JPH0647648B2 - ポリアミド組成物 - Google Patents

ポリアミド組成物

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JPH0647648B2
JPH0647648B2 JP7594485A JP7594485A JPH0647648B2 JP H0647648 B2 JPH0647648 B2 JP H0647648B2 JP 7594485 A JP7594485 A JP 7594485A JP 7594485 A JP7594485 A JP 7594485A JP H0647648 B2 JPH0647648 B2 JP H0647648B2
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polyamide
mxn
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雅己 喜多
俊紹 寺河
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Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透明性耐衝撃性ポリアミド組成物に関する。更
に詳しく述べるならば、特定の金属塩と特定の第四級ア
ンモニウム塩とを配合することにより、透明性と低温衝
撃性の改良されたポリアミド組成物に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
従来、透明ナイロンは主としてナイロンモノマーと環状
モノマーの共縮合重合により製造されており(例えば特
開昭51−119794号公報、西独国公開公報第27
4351号)、ポリアミド樹脂本来の優れた耐薬品性を
も保持しているため、一般の透明性樹脂(例えばポルメ
チルメタクリレート、ポルスチレン、アクリロニトリル
スチレン樹脂、ポリカーボネートなど)が通常の有機薬
品で失透したり、クラツクが発生したりして適用できな
い分野に使用されつつある。ただし特殊環状モノマーを
使用するためコストが高くなり、また共重合体中の環状
モノマーセグメントが高い溶融温度であるため、得られ
た共重合体の成形加工性が悪く、使用分野は限られてい
た。
一方、ポリアミド樹脂はそれ自体ある程度の耐衝撃性を
有しているが、より高い耐衝撃性の要求される分野に
は、エチレン−プロピレンターポリマー(EPDM)など
のゴムを配合したものが知られており(例えば米国特許
第4.174,358 号(1979)明細書)、それらは室温以
上の温度においては非常に高い耐衝撃性を示すが、低温
下においてはその値は急激に低下してしまう。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは、上述した欠点を解決すべく鋭意
努力した結果、ポリアミド樹脂に2種以上の特定の添加
剤の組合せを配合することにより、安価で成形加工性が
良好で、ポリアミド樹脂本来の優れた機械的、化学的性
質を保持し、しかも室温から低温に至るまで耐衝撃性の
変化しない高衝撃性透明ポリアミド樹脂組成物が製造可
能であることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、ポリアミド樹脂100 重量部に対
し、一般式MX(ただし、Mは1価以上3価以下の金
属カチオン、Xは1価のハロゲンまたは擬ハロゲンであ
り、MとXの組合せは以下の式〔I〕 ただしA:マーデルング定数 n:金属カチオンの価数 N:ボーンのべき数 r+:MXn 結晶中でのMのイオン半径(pm) r-:MXn 結晶中でのXのイオン半径(pm) を満たすものから選ばれる。)で示される金属塩を0.01
重量部以上50重量部以下と、 一般式〔II〕 (ただし、式中R1,R2,R3およびR4は水素、アルキル基、
不飽和脂肪族基、芳香族基などの基で、そのうち少なく
とも一個は炭素数6〜18の基であり、またYは一塩基
酸を形成し得るアニオン)で示される第四級アンモニウ
ム塩系化合物を0.1 重量部以上50重量部以下配合して
なるポリアミド組成物を提供するものである。
ここで使用する金属塩MXn の中のアニオンであるXは、
通常のフツ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロゲンだけでな
く、擬ハロゲンとよばれるアジ化物、シアン化物、シア
ン酸、チオシアン酸、セレノシアン酸、アジドチオ炭酸
などのイオンも含まれる。
また、MXn における金属カチオンMとアニオンXの組合
せは前記式〔I〕を満足するようなイオン半径を持つア
ニオンとカチオンの組合せの中から選ばれる。
式中、それぞれr,rで表わされたカチオン、アニ
オンの半径とは、結晶中でのイオン半径を示す。単原子
よりなるイオンについては、ボーリングにより決定され
ている(ボーリング著「化学結合論」,共立出版)。多
原子よりなるアニオンに関してもその結晶構造より決定
することができる。
以下に、代表的な金属カチオン、ハロゲン、擬ハロゲン
のイオン半径を示す。
金属カチオン Li+(60pm)、Na+( 95pm)、Be2+( 31p
m)、Mg2+( 65pm)、Ca2+( 99pm)、Sr2+(113 pm)、Ba2+
(135 pm)、Zn2+( 74pm)、Cd2+( 97pm)、Al3+( 50p
m)、La3+(115 pm) ハロゲン Cl-(181 pm)、Br-(195 pm)、I(216 p
m) 擬ハロゲン SCN-(195 pm)、ClO4-(236 pm)、ClO3 -(2
00 pm)、BO3 -(191 pm) また、式中Aは金属塩の結晶におけるマーデルング定数
で、結晶構造より計算することができる(D.Quane,J.C
hem.Educ.,47,396(1970))。Nはボーンの
べき数を示す。この値はイオンの電子配置に依存しそれ
ぞれの値はボーリングにより決定されている(ボーリン
グ「化学結合論」,共立出版)。
上記の式〔I〕を満たす金属塩MXn を次の表1に示す。
また、本発明で用いられる第四級アンモニウム塩系化合
物としては、たとえば次のような化合物があげられる
(なお、一塩基酸を形成し得るアニオンのYは、ハロゲ
ン、擬ハロゲン、過ハロゲン、硝酸残基、ヒドロキシル
基、ジメチル硫酸残基、などである。)。
すなわち、ヘキシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ヘキシルエチルジメチルアンモニウムクロライド、
オクチルトリメチルアンモニウムクロライド、オクチル
トリメチルアンモニウムチオシアネート、デシルトリメ
チルアンモニウムクロライド、デシルエチルジメチルア
ンモニウムクロライド、デシルエチルジメチルアンモニ
ウムバークロレート、デシルトリメチルアンモニウムチ
オシアネート、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ラウリルトリメチルアンモニウムバークロレー
ト、ラウリルトリメチルアンモニウムチオシアネート、
ラウリルエチルジメチルアンモニウムクロライド、ラウ
リルトリメチルアンモニウムプロマイド、セチルトリメ
チルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモ
ニウムプロマイド、セチルトリメチルアンモニウムバー
クロレート、セチルトリメチルアンモニウムチオシアネ
ート、セチルエチルジメチルアンモニウムクロライド、
セチルエチルジメチルアンモニウムプロマイド、セチル
エチルジメチルアンモニウムバークロレート、セチルエ
チルジメチルアンモニウムチオシアネート、オクタデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルト
リメチルアンモニウムブロマイド、オクタデシルトリメ
チルアンモニウムバークロレート、オクタデシルトリメ
チルアンモニウムチオシアネート、セチルベンジルジメ
チルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモ
ニウムヒドロキシドなどである。
これらをポリアミド樹脂に配合するに当つては、1種ま
たは2種以上の混合系でもよい。
本発明で使用するポリアミド樹脂とは、ナイロン6,ナ
イロン12で代表される、ラクタムを主成分とするホモ
ポリアミドやコポリアミド、ナイロン11で代表される
アミノカルボン酸を主成分とするホモポリアミドやコポ
リアミド、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロ
ン6・12などで代表されるジアミンとジカルボン酸を
主成分とするホモポリアミド、コポリアミドなどであ
る。また同時にナイロンモノマーとナイロンモノマー以
外のモノマーとの共重合体であるポリエーテルアミド、
ポリエステルアミド、ポリエーテルエステルアミドなど
も含まれる。
本発明における金属塩の添加量は、ポリアミド樹脂100
重量部に対し0.01重量部以上50重量部以下である。
また第四級アンモニウム塩系化合物の添加量は、ポリア
ミド100 重量部に対し0.1 重量部以上50重量部以下で
ある。ポリアミドに配合するこれら添加剤の添加量が上
記の量未満である場合は十分な透明性と高衝撃性が得ら
れず、また上記の量を越える場合、特に金属塩の添加量
が50重量部を越すと、金属塩自体が固定粒子としてポ
イアミド中に分散してしまい、透明性、衝撃性とも急激
に低下してしまう。
本発明におけるポリアミド樹脂への金属塩及び第四級ア
ンモニウム塩系化合物の添加方法としてはポリアミドの
重合時に添加する方法、ポリアミドと金属塩、第四級ア
ンモニウム塩系化合物を機械的に混合後押出機で溶融混
練する方法など種々の方法が実施できる。
また、本発明による高衝撃性透明ポリアミド樹脂組成物
には、常用の樹脂添加物、例えば酸化安定剤、防炎剤、
紫外線安定剤、可塑剤等を配合してもよい。
〔発明の効果〕 こうして得られた本発明の透明ポリアミド組成物は、き
わめて良好な低温耐衝撃性、透明性、良好な加工性、お
よび機械的性質、きわめて良好な耐有機薬品性を有す
る。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例をもつて説明するが、本発明はこ
れらの実施例によつて限定されるものではない。
実施例1〜5 ナイロン12(ダイセルヒユルス社製ダイアミドL19
01)に対し、塩化マグネシウムとセチルトリメチルア
ンモニウムクロライドを、表2に示す量だけ混合し、通
常の押出機で溶融混練後ペレツト化した。このペレツト
を使い、射出成形法でIzod 試験用試料を作成し、AS
TM D 256 に従つて23℃、−20℃、−40℃に
おける衝撃強度を測定した。得られた結果を表2に示し
た。また、これらの成形試料の透明性についても表2に
示した。
実施例6 実施例2において、ナイロン12のかわりにナイロン1
1(リルサン製BESN 40TL)を用いること以外は実施
例2と全く同様にしてIzod試験片を成形し、衝撃試験を
行なつた。結果は表−2に示す。
実施例7 実施例2において、ナイロン12のかわりにナイロン6
(東レ製CM−1021T)を用いること以外は実施例
2と全く同様にしてIzod 試験片を成形し、衝撃試験を
行なつた。結果は表2に示す。
実施例8 実施例2において、ナイロン12のかわりにナイロン6
・6(東レ製CM−3001)を使うこと以外は実施例
2と全く同様にして、Izod 試験片を成形し、衝撃試験
を行なつた。結果は表2に示す。
実施例9 実施例2において、塩化マグネシウムのかわりに塩化リ
チウムを使うこと以外は実施例2と全く同様にして、I
zod 試験片を成形し、衝撃試験を行なつた。結果は表2
に示す。
実施例10 実施例2において、塩化マグネシウムのかわりに臭化マ
グネシウムを使うこと以外は実施例2と全く同様にして
Izod 試験片を成形し、衝撃試験を行なつた。結果は表
2に示す。
実施例11 実施例10において、セチルトリメチルアンモニウムク
ロライドのかわりにセチルトリメチルアンモニウムブロ
マイドを使うこと以外は、実施例10と全く同様にして
Izod 試験片を成形し、衝撃試験を行なつた。結果は表
2に示す。
実施例12 実施例11において、臭化マグネシウムのかわりにヨウ
化亜鉛を使うこと以外は実施例11と全く同様にしてI
zod 試験片を成形し、衝撃試験を行なつた。結果は表2
に示す。
比較例1〜5 ナイロン12に対し、塩化マグネシウムとセチルトリメ
チルアンモニウムクロライドを表2に示す量だけ混合
し、通常の押出機で溶融混練後ペレツト化した。このペ
レツトを使い、射出成形法でIzod 試験片を作成し、衝
撃試験を行なつた。得られた結果を表2に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミド樹脂100 重量部に対し、一般式
    MXn(ただし、Mは1価以上3価以下の金属カチオン、
    Xは1価のハロゲンまたは擬ハロゲンであり、MとXの
    組合せは以下の式〔I〕 ただしA:マーデルング定数 n:金属カチオンの価数 N:ボーンのべき数 r+:MXn 結晶中でのMのイオン半径(pm) r-:MXn 結晶中でのXのイオン半径(pm) を満たすものから選ばれる。)で示される金属塩を0.01
    重量部以上50重量部以下と、 一般式〔II〕 (ただし、式中R1,R2,R3およびR4は水素、アルキル
    基、不飽和脂肪族基、芳香族基などの基で、そのうち少
    なくとも一個は炭素数6〜18の基であり、またYは一
    塩基酸を形成し得るアニオン)で示される第四級アンモ
    ニウム塩系化合物を0.1 重量部以上50重量部以下配合
    してなるポリアミド組成物。
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