JPH0633720Y2 - 信号伝送線路装置 - Google Patents

信号伝送線路装置

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JPH0633720Y2
JPH0633720Y2 JP6718086U JP6718086U JPH0633720Y2 JP H0633720 Y2 JPH0633720 Y2 JP H0633720Y2 JP 6718086 U JP6718086 U JP 6718086U JP 6718086 U JP6718086 U JP 6718086U JP H0633720 Y2 JPH0633720 Y2 JP H0633720Y2
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resistor
noise
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transmission line
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朗 宮下
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は互いに離れた位置に設置されて互いに異なる接
地系を有する接地間を接続する信号伝送線路装置(以下
伝送線路装置という)に関するものである。
背景技術 例えば車載オーディオ装置のように、一方がダッシュパ
ネルに設置され他方がこのダッシュパネルから離れたト
ランクルーム等に設置されたオーディオ信号処理装置同
士を接続する伝送線路装置の従来装置の概略を第8図に
示す。第8図において、例えば記録情報を読み取ってこ
れを復調して出力するCDプレーヤ(図示せず)からの入
力信号は、入力信号中継回路1に供給される。入力信号
中継回路1の出力信号は信号伝送線路2の中心導体2aを
経て出力信号中継回路3に供給される。なお、中心導体
2aは外部導体2bによってシールドされている。また、入
力信号中継回路1の出力回路の接地点1aは外部導体2bを
経て出力信号中継回路3の接地系に接続されるので入力
信号中継回路1の出力信号レベルの基準電位は出力信号
中継回路3側の接地電位と等しくなる。このように接続
することによって離れた装置間の接地系の電位が異なる
ことによって信号ラインに一種のノイズVnが混入するの
を防止せんとする。出力信号中継回路3はバッファアン
プあるいは出力アンプなどにより構成されて上記出力信
号を次段のオーディオ装置へ供給する。上記入力信号中
継回路1,信号伝送線路2及び出力信号中継回路3によっ
て伝送線路装置が形成される。
かかる入力信号中継回路1の具体回路を第9図に示す。
第9図において、抵抗R1及びR2によって構成される抵抗
分圧回路の一端Aに電流制限抵抗R3を介してバイアス電
源Vccから電圧Vccが印加され、該抵抗分圧回路の他端は
入力信号供給源(図示せず)の接地系と共通の接地点B
に接続される。また、この抵抗分圧回路に対して並列に
バイパスコンデンサC1が接続されA点とB点とは交流電
位が等しくなされる。上記抵抗分圧回路の分圧電圧はPN
P形トランジスタQ1のベースに印加される。このベース
には結合コンデンサC2を経て入力信号が供給される。ト
ランジスタQ1のエミッタはエミッタ抵抗R4に接続され、
抵抗R4の他端Cは上記抵抗R1とR3との接続点Aに接続さ
れる。トランジスタQ1のコレクタには、結合コンデンサ
C3及びコレクタ抵抗R5の各一端が接続され、コンデンサ
C3の他端は信号伝送線路2の中心導体2aに接続される。
コレクタ抵抗R5の他端は信号伝送線路2のシールド導体
2bに接続される。中心導体2aの他端3aは、出力信号中継
回路3の入力端に接続され、シールド導体2bの他端3bは
出力信号中継回路3の接地点Dに接続される。この接地
点Dは出力信号中継回路3の次段に接続される装置の接
地系と同一である。ここで、接地点Dと接地点Bとの間
に生ずるアース間ノイズはノイズ源Vnとして表示されて
いる。なお、出力信号中継回路3以降の回路は本考案の
要部ではないのでかかる部分の説明は省略する。
次に、この回路の動作について説明する。まず、接地点
A・B間が同電位であるときは、入力信号中継回路1は
周知のPNP形トランジスタによるエミッタ接地増幅回路
であり、入力信号の電位をViエミッタ抵抗R4の値をR4
すると、エミッタ電流ieは、ie≒Vi/R4となる。また、
コレクタ抵抗R5の値をR5とし、出力信号中継回路3を高
入力インピーダンスにすればエミッタ電流ieはほぼコレ
クタ抵抗R5を流れるから、コレクタ抵抗R5に印加される
電圧Vcは、Vc≒ie・R5となる。故に、かかる増幅回路の
利得はR5/R4として表わされる。また、トランジスタQ1
は交流等価的に電流源として作用しそのインピーダンス
は非常に大きいので、ノイズ源Vnによるノイズ電流inは
コレクタ抵抗R5にはほとんど流れず、ノイズ源Vnによる
出力信号へのノイズ混入は無視し得る。従って、かかる
回路によって接地系の相違によるノイズVnの信号への混
入(以下混信と称する)は抑制され(以下ノイズ抑制機
能と称する)互いに離れた位置にある装置間の信号中継
における混信を防止することが可能である。
しかしながら、ノイズVnの周波数が高くなるとトランジ
スタのベース・コレクタ間容量によってベース・コレク
タ間にノイズ電流inが流れ、抵抗R2及びR5を経由してノ
イズループ電流が形成される。このノイズループ電流に
よってトランジスタQ1のコレクタからの出力信号中に
は、ノイズVn成分が生じる。かかるノイズ成分のレベル
は第7図の曲線aの如く数KHz付近で相当のレベルに達
し、回路のノイズ抑制機能が低下する。ここで、第7図
はO〔dBV〕のノイズを印加しその周波数を増加したと
きの信号出力端へのノイズもれレベル変化を示す。この
ような原因によるS/Nの低下を防止するためには、ベー
ス・コレクタ間容量の小なるトランジスタを用いれば良
いのであるが、かかるトランジスタは比較的に高価なの
である。
考案の概要 よって、本考案の目的とするところはアース間ノイズの
高周波成分に対してもS/Nの低下を抑制し得る伝送線路
装置を安価に提供することである。
上記目的を達成するために本考案の伝送線路装置におい
ては、入力信号中継回路を形成するエミッタ接地形トラ
ンジスタ増幅回路のコレクタ回路とエミッタ回路との間
に抵抗とリアクタンス素子とからなる中和回路を設け、
ノイズ電圧が該増幅回路のベースに印加されることによ
って生ずるコレクタ回路のノイズ成分をエミッタ回路に
帰還することで、ベースとエミッタとから供給されるノ
イズ分がコレクタにおいて互いに逆相に重畳されて相殺
される構成としている。
実施例 以下、本考案の実施例について第1図を参照しつつ説明
する。第1図において第9図に示された回路と対応する
部分には同一符号を付しかかる部分の説明は省略する。
本考案においては、接続点Aと抵抗R4の一端Cとの間に
抵抗R6が接続され、抵抗R4の一端Cと抵抗R5の接地側端
との間にコンデンサC4が接続される。抵抗R6及びコンデ
ンサC4は、ベース・コレクタ間容量を介してコレクタ電
流に生ずるノイズ電流inとほぼ等振幅逆層位相の電流を
該コレクタ電流に重畳してノイズ成分を相殺するための
いわゆる中和回路を形成する。他の構成は従来回路と同
様である。
回路の動作について説明する。まず、中域周波数におい
ては、後述の如くコンデンサC4の容量は小さいので、そ
のインピーダンスは抵抗R6及びR4と比較して十分に大き
く、コンデンサC4を無視し得る。そこで、該回路の増幅
率は抵抗R6,R4及びR5とによってほぼR5/(R4+R6)と
なる。なお、R4>R6に設定すればほぼR5/R4となり従来
回路と同一になる。ほぼこの増幅率によってノイズ抑制
の程度は定まる。
次に、ノイズVnの周波数が高い場合における混信発生の
原因について説明する。ここで、この入力信号中継回路
前段には十分に出力インピーダンスの低い増幅回路が接
続されかつその信号入力端には何ら信号が供給されない
ものとする。この場合の交流等価回路を第2図に示す。
同図においてコンデンサCobはトランジスタQ1のベース
・コレクタ間容量を示し、抵抗Raはエミッタ・コレクタ
間の見かけ上のインピーダンスと前述の抵抗R4とが直列
接続された抵抗に相当するものであり、その値はほぼhf
e・R4/hoe・hieとなる。ただし、hfe,hoe,hieはエミッ
タ接地におけるトランジスタのhパラメータであり、そ
れぞれ電流増幅率、出力アドミタンス、入力抵抗を表わ
す。中低周波数域におけるノイズ制御の程度は、前述の
如く増幅率R5/R4に対応し数10〔dB〕程度得られるが、
高周波数域においてはコンデンサCobのインピーダンス
が減少しコンデンサCobを介してノイズ電圧Vnにより抵
抗R5にノイズ電流成分が流れ6〔dB/OCT〕の割合で劣化
する。
そこで、本考案においては、第3図の交流等価回路に示
されるようにベース・コレクタ間に在るノイズ源Vnに対
応して、トランジスタQ1のエミッタ回路にノイズ源Vn
その出力が比例関係にあるノイズ源Vn′設け、ノイズ源
Vnによってコレクタに生ずる電流inに、ノイズ源Vn′に
よりこの電流inと値が等しくかつ逆相の電流in′を重畳
することによりノイズVn成分を相殺し、コレクタ出力の
S/Nを維持せんとしている。上述のノイズ源Vn′を抵抗
6とコンデンサC4とよって形成される中和回路によって
ノイズ源Vnの出力を分圧して得ている。かかる構成によ
ってノイズVn成分が相殺されるのは、トランジスタ回路
がノイズVnに対してはエミッタ接地回路として動作し、
そのコレクタ抵抗R5の両端に生ずるコレクタ出力電圧は
ノイズVnに対し逆相となり、一方、ノイズVn′に対して
上記トランジスタ回路はベース接地回路として動作する
のでノイズVn′に対応するコレクタ出力電圧はノイズ
Vn′と同相となるからであり、コレクタ抵抗R5におい
て、ノイズVn及びVn′成分にそれぞれ比例する各ノイズ
成分は重畳されて相殺される。ところで、トランジスタ
Q1のベース・コレクタ間に印加されたノイズ電圧Vnに応
じてコレクタに流れる電流inはベース・コレクタ間容量
の影響によって、ノイズ電圧Vnに対して実際には90度の
位相差となっており、このままでは、上述の如くノイズ
同士を十分に相殺することが出来ない。そこで、中和回
路を例えば抵抗とコンデンサとによって形成し、ノイズ
電圧と90度位相の異なるノイズ電圧Vn′を得て、これを
エミッタ・コレクタ間に印加してノイズ電圧Vn′と同相
のコレクタ電流in′を得ている。このようにして、コレ
クタ電流inとコレクタ電流in′とが互いに逆相となるよ
うに調整されている。
ここで、エミッタ抵抗R4とコレクタ抵抗R5とを等しい値
に設定しかつエミッタ抵抗R4の値を抵抗R6の値より大き
く設定すればトランジスタ回路のノイズ源Vn′に対する
増幅率はほぼ1となる。そして、ノイズ源Vnによってコ
レクタ抵抗に生ずる電圧と等しい電圧にノイズ源Vn′の
電圧レベルを設定すれば中和作用は最大となる。このよ
うにするためには、コンデンサC4と抵抗R6との比をコン
デンサCobとコレクタ抵抗R5との比に一致させればよ
い。コンデンサCobのインピーダンスはコレクタ抵抗R5
のに比して十分に大きいから、コンデンサC4のインピー
ダンスは抵抗R6に比して十分に大きいものとなる。よっ
て、抵抗R6はエミッタ抵抗R4より十分小であったとして
もコンデンサC4の容量は比較的小さいものとなる。
次に、エミッタ抵抗R4とコレクタ抵抗R5とが等しくない
場合には、中和作用を最大とする抵抗R6とコンデンサC4
との比は、コンデンサCobとコレクタ抵抗R5との比に対
応しない。しかし、コンデンサC4及びコンデンサCobの
インピーダンスはコレクタ抵抗R5及び抵抗R6の値に比し
て十分に大きいので、コンデンサCobを介してコレクタ
抵抗R5に生ずるノイズ及び中和回路を介してコレクタ抵
抗R5に生ずるノイズはもとのノイズ電圧Vnに対してそれ
ぞれ位相がほぼ90度偏倚しており、コレクタ抵抗R5に生
ずるノイズ同士は互いに逆相に維持される故、中和作用
が損なわれない。
第4図は、第1図に示された回路入力端子を短絡した場
合の高周波等価回路を示している。この回路の周波数特
性を知るために、ノイズVnに関して伝達関数h(ω)
求めると次式のようになる。
ただし、ωはノイズVnの角周波数であり、hfe>>1、h
ie,R4,R5<<1/hoe、hie,R4,R5,R6<<1/ωCob,1/ω
C4なる条件によって(1)式は簡略化されている。
(1)式において となるように各素子の値を設定することにより、周波数
依存項がなくなり、周波数が増加しても中和作用が維持
され得る。ここで、R6<<R4となるようにR6を設定すれ
ばCob/R6=C4/R4で中和作用が最大になる。なお、周波
数依存性を最小にするための条件式には負荷抵抗に相当
するコレクタ抵抗R5は含まれない。したがって、負荷の
変動によって中和作用が損なわれることがなく動作が安
定しているという利点を有する。
本考案による回路の周波数特性を従来回路と同一条件に
よって測定した結果を第7図の曲線bにて示す。かかる
特性曲線により明らかであるように、本考案によれば中
和作用によって可聴周波数帯域全体に亘って特性の劣化
が生じないのである。
トランジスタQ1にNPN形トランジスタQ2を用いた場合の
回路構成例を第5図に示す。第5図において第1図に示
された回路と対応する部分には同一符号を付している。
同図においてコンデンサC10及び抵抗R10は結合コンデン
サとバイアス抵抗であり特に回路の機能に関係しない。
かかる回路の動作は、第1図に示された回路と同様であ
るので説明は省略する。
ところで、一般にトランジスタの定数を揃えることは容
易ではないが、トランジスタのCobのバラツキが大きい
場合には通常のCobの10倍程度のコンデンサをベース・
コレクタ間に挿入し、この状態において中和作用の効果
が最大となるように前述の各素子の値を定めれば製造さ
れる各回路の特性をトランジスタのCobのバラツキに関
係なくほぼ一定のものとすることが可能である。かかる
場合においても中和作用によって高周波数域でノイズ抑
制作用が維持される。
トランジスタQ1の代りにFETを用いることも可能であ
る。かかる場合の回路構成例を第6図に示す。第6図に
おいて第1図と対応する部分には同一符号を付してお
り、その動作は第1図に示された回路と同様である故、
説明は省略する。
考案の効果 以上説明したように、本考案の構成によれば、ベース・
コレクタ間容量の小なるトランジスタを使わずとも、抵
抗とコンデンサの追加のみによって可聴周波数帯の高域
における接地系の相違に起因するノイズを著しく軽減す
ることが可能となり、また、安価に構成されて他の回路
との組合せも簡単である故好ましいのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施回路例を示す回路図、第2図〜第
4図は、実施回路例の動作を説明するための等価回路
図、第5図及び第6図は他の実施回路例を示す回路図、
第7図は、実施回路及び従来回路の周波数対ノイズレベ
ル特性を示す特性曲線図、第8図及び第9図は、従来回
路例を示す回路図である。 主要部分符号の説明 1……入力信号中継回路 2……信号伝送線路 3……出力信号中継回路 Vn……ノイズ源 Q1,Q2,Q3……トランジスタ R6,C4……中和回路を構成する抵抗及びコンデンサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1接地系を有する第1信号処理装置と第
    2接地系を有する第2信号処理装置相互間の信号伝送を
    なす信号伝送線路装置であって、信号伝送線と前記信号
    伝送線をシールドするシールド導体とからなる信号伝送
    線路と、前記信号伝送線の一端に入力信号に応じた出力
    信号を供給する入力信号中継回路と、前記シールド導体
    の一端に直接接続される前記第2接地系を含み前記信号
    伝送線を経た出力信号に応じた電圧信号を出力する出力
    信号中継回路とからなり、前記入力信号中継回路は、第
    1抵抗と能動素子と第2抵抗とが互いに直列接続されか
    つ前記入力信号に応じた電流が流れる直列回路と、前記
    入力信号の直流レベルを設定する抵抗分圧回路と、前記
    直列回路に並列接続されるコンデンサと、前記直列回路
    の一端と前記抵抗分圧回路の一端との間に接続された第
    3抵抗とを有し、前記第1もしくは前記第2抵抗の両端
    に生ずる電圧を前記出力信号とするようになされている
    ことを特徴とする信号伝送線路装置。
JP6718086U 1986-05-01 1986-05-01 信号伝送線路装置 Expired - Lifetime JPH0633720Y2 (ja)

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JPS62178638U JPS62178638U (ja) 1987-11-13
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