JPH0642044B2 - ジアゾ感光紙の製法 - Google Patents

ジアゾ感光紙の製法

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JPH0642044B2
JPH0642044B2 JP18100885A JP18100885A JPH0642044B2 JP H0642044 B2 JPH0642044 B2 JP H0642044B2 JP 18100885 A JP18100885 A JP 18100885A JP 18100885 A JP18100885 A JP 18100885A JP H0642044 B2 JPH0642044 B2 JP H0642044B2
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diazo
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洋一郎 渡辺
光芳 平野
健一 松延
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/52Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances
    • G03C1/60Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances with macromolecular additives

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ジアゾ感光紙の製法に関するもので、より詳
細には、紙基質上にプレコート層、次いでジアゾ感光剤
層が設けられたジアゾ感光紙を製造するに際し、プレコ
ート層形成用組成物の粘度を低下させ、均一で平滑なプ
レコート層の形成を高速塗布で可能にするための改良に
関する。
(従来の技術及び発明の技術的課題) 感光性ジアゾニウム塩を含有する一成分系ジアゾ感光層
を露光した後、カプラーを含有するアルカリ液で現像す
るか、或いは感光性ジアゾニウム塩及びカプラーを含有
する二成分系ジアゾ感光層を露光した後、アニモニア−
水蒸気或いはアルカリ液で現像するジアゾ複写法は、コ
ストの低廉な複写法として広く実施されている。
しかしながら、これらのジアゾ複写法に使用される感光
紙においては、感光性ジアゾニウム塩或いはカプラー等
の染料形成用成分や形成されるジアゾ染料そのものが紙
基質の内部に滲透する傾向が大きいために、染料形成用
成分の使用量や現像時に実際に形成されるジアゾ染料の
量に比して、形成される画像の濃度が未だ十分に高くな
いという欠点を有している。この欠点を改善するため、
紙基質の表面にプレコート層(サイジング層)を設け、
このプレコート層上にジアゾ感光層を設けることが古く
から広く行われている。このプレート組成物の典型的な
ものは、シリカ系填剤と有機結着剤との組合せから成る
ものであり、有機結着剤としては種々の水溶性樹脂や水
性分散性樹脂が使用されている。
このプレコート層による効果は、感光性ジアゾニウム塩
等の紙基質への滲透を防止して、濃度やコントラスト、
更には見掛感度を増加させるという効果と、感光層の有
効表面積を増大させると共に形成される染料を粒子表面
に保持させることによる顔料効果で濃度やコントラスト
を増加させるという効果との2つに大別される。
しかしながら、シリカ系填剤を有機結着剤の水性分散液
に添加すると、この分散系の粘度がかなり高くなり、こ
のため高速塗布が困難となるという問題がある。即ち、
水性分散液の粘度が高いまま、エアナイフコーター等で
高速塗布すると、紙面に塗布ムラが著しく発生し、これ
により複写物中に色ムラ、濃度ムラ等の欠点を生じるよ
うになる。かくして、これを防止するためには、水性塗
布組成物の固形分濃度を低下させざるを得ず、塗工量を
向上させること、及び高速塗布を行うことが困難とな
り、さらに余分の水を蒸発させなければならないため
に、熱エネルギーコストが高くなるという欠点がある。
(発明の骨子及び発明の目的) 本発明者等は、上述したプレコート層形成用水性組成物
中にホウ砂を含有させるときには、プレコート層に要求
される諸特性を害することなしに、水性組成物の粘度を
顕著に低減させ、均一で且つ平滑なプレコート層の形成
が高速塗布で可能となることを見出した。
即ち、本発明の目的は、紙基質上にプレコート層及びジ
アゾ感光剤層を備えたジアゾ感光紙の製造に際し、プレ
コート層形成用組成物の粘度を低下させ、高速塗布を可
能にする方法を提供を提供するにある。
本発明の他の目的は、高速塗布により均一で且つ平滑な
プレコート層の形成を可能にする方法を提供するにあ
る。
本発明の更に他の目的は、プレコート層成形用水性組成
物の固形分濃度を高いレベルに維持し、その結果として
乾燥に必要な熱エネルギーコストを低減させ得る方法を
提供するにある。
(発明の構成) 本発明によれば、紙基質の表面に、プレコート層を塗布
し、次いでプレコート層上にジアゾ感光剤層を塗布する
ことから成るジアゾ感光紙の製法において、プレコート
層形成用組成物として、シリカ系填剤、結着剤及びホウ
砂を含有する水性組成物を用いることを特徴とする方法
が提供される。
本発明においては、ホウ砂を水性組成物当り0.01乃至1.
0重量%の量で存在させることにより、ジアゾ複写に要
求される諸特性を損なうことなしに上記目的を達成する
ことができる。
(発明の特徴及び作用効果) 本発明は、先に述べた通り、プレコート層形成用組成物
として、シリカ系填剤、有機結着剤及びホウ砂を含有す
る水性組成物を使用する点に顕著な特徴を有するもので
ある。
前記のホウ砂自体は、ジアゾ感光層中のジアゾニウム塩
に対する酸安定剤として既知の物質であるが、ホウ砂を
ジアゾ感光紙の用途に用いることは未だ知られていなか
った。
ホウ砂は分子式Na2B4O7・10H2Oで表わされる化合物であ
り、その水溶液はアルカリ性であり、かくしてホウ砂を
ジアゾ感光紙の製造に使用すると、ジアゾニウム塩とカ
プラーとのプレカップリング反応が生じることが予測さ
れる。
本発明においては、このホウ砂をプレコート層形成用組
成物中に含有させることにより、このようなプレカップ
リング反応等のトラブルを生じることなしに、プレコー
ト層形成用組成物の粘度を顕著に低下させ、高速塗布に
よっても均一且つ平滑なプレコート層の形成を可能にし
たものである。
従来、水性組成物の減粘剤としては各種有機系の減粘剤
が知られている。しかしながら、本発明が対称とするシ
リカ系填剤と有機結着剤とを含有する水性組成物の系で
は、これら有機系の減粘剤に比して、ホウ砂は顕著に優
れた減粘効果を示すのであって、この事実は下記第1表
を参照することにより明白となろう。
尚、水性組成物としては、後述する実施例記載のベース
組成物を用いた。
(発明の好適実施態様) 本発明によるジアゾ複写用感光紙の断面構造を示す第1
図において、この感光紙は、紙基質1、該紙基質の表面
に施されたプレコート層2及び一方のプレコート層2上
に設けられた光分解性ジアゾニウム化合物を含有する感
光層3から成っている。
このプレコート層2は、シリカ系填剤、有機結着剤及び
ホウ砂を含有する水性組成物から形成されていることが
本発明の特徴である。
このプレコート組成物において、主として感光層の比表
面を増大させ且つ形成される染料に対して顔料効果を付
与するように作用するのはシリカ系填剤であり、更にシ
リカ系填剤は感光紙の風合いを向上させ且つその複写特
性をも向上させるように作用する。
好適なシリカ系填剤は、気相法シリカであり、このもの
はエアロジルの名称で広く知られている。気相法シリカ
は一次粒子径が極めて微細な非晶質シリカであり、その
比表面積は50g/m2以上、特に100g/m2と大き
く、その分散粒子径が一般に0.1乃至20μmの範囲に
ある。
有機結着剤としては、水分散型或いは水溶性型の有機結
着剤の何れもが使用されるが、好適なものはラテックス
型結着剤樹脂である。このラテックス型熱可塑性樹脂
は、塗布液中でエマルジョンサイズ、即ち粒径が0.1乃
至10ミクロンの球状粒子の形で存在し、この樹脂はシ
リカゲル粒子相互及びシリカゲル粒子と紙基質との間
に、顔料効果を阻害することなしに優れた結着性を与え
るという作用を示す。この特性は、プレコート被膜を形
成した後においても、エマルジョン粒子としての形骸を
尚残していることによるものと思われる。ラテックス型
熱可塑性樹脂結着剤としては、ラテックス型或いはエマ
ルジョン型接着剤として従来公知のもの、例えばポリ酢
酸ビニルラテックス、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体
ラテックス、アクリル樹脂エマルジョン、スチレン−ア
クリル共重合体エマルジョン、塩化ビニル−アクリル共
重合体エマルジョン等を使用し得るが、スチレン−アク
リル共重合エマルジョンに対して本発明を適用した場合
にその効果が顕著である。
シリカ系填剤と結着剤との量比は、かなり広範囲に変化
させ得るが、一般的に言って、 0.1:1乃至10:1 特に0.2:1乃至2:1 の重量比で使用するのが望ましい。
シリカ系填剤の量が上記範囲よりも少ないと前述した作
用効果が不満足なものとなり、一方上記範囲よりも多い
と、感光剤組成物の滲透が大きくなり、しかもプレコー
ト層が剥離しやすいという欠点を生じる。一方、このラ
テックス樹脂の量が上記範囲よりも少ないときには、シ
リカ粒子の結着が不満足なものとなり、また上記範囲よ
りも多いと、顔料効果及び滲透防止効果とも不満足なも
のとなる傾向がある。
このプレコート相形成用組成物は、固形分濃度が0.1乃
至50重量%、特に0.5乃至30重量%の水性組成物と
して使用されるが、本発明においては、この水性組成物
当り0.01乃至1.0重量%、特に0.05乃至0.5重量%のホウ
砂を含有させる。即ち、ホウ砂の含有量が上記範囲より
も少ないときには、十分に満足すべき粘度低減効果が得
られず、一方上記範囲よりも多いときには、ジアゾニウ
ム塩とカップラーとのプレカップリングによるカブリ等
の欠点を生じ易くなる。
本発明の感光紙において、紙基体の斤量(紙880mm×
1100mmの面積当りの重量(kg))は、広範囲に変化
させ得るが、50kgのように薄手のものから68kgのよ
うな比較的厚手のもの迄、本発明の目的に使用し得る。
この紙基体に、プレコート層を設けるには、前述した組
成物の塗布液を調製し、この塗布液を、固形分としての
塗工量が0.5乃至4.0g/m2、特に1.5乃至2.0g/m2となる
ようにそれ自体公知の手段、例えば塗布ローラー、エア
ナイフコーター、バーコーター、ブレードコーター、リ
バースコーター、キッスコーター、スプレー、浸漬塗り
等のそれ自体公知の手段で塗布する。この塗布組成物に
は、それ自体公知の配合剤、例えば可塑剤、可溶化剤乃
至は分散剤、有機溶剤等の1種または2種以上を含有さ
せることができる。
次いで、このプレコート層の上に、それ自体公知のジア
ゾ感光層組成物を設ける。
このジアゾ感光層中に含有せしめる感光性ジアゾニウム
塩としては、光分解性であり且つジアゾ複写法に使用さ
れるカプラーと通常の現像条件下でカップリング可能な
ジアゾニウム塩であれば何れをも用いることができる。
ジアゾ感光層中に含有せしめる酸安定剤としては、任意
の有機酸或いは無機酸、例えば、スルホサリチル酸、p
−トルエンスルホン酸、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、
スルフアミン酸、マレイン酸、リン酸等が使用される。
二成分系ジアゾ感光剤組成物の場合には、上述した必須
成分に加えて、カプラーを含有せしめる。このようなカ
プラーもそれ自体周知のものであり、前述したジアゾニ
ウム塩とカップリング可能な任意の化合物が使用され
る。
本発明で用いるジアゾ感光剤組成物には、勿論上述した
必須成分に加えて、それ自体公知の配合剤、例えば湿潤
剤、安定助剤、現像促進剤、エクステンダー、分散剤、
色素等を配合することができ、これらの各成分は水等の
溶媒中に溶解乃至分散させて塗布用組成物とする。この
処方の代表例を挙げると次の通りである。
(1)二成分系ジアゾ感光剤組成物 ジアゾニウム塩 0.1乃至 4.0% カプラー 0.1乃至 5.0% 酸安定剤 2 乃至10.0% 現像促進剤 2 乃至10.0% エクステンダー 0 乃至10.0% 分散剤 0 乃至 1.0% 色 素 0 乃至 0.003% 溶 剤 残 量 (2)一成分系ジアゾ感光剤組成物 ジアゾニウム塩 0.1乃至 0.1% 酸安定剤 2.0乃至10.0% 安定助剤 0 乃至10.0% エクステンダー 0 乃至10.0% 色 素 0 乃至 0.003% 溶 剤 残 量 上述した感光剤組成物の塗布量は、基体の種類や現像方
式の違いによっても相違するが、一般的に言って、ジア
ゾニウム塩の塗工量が0.05乃至0.2g/m2、特に0.075乃
至0.15g/m2の範囲となるようなものであればよい。
この感光層の画像露光及び現像はそれ自体公知の手段で
容易に行われ、例えば蛍光灯、低圧水銀灯、高圧水銀灯
等の光源からの光を用いて原稿を介して露光を行い、一
方現像には、アンモニア−水蒸気を用いる乾式現像や、
有機または無機の塩基を用いる半乾式現像や湿式現像を
適用できる。
本発明を次の例で説明する。
(実施例) プレコート層形成用組成物として ・ホウ砂 …………………………………………1.0g ・ポリ酢酸ビニル(モビニール DC;ヘキスト合成社製)…………………20g ・シリカ(SiO2;アエロジール #200;日本アエロジール社製)………30g ・スチレン/アクリル酸共重合 樹脂エマルジョン(ポリエー ス#1601;大成化薬社製)……………………50g 以上の薬品に、全体で1になるように水を加えた。こ
の組成の溶液を超高速攪拌機にて均一に分散乃至溶解し
た後感光紙用原紙(坪量63g/m2)にエアナイフコー
ターにて、塗工量が2.0g/m2になるように、塗工スピー
ド3000m/時で塗布し、乾燥してプレコート層を形
成した。
次いで、プレコート層上にジアゾ感光剤層形成用組成物
として、 4−ジアゾ−2,5ジブトキシ −N−フエニールモルフォンリン クロライド1/2ZnCl2 … 13g 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ 酸−N−β−ヒドロキシエチル アマイド ……………………………… 12g クエン酸 ……………………………… 7g 塩化亜鉛 ……………………………… 1g 米澱粉 ……………………………… 5g ポリ酢酸ビニルエマルジョン (ポリゾール2NS:昭和高分子 化学社製) ……………………………… 5g チオ尿素 ……………………………… 2g ジエチレングリコール …………………… 3g メチレンブルーBコンク ………………0.12g 水を加えて全量を1とした溶液をエアナイフコーター
にて均一に塗布し、乾燥してジアゾ感光紙を得た。
以上のようにして得られたジアゾ感光紙を三田工業
(株)社製コピスターED−800で原稿を重ね露光現
像した結果、ムラのない青色の画像が得られた。
(比較例1) 実施例において、プレコート層形成用組成物からホウ砂
を除く以外は同様にして、ジアゾ感光紙を得た。得られ
たジアゾ感光紙を三田工業(株)社製ED−800で原
稿を重ね露光し、現像した結果、画像部・非画像部とも
濃淡のムラのある画像となった。特にハーフトーン部の
ムラが目立った。
(比較例2) プレコート層形成用組成物を比較例1と同様に、エアナ
イフコーターにて塗工量が2.0g/m2になるように調整
しつつ、塗工スピード1500m/時で塗布し、乾燥し
てプレコート層を形成した。
次いで、プレコート層上に、実施例と同様にジアゾ感光
剤層を成形して、ジアゾ感光紙を得た。得られたジアゾ
感光紙を三田工業(株)社製コピスターED−800
で、原稿を重ね露光し、現像した結果ムラのない画像が
得られた。しかし、プレコート層の塗工スピードは半減
した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のジアゾ感光紙を説明する断面図であ
る。 1……紙気質、2……プレコート層、3……ジアゾ感光
層。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−88406(JP,A) 特開 昭60−153046(JP,A) 特開 昭57−124728(JP,A) 特開 昭62−42151(JP,A) 特公 平2−52635(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙基質の表面に、プレコート層を塗布し、
    次いでプレコート層上にジアゾ感光剤層を塗布すること
    から成るジアゾ感光紙の製法において、プレコート層形
    成用組成物として、シリカ系填剤、結着剤及びホウ砂を
    含有する水性組成物を用いることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】ホウ砂が水性組成物当り0.01乃至1.0重量
    %の量で存在する特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP18100885A 1985-08-20 1985-08-20 ジアゾ感光紙の製法 Expired - Lifetime JPH0642044B2 (ja)

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