JPH0634152B2 - 薄膜el表示装置の駆動回路 - Google Patents

薄膜el表示装置の駆動回路

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JPH0634152B2
JPH0634152B2 JP60286242A JP28624285A JPH0634152B2 JP H0634152 B2 JPH0634152 B2 JP H0634152B2 JP 60286242 A JP60286242 A JP 60286242A JP 28624285 A JP28624285 A JP 28624285A JP H0634152 B2 JPH0634152 B2 JP H0634152B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、交流駆動型容量性フラット・マトリックス
ディスプレイパネル、すなわち、薄膜EL表示装置の駆
動回路に関するものである。
<従来の技術> 例えば、二重絶縁型(又は三層構造)薄膜EL表示装置
は次のように構成される。
第5図に図示のように、ガラス基板1の上にIn23
りなる帯状の透明電極2を平行に設け、この上に例えば
23、Si34、TiO2、Al23等の誘電物質層3、
Mn 等の活性剤をドープしたZnS よりなるEL層より
なるEL層4、上記と同じくY23、Si34、Ti
2、Al23等の誘電物質層3′を蒸着法、スパッタリ
ング法のような薄膜技術を用いて順次 500〜10000 Åの
膜厚に積層して3層構造にし、その上に上記透明電極2
と直交する方向にAl23 になる帯状の背面電極5を平
行に設ける。
上記薄膜EL素子はその電極間に、誘電物質3、3′で
挾持されたEL物質4を介在させたものであるから、等
価回路的には容量性素子と見ることができる。また、該
薄膜EL素子は第6図に示す電圧−輝度特性から明らか
な如く、 200V程度の比較的高電圧を印加して駆動され
る。
この薄膜EL素子は交流電界によって高輝度発光し、し
かも長寿命であるという特徴を有している。
従来、このような薄膜EL表示装置のためデータ側各電
極には1/2の変調電圧VMを充電するダイオード0Vに放
電させるスイッチング回路を接続すると共に、走査側電
極の駆動回路としてNch MOSドライバーとPch MOS ド
ライバーを備え、フィールド反転駆動を行ない、さらに
1走査線毎に絵素に加わる書き込み波形の極性を反転す
る駆動回路が用いられてきた。しかしながら、従来の駆
動回路では、一走査線の走査期間に3段階のタイミング
を必要とし、一走査線の充分な発光の為には、少なくと
も50μsの時間を要しEL素子の走査側電極数を増加
する場合には、それだけ低いフレーム周波数にすること
が必要となり、それにともなって画面のフリッカー現象
や、輝度不足を生じ、表示品質を悪くしていた。
そこで本願出願人は特願昭60−125384号「薄膜EL表示
装置の駆動回路」において、データ側電極の各々にEL
層に対して充電する第3スイッチング回路と放電する第
4スイッチング回路を接続し、それぞれは、充電方向及
び放電方向と逆方向にダイオードを接続することによっ
て書き込み駆動期間中にデータ側電極を表示データに従
って充放電を1度に行なう、つまり書き込み駆動と同時
に変調駆動をする事を可能とし一走査線の駆動期間を4
0μs程度まで短縮可能とし、同一のフレーム周波数で
表示する場合、従来駆動に比べ多くの走査側電極数をも
つEL表示装置を駆動できると提案した。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、この提案においてもEL表示装置の走査線数が
増加し、大表示容量化するにつれ、全絵素の合成容量が
増加し、又走査線数が増加するということは、単位時間
内(1フィールド)の充放電の回数が増加することであ
るから、変調駆動時の消費電力は著しく大きくなる。さ
らに変調電圧VMから0V または、 0VからVMと一度に充
電している為、変調時の消費電力を一層大きくしている
という問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、E
L表示装置の変調時における消費電力を大幅に低減させ
る駆動回路を提供するものである。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、EL層を互いに交差する方向に配列し走査側
電極とデータ側電極に介設して構成した薄膜EL表示装
置において、走査側電極の各々に、データ側電極に対し
て負極性の電圧を印加する第1スイッチング回路とデー
タ側電極に対して正極性の電圧を印加する第2スイッチ
ング回路とを接続し、前記第1スイッチング回路の共通
線には、負極性の書き込み電圧と0Vに切り替える第5
スイッチング回路および前記第2スイッチング回路の共
通線には正極性の書き込み電圧と0Vに切り替える第6
スイッチング回路を接続するとともに、データ側電極の
各々に前記走査側電極に対応するEL層に対して充電す
る第3スイッチング回路および放電する第4スイッチン
グ回路を接続し、第3スイッチング回路の共通線には共
通線をフローティング,変調電圧VM,1/2VM の3状態
に切り替える第7スイッチング回路を接続してなること
を特徴とする薄膜EL表示装置の駆動回路である。
<実施例> 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述す
る。なお、これによってこの発明が限定されるものでは
ない。
第1図はこの発明の一実施例を示す電気回路図である。
10は発光しきい電圧VW(=190V)の薄膜EL表
示装置を示し、この図ではX方向電極をデータ側電極と
し、Y方向電極を走査側電極として電極のみを示してい
る。20,30はY方向電極の奇数ラインと偶数ライン
にそれぞれ対応する走査側Nch高耐圧MOSIC (第1スイ
ッチング回路に相当)、21,3は各IC20,30の
中のシフトレジスタ等の論理回路である。40,50は
同走査側Pch高耐圧MOSIC (第2スイッチング回路に相
当)、41,51は各IC40,50の中のシフトレジ
スタ等の論理回路である。
200はX方向電極に対応するデータ側ドライバICで
あり、ドライバ部分は片方が電圧V(=60V)の電
源に接続されプルアップ機能を有するトランジスタUT1
〜UTi (第3スイッチング回路に相当)、片側が接地さ
れプルダウン機能を有するトランジスタDT1 〜DTi (第
4スイッチング回路に相当)及びそれぞれのトランジス
タと逆方向に電流を流す為のダイオードーUD1 〜UDi、D
D1〜DDi で構成され、それぞれが同IC内のシフトレジ
スタ等の論理回路201によってコントロールされる。
300は走査側Pch高耐圧MOSIC のソース電位切換え回
路(第6スイッチング回路に相当)であり、電位220 V
(=VW+1/2・VM)と0Vとが信号PSCにより開閉するスイ
ッチSW1によって切換えられる。
400は走査側Nch高耐圧MOSIC のソース電位切換え回
路(第5スイッチング回路に相当)であり、電位−16
0V(=-VW+1/2・VM)と0Vとが、信号NSCにより開閉す
るスイッチSW2によって切換えられる。
500はデータ反転コントロール回路である。
600は、データ側ドライバIC200内のUT1〜U
Ti及びUD1〜UDiの共通線(以下Vcc2 と呼ぶ)
をコントロールする為の回路(第7スイッチング回路に
相当)であり、T1をOFF、T2をONにし、CM
30V(1/2VM)を充電し、T1をON、T2をOFFに
して60V(VM)電位に引き上げる。T3は、Vcc2
T1、T2でコントロールされる電位とフローティング
とを切換えるスイッチである。
次に、第2図のタイムチャートを用いて、第1図の動作
を説明する。
ここでは線順次駆動で絵素Aを含むY1 と絵素Bを含む
2 の走査側電極が選択されるものとする。また、この
駆動装置では、1ライン毎に絵素に印加される電圧の極
性を反転して駆動されるが、走査側選択電極に接続され
ているNch高耐圧MOSIC 20,30のトランジスタをO
Nし、その電極ライン上の絵素に負の書き込みパルスを
印加する1ラインの駆動タイミングをNch駆動タイミン
グと呼び、一方、走査側選択電極に接続されているPch
高耐圧MOSIC 40,50のトランジスターをONし、そ
の電極ライン上の絵素に正の書き込みパルスを印加する
1ラインの駆動タイミングをPch駆動タイミングと呼ぶ
ことにする。
又、走査側奇数ラインに対してNch駆動をし、偶数ライ
ンに対してPch駆動を実行するフィールド(画面)をN
Pフィールド、その逆のフィールドをPNフィールドと
呼ぶことにする。
第2図において、Hは水平同期信号であり、High 期間
はデータ有効期間を示す。Vは垂直同期信号であり、こ
の信号の立ち上がりから、1フレームの駆動が開始す
る。DLSは、データラッチ信号であり、1ラインのデ
ータ転送が終了後出力される。DCKは、データ側デー
タ転送クロックである。RVCはデータ反転信号であ
り、Pch駆動を行なうラインのデータ転送期間にHigh
になり、この期間中のデータを全て反転させる。DAT
Aは表示データ信号である。D1〜Diはデータ側のドラ
イバ200のトランジスタに入力されるデータである。
その他の信号については第1表に説明している。
データ側の駆動は、基本的には、表示データ(H:発
光、L:非発光)に従って1水平期間の周期で各データ
側ラインに印加する電圧を、VM(=60V)と0Vに切
り換えることにより行なう。
次に、その切り換えるタイミングについて説明する。第
3図(a)は論理回路201の内部構成を示している。あ
るラインの駆動が実行されている期間に、次のラインの
表示データ(H:発光、L:非発光)と信号RVCとの
排他的論理和出力が順次、1ライン分の記憶容量をもつ
シフトレジスタ 2011 に入力される。このシフトレジス
タに入力されたDATA+RVC は、1ラインのデータ転送終
了後、入力される信号DLSによってラッチ回路2012に
取り込まれ、以後、その駆動タイミングの終了時までラ
ッチ回路2012に於いて記憶される。そしてラッチ回路20
12の出力によりトランジスタUT1〜UTi、DT1〜D
Tiをそれぞれコントロールする。ゆえにデータ側の電
極の電圧は信号DLSの入力毎に1水平期間の周期を切
り換わることになる。
但し、本案駆動回路の特長としてトランジスタUTn
ONしてもすぐにVM(=60V)は印加されずVcc2
コントロール回路600により、1/2VM(=30V)か
らVM(=60V)へと階段状の駆動を行ない変調時の
消費電力を3/4に低減している。
又、信号RVCは、Pch駆動を実行するラインのデータ
転送期間中にHigh になり、この期間中のデータを反転
させる為のデータ反転信号であるが、Pch駆動の表示デ
ータを反転させる理由を以下に示す。
後述のように、Pch駆動では、走査側の選択ラインをP
ch高耐圧MOSIC 40,50のトランジスタをONにして
VW+1/2・VM(=220V)に引き上げ、データ側の選択
ラインを0Vにし、VW+1/2・VMを絵素に印加することに
より発光させる。この時、非選択ラインは、VM(=6
0V)にし、(VW+1/2・VM)−VM=160Vを絵素に印加
するが、これは発光のしきい値以下なので、この絵素は
発光しない。このような駆動を実行する為にデータ側の
選択ラインNに接続されているトランジスタUTnはO
FF、トランジスタDTnはONにする。非選択ライン
Mでは、トランジスタUTmをON、トランジスタDTm
をOFFにする。つまり、選択ラインの入力データDn
はLow、非選択ラインの入力データDmはHigh にしな
ければならない。これは、入力の表示データ(H:発
光、L:非発光)とは逆になり、データを反転する為の
信号RVCが必要となる。以上の駆動によるデータ側の
印加波形を第2図にData側X2として示す。実線は全面
発光時、点線は全面消去時の印加波形である。
次に走査側の駆動について説明する。なお、Nch高耐圧
MOSIC 20及び30の内部構成例を第3図(b)に、Pch
高耐圧MOSIC 40及び50の内部構成例を第3図(c)に
示す、それぞれの論理回路の真理値表を第2表,第3票
に示す。この2つのICは、相補型の回路構成からな
り、論理は全て逆になるが構成は同様である為、Nch高
耐圧MOSIC 20,30についてのみ説明する。
シフトレジスタ3000は走査側の選択ラインを記憶してお
く為の回路であり、 CLOCK信号のHigh 期間で▲
▼を取り込み、Low 期間で、転送する構成とする。
この駆動装置ではCLOCK 信号として、奇数側Nch高耐圧
MOSIC 20には第2図の信号NSTodd を、偶数側Nch
高耐圧MOSIC 30には、信号NSTevenをそれぞれ入力
する。又、NDATA 信号として、第2図のように1フレー
ムに1回、V信号の立ち上がりの後に入力される最初の
CLOCK信号NSTodd,NSTevenのHigh 期間だ
けLow にした信号を入力する。このように2回の水平期
間に対して、1回の割り合いで、CLOCK 信号NSTodd
、NSTevenを入力するのは、1ライン毎にNch駆動
とPch駆動とを繰り返して実行する為である。ゆえにN
ch高耐圧MOSIC とPch高耐圧MOSIC に入力するCLOCK 信
号の位相は、1水平期間分ずらして入力する。又、NP
フィールドでは、奇数ラインに対してNch駆動を実行す
る為、信号NSTodd (=CLOCKodd)のみに、PNフィ
ールドでは偶数ラインに対してNch駆動を実行する為、
信号NSTeven(=CLOCKeven)のみに、パルス信号を
入力することにより、目的の駆動を実現している。
論理回路3001は、信号NSTと信号NCLの2種類
を使い、高耐圧MOSIC のトランジスタをON、OFF、
シフトレジスタ3000のデータに従う3つの状態に切り換
える為の回路であり、その論理は前記第2表の真理値に
よる。
以上の動作をまとめると、第4表のようになる。
つまり、この駆動回路の動作は、前述のとおり大きく分
けてNPフィールドPNフィールドの2種類のタイミン
グから構成され、この2つのフィールドの実行を完了す
ることにより、薄膜EL表示装置の全絵素に対して発光
に必要な交流パルスを閉じるものである。更に、それぞ
れのフィールドはNch駆動と、Pch駆動の2種類のタイ
ミングから構成されており、NPフィールドでは走査側
の奇数番目選択ラインに対してNch駆動を、偶数番目選
択ラインに対してPch駆動を実行し、PNフィールドで
はその逆の駆動を実行する。そして更に、Nch駆動及び
Pch駆動は、それぞれ放電期間と書き込み期間によって
構成されている。放電期間は約10μsec、書き込み期
間は30μsecで、1水平期間を約40μsecにすること
ができる。
Nchソース電位及びPchソース電位はNPフィールド
と、PNフィールドによりEL表示素子に発光しうる振
幅の対称交流波形を印加する為に必要とするNch及びP
ch高耐圧MOSIC のトランジスタのソース電位である。
信号NSCは、Nch高耐圧MOSIC のソース電位切り換え
回路400 の制御信号であり、ON(High)時ソース
電位は、-(VW-1/2・VM)=−160Vになり、OFF(Lo
w)時は0Vになる。信号PSCはPch高耐圧MOSIC のソ
ース電位切り換え回路300の制御信号であり、ON
(Hich)期間ソース電位はVw+1/2・VM=220Vにな
り、OFF(Low)期間は、0Vになる。NTodd はIC
20内のNch高耐圧MOSトランジスタ、NTevenはI
C30内のNch高耐圧MOSトランジスタ、PTodd は
IC40内のPch高耐圧MOSトランジスタ、PTeven
はIC50内のPch高耐圧MOSトランジスタであり、
各タイミングにおけるそれぞれのON、OFF動作を示
す。但し、(ON)は選択ラインのみがONすることを
意味する。これらのトランジスタのON、OFF(ON)
をコントロールする為の信号が▲▼、NS
Todd 、▲▼ NSTeven、PCLodd
、▲▼ PCLeven、▲
▼であり、各タイミングでのそれぞれの論理は前記第4
表に示す通りである。
次にそれぞれの駆動期間について第4図に示す第1図の
等価回路図を用いて説明する。なお、第5表は第4図の
記号の説明を示す。
1. NPフィールドNch駆動における放電期間 Nch及びPch高耐圧MOSトランジスタのソース電位を
0Vにするため信号PSC,NSCをOFFにし、トラ
ンジスタNTodd ,NTeven,PTodd ,PTevenを全
てONにして、走査側電極を0Vにする。この時、デー
タ側ではT3をOFFにし、Vcc2 をフローティングに
しておき、表示データに従って選択絵素を含む電極に接
続されているトランジスタUTB をON、DTB をOFFに
し、非選択絵素を含む電極に接続されているトランジス
タUTD をOFF、UTD をONにする。これにより、直前
の駆動で充電された方向と逆方向に充電するように各ト
ランジスタが動作する場合には、Vcc2 がフローティン
グであるから、放電のみを行ない、同方向の場合には電
荷はそのまま保たれる。つまり、直前の駆動で充電した
方向と逆極性に充電する場合のみ、放電され、同極性に
充電する場合は放電しない。
2. PNフィールドNch駆動における書き込み期間 Nch高耐圧MOSトランジスタのソース電位を−(Vw-1/
2VM)=−160Vにする為、信号NSCをONにし、P
ch高耐圧MOSトランジスタのソース電位を0Vにする
為、信号PSCをOFFにする。そしてシフトレジスタ
21のデータに従って奇数側Nch高耐圧MOSトランジ
スタNTodd の中から1ラインを選択しNTSをONにす
る。その他のNch及びPch高耐圧MOSトランジスタは
全てOFFにする。データ側のUTB,UTD,DTB,DTDは放
電期間の駆動を継続し、Vcc2 は、まずT3をONにし
フローティングから1/2VMに切り換え、次にT2をOF
F、T1をONにし、Vに引き上げる。これによりデ
ータ側の選択絵素を含む電極はVM=60V、非選択電
極は0Vの電位になり走査側の選択電極が-(VW-1/2VM)
=-160Vであるから、走査側の選択電極とデータ側の選
択電極間の絵素CBSには60V−(-160V)=200Vが印加さ
れ発光する。データ側の非選択電極間の絵素CDSには、
0V-(-160)=160V が印加されるが発光するしきい値以下
なので発光しない。又、走査側非選択ライン上の絵素C
B,CDについては走査側の電極はフローティングである
からデータ側の選択ラインと非選択ラインの比率によっ
て0Vから60Vまで変化する。
3. NPフィールドPch駆動における放電期間 表示データの反転データに従ってデータ側トランジスタ
をON,OFFさせる以外は、NPフィールドNch駆動
における放電期間と同様の駆動を行なう。
4. NPフィールドPch駆動における書き込み期間 Pch高耐圧MOSトランジスタのソース電位をVW+1/2VM
=220V にする為、信号PSCをONにし、Nch高耐圧M
OSトランジスタのソース電位を0Vにする為、信号N
SCをOFFにする。そしてシフトレジスタ51のデー
タに従って偶数側Pch高耐圧MOSトランジスタPT
evenの中から1ラインを選択しトランジスタPTS
をONにする。その他のNch及びPch高耐圧MOSトラ
ンジスタPT,NTS,NTは全てOFFにする。デー
タ側のトランジスタUTB,UTD,DTB,DTDは放電期間の駆
動を継続し、Vcc2 はまずT3をONにし、フローティ
ングから1/2VMに切り換え次にT2をOFF、T1をO
NにしVに引き上げる。これによりデータ側の選択絵
素を含む電極は0V、非選択電極はV M=60Vの電位に
なり、走査側の選択電極がVW+1/2VM=220Vであるから、
走査側の選択電極とデータ側の選択電極間の絵素には22
0 V−0V=220Vが前Nch駆動の書き込みパルスとは逆
極性で印加されることになり、発光する。しかしデータ
側の非選択電極間の絵素では、220V−60V=160Vが印
加されるが発光するしきい値以下なので発光しない。
5. PNフィールドPch駆動における放電期間 NPフィールドPch駆動における放電期間と同様の駆動
を行なう。
6. PNフィールドPch駆動における書き込み期間 走査側の選択ラインが奇数側から選択される以外はNP
フィ−ルドのPch駆動と同様の駆動を行なう。
7. PNフィールドNch駆動における放電期間 NPフィールドのNch駆動と同様の駆動を行なう。
8. PNフィールドNch駆動における書き込み期間 走査側の選択ラインが偶数側から選択され、そのライン
のNch高耐圧MOSトランジスタがONする以外は、N
Pフィールドと同様の駆動を行なう。
ところで、この駆動回路では、変調系の消費電力を大幅
に低減する為放電期間を設け、すでに絵素に変調電圧V
で充電している状態から、逆極性に変調電圧Vで充
電する場合は一度電荷を全て放電する駆動を行なってい
る。これは、従来の駆動ではVcc2 はVM(V)一定であ
り、例えば、第4図の等価回路に示すB点,D点の両端
にB点を正極性としてVM(V)充電された状態から次の水
平期間で前水平期間と逆方向に充電する場合、瞬時に逆
極性に切り換えVMを印加し充電していた。この場合、
変調系の電源から消費される電力は、B点D点間の合成
容量をCELとするとVで充電した電荷が残っている状
態で逆極性にVで充電するのであるからPM=CEL
(VM+VM)2=4・CEL・VM 2となるが、本案駆動回路で
は、放電期間を設けることにより、逆極性にVで充電
する場合には、データ側の各トランジスタは切り換える
がVcc2 をオープンにしているから、DTB,DDDを通して
グランド側で一担電荷を全て放電している。その後逆極
性に充電しているから変調系の消費電力はPM=CEL・VM
2となり、従来の1/4に低減される。同一極性に充電する
場合は、放電期間はあるが、データ側各トランジスタが
切り換わらない為、電荷は放電されないので、新しく電
力は消費されない。
又、変調電圧Vを印加する場合、1度にVを印加せ
ず、一担、 で充電しておき、次にVを充電する駆動を行なってい
るので変調系の消費電力を更に3/4倍に低減している。
又、従来の駆動では、書き込み期間中、例えば走査側の
選択ラインを奇数側とした場合、前偶数側電極に1/2V
を印加していた。このように常に走査側において選択
ラインと反対側電極を1/2Vを印加する駆動を行なっ
ていた。この時、データ側では表示データに従って0V
とVにする為各トランジスタをスイッチングさせてお
り、第4図の等価回路に示すように、データ側選択ライ
ンと非選択ライン側の絵素の容量が直列に接続される形
となり、その中間が走査側電極であるから、走査側電極
の電位はデータ側の選択ラインと非選択ライン側との容
量比によって0V〜VMに変化する。ゆえに、走査側の非
選択ライン側に1/2VMを印加するということは、データ
側との電位と異なる為、走査側、データ側間に電流が流
れ、変調系の電力を損失していた。そこで本案駆動回路
では、書き込み期間中、走査側選択ライン以外はフロー
ティングにし、走査側、データ側間に変調系の電流を流
さないようにすることで、変調系の電力損失を低減して
いる。このように本例では変調系の消費電力を放電期間
を設けることにより1/4に、また、変調電圧を2段階に
わけて印加することにより3/4に、非選択ラインをフロ
ーティングすることにより、全体として3/16以下に低減
している。
<発明の効果> 以上のように本発明によれば従来の利点を損わずに駆動
電力の大部分(約7割)をしめている変調系の消費電力
を従来駆動に比べ3/16以下に低減することができるの
で、装置全体としても大幅に消費電力を節約できる薄膜
EL表示装置の駆動回路を提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す電気回路図、第2図
は第1図の動作を説明するタイムチャート、第3図
(a),(b),(c)はそれぞれ第1図における論理回路を説
明する説明図、第4図は、第1図の動作状態を等価回路
によって示す説明図、第5図は薄膜EL表示装置の一部
切欠き斜視図、第6図は薄膜EL表示装置の印加電圧に
対する輝度特性を示すグラフである。 10……薄膜EL表示装置、20,30……走査側Nch
高耐圧MOSIC (第1スイッチング回路)、40,50…
…走査側Pch高耐圧MOSIC (第2スイッチング回路)、
200……データ側ドライバIC(第3及び第4スイッ
チング回路)、300……走査側Pch高耐圧MOSIC のソー
ス電位切換回路(第6スイッチング回路)、400……
走査側Nch高耐圧MOSIC のソース電位切換回路(第5ス
イッチング回路)、600……Vcc2 コントロール回路
(第7スイッチング回路)、21,31,41,51,
201……論理回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】EL層を、互いに交差する方向に配列した
    走査側電極とデータ側電極間に介設して構成した薄膜E
    L表示装置において、 走査側電極の各々に、データ側電極に対して負極性の電
    圧を印加する第1スイッチング回路と、データ側電極に
    対して正極性の電圧を印加する第2スイッチング回路と
    を接続すると共に、データ側電極の各々に、前記走査側
    電極に対応するEL層に対して充電する第3スイッチン
    グ回路および放電する第4スイッチング回路を接続し、
    前記第1スイッチング回路の共通線には、負極性の書き
    込み電圧(-VW+1/2VM)と0Vに切り替える第5スイッチ
    ング回路、および前記第2スイッチング回路の共通線に
    は正極性の書き込み電圧(VW+1/2VM)と0Vに切り替える
    第6スイッチング回路を接続し、前記第3スイッチング
    回路の共通線には、共通線をフローティング、変調電圧
    M、1/2VMの3状態に切り替える第7スイッチング回路
    を接続してなり、 放電期間として、前記第7スイッチング回路をフローテ
    ィングにして、第3及び第4スイッチング回路をデータ
    に従ってON又はOFFとすることにより、直前の充電
    駆動方向と逆極性の場合の電極のみ放電を行い、 また、書き込み期間として、走査側電極の非選択電極を
    フローティングとし、選択電極にフレーム毎に交互に-V
    W+1/2VM 又はVW+1/2VMを印加するとともに、前記第3及
    び前記第4スイッチング回路は放電期間の状態を継続し
    たまま、前記第7スイッチング回路の出力電圧をフロー
    ティングから1/2VM 、更にはVM と段階的に切り替えて
    充電することにより選択電極上の発光絵素に正又は負の
    VW+1/2VMを印加し、非発光絵素に正又は負のVW-1/2VM
    を印加することを特徴とする薄膜EL表示装置の駆動回
    路。
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