JPH0646860B2 - 回転電機用コイル及びその製造方法 - Google Patents

回転電機用コイル及びその製造方法

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JPH0646860B2
JPH0646860B2 JP63064073A JP6407388A JPH0646860B2 JP H0646860 B2 JPH0646860 B2 JP H0646860B2 JP 63064073 A JP63064073 A JP 63064073A JP 6407388 A JP6407388 A JP 6407388A JP H0646860 B2 JPH0646860 B2 JP H0646860B2
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coil
insulating tape
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head
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博 鈴木
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神鋼電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、絶縁テープを巻回してターン間絶縁を施した
電線を型巻きし、さらにこれを亀甲形に曲げ成形した回
転電機用コイル及びその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第1図ないし第3図、並びに第10図ないし第15図を
参照にして、従来の回転電機用コイルとその製造方法に
ついて説明する。
第1図において、電線繰出し装置Aのドラム2には、絶
縁電線或いは裸電線から成る電線4が巻回されている。
整列装置Bは、上下方向に配置された一対の整列用ロー
ラ(或いは図示しない上下左右に配置された二対の整列
用ローラ)6から成り、電線繰出し装置Aのドラム2か
ら繰出された二本の電線4を水平方向に(或いは図示し
ない複数本の電線を上下方向或いは水平、上下各方向
に)沿って整列させるための装置である。
テーピング装置Dは、第1図及び第3図に示される具体
例では、水平方向に沿って整列された二本の電線4を中
心にしてテーピングヘッド8が垂直面内において回転す
る構成となっており、このテーピングヘッド8の回転に
よって整列された二本の電線4の外周に絶縁テープ10
が巻回され、これにより二本の電線4が束ねられてター
ン間絶縁が施される。
巻線機Eは、台形状の巻型12が矢印P方向に回転し
て、テーピング装置Dによって絶縁テープ10が巻回さ
れた電線4を巻型12に多層にして巻取る装置である。
巻線機Eの巻型12が台形状になっているので、巻型1
2が一定回転速度で回転して絶縁テープ10が巻回され
た電線4を巻取る場合、テーピング装置Dの部分を走行
する電線4の速度Vは、巻型12の回転位置によって
刻々変化する。
巻型12の回転位置によって変化する電線4の走行速度
を速度検出器Fによって検出し、この速度検出器F
によって検出された電線4の走行速度Vに対応して、
テーピング装置Dのテーピングヘッド8の回転速度V
が変化するように構成されている。具体的には、電線4
の走行速度Vと、テーピングヘッド8の回転速度V
との比が常時一定となるように、テーピングヘッド8の
回転速度Vは、電線4の走行速度Vに対応して変化
する。
そして、電線4の走行速度Vと、テーピングヘッド8
の回転速度Vとの比は、第13図に示されるように、
電線4の全ての部分において該電線4に巻回される絶縁
テープ10が二層となるような大きさになっている。
巻型12によって、電線4を多層に型巻きしたコイル
C′を亀甲形に曲げ成形すると、第11図に示されるよ
うな目的とするコイルCとなる。
ここで、第11図でG′,H′で示されるコイルCの部
分をそれぞれ頭部、及びコーナー部と呼ぶことにする。
第10図に示される亀甲形に曲げ成形する前の型巻きさ
れたコイルC′における亀甲形のコイルCの頭部G′及
びコーナー部H′に相当する部分にも同一符号を付して
ある。なお、第10図及び第11図において、14は、
コイルのリード部であり、第12図において、16は、
型巻きされたコイルC′を巻型12から取外した場合
に、コイルC′の型くずれを防止するためにその外周に
巻回されているテープを示す。
コイルCを構成する電線4に巻回されている絶縁テープ
10は、重ね合せ幅がテープ幅の半分となっていて、全
ての部分において二層となるようないわゆる半重ね巻き
となっている。
このため、第14図及び第15図に示されるように、コ
イルCの頭部G′、及びコーナー部H′においては、重
ね合せになっていた外側の部分の絶縁テープ10がずれ
ることによって口が開いて薄くなり(絶縁テープ10の
口が開いた部分を10bで示す)、正規の絶縁厚さを確
保することができなくなったり、或いは縦横比の大きな
電線4においてはその部分の絶縁テープ10に亀裂が生
じたりして、ターン間及び対地間の双方の絶縁耐力が低
下してしまう。これを防止するために、絶縁テープ10
の口が開いた部分、或いは亀裂が生じた部分をフィルム
などにより補修していた。
上記したような絶縁テープ10の口の開き、或いは亀裂
の発生を防止するために、コイルCを構成する電線4
に、開き代を見込んだ分だけ半重ね巻きよりも余分に絶
縁テープ10を重ね合せて巻回する方法が考えられる
が、このようにすると、コイルCの全周にわたって開き
代だけ余分に絶縁テープ10が巻回されることになっ
て、絶縁テープ10の厚さが厚くなり、回転電機の小型
化に支障を来たすと同時に、絶縁テープ10の無駄が生
ずる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記したような従来の回転電機用コイルの製
造上生じていた不具合に鑑み、コイルの全周にわたって
開き代だけ余分に絶縁テープを重ね合せて巻回すること
なく、コイルを亀甲形に曲げ成形する際に、その頭部及
びコーナー部の外側の部分がずれても、十分なターン間
及び対地間の絶縁耐力を確保できるようにし、併せて回
転電機の小型化を図ることを課題としてなされたもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するために本発明の採用した手段は、半
重ね巻きで絶縁テープを連続して巻回してターン間絶縁
を施した電線を巻型に巻取った後に、曲げ加工によって
亀甲形に成形する回転電機用コイルの製造方法におい
て、電線に絶縁テープを巻回するに際し、電線における
亀甲形のコイルの回転電機鉄心スロットに挿入される直
線部分を除く部分であって、少なくともコーナー部及び
頭部となる部分に絶縁テープの開き代を見込んだ三層の
重ね合せ部が形成されるようにして該絶縁テープを巻回
することである。
〔実施例〕
上記した「従来の技術」の項目で説明した部分と同一部
分には、同一符号を付すると共に、「従来の技術」の項
目で説明した部分と技術的に共通する部分の重複説明を
避け、本発明の特徴的部分についてのみ、第1図ないし
第9図を参照にして詳細に説明する。
本発明においては、亀甲形のコイルCを構成する電線4
に絶縁テープ10を巻回するに当たって、この電線4に
おける亀甲形のコイルCの頭部G及びコーナー部Hとな
る部分のみに、第6図及び第7図に示されるように、絶
縁テープ10の開き代を見込んだ三層の重ね合せ部10
aが生ずるようにして絶縁テープ10を巻回し、その他
の部分は半重ね巻きにして絶縁テープ10を巻回する。
このようにして、電線4に絶縁テープ10を巻回するに
当たって、特定の部分に三層の重ね合せ部10aが断続
的に生ずるようにするには、電線4の走行速度Vと、
テーピングヘッド8の回転速度Vとの比を部分的に変
更しなければならない。
即ち、三層の重ね合せ部10aが生ずるようにして絶縁
テープ10を電線4に巻回するには、電線4の走行速度
と、テーピングヘッド8の回転速度Vとの比を半
重ね巻きの部分に比較して小さく(電線4の走行速度V
に対するテーピングヘッド8の相対的な回転速度V
を大きく)すればよく、また、電線4の走行速度V
対するテーピングヘッド8の相対的な回転速度Vの増
大量に比例して重ね合せ部10aの幅wが広くなる。
この重ね合せ部10aの幅wは、亀甲形のコイルCの曲
げ部分の外側に生ずる絶縁テープ10の開き代に対応さ
せればよい。なお、第6図及び第7図においてWは、絶
縁テープ10の幅を示す。
ところで、巻型12に巻取られる電線4における亀甲形
のコイルCの頭部G、及びコーナー部Hとなる部分を何
らかの手段によって検出し、電線4のこの部分がテーピ
ング装置Dを通過する際に、電線4の走行速度Vに対
するテーピングヘッド8の相対的な回転速度Vを大き
くして三層の重ね合せ部10aが生ずるように絶縁テー
プ10を巻回すると共に、電線4における亀甲形のコイ
ルCの頭部G及びコーナー部Hとなる部分以外の部分に
おいては、電線4の走行速度Vに対するテーピングヘ
ッド8の相対的な回転速度Vを元に戻して、絶縁テー
プ10を半重ね巻きにして電線4に巻回する必要があ
る。
巻型12に巻取られる電線4における亀甲形のコイルC
の頭部G、及びコーナー部Hとなる部分を検出する具体
的方法として、巻型12の回転位置を検出する方法、テ
ーピングヘッド8の累積回転数を検出する方法(テーピ
ングヘッド8の累積回転数の検出によってテーピング装
置Dの部分を通過した電線4の長さを検出することが可
能となる)などが考えられる。いずれの方法において
も、巻型12の回転開始位置、及び巻型12の回転開始
位置の部分とテーピング装置Dとの間の電線4の長さを
併せて制御することが不可欠となる。
このようにして、電線4に絶縁テープ10を巻回する
と、亀甲形のコイルCの頭部G及びコーナー部Hとなる
部分のみに、三層の重ね合せ部10aが生ずるようにし
て絶縁テープ10が巻回され、他の部分には絶縁テープ
10が半重ね巻きとなって巻回されるので、第8図及び
第9図に示されるように、型巻きされたコイルC′を曲
げ成形して亀甲形のコイルCにした場合に、頭部G及び
コーナー部Hの外側の部分の絶縁テープ10がずれる
が、なお少なくとも二層となっている。
よって、亀甲形のコイルCの曲げ部分においても絶縁テ
ープ10の絶縁厚さが薄くなることはなく、亀甲形のコ
イルCの全周にわたって必要な絶縁厚さを確保すること
が可能となって、部分的にターン間及び対地間の絶縁耐
力が低下するのを防止することができ、電気特性の安定
したコイルCとなる。
また、第5図に示される亀甲形に曲げ成形したコイルC
の直線状の部分(中間に頭部Gを含まない隣接するコー
ナー部Hの間の部分)Lは、回転電機を構成している鉄
心のスロットに挿入されるのであるが、この部分の電線
に巻回されている絶縁テープは、全長にわたって半重ね
巻きとなっていて絶縁厚さは厚くなっていないので、従
来の幅を有するスロットに支障なく挿入することができ
る。
なお、三層の重ね合せ部10aを有して絶縁テープ10
を巻回する部分を、上記実施例のように亀甲形のコイル
Cの頭部G及びコーナー部Hのみとせずに、中間に頭部
Gを含む隣接するコーナー部Hの間としてもよい。
亀甲形のコイルCの頭部G及びコーナー部Hは、いずれ
も回転電機の鉄心から露出しており、中間に頭部Gを含
む隣接するコーナー部Hの間に、三層の重ね合せ部10
aが生ずるようにして絶縁テープ10を連続して巻回し
ても、鉄心のスロットへの挿入に全く支障がないと共
に、このようにすると、電線4の1ターンの間における
テーピングヘッド8の相対的な回転速度の変更回数が半
減して、部分的に三層の重ね合せ部10aが生ずるよう
にして絶縁テープ10を巻回する場合のテーピングヘッ
ド8の回転速度の制御が簡単となる。
〔発明の効果〕
本発明は、型巻きしたコイルを曲げ成形して亀甲形のコ
イルにする場合に、亀甲形のコイルの頭部及びコーナー
部の外側の部分においては、電線に巻回されている絶縁
テープがずれるが、亀甲形のコイルを構成する電線に絶
縁テープを巻回するに当たって、この電線における亀甲
形のコイルのコーナー部、及び頭部となる部分のみに、
或いは中間に頭部が含まれる隣接するコーナー部の間と
なる部分のみに、絶縁テープの開き代を見込んだ三層の
重ね合せ部が生ずるようにして絶縁テープを巻回してあ
るので、電線に巻回されている絶縁テープがずれても、
亀甲形のコイルの頭部及びコーナー部の全域にわたって
絶縁テープが少なくとも二層となっている。
このため、亀甲形のコイルの全周にわたって必要な絶縁
厚さを確保することが可能となって、部分的にターン間
及び対地間の双方の絶縁耐力が低下するのを防止するこ
とができ、電気特性の安定したコイルを得ることができ
る。
また、コイルの全周にわたって開き代だけ余分に絶縁テ
ープを重ね合せて巻回するのではなく、電線における亀
甲形のコイルの回転電機鉄心スロットに挿入される直線
部分を除く部分であって、少なくともコーナー部及び頭
部となる部分に絶縁テープの開き代を見込んだ三層の重
ね合せ部が形成されるようにして該絶縁テープを巻回す
るので、コイルの直線部は、その全域において絶縁テー
プが半重ね巻き(二層状態)となっていて、この絶縁テ
ープが厚くはならない。
よって、鉄心が小型化され、ひいては回転電機の小型化
も併せて図られると同時に、絶縁テープの三層部が残っ
ていて、その厚さが厚くなっているコイルのコーナー部
及び頭部は、回転電機の鉄心から露出しているため、従
来幅の鉄心のスロットにコイルを支障なく挿入できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は、本発明に係わる回転電機用コイ
ル及びその製造方法を説明するための図であって、第1
図は、電線4に絶縁テープ10を巻回して巻型12に巻
取る装置の概略側面図、第2図は、第1図のX−X線拡
大断面図、第3図は、テーピング装置Dの拡大正面図、
第4図は、型巻きしたコイルC′の正面図、第5図は、
型巻きしたコイルC′を曲げ成形した亀甲形のコイルC
の斜視図、第6図は、三層の重ね合せ部10aが生ずる
ようにして絶縁テープ10が巻回された電線4の斜視
図、第7図は、同じく部分断面図、第8図及び第9図
は、それぞれ曲げ部分の外側において絶縁テープ10が
ずれても口が開くことのない状態を説明するための亀甲
形のコイルCの頭部G及びコーナー部Hの斜視図であ
る。 第10図ないし第15図は、従来の回転電機用コイル及
びその製造方法を説明するための図であって、第10図
は、型巻きしたコイルC′の正面図、第11図は、亀甲
形のコイルCの斜視図、第12図は、第10図のY−Y
線拡大断面図、第13図は、絶縁テープ10を巻回した
電線4の部分拡大断面図、第14図及び第15図は、そ
れぞれ曲げ部分の外側において絶縁テープ10がずれて
口の開いた状態を説明するための亀甲形のコイルCの頭
部G′及びコーナー部H′の斜視図である。 〔主要部分の符号の説明〕 A:電線繰出し装置、B:整列装置 C:亀甲形のコイル、C′:型巻きしたコイル D:テーピング装置、E:巻線機 F:速度検出器 G:亀甲形のコイルの頭部 H:亀甲形のコイルのコーナー部 W:絶縁テープの幅 w:絶縁テープの三層の重ね合せ部の幅 2:ドラム、4:電線 6:整列用ローラ、8:テーピングヘッド 10:絶縁テープ 10a:絶縁テープの三層の重ね合せ部 12:巻型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半重ね巻きで絶縁テープを連続して巻回し
    てターン間絶縁を施した電線を型巻きしてコイルを形成
    して、該コイルを亀甲形に曲げ成形した回転電機用コイ
    ルにおいて、電線における亀甲形のコイルの回転電機鉄
    心スロットに挿入される直線部分を除く部分であって、
    少なくともコーナー部及び頭部となる部分に絶縁テープ
    の開き代を見込んだ三層の重ね合せ部が形成されるよう
    にして該絶縁テープを巻回することにより、亀甲形に曲
    げ成形されたコイルのコーナー部及び頭部の全域にわた
    って絶縁テープが少なくとも二層をなしていることを特
    徴とする回転電機用コイル。
  2. 【請求項2】半重ね巻きで絶縁テープを連続して巻回し
    てターン間絶縁を施した電線を巻型に巻取った後に、曲
    げ加工によって亀甲形に成形する回転電機用コイルの製
    造方法において、電線に絶縁テープを巻回するに際し、
    電線における亀甲形のコイルの回転電機鉄心スロットに
    挿入される直線部分を除く部分であって、少なくともコ
    ーナー部及び頭部となる部分に絶縁テープの開き代を見
    込んだ三層の重ね合せ部が形成されるようにして該絶縁
    テープを巻回することを特徴とする回転電機用コイルの
    製造方法。
JP63064073A 1988-03-17 1988-03-17 回転電機用コイル及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0646860B2 (ja)

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JPH01238447A JPH01238447A (ja) 1989-09-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08243933A (ja) * 1995-03-08 1996-09-24 Masao Nishiki ホイル型ブラシ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58175959A (ja) * 1982-04-09 1983-10-15 Toshiba Corp 亀甲形絶縁線輪の製造方法
JPS62114453A (ja) * 1985-11-11 1987-05-26 Toshiba Corp 電気絶縁線輪の製造方法

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JPH08243933A (ja) * 1995-03-08 1996-09-24 Masao Nishiki ホイル型ブラシ

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