JPH0637557B2 - 四級アンモニウム基を側鎖としてもつシロキサン共重合体 - Google Patents

四級アンモニウム基を側鎖としてもつシロキサン共重合体

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JPH0637557B2
JPH0637557B2 JP1167155A JP16715589A JPH0637557B2 JP H0637557 B2 JPH0637557 B2 JP H0637557B2 JP 1167155 A JP1167155 A JP 1167155A JP 16715589 A JP16715589 A JP 16715589A JP H0637557 B2 JPH0637557 B2 JP H0637557B2
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    • C08G77/382—Polysiloxanes modified by chemical after-treatment containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen or silicon
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は四級アンモニウム基を側鎖として含むシロキサ
ン共重合体の製造法に関する。さらに詳細には本発明は
実質的に当量の三級アミン酸塩及びエポキシ基を側鎖に
もつシロキサン共重合体中のエポキシ基を、触媒として
遊離三級アミンを存在させて反応させることにより該化
合物を製造する方法に関する。
本発明はこれを要約すれば、エポキシ基を側鎖としても
つシロキサン共重合体(以下エポキシ側鎖シロキサン共
重合体という)を触媒として触媒量の遊離三級アミンを
用いアミン酸塩と反応させて側鎖として四級アンンモニ
ウム基をもつシロキサン共重合体(以下四級アンモニウ
ム側鎖シロキサン共重合体という)を製造する方法に関
する。
1985年1月8日付けのエイチ・リュッチェン(H.Rutzen)
等の米国特許第4,492,802号記載の方法は、末端エポキ
シド基を有するエポキシド化合物を触媒として四級アン
モニウム化合物を用い三級アミンの塩と反応させる方法
である。該特許によれば、触媒として使用される四級ア
ンモニウム化合物の量は最終生成物の理論的重量に関し
約0.5〜約10重量%であり、この方法にはこの四級化
合物の触媒が必要である。実施例には1.1モルの三級ア
ミンを1モルの塩生成物質(酸)と反応させその場で三
級アミン酸を製造する方法が示されているが、この場合
0.1モルの未反応の遊離三級アミンが残る。従ってこの
実施例に示された三級アミン対三級アミン酸塩のモル比
は0.1:1であり、有用なものとして記載されている唯
一の触媒は四級アンモニウム化合物である。三級アミン
自身が触媒となることができることは記載されていず、
またシロキサン化合物についても何等示唆または記載さ
れていない。
1983年12月20日付けのエイチ・リュッチェン等の米国特
許第4,421,932号においては、末端エポキシド基を有す
るエポキシド化合物を、遊離アミン及びアミン酸塩のい
ずれかの形で存在する三級アミンと反応させ、反応の終
りに十分量の酸を加えてすべての四級アンモニウム化合
物を塩の形に変える四級アンモニウム化合物の製造法が
記載されている。この特許によれば約50〜約90モル%、
好ましくは約60〜80モル%の三級アミンを酸によってア
ミン酸塩の形に変え(第2欄第17行以降)、従って50〜
10モル%が遊離三級アミンとして残ることが記載されて
いる。計算すれば遊離アミン対アミン酸塩のモル比は約
0.11:1〜1:1、好ましくは約0.25:1〜約0.67:1
であることがわかる。該特許の第2欄第28〜30行に記載
されているように、1当量のエポキシド、1当量のアミ
ン及び約0.5〜約0.9、好ましくは約0.6〜約0.8当量の酸
が存在することが必要である。このことは本発明方法に
より四級アンモニウム側鎖をもつシロキサン化合物を製
造する際に必要な量よりもかなり多量の遊離アミンが必
要であることを意味している。米国特許第4,421,932号
にはシロキサン化合物については全く触れられていな
い。
1984年5月2日付けのアール・ディー・ジャラベック
(R.D.Jarabek)等のヨーロッパ特許明細書第0 107 088等
には、モノエポキシドと脂環式部分を含むアミンとを酸
または水の存在下において反応させ四級アンモニウム化
合物を製造する方法が記載されている。この明細書には
アミン対酸の比を制御する必要については記載がなく、
またシロキサン化合物についても記載されていない。
本発明は触媒を使用して四級アンモニウム側鎖シロキサ
ン共重合体を製造する方法に関する。本発明方法は触媒
として少量の、即ち触媒量の遊離三級アミンを使用し、
三級アミン酸をエポキシ側鎖シロキサン共重合体と反応
させる工程を含んでいる。
本発明によれば、エポキシ側鎖シロキサン及び三級アミ
ン酸塩から僅かな触媒量の遊離三級アミンを使用して高
収率で四級アンモニウム側鎖シロキサンを製造し得るこ
とが見出された。本発明方法は効率が高いばかりでな
く、多段反応工程の使用を省くことができ、また危険な
廃棄物の発生、危険性または毒性のある反応原料の使用
及びシロキサン反応原料を用いるときにしばしば起る分
子の再分布の問題を避けることができる。
エポキシ側鎖シロキサン共重合体は多数知られており、
また四級アンモニウム側鎖シロキサン共重合体も若干知
られているが、本出願人の知識の範囲内においてエポキ
シ側鎖シロキサン共重合体を対応する四級アンモニウム
側鎖シロキサン共重合体に高効率で変える実用的に使用
可能な方法はこれまで知られていない。従ってこれが達
成できる本発明方法は完全に予想外の方法である。
本明細書においては下記に示すような種々のシロキサン
単位を明示するために、下記のような異った文字記号を
使用する。しかし反応に悪影響を及ぼさない限り分子中
に他の公知シロキサン単位が含まれていることができ
る。
ここでRは炭素数1〜3の低級アルキル基、好ましくは
メチル基であり、R′は水素または炭素数1〜約4のア
ルキル基、R″は水素またはメチルであり、Rは置換
基をもちまたはもたない炭素数1〜約20のヒドロカルビ
ル基であってアルキル、アルケニル、アリール、アラル
キルまたはアルカニル、或いは複素環式の基、好ましく
は炭素数1〜約4のアルキルであり、mは2〜約4、好
ましくは3の値であり、nは0〜約10の値、bは1〜約
75、好ましくは最高50の値、pは3〜約20、rは1〜約
10、yは1または2、zは1〜3の値であって、Xは三
級アミン酸塩を製造するための酸成分として使用される
無機または有機酸の負に帯電した陰イオンであり、X′
はハロゲン原子である。
本発明方法において原料として使用するエポキシ側鎖シ
ロキサン共重合体は公知化合物であり、一般式 MDcD″d Dx eEdE″dM′ (I) によって表わすことができる。ここにcは0〜約1,00
0、好ましくは0〜約500、最も好ましくは10〜200の値
をもち、dのすべての和は1〜約200、好ましくは1〜
約100、最も好ましくは1〜約25の正の数であり、該分
子は好ましくはD″の側鎖をもっており、eは0〜約5
0、好ましくは0の値をもっている。好適なエポキシ側
鎖シロキサン化合物は一般式 MDcD″dM′ (II) で表され、最も好適なものはM、D、D′及びM′中
のすべてのRがメチル基であるものである。
典型的な側鎖にエポキシ基をもったシロキサン重合体の
例を第1表に示す。ここで見出しの文字で示されるシロ
キサン単位の下に示した数字は重合体分子中の各単位の
平均の数である。
本発明方法に使用される触媒はエポキシ環を開環させる
のに十分な求核力をもった遊離三級アミンであり、反応
を促進するのに十分な触媒的な量で存在する。この触媒
の量は遊離三級アミン対三級アミン酸塩の当量数の比と
して約0.0005:1〜約0.05:1、好ましくは約0.001:
1〜約0.005:1であることができる。三級アミンは公
知化合物であり、反応に悪影響を与えない任意の強塩基
性三級アミンを使用することができる。これらの三級ア
ミンは一般式R3Nで表わすことができ、ここにR
は前記意味をもっている。即ちRはメチル、エチル、
プロピル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、フェニル、
ベンジル、フェネチル、シクロヘキシル、アリル等であ
ることができる。
典型的な三級アミンの例としてはトリメチルアミン、ト
リエチルアミン、メチルジメチルアミン、トリプロピル
アミン、フェニルジエチルアミン、シクロヘキシルジメ
チルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジメチルフェニ
ルアミン、ピリジン、ピコリン、メチルピロリジン、ド
デシルジメチルアミン等を挙げることができる。
エポキシ側鎖シロキサン重合体と反応させ四級アンモニ
ウム側鎖シロキサン重合体をつくるための三級アミン酸
塩も公知であり、三級アミンを酸成分とアミン対酸の当
量比を1:1にして反応させることにより容易に製造さ
れる。この反応は普通の化学者には公知である。酸反応
原料としては無機酸、例えば塩酸、フッ化水素酸、臭化
水素酸、ヨー化水素酸、燐酸、炭酸、フォスフォン酸、
硼酸等、或いは有機酸または両性化合物、例えば蟻酸、
酢酸、プロピオン酸、安息香酸、トルエンフォスフォン
酸、亜硫酸水素メチル(CH3SO3H)、トルエンスルフォン
酸等を用いることができる。三級アミン酸塩は一般式R
3N・HXで表わすことができ、ここでHXは三級アミン酸
塩をつくるために三級アミンと反応させる酸成分であ
る。三級アミン酸塩の添加量は装入したエポキシ当量に
関し実質的に化学量論的な量である。
本発明の四級アンモニウム側鎖シロキサン共重合体は一
般式 MDcD* dDx eE′dE* dM′ (III) で表わすことができる。好適な四級アンモニウム側鎖シ
ロキサン共重合体は一般式 MDcD* dM′ (III) で表わされる。
本発明方法で製造される典型的な四級アンモニウム側鎖
シロキサン共重合体の例を下記第2表に示す。
例示すれば、本発明方法は触媒量の三級アミンを触媒と
して使用し、側鎖にエポキシ基を含むシロキシ単位とし
て または 或いは を含むエポキシ側鎖シロキサン共重合体を、側鎖に四級
アンモニウム基をもったシロキシ基として、 または 或いは を含む四級アンモニウム側鎖シロキサン共重合体に効率
的に且つ高収率で変える単一工程の反応を含んでいる。
触媒の遊離三級アミンの使用量は驚くべきことには有機
化合物においてエポキシ基を四級アンモニウム基に変え
るのに以前必要と考えられていた量よりもかなり少な
い。本発明方法には四級アンモニウム側鎖シロキサン共
重合体をつくる多段工程に従来使用された毒性をもった
危険な物質を使用する必要はない。また本発明方法にお
いては注意して廃棄しなければならない危険な廃棄物を
多量に生成することがなく、またシロキサン共重合体を
構成する種々のシロキシ単位の分子的な再分布の原因に
なるようなシロキサン副成物が生じることもない。
前述のように、米国特許第4,421,932号には末端のエポ
キシ基を遊離三級アミン及び三級アミン酸塩の混合物と
反応させることが記載されている。この場合遊離アミン
対三級アミン酸塩の比は0.11:1〜1:1、好ましくは
0.25:1〜0.67:1の間で変動するとされている。この
反応には反応完結後、最終的に酸成分を加えてすべての
原料アミンを塩に変えることが必要である。関連した米
国特許第4,492,802号には、最終生成物の理論的生成量
に関し約0.5〜約10重量%の濃度で四級アンモニウムを
触媒として使用し、末端エポキシ基を三級アミンの塩と
反応させることが記載されている。この米国特許第4,49
2,802号ではアミン酸塩はその場でつくられ、すべての
実施例には遊離アミン対アミン酸塩の比は0.1:1であ
ると記載されている。しかし米国特許第4,492,802号で
は触媒として記載された物質は四級アンモニウム塩であ
って、遊離三級アミンでも三級アミン酸塩でもない。後
者の2種の化合物は反応原料として記載されている。上
記両米国特許における末端エポキシ化合物は通常の有機
化合物であり、シロキサン化合物の記述はなく、またこ
のような化合物を反応させ得るという認識もされていな
い。即ちシロキサン化合物が関与する、例えば再分布を
起すという反応に付随した問題についての明白な知見も
得られていない。
四級アンモニウム側鎖シロキサンの製造法の評価にこれ
まで使用されてきた実験室的な方法は多段工程を含み、
これには危険であると考えられる反応原料を多量使用す
ることが必要であり、またこのような反応原料を過剰に
使用しなければならないので、廃棄物の投棄が重大な問
題となる。またその反応の性質のために望ましくない副
反応が起り、シロキサン共重合体分子の再分布の原因に
なる望ましくない副成物を生じる。このような実験室的
な方法の一つにおいては、構造 MDcD″dM′ をもつエポキシ側鎖シロキサン共重合体中の構造 のエポキシ側鎖シロキサン基D″がイソプロパノール中
で先ずジメチルアミン(DMA)と反応してエポキシ環を開
環し、構造 の三級アミン中間基Dを生成して、構造 MDcDdM′ の三級アミンシロキサン共重合体を生じる。過剰のジメ
チルアミンを除去した後、MDcDdM′シロキサン共重合
体を第2段階で高温、高圧において過剰の塩化メチレン
と反応させ、三級アミン基を構造 の四級アンモニウムシロキサン基D*に変え、構造 MDcD* dM′ の四級アンモニウム側鎖シロキサン共重合体をつくる。
次に反応混合物から溶媒、未反応の塩化メチレン及び揮
発性の副成物を除去する。この方法においては反応を高
温に保持した時間、ジメチルアミンを添加し残存ジメチ
ルアミンを除去する時間間隔、塩化メチレンを添加する
時間の長さ、及び溶媒を除去する期間に依存して、最終
的なシロキサン共重合体の組成に大きな変動が生じる。
二級アミンとの反応中における開環反応工程において
は、エポキシ環構造に関してアミンが過剰に存在しない
と、ゲル化または交叉結合が生じ、三級アミン中間基D
が生ぜずに高分子量の交叉結合したシロキサン共重合
体が生成することが知られている。また開環工程後生成
物の混合物中にジメチルアミンが残存していると、望ま
しくないシロキサンの再分布反応が起り、若干の低分子
量シロキサン種及び若干の高分子量シロキサン種が生じ
る。このことは次の二つの反応課程で示すことができ
る。最初の反応課程では2個のシロキサン分子が関与
し、第2の課程では単一のシロキサン分子だけが関与す
る。
反応課程1 2MD20D10M′DMAMD<20D<10M′+MD>20D
<10M′ 反応課程2 MD20D10M′DMADsDt+MD20−sD10−tM′ 第2の反応課程において高温で塩化メチレンを加える際
にも若干の再分布が起る。工業的な規模では毒性をもっ
ているためにジメチルアミン及び塩化メチレンの使用を
避けることが好ましい。またこの反応にはジメチルアミ
ンを25〜100%の範囲に亙るかなり過剰の量で使用する
必要があり、従ってかなりの量の廃棄物流が生成する。
ジメチルアミンの塩化メチレンも共に周囲温度において
ガス状であり、廃棄物流を直接処理するわけにはゆか
ず、かなりの注意と費用が必要となる。
本発明方法は最も広い形として次の化学反応式で表わす
ことができる。
好適なシロキサンを使用した場合には下記式で表わされ
る。
反応中脂肪族アルコールのような不活性溶媒を存在させ
ることができる。溶媒はシロキサン共重合体の一部、三
級アミン触媒及び三級アミン酸塩を溶解する能力をもっ
ていなければならないが、所望の反応に悪影響を及ぼし
てはならない。使用される特定の溶媒についての選択は
あまり重要ではなく、反応原料の取扱い及び反応器への
供給、並びに反応容器中における反応の実施を容易にす
るために使用される。
反応温度は約60〜約100℃であってあまり厳密ではな
い。一般に反応は攪拌しながら還流条件下で行われる。
反応時間は使用される特定の原料、触媒、温度及びバッ
チの大きさによって変化する。反応原料が完全に使用さ
れるまで十分長い時間の間反応を行う。しかる後蒸留に
より加えた溶媒を除去する。この際一般的には減圧を用
いるが必ずしも必要ではない。
得られる変化率、収率及び純度は予想外に高く、四級ア
ンモニウム側鎖シロキサン共重合体を製造しようとする
際に従来見られた多くの問題に関連して完全に推測でき
ないことである。危険な毒性のある反応原料を過剰に使
用することなく、特殊の取扱いを必要とする危険な廃棄
物流を生じることなく、また分子量の低下または分子の
再分布の徴候を示すことなく単一工程で上記結果が達成
されることは完全に予見及び推測できないことである。
本発明方法においては触媒として触媒量の三級アミンを
使用し、エポキシ側鎖シロキサン共重合体中に存在する
エポキシ基1当量当り1当量の、即ち化学量論的な量の
三級アミン酸塩R3N・HXを反応させる。触媒の使用量は
少量のであり、従っていずれの時点においても認められ
る程度のシロキサン共重合体の解重合または再分布の原
因になるのに十分な量の遊離アミンが存在することは決
してない。遊離アミン触媒は前述の遊離アミン対三級ア
ミン酸塩の比で存在する。
四級アンモニウム側鎖シロキサン共重合体は整髪料組成
物及び帯電防止剤として用途が見出されている。
下記の実施例により本発明を例示するが、これらの実施
例は本発明を限定するものではない。
実施例1 500mlの三ッ口フラスコに攪拌機、滴下濾斗、ドライア
イス・アセトン凝縮器、熱電対及び電気加熱マントルを
装着する。ドライアイス・アセトン凝縮器の出口の所に
窒素吹込管を取り付ける。
トリメチルアミンをイソプロパノール中に通してイソプ
ロパノール中にトリメチルアミンを含む溶液をつくっ
た。得られた溶液のアミン含量は0.0027ミリ当量/gで
あった。
フラスコに18.6g(0.195当量)の塩化トリメチルアン
モニウム及び9.05gのイソプロパノールを加えて攪拌す
る。次に68.9gのトリメチルアミン/イソプロパノール
溶液(トリメチルアミン0.000186当量)をゆっくりと攪
拌しながら加える。この溶液を攪拌しながら迅速に式MD
30D″10M′のエポキシ側鎖シロキサン共重合体(オキシ
ラン0.1927当量)を5分間に亙って加える。この共重合
体はエポキシ環含量が約2.53ミリ当量/gであり、下記
の構造をもっている。
内容物を攪拌し80℃に加熱する。この温度に達した後約
5分間で塩化トリメチルアンモニウムはすべて溶解す
る。80℃で4.5時間攪拌した後、フラスコを冷却し、一
晩乾燥窒素を通す。この四級アンモニウム側鎖シロキサ
ン共重合体は下記の構造をもっていた。
反応生成物の混合物61.66g及びプロピレングリコール2
0gを回転蒸発器に入れ、速度9において45℃で1.5時間
作動させイソプパノール及び他の低沸点物質を除去す
る。この実施例において遊離三級アミン対三級アミン酸
塩の当量数の比は0.001:1であった。
実施例2 実験A 実施例1記載の反応器に26.3g(0.275当量)
の塩化トリメチルアンモニウムを入れる。小さいビーカ
ーに0.028g(0.000275当量)のトリメチルアミンを秤
量して採り、これを反応器に移す。全部で100gのイソ
プロパノールを使用し数回に亙ってビーカーを洗浄し、
洗液を反応器に加える。反応器の内容物を攪拌し、これ
に101.2gの構造 をもつMD30D″10M′のエポキシ側鎖シロキサン共重合体
(オキシラン当量0.25)を15分間に亙り滴下濾斗を介し
て加える。反応混合物を攪拌し、80℃に加熱して透明な
溶液にする。80℃に約4時間加熱攪拌した後、構造 をもつ式MD30M*10M′の四級アンモニウム側鎖シロキサ
ン共重合体を回収し、これを密封容器に貯蔵した。
実験Aにおいて遊離三級アミン対三級アミン酸塩の当量
数の比は0.001:1である。11ヶ月貯蔵した後にも沈澱
またはゲル化の徴候は見られなかった。
実験B 比較のために実験A記載の反応を繰返したが、
塩化トリメチルアンモニウム塩を省いた。従って遊離三
級アミン対三級アミン酸塩の当量数の比は0である。こ
の反応で得られた最終生成物は6日間貯蔵すると完全に
ゲル化した。
この対照実験においてはフラスコに2.78g(0.0275当
量)のトリメチルアミン及び100gのイソプロパノール
を加えた後、実験Aと同じシロキサン共重合体101.2g
をビーカーから加えた。約80℃で約6時間加熱攪拌した
後、反応混合物を冷却し、回収して密封容器に貯蔵し
た。この材料は6日以内にゲル化した。
実験C 比較の目的で遊離三級アミン対三級アミン酸塩
の当量数の比を0.1:1にして実験A記載の反応を繰返
した。この比はリュッチェン等の米国特許第4,492,802
号で使用された比である。この場合には6ヶ月の貯蔵期
間内でゲル化が認められた。
この対照実験においては、塩化トリメチルアンモニウム
26.3g(0.275当量)、トリメチルアミン2.78g(0.027
5当量)及び100gのイソプロパノールをアミン対アミン
酸塩の比を0.1:1にして反応器に加え、攪拌し、ビー
カーから同じシロキサン共重合体101.2gを徐々に加え
た。約80℃で約6時間加熱攪拌した後、反応混合物を冷
却し、回収して密封容器に貯蔵した。約6ヶ月以内でゲ
ル粒子の生成が見られた。この粒子をIRで観測し、ジメ
チルシロキサン型のゲルであることがわかった。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
1.構造 または 或いは 但し式中Rは炭素数1〜3のアルキル基、 R″は水素またはメチルであり、 rは1〜約10の値、 mは2〜約4の値、 nは0〜約10の値、 yは1または2の値であり、 zは1〜3の値を採るものとする。
のシロキサン単位から成る側鎖にエポキシ基をもつシロ
キサン単位を共重合体の骨格中に含んだエポキシ側鎖シ
ロキサン共重合体を一般式 R3N・HX 但し式中Rは炭素数1〜約20のヒドロカルビル基であ
り、 Xは三級アミン酸塩の製造に使用される酸成分の帯電し
た無機酸または有機酸の陰イオンである、 の三級アミン酸塩と、触媒量の一般式 R3N の触媒を用いて反応させ、この際該触媒の量は遊離三級
アミン対三級アミン酸塩の当量数の比が約0.0005:1〜
約0.05:1になるような量である構造に四級アンモニウ
ム基をもったシロキシ基として、 または 或いは の側鎖に四級アンモニウム基をもつシロキシ単位が共重
合体の骨格の中に含まれている四級アンモニウム側鎖シ
ロキサン共重合体の製造法。
2.該四級アンモニウム側鎖シロキサン共重合体は一般式 MDcD* dDx eE′dE* dM′ (III) を有し、該エポキシ側鎖シロキサン共重合体は一般式 MDcD″d Dx eEdE″dM′ (I) をもっており、ここに であって、D*、D″、E、E*、E′、E″、R、R
、HX、m及びnは上記第1項記載の意味を有し、R′
は水素または炭素数1〜約4のアルキル、bは1〜約75
の値、cは0〜約1,000の値、eは0〜約50の値を有
し、dの和は1〜約200の正の数である上記第1項記載
の方法。
3.該四級アンモニウム側鎖シロキサン共重合体は一般式 MDcD* dM′ (IV) を有し、該エポキシ側鎖シロキサン共重合体は一般式 MDcD* dM′ (IV) をもっており、M、D、D*、D″、M′、c及びdは
上記第2項記載の意味を有する上記第2項記載の方法。
4.該触媒の量は遊離三級アミン対三級アミン酸塩の等量
数の比として約0.001:1〜約0.005:1になるような量
である上記第1項記載の方法。
5.該触媒の量は遊離三級アミン対三級アミン酸塩の等量
数の比として約0.001:1〜約0.005:1になるような量
である上記第2項記載の方法。
6.該触媒の量は遊離三級アミン対三級アミン酸塩の等量
数の比として約0.001:1〜約0.005:1になるような量
である上記第3項記載の方法。
7.R及びRはメチルであり、R″は水素、mは3、X
は塩素である上記第1項記載の方法。
8.R及びRはメチルであり、R″は水素、(CmH2mO)
は(C2H4O)であり、Xは塩素である上記第2項記載の
方法。
9.(CmH2mO)は(C2H6O)である上記第8項記載の方
法。
10.R及びRメチルであり、R″は水素、mは3、X
は塩素である上記第3項記載の方法。
11.基Mは(CH3)3SiO−であり、基Dは であり、基D*は であり、基D″は であって、M′は(CH3)3Si−である上記第3項記載の方
法。
12.触媒はトリメチルアミンであり、三級アミン酸塩は
トリメチルアミン塩酸塩である上記第11項記載の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造 または 或いは 但し式中Rは炭素数1〜3のアルキル基、 R″は水素またはメチルであり、 rは1〜10の値、 mは2〜4の値、 nは0〜10の値、 yは1または2の値であり、 zは1〜3の値を採るものとする、 のシロキシ単位から成る側鎖にエポキシ基をもつシロキ
    シ単位を共重合体の骨格中に含んだ次の一般式で表わさ
    れるエポキシ側鎖シロキサン共重合体、 MDcD″d Dx eEdE″dM′ 但し式中D″、E、E″は前述の意味を表わし、また
    M、M′、D、Dxは を表わし、ここでR、mは前述の意味を表わし、 R′は水素または炭素数1〜4のアルキル基、 bは1〜75の値を表わし、そしてcは0〜1,000
    の値をもち、dのすべての和は1〜200であり、該分
    子はD″の側鎖をもつことができ、またeは0〜50の
    値をもっている、 を一般式 R3N・HX 但し式中Rは炭素数1〜20のヒドロカルビル基であ
    り、 xは三級アミン酸塩の製造に使用される酸成分の帯電し
    た無機酸または有機酸の陰イオンである、 の三級アミン酸塩と、触媒量の一般式 R3N の触媒を用いて反応させ、この際該触媒の量は遊離三級
    アミン対三級アミン酸塩の当量数の比が0.0005:
    1〜0.05:1になるような量であることを特徴とす
    る構造 または 或いは の側鎖に四級アンモニウム基をもつシロキシ単位が共重
    合体の骨格の中に含まれている四級アンモニウム側鎖シ
    ロキサン共重合体の製造法。
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