JPH0647400U - 生分解性壁紙 - Google Patents

生分解性壁紙

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JPH0647400U
JPH0647400U JP9051192U JP9051192U JPH0647400U JP H0647400 U JPH0647400 U JP H0647400U JP 9051192 U JP9051192 U JP 9051192U JP 9051192 U JP9051192 U JP 9051192U JP H0647400 U JPH0647400 U JP H0647400U
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JP
Japan
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biodegradable
paper
wallpaper
layer
granular material
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Application number
JP9051192U
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English (en)
Inventor
尚夫 開田
茂二 斎藤
Original Assignee
日本加工製紙株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美麗感、ボリューム感があり、且つ、廃棄に
際してそのまま埋め立て可能な壁紙を提供する。 【構成】 基紙の一面に、粒子径が0.5乃至5mmの
生分解性粒状物を散布または塗被してなる生分解性粒状
物(含有)層、薄い紙シートよりなる固定層およびクレ
ーコート層を介して、クレーコート塗料100重量部に
対して生分解性粒状物50乃至200重量部を配合して
なる柄付け層を順次積層し、他の一面に裏打ち紙を貼り
合わせた生分解性壁紙。本考案において、生分解性粒状
物とは、特別の処理を要することなく、自然界に放置ま
たは土中に埋没しただけで自然に分解するものをいう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生分解性壁紙に関するものであって、より詳細には、美麗感、ボリ ューム感があり、且つ、廃棄に際してそのまま埋め立て可能な壁紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、壁紙市場はビニル壁紙が約90%、紙壁紙他が約10%でビニル壁紙が 主流となっている。しかし、ビニル壁紙は美麗感、ボリューム感は満足されるも のの、製造工程において生ずる不良品や使用貼り替え時において生ずる廃棄物が 、埋め立て処理では分解されず、また、焼却した場合には有害ガスの発生により 環境公害問題を起こしつつある。一方、紙壁紙については、美麗感やボリューム 感が劣り、これの改良技術として美麗感に工夫がなされた壁紙(実公平3−11 280号公報)や、抄合わせ紙よりなるペンキ塗布下地用壁紙(特開平2−16 7953号公報)等があるも、消費者の美的要求やボリューム感を満たし、且つ 、廃棄物としての処理にまで考慮されたものはこれまでにない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記問題点に着眼し、生分解性材料を使用し、廃棄に際してそのま ま埋め立て処理可能な美麗、且つ、ボリューム感のある紙壁紙を提供することを 課題とした。
【0004】
【考案を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するために提案されたものであって、紙壁紙の材料 として、特定の層構成を使用した点に特徴を有するものである。 即ち、本考案によれば、基紙の一面に、粒子径が0.5乃至5mmの生分解性 粒状物を散布または塗布してなる生分解性粒状物(含有)層、薄い紙シートより なる固定層およびクレーコート層を介して、クレーコート塗料100重量部に対 して生分解性粒状物50乃至200重量部を配合してなる柄付け層を順次積層し 、他の一面に裏打ち紙を貼り合わせてなる、廃棄に際してそのまま埋め立て処理 可能な生分解性壁紙が提供される。
【0005】
【考案の具体的な説明】
本考案の生分解性壁紙の好適な一例の断面を示す図1において、1は基紙、2 は生分解性粒状物層、3は保護固定層、4はクレーコート層、5は柄付け層、6 は裏打ち紙を示す。 以下、本考案について詳細に述べる。
【0006】 <基紙> 基紙としては、坪量50乃至100g/m2 の上質紙、クラフト紙、模造紙等 が用いられ、なかでも上質紙が好適に使用される。
【0007】 <生分解性粒状物層および保護固定層> 前記基紙の一面に、生分解性粒状物を、水または約1乃至3%のパルプスラリ ー中に分散させたものを用いて、エアーナイフコーター、フローコーター、ロー ルコーター等により10乃至50g/m2 、好ましくは20乃至30g/m2 散 布または塗被して生分解性粒状物層を形成させる。 本考案において、生分解性粒状物とは、格別の処理をすることなく、自然界に 放置したり、土中に埋没しただけで自然に分解するものをいい、例えば、木材チ ップ、もみがら、わら等の植物性材料、羽毛、ゼラチン等の動物性材料、および 軽量化、不燃性付与、コストダウン等に対応して無機充填材を混合した粒子系が 0.5乃至5mmのものが好適に用いられる。生分解性粒状物の粒子径が0.5 mm以下では、後述する保護固定層およびクレーコート層によって埋没されて表 面に凹凸感が発現されず、一方、5mm以上では保護固定層によって保持しきれ ず脱落してしまい、壁紙の材料としては使用できないものとなる。 本考案においては、さらに、この生分解性粒状物層の上に生分解性粒状物を保 護固定するために、薄い紙シート層で被覆させることが必要である。被覆材とし ては一般にはパルプスラリーが用いられ、被覆量は、通常5乃至30g/m2 程 度で任意にコントロールされるが、本考案の目的からは可能な限り少ない方が好 ましい。
【0008】 <クレーコート層> 次いで、保護固定層の上に下地の隠蔽性及び着色性を付与させる目的で、クレ ー、顔料、分散剤、接着剤、着色剤等からなるクレーコート塗料を、エアーナイ フコート、フローコート、シルクスクリーン印刷、フレキソ印刷等の手段によっ て5乃至50g/m2 、好ましくは20乃至30g/m2 塗被乾燥する。
【0009】 <柄付け層> 更に、クレーコート層の上には生分解性着色塗料により柄付け層を設ける。生 分解性着色塗料はクレーコート塗料100重量部に生分解性粒状物50乃至20 0重量部他の配合し、シルクスクリーン印刷、フレキソ印刷、ジェットプリンタ ー等によって5乃至30g/m2 、好ましくは10乃至20g/m2 塗被乾燥し 柄付けされる。
【0010】 <裏打ち紙> 最後に、基紙の裏面に澱粉、ポリビニールアルコール等の水溶性の接着剤を用 いて裏打ち紙を貼り合わせる。ここで用いられる裏打ち紙は、ステキヒトサイズ 度30乃至120秒、好ましくは50乃至80秒の高サイズ化された坪量40乃 至100g/m2 、好ましくは60乃至80g/m2 の上質紙、クラフト紙また は防火対策用として難燃紙等が用いられる。ここで高サイズ化にすることは壁紙 の貼り替え施工時に糊が基紙層に移行することを抑え、相剥ぎ適性が増すことを 目的としている。
【0011】
【生分解性試験方法】
試料を20cm×30cmに断裁しそのまま20枚重ねたもの、および、使用 後の廃棄する状態を想定し、1枚づつ手でクシャクシャにしたものを20枚押し 重ねて、それぞれ地中30cmに埋設し、6ケ月後および1年後に取り出してそ の分解状態を視感で判定する。
【0012】
【実施例】
以下、実施例により本考案を説明するが、本考案は、実用新案登録請求の範囲 に記載された構成、ならびに本願明細書において説明した技術思想を超えない限 り、本考案に包含されるものであることは理解されるであろう。
【0013】 <実施例1> 坪量90g/m2 の上質紙に生分解性粒状物として、平均粒子径1乃至2mm の木材チップを2%パルプスラリー中に10%濃度に分散させたものを用いて、 エアーナイフコーターで25g/m2 塗被、乾燥して生分解性粒状物層および同 保護固定層を設けた。ついで、この表面に下記配合のクレーコート塗料をエアー ナイフコーターで40g/m2 塗被、乾燥してクレーコート層を設け、さらに、 この上に下記配合の生分解性着色塗料をロータリースクリーン印刷機で15g/ m2 塗被、乾燥して柄付け層を設けた。最後に、この裏面に上質紙50g/m2 を、接着剤として澱粉5g/m2 を用いて貼り合わせて、坪量220g/m2 の 生分解性壁紙を得た。 <クレーコート塗料> ボンコートR−3380A(アクリルエマルジョン 大日本インキ化学工業社製) 30重量部 カゼイン(接着剤) 5 〃 アストラブライト(充填剤 ECCインターナショナル社製) 20 〃 PZ(充填剤 白石工業社製) 20 〃 アロンT−40(分散剤 東亜合成社製) 0.3 〃 安息香酸ナトリウム(防腐剤 大和ケミカル社製) 1.2 〃 FA−65(二酸化チタン 東北化学社製) 10 〃 上記配合により固形分25%の塗料とする。 <生分解性着色塗料> PSM−31(塩化ビニル樹脂 カネカ社製) 20重量部 DOP(可塑剤 日本ライヒホールド社製) 12 〃 ホワイトンB (充填剤 白石カルシウム社製) 2 〃 コーンスターチ(生分解性粒状物 豊年製油社製) 10 〃 重炭酸ソーダ (発泡剤 東洋曹達社製) 1 〃 FL−23(安定剤 アデカアーガス社製) 0.6 〃 ECON100(粘性調整剤 日本ゼオン社製) 2 〃 ニューソルK(希釈剤 日本石油社製) 1.4 〃 S−681(着色顔料 特殊色料社製) 1 〃 上記配合により固形分90%の塗料とする。
【0014】 <実施例2> 基紙として、生分解性粒状物層と保護固定層を設けた坪量140g/m2 の抄 き合わせ紙No.52(ERFURT RAUHFASER社製、紙に木材チッ プを抄き合わせたもの)を使用し、この一面に実施例1と同じクレーコート塗料 および生分解性着色塗料を塗被乾燥し、さらに、この裏面に坪量60g/m2 の 上質紙を接着剤としてエチレンビニルアセテート(EVA)5g/m2 を用いて 貼り合わせ、坪量185g/m2 の生分解性壁紙を得た。
【0015】 <実施例3> 基紙として、生分解性粒状物層と保護固定層を設けた坪量120g/m2 のわ らくず抄き合わせ紙(那須製紙社製)を使用し、この一面に実施例1と同じクレ ーコート塗料および生分解性着色塗料を塗被乾燥し、さらに、この裏面に坪量6 0g/m2 の難燃紙(日本加工製紙社製)を、接着剤としてエチレンビニルアセ テート(EVA)5g/m2 を用いて貼り合わせ、坪量185g/m2 の生分解 性壁紙を得た。
【0016】 <生分解性試験結果> 実施例1から実施例3の各試料に対して、前記試験方法により試験したところ 、6ケ月後ではそのまま20枚重ねたものについては、中心付近が未分解で一部 原型のままであったが、手でクシャクシャにしたのち広げて20枚押し重ねたも のについては完全に分解していた。また、1年後ではそのまま20枚重ねたもの 、および、手でクシャクシャにしたのち広げて20枚押し重ねたもののいづれも 完全に分解しており、原型を留めていなかった。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、壁紙を構成する積層体の主たる素材として生分解性粒状物を 主体とした層を設けることによって、通常の廃棄処理によって分解する、壁紙を 提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の生分解性壁紙の好適な層構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 基紙 2 生分解性粒状物層 3 保護固定層 4 クレーコート層 5 柄付け層 6 裏打ち紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 27/30 19/38 E04F 13/08 A 9127−2E B 9127−2E 7199−3B D21H 1/22 B

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基紙の一面に、粒子径が0.5乃至5m
    mの生分解性粒状物を散布または塗被してなる生分解性
    粒状物(含有)層、薄い紙シートよりなる固定層および
    クレーコート層を介して、クレーコート塗料100重量
    部に対して生分解性粒状物50乃至200重量部を配合
    してなる柄付け層を順次積層し、他の一面に裏打ち紙を
    貼り合わせた生分解性壁紙。
JP9051192U 1992-12-11 1992-12-11 生分解性壁紙 Pending JPH0647400U (ja)

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