JPH06330871A - スクロール型コンプレッサ - Google Patents
スクロール型コンプレッサInfo
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- JPH06330871A JPH06330871A JP14145793A JP14145793A JPH06330871A JP H06330871 A JPH06330871 A JP H06330871A JP 14145793 A JP14145793 A JP 14145793A JP 14145793 A JP14145793 A JP 14145793A JP H06330871 A JPH06330871 A JP H06330871A
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Links
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- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 26
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Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産性の向上と軽量化を図るために、揺動ス
クロール部材及び固定スクロール部材をアルミ合金で形
成すると共に、簡単な構造で焼付きを防止する。 【構成】 固定スクロール部材及び揺動スクロール部材
をアルミ合金で形成すると共に、固定スクロール部材と
揺動スクロール部材との間に鉄系リングを介在させ、こ
の鉄系リングが固定スクロール部材の切り込み段部の深
さよりも所定寸法厚いことから、揺動スクロール部材が
固定スクロール部材に対してこの所定寸法だけ浮くこと
となり、固定スクロール部材と揺動スクロール部材との
間の最適なスラストクリアランスを得ることができる。
クロール部材及び固定スクロール部材をアルミ合金で形
成すると共に、簡単な構造で焼付きを防止する。 【構成】 固定スクロール部材及び揺動スクロール部材
をアルミ合金で形成すると共に、固定スクロール部材と
揺動スクロール部材との間に鉄系リングを介在させ、こ
の鉄系リングが固定スクロール部材の切り込み段部の深
さよりも所定寸法厚いことから、揺動スクロール部材が
固定スクロール部材に対してこの所定寸法だけ浮くこと
となり、固定スクロール部材と揺動スクロール部材との
間の最適なスラストクリアランスを得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固定スクロール部材
に対して揺動スクロール部材を揺動させ、前記固定スク
ロール部材と揺動スクロール部材とによって画成された
圧縮室の要請を変化させて、吸入した気体を圧縮するス
クロール型コンプレッサに関する。
に対して揺動スクロール部材を揺動させ、前記固定スク
ロール部材と揺動スクロール部材とによって画成された
圧縮室の要請を変化させて、吸入した気体を圧縮するス
クロール型コンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクロール型コンプレッサの課題
として、スクロール型コンプレッサの生産性及び軽量化
が問題がある。このスクロール型コンプレッサを軽量化
は、スクロール型コンプレッサの各部材をアルミ合金で
成形するによって達成することができるが、固定スクロ
ール部材のラップ(渦巻)部の先端と揺動スクロール部
材の底面、若しくは揺動スクロール部材のラップ部の先
端と固定スクロール部材の底面とが直接接触するため
に、アルミ合金で形成した場合には鉄系金属で形成した
場合に比べて焼き付き易いという問題点を有していた。
として、スクロール型コンプレッサの生産性及び軽量化
が問題がある。このスクロール型コンプレッサを軽量化
は、スクロール型コンプレッサの各部材をアルミ合金で
成形するによって達成することができるが、固定スクロ
ール部材のラップ(渦巻)部の先端と揺動スクロール部
材の底面、若しくは揺動スクロール部材のラップ部の先
端と固定スクロール部材の底面とが直接接触するため
に、アルミ合金で形成した場合には鉄系金属で形成した
場合に比べて焼き付き易いという問題点を有していた。
【0003】このために、特開昭62−248887号
公報において開示されるスクロール型コンプレッサは、
旋回スクロール(揺動スクロール部材)をアルミ合金で
形成するものの自転防止機構との摺動部を鉄系金属で形
成し、揺動スクロール部材を軽量化すると共に、自転防
止機構との摺動部を鉄系金属で形成したことによって耐
摩耗性を向上させている。
公報において開示されるスクロール型コンプレッサは、
旋回スクロール(揺動スクロール部材)をアルミ合金で
形成するものの自転防止機構との摺動部を鉄系金属で形
成し、揺動スクロール部材を軽量化すると共に、自転防
止機構との摺動部を鉄系金属で形成したことによって耐
摩耗性を向上させている。
【0004】また、特開平3−92591号公報におい
て開示されるスクロール型コンプレッサは、固定スクロ
ール(固定スクロール部材)及び可動スクロール(揺動
スクロール部材)のいずれか一方の摺動面に鉄メッキを
施し、両スクロールの渦巻部(ラップ部)の先端部に他
方のスクロールの基板(底部)と摺接するシール部材を
渦巻部に沿って装着し、両スクロールの摺動面同士の凝
着による焼付きや、摺動面における摩耗の進行を防止し
ている。
て開示されるスクロール型コンプレッサは、固定スクロ
ール(固定スクロール部材)及び可動スクロール(揺動
スクロール部材)のいずれか一方の摺動面に鉄メッキを
施し、両スクロールの渦巻部(ラップ部)の先端部に他
方のスクロールの基板(底部)と摺接するシール部材を
渦巻部に沿って装着し、両スクロールの摺動面同士の凝
着による焼付きや、摺動面における摩耗の進行を防止し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭62−
248887号公報に示される引例においては、鉄系金
属を部分部分に形成するために、揺動スクロール部材の
形成が難しく生産性が悪い。また固定スクロール部材と
揺動スクロール部材との間の焼付きに関しては関与して
おらず、したがって固定スクロール部材と揺動スクロー
ル部材との焼付きを防止できないという問題点がある。
248887号公報に示される引例においては、鉄系金
属を部分部分に形成するために、揺動スクロール部材の
形成が難しく生産性が悪い。また固定スクロール部材と
揺動スクロール部材との間の焼付きに関しては関与して
おらず、したがって固定スクロール部材と揺動スクロー
ル部材との焼付きを防止できないという問題点がある。
【0006】また、特開平3−92591号公報に示さ
れる引例においては、固定スクロール部材若しくは揺動
スクロール部材の一方のラップ部に鉄メッキ処理を施す
ために、前述の引例と同様に生産性が悪く、またアルミ
合金と鉄メッキとの温度膨張率が異なることから、鉄メ
ッキの離脱による不具合が生じるという問題点がある。
れる引例においては、固定スクロール部材若しくは揺動
スクロール部材の一方のラップ部に鉄メッキ処理を施す
ために、前述の引例と同様に生産性が悪く、またアルミ
合金と鉄メッキとの温度膨張率が異なることから、鉄メ
ッキの離脱による不具合が生じるという問題点がある。
【0007】このために、この発明は、生産性の向上と
軽量化を図るために、揺動スクロール部材及び固定スク
ロール部材をアルミ合金で形成すると共に、簡単な構造
で焼付きを防止することのできるスクロール型コンプレ
ッサを提供することにある。
軽量化を図るために、揺動スクロール部材及び固定スク
ロール部材をアルミ合金で形成すると共に、簡単な構造
で焼付きを防止することのできるスクロール型コンプレ
ッサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明は、
密閉ケース内に配され、駆動手段によって回転する駆動
軸と、この駆動軸に偏心して取付けられ、渦巻状に形成
されたラップ部を有する揺動スクロール部材と、この揺
動スクロール部材のラップ部と噛合して圧縮室を画成す
るラップ部を有する固定スクロール部材とによって構成
されるスクロール型コンプレッサにおいて、前記揺動ス
クロール部材と固定スクロール部材とをアルミ合金によ
って形成すると共に、前記固定スクロール部材のラップ
部より外方で、前記揺動スクロール部材の外縁に形成さ
れるフランジ部と対峙する位置に、所定の深さの環状切
り込み部を形成し、この環状切り込み部の深さよりも所
定寸法厚く形成された鉄系リングをこの環状切り込み部
に装着したことにある。
密閉ケース内に配され、駆動手段によって回転する駆動
軸と、この駆動軸に偏心して取付けられ、渦巻状に形成
されたラップ部を有する揺動スクロール部材と、この揺
動スクロール部材のラップ部と噛合して圧縮室を画成す
るラップ部を有する固定スクロール部材とによって構成
されるスクロール型コンプレッサにおいて、前記揺動ス
クロール部材と固定スクロール部材とをアルミ合金によ
って形成すると共に、前記固定スクロール部材のラップ
部より外方で、前記揺動スクロール部材の外縁に形成さ
れるフランジ部と対峙する位置に、所定の深さの環状切
り込み部を形成し、この環状切り込み部の深さよりも所
定寸法厚く形成された鉄系リングをこの環状切り込み部
に装着したことにある。
【0009】
【作用】したがって、この発明においては、固定スクロ
ール部材及び揺動スクロール部材をアルミ合金で形成す
ると共に、固定スクロール部材と揺動スクロール部材と
の間に鉄系リングを介在させ、この鉄系リングが固定ス
クロール部材の環状切り込み部の深さよりも所定寸法厚
いことから、揺動スクロール部材が固定スクロール部材
に対してこの所定寸法だけ浮くこととなり、固定スクロ
ール部材と揺動スクロール部材との間の最適なスラスト
クリアランスを得ることができるために、上記課題を達
成できるものである。
ール部材及び揺動スクロール部材をアルミ合金で形成す
ると共に、固定スクロール部材と揺動スクロール部材と
の間に鉄系リングを介在させ、この鉄系リングが固定ス
クロール部材の環状切り込み部の深さよりも所定寸法厚
いことから、揺動スクロール部材が固定スクロール部材
に対してこの所定寸法だけ浮くこととなり、固定スクロ
ール部材と揺動スクロール部材との間の最適なスラスト
クリアランスを得ることができるために、上記課題を達
成できるものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
説明する。
【0011】図1に示すスクロール型コンプレッサ1
は、冷媒吸入口2が設けられた円筒状部材3と、この円
筒状部材3の上端を閉塞し、冷媒吐出口7と電動機8の
電力供給用端子9が設けられた蓋体部材4と、下端を閉
塞する底体部材5とによって形成された密閉ケース6を
有している。
は、冷媒吸入口2が設けられた円筒状部材3と、この円
筒状部材3の上端を閉塞し、冷媒吐出口7と電動機8の
電力供給用端子9が設けられた蓋体部材4と、下端を閉
塞する底体部材5とによって形成された密閉ケース6を
有している。
【0012】密閉ケース6内の上方に設けられる電動機
8は、例えば直流ブラシレスモータで、駆動軸10と、
この駆動軸10に固着され、周囲に永久磁石が配された
回転子(ロータ)11と、前記円筒状部材3の内周面に
固着され、コイル12が巻回された固定子(ステータ)
13とによって構成されている。
8は、例えば直流ブラシレスモータで、駆動軸10と、
この駆動軸10に固着され、周囲に永久磁石が配された
回転子(ロータ)11と、前記円筒状部材3の内周面に
固着され、コイル12が巻回された固定子(ステータ)
13とによって構成されている。
【0013】駆動軸10の上端は、駆動軸保持部材14
にベアリング15を介して回転自在に保持され、またこ
の上端近傍には上部バランスウェート16が配されてい
る。また、駆動軸10の下端は、図1及び図4に示すよ
うに、下記するブロック17に形成の貫通孔18に挿入
され、この貫通孔18との間に設けられたラジアル軸受
19によって回転自在に保持されている。この駆動軸1
0の下端には、下記する揺動スクロール部材20の揺動
軸20aが回動自在に挿入される挿入孔10aが形成さ
れている。
にベアリング15を介して回転自在に保持され、またこ
の上端近傍には上部バランスウェート16が配されてい
る。また、駆動軸10の下端は、図1及び図4に示すよ
うに、下記するブロック17に形成の貫通孔18に挿入
され、この貫通孔18との間に設けられたラジアル軸受
19によって回転自在に保持されている。この駆動軸1
0の下端には、下記する揺動スクロール部材20の揺動
軸20aが回動自在に挿入される挿入孔10aが形成さ
れている。
【0014】ブロック17は、図1及び図4に示すよう
に、前記円筒状部材3の内周面に固着され、中央を貫通
して形成された貫通孔18を有している。また、下端面
には、下記する揺動スクロール部材20の自転を防止す
る自転防止機構としてのオルダムリング21を収納する
オルダムリング収納室22が形成され、さらに揺動スク
ロール部材20を揺動自在に挟持して下記する固定スク
ロール部材23をネジ24によって固定している。
に、前記円筒状部材3の内周面に固着され、中央を貫通
して形成された貫通孔18を有している。また、下端面
には、下記する揺動スクロール部材20の自転を防止す
る自転防止機構としてのオルダムリング21を収納する
オルダムリング収納室22が形成され、さらに揺動スク
ロール部材20を揺動自在に挟持して下記する固定スク
ロール部材23をネジ24によって固定している。
【0015】また、ブロック17の上端には、ケース2
5が取付られ、圧縮された冷媒の通路を確保すると共
に、オイル溜り26を形成するものである。このケース
25には、前記オイル溜り26と、前記ラジアル軸受1
9の上端部分を連通する連通孔27が形成されている。
5が取付られ、圧縮された冷媒の通路を確保すると共
に、オイル溜り26を形成するものである。このケース
25には、前記オイル溜り26と、前記ラジアル軸受1
9の上端部分を連通する連通孔27が形成されている。
【0016】揺動スクロール部材20は、アルミ合金に
よって一体成形されるもので、図1及び図4に示すよう
に、この揺動スクロール部材20には、揺動スクロール
部材本体20eと、この揺動スクロール部材本体20e
の上面部分に前記駆動軸10に形成の挿入孔10aに挿
入される揺動軸20aと前記オルダムリング21の爪が
摺動自在に挿入されるオルダムリング溝20bとが形成
され、また揺動スクロール部材本体20eの下面部分に
渦巻状に形成されたラップ部20cと固定スクロール部
材23のラップ部23aが対峙する底部20dとが形成
されている。また、前記揺動軸20a及び揺動スクロー
ル部材本体20eを貫通して、L字型に屈曲した潤滑油
通路20fが形成されている。
よって一体成形されるもので、図1及び図4に示すよう
に、この揺動スクロール部材20には、揺動スクロール
部材本体20eと、この揺動スクロール部材本体20e
の上面部分に前記駆動軸10に形成の挿入孔10aに挿
入される揺動軸20aと前記オルダムリング21の爪が
摺動自在に挿入されるオルダムリング溝20bとが形成
され、また揺動スクロール部材本体20eの下面部分に
渦巻状に形成されたラップ部20cと固定スクロール部
材23のラップ部23aが対峙する底部20dとが形成
されている。また、前記揺動軸20a及び揺動スクロー
ル部材本体20eを貫通して、L字型に屈曲した潤滑油
通路20fが形成されている。
【0017】固定スクロール部材23は、前記揺動スク
ロール部材20と同様に、アルミ合金によって一体成形
されるもので、この固定スクロール部材23には、図
1、図2(a),(b)及び図4に示すように、渦巻状
に形成されたラップ部23aと、前記揺動スクロール部
材20のラップ20cの先端が対峙する底部23bと、
中央に形成された吐出孔23cと、底部23bの所定位
置に開口したバイパス通路23dが形成されている。こ
の固定スクロール部材23の下面部分には、逆止弁28
を保持する逆止弁保持プレート29が取付られ、前記バ
イパス通路23dを開閉するリーフ弁30も同時に保持
する。
ロール部材20と同様に、アルミ合金によって一体成形
されるもので、この固定スクロール部材23には、図
1、図2(a),(b)及び図4に示すように、渦巻状
に形成されたラップ部23aと、前記揺動スクロール部
材20のラップ20cの先端が対峙する底部23bと、
中央に形成された吐出孔23cと、底部23bの所定位
置に開口したバイパス通路23dが形成されている。こ
の固定スクロール部材23の下面部分には、逆止弁28
を保持する逆止弁保持プレート29が取付られ、前記バ
イパス通路23dを開閉するリーフ弁30も同時に保持
する。
【0018】また、固定スクロール部材23の下面に
は、遮蔽ケース31が取付られ、吐出孔23cから吐出
された圧縮冷媒を、固定スクロール部材23に形成の孔
23e、下記するリング40に形成の孔40a、ブロッ
ク17に形成の孔17a及び前記ケース25で構成され
る冷媒通路49に導くものである。さらに、固定スクロ
ール部材234の側部には、冷媒吸入口2と連通する吸
入孔2aが形成されている。
は、遮蔽ケース31が取付られ、吐出孔23cから吐出
された圧縮冷媒を、固定スクロール部材23に形成の孔
23e、下記するリング40に形成の孔40a、ブロッ
ク17に形成の孔17a及び前記ケース25で構成され
る冷媒通路49に導くものである。さらに、固定スクロ
ール部材234の側部には、冷媒吸入口2と連通する吸
入孔2aが形成されている。
【0019】この固定スクロール部材23の上面に形成
されたラップ部23aの外方部分には、所定の深さを有
して環状に切り欠いた環状切り込み部23fが形成さ
れ、この環状切り込み部23fには、図1、図3及び図
4で示す鉄系リング40が装着されるものである。この
鉄系リング40は鉄系金属によって環状に形成され、さ
らにその厚さを、前記環状切り込み部23fの深さより
も所定寸法(5〜10μm)厚くなるように形成するも
のである。
されたラップ部23aの外方部分には、所定の深さを有
して環状に切り欠いた環状切り込み部23fが形成さ
れ、この環状切り込み部23fには、図1、図3及び図
4で示す鉄系リング40が装着されるものである。この
鉄系リング40は鉄系金属によって環状に形成され、さ
らにその厚さを、前記環状切り込み部23fの深さより
も所定寸法(5〜10μm)厚くなるように形成するも
のである。
【0020】これによって、揺動スクロール部材20と
固定スクロール部材23との間に鉄系リング40が挟持
される構成となるために、この鉄系リング40の上端面
には、前記揺動スクロール部材20のラップ部20cの
外方のフランジ部20gが当接して揺動するものであ
る。このために、鉄系リング40の上端面には、半円弧
状の潤滑油供給溝40bが形成され、この潤滑油供給溝
40bの一方の端部の溝40cが揺動スクロール部材2
0のラップ部20cの渦巻の最外端部に位置し、他方の
端部の溝40dが固定スクロール部材23のラップ部2
3aの渦巻の最外端部に位置するように形成されてい
る。
固定スクロール部材23との間に鉄系リング40が挟持
される構成となるために、この鉄系リング40の上端面
には、前記揺動スクロール部材20のラップ部20cの
外方のフランジ部20gが当接して揺動するものであ
る。このために、鉄系リング40の上端面には、半円弧
状の潤滑油供給溝40bが形成され、この潤滑油供給溝
40bの一方の端部の溝40cが揺動スクロール部材2
0のラップ部20cの渦巻の最外端部に位置し、他方の
端部の溝40dが固定スクロール部材23のラップ部2
3aの渦巻の最外端部に位置するように形成されてい
る。
【0021】尚、前記潤滑油供給溝40bを半円弧状と
したのは、渦巻の巻方向によって揺動スクロール部材2
0のフランジ部20gの幅が左右で異なるためで、前記
潤滑油供給溝40bを形成する側のブランジ部20gの
幅が広くなり、揺動スクロール部材20の揺動運動時の
当接面積が広くなるからである。
したのは、渦巻の巻方向によって揺動スクロール部材2
0のフランジ部20gの幅が左右で異なるためで、前記
潤滑油供給溝40bを形成する側のブランジ部20gの
幅が広くなり、揺動スクロール部材20の揺動運動時の
当接面積が広くなるからである。
【0022】以上の構成のスクロール型コンプレッサ1
において、電動機8が駆動すると、前記電動機8の駆動
軸10に対して偏心して取付られた揺動スクロール部材
20が固定スクロール部材23に対してオルダムリング
21によって自転が防止されて揺動運動を行う。このと
き揺動スクロール部材20は、そのフランジ部20gを
前記鉄系リング40の上端面に摺動させて揺動するもの
で、この鉄系リング40の厚さが前記固定スクロール部
材23の環状切り込み部23fの深さに比べて所定寸法
(5〜10μm)厚いために、固定スクロール部材23
に対して所定寸法分浮いた状態で揺動することとなる。
において、電動機8が駆動すると、前記電動機8の駆動
軸10に対して偏心して取付られた揺動スクロール部材
20が固定スクロール部材23に対してオルダムリング
21によって自転が防止されて揺動運動を行う。このと
き揺動スクロール部材20は、そのフランジ部20gを
前記鉄系リング40の上端面に摺動させて揺動するもの
で、この鉄系リング40の厚さが前記固定スクロール部
材23の環状切り込み部23fの深さに比べて所定寸法
(5〜10μm)厚いために、固定スクロール部材23
に対して所定寸法分浮いた状態で揺動することとなる。
【0023】このために、揺動スクロール部材20のラ
ップ部20cの軸方向先端は固定スクロール部材23の
底部23bに対して、また固定スクロール部材23のラ
ップ部23aの軸方向先端は揺動スクロール部材20の
底部20dに対して所定寸法(5〜10μm)浮いて揺
動運動することとなるために、揺動スクロール部材と固
定スクロール部材との間で生じる焼付きを防止できるも
のである。
ップ部20cの軸方向先端は固定スクロール部材23の
底部23bに対して、また固定スクロール部材23のラ
ップ部23aの軸方向先端は揺動スクロール部材20の
底部20dに対して所定寸法(5〜10μm)浮いて揺
動運動することとなるために、揺動スクロール部材と固
定スクロール部材との間で生じる焼付きを防止できるも
のである。
【0024】この揺動スクロール部材20の揺動運動に
よって、揺動スクロール部材20のラップ部20cと固
定スクロール部材23のラップ部20aによって画成さ
れた圧縮室50は、順次その容積を変化させることによ
って、前記吸入孔2aから吸入した冷媒を圧縮し、吐出
孔23cから高圧室50に送り出すものである。
よって、揺動スクロール部材20のラップ部20cと固
定スクロール部材23のラップ部20aによって画成さ
れた圧縮室50は、順次その容積を変化させることによ
って、前記吸入孔2aから吸入した冷媒を圧縮し、吐出
孔23cから高圧室50に送り出すものである。
【0025】また、オイル溜り26に収容された潤滑油
は、高圧室50の圧力と吸入側の低圧との差圧によっ
て、連通孔27からラジアル軸受19に至り、このラジ
アル軸受19を潤滑する。ラジアル軸受19の下部に至
った潤滑油は、揺動軸20aと挿入孔10aとの摺動面
を上昇して潤滑油通路20fに至り、この潤滑油通路2
0fに設けられた絞り20gを通過して減圧された後、
低圧のオルダムリング収納室22に至る。ここから、前
記鉄系リング40と揺動スクロール部材20との摺動面
を潤滑し、吸入孔2aから冷媒と共に圧縮室50に至っ
て、前記ラップ部20c,23aの軸方向端部と底部2
3b,20dとの間のクリアランス(5〜10μm)の
シールを行うものである。
は、高圧室50の圧力と吸入側の低圧との差圧によっ
て、連通孔27からラジアル軸受19に至り、このラジ
アル軸受19を潤滑する。ラジアル軸受19の下部に至
った潤滑油は、揺動軸20aと挿入孔10aとの摺動面
を上昇して潤滑油通路20fに至り、この潤滑油通路2
0fに設けられた絞り20gを通過して減圧された後、
低圧のオルダムリング収納室22に至る。ここから、前
記鉄系リング40と揺動スクロール部材20との摺動面
を潤滑し、吸入孔2aから冷媒と共に圧縮室50に至っ
て、前記ラップ部20c,23aの軸方向端部と底部2
3b,20dとの間のクリアランス(5〜10μm)の
シールを行うものである。
【0026】これによって、焼付きが防止でき、さらに
潤滑油による十分なシールが可能となるものである。
潤滑油による十分なシールが可能となるものである。
【0027】図5(a),(b)及び図6では、本願発
明に係る第2の実施例を示し、以下これを説明する。
尚、前述の実施例と同一の作用を有するものは、同一の
符号を付して説明を省略することとする。
明に係る第2の実施例を示し、以下これを説明する。
尚、前述の実施例と同一の作用を有するものは、同一の
符号を付して説明を省略することとする。
【0028】固定スクロール部材23には、前述の環状
切り込み部23fに相当する所定の深さを有する溝状の
環状切り込み部23f’が形成され、この環状切り込み
部23f’には位置決め凹部23gが四方に形成されて
いる。また、鉄系リング40’は、鉄系金属によって、
厚さが前記環状切り込み部23f’の所定の深さより所
定寸法(5〜10μm)厚く環状に形成される。
切り込み部23fに相当する所定の深さを有する溝状の
環状切り込み部23f’が形成され、この環状切り込み
部23f’には位置決め凹部23gが四方に形成されて
いる。また、鉄系リング40’は、鉄系金属によって、
厚さが前記環状切り込み部23f’の所定の深さより所
定寸法(5〜10μm)厚く環状に形成される。
【0029】この鉄系リング40’には、前記半円弧状
の潤滑油供給溝40b’が形成され、この潤滑油供給溝
40b’の一方の端部の溝40c’が揺動スクロール部
材20のラップ部20cの渦巻の最外端部に位置し、他
方の端部の溝40d’が固定スクロール部材23のラッ
プ部23aの渦巻の最外端部に位置するように形成され
ている。また、この鉄系リング40’の四方には、前記
環状切り込み部23f’に形成された位置決め凹部23
gに対応して位置決め凸部40eが形成される。
の潤滑油供給溝40b’が形成され、この潤滑油供給溝
40b’の一方の端部の溝40c’が揺動スクロール部
材20のラップ部20cの渦巻の最外端部に位置し、他
方の端部の溝40d’が固定スクロール部材23のラッ
プ部23aの渦巻の最外端部に位置するように形成され
ている。また、この鉄系リング40’の四方には、前記
環状切り込み部23f’に形成された位置決め凹部23
gに対応して位置決め凸部40eが形成される。
【0030】これによって、前記環状切り込み部23
f’に鉄系リング40’が装着された固定スクロール部
材23が揺動スクロール部材20を揺動自在に挟持して
ブロック17にネジ24によって固定されることによっ
て、上記実施例と同様の効果を奏することができるもの
である。
f’に鉄系リング40’が装着された固定スクロール部
材23が揺動スクロール部材20を揺動自在に挟持して
ブロック17にネジ24によって固定されることによっ
て、上記実施例と同様の効果を奏することができるもの
である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、揺動スクロール部材及び固定スクロール部材をアル
ミ合金によって形成することによってスクロール型コン
プレッサの軽量化を実現すると共に、揺動スクロール部
材に所定の深さの環状切り込み部を形成し、この環状切
り込み部の深さより所定寸法厚い鉄系リングをこの環状
切り込み部に装着するようにしたことによって、揺動ス
クロール部材を固定スクロール部材に対して所定寸法浮
かせて揺動運動させることによって、揺動スクロール部
材と固定スクロール部材との間の焼付きを防止できる。
ば、揺動スクロール部材及び固定スクロール部材をアル
ミ合金によって形成することによってスクロール型コン
プレッサの軽量化を実現すると共に、揺動スクロール部
材に所定の深さの環状切り込み部を形成し、この環状切
り込み部の深さより所定寸法厚い鉄系リングをこの環状
切り込み部に装着するようにしたことによって、揺動ス
クロール部材を固定スクロール部材に対して所定寸法浮
かせて揺動運動させることによって、揺動スクロール部
材と固定スクロール部材との間の焼付きを防止できる。
【図1】この発明の第1の実施例に係るスクロール型コ
ンプレッサの断面図である。
ンプレッサの断面図である。
【図2】この発明の第1の実施例に係る固定スクロール
部材の(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A
断面図である。
部材の(a)は平面図であり、(b)は(a)のA−A
断面図である。
【図3】この発明の第1の実施例に係る鉄系リングの平
面図である。
面図である。
【図4】この発明の第1の実施例に係るスクロール型コ
ンプレッサの一部拡大断面図である。
ンプレッサの一部拡大断面図である。
【図5】この発明の第2の実施例に係る固定スクロール
部材の(a)は平面図であり、(b)は(a)のB−B
断面図である。
部材の(a)は平面図であり、(b)は(a)のB−B
断面図である。
【図6】この発明の第2の実施例に係る鉄系リングの平
面図である。
面図である。
1 スクロール型コンプレッサ 3 円筒状部材 6 密閉ケース 8 電動機 10 駆動軸 17 ブロック 20 揺動スクロール部材 20c (揺動スクロール部材の)ラップ部 23 固定スクロール部材 23a (固定スクロール部材の)ラップ部 23f,23f’ 環状切り込み部 40,40’ 鉄系リング
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉ケース内に配され、駆動手段によっ
て回転する駆動軸と、この駆動軸に偏心して取付けら
れ、渦巻状に形成されたラップ部を有する揺動スクロー
ル部材と、この揺動スクロール部材のラップ部と噛合し
て圧縮室を画成するラップ部を有する固定スクロール部
材とによって構成されるスクロール型コンプレッサにお
いて、 前記揺動スクロール部材と固定スクロール部材とをアル
ミ合金によって形成すると共に、前記固定スクロール部
材のラップ部より外方で、前記揺動スクロール部材の外
縁に形成されるフランジ部と対峙する位置に、所定の深
さの環状切り込み部を形成し、この環状切り込み部の深
さよりも所定寸法厚く形成された鉄系リングをこの環状
切り込み部に装着したことを特徴とするスクロール型コ
ンプレッサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14145793A JPH06330871A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | スクロール型コンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14145793A JPH06330871A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | スクロール型コンプレッサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330871A true JPH06330871A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15292349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14145793A Pending JPH06330871A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | スクロール型コンプレッサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06330871A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1701040A3 (en) * | 2005-03-08 | 2006-11-15 | Copeland Corporation | Dual scroll machine with anti-thrust ring |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP14145793A patent/JPH06330871A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1701040A3 (en) * | 2005-03-08 | 2006-11-15 | Copeland Corporation | Dual scroll machine with anti-thrust ring |
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