JPH0640824B2 - 安定なフラクト−スデヒドロゲナ−ゼ組成物 - Google Patents
安定なフラクト−スデヒドロゲナ−ゼ組成物Info
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- JPH0640824B2 JPH0640824B2 JP62066682A JP6668287A JPH0640824B2 JP H0640824 B2 JPH0640824 B2 JP H0640824B2 JP 62066682 A JP62066682 A JP 62066682A JP 6668287 A JP6668287 A JP 6668287A JP H0640824 B2 JPH0640824 B2 JP H0640824B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、安定なクラフトースデヒドロゲナーゼ(以下
FDH)組成物、特にFDHの凍結乾燥物に関するもの
である。ここでいうFDHは酵素番号(EC1.1.9
9.11)であって、現在までのところ、細菌に存在す
るものが知られている。
FDH)組成物、特にFDHの凍結乾燥物に関するもの
である。ここでいうFDHは酵素番号(EC1.1.9
9.11)であって、現在までのところ、細菌に存在す
るものが知られている。
FDHの反応は以下の通りである。
FDHは基質特異性がすぐれており、D−フラクトース
以外の糖、糖アルコール等には作用しない〔飴山、足立
の報告(ジャーナル オブ バクテリオロジーVol.145,
No2 1981)参照〕。したがって、FDHを用いれば生体
中又は食品中あるいは、農産物中のフラクトース量を正
確に測定することができ、農業、食品業あるいは臨床検
査等の分野への利用が期待されている。
以外の糖、糖アルコール等には作用しない〔飴山、足立
の報告(ジャーナル オブ バクテリオロジーVol.145,
No2 1981)参照〕。したがって、FDHを用いれば生体
中又は食品中あるいは、農産物中のフラクトース量を正
確に測定することができ、農業、食品業あるいは臨床検
査等の分野への利用が期待されている。
(従来の技術) FDHは、細菌の膜画分に存在するため、例えば非イオ
ン界面活性剤トリトンX−100により可溶化され、精
製される。精製されたFDHは、溶液状態では25℃以
上の高温になると活性の低下が著しく、また低温でも、
長期間保存すると活性の低下がみられる。
ン界面活性剤トリトンX−100により可溶化され、精
製される。精製されたFDHは、溶液状態では25℃以
上の高温になると活性の低下が著しく、また低温でも、
長期間保存すると活性の低下がみられる。
また、トリトンX−100,ツイーン20等の液状の非
イオン界面活性剤は、凍結乾燥に不適であり、それ故、
トリトンX−100等の非存在下では、活性を保持でき
ないFDHの凍結乾燥は今迄成功していなかった。
イオン界面活性剤は、凍結乾燥に不適であり、それ故、
トリトンX−100等の非存在下では、活性を保持でき
ないFDHの凍結乾燥は今迄成功していなかった。
(発明が解決しようとする問題点) このように、FDHはハンドリングの良い状態での長期
保存が困難であり、産業上利用するためには、非常に不
適な酸素形態であった。そのためハンドリングの良い安
定な酵素形態を創出することが必要であり、この事は、
安定なFDHの凍結乾燥物を創出することにより解決さ
れる。
保存が困難であり、産業上利用するためには、非常に不
適な酸素形態であった。そのためハンドリングの良い安
定な酵素形態を創出することが必要であり、この事は、
安定なFDHの凍結乾燥物を創出することにより解決さ
れる。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、FDHの凍結乾燥物について、種々鋭意研
究した結果本発明に到達した。すなわち、本発明はFD
H、(i)糖、糖アルコールおよびアミノ酸もしくはその
塩からなる群から選ばれた1種又は2種以上の化合物お
よび(ii)非イオン界面活性剤を含有し、凍結乾燥された
ことを特徴とする安定なフラクトースデヒドロゲナーゼ
組成物である。
究した結果本発明に到達した。すなわち、本発明はFD
H、(i)糖、糖アルコールおよびアミノ酸もしくはその
塩からなる群から選ばれた1種又は2種以上の化合物お
よび(ii)非イオン界面活性剤を含有し、凍結乾燥された
ことを特徴とする安定なフラクトースデヒドロゲナーゼ
組成物である。
一般にトリトンX−100,ツイーン20等の液状の非
イオン界面活性剤は凍結乾燥に適さないとされている。
しかし、本発明者等は凍結乾燥に供する酵素液中の蛋白
質濃度、安定剤の種類、安定化剤の濃度を調整すること
により、液状非イオン界面活性剤の存在下でも安定なF
DHの凍結乾燥物を創出することに成功し、本発明に到
達した。
イオン界面活性剤は凍結乾燥に適さないとされている。
しかし、本発明者等は凍結乾燥に供する酵素液中の蛋白
質濃度、安定剤の種類、安定化剤の濃度を調整すること
により、液状非イオン界面活性剤の存在下でも安定なF
DHの凍結乾燥物を創出することに成功し、本発明に到
達した。
本発明のFDHは、酵素番号(EC.1.1.99.11)であっ
て、細菌の膜画分にその活性が認められ、例えばトリト
ンX−100によって可溶化し、精製される。このFD
Hは、活性保持のため、例えばトリトンX−100を常
時添加しておく必要があり、そのため、FDHの凍結乾
燥物は今迄創出されていなかった。しかし、本発明で
は、糖、糖アルコール、アミノ酸又はその塩を添加し、
かつ、トリトンX−100等の非イオン界面活性剤の存
在下、安定なFDHの凍結乾燥物を創出することに成功
し、本発明に到達した。
て、細菌の膜画分にその活性が認められ、例えばトリト
ンX−100によって可溶化し、精製される。このFD
Hは、活性保持のため、例えばトリトンX−100を常
時添加しておく必要があり、そのため、FDHの凍結乾
燥物は今迄創出されていなかった。しかし、本発明で
は、糖、糖アルコール、アミノ酸又はその塩を添加し、
かつ、トリトンX−100等の非イオン界面活性剤の存
在下、安定なFDHの凍結乾燥物を創出することに成功
し、本発明に到達した。
蛋白質の添加量は凍結乾燥前の酵素液中濃度0.1%以
上が好ましい。
上が好ましい。
本発明に用いる糖としては、ブドウ糖、ガラクトース、
キシロース、フラクトース等の単糖類、乳糖、マルトー
スの二糖類があるが、特にショ糖、フラクトースが好ま
しい。糖アルコールとしては、マンニトール、ソルビト
ール、キシリトール等があるが、特にマンニトール、ソ
ルビトールが好ましい。糖の添加量は凍結乾燥前の酵素
液中、0.1〜20%である。また糖アルコールの添加
量は0.1〜10%である。糖、糖アルコールの添加量
が0.1未満では効果が期待されない。
キシロース、フラクトース等の単糖類、乳糖、マルトー
スの二糖類があるが、特にショ糖、フラクトースが好ま
しい。糖アルコールとしては、マンニトール、ソルビト
ール、キシリトール等があるが、特にマンニトール、ソ
ルビトールが好ましい。糖の添加量は凍結乾燥前の酵素
液中、0.1〜20%である。また糖アルコールの添加
量は0.1〜10%である。糖、糖アルコールの添加量
が0.1未満では効果が期待されない。
本発明に用いるアミノ酸もしくはその塩としては、グリ
シン、アルギニン等の親水性のアミノ酸もしくはそのナ
トリウム、カリウム、アンモニウム等の塩または塩酸塩
などがある。アミノ酸としてはアルギニン−塩酸塩が好
ましい。アミノ酸またはその塩の添加量は、凍結乾燥前
の酵素液中濃度0.1%〜20%であり、0.1%未満
では効果が期待されない。
シン、アルギニン等の親水性のアミノ酸もしくはそのナ
トリウム、カリウム、アンモニウム等の塩または塩酸塩
などがある。アミノ酸としてはアルギニン−塩酸塩が好
ましい。アミノ酸またはその塩の添加量は、凍結乾燥前
の酵素液中濃度0.1%〜20%であり、0.1%未満
では効果が期待されない。
本発明に用いる非イオン界面活性剤としては、ポリエチ
レングリコールエーテル型非イオン界面活性剤(例えば
トリトンX−100)、ソルビタンエステル型エチレン
オキサイド非イオン界面活性剤(例えばツイーン20)
などが挙げられる。
レングリコールエーテル型非イオン界面活性剤(例えば
トリトンX−100)、ソルビタンエステル型エチレン
オキサイド非イオン界面活性剤(例えばツイーン20)
などが挙げられる。
本発明に用いる非イオン界面活性剤の濃度は、FDHの
活性の保持のため凍結乾燥前の酵素液中濃度0.01%
〜20%であることが望ましい。
活性の保持のため凍結乾燥前の酵素液中濃度0.01%
〜20%であることが望ましい。
本発明の安定化剤の配合法は、特に制限はない。例えば
FDHを含む緩衝液に安定化剤を配合する方法、安定化
剤を含む緩衝液にFDHを配合する方法、あるいはFD
Hと安定化剤を緩衝液に同時に配合する方法などがあ
る。
FDHを含む緩衝液に安定化剤を配合する方法、安定化
剤を含む緩衝液にFDHを配合する方法、あるいはFD
Hと安定化剤を緩衝液に同時に配合する方法などがあ
る。
緩衝液としては、マッキルバイン緩衝液、酢酸緩衝液、
その他生化学で用いられる緩衝液なら何れでも良いが、
pHは4.0〜7.0、望ましくはpH4.5〜6.0
である。
その他生化学で用いられる緩衝液なら何れでも良いが、
pHは4.0〜7.0、望ましくはpH4.5〜6.0
である。
また、凍結乾燥前の酵素液中に、安定化剤、FDHの他
に他の酵素を含んでもよく、またこの他の酵素は1種で
はなく多種混合してもよい。
に他の酵素を含んでもよく、またこの他の酵素は1種で
はなく多種混合してもよい。
凍結乾燥物の形状を維持するために、蛋白質、例えばB
SAを添加してもよい。
SAを添加してもよい。
凍結乾燥法は特に制限はなく、常法に従う。本発明の組
成物は凍結乾燥物に限られず、凍結乾燥物を再溶解した
溶液状態であってもよい。
成物は凍結乾燥物に限られず、凍結乾燥物を再溶解した
溶液状態であってもよい。
(発明の効果) 本発明ではFDHに蛋白質、糖、糖アルコールおよびそ
の塩からなる群から選ばれた1種又は2種以上の化合物
を配合し、かつ非イオン界面活性剤の存在下凍結乾燥し
て、安定でしかもハンドリングのよいFDH凍結乾燥物
として長期保存することが可能になった。
の塩からなる群から選ばれた1種又は2種以上の化合物
を配合し、かつ非イオン界面活性剤の存在下凍結乾燥し
て、安定でしかもハンドリングのよいFDH凍結乾燥物
として長期保存することが可能になった。
(実施例) 以下本発明を実施例を用いて説明する。
実施例中、FDH活性測定は、以下の方法に従った。
下記測定試薬混合液0.9mlを25℃で5分加温し、
試料(FDH酵素力価1〜4単位/ml程度)を0.1
ml加え撹拌し、正確に5分後、Fe2(SO4)3・
デュパノール液を0.5ml加え、20分静置後、3.
5mlの蒸留水を加えた後、660mmにおける吸光度を
測定した。FDHの力価は、下記式に従って算出する。
試料(FDH酵素力価1〜4単位/ml程度)を0.1
ml加え撹拌し、正確に5分後、Fe2(SO4)3・
デュパノール液を0.5ml加え、20分静置後、3.
5mlの蒸留水を加えた後、660mmにおける吸光度を
測定した。FDHの力価は、下記式に従って算出する。
測定試薬混合液 マッキルバイン緩衝液pH4.5 0.7ml 1Mフラクトース溶液 0.1 0.1Mフェリシアン化カリ溶液 0.1 0.9ml Fe2(SO4)3・デュパノール溶液 SDS(ソディウムドデシルサルフェィト) 3g Fe2(SO4 )3・XH2O 5g 85% リン酸 95ml を蒸留吸に溶解し1にする。
実施例1 下記第1表に示される添加剤を溶解したマッキルバイン
緩衝液に0.1%トリトンX−100を含むFDH溶液
を混合して凍結乾燥を行った。得られた凍結乾燥物を3
7℃、1週間および3週間保存した後、再溶解して、酵
素活性を測定した。凍結乾燥直後の残存活性(%)を乾
燥前の酵素液中の活性を100%として第1表に示す。
また括弧内に凍結乾燥を実施せずに、酵素液のまま、3
7℃、3日間保存したものの残存活性(%)を示す。凍
結乾燥前の酵素活性に対する凍結乾燥後の酵素活性を残
存活性(%)として第1表に示す。
緩衝液に0.1%トリトンX−100を含むFDH溶液
を混合して凍結乾燥を行った。得られた凍結乾燥物を3
7℃、1週間および3週間保存した後、再溶解して、酵
素活性を測定した。凍結乾燥直後の残存活性(%)を乾
燥前の酵素液中の活性を100%として第1表に示す。
また括弧内に凍結乾燥を実施せずに、酵素液のまま、3
7℃、3日間保存したものの残存活性(%)を示す。凍
結乾燥前の酵素活性に対する凍結乾燥後の酵素活性を残
存活性(%)として第1表に示す。
参考のため0.1%トリトンX−100を含むFDH溶
液を本発明の添加剤を溶解した、マッキルバイン乾燥液
に代えて添加剤を加えないマッチルバイン緩衝液に混合
した場合を第1表に示す。
液を本発明の添加剤を溶解した、マッキルバイン乾燥液
に代えて添加剤を加えないマッチルバイン緩衝液に混合
した場合を第1表に示す。
添加剤を加えない場合、37℃、3週間後のFDHの残
存活性は、42.0%であるのに対し、本発明の添加剤
を加えた場合では、37℃、3週間後でも、FDHの残
存活性は、良好である。
存活性は、42.0%であるのに対し、本発明の添加剤
を加えた場合では、37℃、3週間後でも、FDHの残
存活性は、良好である。
Claims (1)
- 【請求項1】フラクトースデヒドロゲナーゼ、(i) 糖、
糖アルコールおよびアミノ酸もしくはその塩からなる群
から選ばれた1種または2種以上の化合物および(ii)非
イオン界面活性剤を含有し、凍結乾燥されたことを特徴
とする安定なフラクトースデヒドロゲナーゼ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62066682A JPH0640824B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 安定なフラクト−スデヒドロゲナ−ゼ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62066682A JPH0640824B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 安定なフラクト−スデヒドロゲナ−ゼ組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63230085A JPS63230085A (ja) | 1988-09-26 |
| JPH0640824B2 true JPH0640824B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=13322944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62066682A Expired - Fee Related JPH0640824B2 (ja) | 1987-03-19 | 1987-03-19 | 安定なフラクト−スデヒドロゲナ−ゼ組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640824B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL1951290T3 (pl) * | 2005-11-16 | 2018-05-30 | Pro Natura Gesellschaft für gesunde Ernährung mbH | Środek do stosowania w przypadku nietolerancji na fruktozę |
| KR101792832B1 (ko) * | 2014-10-29 | 2017-11-20 | 충남대학교산학협력단 | 기-액 계면 플라즈마 중합에 의한 고분자 박막의 제조방법 및 이에 의해 제조된 고분자 박막 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033472A (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-20 | 三洋電機株式会社 | 冷却装置 |
-
1987
- 1987-03-19 JP JP62066682A patent/JPH0640824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63230085A (ja) | 1988-09-26 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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