JPH06332331A - 加熱定着装置 - Google Patents
加熱定着装置Info
- Publication number
- JPH06332331A JPH06332331A JP13919193A JP13919193A JPH06332331A JP H06332331 A JPH06332331 A JP H06332331A JP 13919193 A JP13919193 A JP 13919193A JP 13919193 A JP13919193 A JP 13919193A JP H06332331 A JPH06332331 A JP H06332331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating roller
- resistance
- heating
- roller
- resistance pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電子写真方式などで形成した未定着トナー像を
もつ記録材を加熱ローラーにて定着させる加熱定着装置
において、加熱ローラーを所定の温度まで昇温させる時
間を短縮し、装置の小型化、簡略化を実現し、更に発熱
分布を制御できる装置を提供する。 【構成】円筒状基材の表面に、抵抗温度係数が正である
抵抗発熱物質により略帯状の抵抗パターン3を設け、こ
れらの抵抗パターン3に電流を流すことが出来るように
配設された電極4、4aを有する加熱ローラー1から構
成されることを特徴とする。
もつ記録材を加熱ローラーにて定着させる加熱定着装置
において、加熱ローラーを所定の温度まで昇温させる時
間を短縮し、装置の小型化、簡略化を実現し、更に発熱
分布を制御できる装置を提供する。 【構成】円筒状基材の表面に、抵抗温度係数が正である
抵抗発熱物質により略帯状の抵抗パターン3を設け、こ
れらの抵抗パターン3に電流を流すことが出来るように
配設された電極4、4aを有する加熱ローラー1から構
成されることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子写真方式な
どで形成した未定着トナー像を持つ紙などの記録材を加
熱ローラーと加圧ローラーとの間を通過させてトナーを
加熱、溶融することにより記録材にトナ−を定着させる
加熱定着装置に関する。
どで形成した未定着トナー像を持つ紙などの記録材を加
熱ローラーと加圧ローラーとの間を通過させてトナーを
加熱、溶融することにより記録材にトナ−を定着させる
加熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の定着装置を説明する。加熱
ローラーの内部の空間にハロゲンランプなどの熱源をも
ち、その熱源から発せられる輻射熱によって間接的にロ
ーラー本体を加熱する装置がある(以下、従来例1と称
する)。これは、例えば、特開昭59ー116775号
に開示されているように、アルミニウムなどの中空金属
パイプの外表面にフッ素樹脂などから成る離型性皮膜を
設け、該パイプの内部空間にハロゲンランプなどの放射
熱源を配した構造の加熱ローラーを用い、使用時には放
射熱源から発する輻射熱によって内部空気層を介してロ
ーラー本体を所定の温度まで昇温させるものである。
ローラーの内部の空間にハロゲンランプなどの熱源をも
ち、その熱源から発せられる輻射熱によって間接的にロ
ーラー本体を加熱する装置がある(以下、従来例1と称
する)。これは、例えば、特開昭59ー116775号
に開示されているように、アルミニウムなどの中空金属
パイプの外表面にフッ素樹脂などから成る離型性皮膜を
設け、該パイプの内部空間にハロゲンランプなどの放射
熱源を配した構造の加熱ローラーを用い、使用時には放
射熱源から発する輻射熱によって内部空気層を介してロ
ーラー本体を所定の温度まで昇温させるものである。
【0003】これに対して、抵抗体膜に電流を流して発
生するジュール熱によって加熱ローラーを直接加熱する
装置もある(以下、従来例2と称する)。これは、例え
ば、特開昭59ー155872号に開示されているよう
に、金属製パイプの外面にプラズマ溶射して形成されT
iO2 系セラミックの抵抗体膜を有する構造の加熱ロー
ラーを用い、使用時にこの抵抗体膜に電流を流して発生
するジュール熱によって該加熱ローラーの本体を直接加
熱するものである。
生するジュール熱によって加熱ローラーを直接加熱する
装置もある(以下、従来例2と称する)。これは、例え
ば、特開昭59ー155872号に開示されているよう
に、金属製パイプの外面にプラズマ溶射して形成されT
iO2 系セラミックの抵抗体膜を有する構造の加熱ロー
ラーを用い、使用時にこの抵抗体膜に電流を流して発生
するジュール熱によって該加熱ローラーの本体を直接加
熱するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな加熱装置においては、以下のような問題点がある。 〔従来例1における問題点〕 記録材を加熱ローラーと加圧ローラーの間を通過させ
加熱させる際に、加熱ローラーはトナー粒子と記録材に
熱を奪われる。従って、加熱ローラーの熱容量が小さい
時には、短時間に大量の定着動作を行うと加熱ローラー
の温度が降下して、良好な定着性能が得られない場合が
ある。これを防ぐためには、加熱ローラーの熱容量を大
きくする必要があり、しかもローラー本体はハロゲンラ
ンプなどの放射熱源によって内部空気層を介して間接的
に加熱されるためローラーを所定の温度まで昇温させる
時間(以下、予熱時間と呼ぶ)が長くなる。この予熱時
間を短縮させるためには、大電力の放射熱源を必要と
し、装置の省電力化の妨げになる。 加熱ローラーの内部の熱源に用いるハロゲンランプに
は、通電開始時に一時的に過大な電流(以下、突入電流
と呼ぶ)が流れる。そのため、電力を供給する回路の部
品にはこの突入電流に耐えうるものを使用するか、又
は、突入電流を抑えるための機構を別に設けることが必
要になる。いずれにしても、装置の小型化及び簡略化の
妨げになる。 加熱ローラーの内部の空間に熱源であるハロゲンラン
プを有する構造のため、ローラーの径を小さくするには
限界があり、装置の小型化の妨げになる。
うな加熱装置においては、以下のような問題点がある。 〔従来例1における問題点〕 記録材を加熱ローラーと加圧ローラーの間を通過させ
加熱させる際に、加熱ローラーはトナー粒子と記録材に
熱を奪われる。従って、加熱ローラーの熱容量が小さい
時には、短時間に大量の定着動作を行うと加熱ローラー
の温度が降下して、良好な定着性能が得られない場合が
ある。これを防ぐためには、加熱ローラーの熱容量を大
きくする必要があり、しかもローラー本体はハロゲンラ
ンプなどの放射熱源によって内部空気層を介して間接的
に加熱されるためローラーを所定の温度まで昇温させる
時間(以下、予熱時間と呼ぶ)が長くなる。この予熱時
間を短縮させるためには、大電力の放射熱源を必要と
し、装置の省電力化の妨げになる。 加熱ローラーの内部の熱源に用いるハロゲンランプに
は、通電開始時に一時的に過大な電流(以下、突入電流
と呼ぶ)が流れる。そのため、電力を供給する回路の部
品にはこの突入電流に耐えうるものを使用するか、又
は、突入電流を抑えるための機構を別に設けることが必
要になる。いずれにしても、装置の小型化及び簡略化の
妨げになる。 加熱ローラーの内部の空間に熱源であるハロゲンラン
プを有する構造のため、ローラーの径を小さくするには
限界があり、装置の小型化の妨げになる。
【0005】〔従来例2における問題点〕 抵抗体膜として用いられるTiO2 系セラミックは、
温度が上昇するに従って電気抵抗値が減少するという負
の抵抗温度係数を有しているので、定められた電圧印加
の場合に流れる電流は大きくなる。その結果、抵抗体は
更に温度が上昇する性質をもつので加熱昇温時の温度制
御が極めて困難になり、加熱ローラーを予熱する際に、
所定の温度よりも過昇温してしまう現象(オーバーシュ
ート)が起こり易い。このような抵抗体の温度−相対電
気抵抗率の関係を図7のグラフG1 に示す。この内容は
Kingery,Bowen,Uhlmann著の「セ
ラミックス材料科学入門−応用編(1981)」文献中
の835ペ−ジから引用している。図7における横軸は
抵抗体の温度を示し、縦軸は温度20℃での相対電気抵
抗率を1とした場合の相対値で示してある。グラフG1
はTiO2 系セラミック抵抗体、例えばTi2 O3 の特
性を示す。グラフG1が右下がりの傾向を示す故にTi
2 O3 セラミックは負の抵抗温度係数を有することを示
している。前記のような過昇温を防ぐには、抵抗体膜と
入力電源との間に、所定温度に達すると抵抗体膜への通
電を停止させる制御回路を組み込むことが必要になる。
これは装置の小型化、コストダウンの妨げになる。 加熱ローラーを具備する方式では、ローラー長手方向
の両端部はローラーを支持するための軸受けに熱を奪わ
れるので、通常は端部付近の配熱を中央部付近よりもや
や大きくすることが行われる。従来例2でこれを行うた
めには、発熱層である抵抗体膜の膜厚を端部付近と中央
部付近では変える必要があるが、製作可能な膜厚の範囲
に限界がある上に、膜厚そのものを正確に制御すること
が容易でないために、希望する配熱分布を得られない場
合がある。 以上、従来の技術には種々の問題点を有している。
温度が上昇するに従って電気抵抗値が減少するという負
の抵抗温度係数を有しているので、定められた電圧印加
の場合に流れる電流は大きくなる。その結果、抵抗体は
更に温度が上昇する性質をもつので加熱昇温時の温度制
御が極めて困難になり、加熱ローラーを予熱する際に、
所定の温度よりも過昇温してしまう現象(オーバーシュ
ート)が起こり易い。このような抵抗体の温度−相対電
気抵抗率の関係を図7のグラフG1 に示す。この内容は
Kingery,Bowen,Uhlmann著の「セ
ラミックス材料科学入門−応用編(1981)」文献中
の835ペ−ジから引用している。図7における横軸は
抵抗体の温度を示し、縦軸は温度20℃での相対電気抵
抗率を1とした場合の相対値で示してある。グラフG1
はTiO2 系セラミック抵抗体、例えばTi2 O3 の特
性を示す。グラフG1が右下がりの傾向を示す故にTi
2 O3 セラミックは負の抵抗温度係数を有することを示
している。前記のような過昇温を防ぐには、抵抗体膜と
入力電源との間に、所定温度に達すると抵抗体膜への通
電を停止させる制御回路を組み込むことが必要になる。
これは装置の小型化、コストダウンの妨げになる。 加熱ローラーを具備する方式では、ローラー長手方向
の両端部はローラーを支持するための軸受けに熱を奪わ
れるので、通常は端部付近の配熱を中央部付近よりもや
や大きくすることが行われる。従来例2でこれを行うた
めには、発熱層である抵抗体膜の膜厚を端部付近と中央
部付近では変える必要があるが、製作可能な膜厚の範囲
に限界がある上に、膜厚そのものを正確に制御すること
が容易でないために、希望する配熱分布を得られない場
合がある。 以上、従来の技術には種々の問題点を有している。
【0006】
【発明の目的】本発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は 、加熱ローラーを所定の温度まで加熱するための予熱
時間を短縮し、且つ省電力化を図る。 加熱開始時に過大な電流が流れることがなく、装置の
小型化と簡略化を図る 加熱ローラーの径を小さくすることにより装置の小型
化を図る。 予熱初期の加熱ローラーの過昇温(オーバーシュー
ト)を小さく抑える。 加熱ローラーの長手方向の配熱に容易に分布をもたす
ことが出来る。 以上のことを可能とする加熱定着装置を提供することに
ある。
るためになされたもので、その目的は 、加熱ローラーを所定の温度まで加熱するための予熱
時間を短縮し、且つ省電力化を図る。 加熱開始時に過大な電流が流れることがなく、装置の
小型化と簡略化を図る 加熱ローラーの径を小さくすることにより装置の小型
化を図る。 予熱初期の加熱ローラーの過昇温(オーバーシュー
ト)を小さく抑える。 加熱ローラーの長手方向の配熱に容易に分布をもたす
ことが出来る。 以上のことを可能とする加熱定着装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明における加熱ローラーは、ロ−ラ−部を形成
している円筒状基材の表面に抵抗温度係数が正である抵
抗発熱物質により略帯状に形成される抵抗パターンを設
け、なおかつ、該抵抗パターンに電流を流すための電極
を有する。本発明は、以上の構成よりなる加熱定着装置
である。
に、本発明における加熱ローラーは、ロ−ラ−部を形成
している円筒状基材の表面に抵抗温度係数が正である抵
抗発熱物質により略帯状に形成される抵抗パターンを設
け、なおかつ、該抵抗パターンに電流を流すための電極
を有する。本発明は、以上の構成よりなる加熱定着装置
である。
【0008】
【作用】加熱ローラーに配設された各電極間に電圧を印
加して、抵抗発熱物質からなる抵抗パターンに電流を流
し、この時発生するジュール熱によってローラー本体で
ある円筒状基材を所定の温度に昇温させる。抵抗パタ−
ンの形状を変えることにより、加熱ロ−ラ−の長手方向
の配熱分布は任意に可変制御出来る。更に、抵抗パター
ンは抵抗温度係数が正である抵抗発熱物質により形成さ
れるので、温度の上昇につれて抵抗率が大きくなり、予
熱初期の加熱ローラーの過昇温(オーバーシュート)を
抑える。所定の温度に昇温された加熱ローラーと、該加
熱ローラーに圧接された加圧ローラーを互いの母線方向
が一致するように回転させ、未定着トナー像をもつ記録
材を前記二つのローラー間を通過させる。この時記録材
はトナーの付着した面が加熱ローラー側になるように通
過させることにより、トナーを加熱、溶融させて記録材
に定着せしめる。
加して、抵抗発熱物質からなる抵抗パターンに電流を流
し、この時発生するジュール熱によってローラー本体で
ある円筒状基材を所定の温度に昇温させる。抵抗パタ−
ンの形状を変えることにより、加熱ロ−ラ−の長手方向
の配熱分布は任意に可変制御出来る。更に、抵抗パター
ンは抵抗温度係数が正である抵抗発熱物質により形成さ
れるので、温度の上昇につれて抵抗率が大きくなり、予
熱初期の加熱ローラーの過昇温(オーバーシュート)を
抑える。所定の温度に昇温された加熱ローラーと、該加
熱ローラーに圧接された加圧ローラーを互いの母線方向
が一致するように回転させ、未定着トナー像をもつ記録
材を前記二つのローラー間を通過させる。この時記録材
はトナーの付着した面が加熱ローラー側になるように通
過させることにより、トナーを加熱、溶融させて記録材
に定着せしめる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明に係わる加熱定着装置の概略正面図、
図2は同装置の側面図を示す。同図において1は加熱ロ
ーラー、2は加圧ローラー、3は抵抗発熱物質からなる
略帯状の抵抗パターン、4、4aは導電体からなるリン
グ状の電極、5、5aは給電ブラシ、6、6aは軸受
け、7は駆動ギアで、加熱ローラー1の片側は軸受け6
を介して駆動ギアに接続され、加熱ローラー1の反対側
は軸受け6aを介して側板(図示せず)に回転自在に保
持されている。8は加圧ローラーの芯金、9は記録材、
10は記録材に付着する未定着トナ−粒子である。リン
グ状の電極4、4aは抵抗発熱物質からなる抵抗パター
ン3とそれぞれ1ケ所ずつ電気的導通をもつように設け
られ、給電ブラシ5、5aは電極4、4aの外表面と接
触している。給電ブラシ5、5aは外部電源(図示せ
ず)と電気的に接続されており、この給電ブラシ5、5
aを介して電極4、4aに所定の電圧を印加することに
より、抵抗パターン3に電流を流して加熱ローラー1を
加熱する構成になっている。所定の温度まで加熱された
加熱ローラー1は駆動ギア7によって回転し、該加熱ロ
ーラー1と圧接して回転する加圧ローラー2との間を記
録材9を通過させることにより、未定着トナー粒子10
を加熱、溶融させて記録材に定着せしめる。
る。図1は本発明に係わる加熱定着装置の概略正面図、
図2は同装置の側面図を示す。同図において1は加熱ロ
ーラー、2は加圧ローラー、3は抵抗発熱物質からなる
略帯状の抵抗パターン、4、4aは導電体からなるリン
グ状の電極、5、5aは給電ブラシ、6、6aは軸受
け、7は駆動ギアで、加熱ローラー1の片側は軸受け6
を介して駆動ギアに接続され、加熱ローラー1の反対側
は軸受け6aを介して側板(図示せず)に回転自在に保
持されている。8は加圧ローラーの芯金、9は記録材、
10は記録材に付着する未定着トナ−粒子である。リン
グ状の電極4、4aは抵抗発熱物質からなる抵抗パター
ン3とそれぞれ1ケ所ずつ電気的導通をもつように設け
られ、給電ブラシ5、5aは電極4、4aの外表面と接
触している。給電ブラシ5、5aは外部電源(図示せ
ず)と電気的に接続されており、この給電ブラシ5、5
aを介して電極4、4aに所定の電圧を印加することに
より、抵抗パターン3に電流を流して加熱ローラー1を
加熱する構成になっている。所定の温度まで加熱された
加熱ローラー1は駆動ギア7によって回転し、該加熱ロ
ーラー1と圧接して回転する加圧ローラー2との間を記
録材9を通過させることにより、未定着トナー粒子10
を加熱、溶融させて記録材に定着せしめる。
【0010】加熱ローラー1の構成については図3、図
4、図5で詳細に説明する。図3はこの発明にかかる加
熱ローラーの一部を切り欠いた正面図、図4は図3のA
ーA断面図、図5は加熱ローラーに設けられた抵抗パタ
ーン3の形状展開図である。同図において、11は加熱
ローラー1の本体である円筒状基材、12、12aは導
電性を持つ導電層、13はガラスを主成分にした保護
層、14は加熱ローラー1の最外表面を覆う離型層であ
る。加熱ローラー1の本体である円筒状基材11は内径
15mm、肉厚1.5mmのアルミナパイプであり、そ
の外表面上にAgーPd合金を主成分とした略帯状の抵
抗パターン3を設ける。電極4、4aは内径約18m
m、肉厚2mm、幅7mmのCu系の導電性のリングで
あり、抵抗パターン3と電気的に導通を保つように設け
られた導電層12、12aにそれぞれ固定して取り付け
られている。抵抗パターン3の厚みは一定にして幅1.
5mm、全長は電極4、4a間の電気抵抗値が所定の値
になるようにし、図5のようなパターン形状に決められ
る。更に、図4に示すように、抵抗パターン3の保護と
電気的絶縁性を確保するために、抵抗パターン3を設け
たあと、導電層12、12a以外の円筒状基材11の外
表面にガラスを主成分とした保護層13を設け、更にそ
の外表面上に記録材9が通過する部分にはフッ素樹脂な
どの離型層14を設ける。尚、図5に示すように、加熱
ローラー1の両端部付近に配設する抵抗パターン3のパ
ターン密度は中央部に比べて大きくする事により、定着
動作時に加熱ローラー1の両端部付近の温度が降下する
ことを防止する。定着動作時には、電極4、4a間に電
圧を印加して、抵抗パターン3に電流を流して発生する
ジュール熱によって加熱ローラー1を所定の温度まで昇
温させるが、円筒状基材11を直接加熱する方式のた
め、熱源をローラー内にもつ間接加熱方式に比べ少ない
電力でしかも短時間に昇温させることが出来る。また、
間接加熱方式にみられる予熱初期に内部熱源に過大な電
流(突入電流)が流れることもなく、円筒状基材11の
内部に熱源を配設しないので加熱ローラー1の小径化も
可能になる。また、抵抗パターン3のパターン形状を変
えることによって円筒状基材11の長手方向即ち、加熱
ローラー1の長手方向の配熱の分布も容易に可変制御が
できる。更に、抵抗パターン3を構成するAgーPd合
金は、温度が高くなるに従い電流が流れにくくなるとい
う正の抵抗温度係数を有するので、予熱初期にみられる
加熱ローラー1の過昇温(オーバーシュート)を小さく
制御できる。このような抵抗パタ−ンの温度−相対電気
抵抗率の関係を図7のグラフG2 に示す。図7における
横軸は抵抗体の温度を示し、縦軸は温度20℃での相対
電気抵抗率を1とした場合の相対値で示してある。グラ
フG2は発明者の実測によるものであり、Ag−Pd合
金抵抗体の特性を示す。グラフG2 が右上がり故に、A
g−Pd合金は正の抵抗温度係数を有することを示して
いる。
4、図5で詳細に説明する。図3はこの発明にかかる加
熱ローラーの一部を切り欠いた正面図、図4は図3のA
ーA断面図、図5は加熱ローラーに設けられた抵抗パタ
ーン3の形状展開図である。同図において、11は加熱
ローラー1の本体である円筒状基材、12、12aは導
電性を持つ導電層、13はガラスを主成分にした保護
層、14は加熱ローラー1の最外表面を覆う離型層であ
る。加熱ローラー1の本体である円筒状基材11は内径
15mm、肉厚1.5mmのアルミナパイプであり、そ
の外表面上にAgーPd合金を主成分とした略帯状の抵
抗パターン3を設ける。電極4、4aは内径約18m
m、肉厚2mm、幅7mmのCu系の導電性のリングで
あり、抵抗パターン3と電気的に導通を保つように設け
られた導電層12、12aにそれぞれ固定して取り付け
られている。抵抗パターン3の厚みは一定にして幅1.
5mm、全長は電極4、4a間の電気抵抗値が所定の値
になるようにし、図5のようなパターン形状に決められ
る。更に、図4に示すように、抵抗パターン3の保護と
電気的絶縁性を確保するために、抵抗パターン3を設け
たあと、導電層12、12a以外の円筒状基材11の外
表面にガラスを主成分とした保護層13を設け、更にそ
の外表面上に記録材9が通過する部分にはフッ素樹脂な
どの離型層14を設ける。尚、図5に示すように、加熱
ローラー1の両端部付近に配設する抵抗パターン3のパ
ターン密度は中央部に比べて大きくする事により、定着
動作時に加熱ローラー1の両端部付近の温度が降下する
ことを防止する。定着動作時には、電極4、4a間に電
圧を印加して、抵抗パターン3に電流を流して発生する
ジュール熱によって加熱ローラー1を所定の温度まで昇
温させるが、円筒状基材11を直接加熱する方式のた
め、熱源をローラー内にもつ間接加熱方式に比べ少ない
電力でしかも短時間に昇温させることが出来る。また、
間接加熱方式にみられる予熱初期に内部熱源に過大な電
流(突入電流)が流れることもなく、円筒状基材11の
内部に熱源を配設しないので加熱ローラー1の小径化も
可能になる。また、抵抗パターン3のパターン形状を変
えることによって円筒状基材11の長手方向即ち、加熱
ローラー1の長手方向の配熱の分布も容易に可変制御が
できる。更に、抵抗パターン3を構成するAgーPd合
金は、温度が高くなるに従い電流が流れにくくなるとい
う正の抵抗温度係数を有するので、予熱初期にみられる
加熱ローラー1の過昇温(オーバーシュート)を小さく
制御できる。このような抵抗パタ−ンの温度−相対電気
抵抗率の関係を図7のグラフG2 に示す。図7における
横軸は抵抗体の温度を示し、縦軸は温度20℃での相対
電気抵抗率を1とした場合の相対値で示してある。グラ
フG2は発明者の実測によるものであり、Ag−Pd合
金抵抗体の特性を示す。グラフG2 が右上がり故に、A
g−Pd合金は正の抵抗温度係数を有することを示して
いる。
【0011】抵抗パターン3のパターン形状は図5に示
すような形状に限定されるものでなく、目的とする加熱
ローラー1の長手方向の配熱分布に応じて任意に変えて
も良い。例えば、抵抗パターン3は複数本の帯状パター
ンであっても良いし、パターンの幅も部分的に大きくし
たり、又は小さくしたりしても良い。また、加熱ローラ
ー1の円筒状基材11の形状は中空である限定はなく、
中実であっても良い。円筒状基材11の材質はアルミナ
に限定する必要はないが、導電性のものを用いる場合は
抵抗パターン3と円筒状基材11の間に絶縁層を設ける
必要がある。
すような形状に限定されるものでなく、目的とする加熱
ローラー1の長手方向の配熱分布に応じて任意に変えて
も良い。例えば、抵抗パターン3は複数本の帯状パター
ンであっても良いし、パターンの幅も部分的に大きくし
たり、又は小さくしたりしても良い。また、加熱ローラ
ー1の円筒状基材11の形状は中空である限定はなく、
中実であっても良い。円筒状基材11の材質はアルミナ
に限定する必要はないが、導電性のものを用いる場合は
抵抗パターン3と円筒状基材11の間に絶縁層を設ける
必要がある。
【0012】他の実施例として、図6を用いて説明す
る。基本的な装置の構成は、図1に示す本発明の実施例
と同じであるが、電力を供給するための電極4、4aを
加熱ローラー1の片側部付近にやや間隔をおいて並べて
取り付ける点が異なる。抵抗パターン3はこれらの電極
4、4aより中央部の円筒状基材11の表面に配設され
る。この実施例では前述の効果に加えて、給電のための
機構を加熱ローラー1の片側に集中できるので、給電ブ
ラシ5、5aの保持器(図示せず)を一体化できる利点
がある。また、給電ブラシ5、5aに接続される結線
(図示せず)の配設が容易になるなどの利点もある。
る。基本的な装置の構成は、図1に示す本発明の実施例
と同じであるが、電力を供給するための電極4、4aを
加熱ローラー1の片側部付近にやや間隔をおいて並べて
取り付ける点が異なる。抵抗パターン3はこれらの電極
4、4aより中央部の円筒状基材11の表面に配設され
る。この実施例では前述の効果に加えて、給電のための
機構を加熱ローラー1の片側に集中できるので、給電ブ
ラシ5、5aの保持器(図示せず)を一体化できる利点
がある。また、給電ブラシ5、5aに接続される結線
(図示せず)の配設が容易になるなどの利点もある。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の効
果を整理すると下記のようになる。 抵抗発熱物質である抵抗パターンで発生するジュール
熱により加熱ローラーの円筒基材を直接加熱するので、
加熱ローラーを所定の温度まで昇温させる予熱時間が短
くなり、省電力化も可能である。 ハロゲンランプのような熱源を使わないので、加熱の
ための初期通電時に過大な電流(突入電流)が流れない
ので、そのための特段の機構を不要とし、加熱定着装置
の小型化及び簡略化が可能である。 ローラーの内部に熱源を配設しない構造のため、ロー
ラーの小径化が可能になり、その結果、加熱定着装置の
小型化が可能である。 抵抗パターンの材質に抵抗温度係数が正である例えば
AgーPd合金を用いることにより、加熱ローラーの予
熱初期の過昇温(オーバーシュート)を小さく抑えるこ
とが容易となる。 抵抗パターンのパターン形状を任意に変えることによ
り、加熱ローラーの配熱分布を簡単にしかも大きく変え
ることが可能である。
果を整理すると下記のようになる。 抵抗発熱物質である抵抗パターンで発生するジュール
熱により加熱ローラーの円筒基材を直接加熱するので、
加熱ローラーを所定の温度まで昇温させる予熱時間が短
くなり、省電力化も可能である。 ハロゲンランプのような熱源を使わないので、加熱の
ための初期通電時に過大な電流(突入電流)が流れない
ので、そのための特段の機構を不要とし、加熱定着装置
の小型化及び簡略化が可能である。 ローラーの内部に熱源を配設しない構造のため、ロー
ラーの小径化が可能になり、その結果、加熱定着装置の
小型化が可能である。 抵抗パターンの材質に抵抗温度係数が正である例えば
AgーPd合金を用いることにより、加熱ローラーの予
熱初期の過昇温(オーバーシュート)を小さく抑えるこ
とが容易となる。 抵抗パターンのパターン形状を任意に変えることによ
り、加熱ローラーの配熱分布を簡単にしかも大きく変え
ることが可能である。
【図1】この発明にかかる加熱定着装置の概略正面図を
示す。
示す。
【図2】この発明にかかる加熱定着装置の側面図を示
す。
す。
【図3】この発明にかかる加熱ローラーの一部を切り欠
いた正面図を示す。
いた正面図を示す。
【図4】図3のAーA断面図を示す。
【図5】この発明にかかる抵抗パターンの形状展開図を
示す。
示す。
【図6】この発明にかかる他の実施例の概略正面図を示
す。
す。
【図7】抵抗発熱体(Ti 2 O3 セラミック及びAg-P
d合金)の温度と相対電気抵抗率の関係を示す。
d合金)の温度と相対電気抵抗率の関係を示す。
1 加熱ローラー 9
記録材 2 加圧ローラー 10
未定着トナー 3 抵抗パターン 11
円筒状基材 4、4a 電極 12、12
a 導電層 5、5a 給電ブラシ 13
保護層 6、6a 軸受け 14
離型層 7 駆動ギア 8 加圧ローラーの芯金
記録材 2 加圧ローラー 10
未定着トナー 3 抵抗パターン 11
円筒状基材 4、4a 電極 12、12
a 導電層 5、5a 給電ブラシ 13
保護層 6、6a 軸受け 14
離型層 7 駆動ギア 8 加圧ローラーの芯金
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱ローラーと該加熱ローラーに圧接さ
れた加圧ローラーとの間に未定着トナ−像をもつ記録材
を通過させるように構成した定着装置において、 前記加熱ローラーは、ロ−ラ−部を形成している円筒状
基材の表面に抵抗温度係数が正である抵抗発熱物質によ
り略帯状に形成される抵抗パタ−ンを設け、 なおかつ、該抵抗パタ−ンに電流を流すための電極を有
することを特徴とする加熱定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13919193A JPH06332331A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 加熱定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13919193A JPH06332331A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 加熱定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06332331A true JPH06332331A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15239678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13919193A Pending JPH06332331A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 加熱定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06332331A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6607864B2 (en) | 2001-06-20 | 2003-08-19 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming method |
| KR100782801B1 (ko) * | 2001-05-04 | 2007-12-06 | 삼성전자주식회사 | 전자사진 화상형성장치의 정착롤러 전원공급장치 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP13919193A patent/JPH06332331A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100782801B1 (ko) * | 2001-05-04 | 2007-12-06 | 삼성전자주식회사 | 전자사진 화상형성장치의 정착롤러 전원공급장치 |
| US6607864B2 (en) | 2001-06-20 | 2003-08-19 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0980972A (ja) | 加熱定着装置 | |
| JPH06332331A (ja) | 加熱定着装置 | |
| JP2002214951A (ja) | 定着用発熱抵抗体シ−トおよび定着装置 | |
| TWI864881B (zh) | 加熱器、定影裝置、畫像形成裝置及加熱裝置 | |
| JP3109328B2 (ja) | 加熱定着装置 | |
| JP2600835B2 (ja) | 定着用加熱体、定着装置および画像形成装置 | |
| JPH06332333A (ja) | 加熱定着装置 | |
| JPH0887192A (ja) | 加熱定着装置および棒状発熱体 | |
| JP2011048203A (ja) | 加熱部材、定着装置、および該定着装置を備える画像形成装置 | |
| JP3441325B2 (ja) | 定着用ヒートローラ及びその製造方法 | |
| JPH08250266A (ja) | 棒状発熱体 | |
| JPH11282300A (ja) | 定着装置 | |
| JPH11282297A (ja) | 熱定着用ローラ | |
| JP2007157456A (ja) | セラミックヒータ、加熱装置、画像形成装置 | |
| JPH08227239A (ja) | 熱定着装置 | |
| JPH1115318A (ja) | 加熱ローラ及びそれを用いた加熱定着装置 | |
| JPH0836319A (ja) | 加熱定着装置 | |
| JPH08220908A (ja) | 内面発熱型ヒートローラ | |
| JPH1048986A (ja) | 定着ローラ及び定着ローラの温度制御方法 | |
| JPH08254916A (ja) | 加熱定着装置 | |
| JPH10228972A (ja) | 加熱ローラ | |
| JPH11109775A (ja) | 直接発熱型加熱ローラ | |
| JP3004988U (ja) | 加熱ローラ | |
| JPH10104984A (ja) | ヒートローラ | |
| JPH0764425A (ja) | 画像形成装置 |