JPH0635369A - 可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置 - Google Patents

可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置

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JPH0635369A
JPH0635369A JP19240492A JP19240492A JPH0635369A JP H0635369 A JPH0635369 A JP H0635369A JP 19240492 A JP19240492 A JP 19240492A JP 19240492 A JP19240492 A JP 19240492A JP H0635369 A JPH0635369 A JP H0635369A
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JP
Japan
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image
film
plain paper
image forming
reversible thermosensitive
Prior art date
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Application number
JP19240492A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Harada
知史 原田
Satoshi Muramatsu
智 村松
Nobuyuki Iwata
信之 岩田
Yasuhiro Sagawa
泰博 佐川
Masahito Otani
雅人 大谷
Hideki Tobinaga
秀樹 飛永
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定着手段の余熱状態での定着、及び通常以上の
熱量を必要とする用紙への定着を可能とする、コストや
装置容積の増加、及び、画像形成制御系の複雑化を抑制
することのできる可逆性感熱記録フィルムの画像形成装
置を提供する。 【構成】可逆性感熱記録フィルムの画像形成手段として
の照射手段15の照射ランプ16の照射光を普通紙シー
トへの予備加熱用の熱源として利用し、普通紙シートへ
の作像時にも、照射手段15の照射ランプ16の照射光
を普通紙シートに照射して、普通紙シートを予備加熱す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、あるいは、プリンター等の電子写真プロセスによる
普通紙シートと可逆性感熱記録フィルムとの画像記録に
兼用可能な可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、森林資源をはじめとする地球環境
の保護が多方面の産業分野で大きな課題の一つとなって
いる。OA機器業界においても、複写機等の画像形成装
置に用いられる記録シートの再利用が、この環境保護対
策の一環として着実に実行されている。現在実施されて
いる記録シートの再利用方法は、使用済みの記録シート
をまとめて回収し、製紙工場等の再処理プラントで化学
処理を施して、再生紙を生産することが一般的である。
但し、このような化学処理方法では、再処理回数に物理
的な限界(繊維分解の進行)が存在し、再処理する際に
ある程度の新しい木材を必要としている。
【0003】一方、記録シートの他の再利用方法とし
て、書換えが可能であり、何度でも反復使用が可能な記
録材料、詳しくは、所定の温度に加熱することにより初
期化される再利用可能な記録材料(以下、可逆性感熱記
録フィルム;TCフィルムと称す)を用いた方法が、そ
の取扱の簡便さから種々の検討提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した従
来技術のうち、再利用が可能なTCフィルムに関して検
討するものである。ところで、前記従来のTCフィルム
への画像形成方法は、すべて発熱手段(サーマルヘッ
ド)をフィルム面上へ直接接触させて画像情報を記録す
るように構成されていた。また、このTCフィルムの用
途は様々に考えられているが、一般に広く普及し、且
つ、その紙の使用量が膨大であり、用紙の再利用の効果
が大きく期待されている複写機、レーザーファクシミ
リ、あるいは、レーザービームプリンタ等の画像形成装
置においては、このTCフィルムを適用可能とした装置
が未だ実用化されていない。これは、従来の画像形成装
置では、通常、その画像形成方法として電子写真プロセ
スを用いているため、この種の画像形成装置にTCフィ
ルムを適用可能とするためには、従来の電子写真プロセ
ス手段以外に、TCフィルム専用の画像形成手段(例え
ば、発熱手段、搬送手段、制御手段等)を新たに設けな
ければならない点にある。すなわち、このようなTCフ
ィルム専用の画像形成手段を付加した構成の画像形成装
置は、言い換えれば、従来の複写機等にTCフィルムの
作像装置を単に組み合わせた程度の装置であり、特別な
技術的困難性は認められないが、その装置全体から見れ
ば、大幅なコストの増加、大型化、及び、画像形成制御
系の複雑化を招くことは必至であり、この点が未だに実
用化されない原因と考えられる。
【0005】そこで、このTCフィルム専用の画像形成
手段と、普通紙シート専用の画像形成手段とのうちの互
いに共通する手段を共用するように構成することによ
り、TCフィルム専用の大掛かりな作像手段を付加する
ことなく、既存の普通紙シートへの作像を行なう電子写
真プロセスを利用してTCフィルムへの作像が可能とな
る。しかしながら、既存の普通紙シートへの作像を行な
う電子写真プロセスでは、その定着手段が余熱状態の場
合、あるいは、厚紙などのようにその定着時に通常以上
の熱量を必要とする用紙を使用する場合には、その定着
手段の熱量が不足する。従って、上記画像形成装置にお
いて、通常以上の熱量を必要とする用紙の使用を可能に
するためには、熱量の大きな定着手段を必要とするた
め、このような既存の普通紙シートへの作像を行なう電
子写真プロセスを単に共用させただけの装置では、装置
の小型化及び低コスト化をさほど期待できない。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、可逆性感熱記録フィルム専用の
大掛かりな作像手段を付加することなく、既存の普通紙
シートへの作像を行なう電子写真プロセスを利用して可
逆性感熱記録フィルムへの作像を可能とし、且つ、上記
可逆性感熱記録フィルムの画像形成手段としての照射手
段の照射光を普通紙シートへの与熱手段として利用する
ことにより、定着手段の余熱状態での定着、及び通常以
上の熱量を必要とする用紙への定着を可能とする、コス
トや装置容積の増加、及び、画像形成制御系の複雑化を
抑制することのできる可逆性感熱記録フィルムの画像形
成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、感光体に画像情報を静電潜像として書
き込む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された
静電潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記
録用の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬
送手段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シー
ト上に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転
写手段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着
させる定着手段とを有し、所定の温度に加熱することに
より初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルム
を上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送
し、この給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上に上
記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光
体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転写す
るとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィ
ルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手
段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、こ
の画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持され
ているトナーをトナー除去手段によりフィルム面上から
除去する構成の画像形成装置において、上記普通紙シー
トへの作像時にも、上記照射手段により、上記普通紙シ
ートへの光照射を行なう構成とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、給紙搬送された可逆性感熱記
録フィルム上に、上記潜像書き込み手段及び上記現像手
段によって上記感光体上に形成されたトナー像が、上記
転写手段により転写されるとともに、トナー像の転写さ
れた可逆性感熱記録フィルムを照射して転写されたトナ
ー像を加熱させる照射手段により可逆性感熱記録フィル
ム上に画像が形成され、この画像形成後、上記可逆性感
熱記録フィルムに坦持されているトナーが、トナー除去
手段によりフィルム面上から除去されることによって、
既存の電子写真プロセスにより可逆性感熱記録フィルム
上に画像が形成されるとともに、上記普通紙シートへの
作像時にも、上記照射手段により、上記普通紙シートへ
の光照射が行なわれて、普通紙シートが予備加熱され
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
【0010】但し、本明細書の記述から明らかに想起し
得る範囲の構成・作用等のについては、説明の煩雑化を
避ける上から、その図示並びに開示を省略、もしくは簡
略化する。
【0011】本発明の実施例の画像形成装置は、普通紙
シート(以下、単に普通紙という)、及び、可逆性感熱
記録フィルム;サーモクロミックフィルム(以下、TC
フィルムと略す)に対して、共通の作像手段を使用して
画像を記録できることを特徴としている。この実施例の
画像形成装置は、図1に示すように、給紙トレイAと、
給紙トレイBとの2つの給紙トレイを有している。これ
らの給紙トレイA,Bは、それぞれ並列に配置されてお
り、どちらの給紙トレイも差異なく構成されている。こ
こでは、説明の便宜上、給紙トレイAにTCフィルム
が、給紙トレイBに普通紙がセットされているものとす
る。
【0012】先ず、実施例における予備加熱を必要とし
ない普通紙への画像記録について説明する。図1におい
て、給紙トレイBにセットされた束状の普通紙は、給紙
ローラ1により給紙トレイBから引き出され、分離パッ
ト35により最上位の1枚のみが給紙ローラ1の回転に
より搬送される。給紙ローラ1により搬送された普通紙
は、搬送ローラ37により、レジスト駆動ローラ9及び
レジスト従動ローラ40からなる一対のレジストローラ
に搬送されて、このレジストローラのニップ部に突き当
てられる。この際、レジスト前センサー31により普通
紙の先端が検知されて、この普通紙に対する画像書き込
みのタイミングがとられる。
【0013】一方、上述のようにして普通紙が給紙搬送
されている間に、感光体10には光学ユニット5により
原稿画像が潜像として書き込まれ、この感光体10上の
潜像が、現像手段4から供給されるトナーによって可視
像化される。次いで、レジスト前センサー31によりタ
イミングをとられて回転するレジストローラにより感光
体10に向けて送り出された普通紙は、転写分離手段8
により、感光体10からトナー画像を転写される。トナ
ー画像を転写された普通紙は、搬送ガイド板13の裏面
側に配設されているファン36の吸引力により、搬送ガ
イド板13に吸着されながら定着手段34に向けて搬送
される。定着手段34に搬送された普通紙は、一対の加
圧ローラ19及び加熱ローラ20により、加圧・加熱さ
れて転写されたトナー画像を定着される。
【0014】この定着手段34の下流部には、TCフィ
ルムへの画像記録時のみに機能するTCクリーニング手
段24が配設されており、普通紙への画像記録時には、
このTCクリーニング手段24が、図1において矢印a
方向に変位した位置(実線で示す位置)に退避してい
る。これにより、定着出口上ガイド板22及び定着出口
下ガイド板23によってガイドされて、定着手段34か
ら排出された普通紙は、そのままの状態で搬送ローラ3
8により更に搬送され、排紙ガイド板28を通して、排
紙ローラ29により排紙トレイ30上に排出される。
【0015】次に、実施例におけるTCフィルムへの画
像記録について説明する。図1において、給紙トレイA
にセットされた束状のTCフィルムは、給紙ローラ1に
より給紙トレイAから引き出され、分離パット35によ
り最上位の1枚のみが給紙ローラ1の回転により搬送さ
れる。ここで、実施例において給紙トレイAにセットさ
れるTCフィルムは、予め初期化(白濁化)されてい
る。給紙ローラ1により搬送されたTCフィルムは、搬
送ローラ37により、レジスト駆動ローラ9及びレジス
ト従動ローラ40からなる一対のレジストローラに搬送
されて、このレジストローラのニップ部に突き当てられ
る。この際、レジスト前センサー31によりTCフィル
ムの先端が検知されて、このTCフィルムに対する画像
書き込みのタイミングがとられる。
【0016】一方、上述のようにしてTCフィルムが給
紙搬送されている間に、感光体10には光学ユニット5
により原稿画像が潜像として書き込まれ、この感光体1
0上の潜像が、現像手段4から供給されるトナーによっ
て可視像化される。次いで、レジスト前センサー31に
よりタイミングをとられて回転するレジストローラによ
り感光体10に向けて送り出されたTCフィルムは、転
写分離手段8により、感光体10からトナー画像を転写
される。ここまでのTCフィルムへの作像工程は、前述
した普通紙への作像工程と何ら変わるところはない。
【0017】そして、このTCフィルムへの画像記録時
には、トナー画像を転写されたTCフィルムが、搬送ガ
イド板13の裏面側に配設されているファン36の吸引
力により、搬送ガイド板13に吸着されながら搬送され
る際に、この搬送ガイド板13に対して、搬送経路を挾
んで対向して配設された照射手段15の照射ランプ16
が点灯する。この照射ランプ16の照射光は、反射板1
7及び集光レンズ18により、搬送ガイド板13上のT
Cフィルムのフィルム面に集光・照射される。このと
き、TCフィルム自体は白濁状態で、また、その表面に
は未定着のトナー画像が転写されている。従って、照射
ランプ16、及び、反射板17、集光レンズ18により
照射・集光された照射光は、TCフィルムのフィルム面
の黒部となる未定着のトナー画像部では吸収されて、こ
の黒部の温度を上昇させるも、このフィルム面の他の白
濁状態となる部分(非画像部)では反射されて、何らの
作用も与えない。これにより、TCフィルムのフィルム
面のトナー画像部と非画像部との間に温度差が生じ、こ
のTCフィルムのトナー画像部のみが、この温度差によ
り白濁状態から透明状態に変色することによって、この
TCフィルム面上に、白濁部(非画像部)と透明部(ト
ナー画像部)とからなる画像が記録される。
【0018】このような白濁部の加熱変色により画像が
記録されたTCフィルムは、ファン36の吸引力により
搬送ガイド板13に吸着されながら定着手段34に向け
て搬送される。ここで、このTCフィルムへの画像記録
時においては、定着手段34に搬送されたTCフィルム
のフィルム面が加熱ローラ20に当接して再加熱される
ことにより、このフィルム面上に記録された画像が失わ
れないようにするために、この定着手段34の加熱ロー
ラ20が、予め、図1において矢印b方向に変位され、
TCフィルムのフィルム面に接触しない位置(鎖線位
置)、すなわち、TCフィルムに加熱ローラ20の熱が
伝わらない位置に退避されている。
【0019】また、このTCフィルムへの画像記録時に
は、TCクリーニング手段24が、図1において矢印a
と反対の方向に変位した位置(鎖線で示す位置)に予め
上昇し、一対のローラからなる搬送ローラ38のうちの
TCフィルムの背面(トナー像が転写されていない面)
に位置するローラ38aの周面に、このクリーニング手
段24のブレード25が当接されている。ここで、この
ローラ38aに対するブレード25の当接力は、ローラ
38aとTCフィルムとの摩擦力が、ブレード25とT
Cフィルムとの摩擦力よりも大きくなるように設定され
ている。これにより、再加熱されずに定着手段34を通
過したTCフィルムは、定着出口上ガイド板22及び定
着出口下ガイド板23によりガイドされて、ローラ38
aの回転に従って搬送される。そして、このTCフィル
ムは、ローラ38aにより搬送される際に、そのフィル
ム面上に転写されたトナーがブレード25によって掻き
落される。このTCフィルムのフィルム面上から掻き落
されたトナーは、クリーニング手段24内に配設された
回収ローラ26により回収ボトル27内に回収される。
このようにして転写トナーを掻き落されることによって
白濁部(非画像部)と透明部(画像部)とからなる画像
が記録されたTCフィルムは、一対のローラからなる搬
送ローラ38により更に搬送され、排紙ガイド板28に
よりガイドされて、排紙ローラ29により排紙トレイ3
0上に排出される。
【0020】なお、図1において、給紙ガイド板2は、
給紙ローラ1により給送された普通紙及びTCフィルム
がレジスト駆動ローラ9及びレジスト従動ローラ40ま
で搬送される間をガイドする機能を有している。転写前
ガイド板11は、レジスト駆動ローラ9及びレジスト従
動ローラ40により搬送された普通紙あるいはTCフィ
ルムを感光体10に向けてガイドする機能を有してい
る。定着入口上ガイド板14及び定着入口下ガイド板3
9は、感光体10から分離搬送された普通紙あるいはT
Cフィルムを定着手段34の加圧ローラ19及び加熱ロ
ーラ20のニップ部にガイドする機能を有している。定
着手段34に配設されたサーミスタTは、加熱ローラ2
0の表面温度を検知する機能を有しており、この検知信
号に基づいて加熱ローラ20内に配置されたヒーター2
1の発熱量が制御されることにより、加熱ローラ20の
加熱温度が可変される。感光体10の周囲に配設された
帯電手段6は、放電により感光体10の表面電位を初期
化する機能を有している。排紙ガイド板28の搬送経路
に配置された排紙センサー32は、定着手段34から搬
送された普通紙あるいはTCフィルムの所定タイミング
での通過の有無を検知して、普通紙あるいはTCフィル
ムのジャム等の検知を行なっている。
【0021】上述のように、この実施例によれば、従来
の普通紙への作像を行なう電子写真プロセスを用いてT
Cフィルムへの作像ができるので、TCフィルムの画像
記録のために大掛かりな専用の作像手段を付加する必要
がなく、コストや装置容積の増加、及び、画像形成制御
系の複雑化を抑制することができる。
【0022】なお、この実施例において使用済みのTC
フィルムを初期化するためには、給紙搬送されたTCフ
ィルムに対して、画像の書き込みを行なわずに、普通紙
を給紙する場合と同じプロセスを実行すればよい。具体
的には、先ず、給紙トレイAまたは給紙トレイBに使用
済みのTCフィルムをセットし、給紙ローラ1、搬送ロ
ーラ37、及びレジスト駆動ローラ9,レジスト従動ロ
ーラ40により、この最上位の一枚の使用済みのTCフ
ィルムを給紙搬送する。この際、画像信号を送らず、感
光体10に対して光学ユニット5が画像を潜像として書
き込まないようにし、現像手段4による感光体10への
トナー付着が行なわれないようにする。これにより、使
用済みのTCフィルムは、そのフィルム面にトナーが付
着されることなく転写分離手段8を通過する。トナーが
付着せずに搬送された使用済みのTCフィルムは、定着
手段34を通過する際に、この定着手段34の加熱ロー
ラ20により、TCフィルムの透明部(画像部)を白濁
色に変色させる温度に、その全面が加熱される。これに
より、TCフィルムの全面が白濁色に初期化され、透明
部と白濁部によって記録されていた使用済みの画像が消
去される。この消去工程では、TCフィルムのフィルム
面上にトナーが付着されていないので、TCクリーニン
グ手段24は、図1において矢印aに移動し、ブレード
25が搬送ローラ38aから離れた状態に臨んでいる。
このようにして初期化されたTCフィルムは、搬送ロー
ラ38により更に搬送され、排紙ガイド板28によりガ
イドされて、排紙ローラ29により排紙トレイ30上に
排出される。
【0023】次に、図2に示す全体制御ブロック図を参
照して、上述した実施例の制御動作について説明する。
前記実施例の各種入力、出力、及び制御信号は、図2に
示すメイン制御部901において一括して処理される。
図2において、メイン制御部109への動作要求入力と
しては、操作部903からの操作者のキー押下による設
定入力や、ファックス受信装置またはホスト・コンピュ
ータなどに代表される画像情報入力部904からの画像
情報、コマンドなどがある。また、本装置制御のための
入力としては、レジスト前センサー31、排紙センサー
32によるタイミング検知信号、サーミスタTによる温
度検知信号、及び機内温度センサー906による温度検
知信号などがある。メイン制御部901からの出力、制
御信号は、給紙ローラ1、レジスト駆動ローラ9、光学
ユニット5、現像手段4、帯電手段6、転写分離手段
8、感光体10、搬送切り替え手段12、照射手段1
5、加圧ローラ19、加熱ローラ20、ヒーター21、
TCクリーニング手段24、排紙ローラ29などの制御
対象にそれぞれ出力される。ここで、制御のためのプロ
グラムやプログラム実行に必要な種々の設定データなど
は、例えばROMのような記憶部902に納められてお
り、また、動作時のタイミング生成には、内部タイマー
905が利用される。
【0024】また、前記実施例のようなONE−PAT
H方式の制御例として、TCフィルムへの画像記録動作
のタイミングチャートを図3に、予備加熱を必要としな
い普通紙への画像記録動作のタイミングチャートを図4
にそれぞれ示す。すなわち、TCフィルムへの画像記録
時には、図3に示すように、先ず、スタート信号を受け
ることにより、給紙ローラ1を起動してTCフィルムの
給紙を開始し、これと同時に、現像手段4、帯電手段
6、排紙ローラ29の動作を開始するとともに、TCフ
ィルムの定着部通過状態となるように定着手段34の位
置を遷移させる。次に、画像情報入力部904より画像
情報の受信を開始し、レジスト前センサー31のTCフ
ィルム先端の検出信号に基づいて、給紙ローラ1を停止
し、光学ユニット5による感光体10への画像情報の書
込を開始するとともに、タイミングをとってレジスト駆
動ローラ9を起動し、その後、転写分離手段8、照射手
段15、TCクリーニング手段24をそれぞれ起動す
る。そして、画像情報の入力が終了した時点で、光学ユ
ニット5及び帯電手段6の動作を停止し、レジスト前セ
ンサー31のTCフィルム後端の検出信号に基づいて、
レジスト駆動ローラ9を停止する。更に、排紙センサー
32によってTCフィルムの排紙完了が検知されること
により、転写分離手段8、及び現像手段4を停止させ、
追って、排紙ローラ29、照射手段15、定着手段3
4、TCクリーニング手段24の動作をそれぞれ停止さ
せる。
【0025】また、予備加熱を必要としない普通紙への
画像記録時には、図4に示すように、先ず、スタート信
号を受けることにより、給紙ローラ1を起動して普通紙
の給紙を開始し、これと同時に、現像手段4、帯電手段
6、排紙ローラ29の動作を開始するとともに、普通紙
の定着部通過状態となるように定着手段34の位置を遷
移させ、ヒーター21をオンにして定着手段34を起動
させる。次に、画像情報入力部904より画像情報の受
信を開始し、レジスト前センサー31の普通紙先端の検
出信号に基づいて、給紙ローラ1を停止し、光学ユニッ
ト5による感光体10への画像情報の書込を開始すると
ともに、タイミングをとってレジスト駆動ローラ9を起
動し、その後、転写分離手段8を起動する。そして、画
像情報の入力が終了した時点で、光学ユニット5及び帯
電手段6の動作を停止し、レジスト前センサー31の普
通紙後端の検出信号に基づいて、レジスト駆動ローラ9
を停止する。更に、排紙センサー32によって普通紙の
排紙完了が検知されることにより、転写分離手段8、及
び現像手段4を停止させ、追って、排紙ローラ29、定
着手段34の動作をそれぞれ停止させる。
【0026】ところで、前述したように、既存の普通紙
への作像を行なう電子写真プロセスでは、その定着手段
が余熱状態の場合、あるいは、厚紙などのようにその定
着時に通常以上の熱量を必要とする用紙を使用する場合
には、その定着手段の熱量が不足する。そこで、本発明
の実施例においては、上述のように、定着手段34が余
熱状態の場合、あるいは、厚紙などのようにその定着時
に通常以上の熱量を必要とする用紙を使用する場合に、
TCフィルムの画像形成手段としての照射手段15を給
紙搬送された用紙への予備加熱熱手段として利用する。
すなわち、本実施例では、定着手段34の余熱状態のと
きのように、給紙搬送される用紙が通常以上の熱量を必
要とする予備加熱モード時には、TCフィルムが給紙搬
送されるTCモード、及び、普通紙が給紙搬送されるP
Pモードの如何を問わずに、照射手段15の照射ランプ
16への通電を行なうように制御して、照射手段15の
照射ランプ16が点灯される。従って、この予備加熱モ
ード時においては、画像記録モードがTCフィルムへの
画像記録を行なうTCモードの場合には、その画像形成
動作に特筆すべき変化はないが、普通紙への画像記録が
行なわれるPPモードの場合には、図1において、転写
分離手段8を通過してきた普通紙に対して、定着手段3
4によるトナー像の定着が行なわれる前に、この普通紙
上のトナー像に照射手段15の照射ランプ16の照射光
が照射される。これにより、前述したTCフィルムへの
画像形成プロセスの場合と同様に、この普通紙上のトナ
ーが、照射ランプ16の照射光の熱を吸収して、普通紙
が定着手段34により本格的に加熱定着される前に予め
加熱(予備加熱)され、普通紙への予備的な定着が行な
われる。
【0027】このように、普通紙を予備加熱するための
熱源として、照射手段15の照射ランプ16の照射光を
利用する場合の本実施例における照射手段15の制御プ
ログラムのフローチャートを図5に示す。図5におい
て、画像形成装置がスタートすると、先ず、図2の操作
部903よりの設定入力等により、装置の給紙モード
が、TCフィルムを給紙するTCモード、または、普通
紙を給紙するPPモードの何れであるかを判断する。こ
こで、装置の給紙モードが、TCフィルムを給紙するT
Cモードであると判断された場合には、図3に示したよ
うな、通常のTCフィルムへの画像形成動作が実行さ
れ、TCフィルムに画像が記録される。
【0028】一方、この給紙モードを判断するステップ
において、装置の給紙モードが、TCフィルムを給紙す
るTCモードでないと判断、すなわち、普通紙を給紙す
るPPモードであると判断された場合には、図2の操作
部903よりの設定入力等により、装置の給紙モード
が、給紙される用紙への予備加熱を必要とする予備加熱
モードであるか否かが判断される。ここで、装置の給紙
モードが予備加熱モードではなく、用紙への予備加熱を
必要としない場合には、図4に示したような、通常の普
通紙への画像形成動作が実行され、普通紙に画像が記録
される。
【0029】また、この給紙される用紙が予備加熱を必
要とする予備加熱モードであるか否かを判断するステッ
プにおいて、装置の給紙モードが予備加熱モードである
と判断された場合には、この用紙が照射手段15を通過
するときに、照射手段15の照射ランプ16に通電する
ように制御される。これにより、前述したTCフィルム
への画像形成プロセスの場合と同様に、この用紙上のト
ナーが、照射ランプ16の照射光の熱を吸収し、この用
紙が定着手段34により本格的に加熱定着される前に予
め加熱(予備加熱)されて、この用紙への予備的な定着
が行なわれる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、TCフィルムへの画像
記録用の照射手段によって、普通紙シートへの画像記録
時にも、この普通紙シートを予備加熱できるので、この
普通紙シートに与える定着手段の熱量が少なくて済み、
定着手段の構成を簡略化できる。また、本発明によれ
ば、厚紙などのように、その定着を行なうために通常以
上の熱量を必要とする用紙を使用する場合に、その定着
手段の容量や構成を変更することなく、この用紙に与え
る熱量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す概略断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例の全体制御ブロック図である。
【図3】本発明を実施した画像形成装置におけるTCフ
ィルム記録時の全体制御タイミングチャートである。
【図4】本発明を実施した画像形成装置における普通紙
記録時の全体制御タイミングチャートである。
【図5】本発明の実施例における照射手段の制御動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給紙ローラ 2 給紙ガイド板 4 現像手段 5 光学ユニット 6 帯電手段 7 感光体のクリーニング手段 8 転写分離手段 9 レジスト駆動ローラ 10 感光体 11 転写前ガイド板 12 搬送切り替え手段 13 搬送ガイド板 14 定着入口ガイド板 15 照射手段 16 照射ランプ 17 反射板 18 集光レンズ 19 加圧ローラ 20 加熱ローラ 21 ヒーター 22 定着出口上ガイド板 23 定着出口下ガイド板 24 TCクリーニング手段 25 ブレード 26 回収ローラ 27 回収ボトル 28 排紙ガイド板 29 排紙ローラ 30 排紙トレイ 31 レジスト前センサー 32 排紙センサー 34 定着手段 35 分離パット 36 ファン 37,38 搬送ローラ 39 定着入口下ガイド板 40 レジスト従動ローラ 901 メイン制御部 902 記憶部 903 操作部 904 画像情報入力部 905 内部タイマー A,B 給紙トレイ T サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 108 7369−2H 15/20 102 // B41M 5/26 6956−2H B41M 5/18 101 A (72)発明者 佐川 泰博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大谷 雅人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 飛永 秀樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体に画像情報を静電潜像として書き込
    む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電
    潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用
    の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手
    段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上
    に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手
    段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させ
    る定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより
    初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上
    記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送し、こ
    の給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像
    書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に
    形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとと
    もに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを
    照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段によ
    り可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像
    形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されている
    トナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去す
    る構成の画像形成装置において、上記普通紙シートへの
    作像時にも、上記照射手段により、上記普通紙シートへ
    の光照射を行なうことを特徴とする可逆性感熱記録フィ
    ルムの画像形成装置。
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