JPH06344313A - 繊維補強板の製造方法 - Google Patents

繊維補強板の製造方法

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JPH06344313A
JPH06344313A JP13574793A JP13574793A JPH06344313A JP H06344313 A JPH06344313 A JP H06344313A JP 13574793 A JP13574793 A JP 13574793A JP 13574793 A JP13574793 A JP 13574793A JP H06344313 A JPH06344313 A JP H06344313A
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JP
Japan
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substrate layer
fiber
mixed
layer
reinforced plate
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Application number
JP13574793A
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English (en)
Inventor
Yasutoshi Kato
康敏 加藤
Kazuo Hashi
和男 橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 石綿の代替繊維を原料に配合する繊維補強板
を製造する場合であっても、均質で密度が高く高強度の
繊維補強板を製造できるようにする。 【構成】 水硬性材料Cと補強繊維材料Pとが混在した
スラリー5によって板状の基板層2を形成し、その基板
層2の上に、水硬性材料Cと着色材Tとが混在した粉粒
体6を積層させて着色層3を形成し、基板層2と着色層
3とを互いに押付け合って、基板層2の余剰水分の少な
くとも一部を、着色層3に吸水させた後、両層2,3を
養生硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、セメント等の
水硬性材料と、パルプ繊維等の補強繊維材料とが混在す
る材料によって造られる繊維補強板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の繊維補強板の製造方法
は、繊維補強板の原料となる水硬性材料や補強繊維材料
の混合方式から分類すると、次の二つに大別される。
【0003】原料混合を乾式で行う方式。 原料混合を湿式で行う方式。
【0004】これらを説明すると、まず、の製造方法
(原料混合を乾式で行う方式)は、補水しない状態で原
料混合を行って、その状態のまま原料を生産ラインへ供
給し、生産ラインで原料に吸水させながら成形して硬化
させるもので、一般的に使用する水の量を抑えることが
でき、生産ライン上の原料は流動性の少ない厚みの大な
る単層構造に成形することが可能である。しかし、原料
混合を乾式で行う関係上、多量の補強繊維を配合する場
合に、使用する補強繊維の分散性がよくなければ、補強
繊維どうしが縺れ、材質が不均一になり易く、配合でき
る繊維に制約がある。よく用いられる繊維としては分散
性に問題の少ない石綿が上げられる。
【0005】一方、の製造方法(原料混合を湿式で行
う方式)は、補水した状態で原料混連を行ってスラリー
を形成し、そのスラリーを生産ラインに供給して成形硬
化させるもので、生産ライン上の原料は、水分が多く・
流動性が大きい。また、上記の製造方法に比べて補強
繊維の分散性は問題になり難く、石綿以外にもパルプ等
の代替繊維を配合することも可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、製造方法
によって夫々の特色があるが、製造方法と原料との関係
は密接で、特に配合する繊維との関係は深い。配合繊維
に関しては、従来は石綿が最も多く用いられていたが、
近年、公害問題を配慮するところから、分散性は石綿よ
り劣るものの無公害性の高い、例えば、パルプ等の代替
繊維を使用する傾向にある。
【0007】従って、パルプ繊維等の代替繊維を配合す
る繊維補強板を製造するには、上述のの製造方法(原
料混合を乾式で行う方式)によれば、繊維の分散性が悪
くなり材料の供給ができなかったり、材質が不均一にな
り易い等の問題があり、一方、上述のの製造方法(原
料混合を湿式で行う方式)によれば、生産ライン上の成
形材料は、前述のように、水分が多く・流動性が大きい
ために、厚み調整・成形・圧密効果増進のための高圧プ
レスをかけると、材料が流動してはみ出すために、圧密
させ難く、より密度が高く高強度の繊維補強板を製造し
にくいという問題がある。
【0008】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、石綿の代替繊維を原料に配合する繊維補強板を製
造する場合であっても、均質で密度が高く高強度の繊維
補強板を製造できる繊維補強板の製造方法を提供すると
ころにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明における繊維補強板の製造方法の特徴手段は、
水硬性材料と補強繊維材料とが混在したスラリーによっ
て板状の基板層を形成し、その基板層の上に、水硬性材
料と着色材とが混在した粉粒体を積層させて着色層を形
成し、前記基板層と前記着色層とを互いに押付け合っ
て、前記基板層の余剰水分の少なくとも一部を、前記着
色層に吸水させた後、前記両層を養生硬化させるところ
にある。
【0010】尚、前記粉粒体に補強繊維材料を混入させ
てあってもよく、更には、前記粉粒体中の補強繊維材料
は、前記基板層の補強繊維材料の量より配合量を少なく
してあってもよい。
【0011】
【作用】本発明における繊維補強板の製造方法の特徴手
段によれば、基板層を形成するのに原料混合を湿式で行
うことができるから、石綿に変わる例えばパルプ等の代
替繊維を多量に原材料に配合する場合であっても、分散
性よく配合することが可能となり、均質な基板層を製造
することができる。また、その基板層の上に、水硬性材
料と着色材とが混在した粉粒体を積層させて着色層を形
成すると共に、前記基板層と前記着色層とを互いに押付
け合って、前記基板層の余剰水分の少なくとも一部を、
前記着色層に吸水させるから、前記基板層は余剰水分が
少なくなり、流動し難い状態で効果的に圧密され、且
つ、着色層は吸水した水分によって硬化が促進され、両
層とも互いの密度・強度・密着性が高まり、全体として
品質の高い繊維補強板を製造することが可能となる。ま
た、前記基板層上に着色層を形成しておくことによっ
て、例えば、着色層上に同色の塗装をした繊維補強板に
おいて、前記塗装が剥がれた場合に、下地の着色層が露
出しても塗装部分と着色層との色変化が少なく、剥がれ
をめだち難くすることが可能となる。
【0012】尚、前記粉粒体に補強繊維材料を混入させ
てあれば、着色層そのものの強度を補強することが可能
となり、着色層が剥がれにくい高強度の繊維補強板を製
造することが可能となる。また、前記粉粒体中の補強繊
維材料は、前記基板層の補強繊維材料の量より配合量を
少なくしてあれば、粉粒体中の補強繊維材の分散性を損
なうことなく、且つ、硬化後の着色層上に塗装する塗料
との付着力の低下を少なくすることが可能となる。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明の繊維補強板の製造方法
によれば、石綿の代替繊維を原料に配合する繊維補強板
を製造する場合であっても、均質で密度が高く高強度の
繊維補強板を製造できるようになる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図2は、本発明に係わる繊維補強板の製造
方法によって製造した繊維補強板の一例である板状セメ
ント瓦1を示すものである。
【0016】前記セメント瓦1は、基板層2上に着色層
3を設け、更にその上に塗装層4を設けて構成してあ
り、水硬性材料の一例であるポルトランドセメントC及
びシリカSと、補強繊維材料の一例であるパルプ繊維P
とが混在したスラリー5によって板状の基板層2を形成
し、その基板層2の上に、補強繊維材料の一例であるポ
ルトランドセメントC、シリカS、補強繊維材料の一例
であるパルプ繊維Pと、着色材T・着色砂Kとが混在し
た粉粒体6を積層させて着色層3を形成し、前記基板層
2と前記着色層3とを平板プレスによって互いに押付け
合って、前記基板層2の余剰水分の少なくとも一部を、
前記着色層3に吸水させた後、前記両層2,3を養生
し、前記着色層3表面に塗装して製造してある。
【0017】前記基板層2を形成するスラリー5の配合
例は、次の通りである。
【0018】 ポルトランドセメント 45〜60(wt%) シリカ 30〜45(wt%) パルプ繊維 5〜10(wt%) と、それらに対する20〜30wt%の水とを混合す
る。
【0019】前記着色層3を形成する粉粒体6の配合例
は、次の通りである。
【0020】 ポルトランドセメント 45〜55(wt%) シリカ 35〜45(wt%) パルプ繊維 1〜 2(wt%) 着色材 2〜 6(wt%) 着色砂 5〜10(wt%)
【0021】次に、図1に示した生産ラインの概念図に
よって、セメント瓦1が製造される様子を詳しく説明す
る。
【0022】ポルトランドセメントC・シリカS・パル
プ繊維P・水を原料混合装置7に投入して混合し、前記
基板層2を形成するためのスラリー5を製造し、そのス
ラリー5を第一ライン8のエンドレス濾布9上に流動さ
せる。前記エンドレス濾布9と共に第一ライン8を移動
するスラリー5は、ある程度水分を除去された状態でメ
ーキングロール10に巻取られ、複数層からなる基板層
2をメーキングロール10の周面上に形成する。メーキ
ングロール10に巻き取られた基板層2は、ロール軸に
沿う切断面で切断されて第二ライン11へ板状の状態で
移される。前記第二ライン11においては、ポルトラン
ドセメントC・シリカS・パルプ繊維P・着色材T・着
色砂Kを混合装置12によって混合して粉粒体6を調製
し、その粉粒体6を、前記第二ライン11上を移動する
基板層2上に積層させて、着色層3を形成する。着色層
3が積層された基板層2は、平板プレス13に移されて
プレスされる。このプレスによって、着色層3は基板層
2から水分を吸水すると共に、強い付着状態で一体的に
成形される。その後、自然養生・パンチング・下塗り塗
装・オートクレーブ養生・上塗り塗装の各工程を経て製
品としてのセメント瓦1が完成する。
【0023】尚、前記粉粒体6に着色砂Kを配合してあ
ることによって、セメント瓦1表面の風合いをよくする
ことができると共に、セメント瓦1を重ね置きした場合
に、前記着色砂Kがスペーサーの役目をし、セメント瓦
1どうしがくっつくのを防止することが可能となる。
【0024】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。 〈1〉 前記水硬性材料Cは、先の実施例で説明したポ
ルトランドセメントに限定されるものではなく、例え
ば、他のセメントや、石灰等であってもよく、要するに
水硬性を有する材料であればよい。それらを含めて、水
硬性材料と総称する。
【0025】〈2〉 前記補強繊維材料Pは、先の実施
例で説明したパルプ繊維に限るものではなく、例えば、
ガラス繊維や炭素繊維、更には、それらを組み合わせた
ものであってもよく、もちろん、石綿であってもよい。
それらを含めて補強繊維材料と総称する。
【0026】〈3〉 前記スラリー5は、先の実施例で
説明した構成の他、例えば、水硬性材料Cと補強繊維材
料Pと水のみの構成であってもよく、更には、他の混和
材等を含むものであってもよい。それらの配合の変形例
も含めてスラリー5と総称する。
【0027】〈4〉 前記粉粒体6は、先の実施例で説
明した構成の他、例えば、水硬性材料Cと着色材Tのみ
の構成であってもよく、更には、他の混和材等を含むも
のであってもよい。それらの配合の変形例も含めて粉粒
体6と総称する。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の生産ラインを示す概念図
【図2】実施例のセメント瓦を示す断面図
【符号の説明】
2 基板層 3 着色層 5 スラリー 6 粉粒体 C 水硬性材料 P 補強繊維材料 T 着色材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性材料(C)と補強繊維材料(P)
    とが混在したスラリー(5)によって板状の基板層
    (2)を形成し、その基板層(2)の上に、水硬性材料
    (C)と着色材(T)とが混在した粉粒体(6)を積層
    させて着色層(3)を形成し、前記基板層(2)と前記
    着色層(3)とを互いに押付け合って、前記基板層
    (2)の余剰水分の少なくとも一部を、前記着色層
    (3)に吸水させた後、前記両層(2),(3)を養生硬
    化させる繊維補強板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記粉粒体(6)に補強繊維材料(P)
    を混入させてある請求項1に記載の繊維補強板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記粉粒体(6)中の補強繊維材料
    (P)は、前記基板層(2)の補強繊維材料(P)の量
    より配合量を少なくしてある請求項2に記載の繊維補強
    板の製造方法。
JP13574793A 1993-06-07 1993-06-07 繊維補強板の製造方法 Pending JPH06344313A (ja)

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