JPH0647756U - 外部からのスラスト荷重が加わらないようにしたピン・ボール式減速機 - Google Patents
外部からのスラスト荷重が加わらないようにしたピン・ボール式減速機Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H1/28—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部から出力軸に加わるスラスト荷重が、内
部構造に加わらない減速機の提供。 【構成】 ピン・ボール式減速機40は、ケーシング4
1に形成された波状のエピトロコイド曲線溝45と、入
力軸42上の遊星円板44に具えられてエピトロコイド
曲線溝45に係合し且つこの溝45の波の数より多いボ
ール46とを有している。遊星円板44には入、出力軸
42,43と平行な複数のピン47が突設され、出力軸
43にはピン47が挿入されたピン挿入孔48が形成さ
れている。出力軸43は、溝45とボール46によっ
て、入力軸42より遅く回転する。出力軸43に外部か
ら加わるスラスト荷重は、ピン47とピン挿入孔48と
によって、遊星円板44に加わるようなことがない。こ
のため、溝45とボール46は、スラスト荷重によっ
て、互いに圧接させられたり、離間させられたりするよ
うなことがない。
部構造に加わらない減速機の提供。 【構成】 ピン・ボール式減速機40は、ケーシング4
1に形成された波状のエピトロコイド曲線溝45と、入
力軸42上の遊星円板44に具えられてエピトロコイド
曲線溝45に係合し且つこの溝45の波の数より多いボ
ール46とを有している。遊星円板44には入、出力軸
42,43と平行な複数のピン47が突設され、出力軸
43にはピン47が挿入されたピン挿入孔48が形成さ
れている。出力軸43は、溝45とボール46によっ
て、入力軸42より遅く回転する。出力軸43に外部か
ら加わるスラスト荷重は、ピン47とピン挿入孔48と
によって、遊星円板44に加わるようなことがない。こ
のため、溝45とボール46は、スラスト荷重によっ
て、互いに圧接させられたり、離間させられたりするよ
うなことがない。
Description
【0001】
本考案は、ボールを用いて回転速度を減速する機能と、ピンを用いて外部から のスラスト荷重が内部構造に加わらないようにする機能とを備えた減速機に関す る。
【0002】
従来、減速機として、図11、図12に示すように、ボールを動力伝達素子に 用いた減速機がある。 この減速機20は、偏心距離eのカム21を有する駆動軸22と、オルダム継 手のようなボール式オルダム機構23と、ハイポ(内転)サイクロイド曲線の溝 24が形成されカム21に具えられたリング状の偏心板25と、このハイポサイ クロイド曲線の波の数より偶数だけ波の数が少ないエピ(外転)サイクロイド曲 線の溝26を具えた従動円板27と、従動円板27と一体の従動軸28とで構成 されている。偏心板25と従動円板27はボール29を介して対向している。
【0003】 駆動軸22を回転させると、偏心板25は、オルダム機構23によって自転が 規制された状態で、カム21によって半径eの円を描きながら公転する。即ち、 偏心板25は、偏心運動をする。偏心板25が溝24の波の数だけ公転すると、 従動円板27は、溝26とボール29によって、前記波の数の差だけ回転させら れる。
【0004】 なお、ハイポサイクロイド曲線とは、転円が基準円の内側を転がるとき、その 転円の円周上の一点が描く軌跡をいう。 又、エピサイクロイド曲線とは、転円が基準円の外側を転がるとき、その転円 の円周上の一点が描く軌跡をいう。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、このような差動減速機は、次の問題点を有している。 (1) 出力軸に図11において外部から左方向のスラスト荷重が加わると、ボー ルと溝にバックラッシュが生じない程度の圧接力よりも大きな圧接力が加わり、 ヘルツの接触応力(ヘルツ応力)が増加し、ボールと溝は損傷を受けたり、摩耗 が激しくなったりする。 (2) 逆に、出力軸に図11において外部から右方向のスラスト荷重が加わると 、ボールと溝は引き離され、ボールと溝の間にバックラッシュが生じる。
【0006】
本考案は、入力軸と出力軸とを間隔をおいて突き合わせるように回転可能に支 持するケーシングと、前記入力軸に偏心して回転可能に支持された遊星円板と、 前記ケーシングと前記遊星円板との間に互いに係合して具えられた波状のエピト ロコイド曲線溝及び前記エピトロコイド曲線溝の波の数より多いボールと、前記 遊星円板と前記出力軸との間に具えられ前記入、出力軸と平行な複数のピン及び 前記ピンが挿入されたピン挿入孔とを有し、前記ピンと前記ピン挿入孔は前記遊 星円板又は前記出力軸の軸心を中心とする前記遊星円板又は前記出力軸上の円上 に同数配設され、前記ピン挿入孔と前記ピンとの間には前記出力軸に対する前記 遊星円板の偏心運動を許容する隙間が形成されている減速機により、前記の課題 を解決したものである。
【0007】
エピトロコイド曲線溝の波の数をZa、ボールの数をZb、遊星円板の偏心量 をeとする。 エピトロコイド曲線とは、定円の外側を転円が転がるとき、その転円の外又は 内側の一点が描く軌跡をいう。 ケーシングを固定し、入力軸を仮に右回転させると遊星円板は、半径eの円を 描きながら右に公転する。同時に、遊星円板は、エピトロコイド曲線溝とボール との噛合によって、[(Zb−Za)=Zb)]の減速比をもって、右に自転す る。すなわち、遊星円板は、ボールの数だけ公転する間に、ボールとエピトロコ イド曲線溝の波の数の差だけ自転する。
【0008】 遊星円板の自転による回転力は、ピンと孔によって出力軸に伝達される。 このとき、遊星円板は、出力軸に対して半径eの円を描きながら公転(偏心運 動)するが、ピンと孔との間にはこの公転を許容する隙間があるため、公転を阻 止されるようなことがない。 従って、出力軸は、入力軸より遅い回転速度で、入力軸、遊星円板と同一方向 に回転する。 出力軸にスラスト荷重が外部から加わるようなことがあっても、出力軸と遊星 円板がピンとピン挿入孔によって回転方向にのみ連結されているため、遊星円板 はスラスト荷重を受けるようなことがない。このため、ボールとエピトロコイド 曲線溝は、互いに圧接させられたり、離間させられたりするようなことがない。
【0009】
以下、本考案の実施例を図1乃至図10に基づいて説明する。 ピン・ボール式減速機40(図1参照)は、主に、ケーシング41と、入力軸 42と、出力軸43と、遊星円板44と、波状のエピトロコイド曲線溝45と、 ボール46と、ピン47と、ピン挿入孔48と、締付ナット49とで構成されて いる。
【0010】 エピトロコイド曲線溝45とボール46は、外部から入力軸42に伝達された 回転速度を減速する機能を備えている。 ピン47とピン挿入孔48は、減速回転する遊星円板44の回転力を出力軸4 3に伝達する機能と、出力軸43に外部から加わるスラスト荷重が遊星円板44 に加わらないようにする機能とを備えている。 締付ナット49は、エピトロコイド曲線溝45とボール46とのバックラッシ ュを調整するためのナットである。
【0011】 ケーシング41(図1参照)は、入力軸42と出力軸43とを間隔をおいて突 き合わせるようにベアリング60,61によって回転可能に支持している。ケー シング41には脚62がボルト63によって取付けられている。 入力軸42と出力軸43はベアリング64によって連結され軸心CL1が一致 している。
【0012】 入力軸42の中間部分には、偏心量eのカム65と太径部66とが形成されて いる。さらに、入力軸42の中間部分には、カム65や後述する遊星円板44等 の重量バランスを取るバランサ67が形成されている。
【0013】 カム65には、リング状の遊星円板44がベアリング(ころがり軸受)68に よって回転可能に取付けられている。カム65の軸心CL2と遊星円板44との 軸心CL3は一致している。 ベアリング68の内輪681は、カム65に圧入され、入力軸42に装着され た止め輪(止め片)69と太径部66とによってスラスト方向への移動が規制さ れている。ベアリング68の外輪682は、遊星円板44に圧入され、遊星円板 44の内鍔94に接触している。
【0014】 遊星円板44の入力軸42側の側面には、図2に示すように、遊星円板44の 軸心CL3を中心とする直径D1の配設円70上に凹部71が等間隔に11個形 成されている。この凹部71はボール46を保持する「へこみ」である。従って 、配設円70は、ボール46の配設円でもある。 又、遊星円板44には、軸心CL3を中心とする直径D2の配設円72上に貫 通孔73が等間隔に8個形成されている。この貫通孔73には、入、出力軸42 ,43と平行な向きにピン47が圧入されている。ピン47にはローラ74(図 1参照)が回転可能に装着されている。このローラ74は、遊星円板44の回転 力を後述する出力円板86に円滑に伝達するために設けられている。
【0015】 ケーシング41(図1参照)の内壁には、固定円板80がボルト81によって 取付けられている。 遊星円板44と対向する固定円板80の側面には、図3に示すように、エピト ロコイド曲線溝45が形成されている。 エピトロコイド曲線溝45は、入力軸42の軸心CL1を中心とする直径D3 のピッチ円82を基準とし、遊星円板44の偏心量eの2倍に相当する振幅Aを 有する波状の溝であり、10個の波83で形成されている。 なお、ピッチ円82の直径D3は配設円70の直径D1と等しい。
【0016】 エピトロコイド曲線溝45の断面形状は、図4に示すように、ボール46の球 面形状と略々同一に形成されている。エピトロコイド曲線溝45の底部には、ボ ール46の底当たりを防止する逃げ溝84がエピトロコイド曲線溝45の波状の 形状に沿って形成されている。図3において、逃げ溝84は省略してある。 逃げ溝84の深さを除いたエピトロコイド曲線溝45の深さは、ボール46の 半径d1より浅く設定されている。
【0017】 エピトロコイド曲線溝の断面形状は、図5に示すように、ボール46の半径d 1より大きい曲率半径d2の2つの円弧85,85によって形成してもよい。 この場合のエピトロコイド曲線溝145も、ボール46の底当たりを防止する ことができる。 なお、凹部とエピトロコイド曲線溝の配置関係を逆にして、凹部を固定円板8 0に、エピトロコイド曲線溝45を遊星円板に形成してもよい。
【0018】 出力軸43には、出力円板86が一体に形成されている。この出力円板86は ケーシング41にベアリング87によって支持されている。ベアリング87の外 輪872は、ケーシング41の本体88とカバー89とにボルト90の締付けに よって挟持されている。 出力円板86には、図6に示すように、出力軸43の軸心CL1を中心とする 直径D4の配設円91上に等間隔に8個のピン挿入孔48が形成されている。 なお、配設円91の直径D4は配設円72(図2参照)の直径D2と等しい。
【0019】 ピン挿入孔48(図6参照)には、ブシュ92が圧入されている。ブシュ92 にはローラ74を有するピン47が挿入されている。 ブシュ92の内径D5は、ローラ74の外径D6に遊星円板44の偏心量の2 倍を加えた大きさである[D5=D6+(2・e)]。すなわち、ブシュ92と ローラ74との間の隙間Sは、(2・e)である。 隙間Sを遊星円板44の偏心量の2倍にした理由は、遊星円板44が出力軸4 3に対して、半径eの円を描きながら公転(偏心運動)するようにするためであ る。 なお、ブシュ92とローラ74は必ずしも必要としない。この場合においても 、ピン47とピン挿入孔48と間の隙間は(2・e)である。
【0020】 従って、実用新案登録請求の範囲における、「ピン挿入孔とピンとの間の隙間 」とは、「ピンとピン挿入孔と間の隙間」のみならず、ピンにローラが装着され 、ピン挿入孔にブシュが圧入された場合における「ローラとブシュとの間の隙間 」も含むものである。 なお、ピンとピン挿入孔の配置関係を逆にして、ピンを出力円板86に突設さ せ、ピン挿入孔を遊星円板44に形成してもよい。この場合は、遊星円板44が 軽くなり、バランサ67を小さくすることができる。
【0021】 入力軸42(図1参照)には、締付ナット49がねじ込まれている。締付ナッ ト49は、入力軸42をケーシング41に回転可能に支持しているベアリング6 0の内輪601の側面に接触している。ベアリング60の外輪602の側面は、 ケーシング41の内鍔93に接触している。 従って、締付ナット49を締付けると、締付ナット49と止め輪69とによっ て、固定円板80と遊星円板44とは互いに接近し、ボール46を挟圧し、エピ トロコイド曲線溝45とボール46とのバックラッシュを除去する。なおも、締 付ナット49を締付けると、エピトロコイド曲線溝45とボール46とに予圧を 与えることができる。
【0022】 次に、動作を説明する。 エピトロコイド曲線溝45の波の数をZa、ボール46の数をZbとする。 ケーシング41を固定し、入力軸42を仮に右回転させると遊星円板44は、 半径eの円を描きながら右に公転する。遊星円板44が公転する回数は、入力軸 42の回転数と同じである。
【0023】 同時に、遊星円板44は、エピトロコイド曲線溝45とボール46との噛合に よって、[(Zb−Za)=Zb)]の減速比をもって、右に自転する。 実施例では、Za=10、Zb=11であるから、減速比は(1/11)とな る。すなわち、遊星円板44は、ボール46の数だけ公転する間に、ボール46 の数とエピトロコイド曲線溝45の波83の数との差だけ自転する。
【0024】 遊星円板44の自転による回転力は、ピン47とピン挿入孔48によって出力 軸43に伝達される。 このとき、遊星円板44は出力円板86に対しても公転するが、この公転はピ ン47上のローラ74とピン挿入孔48のブシュ92との間の隙間Sによって許 容される。 従って、出力軸43は、入力軸42より遅く、入力軸42、遊星円板44と同 一方向に回転する。
【0025】 出力軸43にスラスト荷重が外部から加わるようなことがあっても、出力軸4 3と遊星円板44がピン47とピン挿入孔48によって回転方向にのみ連結され ているため、遊星円板44はスラスト荷重を受けるようなことがない。このため 、ボール46とエピトロコイド曲線溝45は、互いに圧接させられたり、離間さ せられたりするようなことがない。
【0026】 なお、図7に示す減速機140ように、締付ナット149とベアリング60の 内輪601との間に2枚のさらばね(弾性体)175,175を向き合わせて介 在させ、このさらばね175によって入力軸42をケーシング41から引出す方 向に付勢させ、エピトロコイド曲線溝45と凹部71とでボール46を挟圧する ようにしてもよい。
【0027】 さらに、図8に示す減速機240のように、出力軸243の軸心に貫通してね じ込まれた与圧調整ボルト276を締め込み、与圧調整ボルト276とベアリン グ64との間に設けられたさらばね(弾性体)275によって入力軸242と出 力軸243とを互いに離間させる方向へ付勢し、エピトロコイド曲線溝45と凹 部71とでボール46を挟圧するようにしてもよい。 この場合、図1に相当する締付ナット49は設けても設けなくてもよい。
【0028】 又、図9、図10に示す減速機340のように、締付ナット349を利用して 、駆動装置の駆動軸、例えば、モータ(図示省略)の回転軸Bと入力軸342と を連結する次のような駆動装置連結機構300を入力軸342に組込むこともで きる。 入力軸342の軸心には、回転軸Bが挿入される駆動軸挿入孔301が形成さ れている。 駆動軸挿入孔301によって残された入力軸342の肉厚の部分には、肉厚を 貫通し且つ入力軸342の軸方向に駆動軸締付スリット302,302が形成さ れている。 締付ナット349の半径方向には、入力軸締付スリット303が形成されてい る。さらに、締付ナット349には、入力軸締付スリット303と交差して入力 軸締付ボルト304がねじ込まれている。
【0029】 この駆動装置連結機構300によって、モータと減速機340を連結する手順 について説明する。 先ず、締付ナット349でエピトロコイド曲線溝45とボール46とに予圧を 与える調整を行なう。 次に、駆動軸挿入孔301に回転軸Bを挿入し、ケーシング341に形成され た貫通孔305から、又は、減速機340の側面から差し込んだ工具、例えば、 六角レンチ(図示省略)で入力軸締付ボルト304を締め込み、入力軸締付スリ ット303と、駆動軸締付スリット302,302とを狭める。 これによって、回転軸Bは、入力軸342によって締付けられ、回転軸Bと入 力軸342とが一体化されて、連結される。 なお、駆動装置連結機構300を具えた減速機340にも、図7に示す一対の さらばね175,175、図8に示す与圧調整ボルト276、さらばね275を 設けてもよい。
【0030】
本考案のピン・ボール式減速機は、次の効果を奏する。 (1) 出力軸と遊星円板がピンとピン挿入孔によって回転方向にのみ連結されて いるため、出力軸にスラスト荷重が加わっても、遊星円板はスラスト荷重を受け るようなことがない。このため、ボールとエピトロコイド曲線溝が互いに圧接さ せられたり、離間させられたりするようなことがなく、ボールとエピトロコイド 曲線溝の損傷と、バックラッシュの増大とを防止することができる。 (2) ボールがケーシングと遊星円板との間に具えられているため、減速機の外 径を小さくすることができる。 (3) ボールを使用しているため、回転力の伝達を円滑に、且つ、静かに行なう ことができる。 (4) 請求項2のように、入力軸上で且つケーシングところがり軸受の内輪の両 側に止め片と締付ナットとを設けると、ボールとエピトロコイド曲線溝とのバッ クラッシュを最適な状態に調整することができる。 (5) 請求項3,4のように、弾性体を設けると、長期間の使用によってボール とエピトロコイド曲線溝とが摩耗しても、ボールとエピトロコイド曲線溝とのバ ックラッシュを自動的に最適な状態に調整することができる。 (6) 請求項3,4のように弾性体を設け、自動的にバックラッシュを調整を行 なうことができることによって、減速機を長期間使用しても、締付ナットの増締 めを行なう必要が殆どなくなり、メンテナンスが容易になる。 (7) 請求項3,4のように弾性体を設けると、弾性体が無い場合と比較して、 バックラッシュ調整を容易に行なうことができる。すなわち、弾性体が無いと、 締付ナット又は与圧調整ボルトの僅かな締め込みであってもボールに加わる圧力 変化が大きく調整に時間を要するが、弾性体を有していると、弾性体が撓むため 圧力変化が少なくバックラッシュ調整が容易になる。 (8) 請求項3,4のように弾性体を設けると、締付ナット、予圧調整ボルトに も、常時、弾性体の弾力が作用するため、締付ナット、予圧調整ボルトの緩みを 防止することができる。 (9) 請求項5のように駆動装置連結機構を設けると、駆動装置の駆動軸を組込 む際に、入力軸にスラスト力が作用しない。 (10)請求項5のように駆動装置連結機構を設けると、駆動装置の組み込みが容 易になる。 (11)請求項5のように駆動装置連結機構を設けると、駆動軸と入力軸とをスリ ットの変形を利用して面圧で締結することができ、トルク伝達は摩擦力でおこな われるので、駆動軸と入力軸との間にバックラッシュが生じない。 (12)請求項5のように駆動装置連結機構を設けると、締付ナットが入力軸締付 ボルトによって締付けられるため締付ナットの緩みを防止することができる。 (13)請求項5のように駆動装置連結機構を設けると、締付ナットを緩めるだけ で、減速機と駆動装置と分離することができ、駆動装置の取り外しが容易になる 。
【図1】本考案の実施例のピン・ボール式減速機の正面
図であり、入、出力軸に沿った断面図である。
図であり、入、出力軸に沿った断面図である。
【図2】遊星円板の側面図である。
【図3】固定円板の側面図である。
【図4】エピトロコイド曲線溝の断面図である。
【図5】他の実施例のエピトロコイド曲線溝の断面図で
ある。
ある。
【図6】出力円板の側面図であり、且つ、ピンがピン挿
入孔に挿入された状態の図である。
入孔に挿入された状態の図である。
【図7】他の実施例のピン・ボール式減速機の正面図で
あり、入、出力軸に沿った断面図である。
あり、入、出力軸に沿った断面図である。
【図8】他の実施例のピン・ボール式減速機の正面図で
あり、入、出力軸に沿った断面図である。
あり、入、出力軸に沿った断面図である。
【図9】他の実施例のピン・ボール式減速機の正面図で
あり、入、出力軸に沿った断面図である。
あり、入、出力軸に沿った断面図である。
【図10】図9中10−10矢視断面図である。
【図11】従来のボール式減速機の正面図であり、駆動
軸と従動軸に沿った断面図である。
軸と従動軸に沿った断面図である。
【図12】図11の偏心板と従動円板の斜視図である。
B 回転軸(駆動軸) e 遊星円板の偏心距離 S 隙間 40,140,240 ピン・ボール式減速機 41,341ケーシング 42,242,342 入力軸 43,243出力軸 44 遊星円板 45,145 エピトロコイド曲線溝 46 ボール 47 ピン 48 ピン挿入孔 49,149,349 締付ナット 68 ベアリング(ころがり軸受) 681 内輪 69 止め輪(止め片) 70 凹部とボールの配設円(円) 72 ピンの配設円 82 エピトロコイド曲線溝のピッチ円(円) 83 波 91 ピン挿入孔の配設円 175,275 さらばね(弾性体) 276 与圧調整ボルト 300 駆動装置連結機構 301 駆動軸挿入孔 302 駆動軸締付スリット 303 入力軸締付スリット 304 入力軸締付ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石本 英司 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内
Claims (5)
- 【請求項1】 入力軸と出力軸とを間隔をおいて突き合
わせるように回転可能に支持するケーシングと、前記入
力軸に偏心して回転可能に支持された遊星円板と、前記
ケーシングと前記遊星円板との間に互いに係合して具え
られた波状のエピトロコイド曲線溝及び前記エピトロコ
イド曲線溝の波の数より多いボールと、前記遊星円板と
前記出力軸との間に具えられ前記入、出力軸と平行な複
数のピン及び前記ピンが挿入されたピン挿入孔とを有
し、前記ピンと前記ピン挿入孔は前記遊星円板又は前記
出力軸の軸心を中心とする前記遊星円板又は前記出力軸
上の円上に同数配設され、前記ピン挿入孔と前記ピンと
の間には前記出力軸に対する前記遊星円板の偏心運動を
許容する隙間が形成されていることを特徴とする、ピン
・ボール式減速機。 - 【請求項2】 前記遊星円板はころがり軸受によって前
記入力軸に支持され、前記入力軸は前記ケーシングと前
記ころがり軸受の内輪の両側に止め片と締付ナットとを
有する、請求項1のピン・ボール式減速機。 - 【請求項3】 前記ケーシングと前記締付ナットとの間
に設けられ前記エピトロコイド曲線溝と前記ボールとを
互いに圧接させる方向に前記入力軸を付勢する弾性体を
有する、請求項2のピン・ボール式減速機。 - 【請求項4】 前記出力軸に貫通してねじ込まれた与圧
調整ボルトと、前記与圧調整ボルトと前記入力軸との間
に設けられ前記エピトロコイド曲線溝と前記ボールとを
互いに圧接させる方向に前記入力軸を付勢する弾性体を
有する、請求項1,2又は3のピン・ボール式減速機。 - 【請求項5】 前記入力軸の軸心形成され駆動装置の駆
動軸が挿入される駆動軸挿入孔と、前記駆動軸挿入孔に
よって残された前記入力軸の肉厚の部分を貫通し前記入
力軸の軸方向に形成された駆動軸締付スリットと、前記
締付ナットの半径方向に形成された入力軸締付スリット
と、前記締付ナットにねじ込まれ前記入力軸締付スリッ
トと交差する入力軸締付ボルトとを具えた駆動装置連結
機構を有する、請求項2,3又は4のピン・ボール式減
速機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP032509U JPH0647756U (ja) | 1992-10-16 | 1993-05-26 | 外部からのスラスト荷重が加わらないようにしたピン・ボール式減速機 |
| US08/138,471 US5498215A (en) | 1992-10-16 | 1993-10-15 | Reduction gear assembly |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7815492 | 1992-10-16 | ||
| JP4-78154 | 1992-10-16 | ||
| JP032509U JPH0647756U (ja) | 1992-10-16 | 1993-05-26 | 外部からのスラスト荷重が加わらないようにしたピン・ボール式減速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0647756U true JPH0647756U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=26371101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP032509U Pending JPH0647756U (ja) | 1992-10-16 | 1993-05-26 | 外部からのスラスト荷重が加わらないようにしたピン・ボール式減速機 |
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| JP (1) | JPH0647756U (ja) |
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1993
- 1993-05-26 JP JP032509U patent/JPH0647756U/ja active Pending
- 1993-10-15 US US08/138,471 patent/US5498215A/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
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