスチッ
ク,ゴムなどの高分子材料を侵食しないが、油脂等を溶
解するという選択的溶解性を有する;乾燥速度が早い;
等の優れた特性を有しており、1,1,1−トリクロロ
エタンも優れた脱脂洗浄力を有し、不燃性であるためで
ある。
ては、従来より1,1,2−トリクロロ−1,2,2−
トリフルオロエタン(フロン113)や1,1,1−ト
リクロロエタンが使用されている。これはフロン113
が不燃性である;生体に対する毒性が低い;プラスチッ
ク,ゴムなどの高分子材料を侵食しないが、油脂等を溶
解するという選択的溶解性を有する;乾燥速度が早い;
等の優れた特性を有しており、1,1,1−トリクロロ
エタンも優れた脱脂洗浄力を有し、不燃性であるためで
ある。
【0003】一方、これらの塩素系溶剤の使用量削減お
よび脱脂力の向上のため、種々の混合物や共沸組成物が
開発されている。例えば、特開平3−31226号公報
には、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエ
タンとペンタンからなる共沸様混合溶剤組成物が、特開
平1−306499号公報には、1,1−ジフルオロ−
2,2−ジクロロエタンとアセトンの共沸様混合物が開
示されている。また、これらの他にIPA,エタノール
等の脂肪族低級アルコール,アセトン等のケトン類,エ
ーテル類も検討されている。
よび脱脂力の向上のため、種々の混合物や共沸組成物が
開発されている。例えば、特開平3−31226号公報
には、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエ
タンとペンタンからなる共沸様混合溶剤組成物が、特開
平1−306499号公報には、1,1−ジフルオロ−
2,2−ジクロロエタンとアセトンの共沸様混合物が開
示されている。また、これらの他にIPA,エタノール
等の脂肪族低級アルコール,アセトン等のケトン類,エ
ーテル類も検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フロン11
3や1,1,1−トリクロロエタン等の塩素系溶剤は化
学的に特に安定であるため対流圏内での寿命が長く、拡
散して成層圏に達し、ここで太陽光線により分解して発
生する塩素ラジカルがオゾンと連鎖反応を起こし、オゾ
ン層を破壊することから、これらの使用の削減が求めら
れている。このため既述のように、フロン113等の塩
素系溶剤と、塩素系溶剤以外の有機溶剤との共沸組成物
を開発することにより、その使用量の削減を図っている
が、塩素系溶剤を必須とするため、その使用量をある程
度以上減らすことができない問題がある。また、フロン
等の代替剤も開発されているが、毒性やオゾン破壊係数
を有することから、オゾン層の破壊を完全に無くすこと
はできない。一方、脂肪族低級アルコールは、乾燥性に
問題があり、ケトン類、エーテル類の溶剤はプラスチッ
ク等の被洗浄物を劣化させるため、実用性に乏しいもの
となっている。
3や1,1,1−トリクロロエタン等の塩素系溶剤は化
学的に特に安定であるため対流圏内での寿命が長く、拡
散して成層圏に達し、ここで太陽光線により分解して発
生する塩素ラジカルがオゾンと連鎖反応を起こし、オゾ
ン層を破壊することから、これらの使用の削減が求めら
れている。このため既述のように、フロン113等の塩
素系溶剤と、塩素系溶剤以外の有機溶剤との共沸組成物
を開発することにより、その使用量の削減を図っている
が、塩素系溶剤を必須とするため、その使用量をある程
度以上減らすことができない問題がある。また、フロン
等の代替剤も開発されているが、毒性やオゾン破壊係数
を有することから、オゾン層の破壊を完全に無くすこと
はできない。一方、脂肪族低級アルコールは、乾燥性に
問題があり、ケトン類、エーテル類の溶剤はプラスチッ
ク等の被洗浄物を劣化させるため、実用性に乏しいもの
となっている。
【0005】本発明は、これらの問題点を考慮してなさ
れたものであり、オゾン層の破壊がなく、しかも優れた
洗浄性および乾燥性を有した共沸及び共沸様組成物と、
その洗浄剤を提供することを目的とする。
れたものであり、オゾン層の破壊がなく、しかも優れた
洗浄性および乾燥性を有した共沸及び共沸様組成物と、
その洗浄剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および手段】本発明の共沸
及び共沸様組成物は、オクタメチルトリシロキサンとプ
ロピレングリコールターシャリーブチルエーテル(以下
PTBと記す)とで構成されている。これらのオクタメ
チルトリシロキサンとPTBの比は、重量比で53:4
7〜55:45が良好である。また、実用面において
は、オクタメチルトリシロキサンが45〜60重量%、
PTBが55〜40重量%の範囲でも使用できるが、溶
液としての安定性、温度、湿度等の環境の変化、PTB
に含有される不純物等の影響により共沸様組成の形態で
用いる事が望ましい。
及び共沸様組成物は、オクタメチルトリシロキサンとプ
ロピレングリコールターシャリーブチルエーテル(以下
PTBと記す)とで構成されている。これらのオクタメ
チルトリシロキサンとPTBの比は、重量比で53:4
7〜55:45が良好である。また、実用面において
は、オクタメチルトリシロキサンが45〜60重量%、
PTBが55〜40重量%の範囲でも使用できるが、溶
液としての安定性、温度、湿度等の環境の変化、PTB
に含有される不純物等の影響により共沸様組成の形態で
用いる事が望ましい。
【0007】本発明においては、上記組成物に対し、安
定剤を添加することが可能である。この安定剤として
は、ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパンなど
の脂肪族ニトロ合物、3−メチル−1−ブチン−3−オ
ール、3−メチル−1−ペンチン−3−オールなどのア
セチルアルコール類、グリシドール、メチルグリシジル
エーテル、アリルグリシジルエ−テル、フェニルグリシ
ジルエーテル、1,2−ブチレンオキシド、シクロヘキ
センオキシド、エピクロルヒドリンなどのエポキシド
類、ジメトキシメタン、1−2ジメトキシエタン、1,
4−ジオキセン、1,3,5−トリオキセンなどのエー
テル類、ヘキセン、ヘプタン、オクテン、2,4,4−
トリメチル−1−ペンテン、ペンタジエン、オクタジエ
ン、シクロヘキセン、シクロペンテンなどの不飽和炭化
水素類、アリルアルコール、1−ブテン−3−オール、
3−メチル−1−ブーテン−3−オールなどのオレフィ
ン系アルコール、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチルなどのアクリル酸エステル類をそ
れぞれ単独であるいは2種以上併用して用いることがで
きる。また、これらの化合物とフェノール、トリメチル
フェノール、シクロヘキシルフェノール、チモール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、ブチ
ルヒドロキシアニソール、イソオイゲノールなどのフェ
ノール類や、ヘキシルアミン、ベンチルアミン、ジプロ
ピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジイソブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、
n−メチルモルマリン、シクロヘキシルアミン、2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、N,N′−(ジ
アリル−p−フェニレンジアミンなどのアミン類、ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、クロロベンゾトリア
ゾールなどのトリアゾール類などと併用して用いること
もできる。これらの安定剤が備える性質としては、本発
明の組成物を安定化する効果の大きいことが必要である
のは勿論であるが、蒸留操作により同伴留出されるもの
や共沸を形成するものが望ましい。
定剤を添加することが可能である。この安定剤として
は、ニトロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパンなど
の脂肪族ニトロ合物、3−メチル−1−ブチン−3−オ
ール、3−メチル−1−ペンチン−3−オールなどのア
セチルアルコール類、グリシドール、メチルグリシジル
エーテル、アリルグリシジルエ−テル、フェニルグリシ
ジルエーテル、1,2−ブチレンオキシド、シクロヘキ
センオキシド、エピクロルヒドリンなどのエポキシド
類、ジメトキシメタン、1−2ジメトキシエタン、1,
4−ジオキセン、1,3,5−トリオキセンなどのエー
テル類、ヘキセン、ヘプタン、オクテン、2,4,4−
トリメチル−1−ペンテン、ペンタジエン、オクタジエ
ン、シクロヘキセン、シクロペンテンなどの不飽和炭化
水素類、アリルアルコール、1−ブテン−3−オール、
3−メチル−1−ブーテン−3−オールなどのオレフィ
ン系アルコール、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチルなどのアクリル酸エステル類をそ
れぞれ単独であるいは2種以上併用して用いることがで
きる。また、これらの化合物とフェノール、トリメチル
フェノール、シクロヘキシルフェノール、チモール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、ブチ
ルヒドロキシアニソール、イソオイゲノールなどのフェ
ノール類や、ヘキシルアミン、ベンチルアミン、ジプロ
ピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジイソブチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、
n−メチルモルマリン、シクロヘキシルアミン、2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、N,N′−(ジ
アリル−p−フェニレンジアミンなどのアミン類、ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、クロロベンゾトリア
ゾールなどのトリアゾール類などと併用して用いること
もできる。これらの安定剤が備える性質としては、本発
明の組成物を安定化する効果の大きいことが必要である
のは勿論であるが、蒸留操作により同伴留出されるもの
や共沸を形成するものが望ましい。
【0008】PTB単体成分は、極性が強く洗浄剤とし
て優れているが、表面張力が24.2dyn/cm(2
5℃)、粘度が3.8CSt(25℃)と大きく十分な
浸透力が得られない。一方、オクタメチルトリシロキサ
ンは表面張力が17.8dyn/cm(25℃)、粘度
が1CSt(25℃)と小さく優れた浸透力を有する
が、溶解力が小さく、そのパラメーターであるKB値
(カウリブタノール値)は0であり溶解力は小さい。本
発明においては、これらのPTBとオクタメチルトリシ
ロキサンとの混合物を用いる事により両者の特徴を有効
に活用するものである。
て優れているが、表面張力が24.2dyn/cm(2
5℃)、粘度が3.8CSt(25℃)と大きく十分な
浸透力が得られない。一方、オクタメチルトリシロキサ
ンは表面張力が17.8dyn/cm(25℃)、粘度
が1CSt(25℃)と小さく優れた浸透力を有する
が、溶解力が小さく、そのパラメーターであるKB値
(カウリブタノール値)は0であり溶解力は小さい。本
発明においては、これらのPTBとオクタメチルトリシ
ロキサンとの混合物を用いる事により両者の特徴を有効
に活用するものである。
【0009】ところで、洗浄剤としての特性としては、
液管理が容易で、かつ回収、再利用が容易に行われるこ
とが重要である。このような条件を満たす溶剤は、ただ
2成分を任意の割合で混合するだけでは得られず、2成
分が混合時の割合を常に保つ状態、すなわち共沸点を有
する状態、すなわち共沸状態の組成にする必要がある。
共沸状態の組成物は各々の沸点と異なる共通の沸点(各
々の沸点より低いことが望まれる)を示し、蒸発する際
の気体の組成が混合溶剤と同一であり液の組成変化を起
こさない、また、共通の沸点を有するために蒸気圧が上
昇し揮発速度が早くなる等の優れた特性を有している。
本発明においては、760mmHgの常圧下でオクタメ
チルトリシロキサン55〜52wt%、PTB45〜4
8wt%の組成比において共沸となり、上述の特性を得
るためにはこの近い組成比が良好である。洗浄される対
象物としては、本発明の組成物が被洗浄物への腐蝕、膨
潤等のアタックがなく、実用レベルで問題がなければ特
に限定されるものではない。
液管理が容易で、かつ回収、再利用が容易に行われるこ
とが重要である。このような条件を満たす溶剤は、ただ
2成分を任意の割合で混合するだけでは得られず、2成
分が混合時の割合を常に保つ状態、すなわち共沸点を有
する状態、すなわち共沸状態の組成にする必要がある。
共沸状態の組成物は各々の沸点と異なる共通の沸点(各
々の沸点より低いことが望まれる)を示し、蒸発する際
の気体の組成が混合溶剤と同一であり液の組成変化を起
こさない、また、共通の沸点を有するために蒸気圧が上
昇し揮発速度が早くなる等の優れた特性を有している。
本発明においては、760mmHgの常圧下でオクタメ
チルトリシロキサン55〜52wt%、PTB45〜4
8wt%の組成比において共沸となり、上述の特性を得
るためにはこの近い組成比が良好である。洗浄される対
象物としては、本発明の組成物が被洗浄物への腐蝕、膨
潤等のアタックがなく、実用レベルで問題がなければ特
に限定されるものではない。
【0010】本発明の組成物を用いる方法は、被洗浄物
の洗浄剤として使用しても良く、この洗浄後のリンス液
として使用しても良い。また、本発明の組成物と相溶す
る物質、例えばイソパラフィンやナフテン等の炭化水素
系溶剤、エタノールやイソプロピルアルコール等のアル
コール類、あるいはケトン類、エーテル類、グリコール
類等を添加しても有効であり特に限定されるものではな
い。
の洗浄剤として使用しても良く、この洗浄後のリンス液
として使用しても良い。また、本発明の組成物と相溶す
る物質、例えばイソパラフィンやナフテン等の炭化水素
系溶剤、エタノールやイソプロピルアルコール等のアル
コール類、あるいはケトン類、エーテル類、グリコール
類等を添加しても有効であり特に限定されるものではな
い。
【0011】本発明の組成物は、1,1,1−トリクロ
ロエタン以上の脱脂力を有すると共に、乾燥性をも有す
る。また、構成物であるオクタメチルトリシロキサン、
PTBは生体への毒性が少なく、化学的にも安定な物質
である。しかも、塩素等を含むハロゲン系物質ではない
ため、オゾン層への影響はない。そのため、人体及び地
球環境に安全で洗浄力に優れた洗浄剤とすることができ
る。
ロエタン以上の脱脂力を有すると共に、乾燥性をも有す
る。また、構成物であるオクタメチルトリシロキサン、
PTBは生体への毒性が少なく、化学的にも安定な物質
である。しかも、塩素等を含むハロゲン系物質ではない
ため、オゾン層への影響はない。そのため、人体及び地
球環境に安全で洗浄力に優れた洗浄剤とすることができ
る。
【0012】
【実施例1】市販されている、オクタメチルトリシロキ
サンの純度は、ガスクロマトグラフィー(島津製GC1
4A)で分析したところ、98%レベルであり、不純物
としてオクタメチルトリシロキサンより呈分子のシロキ
サンあるいはシラン化合物、またオクタメチルトリシロ
キサンより高分子のシロキサンや炭化水素類が含まれて
いる。この内でオクタメチルトリシロキサンよりも高分
子の成分は被洗浄物上に残渣として残る可能性があるた
めに、この高分子成分を除去した。この除去には蒸留,
精留,吸着等により行うが、蒸留が最も有効な方法であ
った。また、PTBにおいてもガスクロマトグラフィー
の結果99%レベルの純度であり不純物として炭化水素
やプロピレングリコール等が混入している。
サンの純度は、ガスクロマトグラフィー(島津製GC1
4A)で分析したところ、98%レベルであり、不純物
としてオクタメチルトリシロキサンより呈分子のシロキ
サンあるいはシラン化合物、またオクタメチルトリシロ
キサンより高分子のシロキサンや炭化水素類が含まれて
いる。この内でオクタメチルトリシロキサンよりも高分
子の成分は被洗浄物上に残渣として残る可能性があるた
めに、この高分子成分を除去した。この除去には蒸留,
精留,吸着等により行うが、蒸留が最も有効な方法であ
った。また、PTBにおいてもガスクロマトグラフィー
の結果99%レベルの純度であり不純物として炭化水素
やプロピレングリコール等が混入している。
【0013】これらの不純物を除去し、かつ共沸留分を
取り出すため、オクタメチルトリシロキサンとPTBの
それぞれ200gの混合物400gを蒸留フラスコにい
れ、理論段数20段の精留塔を用いて蒸留を行った。そ
の結果、143℃〜144℃付近において共沸留分を得
た。これをあらかじめオクタメチルトリシロキサン:P
TB=50:50においてキャリブレーションを行った
がカスクロマトグラフィー(島津製GC14A)にて分
析した。その結果オクタメチルトリシロキサンが55〜
52wt%、PTBが45〜48wt%の組成であっ
た。また両者の高沸点成分については蒸留より除去され
ていることが同時に確認された。表1にオクタメチルト
リシロキサン、PTB、実施例1組成物の表面張力(2
5℃)、粘度(25℃)、KB値を示す。
取り出すため、オクタメチルトリシロキサンとPTBの
それぞれ200gの混合物400gを蒸留フラスコにい
れ、理論段数20段の精留塔を用いて蒸留を行った。そ
の結果、143℃〜144℃付近において共沸留分を得
た。これをあらかじめオクタメチルトリシロキサン:P
TB=50:50においてキャリブレーションを行った
がカスクロマトグラフィー(島津製GC14A)にて分
析した。その結果オクタメチルトリシロキサンが55〜
52wt%、PTBが45〜48wt%の組成であっ
た。また両者の高沸点成分については蒸留より除去され
ていることが同時に確認された。表1にオクタメチルト
リシロキサン、PTB、実施例1組成物の表面張力(2
5℃)、粘度(25℃)、KB値を示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【実施例2】この実施例では洗浄に適用した場合を説明
する。ガラスレンズ、アルミニウム板を被洗浄物とし、
ガラスレンズには芯取り油として商品名ユシロンCG
(ユシロ化学(社)製)を、アルミニウム板には切削油
として商品名ダフニークリーナーHSー5(出光(株)
製)を塗布して以下の方法により洗浄した。まず、第1
槽に実施例1で得られた混合物を入れ、超音波(25K
Hz,300W)をかけながら洗浄した。同様に第2
槽、第3槽にも実施例1で得られた混合物を入れ超音波
を加えながら洗浄し温風により乾燥した。洗浄後の仕上
がり状態を観察するため汚れ塗布前と洗浄後の接触角を
測定した。また比較例として1,1,1−トリクロロエ
タンを実施例1の組成物のかわりに用いて同様に洗浄・
乾燥を行った。結果を表2に示す。
する。ガラスレンズ、アルミニウム板を被洗浄物とし、
ガラスレンズには芯取り油として商品名ユシロンCG
(ユシロ化学(社)製)を、アルミニウム板には切削油
として商品名ダフニークリーナーHSー5(出光(株)
製)を塗布して以下の方法により洗浄した。まず、第1
槽に実施例1で得られた混合物を入れ、超音波(25K
Hz,300W)をかけながら洗浄した。同様に第2
槽、第3槽にも実施例1で得られた混合物を入れ超音波
を加えながら洗浄し温風により乾燥した。洗浄後の仕上
がり状態を観察するため汚れ塗布前と洗浄後の接触角を
測定した。また比較例として1,1,1−トリクロロエ
タンを実施例1の組成物のかわりに用いて同様に洗浄・
乾燥を行った。結果を表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】本発明の共沸及び共沸様組成物は、オゾ
ン層を破壊することなく、洗浄力が優れ、蒸発による組
成変化がなく、乾燥速度の優れており、これらの組成液
は洗浄剤として優れた効果を発揮することができる。
ン層を破壊することなく、洗浄力が優れ、蒸発による組
成変化がなく、乾燥速度の優れており、これらの組成液
は洗浄剤として優れた効果を発揮することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:26)
Claims (2)
- 【請求項1】 プロピレングリコールターシャリーブチ
ルエーテルとオクタメチルトリシロキサンとからなるこ
とを特徴とする共沸及び共沸様組成物。 - 【請求項2】 プロピレングリコールターシャリーブチ
ルエーテルとオクタメチルトリシロキサンとからなる共
沸及び共沸様組成物を有効成分とすることを特徴とする
洗浄剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5128538A JPH06313196A (ja) | 1993-04-29 | 1993-04-29 | 共沸及び共沸様組成物および洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5128538A JPH06313196A (ja) | 1993-04-29 | 1993-04-29 | 共沸及び共沸様組成物および洗浄剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06313196A true JPH06313196A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14987236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5128538A Withdrawn JPH06313196A (ja) | 1993-04-29 | 1993-04-29 | 共沸及び共沸様組成物および洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06313196A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5454970A (en) * | 1994-08-11 | 1995-10-03 | Dow Corning Corporation | Octamethyltrisiloxane containing azeotropes |
| US5454972A (en) * | 1994-09-15 | 1995-10-03 | Dow Corning Corporation | Azeotropes of octamethyltrisiloxane and n-propoxypropanol |
| US5456856A (en) * | 1995-01-18 | 1995-10-10 | Dow Corning Corporation | Azeotrope and azeotrope-like compositions of octamethyltrisiloxane |
| US5492647A (en) * | 1995-05-08 | 1996-02-20 | Dow Corning Corporation | Octamethylcyclotetrasiloxane azeotropes |
| US5501811A (en) * | 1995-04-24 | 1996-03-26 | Dow Corning Corporation | Azeotropes of octamethyltrisiloxane and aliphatic or alicyclic alcohols |
| WO2001040567A1 (en) * | 1999-11-30 | 2001-06-07 | Unilever N.V. | Dry-cleaning solvent and method for using the same |
| JP2018180536A (ja) * | 2017-04-13 | 2018-11-15 | エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド | 液晶カプセルを含む液晶表示装置およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-04-29 JP JP5128538A patent/JPH06313196A/ja not_active Withdrawn
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