JPH0637711B2 - 黒色表面処理鋼板の製造方法 - Google Patents
黒色表面処理鋼板の製造方法Info
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- JPH0637711B2 JPH0637711B2 JP1158332A JP15833289A JPH0637711B2 JP H0637711 B2 JPH0637711 B2 JP H0637711B2 JP 1158332 A JP1158332 A JP 1158332A JP 15833289 A JP15833289 A JP 15833289A JP H0637711 B2 JPH0637711 B2 JP H0637711B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D9/00—Electrolytic coating other than with metals
- C25D9/04—Electrolytic coating other than with metals with inorganic materials
- C25D9/08—Electrolytic coating other than with metals with inorganic materials by cathodic processes
- C25D9/10—Electrolytic coating other than with metals with inorganic materials by cathodic processes on iron or steel
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は装飾が必要な部材に用いられる黒色鋼板の製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
(従来の技術) 低コストで高性能の表面処理鋼板の開発は自動車防錆鋼
板、家庭用鋼板、家具および建材分野で一貫して要求さ
れつづけて来た。これらの要求水準は年々低コスト化、
高品質化に移行し、スチールメーカーは新技術、新製品
を開発し需要家の要求に応えて来た。近年は、従来の表
面処理鋼板を加工した後前処理塗装されて来た製品に対
してプレコートされた鋼板を導入することによって、需
要家工程で行っていた前処理、塗装を省略し、低コスト
で高品質の製品を得るプレコート鋼板化への動きが活発
である。これらの要求に応えるため、従来は塗料を塗装
したプレコート鋼板が用いられて来たが、徹底したコス
トダウン化、高級外観、溶接性および取り扱い傷の問題
から、無機系の着色鋼板の要求が強くなって来た。
板、家庭用鋼板、家具および建材分野で一貫して要求さ
れつづけて来た。これらの要求水準は年々低コスト化、
高品質化に移行し、スチールメーカーは新技術、新製品
を開発し需要家の要求に応えて来た。近年は、従来の表
面処理鋼板を加工した後前処理塗装されて来た製品に対
してプレコートされた鋼板を導入することによって、需
要家工程で行っていた前処理、塗装を省略し、低コスト
で高品質の製品を得るプレコート鋼板化への動きが活発
である。これらの要求に応えるため、従来は塗料を塗装
したプレコート鋼板が用いられて来たが、徹底したコス
トダウン化、高級外観、溶接性および取り扱い傷の問題
から、無機系の着色鋼板の要求が強くなって来た。
色調としては黒色系統のニーズが強く、上述の他指紋が
つき難いことや加工性、耐薬品性そして耐食性が要求さ
れる。
つき難いことや加工性、耐薬品性そして耐食性が要求さ
れる。
従来の黒色処理法はステンレスや鋼板、銅が一般的であ
るが、コストの点や、耐食性の観点から亜鉛めっき鋼板
が本目的には合致しているので、その黒色化に関する従
来技術について以下に述べる。
るが、コストの点や、耐食性の観点から亜鉛めっき鋼板
が本目的には合致しているので、その黒色化に関する従
来技術について以下に述べる。
本発明に関連する亜鉛めっき又は亜鉛合金メッキ鋼板の
陰極電解法による黒色化法として知られる公知の技術
は、以下の公知技術が示されている。
陰極電解法による黒色化法として知られる公知の技術
は、以下の公知技術が示されている。
特開昭60−190588号公報には、Co2+又はNi
2+に硫酸,硝酸,塩酸,リン酸,炭酸等のアルカリ金属
塩もしくはテルル酸もしくは有機酸塩,チオシアン酸,
チオ硫酸,次亜リン酸のアルカリ金属塩,アンモニウム
塩のpH2〜11の水溶液中で1〜50A/dm2、0.5
〜30秒間陰極電解する方法が公開されている。
2+に硫酸,硝酸,塩酸,リン酸,炭酸等のアルカリ金属
塩もしくはテルル酸もしくは有機酸塩,チオシアン酸,
チオ硫酸,次亜リン酸のアルカリ金属塩,アンモニウム
塩のpH2〜11の水溶液中で1〜50A/dm2、0.5
〜30秒間陰極電解する方法が公開されている。
(発明が解決しようとする課題) これらの公開された方法は黒色化の電流密度が小さく長
時間の電解を必要とし、また黒色化が可能な浴条件範囲
が狭いため本発明が目的とする広幅のコイル鋼板に高速
で連続処理する方法には採用できず、特定の合金めっき
を陽極酸化する方法、硝酸等の酸化性の酸でエッチング
する方法のみが実用化されたにすぎず、陰極電解法は未
だ実用化されていない。
時間の電解を必要とし、また黒色化が可能な浴条件範囲
が狭いため本発明が目的とする広幅のコイル鋼板に高速
で連続処理する方法には採用できず、特定の合金めっき
を陽極酸化する方法、硝酸等の酸化性の酸でエッチング
する方法のみが実用化されたにすぎず、陰極電解法は未
だ実用化されていない。
本発明者等はこれらの問題を解決し、殆んどの金属を黒
色化出来る酸化性イオンを含有する亜鉛合金めっき浴を
用いる高速生産性に優れた黒色化法として、特開昭63
−50499号公報、特開昭63−65086号公報、
またその改良方法として特願昭63−17467号を開
発した。本発明は、製品に対する要求品質、および生産
性向上要求に答えるため改良した陰極電解処理方法を提
供するものである。
色化出来る酸化性イオンを含有する亜鉛合金めっき浴を
用いる高速生産性に優れた黒色化法として、特開昭63
−50499号公報、特開昭63−65086号公報、
またその改良方法として特願昭63−17467号を開
発した。本発明は、製品に対する要求品質、および生産
性向上要求に答えるため改良した陰極電解処理方法を提
供するものである。
すなわち、本発明は後述するように、広巾の亜鉛又は亜
鉛合金めっき,スズめっき等のラインに適用した際に発
生する多くの問題、例えば不純物イオンの侵入、浴温,
pH変動,電流密度変化,水素ガス発生むら,めっき表面
の活性差、ロールへのタッチ,後処理との関連等に対し
て広い許容能力を持った方法である。しかし、これらの
継続使用可能な陰極処理方法は未だ見出されていない。
鉛合金めっき,スズめっき等のラインに適用した際に発
生する多くの問題、例えば不純物イオンの侵入、浴温,
pH変動,電流密度変化,水素ガス発生むら,めっき表面
の活性差、ロールへのタッチ,後処理との関連等に対し
て広い許容能力を持った方法である。しかし、これらの
継続使用可能な陰極処理方法は未だ見出されていない。
(課題を解決するための手段) 本発明は次に述べる陰極処理によって得られる黒色表面
処理鋼板の製造方法である。
処理鋼板の製造方法である。
(1)鋼板もしくはめっき鋼板をZn2+を含みFe2+,C
o2+,Ni2+の一種以上と酸化性イオンおよびオキシ化
合物を主成分とする酸性水溶液中で陰極として電解した
後、水洗し必要により、クロメート処理を行なったのち
ガードコートを被覆することを特徴とする黒色表面処理
鋼板の製造方法 (2)鋼板もしくはめっき鋼板をZn2+を含みFe2+,C
o2+,Ni2+の一種以上およびCr3+,Fe2+,P
b2+,In2+,Ag2+,Sn2+,Ti2+,Al3+,Cu
2+,Mo6+,V3+,V6+,Mn2+,Mn4+,Mn6+,B
i2+,亜硫酸イオン、チオ硫酸イオン、チオシアン酸イ
オン、スルファミン酸イオン、スルフォン酸イオンから
選択した被膜改質イオンと酸化性イオンおよびオキシ化
合物を主成分とする酸性水溶液中で陰極として電解した
後、水洗し必要により、クロメート処理を行なったのち
ガードコートを被覆することを特徴とする黒色処理表裏
鋼板の製造方法 (3)オキシ化合物としてフェノール、ナフトール、クレ
ゾール系のスルホン酸化合物を用いる特許請求範囲第1
項、第2項記載の黒色表面処理鋼板の製造方法。
o2+,Ni2+の一種以上と酸化性イオンおよびオキシ化
合物を主成分とする酸性水溶液中で陰極として電解した
後、水洗し必要により、クロメート処理を行なったのち
ガードコートを被覆することを特徴とする黒色表面処理
鋼板の製造方法 (2)鋼板もしくはめっき鋼板をZn2+を含みFe2+,C
o2+,Ni2+の一種以上およびCr3+,Fe2+,P
b2+,In2+,Ag2+,Sn2+,Ti2+,Al3+,Cu
2+,Mo6+,V3+,V6+,Mn2+,Mn4+,Mn6+,B
i2+,亜硫酸イオン、チオ硫酸イオン、チオシアン酸イ
オン、スルファミン酸イオン、スルフォン酸イオンから
選択した被膜改質イオンと酸化性イオンおよびオキシ化
合物を主成分とする酸性水溶液中で陰極として電解した
後、水洗し必要により、クロメート処理を行なったのち
ガードコートを被覆することを特徴とする黒色処理表裏
鋼板の製造方法 (3)オキシ化合物としてフェノール、ナフトール、クレ
ゾール系のスルホン酸化合物を用いる特許請求範囲第1
項、第2項記載の黒色表面処理鋼板の製造方法。
(作用) 以下、本発明の黒色表面処理鋼板の製造方法について詳
述する。本発明の処理浴にはZn2+を必須成分とし更に
Fe2+,Co2+,Ni2+の中から選択される金属イオン
を含み、更に酸化性イオンとオキシ化合物を主成分とす
る水溶液である。金属イオンは硫酸塩、塩化塩、スルフ
ァミン酸塩もしくは金属および水酸化物、酸化物、炭酸
塩の形でイオン供給する。電極から自動的に供給しても
良い。
述する。本発明の処理浴にはZn2+を必須成分とし更に
Fe2+,Co2+,Ni2+の中から選択される金属イオン
を含み、更に酸化性イオンとオキシ化合物を主成分とす
る水溶液である。金属イオンは硫酸塩、塩化塩、スルフ
ァミン酸塩もしくは金属および水酸化物、酸化物、炭酸
塩の形でイオン供給する。電極から自動的に供給しても
良い。
Zn2+は主成分の一つであり、被膜に取り込まれ、黒色
化成分であると同時に水素ガス発生を抑え、外観の均一
化に寄与する。Fe2+,Co2+,Ni2+単独又は二種以
上のイオンは、密度の高いコンパクトな黒色被膜を析出
させる重要な成分である。Zn2+のみでは黒色被膜が得
られ難く、得られたとしてもクロメート及びガードコー
トと反応し変色する。不安定で粗雑な被膜を形成し易
い。
化成分であると同時に水素ガス発生を抑え、外観の均一
化に寄与する。Fe2+,Co2+,Ni2+単独又は二種以
上のイオンは、密度の高いコンパクトな黒色被膜を析出
させる重要な成分である。Zn2+のみでは黒色被膜が得
られ難く、得られたとしてもクロメート及びガードコー
トと反応し変色する。不安定で粗雑な被膜を形成し易
い。
濃度はZn2+が硫酸塩として50g/〜300g/
、他の金属イオンは硫酸塩として50g/〜300
g/、好ましい領域としては、Zn2+を硫酸塩として
100〜200g/、Zn2+/Ni2+,Zn2+/Fe
2+,Zn2+/Co2+の硫酸塩比で1/1〜1/2が好ま
しい。1/(1.0未満)では、後工程で変色し易い、
例えばガードコートやクロメートによって変色する。一
方、1/(2.0超)では水素ガスや流速により外観む
らが発生し易くなる。
、他の金属イオンは硫酸塩として50g/〜300
g/、好ましい領域としては、Zn2+を硫酸塩として
100〜200g/、Zn2+/Ni2+,Zn2+/Fe
2+,Zn2+/Co2+の硫酸塩比で1/1〜1/2が好ま
しい。1/(1.0未満)では、後工程で変色し易い、
例えばガードコートやクロメートによって変色する。一
方、1/(2.0超)では水素ガスや流速により外観む
らが発生し易くなる。
金属イオンの濃度は高い方が均一な黒色被膜を得やす
い。しかし余り高いと液のドラッグアウト、塩の析出等
のトラブルが生じ易く上述した範囲が好ましい。
い。しかし余り高いと液のドラッグアウト、塩の析出等
のトラブルが生じ易く上述した範囲が好ましい。
金属イオンのみでは黒色被膜は全く得られず、次の酸化
性イオン及びオキシ化合物が必要である。酸化性イオン
は陰極部で金属の一部を酸化し、水和酸化物として黒色
の複合めっきを電析させる成分である。又、オキシ化合
物は陽極で生成する多価金属イオンを還元し黒色化をよ
り効果的にすると共に、黒色被膜の均質化、色調、密着
性を向上させるイオンである。
性イオン及びオキシ化合物が必要である。酸化性イオン
は陰極部で金属の一部を酸化し、水和酸化物として黒色
の複合めっきを電析させる成分である。又、オキシ化合
物は陽極で生成する多価金属イオンを還元し黒色化をよ
り効果的にすると共に、黒色被膜の均質化、色調、密着
性を向上させるイオンである。
酸化性イオンとしては特に処理浴中にCr3+を含む場合
陽極で生成するCr6+の抑制および還元に効果的であ
る。NO3 -,NO2 -,ClO4 -,ClO3 -が好ましく、
この内NO3 -が最も安定して黒色被膜が得られ易い。濃
度としては1〜20g/が好ましい。1g/未満で
は黒色度が不充分で、20g/超においては白色の化
合物が表面に析出し易く、外観むらや密着不良が生じ易
くなり好ましくない。
陽極で生成するCr6+の抑制および還元に効果的であ
る。NO3 -,NO2 -,ClO4 -,ClO3 -が好ましく、
この内NO3 -が最も安定して黒色被膜が得られ易い。濃
度としては1〜20g/が好ましい。1g/未満で
は黒色度が不充分で、20g/超においては白色の化
合物が表面に析出し易く、外観むらや密着不良が生じ易
くなり好ましくない。
黒色被膜は上記成分浴でも得られるが、長期間の電解に
おいて、陽極で発生する多価金属イオンによる外観不良
の抑制やより優れた密着性を得るために本発明ではオキ
シ化合物を処理浴中に加える。オキシ化合物はつぎに示
す化合物群から選択する。
おいて、陽極で発生する多価金属イオンによる外観不良
の抑制やより優れた密着性を得るために本発明ではオキ
シ化合物を処理浴中に加える。オキシ化合物はつぎに示
す化合物群から選択する。
芳香族のオキシ化合物としてフェノールスルフォン酸
(PSA),ナフトールスルフォン酸(NSA)、クレ
ゾールスルフォン酸(CSA)、エトキシレートナフト
ールスルフォン酸(ENSA)、フェノールカルボン酸
(PSC)、ナフトールカルボン酸(NCA)、クレゾ
ールカルボン酸(CCA)、エトキシナフトレートカル
ボン酸(ENCA)、フェノール、クレゾール、ナフト
ール、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、フロロ
グルシン、ピロガロール、タンニン酸、アミノフェノー
ル、ニトロフェノール、没食子酸等の水酸基を有する芳
香族炭化水素がある。
(PSA),ナフトールスルフォン酸(NSA)、クレ
ゾールスルフォン酸(CSA)、エトキシレートナフト
ールスルフォン酸(ENSA)、フェノールカルボン酸
(PSC)、ナフトールカルボン酸(NCA)、クレゾ
ールカルボン酸(CCA)、エトキシナフトレートカル
ボン酸(ENCA)、フェノール、クレゾール、ナフト
ール、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、フロロ
グルシン、ピロガロール、タンニン酸、アミノフェノー
ル、ニトロフェノール、没食子酸等の水酸基を有する芳
香族炭化水素がある。
脂肪族のオキシ化合物としてエタノール、ブタノール、
アミルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ビニルアルコールなどの一価アルコール、エチレ
ングリコール、グリコール化合物の二価アルコール、グ
リセリンの三価アルコール、エリスリトール、ブドウ
糖、セルローズ、デキストリン、デンプン、ポリビニル
アルコールなどの多価アルコール化合物、グリコール
酸、乳酸、りんご酸、酒石酸、クエン酸などのオキシカ
ルボン酸化合物、オキシスルフォン酸化合物がある。
アミルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ビニルアルコールなどの一価アルコール、エチレ
ングリコール、グリコール化合物の二価アルコール、グ
リセリンの三価アルコール、エリスリトール、ブドウ
糖、セルローズ、デキストリン、デンプン、ポリビニル
アルコールなどの多価アルコール化合物、グリコール
酸、乳酸、りんご酸、酒石酸、クエン酸などのオキシカ
ルボン酸化合物、オキシスルフォン酸化合物がある。
これらの化合物のうち、フェノールスルフォン酸(PS
A),ナフトールスルフォン酸(NAS)、クレゾール
スルフォン酸(CSA)、エトキシナフタレートスルフ
ォン酸(ENSA)のスルフォン酸基を有するオキシ化
合物が最も好ましい化合物である。
A),ナフトールスルフォン酸(NAS)、クレゾール
スルフォン酸(CSA)、エトキシナフタレートスルフ
ォン酸(ENSA)のスルフォン酸基を有するオキシ化
合物が最も好ましい化合物である。
オキシ化合物の添加量は0.1〜50g/好ましくは
2〜20g/である。0.1g/未満ではオキシ化
合物の改善効果が小さく実用的でない。また、50g/
超では黒色被膜が得られにくく、電解時の臭気等作業
性が劣化するため好ましくない。
2〜20g/である。0.1g/未満ではオキシ化
合物の改善効果が小さく実用的でない。また、50g/
超では黒色被膜が得られにくく、電解時の臭気等作業
性が劣化するため好ましくない。
本発明は金属イオンの第一成分としてZn2+および金属
イオンの第二成分としてFe2+,Co2+,Ni2+から選
択される金属イオンおよび酸化性イオンおよびオキシ化
合物で構成される水溶液から黒色鋼板を得ることが出来
るが、第三成分の金属イオンを加えることによってより
高品質化した黒色鋼板を得ることが出来る。
イオンの第二成分としてFe2+,Co2+,Ni2+から選
択される金属イオンおよび酸化性イオンおよびオキシ化
合物で構成される水溶液から黒色鋼板を得ることが出来
るが、第三成分の金属イオンを加えることによってより
高品質化した黒色鋼板を得ることが出来る。
これらの金属イオン(被膜の改質イオンと略)はC
r3+,Fe2+,Pb2+,In2+,Ag2+,Sn2+,Ti
2+,Al3+,Cu2+,Cr6+,Mo6+,V3+,V6+,M
n2+,Mn4+,Mn6+,Bi2+,亜硫酸イオン、チオ硫
酸イオン、チオシアン酸イオン、スルファミン酸イオ
ン、スルフォン酸イオン、から選択されるイオンであ
り、特に本発明においてはCr3+,Fe2+を効果的に用
いることが出来る。Fe2+は黒色の第二成分の金属イオ
ンとしての作用と以下の2つの作用を有する。これらの
被膜の改質イオンの効果は以下の如きものである。
r3+,Fe2+,Pb2+,In2+,Ag2+,Sn2+,Ti
2+,Al3+,Cu2+,Cr6+,Mo6+,V3+,V6+,M
n2+,Mn4+,Mn6+,Bi2+,亜硫酸イオン、チオ硫
酸イオン、チオシアン酸イオン、スルファミン酸イオ
ン、スルフォン酸イオン、から選択されるイオンであ
り、特に本発明においてはCr3+,Fe2+を効果的に用
いることが出来る。Fe2+は黒色の第二成分の金属イオ
ンとしての作用と以下の2つの作用を有する。これらの
被膜の改質イオンの効果は以下の如きものである。
本発明は黒色被膜を形成させたのち、必要によりクロメ
ート処理を施したのち、ガードコートを被覆して黒色製
品を製造する。この際、被膜改質イオンが存在する水溶
液から得られる黒色被膜は、被膜中に改質イオンが析出
した金属もしくは化合物として共析し、クロメート及び
ガードコートと反応し、密着性の良好なより黒い外観を
有する黒色鋼を得ることが出来る。特にガートコートと
して親水系の樹脂を主成分とするエマルジョンは、樹脂
構造中の親水基(カルボキシル基,ヒドロキシル基,ア
ミン等)との反応により良好な結果が得られる。
ート処理を施したのち、ガードコートを被覆して黒色製
品を製造する。この際、被膜改質イオンが存在する水溶
液から得られる黒色被膜は、被膜中に改質イオンが析出
した金属もしくは化合物として共析し、クロメート及び
ガードコートと反応し、密着性の良好なより黒い外観を
有する黒色鋼を得ることが出来る。特にガートコートと
して親水系の樹脂を主成分とするエマルジョンは、樹脂
構造中の親水基(カルボキシル基,ヒドロキシル基,ア
ミン等)との反応により良好な結果が得られる。
被膜改質イオンの濃度は、Cr3+の場合0.01〜10
g/,Fe2+の場合1〜20g/,その他の金属イ
オンは0.001〜1g/の範囲でもちいる。とくに
Cr3+,Fe2+の併用が効果的である。また硫黄化合物
からなるアニオンは0.1〜10g/の範囲で用い
る。
g/,Fe2+の場合1〜20g/,その他の金属イ
オンは0.001〜1g/の範囲でもちいる。とくに
Cr3+,Fe2+の併用が効果的である。また硫黄化合物
からなるアニオンは0.1〜10g/の範囲で用い
る。
本発明の方法は浴中にオキシ化合物を含有している。上
述したCr3+,Fe2+の被膜改質イオンは陽極において
Cr6+,Fe3+に酸化され、黒色皮膜に悪影響する。オ
キシ化合物は還元作用があり陽極での金属イオンの酸化
を抑制し、又多価金属イオンを低原子価に還元するため
Cr3+,Fe2+を効率よく使用することが出来る。
述したCr3+,Fe2+の被膜改質イオンは陽極において
Cr6+,Fe3+に酸化され、黒色皮膜に悪影響する。オ
キシ化合物は還元作用があり陽極での金属イオンの酸化
を抑制し、又多価金属イオンを低原子価に還元するため
Cr3+,Fe2+を効率よく使用することが出来る。
水溶液のpHは1.5〜4.0が望ましい。本発明では極
めて広い範囲(pH0.7〜6.0)で黒色表面を得るこ
とが出来るが、得られた黒色被膜の品質例えば、密着性
や浴濃度制御を考慮すると上述したpH範囲が好ましい。
浴温については20〜80℃の範囲で試みたが、いずれ
も良好な黒色被膜が得られた。
めて広い範囲(pH0.7〜6.0)で黒色表面を得るこ
とが出来るが、得られた黒色被膜の品質例えば、密着性
や浴濃度制御を考慮すると上述したpH範囲が好ましい。
浴温については20〜80℃の範囲で試みたが、いずれ
も良好な黒色被膜が得られた。
本発明の場合、必要により次の様な目的で別の化合物を
加えることができる。溶液の電導性を上げるための各種
支持塩、pH緩衝剤としてのホウ酸塩やリン酸塩、フタル
酸塩、密着加工性を向上させるポリマー類、防錆性やガ
ートコートとの密着力を上げる微量のリン酸塩やクロム
酸を加える場合がある。又、無機ゾル化合物、カチオン
ポリマーを複合させて電着被膜のつきまわり性を改善し
黒色被膜を安定化させることが出来る。沈殿防止のため
のキレート剤、形成する亜鉛複合めっき被膜の平滑性を
与えるポリマー、キレート化合物、塩化物、フッ素化合
物等を加える場合がある。
加えることができる。溶液の電導性を上げるための各種
支持塩、pH緩衝剤としてのホウ酸塩やリン酸塩、フタル
酸塩、密着加工性を向上させるポリマー類、防錆性やガ
ートコートとの密着力を上げる微量のリン酸塩やクロム
酸を加える場合がある。又、無機ゾル化合物、カチオン
ポリマーを複合させて電着被膜のつきまわり性を改善し
黒色被膜を安定化させることが出来る。沈殿防止のため
のキレート剤、形成する亜鉛複合めっき被膜の平滑性を
与えるポリマー、キレート化合物、塩化物、フッ素化合
物等を加える場合がある。
以下、電解条件について述べる。
本発明は従来の方法に比べ短時間で且つ黒色化領域の広
い条件を選定できる極めて優れた方法である。電流密度
は1〜50A/dm2が望ましい。1A/dm2未満では着色
化が難しい。又、50A/dm2超では水素ガスが発生
し、むらや出来た被膜が脱膜する危険度が高い。通電量
は5〜100クローン/dm2で品質の良い黒色被膜が得
られる。5クローン/dm2未満では着色が困難で、むら
のある外観になり易い。又、100クローン/dm2超で
は水素ガス発生によりむらになる。好ましい電解条件は
5〜30A/dm220〜50クローン/dm2である。
い条件を選定できる極めて優れた方法である。電流密度
は1〜50A/dm2が望ましい。1A/dm2未満では着色
化が難しい。又、50A/dm2超では水素ガスが発生
し、むらや出来た被膜が脱膜する危険度が高い。通電量
は5〜100クローン/dm2で品質の良い黒色被膜が得
られる。5クローン/dm2未満では着色が困難で、むら
のある外観になり易い。又、100クローン/dm2超で
は水素ガス発生によりむらになる。好ましい電解条件は
5〜30A/dm220〜50クローン/dm2である。
被処理面は冷延鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛合
金めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛合金めっ
き鋼板、光沢亜鉛めっき鋼板、スズめっき鋼板、アルミ
めっき鋼板等に試みた結果、全て着色し、黒色の場合、
冷延鋼板、電気亜鉛合金めっき鋼板(Zn−Ni,Zn
−Fe)が黒さの点、傷付き難さの点で優れていた。
金めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛合金めっ
き鋼板、光沢亜鉛めっき鋼板、スズめっき鋼板、アルミ
めっき鋼板等に試みた結果、全て着色し、黒色の場合、
冷延鋼板、電気亜鉛合金めっき鋼板(Zn−Ni,Zn
−Fe)が黒さの点、傷付き難さの点で優れていた。
以上の処理によって、黒色被膜を有する鋼板が得られる
が、更にガードコートもしくはクロメート処理後ガード
コートを被覆することによって、より高級な外観および
性能が得られる。
が、更にガードコートもしくはクロメート処理後ガード
コートを被覆することによって、より高級な外観および
性能が得られる。
ガードコートは品質の向上が目的である。例えば、ガー
ドコートを塗布することにより外観は均一性が向上し、
着色度も強くなる。光沢はガードコートの種類や厚みお
よび鋼板の表面粗度の調整によって、半光沢から光沢ま
での外観を有する鋼板が得られる。又、疵に対する抵抗
力が向上する。プレス加工性、折曲げ加工性に優れた特
性が付与され、プレスや取扱い時の当り傷にたいして特
に有効である。耐食性についても向上効果が大きい。
ドコートを塗布することにより外観は均一性が向上し、
着色度も強くなる。光沢はガードコートの種類や厚みお
よび鋼板の表面粗度の調整によって、半光沢から光沢ま
での外観を有する鋼板が得られる。又、疵に対する抵抗
力が向上する。プレス加工性、折曲げ加工性に優れた特
性が付与され、プレスや取扱い時の当り傷にたいして特
に有効である。耐食性についても向上効果が大きい。
本発明のガードコートは、(1)樹脂被膜、(2)無機ポリマ
ー被膜、(3)樹脂と無機ポリマーの複合被膜、(4)油、油
脂、ワックス類である。
ー被膜、(3)樹脂と無機ポリマーの複合被膜、(4)油、油
脂、ワックス類である。
ガードコートの付着量は外観および溶接性等に害が無い
ように配慮する必要があり、付着量として3g/m2以
下、好ましくは1.5g/m2以下である。
ように配慮する必要があり、付着量として3g/m2以
下、好ましくは1.5g/m2以下である。
樹脂(有機ポリマー)は、水溶性又は水分散性あるいは
溶剤溶性の有機高分子化合物を必要により硬化剤を加え
コーティングし、焼付等によって硬化させた被膜、ある
いは紫外線硬化させた塗膜、あるいは無機有機化合物を
複合させた複合ポリマーを必要により硬化剤と共にコー
ティングし焼付等で硬化させた被膜である。複合させる
化合物としては、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコ
ニヤ等の微細な酸化物好ましくは、ゾル、マイカ、タル
ク、リン酸塩、ホウ酸塩、クロム酸塩の無機化合物、脂
肪酸石鹸類、カーボン、脂肪酸エステル、プラスチック
粒子の有機化合物、シランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤等の有機金属化合物やワックス、テフロン粉
末等のものである。なお、後述する如く、複合化させる
化合物はガードコートの膜厚が薄いため出来る丈細かい
粒子(1〜100mμ)が好ましく、樹脂中に均一に分
散させる必要がある。
溶剤溶性の有機高分子化合物を必要により硬化剤を加え
コーティングし、焼付等によって硬化させた被膜、ある
いは紫外線硬化させた塗膜、あるいは無機有機化合物を
複合させた複合ポリマーを必要により硬化剤と共にコー
ティングし焼付等で硬化させた被膜である。複合させる
化合物としては、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコ
ニヤ等の微細な酸化物好ましくは、ゾル、マイカ、タル
ク、リン酸塩、ホウ酸塩、クロム酸塩の無機化合物、脂
肪酸石鹸類、カーボン、脂肪酸エステル、プラスチック
粒子の有機化合物、シランカップリング剤、チタンカッ
プリング剤等の有機金属化合物やワックス、テフロン粉
末等のものである。なお、後述する如く、複合化させる
化合物はガードコートの膜厚が薄いため出来る丈細かい
粒子(1〜100mμ)が好ましく、樹脂中に均一に分
散させる必要がある。
又、無機ポリマーとしては、ケイ酸ナトリウム、リチウ
ムリシケートのケイ酸塩化合物およびゾル、縮合リン酸
ポリマー、重リン酸塩、ジルコン酸ポリマー類である。
ムリシケートのケイ酸塩化合物およびゾル、縮合リン酸
ポリマー、重リン酸塩、ジルコン酸ポリマー類である。
オイルおよび油脂ワックスは公知のもので良い。又、本
発明の黒色表面処理鋼板は着色複合めっき被膜およびガ
ードコートの厚みが薄いため、素地金属の表面状態、例
えば光沢、粗度を生かした外観および品質を得ることが
出来る特徴がある。
発明の黒色表面処理鋼板は着色複合めっき被膜およびガ
ードコートの厚みが薄いため、素地金属の表面状態、例
えば光沢、粗度を生かした外観および品質を得ることが
出来る特徴がある。
本発明において、黒化処理液にCr3+を含有させた黒色
処理材はガードコートのみで充分優れた性能が得られる
が、ガードコートの前に黒化処理後、水洗したのち、ク
ロメート処理を行うことにより最適な品質が得られる。
処理材はガードコートのみで充分優れた性能が得られる
が、ガードコートの前に黒化処理後、水洗したのち、ク
ロメート処理を行うことにより最適な品質が得られる。
クロメート処理としては、塗布−乾燥型の塗布クロメー
ト、浸漬又はスプレー後水洗する反応クロメートおよび
電解クロメートが適用できる。塗布クロメートは水溶性
のCr3+及びCr6+の化合物、好ましくは無水クロム酸
(CrO3)もしくは還元剤でCr3+/Cr6+=0.1
〜0.5に部分還元したクロム酸(還元クロム酸)の水
溶液、もしくはシリカゾル、リン酸、有機高分子化合物
等を加えた複合成分のクロメート処理液を黒色被膜上に
塗布したのち、直ちに板60〜100℃に強制乾燥す
る。付着量はCr換算で10〜200mg/m2が好まし
い。反応クロメートは市販のクロム酸化合物とアニオン
化合物からなる処理液を用いることで達成できる。又、
電解クロメートはpH1〜5のクロム酸とアニオンを主成
分とするクロム酸水溶液中で陰極電解したのち水洗する
ことによって得られる。
ト、浸漬又はスプレー後水洗する反応クロメートおよび
電解クロメートが適用できる。塗布クロメートは水溶性
のCr3+及びCr6+の化合物、好ましくは無水クロム酸
(CrO3)もしくは還元剤でCr3+/Cr6+=0.1
〜0.5に部分還元したクロム酸(還元クロム酸)の水
溶液、もしくはシリカゾル、リン酸、有機高分子化合物
等を加えた複合成分のクロメート処理液を黒色被膜上に
塗布したのち、直ちに板60〜100℃に強制乾燥す
る。付着量はCr換算で10〜200mg/m2が好まし
い。反応クロメートは市販のクロム酸化合物とアニオン
化合物からなる処理液を用いることで達成できる。又、
電解クロメートはpH1〜5のクロム酸とアニオンを主成
分とするクロム酸水溶液中で陰極電解したのち水洗する
ことによって得られる。
反応クロメート、電解クロメートの場合浴のpHは1〜5
好ましくは2〜4のクロメート液を用いることが好まし
い。両者の場合、付着量はCr換算で10〜100mg/
m2が好ましい。
好ましくは2〜4のクロメート液を用いることが好まし
い。両者の場合、付着量はCr換算で10〜100mg/
m2が好ましい。
クロメート処理のみでは、ガードコートの如き品質向上
効果が期待できず、引きつづいてガードコートを被覆す
ることによって最も優れた黒色鋼板を得ることが出来
る。
効果が期待できず、引きつづいてガードコートを被覆す
ることによって最も優れた黒色鋼板を得ることが出来
る。
本発明において特徴的なことは、水系の樹脂エマルジョ
ンを含むガードコートはガードコート単独もしくはクロ
メート+ガードコートによって黒色度が一層強化される
ことである。黒色処理単独で多少黒色度が不充分であっ
てもガードコート、クロメートによって黒色化が進み真
に黒い鋼板が得られる。Cr3+添加黒色処理、クロメー
トおよび水系のエマルジョン型ガードコートは界面反応
によって黒色化を増加させることが出来、最も好まし
い。
ンを含むガードコートはガードコート単独もしくはクロ
メート+ガードコートによって黒色度が一層強化される
ことである。黒色処理単独で多少黒色度が不充分であっ
てもガードコート、クロメートによって黒色化が進み真
に黒い鋼板が得られる。Cr3+添加黒色処理、クロメー
トおよび水系のエマルジョン型ガードコートは界面反応
によって黒色化を増加させることが出来、最も好まし
い。
実施例1 冷延鋼帯にPb陽極を用いた第1表に述べるめっきを行
ったのち、ただちに第1表に示す黒色処理を行ったのち
水洗し、還元クロム酸(Cr3+/Cr6+=4/6)10
g/の水溶液をCr付着量として80mg/m2(T,C
rとして)塗布し、乾燥したのち、アクリル系の樹脂と
シリカで構成されるエマルジョンを乾燥膜厚1g/m2狙
いで塗装し板温120℃に焼付てガードコートした。第
1表に示す記号および試験方法は次の如くである。
ったのち、ただちに第1表に示す黒色処理を行ったのち
水洗し、還元クロム酸(Cr3+/Cr6+=4/6)10
g/の水溶液をCr付着量として80mg/m2(T,C
rとして)塗布し、乾燥したのち、アクリル系の樹脂と
シリカで構成されるエマルジョンを乾燥膜厚1g/m2狙
いで塗装し板温120℃に焼付てガードコートした。第
1表に示す記号および試験方法は次の如くである。
No.1は酸化性イオンを含まない比較例でL値(M−
L;61)が高く黒色外観が得られない。No.2はオキ
シ化合物を含まない比較例でガードコート後のL値(T
−L:17)がやや高く、密着性も点状に剥離する。N
o.3,4はNo.2にオキシ化合物としてPSAを加えた
本発明例で外観、密着性が良好であった。
L;61)が高く黒色外観が得られない。No.2はオキ
シ化合物を含まない比較例でガードコート後のL値(T
−L:17)がやや高く、密着性も点状に剥離する。N
o.3,4はNo.2にオキシ化合物としてPSAを加えた
本発明例で外観、密着性が良好であった。
No.5はオキシ化合物を含まないCr3+含有浴で密着性
が向上するが、外観が低下した比較例である。No.6〜
9はZn2+,Ni2+,NO3 -,Cr3+およびオキシ化合
物としてPSAを含む本発明例で優れた品質が得られ
た。No.10はCr3+を1.5g/に増加した本発明
例で若干M−L値がアップするが、T−L値は低い。N
o.11はCr3+およびFe2+を被膜改質イオンとして含
む本発明例、No.12,13はオキシ化合物をクレゾー
ルスルホン酸、ENSAを用いた本発明例でいずれも良
好であった。No.14はpH3.5にあげた本発明例、No.
15はPSAを40g/含有させた例でNo.15はL
値が高くなる結果を示した。No.16,17,18は酸
化性イオン(NO3 -)の濃度を変えた浴を用いた本発明
例ではNaNO33g/,15g/の処理浴でL値
がやや高くなる傾向が認められたが良好な結果を得た。
No.19〜23は被処理板を変えた例でいずれの鋼板も
良好な黒色外観を示した。
が向上するが、外観が低下した比較例である。No.6〜
9はZn2+,Ni2+,NO3 -,Cr3+およびオキシ化合
物としてPSAを含む本発明例で優れた品質が得られ
た。No.10はCr3+を1.5g/に増加した本発明
例で若干M−L値がアップするが、T−L値は低い。N
o.11はCr3+およびFe2+を被膜改質イオンとして含
む本発明例、No.12,13はオキシ化合物をクレゾー
ルスルホン酸、ENSAを用いた本発明例でいずれも良
好であった。No.14はpH3.5にあげた本発明例、No.
15はPSAを40g/含有させた例でNo.15はL
値が高くなる結果を示した。No.16,17,18は酸
化性イオン(NO3 -)の濃度を変えた浴を用いた本発明
例ではNaNO33g/,15g/の処理浴でL値
がやや高くなる傾向が認められたが良好な結果を得た。
No.19〜23は被処理板を変えた例でいずれの鋼板も
良好な黒色外観を示した。
第1表において: 1) A:ZnSO4・7H2O B:NiSO4・6H2O C:NaNO3・ D:(P):フェノールスルホン酸 (C):クレゾール
スルホン酸 (N):エトキシレートαナフトールスルフ
ォン酸。
スルホン酸 (N):エトキシレートαナフトールスルフ
ォン酸。
E:Cr3+ F:FeSO4:7H2O 2) DK;電流密度A/dm2 3) Q;通電量クローン/dm2 4) L値:明度(JIS Z 8370規定)黒色としてはL≦2
0が必要。望ましくはL≦15が好ましい。
0が必要。望ましくはL≦15が好ましい。
ガードコート:市販のアクリル系エマルジョンとコ
ロイダルシリカの複合被膜で被膜の量は1g/m2 M-L(ガードコート前) T-L(ガードコート後) 5) 密着性:エリクセン7mm絞り加工後セロテープデ剥
離し、剥離した面積を百分率(%)で評価。
ロイダルシリカの複合被膜で被膜の量は1g/m2 M-L(ガードコート前) T-L(ガードコート後) 5) 密着性:エリクセン7mm絞り加工後セロテープデ剥
離し、剥離した面積を百分率(%)で評価。
○…剥離認めず 0% △…剥離(点状) 1%未満 ×…剥離 5%以上 6) 均一性 黒色後の外観判定 ○…均一美麗 △…少しむら ×…不均一 7) Z-N:12%Ni−Zn電気合金めっき (目付 15g/m2) ET:スズめっき(目付5g/m2)鋼板 EG:電気亜鉛めっき鋼板(目付20g/m2) AS:ガルバニールド溶融亜鉛鉄合金めっき鋼板(4
0g/m2) SZ:5%Al−Zn溶融合金めっき鋼板 (60g/m2) ST:冷延鋼板 実施例2 亜鉛ニッケル合金めっき鋼板(Zn−Ni)を、PSA
5g/含有する硫酸亜鉛/硫酸ニッケル=150/2
00g/および硫酸亜鉛/硫酸ニッケル/硫酸コバル
ト=150/150/50(Zn−Ni−Co),pH=
3.0,40℃のベース浴硝酸ナトリウム5g/加え
第2表に示す被膜改質イオンを加えた黒色処理浴中で電
流密度DK(10A/dm2),通電量Q(30クローン
/dm2)通電し、黒色化したのち、実施例1のクロメー
トおよびガードコートを被膜して評価した。
0g/m2) SZ:5%Al−Zn溶融合金めっき鋼板 (60g/m2) ST:冷延鋼板 実施例2 亜鉛ニッケル合金めっき鋼板(Zn−Ni)を、PSA
5g/含有する硫酸亜鉛/硫酸ニッケル=150/2
00g/および硫酸亜鉛/硫酸ニッケル/硫酸コバル
ト=150/150/50(Zn−Ni−Co),pH=
3.0,40℃のベース浴硝酸ナトリウム5g/加え
第2表に示す被膜改質イオンを加えた黒色処理浴中で電
流密度DK(10A/dm2),通電量Q(30クローン
/dm2)通電し、黒色化したのち、実施例1のクロメー
トおよびガードコートを被膜して評価した。
No.24〜29はCr3+を1g/含有し、且つ、Pb
2+,In2+‥‥を若干加えた処理浴を用いて黒色化した
本発明例でCr6+が若干T−L値を上げる傾向がある他
優れた外観および密着性を示した。
2+,In2+‥‥を若干加えた処理浴を用いて黒色化した
本発明例でCr6+が若干T−L値を上げる傾向がある他
優れた外観および密着性を示した。
実施例3 亜鉛ニッケル合金めっき鋼板を硫酸亜鉛150g/、
硫酸ニッケル250g/、硝酸ナトリウム5g/、
Cr3+1.0g/を含有し、且つ、オキシ化合物とし
て、第3表に示す化合物を加えたpH3.0,40℃の処
理浴中で電流密度20A/dm2、通電量30クローン/d
m2陰極電解したのち水洗し、還元クロム酸10g/お
よびリン酸1g/を含有するクロム酸液を塗布し、乾
燥した。その後、市販のエチレンイミンアクリル酸とシ
リカゾルで構成されるエマルジョンを乾燥塗膜量として
1g/m2塗布し板温120℃に焼付けた。
硫酸ニッケル250g/、硝酸ナトリウム5g/、
Cr3+1.0g/を含有し、且つ、オキシ化合物とし
て、第3表に示す化合物を加えたpH3.0,40℃の処
理浴中で電流密度20A/dm2、通電量30クローン/d
m2陰極電解したのち水洗し、還元クロム酸10g/お
よびリン酸1g/を含有するクロム酸液を塗布し、乾
燥した。その後、市販のエチレンイミンアクリル酸とシ
リカゾルで構成されるエマルジョンを乾燥塗膜量として
1g/m2塗布し板温120℃に焼付けた。
No.30〜32は脂肪族のオキシ化合物を添加した本発
明例でT−L値がやや高いが良好な結果を得た。No.3
3〜35は芳香族オキシ化合物(PSA)と脂肪族を併
用した例で良好な結果を得た。
明例でT−L値がやや高いが良好な結果を得た。No.3
3〜35は芳香族オキシ化合物(PSA)と脂肪族を併
用した例で良好な結果を得た。
実施例4 実施例1のNo.14の条件の浴に第4表に示す亜硫酸ナ
トリウムを0.5g/加えた浴(No.36),チオシ
アン酸ナトリウム0.5g/加えた浴(No.37)を
作成し、同様に黒色処理、クロメートおよびガードコー
トを行ない試料を作成した。塗装後の明度(T−L)は
12(No.36),11.2(No.37)と均一な黒色外
観(評点○)を示し、密着性も良好(評点○)であっ
た。
トリウムを0.5g/加えた浴(No.36),チオシ
アン酸ナトリウム0.5g/加えた浴(No.37)を
作成し、同様に黒色処理、クロメートおよびガードコー
トを行ない試料を作成した。塗装後の明度(T−L)は
12(No.36),11.2(No.37)と均一な黒色外
観(評点○)を示し、密着性も良好(評点○)であっ
た。
(発明の効果) 本発明による着色亜鉛複合めっき鋼板は品質的に外観、
加工性、耐食性に優れ、疵に対しても強い抵抗を有する
新しい鋼板として従来の塗装鋼板分野に使用でき、製品
の高級化、低コストに貢献する。
加工性、耐食性に優れ、疵に対しても強い抵抗を有する
新しい鋼板として従来の塗装鋼板分野に使用でき、製品
の高級化、低コストに貢献する。
又、製造的に広範囲な処理条件が適用でき、高速短時間
処理が可能なため、従来の電気めっきライン内での処理
が可能であり、低いコストで製造できる。
処理が可能なため、従来の電気めっきライン内での処理
が可能であり、低いコストで製造できる。
特に本発明は黒色化において素地金属に依存せず、少量
の通電量で広範囲の表面を容易に黒色できる点で従来の
合金めっきあるいは合金を溶解させる方法に比し有利で
ある。
の通電量で広範囲の表面を容易に黒色できる点で従来の
合金めっきあるいは合金を溶解させる方法に比し有利で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】鋼板もしくはめっき鋼板をZn2+を含みF
e2+,Co2+,Ni2+の一種以上と酸化性イオンおよび
オキシ化合物を主成分とする酸性水溶液中で陰極として
電解した後、水洗し必要により、クロメート処理を行な
ったのちガードコートを被覆することを特徴とする黒色
表面処理鋼板の製造方法。 - 【請求項2】鋼板もしくはめっき鋼板をZn2+を含みF
e2+,Co2+,Ni2+の一種以上およびCr3+,F
e2+,Pb2+,In2+,Ag2+,Sn2+,Ti2+,Al
3+,Cu2+,Mo6+,V3+,V6+,Mn2+,Mn4+,M
n6+,Bi2+,亜硫酸イオン、チオ硫酸イオン、チオシ
アン酸イオン、スルファミン酸イオン、スルフォン酸イ
オン、から選択した被膜改質イオンと酸化性イオンおよ
びオキシ化合物を主成分とする酸性水溶液中で陰極とし
て電解した後、水洗し必要により、クロメート処理を行
なったのちガードコートを被覆することを特徴とする黒
色表面処理鋼板の製造方法。 - 【請求項3】オキシ化合物としてフェノール、ナフトー
ル、クレゾール系のスルフォン酸化合物を用いる特許請
求範囲第1項、第2項記載の黒色表面処理鋼板の製造方
法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1158332A JPH0637711B2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | 黒色表面処理鋼板の製造方法 |
| US07/541,733 US5032236A (en) | 1989-06-22 | 1990-06-21 | Process for producing a surface-blackened steel sheet |
| GB9013875A GB2233348B (en) | 1989-06-22 | 1990-06-21 | Process for producing a surface-blackened steel sheet |
| DE4019964A DE4019964A1 (de) | 1989-06-22 | 1990-06-22 | Verfahren zum herstellen von stahlblechen mit schwarzgefaerbter oberflaeche |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1158332A JPH0637711B2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | 黒色表面処理鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0324295A JPH0324295A (ja) | 1991-02-01 |
| JPH0637711B2 true JPH0637711B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=15669329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1158332A Expired - Fee Related JPH0637711B2 (ja) | 1989-06-22 | 1989-06-22 | 黒色表面処理鋼板の製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5032236A (ja) |
| JP (1) | JPH0637711B2 (ja) |
| DE (1) | DE4019964A1 (ja) |
| GB (1) | GB2233348B (ja) |
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