JPH06350372A - 梯子型電気濾波器の組み付け方法及び梯子型電気濾波器 - Google Patents
梯子型電気濾波器の組み付け方法及び梯子型電気濾波器Info
- Publication number
- JPH06350372A JPH06350372A JP16021093A JP16021093A JPH06350372A JP H06350372 A JPH06350372 A JP H06350372A JP 16021093 A JP16021093 A JP 16021093A JP 16021093 A JP16021093 A JP 16021093A JP H06350372 A JPH06350372 A JP H06350372A
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- electrode
- resonator
- series resonator
- series
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直列共振子の表裏位置を最適として、濾波特
性を改善することを目的とする。 【構成】 隣接する直列共振子S1 ,S4 相互の部分電
極xと全面電極yとの表裏の位置関係を、一方の直列共
振子S1 の入力端子板7と接続する電極と、他方の直列
共振子S4 の出力端子板12と接続する電極とが夫々部
分電極x,xとなるように選定して組み付けたものであ
り、このため、電極間に生ずる浮遊容量が小さくなり、
良好な減衰特性を有する梯子型電気濾波器を安定的に供
し得る。
性を改善することを目的とする。 【構成】 隣接する直列共振子S1 ,S4 相互の部分電
極xと全面電極yとの表裏の位置関係を、一方の直列共
振子S1 の入力端子板7と接続する電極と、他方の直列
共振子S4 の出力端子板12と接続する電極とが夫々部
分電極x,xとなるように選定して組み付けたものであ
り、このため、電極間に生ずる浮遊容量が小さくなり、
良好な減衰特性を有する梯子型電気濾波器を安定的に供
し得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用移動無線機、自
動車電話等の無線通信機の濾波回路に使用され、プリン
ト板上に実装されて所要の濾波回路を構築するものであ
って、単位濾波回路を構成する直列共振子と並列共振子
をケース内に収納してなる梯子型電気濾波器に関する。
動車電話等の無線通信機の濾波回路に使用され、プリン
ト板上に実装されて所要の濾波回路を構築するものであ
って、単位濾波回路を構成する直列共振子と並列共振子
をケース内に収納してなる梯子型電気濾波器に関する。
【0002】
【従来の技術】梯子型電気濾波器は、矩形状ケースの内
部に、直列共振子と並列共振子とを接続してなる単位濾
波回路を一以上収納し、前段の直列共振子の一側電極を
入力側と接続し、さらに後段の直列共振子の他側電極を
出力側に接続すると共に、各並列共振子の一側電極を直
列共振子に対してL形接続又はT形接続を施し、その他
側電極をアース側と接続して構成される。そして、ケー
スの一面から入力端子板、出力端子板の各接続枝片をケ
ース外に突出し、ケースの他面からアース端子板の接続
枝片をケース外に突出している。
部に、直列共振子と並列共振子とを接続してなる単位濾
波回路を一以上収納し、前段の直列共振子の一側電極を
入力側と接続し、さらに後段の直列共振子の他側電極を
出力側に接続すると共に、各並列共振子の一側電極を直
列共振子に対してL形接続又はT形接続を施し、その他
側電極をアース側と接続して構成される。そして、ケー
スの一面から入力端子板、出力端子板の各接続枝片をケ
ース外に突出し、ケースの他面からアース端子板の接続
枝片をケース外に突出している。
【0003】かかる梯子型電気濾波器は、455KHz
の中心周波数で正確に動作するように多段化が進み、プ
リント基板上には多数の梯子型電気濾波器が実装され
る。ところで、かかる装着は、ロボット等により各電気
濾波器を四枚爪で支持して、逐次実装するものであり、
爪の開放操作を可能とするために、電気濾波器間に間隙
を置く必要があり、このため、多段化につれて広い据付
面を確保する必要を生じ、無線通信機等の軽量化、小型
化の妨げとなっていた。
の中心周波数で正確に動作するように多段化が進み、プ
リント基板上には多数の梯子型電気濾波器が実装され
る。ところで、かかる装着は、ロボット等により各電気
濾波器を四枚爪で支持して、逐次実装するものであり、
爪の開放操作を可能とするために、電気濾波器間に間隙
を置く必要があり、このため、多段化につれて広い据付
面を確保する必要を生じ、無線通信機等の軽量化、小型
化の妨げとなっていた。
【0004】そこで、矩形状ケースの内部に、隔壁で区
画して一面が開放された収納空隙を左右に形成し、夫々
の収納空隙内に、夫々直列共振子と並列共振子とを接続
してなる単位濾波回路を収納した構成の梯子型電気濾波
器が提案された。
画して一面が開放された収納空隙を左右に形成し、夫々
の収納空隙内に、夫々直列共振子と並列共振子とを接続
してなる単位濾波回路を収納した構成の梯子型電気濾波
器が提案された。
【0005】一方、直列共振子の静電容量は、並列共振
子よりも小さくする必要があるが、この容量調整の一手
段として、直列共振子の一側電極を部分電極とし、他側
電極を全面電極とした構成が提案される。
子よりも小さくする必要があるが、この容量調整の一手
段として、直列共振子の一側電極を部分電極とし、他側
電極を全面電極とした構成が提案される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成にあって、
従来は、この直列共振子を各収納空隙に挿入するに際
し、その部分電極と、全面電極の表裏位置関係を無視し
て挿入していた。ところが、本発明者は、一方の単位濾
波回路の入力端子と接続される直列共振子と、他方の単
位濾波回路の出力端子と接続される直列共振子とが隔壁
を介して左右に隣接する組み付け構造とした場合に、前
記両直列共振子の表裏位置の関係と、濾波回路の減衰特
性との関係を試験した結果、その表裏位置により減衰特
性が異なることを理解した。
従来は、この直列共振子を各収納空隙に挿入するに際
し、その部分電極と、全面電極の表裏位置関係を無視し
て挿入していた。ところが、本発明者は、一方の単位濾
波回路の入力端子と接続される直列共振子と、他方の単
位濾波回路の出力端子と接続される直列共振子とが隔壁
を介して左右に隣接する組み付け構造とした場合に、前
記両直列共振子の表裏位置の関係と、濾波回路の減衰特
性との関係を試験した結果、その表裏位置により減衰特
性が異なることを理解した。
【0007】本発明は、かかる直列共振子の表裏位置を
最適として、濾波特性を改善することを目的とするもの
である。
最適として、濾波特性を改善することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一手段は、矩
形状ケースの内部に、隔壁で区画して一面が開放された
収納空隙を左右に形成し、夫々の収納空隙内に、夫々直
列共振子と並列共振子とを接続してなる単位濾波回路を
収納し、一方の単位濾波回路の入力端子と接続される直
列共振子と、他方の単位濾波回路の出力端子と接続され
る直列共振子とが隔壁を介して左右に隣接する組み付け
構造となり、かつ前記直列共振子が一側電極を部分電極
とし、他側電極を全面電極とした梯子型電気濾波器にお
いて、前記隣接する直列共振子相互の部分電極と全面電
極の表裏の位置関係を、一方の直列共振子板の入力端子
板と接続する電極と、他方の直列共振子の出力端子と接
続する電極とが夫々部分電極となるように選定して組み
付けたことを特徴とする梯子型電気濾波器の組み付け方
法である。
形状ケースの内部に、隔壁で区画して一面が開放された
収納空隙を左右に形成し、夫々の収納空隙内に、夫々直
列共振子と並列共振子とを接続してなる単位濾波回路を
収納し、一方の単位濾波回路の入力端子と接続される直
列共振子と、他方の単位濾波回路の出力端子と接続され
る直列共振子とが隔壁を介して左右に隣接する組み付け
構造となり、かつ前記直列共振子が一側電極を部分電極
とし、他側電極を全面電極とした梯子型電気濾波器にお
いて、前記隣接する直列共振子相互の部分電極と全面電
極の表裏の位置関係を、一方の直列共振子板の入力端子
板と接続する電極と、他方の直列共振子の出力端子と接
続する電極とが夫々部分電極となるように選定して組み
付けたことを特徴とする梯子型電気濾波器の組み付け方
法である。
【0009】さらには、本発明の第二手段は、かかる方
法が適用されたものにあって、入力端子板と出力端子板
とをその主板面をほぼ直角三角形状に形成し、その組み
付け状態で両端子板の対向縁が同一方向の傾斜縁となる
ように配置されていることを特徴とする梯子型電気濾波
器である。
法が適用されたものにあって、入力端子板と出力端子板
とをその主板面をほぼ直角三角形状に形成し、その組み
付け状態で両端子板の対向縁が同一方向の傾斜縁となる
ように配置されていることを特徴とする梯子型電気濾波
器である。
【0010】
【作用】図7で示すように、隣接する直列共振子相互に
あっては、通常一方の直列共振子の入力端子板と接続す
る電極は外方に配置され、他方の直列共振子の出力端子
板と接続する電極は並列共振子と接続するために内側に
配置される。従って、この各端子板と接続する電極は、
図7矢線で示すように斜め方向で対向することとなる。
あっては、通常一方の直列共振子の入力端子板と接続す
る電極は外方に配置され、他方の直列共振子の出力端子
板と接続する電極は並列共振子と接続するために内側に
配置される。従って、この各端子板と接続する電極は、
図7矢線で示すように斜め方向で対向することとなる。
【0011】この場合に、前記隣接する直列共振子相互
の部分電極と全面電極の表裏の位置関係を、一方の直列
共振子の入力端子板と接続する電極と、他方の直列共振
子の出力端子板と接続する電極とが夫々部分電極となる
ように選定して組み付けることにより、減衰特性の改善
がみられた。これは次の理由によるものと考えられる。
の部分電極と全面電極の表裏の位置関係を、一方の直列
共振子の入力端子板と接続する電極と、他方の直列共振
子の出力端子板と接続する電極とが夫々部分電極となる
ように選定して組み付けることにより、減衰特性の改善
がみられた。これは次の理由によるものと考えられる。
【0012】すなわち各端子板と接続される電極間には
浮遊容量が発生する。この浮遊容量は電極間距離が短い
ほど大きい。このため、その電極が全面電極であるか、
または部分電極であるかによって、該電極間距離が異な
り、浮遊容量に変化を生ずる。そして、本発明の方法に
より装着された図7の端子板に接続する電極を部分電極
とした配置にあっては、前記電極間距離を長く取ること
ができ、このため、浮遊容量を小さくすることができ
て、減衰量が大きくなり、特性が向上する。
浮遊容量が発生する。この浮遊容量は電極間距離が短い
ほど大きい。このため、その電極が全面電極であるか、
または部分電極であるかによって、該電極間距離が異な
り、浮遊容量に変化を生ずる。そして、本発明の方法に
より装着された図7の端子板に接続する電極を部分電極
とした配置にあっては、前記電極間距離を長く取ること
ができ、このため、浮遊容量を小さくすることができ
て、減衰量が大きくなり、特性が向上する。
【0013】また、入力端子板と出力端子板とをその主
板面をほぼ直角三角形状に形成し、その組み付け状態で
両端子板の対向縁が同一方向の傾斜縁となるように配置
した構成にあっては、端子板の間隔を大きく取ることが
でき、浮遊容量を小さくでき、さらなる減衰特性の向上
がみられる。尚、両端子板の間隔を長くするための手段
としては、端子板の主板面の幅を小さくすれば良いよう
に思われるが、この場合には、幅方向の位置決めがされ
ず、横ずれを生じて、該端子板の挿入位置にばらつきを
生じ、かえって端子板の間隔を保持できない。ところが
直角三角形状とした場合には、その幅は従来と同様とす
ることができ、幅方向の位置決めがなされ得る。
板面をほぼ直角三角形状に形成し、その組み付け状態で
両端子板の対向縁が同一方向の傾斜縁となるように配置
した構成にあっては、端子板の間隔を大きく取ることが
でき、浮遊容量を小さくでき、さらなる減衰特性の向上
がみられる。尚、両端子板の間隔を長くするための手段
としては、端子板の主板面の幅を小さくすれば良いよう
に思われるが、この場合には、幅方向の位置決めがされ
ず、横ずれを生じて、該端子板の挿入位置にばらつきを
生じ、かえって端子板の間隔を保持できない。ところが
直角三角形状とした場合には、その幅は従来と同様とす
ることができ、幅方向の位置決めがなされ得る。
【0014】
【実施例】本発明が適用される梯子型電気濾波器Fを図
1〜図3に従って説明する。
1〜図3に従って説明する。
【0015】1は一面に開口2が形成された合成樹脂材
料からなる矩形状ケースであって、その内部には封止樹
脂21が充填される間隙をおいて、該開口2から内奥に
至る隔壁3がその中央に形成され、内部に開口2へ夫々
連通する左右の収納空隙4L,4Rを区画形成してい
る。ここで、ケース1の収納空隙4L,4Rを区分する
隔壁3には、連絡端子板8の繋ぎ部8cが嵌着する連通
溝4bが形成されている。
料からなる矩形状ケースであって、その内部には封止樹
脂21が充填される間隙をおいて、該開口2から内奥に
至る隔壁3がその中央に形成され、内部に開口2へ夫々
連通する左右の収納空隙4L,4Rを区画形成してい
る。ここで、ケース1の収納空隙4L,4Rを区分する
隔壁3には、連絡端子板8の繋ぎ部8cが嵌着する連通
溝4bが形成されている。
【0016】この構成にあって収納空隙4L内には直列
共振子S1 、並列共振子P1 、並列共振子P2 、直列共
振子S2 が順次積層され、図1及び図3で示すように各
積層面で夫々電気的に接続されている。すなわち、前記
直列共振子S1 の外面(上面)電極には、図4で示す入
力端子板7が配設され、その接続枝片7tを開口2から
外方へ突出している。また直列共振子S1 、並列共振子
P1 間には、補助端子板hと、接続端子板9の接続板部
9uが介装されて電気的に接続されている。
共振子S1 、並列共振子P1 、並列共振子P2 、直列共
振子S2 が順次積層され、図1及び図3で示すように各
積層面で夫々電気的に接続されている。すなわち、前記
直列共振子S1 の外面(上面)電極には、図4で示す入
力端子板7が配設され、その接続枝片7tを開口2から
外方へ突出している。また直列共振子S1 、並列共振子
P1 間には、補助端子板hと、接続端子板9の接続板部
9uが介装されて電気的に接続されている。
【0017】そして並列共振子P1 と、並列共振子P2
とは補助端子板hと前記アース端子板6L(図5参照)
を介して電気的に接続されている。該アース端子板6L
はその接続枝片6tを開口2から外方へ突出している。
また、並列共振子P2 、直列共振子S2 間には補助端子
板hと、連絡端子板8の接続板部8Lが介装されて電気
的に接続される。さらには、前記直列共振子S2 の外面
(下面)電極には、前記接続端子板9の接続板部9dが
配設され、接続端子板9を介して直列共振子S1 、並列
共振子P1 間に接続するようにしている。そして、かか
る接続により、図1で示すように単位濾波回路C1 を構
成している。
とは補助端子板hと前記アース端子板6L(図5参照)
を介して電気的に接続されている。該アース端子板6L
はその接続枝片6tを開口2から外方へ突出している。
また、並列共振子P2 、直列共振子S2 間には補助端子
板hと、連絡端子板8の接続板部8Lが介装されて電気
的に接続される。さらには、前記直列共振子S2 の外面
(下面)電極には、前記接続端子板9の接続板部9dが
配設され、接続端子板9を介して直列共振子S1 、並列
共振子P1 間に接続するようにしている。そして、かか
る接続により、図1で示すように単位濾波回路C1 を構
成している。
【0018】収納空隙4Rには直列共振子S4 、並列共
振子P4 、並列共振子P3 、直列共振子S3 の順序で積
層される。そして、上述したように連絡端子板8が開口
2から収納空隙4L,4Rを連通するように装着され
る。この収納空隙4R内には各装着部材が次のように組
み付けられる。
振子P4 、並列共振子P3 、直列共振子S3 の順序で積
層される。そして、上述したように連絡端子板8が開口
2から収納空隙4L,4Rを連通するように装着され
る。この収納空隙4R内には各装着部材が次のように組
み付けられる。
【0019】すなわち、前記直列共振子S4 の外面(上
面)電極には、接続端子板11の接続板部11uが配設
される。また、直列共振子S4 、並列共振子P4 間には
図4で示す出力端子板12と、補助端子板hとが配設さ
れ、その接続枝片12tを開口2から外方へ突出してい
る。
面)電極には、接続端子板11の接続板部11uが配設
される。また、直列共振子S4 、並列共振子P4 間には
図4で示す出力端子板12と、補助端子板hとが配設さ
れ、その接続枝片12tを開口2から外方へ突出してい
る。
【0020】そして並列共振子P3 と、並列共振子P4
とは補助端子板hと前記アース端子板6R(図5参照)
を介して電気的に接続されている。該アース端子板6R
はその接続枝片6tを開口2から外方へ突出している。
また、並列共振子P3 、直列共振子S3 間には、補助端
子板hと、接続端子板11の接続板部11dが介装され
て、電気的に接続されている。この直列共振子S3 の外
面(下面)電極には、連絡端子板8の接続板部8Rが介
装されて、収納空隙4L内の並列共振子P2 、直列共振
子S2 間と接続され、そして、かかる接続により、図1
で示すように単位濾波回路C2 を構成している。そして
連絡端子板8により単位濾波回路C1 と結線される。
とは補助端子板hと前記アース端子板6R(図5参照)
を介して電気的に接続されている。該アース端子板6R
はその接続枝片6tを開口2から外方へ突出している。
また、並列共振子P3 、直列共振子S3 間には、補助端
子板hと、接続端子板11の接続板部11dが介装され
て、電気的に接続されている。この直列共振子S3 の外
面(下面)電極には、連絡端子板8の接続板部8Rが介
装されて、収納空隙4L内の並列共振子P2 、直列共振
子S2 間と接続され、そして、かかる接続により、図1
で示すように単位濾波回路C2 を構成している。そして
連絡端子板8により単位濾波回路C1 と結線される。
【0021】前記構成にあって、入力端子板7及び出力
端子板12は図4で示すように、その主板面7f,12
fを、ほぼ直角三角状とし、その対向縁を同一方向の傾
斜縁となるように形成している。尚、両端子板の間隔を
長くするための手段としては、端子板の主板面の幅を小
さくすれば良いように思われるが、この場合には、幅方
向の位置決めがされず、横ずれを生じて、該端子板の挿
入位置にばらつきを生じ、かえって端子板の間隔を保持
できない。ところが直角三角形状とした場合には、その
幅は従来と同様とすることができ、幅方向の位置決めが
なされ得る。
端子板12は図4で示すように、その主板面7f,12
fを、ほぼ直角三角状とし、その対向縁を同一方向の傾
斜縁となるように形成している。尚、両端子板の間隔を
長くするための手段としては、端子板の主板面の幅を小
さくすれば良いように思われるが、この場合には、幅方
向の位置決めがされず、横ずれを生じて、該端子板の挿
入位置にばらつきを生じ、かえって端子板の間隔を保持
できない。ところが直角三角形状とした場合には、その
幅は従来と同様とすることができ、幅方向の位置決めが
なされ得る。
【0022】而して、かかる構成により、収納空隙4
L,4R内に単位濾波回路C1 ,C2が構成され、開口
2に底板20を嵌着し、封止樹脂21を注入することに
より梯子型濾波器Fが構成される。
L,4R内に単位濾波回路C1 ,C2が構成され、開口
2に底板20を嵌着し、封止樹脂21を注入することに
より梯子型濾波器Fが構成される。
【0023】かかる構成の梯子型濾波器Fにあって、前
記開口2からは、接続枝片6t,6t,7t,12tが
夫々突出し、二度折曲して夫々の端部をケース1の下面
に形成した溝面f内に折込み、夫々の接続枝片6t,6
t,7t,12tを半田付けして、プリント基板の所要
導電路上に実装される。かかる構成にあっては、梯子型
濾波器Fには、単位濾波回路C1 ,C2 が内蔵されるか
ら、従来構成の二つ分の梯子型濾波器Fに相当する回路
が内蔵されることとなり、そのプリント基板p上の実装
数を半減させることができ、据付面積が小さくなって、
無線通信機等の軽量化、小型化に貢献し得ることとな
る。
記開口2からは、接続枝片6t,6t,7t,12tが
夫々突出し、二度折曲して夫々の端部をケース1の下面
に形成した溝面f内に折込み、夫々の接続枝片6t,6
t,7t,12tを半田付けして、プリント基板の所要
導電路上に実装される。かかる構成にあっては、梯子型
濾波器Fには、単位濾波回路C1 ,C2 が内蔵されるか
ら、従来構成の二つ分の梯子型濾波器Fに相当する回路
が内蔵されることとなり、そのプリント基板p上の実装
数を半減させることができ、据付面積が小さくなって、
無線通信機等の軽量化、小型化に貢献し得ることとな
る。
【0024】上述の組み付け構造にあって、図1,7で
示すように、直列共振子S1 ,S4が隣接することとな
る。また一方、直列共振子S1 〜S4 は、図6で示すよ
うに、静電容量を小さくするため、その一側電極を部分
電極xとし、他側電極を全面電極yとしている。
示すように、直列共振子S1 ,S4が隣接することとな
る。また一方、直列共振子S1 〜S4 は、図6で示すよ
うに、静電容量を小さくするため、その一側電極を部分
電極xとし、他側電極を全面電極yとしている。
【0025】この場合に、前記隣接する直列共振子S
1 ,S4 の部分電極xと全面電極yの表裏の位置関係を
変えて、その減衰量の関係を調べたところ、図8のよう
になった。
1 ,S4 の部分電極xと全面電極yの表裏の位置関係を
変えて、その減衰量の関係を調べたところ、図8のよう
になった。
【0026】ここで、「14-50k」又は「50-100」とは、
図9で示すように、中心周波数に対して高域側(+)又
は低域側(−)で、周波数が14kHz(50kHz)偏位した位置
から50kHz(100kHz) 変化した位置までの出力の変化を示
すものであり、この値が大きいほど減衰量が大きいこと
となる。
図9で示すように、中心周波数に対して高域側(+)又
は低域側(−)で、周波数が14kHz(50kHz)偏位した位置
から50kHz(100kHz) 変化した位置までの出力の変化を示
すものであり、この値が大きいほど減衰量が大きいこと
となる。
【0027】また試料1〜3は図中右側で記載したよう
に、直列共振子S1 の入力端子板7と接続する電極と、
他方の直列共振子S4 の出力端子12と接続する電極と
が夫々部分電極xとなるように選定して組み付けたもの
であり、本発明の実施品に係るものである。尚、このと
き、入力端子板7及び出力端子12の主板面の構成は,
図4とは異なり従来と同様の矩形状としている。
に、直列共振子S1 の入力端子板7と接続する電極と、
他方の直列共振子S4 の出力端子12と接続する電極と
が夫々部分電極xとなるように選定して組み付けたもの
であり、本発明の実施品に係るものである。尚、このと
き、入力端子板7及び出力端子12の主板面の構成は,
図4とは異なり従来と同様の矩形状としている。
【0028】試料4〜6は直列共振子S1 の入力端子板
7と接続する電極が全面電極yであり、直列共振子S4
の出力端子12と接続する電極が部分電極xとなるよう
に選定して組み付けたものである。
7と接続する電極が全面電極yであり、直列共振子S4
の出力端子12と接続する電極が部分電極xとなるよう
に選定して組み付けたものである。
【0029】試料7〜9は直列共振子S1 の入力端子板
7と接続する電極と、直列共振子S4 の出力端子12と
接続する電極とが夫々全面電極yとなるように選定して
組み付けたものである。
7と接続する電極と、直列共振子S4 の出力端子12と
接続する電極とが夫々全面電極yとなるように選定して
組み付けたものである。
【0030】さらには試料10〜12は、試料1〜3と
同様の配列とし、さらに、入力端子板7及び出力端子1
2の主板面7f,12fの構成を図4で示すように、直
角三角状とし、両端子板7,12の対向縁が同一方向の
傾斜縁となるように配置したものである。
同様の配列とし、さらに、入力端子板7及び出力端子1
2の主板面7f,12fの構成を図4で示すように、直
角三角状とし、両端子板7,12の対向縁が同一方向の
傾斜縁となるように配置したものである。
【0031】この各試料にあって、図8の平均値で理解
し得るように、試料1〜3及び試料10〜12の配列が
減衰量が高く、試料4〜6及び試料7〜9が悪かった。
し得るように、試料1〜3及び試料10〜12の配列が
減衰量が高く、試料4〜6及び試料7〜9が悪かった。
【0032】これは各端子板7,12と接続される電極
間には浮遊容量が発生し、この浮遊容量は電極間距離と
反比例し、全面電極y,y(試料7〜9)の間、または
部分電極xと全面電極y(試料4〜6)の間では距離が
短かいから浮遊容量が大きく、このため浮遊容量が小さ
くなり、一方、部分電極x,x相互では最も電極間距離
が大きくなって、浮遊容量が小さくなるから、減衰量が
大きくなるものと理解される。
間には浮遊容量が発生し、この浮遊容量は電極間距離と
反比例し、全面電極y,y(試料7〜9)の間、または
部分電極xと全面電極y(試料4〜6)の間では距離が
短かいから浮遊容量が大きく、このため浮遊容量が小さ
くなり、一方、部分電極x,x相互では最も電極間距離
が大きくなって、浮遊容量が小さくなるから、減衰量が
大きくなるものと理解される。
【0033】また、試料10〜12では、入力端子板7
及び出力端子12の距離を長く確保できるため、同様の
理由により浮遊容量が小さくなって、減衰量が大きくな
るものと理解される。
及び出力端子12の距離を長く確保できるため、同様の
理由により浮遊容量が小さくなって、減衰量が大きくな
るものと理解される。
【0034】このことから、梯子型電気濾波器の組み付
けは、直列共振子S1 ,S4 の電極x,yの関係が、一
方の直列共振子S1 の入力端子板7と接続する電極と、
他方の直列共振子S4 の出力端子板12と接続する電極
とが夫々部分電極となるように選定して組み付けること
により、減衰量の大きな、安定した特性を備える梯子型
電気濾波器を提供し得ることとなる。
けは、直列共振子S1 ,S4 の電極x,yの関係が、一
方の直列共振子S1 の入力端子板7と接続する電極と、
他方の直列共振子S4 の出力端子板12と接続する電極
とが夫々部分電極となるように選定して組み付けること
により、減衰量の大きな、安定した特性を備える梯子型
電気濾波器を提供し得ることとなる。
【0035】またかかる直列共振子S1 ,S4 の表裏の
関係を実効あるものとするためには、出力端子板12と
入力端子板7とをその主板面をほぼ直角三角形状に形成
し、その組み付け状態で両端子板の対向縁が同一方向の
傾斜縁となるように配置することが望ましいこととな
る。
関係を実効あるものとするためには、出力端子板12と
入力端子板7とをその主板面をほぼ直角三角形状に形成
し、その組み付け状態で両端子板の対向縁が同一方向の
傾斜縁となるように配置することが望ましいこととな
る。
【0036】
【発明の効果】本発明は、隣接する直列共振子S1 ,S
4 相互の部分電極xと全面電極yとの表裏の位置関係
を、一方の直列共振子S1 の入力端子板7と接続する電
極と、他方の直列共振子S4 の出力端子板12と接続す
る電極とが夫々部分電極x,xとなるように選定して組
み付けたものであり、このため、電極間に生ずる浮遊容
量が小さくなり、従来のように、表裏無関係に直列共振
子S1 ,S4 をケース1内に挿入していた組み付け方法
と異なり、良好な減衰特性を有する梯子型電気濾波器を
安定的に供し得ることとなる。
4 相互の部分電極xと全面電極yとの表裏の位置関係
を、一方の直列共振子S1 の入力端子板7と接続する電
極と、他方の直列共振子S4 の出力端子板12と接続す
る電極とが夫々部分電極x,xとなるように選定して組
み付けたものであり、このため、電極間に生ずる浮遊容
量が小さくなり、従来のように、表裏無関係に直列共振
子S1 ,S4 をケース1内に挿入していた組み付け方法
と異なり、良好な減衰特性を有する梯子型電気濾波器を
安定的に供し得ることとなる。
【0037】また、入力端子板7と出力端子板12とを
その主板面7f,12fをほぼ直角三角形状に形成し、
その組み付け状態で両端子板7,12の対向縁が同一方
向の傾斜縁となるように配置した場合には、同様に浮遊
容量を小さくできて、減衰特性を向上でき、前記組み付
け方法をさらに実効あるものとすることができる等の優
れた効果がある。
その主板面7f,12fをほぼ直角三角形状に形成し、
その組み付け状態で両端子板7,12の対向縁が同一方
向の傾斜縁となるように配置した場合には、同様に浮遊
容量を小さくできて、減衰特性を向上でき、前記組み付
け方法をさらに実効あるものとすることができる等の優
れた効果がある。
【図1】本発明が適用される一実施例の梯子型濾波器F
の概念図である。
の概念図である。
【図2】本発明の梯子型濾波器Fの図3A−A断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の梯子型濾波器Fの図2B−B断面図で
ある。
ある。
【図4】入力端子板7及び出力端子板12の斜視図であ
る。
る。
【図5】アース端子板6L,6Rの斜視図である。
【図6】直列共振子S1 〜S4 の斜視図である。
【図7】直列共振子S1 ,S4 の配置関係を示す概念図
である。
である。
【図8】直列共振子S1 ,S4 の配置関係と梯子型濾波
器Fの特性の関係を示す表である。
器Fの特性の関係を示す表である。
【図9】梯子型濾波器Fの出力波形図である。
F 梯子型濾波器 C1 ,C2 単位濾波回路 S1 ,S2 ,S3 ,S4 直列共振子 P1 ,P2 ,P3 ,P4 並列共振子 x 部分電極 y 全面電極 1,1 ケース 4L,4R 収納空隙 6L,6R アース端子板 7 入力端子板 12 出力端子板 7f,12f 主板面
Claims (2)
- 【請求項1】 矩形状ケースの内部に、隔壁で区画して
一面が開放された収納空隙を左右に形成し、夫々の収納
空隙内に、夫々直列共振子と並列共振子とを接続してな
る単位濾波回路を収納し、一方の単位濾波回路の入力端
子と接続される直列共振子と、他方の単位濾波回路の出
力端子と接続される直列共振子とが隔壁を介して左右に
隣接する組み付け構造となり、かつ前記直列共振子が一
側電極を部分電極とし、他側電極を全面電極としてなる
梯子型電気濾波器において、前記隣接する直列共振子相
互の部分電極と全面電極との表裏の位置関係を、一方の
直列共振子の入力端子板と接続する電極と、他方の直列
共振子の出力端子板と接続する電極とが夫々部分電極と
なるように選定して組み付けたことを特徴とする梯子型
電気濾波器の組み付け方法。 - 【請求項2】 矩形状ケースの内部に、隔壁で区画して
一面が開放された収納空隙を左右に形成し、夫々の収納
空隙内に、夫々直列共振子と並列共振子とを接続してな
る単位濾波回路を収納し、一方の単位濾波回路の入力端
子と接続される直列共振子と、他方の単位濾波回路の出
力端子と接続される直列共振子とが隔壁を介して左右に
隣接する組み付け構造となり、かつ前記直列共振子が一
側電極を部分電極とし、他側電極を全面電極としてなる
梯子型電気濾波器において、前記隣接する直列共振子相
互の部分電極と全面電極との表裏の位置関係を、一方の
直列共振子の入力端子板と接続する電極と、他方の直列
共振子の出力端子板と接続する電極とが夫々部分電極と
なるように組み付けられていると共に、入力端子板と出
力端子板とをその主板面をほぼ直角三角形状に形成し、
その組み付け状態で両端子板の対向縁が同一方向の傾斜
縁となるように配置されていることを特徴とする梯子型
電気濾波器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16021093A JPH06350372A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 梯子型電気濾波器の組み付け方法及び梯子型電気濾波器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16021093A JPH06350372A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 梯子型電気濾波器の組み付け方法及び梯子型電気濾波器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06350372A true JPH06350372A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15710136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16021093A Pending JPH06350372A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 梯子型電気濾波器の組み付け方法及び梯子型電気濾波器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06350372A (ja) |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP16021093A patent/JPH06350372A/ja active Pending
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