JPH06314662A - 不純物拡散層の形成方法 - Google Patents

不純物拡散層の形成方法

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JPH06314662A
JPH06314662A JP5102454A JP10245493A JPH06314662A JP H06314662 A JPH06314662 A JP H06314662A JP 5102454 A JP5102454 A JP 5102454A JP 10245493 A JP10245493 A JP 10245493A JP H06314662 A JPH06314662 A JP H06314662A
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oxide film
silicon oxide
antimony
diffusion layer
forming
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Ryoichi Matsumoto
良一 松本
Hitoshi Tsubone
衡 坪根
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不純物としてアンチモンを用いシリコン基板
41に不純物拡散層47を形成する際にローゼット(欠
陥)の発生を防止若しくは従来よりその発生数を低減で
きる方法を提供する。 【構成】 シリコン基板41表面にシリコン酸化膜43
を形成する。このシリコン酸化膜43に選択的に開口部
43aを形成する。開口部43aが形成されたシリコ酸
化膜上方からこの試料にアンチモンをイオン注入法によ
り導入する。この導入されたアンチモンの活性化の熱処
理を行う前にシリコン酸化膜43をその表面から少なく
ともアンチモンが導入されている領域を含む部分まで除
去する。この試料に所定の熱処理を施してN型不純物拡
散層47を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不純物拡散層の形成
方法に関するものであり、特に不純物としてアンチモン
を用いてシリコン基板に不純物拡散層を形成する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を製造する場合、半導体基板
の所定領域に所定の不純物を拡散させて不純物拡散層を
形成することが、頻繁に行われる。そして、シリコン基
板を用い製造される半導体装置のN型不純物拡散層を形
成する場合(N型領域をよりN型にする場合も含む)
は、不純物としてP(リン)、砒素(As)またはアン
チモン(Sb)が良く用いられ、特に不純物の拡散領域
の広がり具合を小さくしたい場合は、上記例示の不純物
のうちの拡散速度が最も遅いアンチモンが用いられる。
バイポーラトランジスタやBi−MOSのN型埋め込み
拡散層を形成する場合は、後者の典型例といえ、不純物
としてアンチモンがもっぱら用いられる。それは、N型
埋め込み拡散層からその上方のエピタキシャル層に不純
物が拡散するとバイポーラトランジスタの特性が損なわ
れることとなるのでそれを極力防止するためであった。
【0003】次に、上述のような利点を有するアンチモ
ンを用いシリコン基板に不純物拡散層を形成するための
従来方法について、バイポーラトランジスタのN型埋め
込み拡散層を形成する例により、以下説明する。図7及
び図8(A)〜(D)はその説明に供する図である。特
に、図7はバイポーラトランジスタの構造を概略的に示
した断面図である。この図7において、11はP型シリ
コン基板、13はN型埋め込み拡散層、15はN型エピ
タキシャルシリコン層、17は素子間分離用のP型拡散
層、19はN型コレクタ層、21はP型ベース層、23
はN型エミッタ層をそれぞれ示す。また、図8(A)〜
(D)は図7に示したバイポーラトランジスタ中のN型
埋め込み拡散層13の従来の形成方法の要部を断面図に
よって示した工程図である。
【0004】この従来のN型埋め込み拡散層(不純物拡
散層)の形成方法では、先ず、P型シリコン基板11が
酸化されてその表面にシリコン酸化膜25が形成される
(図8(A))。
【0005】次に、シリコン基板11の、N型埋め込み
拡散層13形成予定領域を露出するために、シリコン酸
化膜25に周知のフォトリソグラフィ技術及びエッチン
グ技術を用い窓25aが形成される(図8(B))。
【0006】次に、この試料上全面にアンチモンを含む
膜を形成するため、この試料上全面にアンチモンを含む
塗布液として例えばSb−30210SG(東京応化工
業(株)製の塗布液)がスピンコート法により塗布され
る。なお、この塗布液はSb化合物及びケイ素化合物
[Rn Si(OH)4-n ]を主成分とするアルコール溶
液である。次に、この塗膜が300℃の温度で加熱され
て塗膜中のアルコールが除去され、アンチモンを含む膜
(この場合Sbシリカフィルム)27が形成される(図
8(C))。
【0007】次に、この試料が1150〜1250℃の
温度で処理される。この熱処理においてSbシリカフィ
ルム27と接しているシリコン基板部分にはSbシリカ
フィルム27中のアンチモンが拡散するので、シリコン
基板11に選択的にN型埋め込み拡散層13(ただし、
まだエピタキシャル層15(図7参照)で覆われていな
いので埋め込み状態とはなっていない。)が形成される
(図8(D))。
【0008】その後、エピタキシャル層15、素子間分
離用P型拡散層17、P型ベース層21及びN型エミッ
タ層23が公知の方法及び手順でそれぞれ形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8を
参照して説明した従来の不純物拡散層の形成方法では、
N型埋め込み拡散層13を形成するための工程でシリコ
ン酸化膜25中にいわゆるローゼットと称される欠陥が
生じ易いという問題点があった(発生メカニズムについ
ての考察は後述する。)。ここで、ローゼットとは、図
9に示したように、六方晶系のSiOの結晶体のことで
あり、平面形状が薔薇の花の形状になることからそう呼
ばれているものである。ただし、図9は、後述の比較例
の方法で不純物拡散層を形成した際に試料中に生じたロ
ーゼットを走査型電子顕微鏡(SEM)により撮影した
写真を模写した図である。この図9から明らかなよう
に、不純物の拡散防止膜であるシリコン酸化膜25中に
ローゼット31が生じている。ローゼットが生じると、
図10に断面図をもって示したように、ローゼット31
の下方のシリコン基板部分即ちシリコン基板11のN型
埋め込み拡散層13を形成した領域以外の部分に不要な
不純物拡散層33が形成されてしまう。これは、詳細は
後述するが、ローゼットとシリコン酸化膜との界面を介
して、Sbの拡散源であるSbシリカフィルム27(図
10参照)からSbがシリコン基板11に拡散するため
であろうと思われる。このような不要な不純物拡散層3
3は、トランジスタの耐圧を低下させる原因や、半導体
装置の製造歩留を低下させる原因となるし、また、この
ような不要な不純物拡散層33が素子間分離用のP型拡
散層17(図7参照)直下に生じた場合は素子間分離が
満足に行えなくなる場合も生じるので、ローゼットの発
生を防止若しくは低減できる技術が望まれる。
【0010】なお、ローゼットは、図8を用いて説明し
た形成方法においてのみ生じるのではなく、いわゆるツ
ーゾーン法と称される熱処理方法(第1の予備加熱炉で
Sb2 3 のガスを発生させこれを第2の加熱炉へ送り
込みこの第2の加熱炉に予め入れておいた試料表面にこ
のSb2 3 ガスを付着させて熱処理する方法)におい
ても生じる。さらに、ローゼットはN型埋め込み拡散層
を形成する場合に限って生じるものではなくシリコン酸
化膜をマスクとしアンチモンを拡散させて不純物拡散層
を形成する場合に広く生じると考えられる。
【0011】ここで、ローゼット31及び不要な不純物
拡散層33が生じるメカニズムは、以下に説明するよう
なものであろうと、この出願に係る発明者は考える。
【0012】先ずローゼットの成因であるが、Sbシリ
カフィルムを塗布した後の試料(図8(C)参照)に対
しなされる高温の熱処理においてシリコン酸化膜が一部
結晶化するためと考える。この結晶化は次のようなこと
が原因で生じると考えられる。N型埋め込み拡散層13
を形成する際にアンチモンの拡散阻止膜とされるシリコ
ン酸化膜25はもともとP型シリコン基板11を酸化し
て形成したものであるからその組成はSiO2 すなわち
ガラスである。このガラスは、相平衡図における液相温
度以下の温度では同組成の結晶体にくらべて熱力学的に
不安定な状態であるため、大なり小なり結晶体に変化す
る可能性を有している。従ってガラスを液相温度以下の
適当な温度範囲に保持すると結晶が析出する。ところ
が、SiO2 の融点は周知の通り1713℃であり、こ
れに対しアンチモンを基板に拡散させるための熱処理温
度は上述したように1150〜1250℃程度(高くも
1280℃)であるから、一見、この熱処理においては
シリコン酸化膜25は融点に達しないように思える。し
かし、SiO2 −Sb2 3 系のガラスでは、図11
(A)に示したように、その融点(軟化点)がSiO2
中のSb2 3 のモル濃度の増加と共に低下することが
知られている。そして、Sbシリカフィルム27とシリ
コン酸化膜25(図10参照)との界面ではSiO2
Sb2 3 系ガラスが存在し、しかも、Sb2 3 のモ
ル濃度が高い状態のSiO2 −Sb2 3系ガラスとし
て存在していると考えられ、かつ、そのガラスは液相状
態(粘度が極度に低下した状態)になっていると考えら
れる。したがって、試料の熱処理が進み上記SiO2
Sb2 3 系ガラス部分からそれ以外の領域にSb2
3 が拡散してガラス部分のモル濃度が低下すると、この
SiO2 −Sb2 3 系ガラスは再び固化する。この固
化のとき、後に説明する「結晶核」という結晶化促進要
因と共にこのガラス部分は結晶化してローゼットとなる
ものと考えられる。また、このような結晶化が生じた部
分はその密度が増加(体積が減少)するためローゼット
とシリコン酸化膜との界面は脆弱となるからこの界面は
アンチモンの拡散経路になり易くなりここを介してアン
チモンがシリコン基板側に拡散し、この結果不要な不純
物拡散層が形成されると考える。
【0013】また、上述のローゼットの発生メカニズム
から考えるに、ローゼットの発生を防止若しくは軽減す
る方法として次のようなことも考えられる。
【0014】文献I(ガラス光学ハンドブック(朝倉書
店p.255〜)によると、結晶の生成過程は、(1).結
晶核の形成、(2) 生じた結晶核の成長という、2つの過
程に分けて考えると良いとされている。さらに、(1) の
結晶核の形成は、過冷却度と原子の拡散との2つの因子
に支配され、そして、これら2つの因子はいずれも温度
の関数であるとされている。さらに、形成される結晶核
の数は図11(B)に示したように液相温度より低いあ
る温度で極大値をとり、また結晶核の数が極大値を示す
温度は、Sbをシリコン基板に拡散させる際の上記温度
1150〜1250℃に比べ充分低いと考えて良いとさ
れている。さらに、上記文献Iによると、ガラス中に
金、銀、銅、酸化チタン、酸化ジルコニウムなどの異種
物質が微細な粒子として存在する場合は、ガラスの結晶
化はその粒子の表面から容易に始まるとされている。ま
た、結晶化を促進するうえで上記異種物質は次の性質を
具えることが好ましいとされている。
【0015】(a).異種物質とガラス相との間の界面エネ
ルギーが低いこと即ち異種物質粒子がガラスによって濡
らされ易いこと。
【0016】(b).異種物質の結晶構造および格子間距離
がこの異種物質上に析出する結晶のそれと似ているこ
と。
【0017】これは逆に言えば、このような異種物質粒
子が少ない程ローゼットの発生率は低下するといえる。
このことは、この出願に係る発明者がN型埋め込み拡散
層の形成に当たり試料を充分に洗浄して試料上のパーテ
イクルを減少させる努力を行うとローゼットの発生数が
減少したことからも、うかがえる。しかし、パーティク
ル(結晶核となる危険がある種物質粒子)を低減するこ
とでローゼットの発生を防止若しくは軽減するのは抜本
的な対策とはいえない。
【0018】また、上記(2).で述べた結晶核の成長につ
いてであるが、上記文献Iによると、結晶成長速度Aは
次の(1)式で示される。ただし、(1)式中χは凝固
熱、U’は原子の拡散に関係した活性化エネルギー、T
l は液相温度、Tは処理温度、Cは定数である。
【0019】
【数1】
【0020】つまり、液相温度Tl と処理温度Tとの差
が少ないほど結晶は成長する訳である。これは逆に言え
ば、不純物拡散層を形成するためになされる熱処理にお
いて熱処理温度を、刻々と変化するSb2 3 のモル濃
度にあわせて(Tl −T)の値が大きくなるように制御
するようにすれば、結晶成長速度を抑えることができこ
の結果ローゼットの発生を防止若しくは軽減できること
になる。しかし、現実には不純物拡散層形成の為の熱処
理の途中でSb2 3 のモル濃度を知ることは難しく上
記温度制御をすることは困難である。
【0021】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの発明の目的は、不純物としてアン
チモンを用いシリコン基板に不純物拡散層を形成する際
にローゼットの発生を防止若しくは従来よりその発生数
を低減できる方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明では、不純物としてアンチモン(Sb)を
用いシリコン基板に不純物拡散層を形成するに当たり、
以下の3つの方法を主張する。
【0023】(I)第一の方法として、シリコン基板表
面にシリコン酸化膜を形成する工程と、該シリコン酸化
膜上にレジスト層を形成する工程と、該レジスト層に前
述のシリコン酸化膜の所定部分を露出するための窓を形
成する工程と、該窓形成済みのレジスト層をマスクとし
て前述のシリコン酸化膜に開口部を形成する工程と、該
開口部が形成された試料であって前述のレジスト層を有
した状態の試料にアンチモンをイオン注入法により導入
する工程と、前述の導入されたアンチモンの活性化の熱
処理を行う前に前述のレジスト層を除去する工程とを含
むことを特徴とする不純物拡散層の形成方法。
【0024】(II)第二の方法として、シリコン基板表
面にシリコン酸化膜を形成する工程と、該シリコン酸化
膜に選択的に開口部を形成する工程と、該開口部が形成
されたシリコ酸化膜上方からこの試料にアンチモンをイ
オン注入法により導入する工程と、前述の導入されたア
ンチモンの活性化の熱処理を行う前に前述のシリコン酸
化膜をその表面から少なくとも前述のアンチモンが導入
されている領域を含む部分まで除去する工程とを含むこ
とを特徴とする不純物拡散層の形成方法。
【0025】(III )第三の方法として、前述の第二の
方法において、シリコン酸化膜に選択的に開口部を形成
するための前述の工程と、アンチモンを導入するための
前述のイオン注入工程との間に、前述の開口部から露出
するシリコン基板部分表面に前述のシリコン酸化膜の膜
厚より薄い膜厚の第2のシリコン酸化膜を形成する工程
をさらに具えたことを特徴とする不純物層の形成方法。
【0026】なお、この発明において、シリコン基板と
は、シリコン基板そのものの場合、シリコン基板上にエ
ピタキシャル層が形成されている基板の場合、シリコン
基板以外の基板上にシリコンエピタキシャル層が形成さ
れている基板の場合、これら基板に他の構成成分が作り
込まれている中間体の場合等、シリコン部分有し不純物
拡散層を形成したい種々のものであることができる。
【0027】
【作用】この発明の第一〜第三の各方法では、不純物拡
散層形成の為の不純物であるアンチモンをイオン注入法
によってシリコン基板に導入し、かつ、この導入された
アンチモンの活性化の熱処理を行う前に、上記第一の方
法にあってはイオン注入のマスクとされたレジスト層を
除去し、また、上記第二の方法及び第三の方法にあって
はイオン注入のマスクとされたシリコン酸化膜を所定厚
さ分除去する。このため、アンチモンを活性化するため
の熱処理を行う前の段階で、試料の不純物拡散層形成予
定領域以外の領域からアンチモンを除去できる。
【0028】また、第2のシリコン酸化膜を形成する工
程をさらに具えた第三の方法の構成では、この第2のシ
リコン酸化膜を通した状態でシリコン基板の不純物拡散
層形成予定領域にアンチモンをイオン注入できる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の不純物拡散
層の形成方法の実施例について説明する。しかしなが
ら、説明に用いる各図はこの発明を理解できる程度に各
構成成分の寸法、形状及び配置関係を概略的に示してあ
るにすぎない。また、説明に用いる各図において、同様
な構成成分については同一の符号を付して示しその重複
説明を省略する。また、以下の説明中で延べる処理時
間、温度、膜厚、イオン打ち込み条件などの数値的条件
はこの発明を理解するための一例にすぎないことは理解
されたい。
【0030】1.第一の方法の説明 1−1.実施例 図1(A)〜(C)及び図2(A)〜(C)はこの発明
の第一の方法の実施例の説明に供する工程図である。い
ずれも主な工程での試料を基板の厚さ方向に沿って切っ
た断面図によって示したものである(以下の図3〜図6
において同じ。)。
【0031】先ず、シリコン基板として例えばP型シリ
コン基板41を用意する。次に、このP型シリコン基板
41を1000℃の温度のウエット酸素雰囲気中で10
0分間処理して膜厚が500nmのシリコン酸化膜43
を得る(図1(A))。
【0032】次に、このシリコン酸化膜43上にレジス
ト層としてこの場合フォトレジスト層45を2000n
mの膜厚となるように塗布する(図1(B))。
【0033】次に、このレジスト層45に、公知のフォ
トリソグラフィ技術を用いて前記シリコン酸化膜43の
所定部分(シリコン基板の不純物拡散層形成予定領域と
対向する部分)を露出するための窓45aを、形成す
る。次いで、この窓45a形成済みのレジスト層45を
マスクとしてシリコン酸化膜43に開口部43aを形成
する。ここまでの工程が終了すると、シリコン基板41
の不純物拡散層形成予定領域41aが露出される(図1
(C))。
【0034】次に、この開口部45aが形成された試料
であってレジスト層45を有した状態の試料にアンチモ
ンをイオン注入法により導入する。このイオン注入をこ
の実施例では、エネルギー40KeVでかつドーズ量2
×1015ions/cm2 の条件で行う。このイオン注入に
おいてアンチモンは、不純物拡散層形成予定領域41a
にあってはシリコン基板中に所望の通り導入されるが、
それ以外の領域ではレジスト層45中に導入される(図
2(A))。なお、図2(A)において、アンチモンは
X印によって模式的に示してある(以下の同様な図にお
いて同じ。)次に、レジスト層45を除去する(図2
(B))。レジスト層45に打ち込まれていたアンチモ
ンはこのレジスト層を除去する際にいっしょに除去され
るので、試料の不純物拡散層形成予定領域41a以外の
領域からアンチモンを除去できる。したがって、シリコ
ン酸化膜43上にアンチモンが残存することを防止でき
る。
【0035】次に、この試料を1150℃の不活性ガス
雰囲気中で12時間処理する(ドライブインする)。こ
の結果、シリコ基板41の所定部分にN型不純物拡散層
47が形成できる。この実施例で形成されたN型不純物
拡散層47はシート抵抗ρSが30Ω/□で、深さxj
が2.5μmのものであった。また、この実施例の方法
でN型不純物拡散層47を形成した後の試料についてロ
ゼットの発生個数を顕微鏡により観察したところ、0個
/cm2 であることが分かった。
【0036】1−2.比較例 比較例として、図8を用いて説明した従来方法(Sbシ
リカフィルムをアンチモンの拡散源として用いる方法)
によりシリコン基板にN型不純物拡散層する。この比較
例の方法でN型不純物拡散層47を形成した後の試料に
ついてロゼットの発生個数を顕微鏡により観察したとこ
ろ、40.8個/cm2 であることが分かった。
【0037】2.第二の方法の説明 次に、この発明の第二の方法の実施例について説明す
る。図3(A)〜(C)及び図4(A)〜(C)はその
説明に供する工程図である。
【0038】この第二の方法の実施例では、第一の方法
の実施例において図1(A)〜(C)を参照して説明し
た手順と同様な手順によって、シリコン基板41表面に
シリコン酸化膜43を形成し、さらに、このシリコン酸
化膜43に選択的に開口部43aを形成する。そして、
レジスト層45を除去する(図3(A)〜(C))。な
お、シリコン酸化膜43の厚さは、後に行われるアンチ
モンのイオン注入においてこのシリコン酸化膜43下の
シリコン基板部分にアンチモンが達することを阻止でき
る厚さとする。
【0039】次に、この開口部43aが形成されたシリ
コン酸化膜43上方からこの試料にアンチモンをイオン
注入法により導入する。このイオン注入をこの実施例で
は、第一の方法の実施例と同様に、エネルギー40Ke
Vでかつドーズ量2×1015ions/cm2 の条件で行
う。このイオン注入においてアンチモンは、不純物拡散
層形成予定領域41aにあってはシリコン基板中に所望
の通り導入されるが、それ以外の領域ではシリコン酸化
膜43中にある深さまで分布する。この場合(図のイオ
ン注入条件であると、シリコン酸化膜43中のアンチモ
ンの分布のピーク領域Rp がシリコン酸化膜43表面か
ら約19nmの深さの位置になるように分布する。
【0040】次に、前記導入されたアンチモンの活性化
の熱処理を行う前にシリコン酸化膜43をその表面から
少なくとも前記アンチモンが導入されている領域を含む
部分まで除去する(図4(B))。この実施例では、5
%のフッ酸中に試料を浸漬し、酸化膜43の表面からア
ンチモン原子が上記イオン注入では達していない領域ま
で(シリコン酸化膜43の厚さが図中t1 からt2 (t
2 はt2 <t1 を満足する所定の厚さとなるまで)シリ
コン酸化膜43をエッチングする。シリコン酸化膜43
に打ち込まれていたアンチモンはこのシリコン酸化膜の
一部除去においていっしょに除去されるので、試料の不
純物拡散層形成予定領域41a以外の領域からアンチモ
ンを除去できる。なお、図4(B)以降において、表面
から所定厚さに部分エッチングされたシリコン酸化膜は
43xを付して示す。
【0041】次に、この試料を第一の方法の場合と同様
に1150℃の不活性ガス雰囲気中で12時間処理する
(ドライブインする)。この結果、シリコン基板41の
所定部分にN型不純物拡散層47が形成できる(図4
(C))。この実施例で形成されたN型不純物拡散層4
7も、第一の方法の実施例と同様、シート抵抗ρS が3
0Ω/□で、深さxj が2.5μmのものであった。ま
た、この実施例の方法でN型不純物拡散層47を形成し
た後の試料についてロゼットの発生個数を顕微鏡により
観察したところ、第一の方法と同様、0個/cm2 であ
ることが分かった。
【0042】この第二の方法の場合、アンチモンイオン
を注入する際にプロテクト膜としてレジスト層を用いな
いで済むのでレジスト中に含まれているNa(ナトリウ
ム)やカーボンがノックオン現象と称される現象によっ
てN型不純物拡散層形成予定領域41aに注入されるこ
とがない。その点で第一の方法よりさらに優れる。
【0043】3.第三の方法の説明 上述の第二の方法の実施例ではシリコン基板41の不純
物拡散層形成予定領域41aを露出した状態でアンチモ
ンイオンをこの領域41aに注入していた。この場合は
いわゆるチャネリング効果により不純物プロファイルが
制御しずらい場合が生じる。この第三の方法はそれを改
善する。図5(A)〜(C)及び図6(A)、(B)は
この第三の方法の実施例の説明に供する工程図である。
【0044】先ず、第二の方法において図3(A)〜
(C)を参照して説明した手順と同様な手順で、シリコ
ン基板41にシリコン酸化膜43を形成しさらにこのシ
リコン酸化膜43に所定の開口部43aを形成する(図
5(A))。
【0045】次に、この試料を950℃の温度のドライ
酸素中で15分間処理し膜厚が10nmの第2のシリコ
ン酸化膜49を得る(図5(B))。なお、この第2の
シリコン酸化膜の膜厚は、イオン注入においてアンチモ
ンをシリコン基板に注入できる膜厚でかつチャネリング
の抑制に好適な膜厚であればこの10nmという膜厚に
限られない。
【0046】次に、シリコン酸化膜43上方からこの試
料にアンチモンをイオン注入法により導入する。このイ
オン注入をこの実施例では、第一及び第二の方法の実施
例と同様に、エネルギー40KeVでかつドーズ量2×
1015ions/cm2 の条件で行う。このイオン注入にお
いてアンチモンは、不純物拡散層形成予定領域41aに
あっては第2のシリコン酸化膜49を通してシリコン基
板中に所望の通り導入されるが、それ以外の領域では第
二の方法の実施例と同様シリコン酸化膜43中に導入さ
れる(図5(C))。
【0047】その後、上述の第二の方法の実施例と同様
に、シリコン酸化膜43をその表面から少なくともアン
チモンが導入されている領域を含む部分まで除去し(図
6(A))、その後、ドライブインすることにより、N
型不純物拡散層47を得る(図6(B))。
【0048】この第三の方法は、第二の方法に比べチャ
ネリング効果の影響を低減できるので、第二の方法の場
合より深さ方向の不純物プロファイルのバラツキが低減
できるという効果が得られる。
【0049】上述においてはこの発明の不純物拡散層の
形成方法の各実施例について説明したが、この発明は上
述の実施例に限られない。たとえば、上述の実施例では
P型シリコン基板にN型不純物拡散層を形成する例を述
べたが、N型シリコン基板にこの基板のN型不純物濃度
よりさらに高濃度のN型領域を形成する場合、或いは既
に形成されているN型不純物拡散層中にさらに高濃度の
N型領域を形成する場合などにも広く適用できる。
【0050】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の不純物拡散層の形成方法によれば、アンチモンを
イオン注入法によってシリコン基板に導入し、かつ、こ
の導入されたアンチモンの活性化の熱処理を行う前にイ
オン注入の際に用いたマスクに所定の処理を行うので、
アンチモンを活性化するための熱処理を行う前の段階で
試料の不純物拡散層形成予定領域以外の領域すなわちマ
スクとされるシリコン酸化膜上からアンチモンを除去で
きる。このためSiO2 −Sb2 3 の界面で生じると
されるSiO2 の結晶化はそもそも生じないと考えられ
るから、ローゼットの発生を防止若しくは従来より低減
できる。
【0051】また、第2のシリコン酸化膜を形成する工
程をさらに具えた構成では、この第2のシリコン酸化膜
を通した状態でシリコン基板の不純物拡散層形成予定領
域にアンチモンをイオン注入できる。このため、チャネ
リング効果が低減できるので、ローゼツトの発生を防止
若しくは従来より低減できることに加え、不純物拡散層
の深さ方向のバラツキをより改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、この発明の第一の方法の説
明に供する工程図である。
【図2】(A)〜(C)は、この発明の第一の方法の説
明に供する図1に続く工程図である。
【図3】(A)〜(C)は、この発明の第二の方法の説
明に供する工程図である。
【図4】(A)〜(C)は、この発明の第二の方法の説
明に供する図3に続く工程図である。
【図5】(A)〜(C)は、この発明の第三の方法の説
明に供する工程図である。
【図6】(A)及び(B)は、この発明の第三の方法の
説明に供する図5に続く工程図である。
【図7】従来技術の説明に供する図であり、アンチモン
を不純物として用いて形成されるN型不純物拡散層を有
する半導体装置例としてのバイポーラトランジスタを示
した断面図である。
【図8】(A)〜(D)は、従来技術の説明に供する図
であり、従来の不純物拡散層の形成方法の説明に供する
工程図である。
【図9】従来技術の問題点の説明に供する図であり、ロ
ーゼットの説明に供する図である。
【図10】従来技術の問題点の説明に供する図であり、
ローゼット及び不要な不純物拡散層の説明に供する図で
ある。
【図11】(A)及び(B)は、ローゼットの発生メカ
ニズムの説明に供する図である。
【符号の説明】
41:シリコン基板 43:シリコン酸化膜 43a:シリコン酸化膜に形成された開口部 43x:表面から所定厚さエッチングされたシリコン酸
化膜 45:レジスト層 45a:レジスト層に形成さ
れた窓 47:N型不純物拡散層 49:第2のシリコン酸化膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不純物としてアンチモン(Sb)を用
    い、シリコン基板に不純物拡散層を形成するに当たり、 シリコン基板表面にシリコン酸化膜を形成する工程と、 該シリコン酸化膜上にレジスト層を形成する工程と、 該レジスト層に前記シリコン酸化膜の所定部分を露出す
    るための窓を形成する工程と、 該窓形成済みのレジスト層をマスクとして前記シリコン
    酸化膜に開口部を形成する工程と、 該開口部が形成された試料であって前記レジスト層を有
    した状態の試料にアンチモンをイオン注入法により導入
    する工程と、 前記導入されたアンチモンの活性化の熱処理を行う前に
    前記レジスト層を除去する工程とを含むことを特徴とす
    る不純物拡散層の形成方法。
  2. 【請求項2】 不純物としてアンチモン(Sb)を用
    い、シリコン基板に不純物拡散層を形成するに当たり、 シリコン基板表面にシリコン酸化膜を形成する工程と、 該シリコン酸化膜に選択的に開口部を形成する工程と、 該開口部が形成されたシリコン酸化膜上方からこの試料
    にアンチモンをイオン注入法により導入する工程と、 前記導入されたアンチモンの活性化の熱処理を行う前に
    前記シリコン酸化膜をその表面から少なくとも前記アン
    チモンが導入されている領域を含む部分まで除去する工
    程とを含むことを特徴とする不純物拡散層の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の不純物拡散層の形成方
    法において、 シリコン酸化膜に選択的に開口部を形成するための前記
    工程と、アンチモンを導入するための前記イオン注入工
    程との間に、 前記開口部から露出するシリコン基板部分表面に前記シ
    リコン酸化膜の膜厚より薄い膜厚の第2のシリコン酸化
    膜を形成する工程をさらに具えたことを特徴とする不純
    物拡散層の形成方法。
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