JPH0633004A - 艶消電着塗装用樹脂組成物 - Google Patents
艶消電着塗装用樹脂組成物Info
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- JPH0633004A JPH0633004A JP21323192A JP21323192A JPH0633004A JP H0633004 A JPH0633004 A JP H0633004A JP 21323192 A JP21323192 A JP 21323192A JP 21323192 A JP21323192 A JP 21323192A JP H0633004 A JPH0633004 A JP H0633004A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 物理的性質の優れた塗膜を形成する電着塗料
用樹脂組成物を得る。 【構成】 (a)ビニル系シリコンマクロマーを0.1
〜10.0重量%含むα,β−エチレン性不飽和ポリカ
ルボン酸樹脂及び(b)アルコキシル化メチロールメラ
ミンを塗膜形成成分とし、この(a)成分及び(b)成
分を含有する水系エマルジョンを加熱して得られる生成
物を含有する組成物であることを特徴とする艶消塗装用
樹脂組成物。 【効果】 塗膜の表面滑性、撥水性に優れ、その結果と
して結露防止性、耐スリキズ性が著しく向上する。
用樹脂組成物を得る。 【構成】 (a)ビニル系シリコンマクロマーを0.1
〜10.0重量%含むα,β−エチレン性不飽和ポリカ
ルボン酸樹脂及び(b)アルコキシル化メチロールメラ
ミンを塗膜形成成分とし、この(a)成分及び(b)成
分を含有する水系エマルジョンを加熱して得られる生成
物を含有する組成物であることを特徴とする艶消塗装用
樹脂組成物。 【効果】 塗膜の表面滑性、撥水性に優れ、その結果と
して結露防止性、耐スリキズ性が著しく向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性物品、たとえば
アルミニウム建材に艶消被膜を形成するための艶消電着
塗装用樹脂組成物に関する。
アルミニウム建材に艶消被膜を形成するための艶消電着
塗装用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、艶消塗膜を形成する方法として、
特公昭60−19942号公報が長年にわたり実施され
ている。前記発明を概説すると、樹脂組成物が(a)
α,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂及び
(b)アルコキシル化メチロールメラミンを塗膜形成成
分とし、この(a)成分及び(b)成分を含有する水系
エマルジョンを加熱して得られる生成物を含有する組成
物であることを特徴とする艶消塗装用樹脂組成物であ
り、刷毛塗り、浸漬、スプレー、静電、電着塗装などい
かなる塗装手段を用いても艶消塗膜が形成でき、特に電
着塗装した場合、艶戻り現象は生起せず、得られる塗膜
の光沢値は60゜鏡面光沢の測定で10%未満の値が得
られ、極めて光沢の低い且つきめの細かい上品な艶消塗
膜外観が得られるという効果を奏する。
特公昭60−19942号公報が長年にわたり実施され
ている。前記発明を概説すると、樹脂組成物が(a)
α,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂及び
(b)アルコキシル化メチロールメラミンを塗膜形成成
分とし、この(a)成分及び(b)成分を含有する水系
エマルジョンを加熱して得られる生成物を含有する組成
物であることを特徴とする艶消塗装用樹脂組成物であ
り、刷毛塗り、浸漬、スプレー、静電、電着塗装などい
かなる塗装手段を用いても艶消塗膜が形成でき、特に電
着塗装した場合、艶戻り現象は生起せず、得られる塗膜
の光沢値は60゜鏡面光沢の測定で10%未満の値が得
られ、極めて光沢の低い且つきめの細かい上品な艶消塗
膜外観が得られるという効果を奏する。
【0003】前記発明の樹脂組成物を電着塗装用塗料と
して使用した場合、艶消塗膜を形成する理由はまだ究明
されていないが、樹脂組成物中にα,β−エチレン性不
飽和ポリカルボン酸樹脂とアルコキシル化メチロールメ
ラミンとの高分子量反応生成物が混在することが、艶消
塗膜の形成に関与するものと推定される。
して使用した場合、艶消塗膜を形成する理由はまだ究明
されていないが、樹脂組成物中にα,β−エチレン性不
飽和ポリカルボン酸樹脂とアルコキシル化メチロールメ
ラミンとの高分子量反応生成物が混在することが、艶消
塗膜の形成に関与するものと推定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記発明
においては、塗膜の物理的性能において次第に厳しく要
求されてくる性質、例えば耐スリキズ性等は必ずしも満
足できるものではなかった。本発明は、前記した従来電
着塗料の問題点を解消し、特性の優れた電着塗装用樹脂
組成物を提供することを目的としている。
においては、塗膜の物理的性能において次第に厳しく要
求されてくる性質、例えば耐スリキズ性等は必ずしも満
足できるものではなかった。本発明は、前記した従来電
着塗料の問題点を解消し、特性の優れた電着塗装用樹脂
組成物を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、本発
明者等は耐スリキズ性等塗膜の物理的性能を向上させる
条件について鋭意研究を重ねた結果、電着塗装用樹脂組
成物のアクリル共重合体の必須成分として、ビニル系シ
リコンマクロマーを使用することにより塗膜の物理的性
能、すなわち電着塗膜の表面滑性、撥水性が著しく向上
することが起因して結露防止性、耐スリキズ性等が著し
く改善されるという知見を得て、本発明を完成するに至
った。
明者等は耐スリキズ性等塗膜の物理的性能を向上させる
条件について鋭意研究を重ねた結果、電着塗装用樹脂組
成物のアクリル共重合体の必須成分として、ビニル系シ
リコンマクロマーを使用することにより塗膜の物理的性
能、すなわち電着塗膜の表面滑性、撥水性が著しく向上
することが起因して結露防止性、耐スリキズ性等が著し
く改善されるという知見を得て、本発明を完成するに至
った。
【0006】すなわち、本発明は樹脂組成物が、(a)
ビニル系シリコンマクロマーを0.1〜10.0重量%
含むα,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂及び
(b)アルコキシル化メチロールメラミンを塗膜形成成
分とし、この(a)成分及び(b)成分を親水性塩基で
部分的に中和した後、水を添加しエマルジョン化した
後、加熱して得られる生成物を含有する組成物であるこ
とを特徴とする艶消電着塗装用樹脂組成物を要旨として
いる。
ビニル系シリコンマクロマーを0.1〜10.0重量%
含むα,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂及び
(b)アルコキシル化メチロールメラミンを塗膜形成成
分とし、この(a)成分及び(b)成分を親水性塩基で
部分的に中和した後、水を添加しエマルジョン化した
後、加熱して得られる生成物を含有する組成物であるこ
とを特徴とする艶消電着塗装用樹脂組成物を要旨として
いる。
【0007】
【作用】本発明の構成と作用を説明する。本発明で使用
するα,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂は、
(イ)α,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸3〜3
0重量%、(ロ)α,β−エチレン性不飽和カルボン酸
のヒドロキシアルキル含有エステル又はアミド若しくは
アミド誘導体5〜30重量%、(ハ)α,β−エチレン
性不飽和カルボン酸のアルキルエステル30〜80重量
%、(ニ)ビニル系シリコンマクロマー0.1〜10.
0重量%、(ホ)その他の共重合性単量体0〜20重量
%よりなり総量が100重量%となるように配合した単
量体組成を反応させて得られるものであって、酸価10
〜200のものが好ましい。
するα,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂は、
(イ)α,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸3〜3
0重量%、(ロ)α,β−エチレン性不飽和カルボン酸
のヒドロキシアルキル含有エステル又はアミド若しくは
アミド誘導体5〜30重量%、(ハ)α,β−エチレン
性不飽和カルボン酸のアルキルエステル30〜80重量
%、(ニ)ビニル系シリコンマクロマー0.1〜10.
0重量%、(ホ)その他の共重合性単量体0〜20重量
%よりなり総量が100重量%となるように配合した単
量体組成を反応させて得られるものであって、酸価10
〜200のものが好ましい。
【0008】本発明に好適な(イ)α,β−エチレン性
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、α−クロロア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン
酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン
酸、メサコン酸等の単独又は混合物あるいは少なくとも
1個ののカルボキシル基を有するそれらの官能性誘導体
例えば不飽和の重合性のジ−又はポリ−カルボン酸の部
分的エステル又はアミドである。
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、α−クロロア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン
酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコン
酸、メサコン酸等の単独又は混合物あるいは少なくとも
1個ののカルボキシル基を有するそれらの官能性誘導体
例えば不飽和の重合性のジ−又はポリ−カルボン酸の部
分的エステル又はアミドである。
【0009】次に(ロ)α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸のヒドロキシアルキル含有エステル又はアミド若
しくはアミド誘導体としては、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシジエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルアク
リレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4
−ヒドロキシブチルメタクリレート、ジエチレングリコ
ールモノアクリレート、ジエチレングリコールモノメタ
クリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチ
ロールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、
アルコキシメチロールアクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド、ジアセトンメタクリルアミドなどがある。
ボン酸のヒドロキシアルキル含有エステル又はアミド若
しくはアミド誘導体としては、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシジエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルアク
リレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4
−ヒドロキシブチルメタクリレート、ジエチレングリコ
ールモノアクリレート、ジエチレングリコールモノメタ
クリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチ
ロールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、
アルコキシメチロールアクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド、ジアセトンメタクリルアミドなどがある。
【0010】また(ハ)α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸のアルキルエステルの例としては、メチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、
エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n
−プロピルメタクリレート、イソプロピルフクリレー
ト、イソプロピルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラ
ウリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ステ
アリルメタクレリート、ヘキシルアクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、ヘプチルアクリレート、
ヘプチルメタクリレートなどがあり、アルキル基内に炭
素原子約20までを有する同様なエステルが使用でき
る。
ボン酸のアルキルエステルの例としては、メチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、
エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n
−プロピルメタクリレート、イソプロピルフクリレー
ト、イソプロピルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラ
ウリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ステ
アリルメタクレリート、ヘキシルアクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、ヘプチルアクリレート、
ヘプチルメタクリレートなどがあり、アルキル基内に炭
素原子約20までを有する同様なエステルが使用でき
る。
【0011】そして(ニ)本発明のα,β−エチレン性
不飽和ポリカルボン酸樹脂を構成する必須成分のビニル
系シリコンマクロマーとしては、化1(信越化学工業製
X−24−8200,X−24−8201)または化
2(信越化学工業製 X−24−8202)がある。
不飽和ポリカルボン酸樹脂を構成する必須成分のビニル
系シリコンマクロマーとしては、化1(信越化学工業製
X−24−8200,X−24−8201)または化
2(信越化学工業製 X−24−8202)がある。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】
【0014】ビニル系シリコンマクロマーが0.1重量
%未満では、表面滑性や撥水性の効果がなく、他方1
0.0重量%を超えると塗膜にはじき現象が生じたり、
塗膜の密着性を低下させたりする欠点を生ずるので好ま
しくない。
%未満では、表面滑性や撥水性の効果がなく、他方1
0.0重量%を超えると塗膜にはじき現象が生じたり、
塗膜の密着性を低下させたりする欠点を生ずるので好ま
しくない。
【0015】(ホ)その他の共重合性単量体としては、
スチレン、α−アルキルスチレン、α−クロロスチレ
ン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等
がある。 (ヘ)アルコキシル化メチロールメラミンはメチロール
基の少なくとも一部を低級アルコールでアルコキシル化
したものであればよい。
スチレン、α−アルキルスチレン、α−クロロスチレ
ン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等
がある。 (ヘ)アルコキシル化メチロールメラミンはメチロール
基の少なくとも一部を低級アルコールでアルコキシル化
したものであればよい。
【0016】(ト)低級アルコールとしては、メチルア
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、ブチルアルコール等の1種また
は2種以上を使用する。
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、ブチルアルコール等の1種また
は2種以上を使用する。
【0017】本発明の艶消塗装用樹脂組成物における前
記α,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂と、ア
ルコキシル化メチロールメラミンとの実用的な組成割合
は、α,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂5〜
95重量部、アルコキシル化メチロールメラミン95〜
5重量部の範囲で使用できる。
記α,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂と、ア
ルコキシル化メチロールメラミンとの実用的な組成割合
は、α,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂5〜
95重量部、アルコキシル化メチロールメラミン95〜
5重量部の範囲で使用できる。
【0018】本発明の艶消塗装用樹脂組成物は例えば次
のような方法で製造することができる。かくはん装置、
温度計及び還流冷却器を備えた反応容器に、(a)α,
β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂、(b)アル
コキシル化メチロールメラミンを有機溶剤の存在下で混
合する。この混合時又は混合後にかくはんを続けながら
親水性塩基を添加し、更に水を加えてエマルジョン化を
行う。次いで40℃〜還流温度に昇温し更にかくはんを
続けて反応を終了する。加熱温度が低いほど、反応時間
及び/又は常温放置時間が長くなる。
のような方法で製造することができる。かくはん装置、
温度計及び還流冷却器を備えた反応容器に、(a)α,
β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹脂、(b)アル
コキシル化メチロールメラミンを有機溶剤の存在下で混
合する。この混合時又は混合後にかくはんを続けながら
親水性塩基を添加し、更に水を加えてエマルジョン化を
行う。次いで40℃〜還流温度に昇温し更にかくはんを
続けて反応を終了する。加熱温度が低いほど、反応時間
及び/又は常温放置時間が長くなる。
【0019】有機溶剤としては、例えばメタノール、エ
タノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノ
ール、t−ブタノール、ペンタノールなどのようなアル
コール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、イソ
プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、sec−ブチ
ルセロソルブなどのようなセロソルブなどを使用する。
タノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノ
ール、t−ブタノール、ペンタノールなどのようなアル
コール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、イソ
プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、sec−ブチ
ルセロソルブなどのようなセロソルブなどを使用する。
【0020】親水性塩基としてはアンモニア、モノメチ
ルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエ
チルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノ
イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソ
プロピルアミン、モノブチルアミン、ジブチルアミン、
トリブチルアミンなどのようなアルキルアミン類、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、モノ(2−ヒドロキシプロピル)アミン、ジ
(2−ヒドロキシプロピル)アミン、トリ(2−ヒドロ
キシプロピル)アミン、ジメチルアミノメタノール、ジ
エチルアミノメタノールなどのアルカノールアミン類、
エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレントリアミンなどのアルキレンポ
リアミン類、エチレンイミン、プロピレンイミンなどの
アルキレンイミン類、ピペラジン、モルホリン、ピペラ
ジン、ピリジンの他、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム等の金属水酸化物が挙げられる。
ルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエ
チルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノ
イソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソ
プロピルアミン、モノブチルアミン、ジブチルアミン、
トリブチルアミンなどのようなアルキルアミン類、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、モノ(2−ヒドロキシプロピル)アミン、ジ
(2−ヒドロキシプロピル)アミン、トリ(2−ヒドロ
キシプロピル)アミン、ジメチルアミノメタノール、ジ
エチルアミノメタノールなどのアルカノールアミン類、
エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレントリアミンなどのアルキレンポ
リアミン類、エチレンイミン、プロピレンイミンなどの
アルキレンイミン類、ピペラジン、モルホリン、ピペラ
ジン、ピリジンの他、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム等の金属水酸化物が挙げられる。
【0021】親水性塩基は、α,β−エチレン性不飽和
ポリカルボン酸樹脂のカルボキシル基に対し、モル比が
0.1〜0.8となるように添加すればよい。本発明の
艶消塗装用樹脂組成物においては、酸を配合すると反応
時間の短縮及び塗膜焼付時間の短縮がなされ、好ましい
結果が得られる。これは酸がα,β−エチレン性不飽和
ポリカルボン酸樹脂とアルコキシル化メチロールメラミ
ンとの反応生成物の生成反応を促進し、また、塗膜の加
熱焼付時に架橋触媒として働くためであると推定され
る。
ポリカルボン酸樹脂のカルボキシル基に対し、モル比が
0.1〜0.8となるように添加すればよい。本発明の
艶消塗装用樹脂組成物においては、酸を配合すると反応
時間の短縮及び塗膜焼付時間の短縮がなされ、好ましい
結果が得られる。これは酸がα,β−エチレン性不飽和
ポリカルボン酸樹脂とアルコキシル化メチロールメラミ
ンとの反応生成物の生成反応を促進し、また、塗膜の加
熱焼付時に架橋触媒として働くためであると推定され
る。
【0022】本発明で樹脂組成物に配合可能な酸として
は有機酸及び/又は無機酸がある。有機酸としてはギ
酸、酢酸、シュウ酸、スルホン酸化合物などがあり、一
方、無機酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸などが
挙げられる。本発明では、有機酸又は無機酸の少なくと
も1種類以上あるいは有機酸と無機酸との混合いずれも
使用できる。
は有機酸及び/又は無機酸がある。有機酸としてはギ
酸、酢酸、シュウ酸、スルホン酸化合物などがあり、一
方、無機酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸などが
挙げられる。本発明では、有機酸又は無機酸の少なくと
も1種類以上あるいは有機酸と無機酸との混合いずれも
使用できる。
【0023】本発明では、脂肪族スルホン酸化合物の使
用が、特に優れた効果を発揮するため好ましい。スルホ
ン酸化合物としては、脂肪族スルホン酸あるいは芳香族
スルホン酸がある。脂肪族スルホン酸としては、メタン
スルホン酸、エタンスルホン酸等のアルカンスルホン
酸、芳香族スルホン酸としては、m−ノニルベンゼンス
ルホン酸、p−デシルベンゼンスルホン酸、p−ウンデ
シルベンゼンスルホン酸、p−ドデシルベンゼンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸等のアルキルベンゼンス
ルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ジノニルナ
フタレンジスルホン酸、ジヘキシルナフタレンジスルホ
ン酸、ジヘプチルナフタレンジスルホン酸、ジオクチル
ナフタレンジスルホン酸、ジデシルナフタレンジスルホ
ン酸、などのジアルキルナフタレンスルホン酸又はジス
ルホン酸などを使用する。
用が、特に優れた効果を発揮するため好ましい。スルホ
ン酸化合物としては、脂肪族スルホン酸あるいは芳香族
スルホン酸がある。脂肪族スルホン酸としては、メタン
スルホン酸、エタンスルホン酸等のアルカンスルホン
酸、芳香族スルホン酸としては、m−ノニルベンゼンス
ルホン酸、p−デシルベンゼンスルホン酸、p−ウンデ
シルベンゼンスルホン酸、p−ドデシルベンゼンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸等のアルキルベンゼンス
ルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ジノニルナ
フタレンジスルホン酸、ジヘキシルナフタレンジスルホ
ン酸、ジヘプチルナフタレンジスルホン酸、ジオクチル
ナフタレンジスルホン酸、ジデシルナフタレンジスルホ
ン酸、などのジアルキルナフタレンスルホン酸又はジス
ルホン酸などを使用する。
【0024】酸の配合は任意になされ、その添加は塗膜
形成成分の混合時又は混合後例えば親水性塩基の添加前
に行えばよい。また酸を添加するにあたり、疎水性塩基
と同時に別別に添加してもよく、これらの場合は、酸単
独添加と同じ効果が得られる。
形成成分の混合時又は混合後例えば親水性塩基の添加前
に行えばよい。また酸を添加するにあたり、疎水性塩基
と同時に別別に添加してもよく、これらの場合は、酸単
独添加と同じ効果が得られる。
【0025】本発明において酸の中和に疎水性塩基を使
用する理由は、酸は通常塩基により中和され水溶化する
が、疎水性塩基を用いると中和されても疎水化してお
り、このような疎水化した中和物は塗膜形成成分の樹脂
中に包含される形となるため塗料をイオン交換処理して
も除去されず、したがって連続稼動によっても塗料中の
酸の量の変動を小さく保持するためである。
用する理由は、酸は通常塩基により中和され水溶化する
が、疎水性塩基を用いると中和されても疎水化してお
り、このような疎水化した中和物は塗膜形成成分の樹脂
中に包含される形となるため塗料をイオン交換処理して
も除去されず、したがって連続稼動によっても塗料中の
酸の量の変動を小さく保持するためである。
【0026】前記酸又は塩含有物は樹脂組成物の塗膜形
成成分に対し10重量%以内好ましくは5重量%以内、
特に好ましくは1.0重量%以内の量を添加することが
適当である。これは、得られる艶消塗膜の優れた物理的
性質を保持するために必要なことである。
成成分に対し10重量%以内好ましくは5重量%以内、
特に好ましくは1.0重量%以内の量を添加することが
適当である。これは、得られる艶消塗膜の優れた物理的
性質を保持するために必要なことである。
【0027】前記疎水性塩基としては、水難溶性又は水
不溶性のものが特に好ましい。その例としては、長鎖ア
ルキルアミン又はアルキル基含有アミン等がある。本発
明の艶消塗装用樹脂組成物は、樹脂固形分濃度が3〜5
0重量%の範囲で使用でき、各種塗装手段により適当な
濃度に水で希釈して使用すればよい。その際、常用の着
色剤その他塗料用添加剤を混合して使用することもでき
る。
不溶性のものが特に好ましい。その例としては、長鎖ア
ルキルアミン又はアルキル基含有アミン等がある。本発
明の艶消塗装用樹脂組成物は、樹脂固形分濃度が3〜5
0重量%の範囲で使用でき、各種塗装手段により適当な
濃度に水で希釈して使用すればよい。その際、常用の着
色剤その他塗料用添加剤を混合して使用することもでき
る。
【0028】また、本発明の艶消塗装用樹脂組成物は、
光沢に優れる塗膜を形成する塗料組成物と混合して、得
られる塗膜の光沢を任意に調整することもできる。この
ように調整した艶消塗料で被塗物を塗装すると被塗物の
材質、形状、大きさにかかわらず均一な艶消塗膜が形成
できる。
光沢に優れる塗膜を形成する塗料組成物と混合して、得
られる塗膜の光沢を任意に調整することもできる。この
ように調整した艶消塗料で被塗物を塗装すると被塗物の
材質、形状、大きさにかかわらず均一な艶消塗膜が形成
できる。
【0029】本発明の艶消電着塗装用樹脂組成物を用い
た塗料で被塗物を塗装するときは、従来の電着塗装のラ
インでそのまま同じ方法によって塗装すればよく、艶消
剤配合電着塗料を使用する方法及び電着塗膜を化学薬品
で後処理する方法では不可能な、常に安定で、かつ光沢
値の低い均一な艶消塗膜が得られるという利点を有す
る。また、得られる艶消塗膜は、被塗物との密着性に優
れ、耐酸性、耐アルカリ性、耐沸水性等の塗膜性能にも
優れる。
た塗料で被塗物を塗装するときは、従来の電着塗装のラ
インでそのまま同じ方法によって塗装すればよく、艶消
剤配合電着塗料を使用する方法及び電着塗膜を化学薬品
で後処理する方法では不可能な、常に安定で、かつ光沢
値の低い均一な艶消塗膜が得られるという利点を有す
る。また、得られる艶消塗膜は、被塗物との密着性に優
れ、耐酸性、耐アルカリ性、耐沸水性等の塗膜性能にも
優れる。
【0030】
【実施例】以下、本発明をより詳細に説明するために実
施例を示す。しかし本発明はこれに限定されるものでは
ない。なお、各例における部は重量部を意味する。
施例を示す。しかし本発明はこれに限定されるものでは
ない。なお、各例における部は重量部を意味する。
【0031】製造例1〔(a)成分の合成例1〕 かくはん装置、温度計及び還流冷却器を備えた反応容器
にアクリル酸10部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート15部、スチレン15部、オクチルアクリレート1
5部、ブチルアクリレート10部、メチルメタクリレー
ト30部、ビニル系シリコンマクロマー X−24−8
200(信越化学工業製)5部、アゾビスイソブチロニ
トリル1.5部、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル12部、イソプロピルアルコール35部を仕込み、還
流下で6時間かくはんを行い、α,β−エチレン性不飽
和ポリカルボン酸樹脂溶液No.1(酸価78)を調製
した。
にアクリル酸10部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート15部、スチレン15部、オクチルアクリレート1
5部、ブチルアクリレート10部、メチルメタクリレー
ト30部、ビニル系シリコンマクロマー X−24−8
200(信越化学工業製)5部、アゾビスイソブチロニ
トリル1.5部、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル12部、イソプロピルアルコール35部を仕込み、還
流下で6時間かくはんを行い、α,β−エチレン性不飽
和ポリカルボン酸樹脂溶液No.1(酸価78)を調製
した。
【0032】〔(a)成分の合成例2〕合成例1と同様
の方法において、アクリル酸4部、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート15部、スチレン10部、オクチルアクリレート1
5部、ブチルアクリレート15部、メチルメタクリレー
ト31部、ビニル系シリコンマクロマー X−24−8
200(信越化学工業製)5部、アゾビスイソブチロニ
トリル1.5部、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル12部、イソプロピルアルコール35部を還流温度下
(約90℃)に6時間かくはんを行い、α,β−エチレ
ン性不飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.2(酸価約3
1)を調製した。
の方法において、アクリル酸4部、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート15部、スチレン10部、オクチルアクリレート1
5部、ブチルアクリレート15部、メチルメタクリレー
ト31部、ビニル系シリコンマクロマー X−24−8
200(信越化学工業製)5部、アゾビスイソブチロニ
トリル1.5部、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル12部、イソプロピルアルコール35部を還流温度下
(約90℃)に6時間かくはんを行い、α,β−エチレ
ン性不飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.2(酸価約3
1)を調製した。
【0033】〔(a)成分の合成例3〕合成例1と同様
の方法において、アクリル酸15部、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート10部、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート15部、エチルアクリレート5部、スチレン1
0部、オクチルアクリレート10部、メチルメタクリレ
ート30部、ビニル系シリコンマクロマー X−24−
8200(信越化学工業製)5部、アゾビスイソブチロ
ニトリル1.5部、エチレングリコールモノブチルエー
テル12部、イソプロピルアルコール35部を還流温度
下(約90℃)に6時間かくはんを行い、α,β−エチ
レン性不飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.3(酸価約
117)を調製した。
の方法において、アクリル酸15部、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート10部、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート15部、エチルアクリレート5部、スチレン1
0部、オクチルアクリレート10部、メチルメタクリレ
ート30部、ビニル系シリコンマクロマー X−24−
8200(信越化学工業製)5部、アゾビスイソブチロ
ニトリル1.5部、エチレングリコールモノブチルエー
テル12部、イソプロピルアルコール35部を還流温度
下(約90℃)に6時間かくはんを行い、α,β−エチ
レン性不飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.3(酸価約
117)を調製した。
【0034】〔(a)成分の合成例4〕合成例1と同様
の方法において、アクリル酸10部、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート15部、スチレン15部、オクチル
アクリレート15部、ブチルアクリレート10部、メチ
ルメタクリレート35部、アゾビスイソブチロニトリル
1.5部、エチレングリコールモノブチルエーテル12
部、イソプロピルアルコール35部を還流温度下(約9
0℃)に6時間かくはんを行い、α,β−エチレン性不
飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.4(酸価約78)を
調製した。
の方法において、アクリル酸10部、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート15部、スチレン15部、オクチル
アクリレート15部、ブチルアクリレート10部、メチ
ルメタクリレート35部、アゾビスイソブチロニトリル
1.5部、エチレングリコールモノブチルエーテル12
部、イソプロピルアルコール35部を還流温度下(約9
0℃)に6時間かくはんを行い、α,β−エチレン性不
飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.4(酸価約78)を
調製した。
【0035】実施例 1 かくはん装置、温度計及び還流冷却器を備えた反応容器
に、前記のα,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹
脂溶液No.1 100部、メトキシブトキシ混合メチ
ロールメラミン(商品名MX−40三和ケミカル社製)
30部を仕込みかくはんを行い混合した。次いで、かく
はんを続けながらトリエチルアミン4.2部を添加した
後、更に脱イオン水を150部加えエマルジョン化し
た。このエマルジョン化した内容物を約90℃に昇温
し、約12時間かくはんを続けて反応を終了し樹脂組成
物を調製した。
に、前記のα,β−エチレン性不飽和ポリカルボン酸樹
脂溶液No.1 100部、メトキシブトキシ混合メチ
ロールメラミン(商品名MX−40三和ケミカル社製)
30部を仕込みかくはんを行い混合した。次いで、かく
はんを続けながらトリエチルアミン4.2部を添加した
後、更に脱イオン水を150部加えエマルジョン化し
た。このエマルジョン化した内容物を約90℃に昇温
し、約12時間かくはんを続けて反応を終了し樹脂組成
物を調製した。
【0036】比較例 1 実施例1の方法においてエマルジョン化した後、常温で
12時間かくはんを行う以外はすべて同じ方法で樹脂組
成物を得た。
12時間かくはんを行う以外はすべて同じ方法で樹脂組
成物を得た。
【0037】比較例 2 実施例1の方法においてα,β−エチレン性不飽和ポリ
カルボン酸樹脂溶液No.1とメトキシブトキシ混合メ
チロールメラミンとの混合時にエチレングリコールモノ
ブチルエーテル20部及びイソプロピルアルコール80
部を使用し、内容物を約90℃に昇温し約12時間かく
はんを続けた後常温にまで冷却し、次いで、トリエチル
アミン10部を添加混合した後、更に脱イオン水150
部を加えて樹脂組成物を調製した。
カルボン酸樹脂溶液No.1とメトキシブトキシ混合メ
チロールメラミンとの混合時にエチレングリコールモノ
ブチルエーテル20部及びイソプロピルアルコール80
部を使用し、内容物を約90℃に昇温し約12時間かく
はんを続けた後常温にまで冷却し、次いで、トリエチル
アミン10部を添加混合した後、更に脱イオン水150
部を加えて樹脂組成物を調製した。
【0038】比較例 3 実施例1の方法において、α,β−エチレン性不飽和ポ
リカルボン酸樹脂溶液No.1の代わりに、同No.4
を使用する以外はすべて同じ方法で樹脂組成物を調整し
た。
リカルボン酸樹脂溶液No.1の代わりに、同No.4
を使用する以外はすべて同じ方法で樹脂組成物を調整し
た。
【0039】実施例 2 実施例1と同様の方法において、α,β−エチレン性不
飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.2 100部、メト
キシブトキシ混合メチロールメラミン(商品名MX−4
0三和ケミカル社製)30部を混合した後、p−ドデシ
ルベンゼンスルホン酸0.8部を添加混合した。次いで
かくはんを続けながらトリエチルアミン2.5部を添加
した後、更に脱イオン水を150部加えエマルジョン化
した。このエマルジョン化した内容物を約90℃に昇温
し、約8時間かくはんを続け反応を終了し樹脂組成物を
調製した。
飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.2 100部、メト
キシブトキシ混合メチロールメラミン(商品名MX−4
0三和ケミカル社製)30部を混合した後、p−ドデシ
ルベンゼンスルホン酸0.8部を添加混合した。次いで
かくはんを続けながらトリエチルアミン2.5部を添加
した後、更に脱イオン水を150部加えエマルジョン化
した。このエマルジョン化した内容物を約90℃に昇温
し、約8時間かくはんを続け反応を終了し樹脂組成物を
調製した。
【0040】実施例 3 実施例2の方法においてp−ドデシルベンゼンスルホン
酸0.3部と共にトリ−n−ブチルアミン0.2部を同
時に添加配合する以外はすべて同じ方法で樹脂組成物を
調整した。
酸0.3部と共にトリ−n−ブチルアミン0.2部を同
時に添加配合する以外はすべて同じ方法で樹脂組成物を
調整した。
【0041】実施例 4 実施例2の方法において、p−ドデシルベンゼンスルホ
ン酸に代えてp−ドデシルベンゼンスルホン酸をトリ−
n−ブチルアミンで中和して得られる塩0.5部を配合
して反応を行う以外はすべて同じ方法で樹脂組成物を得
た。
ン酸に代えてp−ドデシルベンゼンスルホン酸をトリ−
n−ブチルアミンで中和して得られる塩0.5部を配合
して反応を行う以外はすべて同じ方法で樹脂組成物を得
た。
【0042】応用例 1 実施例1〜4及び比較例1〜3で得た樹脂組成物を樹脂
固形分濃度10重量%に調整し艶消塗装用塗料とした。
各塗料中に陽極酸化処理を施し、更に無機電解着色した
アルミニウム板を陽極に、陰極に18−8オーステナイ
トステンレス板を結線して浸漬し、両極間に電圧180
ボルトを印加し、初期電流密度1.0A/dm2で2分
間直流通電を行った。電着塗装終了後各アルミニウム板
を取出して十分に水洗処理をした後、150℃で30分
間熱風乾燥を行った。
固形分濃度10重量%に調整し艶消塗装用塗料とした。
各塗料中に陽極酸化処理を施し、更に無機電解着色した
アルミニウム板を陽極に、陰極に18−8オーステナイ
トステンレス板を結線して浸漬し、両極間に電圧180
ボルトを印加し、初期電流密度1.0A/dm2で2分
間直流通電を行った。電着塗装終了後各アルミニウム板
を取出して十分に水洗処理をした後、150℃で30分
間熱風乾燥を行った。
【0043】この結果、各アルミニウム板上に形成され
た電着塗膜は表1に示すとおりであった。そして、本発
明の実施例によるものでは、艶戻り現象は生起しなかっ
た。これに対して、比較例2のものでは、艶戻り現象が
生じる傾向がみられた。
た電着塗膜は表1に示すとおりであった。そして、本発
明の実施例によるものでは、艶戻り現象は生起しなかっ
た。これに対して、比較例2のものでは、艶戻り現象が
生じる傾向がみられた。
【0044】
【表1】
【0045】実施例 5 実施例1と同様の方法において、α,β−エチレン性不
飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.3 100部、メト
キシブトキシ混合メチロールメラミン(商品名MX−4
0三和ケミカル社製)30部を混合した後、あらかじめ
p−ドデシルベンゼンスルホン酸とジ−n−ブチルアミ
ンとから得た塩含有物0.1部を添加混合した。ついで
かくはんを続けながらトリエチルアミン4部を添加し、
更に脱イオン水150部を添加してエマルジョン化し
た。このエマルジョン化した内容物を約90℃に昇温し
た後約4時間かくはんを続けて反応を終了し、樹脂組成
物を調製した。
飽和ポリカルボン酸樹脂溶液No.3 100部、メト
キシブトキシ混合メチロールメラミン(商品名MX−4
0三和ケミカル社製)30部を混合した後、あらかじめ
p−ドデシルベンゼンスルホン酸とジ−n−ブチルアミ
ンとから得た塩含有物0.1部を添加混合した。ついで
かくはんを続けながらトリエチルアミン4部を添加し、
更に脱イオン水150部を添加してエマルジョン化し
た。このエマルジョン化した内容物を約90℃に昇温し
た後約4時間かくはんを続けて反応を終了し、樹脂組成
物を調製した。
【0046】この樹脂組成物に、比較例1の樹脂組成物
を表2に示すように樹脂固形分比を変量して添加し、十
分に混合した後、それぞれ樹脂固形分10重量%の艶消
電着塗料とし応用例1と同じ方法で無機電解着色を施し
た陽極酸化アルミニウム板に電着塗装を行った。この結
果、電着塗装の光沢値は表2に示すとおりであった。
を表2に示すように樹脂固形分比を変量して添加し、十
分に混合した後、それぞれ樹脂固形分10重量%の艶消
電着塗料とし応用例1と同じ方法で無機電解着色を施し
た陽極酸化アルミニウム板に電着塗装を行った。この結
果、電着塗装の光沢値は表2に示すとおりであった。
【0047】
【表2】
【0048】比較例 4 光沢電着塗膜(光沢値98)を形成する市販のアクリル
−メラミン系電着塗料(商品名ハニライトAl−800
ハニー化成社製)原液〔樹脂固形分50重量%〕200
部にシリカ微粉末(商品名ニップシールE−200A、
日本シリカ工業社製)10部を加え、サンドミルにて十
分に混合分散を行った。次いでこの分散液に脱イオン水
を加えて樹脂固形分10重量%の艶消電着塗料を調製し
た。
−メラミン系電着塗料(商品名ハニライトAl−800
ハニー化成社製)原液〔樹脂固形分50重量%〕200
部にシリカ微粉末(商品名ニップシールE−200A、
日本シリカ工業社製)10部を加え、サンドミルにて十
分に混合分散を行った。次いでこの分散液に脱イオン水
を加えて樹脂固形分10重量%の艶消電着塗料を調製し
た。
【0049】実施例1〜5および比較例4で調製した各
塗料を沈澱管にとり、室温(25℃)で1か月静置して
沈澱物の生成を確認したところ、表3の結果のとおりで
あった。
塗料を沈澱管にとり、室温(25℃)で1か月静置して
沈澱物の生成を確認したところ、表3の結果のとおりで
あった。
【0050】
【表3】 但し、比較例4の沈澱物は固く再分散できないものであ
った。
った。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているから、得られた塗膜は艶消効果に優れ、艶戻り現
象もなく、光沢変動が、時間の経過によってもほとんど
ないものであるとともに表面滑性、撥水性に優れ、その
結果として結露防止性、耐スリキズ性が著しく向上し、
産業上益するところ大である。
ているから、得られた塗膜は艶消効果に優れ、艶戻り現
象もなく、光沢変動が、時間の経過によってもほとんど
ないものであるとともに表面滑性、撥水性に優れ、その
結果として結露防止性、耐スリキズ性が著しく向上し、
産業上益するところ大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 陽一 兵庫県神戸市長田区日吉町3丁目1番33号 ハニー化成株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 (a)ビニル系シリコンマクロマーを
0.1〜10.0重量%含むα,β−エチレン性不飽和
ポリカルボン酸樹脂及び(b)アルコキシル化メチロー
ルメラミンを塗膜形成成分とし、この(a)成分及び
(b)成分を親水性塩基で部分的に中和した後、水を添
加しエマルジョン化した後、加熱して得られる生成物を
含有する組成物であることを特徴とする艶消電着塗装用
樹脂組成物。 - 【請求項2】 (a)成分のα,β−エチレン性不飽和
ポリカルボン酸樹脂は、(イ)α,β−エチレン性不飽
和ポリカルボン酸3〜30重量%、(ロ)α,β−エチ
レン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキル含有エス
テル又はアミド若しくはアミド誘導体5〜30重量%、
(ハ)α,β−エチレン性不飽和カルボン酸のアルキル
エステル30〜80重量%、(ニ)ビニル系シリコンマ
クロマー0.1〜10.0重量%、(ホ)その他の共重
合性単量体0〜20重量%よりなり総量が100重量%
となるように配合した単量体組成を反応させて得られる
ものであって、酸価が10〜200である請求項1記載
の艶消電着塗装用樹脂組成物。 - 【請求項3】 (a)成分のα,β−エチレン性不飽和
ポリカルボン酸樹脂が5〜95重量部、(b)成分のア
ルコキシル化メチロールメラミンが95〜5重量部であ
る請求項1または2記載の艶消電着塗装用樹脂組成物。 - 【請求項4】 (a)成分及び(b)成分の混合時又は
混合後に無機酸及び/又は有機酸を添加混合し、これに
親水性塩基及び水を添加しエマルジョン化させた後、加
熱して得られる生成物を含有する組成物である請求項
1,2または3記載の艶消電着塗装用樹脂組成物。 - 【請求項5】 (a)成分及び(b)成分の混合時又は
混合後に無機酸及び/又は有機酸と疏水性塩基とから得
られる塩成分を添加混合し、これに親水性塩基及び水を
添加しエマルジョン化させた後、加熱して得られる生成
物を含有する組成物である請求項1,2または3記載の
艶消電着塗装用樹脂組成物。 - 【請求項6】 無機酸及び/又は有機酸の添加量が樹脂
組成物の塗膜形成成分に対し10重量%以下である請求
項4記載の艶消電着塗装用樹脂組成物。 - 【請求項7】 無機酸及び/又は有機酸と疏水性塩基と
から得られる塩成分の添加量が樹脂組成物の塗膜形成成
分に対し10重量%以下である請求項5記載の艶消電着
塗装用樹脂組成物。 - 【請求項8】 親水性塩基の添加量がα,β−エチレ
ン性不飽和ポリカルボン酸樹脂のカルボキシル基に対
し、モル比で0.1〜0.8である請求項4ないし7の
いずれかに記載の艶消電着塗装用樹脂組成物。 - 【請求項9】 加熱を40℃〜還流温度で行なって得ら
れる生成物を含有する組成物である請求項1ないし8の
いずれかに記載の艶消電着塗装用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21323192A JPH0633004A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 艶消電着塗装用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21323192A JPH0633004A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 艶消電着塗装用樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633004A true JPH0633004A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16635707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21323192A Pending JPH0633004A (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 艶消電着塗装用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633004A (ja) |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP21323192A patent/JPH0633004A/ja active Pending
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