JPH0647351B2 - 車両用磁粉式電磁クラツチの制御装置 - Google Patents

車両用磁粉式電磁クラツチの制御装置

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JPH0647351B2
JPH0647351B2 JP60164273A JP16427385A JPH0647351B2 JP H0647351 B2 JPH0647351 B2 JP H0647351B2 JP 60164273 A JP60164273 A JP 60164273A JP 16427385 A JP16427385 A JP 16427385A JP H0647351 B2 JPH0647351 B2 JP H0647351B2
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engine
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両の内燃機関と無段変速機との間に位置す
る磁粉式電磁クラッチの制御装置に関する。
[従来技術] 近年、車両の低燃料消費効率化の要求が高まり、該目的
を達成する方法として内燃機関を低速回転高出力トルク
領域にて運転する方法が考えられている。しかし、該低
速回転高出力トルク領域にて内燃機関は出力トルクの変
動が大きいため、運動性が悪化する問題があった。そこ
で該問題を解決する方法として、内燃機関の出力トルク
の変動を吸収する装置を付加する方法が考えられ、その
装置として電気的に制御が容易な磁粉式電磁クラッチの
すべりを利用してトルク変動を吸収する装置が採用され
ている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の出力トルクの変動を磁粉式電磁クラッチのすべり
にて吸収する方法は、例えば磁粉式電磁クラッチの出力
軸の回転変動周波数と内燃機関爆発周波数との差を、出
力トルク変動の低減効果と伝達損失量との関係が最適に
平衡する値に、一定に保つ制御方法である。該一定に保
つ制御方法は、磁粉式電磁クラッチの励磁電流を調整し
てすべり量を制御して行なう。該すべり量を制御する方
法を用いると該磁粉式電磁クラッチの入力軸に入力され
るトルク変動量に対してすべり量が一義的に定まり、該
入力トルク変動量が大きくなるほどすべり量が大となり
発熱量が増大することになる。
該制御方法にて発熱量を左右するトルク変動量は、機関
の気筒数、圧縮比、ガソリン機関、又はディーゼル機関
かにより大きく異なり、特にディーゼル機関の場合はト
ルク変動量が大きい傾向にある。従ってトルク変動量が
大きい場合はクラッチの発熱が重大な問題となってく
る。更に、クラッチの発熱を起因とする温度状況は、発
熱条件だけでなく放熱条件(例えば、クラッチハウジン
グの放熱特性、ハウジング回りの風通し等)によっても
大きく左右されるので、放熱条件が変化した場合に温度
状況を所定温度状況に制御できない問題があった。
そこで本発明は、磁粉式電磁クラッチを用いて内燃機関
の出力トルクを吸収する制御において、内燃機関気筒
数、圧縮比、燃夜気方式等が異なることでトルク変動量
が異なる任意の機関に対して、又はクラッチハウジング
回りの風通し、冷却効率が異なる任意の車両に対して温
度状況を所定温度状況範囲内に納めて、該温度が所定温
度状況範囲外になることでのクラッチ特性劣化を防止
し、長寿命化、安定化を図ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため本発明は第1図に示すごとく
内燃機関M1の回転速度を検出する機関回転速度検出部
M2と、無段変速機M3の入力回転速度NINを検出する
入力回転速度検出部M4とを有するとともに、上記両検
出部の検出値に基づいて磁粉式電磁クラッチM5の励磁
部M6を制御して上記磁粉式電磁クラッチM5のすべり
を制御する電磁クラッチ制御手段M7と、 上記内燃機関M1のスロットル開度を検出するスロット
ル開度検出部M8と、無段変速機M3の出力回転速度N
OUT を検出する出力回転速度検出部M9とを有し上記両
検出部の検出値に基づいて目標機関回転速度を設定する
とともに、無段変速機M3のNOUT /NINを調節する制
御部M10を制御して、前記機関回転速度検出部M2か
ら求められる機関回転速度と上記目標機関回転速度とを
一致させる無段変速機制御手段M11と、 を備えた車両用磁粉式電磁クラッチの制御装置におい
て、 更に、磁粉式電磁クラッチM5の温度を検出する磁粉式
電磁クラッチの温度検出手段M12と、 上記磁粉式電磁クラッチM5の温度検出手段M12の検
出値が所定温度以上の場合上記目標機関回転速度を上昇
補正する目標機関回転速度変更手段M13と、 を備えたことを特徴とする車両用磁粉式電磁クラッチの
制御装置を要旨とする構成を採る。
上記の構成における内燃機関M1の機関回転速度検出部
M2と無段変速機M3の入力回転速度検出部M4とは、
例えば機関回転速度検出部M2の検出値を用いて機関爆
発周波数を求め、入力回転速度検出部M4の検出値を用
いて無段変速機M3の入力軸の回転変動周波数を求める
用途に用いる。
上記の電磁クラッチ制御手段M7は例えば上記機関爆発
周波数と上記回転変動周波数との差を求め、該差が所定
値一定になるように磁粉式電磁クラッチM5の励磁部M
6へ流す電流を制御する手段である。
上記内燃機関M1のスロットル開度検出部M8と上記無
段変速機M3の出力回転速度検出部M9とは、例えば該
スロットル開度検出部M8にて検出されるスロットル開
度と、出力回転速度検出部M9にて検出される車速と、
を求める用途に用いられる。
上記無段変速機制御手段M11は例えば上記スロットル
開度と、上記車速と、の値に応じて目標機関回転速度を
マップ等を用いて設定し、内燃機関M1の回転速度が該
目標機関回転速度になるように無段変速機M3の速度比
NOUT /NINを制御部M10を調整して行なう手段であ
る。
上記磁粉式電磁クラッチM5の温度検出手段M12は、
温度つまり磁粉式電磁クラッチM5の温度を検出する手
段であり例えば磁粉式電磁クラッチのクラッチハウジン
グ温度、クラッチハウジング内雰囲気温度、又はクラッ
チ本体温度を検出する手段である。該温度検出センサと
してはサーモライト等のアナログセンサ、又はサーマル
リードスイッチ等のディジタルセンサが用いられる。
上記目標機関回転速度変更手段M13は、上記温度検出
手段M12の検出値が所定温度以上になった場合に、上
記目標機関回転速度を上昇補正する手段である。上記の
所定温度は低速定常走行時にクラッチが劣化しない程度
の温度を実験から又は計算から設定すればよく例えば所
定の一定温度値、クラッチの構造を起因とする実験値又
は計算値から得られる耐久性の関数から求められる温度
値、クラッチの発熱量を考慮した温度値、クラッチの放
熱量を考慮した温度値、又はクラッチの耐久性と発熱量
と放熱量とを考慮した温度値に設定される。
上記目的機関回転速度の上昇補正は、例えば一定量とし
てもよいし、該内燃機関の機関回転速度Neとトルク変
動量 とからなるトルク変動曲線(一例を第2図に示す)から
現状のトルク変動量を一定値まで落とすのに又は一定割
合若しくは一定量に減ずるに必要な増加回転速度を得て
もよいし、更に上記所定温度、現状の温度、クラッチの
耐久性、クラッチの放熱特性等を用いて上記トルク変動
曲線から求めた増加回転速度を補正しても良い。
[作用] 上記の構成を有する本発明を用いて 機関回転速度検出部M2と、入力回転速度検出部M4
と、の両検出値に基づいて磁粉式電磁クラッチM5のす
べりを制御する電磁クラッチ制御手段M7と、 スロットル開度検出部M8と、出力回転速度検出部M9
と、の両検出値に基づいて無段変速機の速度比NOUT /
NINを目標機関回転速度に内燃機関M1の回転速度がな
るよう制御する無段変速機制御手段M11と、 を備える車両用磁粉式電磁クラッチの制御装置を、 磁粉式電磁クラッチM5の温度が所定温度以上になった
場合に、上記無段変速機制御手段M11が設定する目標
機関回転速度を上昇補正している。
該目標機関回転速度の上昇補正にて、上記無段変速機制
御手段M11が上記無段変速機M3の速度比NOUT /N
INを内燃機関M1の温度の上昇の原因となる出力トルク
の変動が低下となる回転速度が上昇する方向へ制御す
る。
[実施例] 本発明の第1実施例を前記第2図および第3図ないし第
8図を用いて説明する。
第3図の構成図は車両用の無段変速装置および磁粉式電
磁クラッチの構成を示し、1はエンジン、2は無段変速
機(以下CVTと記す)、3は運転台、4はアクセルペ
ダル、5は変速位置センサ、6はポテンショメータから
構成されるスロットルバルブ開度センサ、7は電気抵抗
の変化で水温を検出する水温センサ、8はCVT2のベ
ルト、9はCVT2の入力軸でありかつ磁粉式電磁クラ
ッチ12の出力軸である、10はCVT2の出力軸、1
1はCVTハウジング、12はエンジン1とCVT2の
入力軸9と、この間に設けられる磁粉式電磁クラッチ、
13は該磁粉式電磁クラッチ12の励磁コイル、14は
上記磁粉式電磁クラッチ12のハウジング、15は該ク
ラッチのハウジング14内の雰囲気温度センサ、21は
エンジン1の回転速度を点火回路等の電気信号から検出
するエンジン回転速度センサ、22はCVT2の入力側
プーリ、23はCVT2の出力側プーリ、24は入力側
プーリ22の油圧室、25は出力側プーリ23の油圧
室、26は入力側プーリ22の回転速度をプーリと共に
回転する磁石とリードスイッチとで検出する入力側プー
リ回転速度センサ、27は同じく出力側プーリ回転速度
センサ、30は油タンク31から油ポンプ32にて圧送
された圧油の圧力を電磁弁にて制御する圧力制御弁、3
5は圧力制御弁30にて制御された圧油の入力側プーリ
22の油圧室24への流量を電磁弁にて制御する流量制
御弁である。
次に上記の構成の無段変速装置を制御する電子制御部4
0を説明する。
該電子制御部40は変速位置センサからの変速位置信号
Cを入力するバッファ50、出力側プーリ回転速度セン
サ27からの出力側プーリ回転速度信号V1を入力する
バッファ51の出力を整形する波形整形回路52、同じ
く入力側プーリ回転速度センサ26から入力側プーリ回
転速度信号V2 を入力するバッファ53の出力を整形す
る波形整形回路54、エンジン回転速度センサ21から
のエンジン回転速度信号V3 を入力するバッファ55の
出力を整形する波形整形回路56、エンジン1のスロッ
トル開度θを入力するバッファ60の出力をA/D変換
するA/Dコンバータ61、エンジン1の水温Twを入
力するバッファ62の出力をA/D変換するA/Dコン
バータ63、磁粉式電磁クラッチのハウジング14内雰
囲気温度Tを入力するバッファ64の出力をA/D変換
するA/Dコンバータ65、の各入力部からの信号を入
力する入力ポート70を入力部分に有し、 圧力制御弁30を電気的に制御する電磁弁駆動部80、
流量制御弁35を電気的に制御する電磁弁駆動部81、
の両電磁弁駆動部を制御する信号を出力し、磁粉式電磁
クラッチの励磁コイル13へ励磁電流ICLを出力する励
磁コイル駆動部82を制御する信号を出力する。出力ポ
ート85を出力部分に有し、 上記の入力ポート70および出力ポート85から入出力
される信号を演算しプログラムを記憶する部分として、
CPU90、ROM91、RAM92を有し、 以上の各素子へクロック信号を出力するクロック95、
バッテリ96からの電力を各素子へ供給する電源部97
の周辺部、 を有する構成である。
上記の構成の車両用無段変速装置の部分は、運転状態を
示す各種入力情報の変速位置信号C、出力側プーリ回転
速度信号V1、入力側プーリ回転速度信号V2 、エンジ
ン回転速度信号V3 、スロットル開度θ、水温Tw、に
基づいて、 例えば第4図に示すスロットル開度θと目標機関回転速
度NINA との関係曲線f (θ)、およびその他の制御条
件等に従って、 入力側プーリの油圧室24および出力側プーリの油圧室
25へ加える油圧を、圧力制御弁30および流量制御弁
35にて制御することで速度比NOUT /NINを制御する
装置である。
上記の磁粉式電磁クラッチ12は第5図に示す構造で、
クランクシャフト112の軸端に固定されたフライホイ
ール114が駆動側回転体としての円環状のヨーク11
6を備えている。ヨーク116の断面における中心部に
は、円環状の励磁コイル13が埋設されており、その励
磁コイル13にはヨーク116とともに回転するスリッ
プリング120を介して図示しない給電ブラシから励磁
電流ICLが供給されるようになっている。ヨーク116
の内側には被駆動側回転体であるロータ122がベアリ
ング124を介して第1ラビリンス部材126により回
転可能に支持されている。この第1ラビリンス部材12
6は、ヨーク116の一方の端面に固定されており、そ
れにはヨーク116の内周面とロータ122の外周面と
の間に形成されたギャップ内に磁気力によって充填され
るべき磁粉132をシールする環状突起128が固定さ
れている。この環状突起128とヨーク116の他方の
端面に設けられた第2ラビリンス部材130とによって
略密閉された環状空間が形成され、磁粉132の漏出が
防止されているのである。
電磁クラッチ12においては、励磁コイル13に流され
る励磁電流ICLに従って磁界が形成されると、磁粉13
2がヨーク116とロータ122との間のギャップ内に
充填され、第6図に示す励磁電流ICLと伝達トルクTCL
特性に従ってクランクシャフト112のトルクが出力軸
9へ伝達されるのである。この出力軸9はその軸端にお
いてハブ136とスプライン嵌合されており、ハブ13
6は係合ショックを吸収するためのダンパ138を介し
てロータ122と連結されている。なお、出力軸9から
出力される出力トルクは無段変速装置を経て、車両の駆
動輪に伝達されるようになっている。
前記第6図には更に上記第5図の磁粉式電磁クラッチ1
2の制御電圧VCLの励磁電流ICLとの関係特性曲線が示
されている。
第7図は第5図の磁粉式電磁クラッチ12を以下に示す
概要でトルク変動吸収制御を行なった時の入力トルク変
動量 とクラッチすべり回転数Sとの関係特性曲線を示すグラ
フである。上記トルク変動吸収制御は磁粉式電磁クラッ
チ12の動力伝達損失がほとんど生じない範囲でそのエ
ンジン1のトルク変動を吸収するように伝達トルクを調
節する車両用磁粉式電磁クラッチの制御方法であって、
上記エンジン1の点火回数と上記磁粉式電磁クラッチ1
2の出力軸9トルクの変動回数とを比較し、それ等の差
が予め求められた基準値となるように上記伝達トルクを
調節する方法である。上記予め求められた基準値は、好
適には、上記磁粉式電磁クラッチ12の動力伝達損失が
ほとんど生じない範囲でその磁粉式電磁クラッチ12が
エンジン1の出力トルクの変動を最も吸収し得る状態に
おける、エンジンの点火回数と磁粉式電磁クラッチ12
の出力軸9トルクとの変動回数との差に定められてい
る。
第8図は上記第2図ないし第7図を用いての車両用磁粉
式電磁クラッチの制御を示すフローチャートである。
該フローチャートが起動されると、各種定数の設定及び
変数のクリアがステップ200のイニシャライズステッ
プにて行われる。該イニシャライズの後ステップ201
にて出力側プーリ回転速度信号V、入力側プーリ回転
速度信号V、エンジン回転速度信号V、スロットル
開度θ、ハウジング内雰囲気温度T等の運転条件が入力
される。
該運転条件の入力の後、ステップ202にて出力側プー
リ回転速度Vとスロットル開度θとに基づき、図示し
ない出力側プーリ回転速度Vとスロットル開度θと目標
機関回転速度NINA との関係マップから等からNINA を
演算する。
該NINA の演算後ステップ203ないし207にて、本
実施例の要部である以下の処理を行なう。はじめにステ
ップ203にてハウジング内雰囲気温度Tと所定温度α
とを比較し、T≧αであればステップ204へ移行して
目標回転速度修正量ΔNINへ所定回転速度βを代入し、
否であればΔINへ0を代入する。上記ステップ204又
は205のいずれかの後ステップ206へ移行しCVT
目標機関回転速度NINA をNINA +ΔNINとする。該演
算後ステップ207にてCVTの速度比NOUT /NIN
を、上記圧力制御弁30、流量制御弁35を制御して、
エンジン1の回転速度NeがNINA と等しくなるよう制
御する。以上のステップ203ないし207にてハウジ
ング内雰囲気温度Tが所定温度α以上の場合CVT目標
回転速度NINA の回転速度が所定回転速度β上昇させる
制御が行なわれる。
次のステップ208は、概略を前記した磁粉式電磁クラ
ッチのトルク変動吸収制御が行なわれ、該制御の終了後
ステップ201へ移行し、以上のステップ201ないし
208の制御が繰り返される。
以上の本第1実施例を用いることで以下の効果を生ず
る。上記磁粉式電磁クラッチ12をトルク変動吸収制御
にて運転中クラッチのすべりから生ずる発熱、又はその
他の要因でハウジング内雰囲気温度Tが所定温度α以上
になった場合に、エンジン1の回転速度Neを所定回転
速度β上昇できる。従って該β上昇させることでエンジ
ン1のトルク変動が少なくなる方へ移行する。結果該ト
ルク変動が少なくなり該トルク変動を吸収するために生
ずるすべりSが少なくなり、該すべりSを起因とする発
熱量を減少することができる。
次に、第2実施例のフローチャートを第9図に示し説明
する。該フローチャートは第1実施例と基本的には同一
の働きを有し、本実施例のステップ300ないし30
3、および308ないし311は第1実施例のステップ
200ないし203、および205ないし208と同一
である。従って本第2実施例が第1実施例と異なる部分
は、第1実施例のステップ204にて行なわれる目標回
転速度修正量ΔNINへ所定回転速度βを代入する部分と
第2実施例のステップ304ないし307に示す部分と
である。
以下に該ステップ304ないし307を中心に説明す
る。本フローチャートが起動されるとステップ300の
イニシャライズ、ステップ301の運転条件入力、ステ
ップ302のCVT目標機関回転速度NINA の演算が行
なわれる。上記の演算後ステップ303にてT≧αの判
定を行ない、T≧αであればステップ303ないし30
7のステップへ移行しT≧αでなければステップ308
のΔNIN←0の処理が行なわれる。該ステップ304な
いし307の処理はステップ304にて第2図に示すト
ルク変動マップを用いて、エンジン回転速度信号V
ら得られた機関回転速度Neとスロットル開度θとの値
に対応する機関出力のトルク変動量 をマップより読み込む処理がはじめに行われる。ステッ
プ305は目標機関トルク変動量 の決定ステップである。該 の決定方法は以下に記す3種類の演算方法のいずれかの
方法で行なうことができる。1番目の方法としては と所定倍率γ(0<γ<1)とを とする方法、2番目の方法としては から所定値 を引く とする方法、3番目の方法としては所定値 へ代入する とする方法である。
上記のステップ305の処理の後ステップ306へ移行
し、第10図に示す補正CVT目標機関回転速度NINB
と目標トルク変動量 との関係特性曲線マップを用いて、上記 とスロットル開度θとから補正CVT目標機関回転速度
NINB を求める。
ステップ307は目標回転速度修正量ΔNINをΔNIN←
NINB −NINA にて演算するステップである。
上記のステップ307又は308のいずれかの処理の後
ステップ309にてNINA ←NINA +ΔNINの演算が行
なわれ、以下ステップ310にてCVTの速度比NOUT
/NINを目標機関回転速度へ制御し、ステップ311に
て磁粉式電磁クラッチのトルク変動吸収制御が行なわれ
て後ステップ301へ移行する。該ステップ301へ移
行後、再びステップ301ないし311の処理が繰り返
される。
以上の本第2実施例を用いれば第1実施例と同様に上記
磁粉式電磁クラッチ12をトルク変動吸収制御にて運転
中クラッチのすべりから生ずる発熱又はその他の要因で
ハウジング内雰囲気温度Tが所定温度α以上になった場
合に、エンジン1の回転数を目標回転速度修正量ΔNIN
上昇できる。従って該ΔNIN上昇させることでエンジン
1のトルク変動が少なくなる方へ移行する。結果該トル
ク変動が少なくなり該トルク変動を吸収するために生ず
るすべりSが少なくなり、該すべりSを起因とする発熱
量を減少することができる。
更に本第2実施例では目標回転速度修正量ΔNINを第1
実施例のように所定回転数β一定にしないで以下に説明
する各種条件でΔNINを決定していることから第1実施
例と異なる効果を発生する。以下、各種条件および該条
件における効果を説明する。前記ステップ305の処理
中1番目の方法として示した方法の場合は目標機関トル
ク変動量 は機関出力トルク変動量)(γは所定倍率)から求めら
れている。従って本1番目の方法を用いた場合は現在の
エンジン1の出力トルクの変動量 (マップより求めた)のγ倍の機関出力トルク変動量 (マップ上)とするCVT目標機関回転速度NINA を設
定することができる。2番目の方法 を採用した場合は現在の機関出力トルク変動量 (マップ上)を所定値η減じた機関出力トルク変動量 (マップ上)とするCVT目標機関回転速度NINA を設
定することができる。3番目の方法 を用いれば所定値εを機関出力トルク変動量 (マップ上)とするCVT目標機関回転速度NINA を設
定することができる。
以上の1番目ないし3番目の方法から共通する効果とし
ては機関出力トルクの変動量を任意の値に設定できる効
果を生ずることである。従って第1実施例に比べ、より
運転条件にそった制御が可能となる。
[発明の効果] 上記の構成を有する本発明を用いて 機関回転速度検出部M2と、入力回転速度検出部M4
と、の両検出値に基づいて磁粉式電磁クラッチM5のす
べりを制御する電磁クラッチ制御手段M7と、 スロットル開度検出部M8と、出力回転速度検出部M9
と、の両検出値に基づいて無段変速機の速度比NOUT /
NINを目標機関回転速度に内燃機関M1の回転速度がな
るよう制御する無段変速機制御手段M11と、 を備える車両用磁粉式電磁クラッチの制御装置を、 磁粉式電磁クラッチM5の温度が所定温度以上になった
場合に、上記無段変速機制御手段M11が設定する目標
機関回転速度を上昇補正することで、 上記無段変速機制御手段M11が上記無段変速機M3の
変速比NOUT /NINを内燃機関M1の回転速度が上昇す
る方向へ制御することになる。
従って、磁粉式電磁クラッチM5がスリップ吸収制御を
行うことで発生する熱又は他の要因で温度が上昇し、所
定温度以上になった場合に、内燃機関M1の回転速度を
高くして、出力トルク変動量が少なくなる方へ無段変速
機M3を制御することができる。
以上の効果により、本発明を用いれば、磁粉式電磁クラ
ッチを用いて内燃機関の出力トルクを吸収する制御にお
いて、内燃機関気筒数、圧縮比、燃焼方法等が異なるこ
とでトルク変動量が異なる任意の機関に対して、又はク
ラッチハウジング回りの風通し、冷却効率が異なる任意
の車両に対して磁粉式電磁クラッチの温度を所定温度範
囲内に納めて、該温度が所定温度以上になることでのク
ラッチ特性劣化を防止し、長寿命化、安定化を図ること
が可能な車両用磁粉式電磁クラッチの制御装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は機関回転速度
Ne とトルク変動量 との関係曲線グラフ、第3図は第1実施例の構成図、第
4図は同実施例中の無段変速装置のスロットル開度θと
目標機関回転速度NINA との関係曲線f(θ)のグラ
フ、第5図は同実施例中の磁粉式電磁クラッチの構造
図、第6図はその特性曲線を示すグラフ、第7図は本実
施例のトルク変動吸収制御の特性を示すグラフ、第8図
は本第1実施例のフローチャート、第9図は第2実施例
のフローチャート、第10図は本実施例で用いる補正C
VT目標機関回転速度NINB と目標トルク変動量 との関係を示すグラフである。 M1……内燃機関 M2……機関回転速度検出部 M3……無段変速機 M4……入力回転速度検出部 M5……磁粉式電磁クラッチ M6……励磁部 M7……電磁クラッチ制御手段 M8……スロットル開度検出部 M9……出力回転速度検出部 M10……油圧制御部 M11……無段変速機制御手段 M12……温度検出手段 M13……目標機関回転速度変更手段 1……エンジン 2……無段変速機(CVT) 6……スロットル開度センサ 12……磁粉式電磁クラッチ 13……励磁コイル 15……雰囲気温度センサ 21……エンジン回転速度センサ 26……入力側プーリ回転速度センサ 27……出力側プーリ回転速度センサ 30……圧力制御弁 35……流量制御弁 40……電子制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の回転速度を検出する機関回転速
    度検出部と、無段変速機の入力回転速度NINを検出する
    入力回転速度検出部とを有するとともに、上記両検出部
    の検出値に基づいて磁粉式電磁クラッチの励磁部を制御
    して上記磁粉式電磁クラッチのすべりを制御する電磁ク
    ラッチ制御手段と、 上記内燃機関のスロットル開度を検出するスロットル開
    度検出部と、無段変速機の出力回転速度NOUT を検出す
    る出力回転速度検出部とを有し上記両検出部の検出値に
    基づいて目標機関回転速度を設定するとともに、無段変
    速機のNOUT /NINを調節する制御部を制御して、前記
    機関回転速度検出部から求められる機関回転速度と上記
    目標機関回転速度とを一致させる無段変速機制御手段
    と、 を備えた車両用磁粉式電磁クラッチの制御装置におい
    て、 更に、磁粉式電磁クラッチの温度を検出する磁粉式電磁
    クラッチの温度検出手段と、 上記磁粉式電磁クラッチの温度検出手段の検出値が所定
    温度以上の場合上記目標機関回転速度を上昇補正する目
    標機関回転速度変更手段と、 を備えたことを特徴とする車両用磁粉式電磁クラッチの
    制御装置。
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JP2660755B2 (ja) * 1989-09-30 1997-10-08 スズキ株式会社 連続可変変速機の油圧クラッチ制御方法
JP3570214B2 (ja) * 1998-03-31 2004-09-29 トヨタ自動車株式会社 車両用摩擦係合装置の温度推定装置

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