JPH0645130A - 接合フェライトの製造方法 - Google Patents

接合フェライトの製造方法

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JPH0645130A
JPH0645130A JP4198846A JP19884692A JPH0645130A JP H0645130 A JPH0645130 A JP H0645130A JP 4198846 A JP4198846 A JP 4198846A JP 19884692 A JP19884692 A JP 19884692A JP H0645130 A JPH0645130 A JP H0645130A
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JP
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ferrite
single crystal
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polycrystalline
ferrite material
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JP4198846A
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Yoichi Abiko
世一 安彦
Yasuo Hayakawa
康男 早川
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合面でのずれを防止するとともに、接合面
における接合強度の向上を図った接合フェライトの製造
方法の提供。 【構成】単結晶及び多結晶フェライト材の両者の接合面
を、突き合わせ固定することによって形成された接合体
を熱間接合処理することによって製造される接合フェラ
イトの製造方法において、前記両フェライト材の接合面
に噛み合わせ自在な凹凸部を形成して接合することを特
徴とする接合フェライトの製造方法。 【効果】 接合フェライトの接合面でのずれの防止、接
合面における接合強度の向上を図ることにより、接合フ
ェライトの生産効率の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR、特に8mmビ
デオ、S−VHS、ED−β、またはビデオフロッピー
の浮動式磁気ヘッド等の素材として用いられる単結晶フ
ェライトと多結晶フェライトからなる接合フェライトの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、VTR映像用の記録、再生用ヘッ
ドの素材として、又はビデオフロッピーの浮動式磁気ヘ
ッド等の素材として、Mn−Zn系単結晶フェライト、
Mn−Zn−Sn単結晶フェライト、Mn−Zn系多結
晶フェライト、Mn−Zn−Sn多結晶フェライト等が
用いられている。
【0003】そして、前記従来の単結晶フェライト及び
多結晶フェライトの場合、飽和磁束密度Bsが小さく、
透磁率μも小さいため、高保磁力の媒体に対応できない
等の難点があった。この点を改善するために、前記単結
晶フェライト及び多結晶フェライトを構成するFe23
の量を増加させて飽和磁束密度Bsを向上させた単結晶
フェライト及び多結晶フェライトが知られているが、F
23の量を増加した単結晶フェライト及び多結晶フェ
ライトの場合、飽和磁束密度Bsは向上させることがで
きるが、高周波領域における透磁率μが大幅に低下して
しまい、S−VHS、ED−β仕様のVTR用磁気ヘッ
ド材料に要求される飽和磁束密度5000Gauss以
上、透磁率μ1MHz900以上、μ5MHz500以上という
磁気特性を得ることが難しいという問題を有していた。
【0004】例えば、上記フェライトを磁気ヘッドコア
に使用した例としては、従来において、図10に示す金
属磁性膜と磁気ギャップとが傾斜しているタイプの磁気
ヘッドが提案されている。すなわち、単結晶フェライト
材からなる一対のハーフコア25の突き合わせ面には、
それぞれ形成すべき磁気ギャップ26に対し傾斜した薄
膜付着溝27が上下関係を逆にして形成されており、こ
の薄膜付着溝27に、スパッタリング、蒸着等の薄膜形
成手段により、センダスト等の金属磁性膜28が付着さ
れている。
【0005】さらに、ハーフコア25の突き合わせ面
で、該コア25の両側には、トラック幅規制溝29が磁
気ギャップ26の中央に対して点対称関係に形成されて
いる。このトラック幅規制溝29は、薄膜付着溝27の
突き合わせ面寄りの一端を切り欠くように配置されてい
る。磁気ギャップ26は、薄膜付着溝27に付着形成さ
れた金属磁性膜28の端面間の空隙に形成されている。
そして、ほぼV字形状をなす金属磁性膜28の空間とト
ラック幅規制溝29の空間には、ガラス等の非磁性酸化
物接合材料(以下、単にガラスという)30が充填さ
れ、一対のハーフコア25が接合固着されている。な
お、一方のハーフコア25にはコイル巻線孔31が形成
されている。ここで、ハーフコア25として、単結晶フ
ェライトを用いる理由は、単結晶フェライトは機械的特
性に優れており、耐摩耗性を有していることから、単結
晶フェライトを用いた磁気ヘッドコアはトラック加工を
高精度に形成し得、長時間の使用にも充分耐え得るもの
となるからである。
【0006】ところが、単結晶フェライトでコアを形成
したフェライト磁気ヘッドでは、単結晶フェライト特有
の雑音を発生する。従って、最近の高品位ビデオテープ
レコーダー用の映像用の磁気ヘッドとしては、S/N比
(信号雑音比)が低いことが問題となってきた。この雑
音発生の原因は、磁性体が単結晶材料からなる場合に
は、磁化に際しての磁区固定要素が極めて少なく磁壁移
動が容易に起こってしまう結果であるといわれている。
【0007】一方、多結晶フェライトをコアとして用い
たものは、磁性体が多結晶材料であることから、結晶粒
界を有しており、これが磁区を固定する要素として働く
ので単結晶フェライトの場合のような雑音発生がなく、
高S/N比を要求される装置にも充分使用可能な磁気ヘ
ッドを形成できる。ところが、前記多結晶フェライトを
コアとしたものは、たとえそれがホットプレス材料及び
熱間静水圧プレス材料のような緻密な組織を持つもので
あっても、接触型磁気ヘッドとして使用した場合に記録
媒体に接触する面において結晶粒界から結晶の一部が脱
落し、比較的短時間で使用不能に陥る。また、ギャップ
近傍における結晶軸がランダムであるために出力特性が
得られない等の欠点を有している。
【0008】そこで、従来、単結晶フェライト層と多結
晶フェライト層からなる2つの領域を有する接合フェラ
イトを構成することで、前記単結晶フェライト層を形成
する単結晶フェライト材からは、その優れた特性である
機械的性質及び耐摩耗性を引き出し、この単結晶フェラ
イト材の欠点である磁区固定要素の強化を、前記多結晶
フェライト層を形成する多結晶フェライト材に担わせ、
また、多結晶フェライト材の特性上の欠点である脱粒に
よる出力特性の低下の問題は、その解決を単結晶フェラ
イト材に委ねることによって、単結晶フェライトと多結
晶フェライトの優れた特性のみを引き出すことを可能に
した接合フェライトが提供されていた。
【0009】そして、上述した単結晶フェライト層及び
多結晶フェライト層の2つの領域を有する接合フェライ
トは、図11に示すような方法によって製造していた。
まず、図11(a)に示すように、同寸法の平板状の単
結晶フェライト材20と多結晶フェライト材21の接合
面20α、21αを鏡面研磨する。そして、前記両者の
接合面20α、21αを接合治具等を用いて、図11
(b)に示すように前記両者の接合面20α、21αを
ずれのないように注意しつつ突き合わせて、固定し直方
体形状の接合体23を形成する。そしてさらに、前記接
合体23を、例えばN2雰囲気中で、例えばホットプレ
スもしくは治具等で加圧しながら、加熱処理を行なうこ
とによって完成した接合フェライト24に、図11
(c)に示すような切削加工等の処理を施すことによっ
て、各種の用途に使用するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような接合フェライトの製造方法においては、単結晶
フェライト材20及び多結晶フェライト材21の接合面
20α、21αを鏡面研磨した後、前記鏡面研磨した接
合面20α、21αに突き合わせ固定する際の補助手段
として、前記両者の接合面20α、21αの突き合わ
せ、接合面20α、21αにずれを生じないように注意
をしながら固定を行なう接合体23を形成する過程にお
いて、正確な位置合わせが困難であり、一旦突き合わせ
固定が完成し接合体23が形成されても、軽い振動等に
よって前記接合体23の接合面αにおいてずれを生じる
ことがあり、前記仮接着時における完全な接合体23形
成の完成効率が良好ではなく、また、前記接合体23に
熱処理を施し完成した接合フェライト24においても接
合面α’の接合強度が良好でないといった問題を有して
いた。
【0011】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たもので、多少の振動等による前記接合面でのずれを生
じることがなく、また、接合面での接合面積を増やすこ
とによって、熱処理加工後の完成した接合フェライトに
おいても、前記接合面部分における接合強度の向上を図
った接合フェライトの製造方法を提供することを目的と
する。
【0012】そしてまた、近年益々研究開発が進んでい
る磁気ヘッド、及びVTRヘッド等の材料として、透磁
率及び高飽和磁束密度の向上を図った接合フェライトの
製造方法の提供を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の接合フ
ェライトの製造方法は、上記課題を解決するために、単
結晶フェライト材と多結晶フェライト材の両者の接合面
を、突き合わせ固定することによって形成された接合体
を熱間接合処理することによって製造される接合フェラ
イトの製造方法において、前記単結晶フェライト材と多
結晶フェライト材の両者の接合面に噛み合わせ自在な凹
凸部を形成して接合することを特徴とするものである。
【0014】請求項2に記載の接合フェライトの製造方
法は、上記課題を解決するために、単結晶フェライト材
と多結晶フェライト材の両者の接合面を、突き合わせ固
定することによって形成された接合体を、熱間静水圧プ
レス法により加圧熱処理し、前記単結晶フェライト材と
多結晶フェライト材相互間に固相反応を誘起する拡散合
成法を適用することにより形成された接合フェライトの
製造方法において、前記単結晶フェライト材と多結晶フ
ェライト材の両者の接合前に、前記両者の接合面を噛み
合わせ自在な凹凸部を形成して接合することを特徴とす
るものである。
【0015】請求項3に記載の接合フェライトの製造方
法は、上記課題を解決するために、請求項1又は請求項
2に記載の接合フェライトの製造方法における前記単結
晶フェライト材と多結晶フェライト材の接合面に形成さ
れる凹凸部の形状を、襞状又はレール状に形成すること
を特徴とするものである。
【0016】請求項4に記載の接合フェライトの製造方
法は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の接合フ
ェライトの製造方法における単結晶フェライトと多結晶
フェライトが、50〜57mol%のFe23に18〜
45mol%のMnO及び5〜25mol%のZnOを
含んでなる単結晶フェライト材と多結晶フェライト材の
少なくともどちらか一方にL23(Lはランタノイド族
元素を示す)の式で示されるランタノイド族元素の酸化
物を0.01〜5.0重量%の割合で含有せしめたこと
を特徴とするものである。
【0017】
【作用】よって、本発明の接合フェライトの製造方法
は、単結晶フェライト材と多結晶フェライト材を突き合
わせ固定する各々の接合面を、噛み合わせ自在な凹凸部
形状に形成することによって、前記両者の接合面を突き
合わせる際には、前記各々の接合面をかみ合わせること
により、その接合治具動作及び前記両者のフェライト材
の位置確定を容易なものとすることができる。そして、
一旦、突き合わせ固定された接合体は、多少の振動等に
よって前記接合面における、ずれやはずれを生じること
がないので前記接合体の歩留まりを向上させることがで
き、この接合体に熱処理を施すことによって完成する接
合フェライトの生産効率を向上させることが可能であ
る。
【0018】そしてまた、本発明方法は、単結晶フェラ
イト材及び多結晶フェライト材の接合面を噛み合わせ自
在な凹凸部形状に形成した後、前記両接合面を突き合わ
せ、固定した後、加熱により固相反応を誘起して、単結
晶フェライト材を多結晶フェライト材側に結晶成長させ
る拡散合成法に適用することができる。
【0019】そしてさらに、本発明方法は上述したよう
に単結晶フェライト材と多結晶フェライト材の接合面に
形成される凹凸部の形状を襞状又はレール状等にし、接
合面での接合面積を大きくすることによって、完成した
接合フェライトの前記接合面部分における接合強度の向
上を図ることができる。
【0020】さらにまた、前記接合フェライトを形成す
る単結晶フェライト材そして多結晶フェライト材に50
〜57mol%のFe23に18〜45mol%のMn
O及び5〜25mol%のZnOを含有せしめ、かつ前
記単結晶フェライト材と多結晶フェライト材の少なくと
もどちらか一方にL23(Lはランタノイド族元素を示
す)の式で示されるランタノイド族元素の酸化物を0.
01〜5.0重量%の割合で添加することによって、前
記接合フェライトの透磁率及び高飽和磁束密度の向上を
図ることが可能である。よって、前記本発明方法により
製造された接合フェライトは、磁気ヘッドやVTRヘッ
ド等の磁気記録装置等における材料として好適である。
【0021】つまり、前記本発明による接合フェライト
の製造方法により製造された接合フェライトを、磁気ヘ
ッド材料等に使用した場合、前記接合フェライトを構成
する単結晶フェライト層で、コアの磁気媒体と接触する
面のごく薄い層を構成することにより、そのトラック幅
加工の精度の向上を図るとともに、ノイズ発生への影響
を低減し、さらに媒体対向面の耐摩耗性の向上を図り、
耐用期間の改善に寄与することができる。そしてさら
に、その他の部分を前記接合フェライトにおける多結晶
フェライト層から構成することによって、磁気ヘッドの
S/N比を大幅に改善することが可能である。
【0022】さらにまた、上記接合フェライトの製造方
法を拡散合成法に適用した本発明方法により製造された
接合フェライトは、これを構成する単結晶フェライト層
の厚さを、前記接合フェライトの製造工程中の固相反応
時の加熱時間及び加熱温度によって調整することが可能
である。よって、この接合フェライトを磁気ヘッド等の
材料等に使用する場合、コアの磁気媒体と接触する面を
構成する前記接合フェライトの単結晶フェライト層の厚
さの調整が可能で、この単結晶フェライト層の厚さを薄
くすれば薄く形成するほど、前述したように、この層の
存在によるノイズの発生への影響を非常に小さくするこ
とが可能である。
【0023】
【実施例】以下に、本発明を適用した実施例1の接合フ
ェライトの製造方法について図面を参照しつつ説明す
る。 (実施例1)まず、本実施例の接合フェライト1の単結
晶フェライト層を形成する材料である単結晶フェライト
材2は、ブリッジマン法などにより製造することができ
る。すなわち、MnO、ZnO及びFe23をそれぞ
れ、例えば28.75mol%、18.50mol%及
び52.75mol%となるように秤量し、これらの総
和に対して、例えば1.3重量%のL23で示されるラ
イタノイド族元素の酸化物を添加することによって前記
単結晶フェライト材2を製造する。前記L23のランタ
ノイド族元素の酸化物としては、La23、Nd23
Sm23、Gd23、Dy23及びEr23の6種類を
用いる。
【0024】なお、前記6種類の単結晶フェライトとL
23を添加していない従来の単結晶フェライトに対し
て、1MHzと5MHzの透磁率μと、飽和磁束密度B
sを測定した結果を表1に示した。また、特にEr23
を添加した単結晶フェライトについては、その添加量に
対する1MHzと5MHzの透磁率μと、飽和磁束密度
Bsを測定した詳細な値を表2に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1より、前記6種類の単結晶フェライト
は、それぞれ透磁率μ1MHz、μ5MHz及び飽和磁束密度B
sの少なくとも1つが、従来の単結晶フェライトに比較
して優れており、磁気ヘッド材料等に有効であることが
判る。そして表2に示すように、特にEr23を添加し
た単結晶フェライトについては、両透磁率及び飽和磁束
密度とも従来例より遥かに優れており、S−VHS、E
D−β仕様のVTR用磁気ヘッド材料としても極めて高
い特性を示すものであると言える。
【0028】また、本実施例1の接合フェライト1の材
料である多結晶フェライト材3の製造方法について説明
する。先ず、Fe23、MnO、ZnO等の粉末を混合
し、900〜1000℃で仮焼し、添加物であるランタ
ノイド族の酸化物を各計量した上で混合する。混合には
ボールミルを使用できる(約10時間程)。よく混合さ
れたところで、バインダーを添加して乾燥させ、造粒す
る。その後、例えば1000〜1300℃で2〜10時
間焼成することによって、前記多結晶フェライト材3を
形成する。
【0029】なお、前記ランタノイド族元素の酸化物と
しては、La23、Ce23、Pr23、Nd23、P
23、Sm23、Eu23、Gd23、Tb23、D
23、Ho23、Er23、Tm23、Yb23、L
23等を用いることができる。
【0030】そして、上記のように製造された単結晶フ
ェライト材2と多結晶フェライト材3を図1(a)に示
すように、同寸法の平板形状に成形し、前記両者を接合
する際の接合面2β、3βとなる部分には、その全面に
それぞれ図2〜図4に示すような断面形状を有する噛み
合わせ可能なレール溝状の凹凸部5・・・、5’・・・
を多数形成する。そして、図1(b)に示すように前記
双方の接合面2β、3βに硝酸又は硫酸等を塗布して突
き合わせ、例えばホットプレスもしくは治具等で固定し
て接合体4を形成する。ここで、前記両フェライト2、
3の接合面2β、3βに形成した噛み合わせ可能な凹凸
部としてレール溝状に形成したが、前記両フェライト
2、3がその接合面2β、3βで噛み合わせ可能であっ
て、かつ前記両接合面2β、3βにおける接合面面積の
増加を図った形状のものであれば他の形状でも良く、図
2〜図4に示した形状に限るものでないことは勿論であ
る。
【0031】次いで、上記のように形成した接合体4を
2雰囲気中にて25kg/cm2以上の圧力で加圧する
とともに、900℃〜1200℃で0.5〜1.5時間
加熱して熱間接合することによって完成した接合フェラ
イト4を図1(c)に示すように切削加工処理等を施す
ことによって各種の用途に使用する。なお、前記熱間接
合処理後に熱間静水圧処理を施し、前記結合フェライト
内の空孔処理を行なうことによって、加工性に優れ、接
合界面での接合強度をさらに向上させた結合フェライト
を提供することも可能である。
【0032】また、上述した接合フェライトの製造に使
用した単結晶フェライト材2及び多結晶フェライト材3
は、前述したものに限定されるものではなく、表3に示
すような組成からなるもの等、50〜57mol%のF
23の中に18〜45mol%のMnO及び5〜25
mol%のZnOを含んでなる単結晶フェライト材と多
結晶フェライト材の少なくとも一方に0.01〜5.0
重量%のランタノイド族元素の酸化物を添加したもので
あれば、上述したような実施例1の接合フェライト1と
同様の性質を有する接合フェライトを形成することがで
きる。
【0033】
【表3】
【0034】以上説明したように、本実施例1の接合フ
ェライト1の製造方法は、単結晶フェライト材2と多結
晶フェライト材3を突き合わせ仮接着する各々の接合面
2β、3βを、噛み合わせ自在な凹凸部形状に形成する
ことによって、前記両者の接合面2β、3βを突き合わ
せ、固定する際には、前記各々の接合面2β、3βをか
み合わせることで、その接合作業を確実なものとするこ
とができるとともに、一旦、固定された接合体4は、多
少の振動等によって前記接合面βにおいて、ずれやはず
れを生じることがないので前記接合体4の歩留まりを向
上させることができ、この接合体4に熱処理を施すこと
によって完成する接合フェライト1の生産効率を向上さ
せることが可能である。
【0035】そしてまた、前記単結晶フェライト材2と
多結晶フェライト材3の接合面2β、3βに形成された
噛み合わせ自在な凹凸部の形状を、襞状又はレール状等
にし、前記接合面2β、3βでの接合面積を大きくする
ことによって、完成した接合フェライト1の接合面β’
における接合強度の向上を図ることができる。
【0036】そして、本実施例1の接合フェライト1に
おける単結晶フェライト層2’及び多結晶フェライト
3’層を形成する前記単結晶フェライト材2及び多結晶
フェライト材3中に含有されるランタノイド族元素の酸
化物を0.01〜5.0重量%に限定した理由は、前記
単結晶フェライト材2及び多結晶多ェライト材3におい
て、所定の磁気特性を得る為である。前記単結晶フェラ
イト材2及び多結晶フェライト材3は、先に説明した表
1及び表2に示すように高透磁率及び高飽和磁束密度を
有するが、前記ランタノイド族元素の酸化物の含有量が
0.01重量%以下であると透磁率μ、飽和磁束密度B
sの向上の効果が現れず、5.0%以上であるとランタ
ノイド族元素のイオン半径が0.861〜1.045Å
と大きいために、Fe(イオン半径0.67Å)を置換
できずに結晶内に析出する現象が発生するために特性が
大幅に低下するためである。
【0037】そこで、上述した本実施例1における接合
フェライトの製造方法によって、以下のような構成から
なる接合フェライト1Aを製造した。 (製造例)本製造例の接合フェライト1Aは、Fe
23;53.6mol%、MnO;27.5mol%、
ZnO;18.9mol%からなるMn−Zn単結晶フ
ェライトにEr23を0.05mol%添加した単結晶
フェライト材2からなる単結晶フェライト層2’と、F
23;53.6mol%、MnO;27.5mol
%、ZnO;18.7mol%からなるMn−Zn多結
晶フェライトにEr23を0.5mol%添加した多結
晶フェライト材3からなる多結晶フェライト層3’から
構成されている。
【0038】そして、上記組成からなる上記製造例の接
合フェライト1Aについても、その透磁率μ及び飽和磁
束密度について測定した結果、従来のフェライト材と比
較して、その透磁率μ及び飽和磁束密度Bsの向上を図
ることができた。また、上記製造例の接合フェライト1
Aについては、単結晶フェライト材2及び多結晶フェラ
イト材3にランタノイド酸化物としてEr23を添加し
たものを使用したが、前記Er23以外のランタノイド
酸化物及び表1に掲げたランタノイド族元素の酸化物以
外を含有する単結晶フェライト材及び多結晶フェライト
材を使用した接合フェライトにおいても上記製造例の接
合フェライト1と同様に、磁気特性を向上させる効果が
得られた。
【0039】以上説明したように、前記本発明における
実施例1の接合フェライトは、この接合フェライトを構
成する単結晶フェライト材2そして多結晶フェライト材
3に、50〜57mol%のFe23に18〜45mo
l%のMnO及び5〜25mol%のZnOを含有せし
め、かつ前記単結晶フェライト材2と多結晶フェライト
材3の少なくともどちらか一方にL23(Lはランタノ
イド族元素を示す)の式で示されるランタノイド族元素
の酸化物を0.01〜5.0重量%の割合で添加するこ
とにより、接合フェライトの透磁率及び高飽和磁束密度
の向上を図ることができる。
【0040】さらに、前記製造例の接合フェライト1A
を用いて、以下に示すような応用例を作製した。 (応用例1)まず、上記製造例による接合フェライト1
Aを使用して作製した磁気ヘッドの断面構造を図5に示
すが、その基本的形状は従来例で説明した磁気ヘッドと
同様のものであり、符号7は単結晶フェライト層、8は
多結晶フェライト層そして9は金属磁性薄膜である。
【0041】そこで、図5に示す磁気ヘッド6におい
て、この磁気ヘッド6の単結晶フェライト層7の厚さ
(図7にdとして示す)を変化させた場合の摺動ノイズ
を測定し、この測定結果を図6に示した。図6に示すよ
うに、前記接合フェライト1’を用いた磁気ヘッド15
の単結晶フェライト層7の厚さdの値と、摺動ノイズの
量はほぼ比例関係にあることがわかる。そして、この場
合dの値が小さいほど摺動ノイズは少なくなるが、この
磁気ヘッドを上述したような高品位ビデオテープレコー
ダに用いるには、摺動ノイズが7dB以下であることが
望ましく、そのためには前記dの値を60μm以下とす
ることが必要である。
【0042】また、図7は、図5に示す構成からなる磁
気ヘッドにおいて、前記磁気ヘッド6を構成する単結晶
フェライト層7の厚さdを変化させた場合、一定の条件
で信号を磁気テープに入力して、再生した時の出力を測
定した測定結果を示すものである。図7に示す結果から
は、dの値の増加とともに出力が増加する傾向が読み取
れる。これは前述したように、ギャップ近傍において多
結晶フェライト層8中の結晶軸の分散の影響が単結晶フ
ェライト層7の存在により軽減されるためであるが、d
の値を減少させることによる劣化の程度は上述した摺動
ノイズの低下量に比較して小さく、改善の効果の方が大
きいことがわかる。
【0043】従って、上記構成からなる応用例1の磁気
ヘッド6は、磁気ヘッドの媒体対向面側を単結晶フェラ
イト、その多の部分を多結晶フェライトで構成し、前記
単結晶フェライト層の厚さを調整することにより、磁気
記録媒体との接触面の機械的特性の向上と、良好な磁気
記録特性の向上を図ったものである。すなわち、単結晶
フェライト層を薄く形成することで、その欠点である摺
動ノイズの発生が抑えられ、高品位ビデオテープレコー
ダなどに用いても充分な程度のS/N比を保持でき、鮮
明な画像がえられる。また、単結晶フェライト層の利点
である高い耐摩耗性によって、磁気ヘッドの寿命を延長
させるとともに、トラック加工の精度を向上させて寸法
の狂いのない磁気ヘッドが提供され、また、多結晶フェ
ライトフェライト層を用いた磁気ヘッドに比較して高い
出力特性を得ることができる。
【0044】(実施例2)また、上述した実施例1によ
る接合フェライトの製造方法の他に、本実施例2におけ
る接合フェライトの製造方法を用いても、上記実施例1
の接合フェライトの製造方法と同様の効果を得ることが
できる。以下に本実施例2の接合フェライトの製造方法
について図面を参照しつつ説明する。
【0045】まず、単結晶フェライト材11及び多結晶
フェライト材12を、上述した実施例1と同様な方法に
よって形成する。本実施例2の場合も前記単結晶フェラ
イト材11そして多結晶フェライト材12の少なくとも
一方にL23(Lはランタノイド族元素を示す)で示さ
れるランタノイド族酸化物を0.01〜5.0重量%の
割合で含有せしめる。
【0046】そして、上記のように製造された単結晶フ
ェライト材11と多結晶フェライト材12を図8(a)
に示すように同寸法の平板形状に成形し、前記両者を接
合する際の接合面11γ、12γとなる部分には、その
全面にそれぞれ実施例1で示した図2〜図4に示すよう
な断面形状を有する、噛み合わせ可能なレール溝状の凹
凸部13・・・、13’・・・を多数形成する。そし
て、前記双方の接合面11γ、12γに硝酸又は硫酸等
を塗布して突き合わせ、例えばホットプレスもしくは治
具等で固定することによって図8(b)に示すような接
合体14を形成する。なお、前記両フェライト11、1
2の接合面11γ、12γに形成した噛み合わせ可能な
凹凸部13・・・、13’・・・の断面形状は、前記両
フェライト11、12をその接合面11γ、12γで噛
み合わせ可能であって、かつ前記両接合面11γ、12
γにおける接合面面積の増加を図った形状のものであれ
ば良く、図2〜図4に示した形状に限るものでないこと
は勿論である。
【0047】続いて、前記接合体14を型材の中に入
れ、N2ガスを流した雰囲気中で接合面に垂直な方向に
加圧する。(温度1250℃、圧力30kg/cm2
処理時間30分)。加圧後、前記接合体14を熱間静水
圧プレス(HIP)法により、温度1320℃において
1000kg/cm2の圧力を3時間加えて加圧熱処理
する。その結果、図8(c)に示すように前記接合体1
4の接合面部分γが相互の固相反応を誘起し、多結晶フ
ェライト12側に単結晶が育成され、単結晶化領域1
2’aが形成される。以上のように本実施例2によって
形成された接合フェライト10は、上記実施例1によっ
て形成された接合フェライト1と異なり単結晶フェライ
ト層11と多結晶フェライト層12の間に単結晶化され
た多結晶フェライト領域12’aを有している。そし
て、このよう構成からなる接合フェライト10は、図8
(d)に示すように切削加工処理され各種用途に使用さ
れる。
【0048】そして、上述した本実施例2の接合フェラ
イト10の製造方法は、固相反応によって形成される単
結晶フェライト層11’の厚さを、上述した熱間静水圧
プレス法における温度と処理時間を調整することにより
制御することが可能であるため、前記接合フェライトを
磁気ヘッドに使用した場合、以下のような効果を奏する
ものである。なお、以下に示す試験に使用した磁気ヘッ
ド15の構成は、図9にその断面構造を示すが、その基
本的形状は従来例で説明した磁気ヘッドと同様のもので
ありハーフコアが単結晶フェライト層17と多結晶フェ
ライト層18及び単結晶化された多結晶領域18’の3
領域から構成されているところが、上述した従来例の磁
気ヘッドと異なるものである。
【0049】本実施例2の接合フェライト10を磁気ヘ
ッド材料として用いた場合、前記応用例1の磁気ヘッド
と同様に、この接合フェライトを構成する単結晶フェラ
イト層で、コアの磁気媒体と接触する面のごく薄い層を
構成することにより、そのトラック幅加工の精度の向上
を図るとともに、ノイズ発生への影響を低減し、さらに
媒体対向面の耐摩耗性の向上を図り耐用期間の改善に寄
与することができる。そしてさらに、その他の部分を前
記接合フェライトにおける多結晶フェライト層から構成
することによって、磁気ヘッドのS/N比を大幅に改善
することが可能である。
【0050】本実施例2が実施例1の方法と異なるとこ
ろは、単結晶フェライト材11と多結晶フェライト材1
2とを接触させ、加熱による固相反応によって単結晶フ
ェライト材11を多結晶側に結晶成長させて単結晶化さ
れた多結晶フェライの領域12’aを形成するところで
ある。そして、上記のような構成からなる本実施例2の
方法によって製造された接合フェライト10は、これを
製造する際の単結晶フェライト11と多結晶フェライト
12を突き合わせ固定した後の、加熱による固相反応時
に、その加熱時間と反応時間を調整することによって、
前記単結晶フェライト層11’の厚さを調整することが
可能である。
【0051】つまり、上述した実施例1の方法によって
製造された接合フェライト1では、これを磁気ヘッドに
使用する際に、その磁気特性を左右する単結晶フェライ
ト層2’の厚さ調整を別工程で加工する必要があった
が、本実施例2の方法によって製造される接合フェライ
ト10においては、その製造工程時の固相反応誘起時
に、その加熱温度及び加熱時間を調整することによっ
て、前記接合フェライト10の単結晶フェライト層1
1’の厚さの調整を行なうことができる。よって、本実
施例2の方法によって製造される接合フェライトを磁気
ヘッド材料に使用する場合は磁気記録特性の向上を容易
な手段で改善することができる。
【0052】またさらに、実施例1の方法で製造された
接合フェライト1と同様に本実施例2の接合フェライト
10を製造する際にも、単結晶フェライト材11そして
多結晶フェライト材12の少なくともどちらか一方にL
23(Lはランタノイド族元素を示す)で示されるラン
タノイド族酸化物を含有させることによって、透磁率及
び高飽和磁束密度の向上を図ることができる。
【0053】
【発明の効果】従って、本発明の接合フェライトの製造
方法は、単結晶フェライト材と多結晶フェライト材を突
き合わせ固定する各々の接合面を、噛み合わせ自在な凹
凸部形状に形成することによって、前記両者の接合面を
突き合わせする際には、前記各々の接合面をかみ合わせ
ることにより、その接合治具動作及び前記両者のフェラ
イト材の位置確定を容易なものとすることができる。そ
して、一旦、突き合わせ固定された接合体は、多少の振
動等によって前記接合面における、ずれやはずれを生じ
ることがないので前記接合体の歩留まりを向上させるこ
とができ、この接合体に熱処理を施すことによって完成
する接合フェライトの生産効率を向上させることが可能
である。
【0054】そしてまた、本発明方法は、単結晶フェラ
イト材及び多結晶フェライト材の接合面を噛み合わせ自
在な凹凸部形状に形成した後、前記両接合面を突き合わ
せ、固定した後、加熱により固相反応を誘起して、単結
晶フェライト材を多結晶フェライト材側に結晶成長させ
る拡散合成法を適用することができる。
【0055】従って、本発明方法は、上述したように単
結晶フェライト材と多結晶フェライト材の接合面に形成
される凹凸部の形状を襞状又はレール状等にし、接合面
での接合面積を大きくすることによって、完成した接合
フェライトの前記接合面部分における接合強度の向上を
図ることができる。
【0056】そしてさらに、前記接合フェライトを形成
する単結晶フェライト材そして多結晶フェライト材に5
0〜57mol%のFe23に18〜45mol%のM
nO及び5〜25mol%のZnOを含有せしめ、かつ
前記単結晶フェライト材と多結晶フェライト材の少なく
ともどちらか一方にL23(Lはランタノイド族元素を
示す)の式で示されるランタノイド族元素の酸化物を
0.01〜5.0重量%の割合で添加することによっ
て、前記接合フェライトの透磁率及び高飽和磁束密度の
向上を図ることが可能である。よって、前記本発明方法
により製造された接合フェライトは、磁気ヘッドやVT
Rヘッド等の磁気記録装置等における材料として好適で
ある。
【0057】つまり、前記本発明による接合フェライト
の製造方法により製造された接合フェライトを、磁気ヘ
ッド材料等に使用した場合、前記接合フェライトを構成
する単結晶フェライト層で、コアの磁気媒体と接触する
面のごく薄い層を構成することにより、そのトラック幅
加工の精度の向上を図るとともに、ノイズ発生への影響
を低減し、さらに媒体対向面の耐摩耗性の向上を図り、
耐用期間の改善に寄与することができる。そしてさら
に、その他の部分を前記接合フェライトにおける多結晶
フェライト層から構成することによって、磁気ヘッドの
S/N比を大幅に改善することが可能である。
【0058】さらにまた、上記接合フェライトの製造方
法を拡散合成法に適用した本発明方法により製造された
接合フェライトは、これを構成する単結晶フェライト層
の厚さを、前記接合フェライトの製造工程中の固相反応
時の加熱時間及び加熱温度によって調整することが可能
である。よって、この接合フェライトを磁気ヘッド等の
材料等に使用する場合、コアの磁気媒体と接触する面を
構成する前記接合フェライトの単結晶フェライト層の厚
さの調整が可能で、この単結晶フェライト層の厚さを薄
くすれば薄く形成するほど、前述したように、この層の
存在によるノイズの発生への影響を非常に小さくするこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施例1の接合フェライトの製造方
法を説明する図である。
【図2】図2は、本実施例1において単結晶フェライト
材と多結晶フェライト材の接合面を突き合わせ固定する
際の前記両者の接合状態における、噛み合わせ断面形状
を示す図である。
【図3】図3は、本実施例において単結晶フェライト材
と多結晶フェライト材の接合面を突き合わせ固定する際
の前記両者の接合状態における、噛み合わせ断面形状の
一例を示す図である。
【図4】図4は、本実施例において単結晶フェライト材
と多結晶フェライト材の接合面を突き合わせ固定する際
の前記両者の接合状態における、噛み合わせ断面形状の
一例を示す図である。
【図5】図5は、本実施例1の方法によって製造された
製造例の接合フェライトを用いて製作された磁気ヘッド
の断面を示す図である。
【図6】図6は、図5に示す磁気ヘッドを用いて、前記
磁気ヘッドの単結晶フェライト層の厚さを様々に変化さ
せた時の摺動ノイズの変化を示す図である。
【図7】図7は、図5に示す磁気ヘッドを用いて、前記
磁気ヘッドの単結晶フェライト層の厚さを様々に変化さ
せた時の再生出力特性を示す図である。
【図8】図8は、本実施例2の接合フェライトを製造す
る方法を説明するための図である。
【図9】図9は、本実施例2の方法によって製造された
接合フェライトを用いて製作された磁気ヘッドの断面を
示す図である。
【図10】図10は、従来の方法によって製造された接
合フェライトを使用して製作した磁気ヘッドを示す斜視
図である。
【図11】図11は、従来の接合フェライトを製造する
方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 接合フェライト 2 単結晶フェライト材 2’単結晶フェライト層 2β 接合面 3 多結晶フェライト材 3’単結晶フェライト層 3β 接合面 β 接合面 4 接合体 7 単結晶フェライト層 8 多結晶フェライト層 10 接合フェライト 11 単結晶フェライト材 11’単結晶フェライト層 11γ 接合面 γ 接合面 12 多結晶フェライト材 12’多結晶フェライト層 12γ 接合面 14 接合体 17 単結晶フェライト層 18 多結晶フェライト層 18’単結晶化された多結晶フェライト層 20 単結晶フェライト材 20’単結晶フェライト層 20α 接合面 21 多結晶フェライト材 21’多結晶フェライト層 21α 接合面 23 接合体 24 接合フェライト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶フェライト材と多結晶フェライト
    材の両者の接合面を、突き合わせ固定することによって
    形成された接合体を熱間接合処理することによって製造
    される接合フェライトの製造方法において、前記単結晶
    フェライト材と多結晶フェライト材の両者の接合面に噛
    み合わせ自在な凹凸部を形成して接合することを特徴と
    する接合フェライトの製造方法。
  2. 【請求項2】 単結晶フェライト材と多結晶フェライト
    材の両者の接合面を、突き合わせ固定することによって
    形成された接合体を、熱間静水圧プレス法により加圧熱
    処理し、前記単結晶フェライト材と多結晶フェライト材
    相互間に固相反応を誘起する拡散合成法を適用すること
    により形成された接合フェライトの製造方法において、
    前記単結晶フェライト材と多結晶フェライト材の両者の
    接合前に、前記両者の接合面を噛み合わせ自在な凹凸部
    を形成して接合することを特徴とする接合フェライトの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記単結晶フェライト材と多結晶フェラ
    イト材の接合面に形成される凹凸部の形状を、襞状又は
    レール状に形成することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の接合フェライトの製造方法。
  4. 【請求項4】 50〜57mol%のFe23に18〜
    45mol%のMnO及び5〜25mol%のZnOを
    含んでなる単結晶フェライト材と多結晶フェライト材の
    少なくともどちらか一方にL23(Lはランタノイド族
    元素を示す)の式で示されるランタノイド族元素の酸化
    物を0.01〜5.0重量%の割合で含有せしめたこと
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    接合フェライトの製造方法。
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