JPH0637641U - 流体圧式緩衝装置 - Google Patents
流体圧式緩衝装置Info
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- JPH0637641U JPH0637641U JP7408992U JP7408992U JPH0637641U JP H0637641 U JPH0637641 U JP H0637641U JP 7408992 U JP7408992 U JP 7408992U JP 7408992 U JP7408992 U JP 7408992U JP H0637641 U JPH0637641 U JP H0637641U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】油圧などの流体によって負荷の運動エネルギー
を吸収する流体圧式緩衝装置に関し、温度変化による緩
衝作用の変動を少なくすることを目的とする。 【構成】圧力チューブ12内をピストン15が移動する
ことにより、圧力チューブ内の流体が絞り穴から流出す
るとともに、絞り穴からの流出抵抗に基づく圧力チュー
ブ内の背圧によって緩衝作用を発揮させるようにした流
体圧式緩衝装置において、圧力チューブの底面に相当す
る位置に、圧力チューブ内を閉塞するためのインナーカ
バー14が設けられており、インナーカバーに絞り穴の
うちの少なくとも1つが設けられ、インナーカバーに設
けられた絞り穴の開口部の面積を調整するための偏心カ
ム21が、外部から操作可能に設けられて構成される。
を吸収する流体圧式緩衝装置に関し、温度変化による緩
衝作用の変動を少なくすることを目的とする。 【構成】圧力チューブ12内をピストン15が移動する
ことにより、圧力チューブ内の流体が絞り穴から流出す
るとともに、絞り穴からの流出抵抗に基づく圧力チュー
ブ内の背圧によって緩衝作用を発揮させるようにした流
体圧式緩衝装置において、圧力チューブの底面に相当す
る位置に、圧力チューブ内を閉塞するためのインナーカ
バー14が設けられており、インナーカバーに絞り穴の
うちの少なくとも1つが設けられ、インナーカバーに設
けられた絞り穴の開口部の面積を調整するための偏心カ
ム21が、外部から操作可能に設けられて構成される。
Description
【0001】
本考案は、油圧などの流体によって負荷の運動エネルギーを吸収する流体圧式 緩衝装置に関し、負荷の停止時における衝撃や振動を吸収するショックアブゾー バ、又は負荷の速度を制御するためのハイドロチェッカーなどとして利用される 。
【0002】
一般に、油圧式緩衝装置は、軸方向に沿って配置された複数の穴を有する圧力 チューブ内をピストンが移動することにより、圧力チューブ内の圧油が穴から流 出するとともに、当該穴から圧油が流出するときの抵抗(流出抵抗)に基づく圧 力チューブ内の背圧によって緩衝作用を発揮させるようになっている。
【0003】 また、負荷の運動エネルギーの大きさに応じて緩衝作用の大きさを調整するた め、圧油の穴からの流出抵抗を可変調整できるようになっている。 図4は従来の油圧式緩衝装置80の調整機構を示す断面図である。
【0004】 従来の油圧式緩衝装置80においては、圧油HYの流出抵抗を調整するために 、圧力チューブ81の外径とほぼ等しい内径を有し且つ圧力チューブ81の穴8 2に対応する軸方向位置にそれぞれオリフィス85を有したメータリングチュー ブ84を、圧力チューブ81と同軸状に配置するとともに、圧力チューブ81の 外周面に、それぞれの穴82に連通し且つ底部が外周円に対して偏心した偏心溝 83を中心角約180度に渡って形成している。
【0005】 この場合の流出抵抗は、偏心溝83の切れ上がったa点からオリフィス85の あるb点までの円弧に沿った粘性長さLに応じて増減するので、メータリングチ ューブ84の圧力チューブ81に対する回転角度位置を可変して粘性長さLを調 整し、これによって圧油HYの流出抵抗を調整するようになっている。
【0006】
しかし、上述した従来の油圧式緩衝装置80では、圧力チューブ81の外周面 、メータリングチューブ84の内周面、及び偏心溝83などに高い加工精度が要 求されるため、製造コストが高くなる。
【0007】 また、粘性長さLを可変調整して圧油HYに対する抵抗を増減しているので、 圧油HYの温度変化による粘性係数の変動による影響を受け易く、温度変化によ る緩衝作用の大きさ、つまり緩衝装置80の性能の変動が大きかった。
【0008】 特に、負荷の質量又は推進力が大きく且つ速度が小さい場合には、充分な緩衝 作用を得るために圧油HYの流出抵抗を特に大きくする必要があるが、上述した 従来の緩衝装置80では圧油の流出量を調整によって充分に絞り切れないことが あった。そのため、ピストンの受圧面積を大きくする必要があり、装置が大型化 するという問題もあった。
【0009】 本考案は、上述の問題に鑑み、高い精度の必要なメータリングチューブを不要 として低コスト化を図るとともに、温度変化による緩衝作用の変動が少なく、絞 り不足による装置の大型化を招くことのない流体圧式緩衝装置を提供することを 目的とする。
【0010】
請求項1の考案に係る装置は、上述の課題を解決するため、圧力チューブ内を ピストンが移動することにより、当該圧力チューブ内の流体が絞り穴から流出す るとともに、当該絞り穴からの流出抵抗に基づく前記圧力チューブ内の背圧によ って緩衝作用を発揮させるようにした流体圧式緩衝装置において、前記圧力チュ ーブの底面に相当する位置に、当該圧力チューブ内を閉塞するためのインナーカ バーが設けられており、前記インナーカバーに前記絞り穴のうちの少なくとも1 つが設けられ、前記インナーカバーに設けられた絞り穴の開口部の面積を調整す るための調整部材が、外部から操作可能に設けられて構成される。
【0011】 請求項2の考案に係る装置は、前記インナーカバーは、前記圧力チューブに対 して軸方向移動可能に設けられ、前記調整部材は、前記ピストンの移動方向に沿 う軸線を中心に回転可能な偏心カムである。
【0012】 請求項3の考案に係る装置は、前記ピストンには、前記圧力チューブとの間を シールするためのパッキンが設けられて構成される。
【0013】
調整部材によって、絞り穴の開口部の面積が調整される。これによって、絞り 穴から流出する流体の抵抗が可変調整され、負荷の速度に応じて運動エネルギー が吸収される。
【0014】 インナーカバーを圧力チューブに対して軸方向移動可能に設けた場合には、ピ ストンの移動にともなう圧力などによってインナーカバーが偏心カムに当接し、 絞り穴の開口面積が偏心カムの回転角度位置に応じて調整される。
【0015】
図1は本考案に係る緩衝装置1の断面正面図、図2は図1の緩衝装置1の調整 装置20の作用を説明するための図、図3は緩衝装置1のストロークとオリフィ ス面積との関係を示す図である。
【0016】 緩衝装置1は、リザーバチューブ11、圧力チューブ(インナーチューブ)1 2、ブシュ13、インナーカバー14、ピストン15、ピストンロッド16、圧 縮コイルバネ18、アキュムレータ19、及び調整装置20などから構成されて いる。
【0017】 リザーバチューブ11は、底部11aを有した有底円筒状であり、ブシュ13 によって内部が密閉され、圧油HYを蓄える全体の容器が構成されている。ピス トン15は、リザーバチューブ11と同芯状に装着された圧力チューブ12の内 周面を摺動する。ピストン15には、圧力チューブ12との間の漏れを防止する ためのパッキン17が設けられており、また、図1の左方向(矢印M1方向)へ の移動時には閉じ、それと逆方向への移動時には開くチェック弁が設けられてい る。
【0018】 インナーカバー14は、圧力チューブ12の左端面(底面)の位置において、 当該圧力チューブ12との間に漏れがないように且つ圧力チューブ12対して軸 方向移動可能なように設けられている。
【0019】 ピストン15にはピストンロッド16が連結されており、ピストンロッド16 はブシュ13を貫通して外部に突出している。圧縮コイルバネ18はピストン1 5を右方向に付勢し、常時はピストン15を復帰させているとともに、インナー カバー14を左方向に付勢し、インナーカバー14を後述する偏心カム21に当 接させている。アキュムレータ19はピストン15のストローク位置による室3 1内の容積変動を吸収する。
【0020】 圧力チューブ12には、それぞれ薄刃オリフィスを形成する複数の穴41,4 1…が軸方向に沿って配置されて設けられている。また、インナーカバー14に は、同じく薄刃オリフィスを形成する穴42が設けられている。
【0021】 調整装置20は、リザーバチューブ11の底部11aに回転可能に設けられた 偏心カム21、偏心カム21を外部から回転操作するための調整ノブ22、調整 ノブ22を固定するためのロックネジ23からなっている。
【0022】 偏心カム21は、その先端部のカム板21aの端面が穴42に対向するように 配置されており、カム板21aの回転角度位置に応じて穴42の開口面積が調整 される。
【0023】 すなわち、図2によく示されているように、調整ノブ22を回転させることに よってカム板21aが回転し、穴42を完全に閉塞した状態から完全に解放した 状態に至るまでの間の任意の状態に調整することが可能である。この調整によっ て、ピストン15が全ての穴41を通過した後のストローク、すなわち後方有効 ストロークにおけるオリフィス面積(又は絞り量)が調整されることとなる。
【0024】 すなわち、図3によく示されているように、ピストン15が図1に示す位置か ら矢印M1方向に移動を開始した際に、初期のオリフィス面積は全部の穴41と 穴42の開口面積の総計に基づいているが、ピストン15が移動することによっ て穴41が順次塞がれ、オリフィス面積が段階的に減っていく。全部の穴41を 通過するまでが前方有効ストロークである。つまり、前方有効ストロークにおい ては、オリフィス面積はピストン15のストローク位置に応じて変動する。
【0025】 後方有効ストロークにおいては、オリフィス面積は穴42の開口面積のみであ り、零から穴42の最大面積まで調整可能である。ピストン15のストローク位 置によっては変動しない。
【0026】 なお、51はパッキン、52及び53は回り止めピンである。 したがって、ピストンロッド16に負荷が衝突してピストン15が矢印M1方 向に移動すると、室31内の圧油HYは穴41及び穴42から外側の室32に流 出する。このときに、室31内に生じる背圧によってピストン15が抵抗を受け 、負荷の運動エネルギーが吸収される。
【0027】 偏心カム21の調整によって、後方有効ストロークにおけるオリフィス面積を 零から穴42の最大面積まで可変できるので、流出量を充分に絞って流出抵抗を 大きくすることができる。したがって、負荷の質量又は推進力が大きく且つ速度 が小さい場合であっても、負荷の運動エネルギーを吸収して衝撃なく停止させる ことができるとともに、従来のようにピストンの受圧面積を大きくする必要がな く、装置の小型化を図ることができる。
【0028】 また、ピストン15にパッキン17が設けられているので、従来のように室3 1内の圧油HYがピストン15と圧力チューブ12との間隙から漏れることがな く、特に後方有効ストロークにおける微小な絞り量を実現することができる。し たがって、装置の一層の小型化を図ることができる。
【0029】 上述の実施例においては、偏心カム21によって穴42の開口面積を可変する ものであるから、圧油HYの粘性係数の変動による影響が小さく、温度変化によ る緩衝作用の変動が少ない。
【0030】 さらに、緩衝装置1の構造が簡単であり、圧力チューブ12との高精度なハメ アイ加工を要する従来のようなメータリングチューブが不要であるので、低コス ト化を図ることができる。
【0031】 上述の実施例においては、複数の穴41による前方有効ストロークにおいて、 負荷の速度が大きい場合の運動エネルギーを抗力が過大となることなく吸収する ことができる。
【0032】 上述の実施例においては、インナーカバー14を圧力チューブ12に対して移 動可能とし、圧縮コイルバネ18及び室31内の背圧によって偏心カム21に押 圧されるようにしたので、簡単な構造でインナーカバー14と偏心カム21が密 着し、偏心カム21によって穴42をほぼ完全に塞ぐことができる。
【0033】 本考案の緩衝装置は、衝撃または振動を吸収するショックブゾーバとして、又 はドリル加工時における速度制御のためのハイドロチェッカなどに適用すること ができる。
【0034】 すなわち、例えばドリルの送り速度の制御のためのハイドロチェッカとした場 合においては、前方有効ストロークをドリルの早送り区間として用い、後方有効 ストロークをドリルの切削送り区間として用いることができる。また、穴41を 設けることなく、全ストロークを切削送り区間として用いることもできる。すな わち、衝突速度が零である場合は前方有効ストロークを設けないことも可能であ る。
【0035】 このように、負荷の運動エネルギーと推進エネルギーとの合計を前方有効スト ローク内で吸収するように穴41のオリフィス設計を行うことにより、初期抗力 が過大となることを防止することができるとともに、穴42及び調整装置20を うまく設計することによって、後方有効ストロークにおいて必要な制御速度を得 ることができる。
【0036】 上述の実施例において、穴41,42の個数は種々変更することができる。穴 41,42を薄刃オリフィスとしたが、溝オリフィスなど他の形状であってもよ い。調整ノブ22に代えて、又は調整ノブ22とともに、モータなどによって偏 心カム21を回転させるようにしてもよい。その他、緩衝装置1の各部の構造、 形状、寸法、材質などは、本考案の主旨に沿って種々変更することができる。
【0037】
本考案によると、高い精度精度の必要なメータリングチューブを不要として低 コスト化を図ることができ、温度変化による緩衝作用の変動を少なくすることが でき、絞り不足による装置の大型化を招くことがない。したがって、温度によっ て緩衝装置の性能が左右されず、安定した緩衝作用を発揮することができる。
【0038】 請求項2の考案によると、簡単な構造でインナーカバーと偏心カムが密着し、 偏心カムによって絞り穴をほぼ完全に塞ぐことができる。 請求項3の考案によると、さらなる装置の小型化を図ることができる。
【図1】本考案に係る緩衝装置の断面正面図である。
【図2】図1の緩衝装置の調整装置の作用を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図3】緩衝装置のストロークとオリフィス面積との関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図4】従来の油圧式緩衝装置の調整機構を示す断面図
である。
である。
1 緩衝装置(流体圧式緩衝装置) 12 圧力チューブ 14 インナーカバー 15 ピストン 17 パッキン 21 偏心カム(調整部材) 22 調整ノブ 41 穴(絞り穴) 42 穴(絞り穴) HY 圧油(流体)
Claims (3)
- 【請求項1】圧力チューブ内をピストンが移動すること
により、当該圧力チューブ内の流体が絞り穴から流出す
るとともに、当該絞り穴からの流出抵抗に基づく前記圧
力チューブ内の背圧によって緩衝作用を発揮させるよう
にした流体圧式緩衝装置において、 前記圧力チューブの底面に相当する位置に、当該圧力チ
ューブ内を閉塞するためのインナーカバーが設けられて
おり、 前記インナーカバーに前記絞り穴のうちの少なくとも1
つが設けられ、 前記インナーカバーに設けられた絞り穴の開口部の面積
を調整するための調整部材が、外部から操作可能に設け
られてなることを特徴とする流体圧式緩衝装置。 - 【請求項2】請求項1記載の流体圧式緩衝装置であっ
て、 前記インナーカバーは、前記圧力チューブに対して軸方
向移動可能に設けられ、 前記調整部材は、前記ピストンの移動方向に沿う軸線を
中心に回転可能な偏心カムであることを特徴とする流体
圧式緩衝装置。 - 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の流体圧式緩衝
装置であって、 前記ピストンには、前記圧力チューブとの間をシールす
るためのパッキンが設けられてなることを特徴とする流
体圧式緩衝装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992074089U JP2595714Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 流体圧式緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992074089U JP2595714Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 流体圧式緩衝装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0637641U true JPH0637641U (ja) | 1994-05-20 |
| JP2595714Y2 JP2595714Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13537108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992074089U Expired - Lifetime JP2595714Y2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 流体圧式緩衝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595714Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017026070A (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 株式会社コガネイ | ショックアブソーバ |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP1992074089U patent/JP2595714Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017026070A (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 株式会社コガネイ | ショックアブソーバ |
| WO2017017968A1 (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 株式会社コガネイ | ショックアブソーバ |
| US10288142B2 (en) | 2015-07-24 | 2019-05-14 | Koganei Corporation | Shock absorber |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2595714Y2 (ja) | 1999-06-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990309 |