JPH0649433A - 光導電性組成物及びそれを用いた電子写真用感光体 - Google Patents

光導電性組成物及びそれを用いた電子写真用感光体

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JPH0649433A
JPH0649433A JP11214093A JP11214093A JPH0649433A JP H0649433 A JPH0649433 A JP H0649433A JP 11214093 A JP11214093 A JP 11214093A JP 11214093 A JP11214093 A JP 11214093A JP H0649433 A JPH0649433 A JP H0649433A
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勝一 大田
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正臣 佐々木
Tomoyuki Shimada
知幸 島田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(II)などで示される特定のジスアゾ
顔料と(I)で示されるトリスアゾ顔料との混合物(好
ましくは同時粉砕混合物)からなる光導電性組成物及び
それを用いた電子写真用感光体。 (但し、上記一般式(I)〜(II)において、A,B及
びDは、カップラー残基を表わし、各々同一でも異なっ
ても良く、またR〜Rは、水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基又はシアノ基を表わし、
各々同一でも異なっても良い。) 【効果】 可視光に対する感度を低下させることなく、
且つオゾンやNOxガスによる帯電特性の劣化が少な
い。特に同時粉砕混合物を用いた場合には、可視光及び
近赤外光に対して高い感度を有するものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真用感光体、太陽
電池、光センサーあるいは光スイッチング素子等に有用
な光導電性組成物及びそれを用いた電子写真用感光体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式を用いた情報処理シ
ステム機の発展は目覚ましいものがある。特に、情報を
デジタル信号に変換して光によって情報記録を行なう光
プリンターは、そのプリント品質、信頼性においてすば
らしいものがある。このデジタル記録技術はプリンター
のみならず通常の複写機にも応用され、所謂デジタル複
写機が開発されている。また、従来からあるアナログ複
写にこのデジタル記録技術を搭載した複写機は、種々様
々な情報処理機能が付加されるため、今後その需要性が
益々高まっていくものと思われる。
【0003】光プリンターの光源としては、現在のとこ
ろ小型で安価で信頼性の高い半導体レーザー(LD)や
発光ダイオード(LED)が多く使われている。ただ、
現在よく使われているLEDの発光波長は660nmで
あり、一方LDの発光波長域は近赤外領域にある。この
ため可視光領域から近赤外光領域に高い感度を有する電
子写真用感光体の開発が望まれている。
【0004】ところが、電子写真用感光体の感光波長域
は、感光体に使用される電荷発生物質(CGM)の感光
波長域によってほぼ決まってしまう。そのため、従来か
ら多くのCGMが開発されているが、未だ可視光域から
近赤外光域に至る幅広い感光波長域で充分に高い感度を
有する単一のCGMは開発されていない。
【0005】そこで従来から、可視光に対して高い感度
を有するCGM(短波長CGM)と近赤外光に感度を有
するCGM(長波長CGM)とを混合して、感光波長域
の広い感光体を設計することが、種々試みられている。
例えば、(a)トリスアゾ顔料と(b)ペリノン顔料及
びアンザンスロン顔料のうち1種以上、及び(c)電子
供与性物質を含有させたことによる、白色光、ガスレー
ザー、LEDに感度を有する電子写真製版用印刷板(特
開平3−146957号公報)、ジスアゾ顔料とオキソ
チタニュウムフタロシアニンを併用することによる、白
色光、赤外レーザーに対して感度を有する電子写真感光
体(特開平3−196049号公報)や、混合顔料を含
有する電荷発生層中の結合剤としてスチレンブタジエン
共重合体を使用した三方晶系セレン粒子とフタロシアニ
ン粒子の混合系からなる、可視光から赤外光域に光感度
を有する感光体(特開平3−225346号公報)等が
提案されている。また、ペリレン顔料とβ型フタロシア
ニン顔料の混合により、フタロシアニンの光感度が増感
されることが発表されている〔川原他:「ペリレン顔料
/フタロシアニン顔料分子間相互作用と有機感光体の電
子写真特性」日本化学会第62回秋季年会、講演予稿集
II P868(1991);川原他「ペリレン顔料を用
いた有機単層感光体のフタロシアニン添加効果」第68
回電子写真学会研究討論会予稿集 P72−P75(1
991)〕。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の感光体は、複写機やプリンターのチャージから発生す
るオゾンやNOxガスに暴露されることによる帯電特性
の劣化がおこり、充分な特性が得られていない。
【0007】従って、本発明の目的は、短波長CGMと
長波長CGMとの混合によって、各CGMを単独に用い
て感光体を設計した場合よりも、幅広い波長域に高い感
度を有し、且つオゾンやNOxガスによる帯電特性の劣
化が少ない電子写真用感光体が得られる光導電性組成物
及びそれを用いた電子写真用感光体を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、1種以
上の下記一般式化1で示されるトリスアゾ顔料と1種以
上の下記一般式化2〜化8で示されるジスアゾ顔料とか
らなることを特徴とする光導電性組成物が提供される。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】 (但し、上記一般式化1〜化8において、A、B及びD
は、カップラー残基を表わし、各々同一でも異なっても
良く、またR1〜R7は、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基、アルコキシ基又はシアノ基を表わし、各々同一
でも異なっても良い。)
【0009】また、本発明によれば導電性支持体上に光
導電性層を形成してなる電子写真用感光体において、該
光導電性層中に1種以上の下記一般式化1で示されるト
リスアゾ顔料と1種以上の下記一般式化2〜化8で示さ
れるジスアゾ顔料とが含有されていることを特徴とする
電子写真用感光体が提供される。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】 (但し、上記一般式化1〜化8において、A、B及びD
は、カップラー残基を表わし、各々同一でも異なっても
良く、またR1〜R7は、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基、アルコキシ基又はシアノ基を表わし、各々同一
でも異なっても良い。)
【0010】本発明の光導電性組成物は、可視光に対し
て高い感度を有する特定のジスアゾ顔料と700nm以
長の光に感度を有する特定のトリスアゾ顔料とからなる
という構成にしたことから、幅広い波長域に高感度を有
し、可視光に対する感度を低下させることなく、しかも
オゾンやNOxガスによる帯電特性の劣化が少ないもの
となる。
【0011】本発明の光導電性組成物におけるジスアゾ
顔料とトリスアゾ顔料の混合比は、混合する顔料の種類
によって、例えば感光体の必要とする特性(感度、帯電
特性、耐ガス性)を考慮して、その最適値を個々に選択
することができるが、一般的には重量比で 0.01≦ジスアゾ顔料/(ジスアゾ顔料+トリスアゾ
顔料)≦0.99 の範囲とするのが良い。0.01より低いと感度の増感
効果が少なく、0.99より大きいと増感効果と耐ガス
性の向上が少なくなる。更に、可視光波長域から近赤外
光波長域までの分光感度の均一性を考慮すると、 0.1≦ジスアゾ顔料/(ジスアゾ顔料+トリスアゾ顔
料)≦0.9 の範囲が望ましい。
【0012】電子写真用感光体としては、導電性支持体
上に光を吸収して電荷担体を生成する電荷発生物質を含
有する電荷発生層と、その電荷担体が注入されやすく且
つそれを輸送する能力を有する電荷輸送物質を含有する
電荷輸送層からなる光導電性層を設けた、所謂積層感光
体(又は機能分離型感光体)と、導電性支持体上に電荷
発生物質と電荷輸送物質を結着樹脂中に分散した単一層
からなる光導電性層を設けた単層感光体(又は分散感光
体)がある。本発明の光導電性組成物は、上記いずれの
感光体にも適用できる。
【0013】本発明のジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料と
からなる組成物は、主として電荷発生物質として機能す
る。光導電性層中の電荷発生物質は、光を効率よく吸収
し、発生した電荷担体を有効に電荷輸送物質に注入する
べく、できる限りその粒径を小さくする必要があり、顔
料の粒径は1μm以下がよい。ただ、合成後のアゾ顔料
は、0.1μm以下の微細な粒子が凝集し、0.1〜1
0mmの二次粒子となっており、この状態で電荷発生層
を構成させると不十分な感度しか得られない。従って、
通常はこの二次粒子を砕いて、より小さな凝集粒子ある
いは0.1μm以下の一次粒子にした後、電荷発生層形
成に供される。本発明においても、ジスアゾ顔料及びト
リスアゾ顔料は粉砕して用いられる。
【0014】本発明のジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料と
からなる組成物を含有した積層感光体の電荷発生層及び
単層感光体の光導電層は、以下の方法で導電性支持体上
に形成される。 トリスアゾ顔料の少なくとも1種とジスアゾ顔料の少
なくとも1種を別々に、適当な分散媒中で、必要に応じ
てバインダー樹脂、電荷輸送物質を加えて、ボールミ
ル、振動ミル、円板振動ミル、アトライターサンドミ
ル、超音波分散装置等を用いて、顔料を1μm以下の粒
径の粒子に粉砕、分散した後、それらの液を混合して作
成した混合分散液を導電性支持体上に塗布する。 トリスアゾ顔料の少なくとも1種とジスアゾ顔料の少
なくとも1種を一緒に適当な分散媒中で、必要に応じて
バインダー樹脂、電荷輸送物質を加えてに示したよう
な分散装置で、顔料を1μm以下の微細粒子に粉砕、混
合した分散液を、導電性支持体上に塗布する。 なお、積層感光体の場合は、、で形成された電荷発
生層上に電荷輸送層を積層して感光体を形成する。
【0015】上記、のいずれの方法を用いても、本
発明のジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料の組み合せにおい
ては、トリスアゾ顔料単独で感光体を作成した場合と較
べて、700nm以長の長波長域における感度が低下す
ることなく、NO、オゾン等のガスによる帯電特性の劣
化が著しく改善されるが、特にの方法を用いた場合
(即ち、両顔料を混合した後に粉砕した同時粉砕混合物
を用いた場合)は、長波長域の感度がトリスアゾ顔料単
独の場合に較べて1.5〜2.5倍に著しく増感され
る。現在この増感効果の理由は明確でない。
【0016】本発明の光導電性組成物は、前記のよう
に、1種以上の下記一般式化1で示されるトリスアゾ顔
料と、1種以上の下記一般式化2〜8で示されるジスア
ゾ顔料とからなることを特徴とする。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】 (但し、上記一般式化1〜化8において、A、B及びD
は、カップラー残基を表わし、各々同一でも異なっても
良く、またR1〜R7は、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基、アルコキシ基又はシアノ基を表わし、各々同一
でも異なっても良い。)
【0017】特に、前記トリス−及びビスアゾ顔料とし
て、前記一般式化1〜化8において、A、B及びDとし
て表わされているカップリング残基が、下記一般式化9
〜化14で表わされる残基から選ばれるものが好まし
い。
【化9】 〔但し、上式中X1、Y1及びZはそれぞれ以下のものを
表わす。 X1:−OH、−N(R8)(R9)又は、−NHSO2
10。 (R8及びR9は水素原子、アシル基又は置換若しくは無
置換のアルキル基を表わし、R10は置換若しくは無置換
のアルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基を表
わす。) Y1:水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基、スルホン
基、ベンズイミダゾリル基、置換若しくは無置換のスル
ファモイル基、置換若しくは無置換のアロファノイル基
又は−CON(R11)(Y2)を表わす。 {R11は水素原子、アルキル基若しくはその置換体又は
フェニル基若しくはその置換体を表わし、Y2は炭化水
素環基若しくはその置換体、複素環基若しくはその置換
体、又は−N=C(R12)(R13)(但し、R12は炭化
水素環基若しくはその置換体、複素環基若しくはその置
換体又はスチリル基若しくはその置換体、R13は水素原
子、アルキル基若しくはその置換体又はフェニル基若し
くはその置換体を表わすか、あるいはR12及びR13はそ
れらに結合する炭素原子と共に環を形成してもよい)を
示す。} Z:炭化水素環基若しくはその置換体又は複素環基若し
くはその置換体。〕
【化10】 (上式中、R14は置換又は無置換の炭化水素基を表わ
す。)
【化11】 (上式中、R15は置換又は無置換の炭化水素基を表わ
す。)
【化12】 (上式中R16はアルキル基、カルバモイル基、カルボキ
シル基又はそのエステルを表わし、またArは置換又は
無置換の芳香族炭化水素基を表わす。)
【化13】 (上式中、X2は芳香族炭化水素の2価基又は複素環の
2価基を表わす。)
【化14】 (上式中、X2は芳香族炭化水素の2価基又は複素環の
2価基を表わす。)
【0018】本発明において使用されるアゾ顔料のカッ
プラーの具体例、即ちA−H、B−H及びD−Hの具体
例を表1〜表21に示す。
【0019】
【表1−(1)】
【0020】
【表1−(2)】
【0021】
【表1−(3)】
【0022】
【表2−(1)】
【0023】
【表2−(2)】
【0024】
【表3−(1)】
【0025】
【表3−(2)】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】
【表7】
【0030】
【表8】
【0031】
【表9】
【0032】
【表10】
【0033】
【表11】
【0034】
【表12−(1)】
【0035】
【表12−(2)】
【0036】
【表12−(3)】
【0037】
【表13−(1)】
【0038】
【表13−(2)】
【0039】
【表13−(3)】
【0040】
【表14−(1)】
【0041】
【表14−(2)】
【0042】
【表15】
【0043】
【表16】
【0044】以上述べたようなアゾ顔料中、トリスアゾ
顔料としては、特に下記一般式化15、式化16及び式
化17で表わされる化合物が好ましい。と言うのは、一
般式化15で表わされるトリスアゾ化合物は、特に近赤
外域(700nm以長)の光照射による電化発生能が高
い材料であり、ジスアゾ顔料との混合によって可視域か
ら近赤外域まで広範囲に高い感光特性を有する感光体を
作成することが可能になるし、また式化16及び化17
で表わされるトリスアゾ化合物は、特に850nm付近
までの巾広い感光波長域を有しており、ジスアゾ顔料と
の混合によって、LD光(780〜850nm)に対し
て高い感度を有する感光体を作成することが可能になる
ためである。
【0045】
【化15】 (但し、式中R21〜R29は、水素原子、−CH3、−C2
5、−C37、塩素原子、弗素原子、沃素原子、臭素
原子、CH3O−、C25O−、C37O−、−NO2
−CN、−CF3又は−OHをそれぞれ示す。)
【0046】
【化16】
【0047】
【化17】
【0048】また、ジスアゾ顔料の中では、特に下記式
化18及び式化19で表わされる化合物が好ましい。こ
れらの化合物は、可視域の感度が高く、トリスアゾ顔料
との組合せで混合した場合、顔料分散塗工液の安定性が
良好で、良好な塗膜形成が可能となる。
【0049】
【化18】
【化19】
【0050】本発明の電子写真感光体の感光層は、電荷
発生物質、電荷輸送物質を組み合わせて、分散型若しく
は機能分離型をとることができる。層構成としては分散
型の場合、導電性基体の上に、結着剤中に電荷発生物
質、電荷輸送物質を分散させた感光層を設ける。機能分
離型の場合は、基体上に電荷発生物質及び結着剤を含む
電荷発生層、その上に電荷輸送物質及び結着剤を含む電
荷輸送層を形成するものであるが、正帯電型とする場合
には、電荷発生層、電荷輸送層を逆に積層してもよい。
なお、機能分離型の場合、電荷発生層中に電荷輸送物質
を含有させてもよい。特に正帯電構成の場合感度が良好
となる。
【0051】また、接着性、電荷ブロッキング性を向上
させるために、感光層と基体との間に中間層を設けても
よい。更に耐摩耗性等、機械的耐久性を向上させるため
に、感光層上に保護層を設けてもよい。電荷発生層、電
荷輸送層及び分散型感光層形成時に用いる結着剤として
は、絶縁性がよい従来から知られている電子写真感光体
用結着剤であれば何でも使用でき、特に限定はない。1
例をあげるばポリカーボネート(ビスフェノールAタイ
プ、ビスフェノールZタイプ)、ポリエステル、メタク
リル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン、ア
ルキッド樹脂、シリコン樹脂、ポリビニルカルバゾー
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルカルバゾール、
ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリア
リレート、ポリアクリルアミド、ポリアミド、フェノキ
シ樹脂などが用いられる。これらのバインダーは単独又
は2種以上の混合物として用いることができる。
【0052】以上のような層構成、物質を用いて感光体
を作成する場合には、膜厚、物質の割合に好ましい範囲
がある。負帯電型(基体/電荷発生層/電荷輸送層の積
層)の場合、電荷発生層において、結着剤に対する電荷
発生物質の割合は20重量%以上、膜厚は0.01〜5
μmが好ましい。電荷輸送層においては、結着剤に対す
る電荷輸送物質の割合は、20〜200重量%、膜厚は
5〜100μmとするのが好ましい。正帯電型(基体/
電荷輸送層/電荷発生層の積層)の場合、電荷輸送層に
おいては、結着剤に対する電荷輸送物質の割合は、20
〜200重量%、膜厚は5〜100μmとするのが好ま
しい。電荷発生層においては電荷発生物質を結着剤に対
し20重量%以上含有することが好ましい。更に、電荷
発生層中には電荷輸送物質を含有させることが好まし
く、含有させることにより残留電位の抑制、感度の向上
に対し効果をもつ。この場合の電荷輸送物質は、結着剤
に対し20〜200重量%含有させることが好ましい。
【0053】また、電荷発生物質と電荷輸送物質を結着
剤樹脂中に分散してなる所謂、分散型の感光体の場合
は、その感光層中に結着剤樹脂に対する電荷発生物質と
しての混合顔料の割合は5〜95重量%、膜厚は10〜
100μmが好ましい。またその場合の結着剤樹脂に対
する電荷輸送物質の割合は30〜200重量%が好まし
い。
【0054】更に、これら感光層中には、分散型、機能
分離型共に、帯電性の向上、耐ガス性の向上を目的に、
フェノール化合物、ハイドロキノン化合物、ヒンダード
フェノール化合物、ヒンダードアミン化合物、ヒンダー
ドアミンとヒンダードフェノールが同一分子中に存在す
る化合物など、所謂酸化防止剤を添加することができ
る。
【0055】本発明において、導電性基体としては、体
積抵抗1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例え
ば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、
銀、金、白金等の金属又はそれら金属や酸化インジウ
ム、酸化錫等の金属酸化物、沃化銅等を蒸着又はスパッ
タリング法によって、フィルム状若しくは円筒ドラム
状、ベルト状フィルム、紙等に被覆したもの、あるいは
アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレ
ス等の板、ベルト及びそれらをD.I.、I.I.、押
出し、引抜き等の工法で素管化後、切削超仕上げ、研摩
等で表面処理した素管を使用することができる。また、
カーボンブラック、酸化インジウム、酸化錫等の導電性
粉末を適当な樹脂に分散し、プラスチック等の上に被覆
したものを使用してもよい。
【0056】本発明に使用される電荷輸送物質として
は、公知のものが何れも使用できる。その具体例として
は、例えば次の一般式化20で表わされる基本構造を有
する表17に示される化合物が挙げられる(特開平1−
302260号公報参照)。
【0057】
【化20】
【0058】
【表17−(1)】
【0059】
【表17−(2)】
【0060】
【表17−(3)】
【0061】
【表17−(4)】
【0062】
【表17−(5)】
【0063】
【表17−(6)】
【0064】
【表17−(7)】
【0065】
【表17−(8)】
【0066】
【表17−(9)】
【0067】
【表17−(10)】
【0068】
【表17−(11)】
【0069】
【表17−(12)】
【0070】また、本発明において用いることのできる
他の電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸送物質が
ある。正孔輸送物質としては、例えば以下の一般式化2
1〜26、28〜31、33及び34に示されるような
化合物が例示できる。
【0071】
【化21】 〔式中、R1はメチル基、エチル基、2-ヒドロキシエチル
基又は2-クロルエチル基を表わし、R2はメチル基、エチ
ル基、ベンジル基又はフェニル基を表わし、R3は水素原
子、塩素原子、臭素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭
素数1〜4のアルコキシル基、ジアルキルアミノ基又はニ
トロ基を表わす。〕
【0072】
【化22】 〔式中、Arはナフタレン類、アントラセン類、スチリル
基及びそれらの置換体あるいはピリジン類、フラン類、
チオフェン類を表わし、Rはアルキル基又はベンジル基
を表わす。〕
【0073】
【化23】 〔式中、R1はアルキル基、ベンジル基、フェニル基、ナ
フチル基を表わし、R2は水素原子、炭素数1〜3のアルキ
ル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、ジアルキルアミノ
基、ジアラルキルアミノ基又はジアリールアミノ基を表
わし、nは1〜4の整数を表わし、nが2以上のときはR2
同じでも異なっていてもよい。R3は水素原子又はメトキ
シ基を表わす。〕
【0074】
【化24】 〔式中、R1は炭素数1〜11のアルキル基、置換若しくは
無置換のフェニル基又は複素環基を表わし、R2、R3はそ
れぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、炭素数
1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、クロルアル
キル基、置換又は無置換のアラルキル基を表わし、ま
た、R2とR3は互いに結合し窒素を含む複素環を形成して
いてもよい。R4は同一でも異なっていてもよく、水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシ基又はハロゲ
ンを表わす。〕
【0075】
【化25】 〔式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を表わし、Arは
置換又は無置換のフェニル基、ナフチル基、アントリル
基あるいはカルバゾリル基を表わす。〕
【0076】
【化26】 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素
数1〜4のアルコキシ基又は炭素数1〜4のアルキル基を表
わし、Arは
【化27】 R1は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、R2,R3は水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1
〜4のアルコキシ基又はジアルキルアミノ基を表わし、n
は1又は2であって、nが2のときはR3は同一でも異なって
もよく、R4及びR5は水素原子、炭素数1〜4の置換又は無
置換のアルキル基あるいは置換又は無置換のベンジル基
を表わす。〕
【0077】
【化28】 〔式中、Rはカルバゾリル基、ピリジン基、チエニル
基、インドリル基、フリル基あるいは置換若しくは非置
換のフェニル基、スチリル基、ナフチル基又はアントリ
ル基であって、これらの置換基がジアルキルアミノ基、
アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基又はそのエス
テル、ハロゲン原子、シアノ基、アラルキルアミノ基、
N-アルキル-N-アラルキルアミノ基、アミノ基、ニトロ
基及びアセチルアミノ基からなる群から選ばれた基を表
わす。〕
【0078】
【化29】 〔式中、R1は低級アルキル基又はベンジル基又は置換若
しくは非置換のアリール基を表わし、R2は水素原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニト
ロ基、アミノ基あるいは低級アルキル基又はベンジル基
で置換されたアミノ基を表わし、nは1または2の整数を
表わす。〕
【0079】
【化30】 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、アルコキシ基又は
ハロゲン原子を表わし、R2及びR3はアルキル基、置換又
は無置換のアラルキル基あるいは置換又は無置換アリー
ル基を表わし、R4は水素原子又は置換若しくは無置換の
フェニル基を表わし、また、Arはフェニル基又はナフチ
ル基を表わす。〕
【0080】
【化31】 〔式中、nは0又は1の整数、R1,R2,R3は水素原子、アル
キル基又は置換若しくは無置換のフェニル基を示し、A
【化32】 9-アントリル基又は置換若しくは無置換のN-アルキルカ
ルバゾリル基を表わし、ここでR4は水素原子、アルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン原子 ル基、置換又は無置換のアリール基を示し、R5及びR6
環を形成してもよい)を表わし、mは0,1,2又は3の整数で
あって、mが2以上のときはR4は同一でも異なってもよ
い。〕
【0081】
【化33】 〔式中、R1、R2およびR3は水素原子、低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ジアルキルアミノ基又はハロゲン原
子を表わし、nは0又は1を表わす。〕
【0082】
【化34】 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロゲン原子を表わし、R2、R3は同一でも異なっていても
よく、水素原子、アルキル基、アルコキシ基又はハロゲ
ン原子を表わす。〕
【0083】一般式化21で表わされる化合物には、例
えば9-エチルカルバゾール-3-アルデヒド-1-メチル-1-
フェニルヒドラゾン、9-エチルカルバゾール-3-アルデ
ヒド-1-ベンジル-1-フェニルヒドラゾン、9-エチルカル
バゾール-3-アルデヒド-1,1-ジフェニルヒドラゾンなど
である。また、一般式化22で表わされる化合物には、
例えば4-ジエチルアミノスチレン-β-アルデヒド-1-メ
チル-1-フェニルヒドラゾン、4-メトキシナフタレン-1-
アルデヒド-1-ベンジル-1-フェニルヒドラゾンなどがあ
る。
【0084】一般式化23で表わされる化合物には例え
ば、4-メトキシベンズアルデヒド-1-メチル-1-フェニル
ヒドラゾン、2,4-ジメトキシベンズアルデビド-1-ベン
ジル-1-フェニルヒドラゾン、4-ジエチルアミノベンズ
アルデヒド-1,1-ジフェニルヒドラゾン、4-メトキシベ
ンズアルデヒド-1-べンジル-1-(4-メトキシ)フェニルヒ
ドラゾン、4-ジフェニルアミノベンズアルデヒド-1-ベ
ンジル-1-フェニルヒドラゾン、4-ジベンジルアミノベ
ンズアルデヒド-1,1-ジフェニルヒドラゾンなどがあ
る。また、一般式化24で表わされる化合物には、例え
ば1,1-ビス(4-ジベンジルアミノフェニル)プロパン、ト
リス(4-ジエチルアミノフェニル)メタン、1,1-ビス(4-
ジベンジルアミノフェニル)プロパン、2,2′-ジメチル-
4,4′-ビス(ジエチルアミノ)-トリフェニルメタンなど
がある。
【0085】一般式化25で表わされる化合物には、例
えば9-(4-ジエチルアミノスチリル)アントラセン、9-ブ
ロム-10-(4-ジエチルアミノスチリル)アントラセンなど
がある。また、一般式化26で表わされる化合物には、
例えば9-(4-ジメチルアミノベンジリデン)フルオレン、
3-(9-フルオレニリデン)-9-エチルカルバゾールなどが
ある。
【0086】一般式化28で表わされる化合物には、例
えば1,2-ビス(4-ジエチルアミノスチリル)ベンゼン、1,
2-ビス(2,4-ジメトキシスチリル)ベンゼンがある。ま
た、一般式化29で表わされる化合物には、例えば3-ス
チリル-9-エチルカルバゾール、3-(4-メトキシスチリ
ル)-9-エチルカルバゾールなどがある。
【0087】一般式化30で表わされる化合物には、例
えば4-ジフェニルアミノスチルベン、4-ジベンジルアミ
ノスチルベン、4-ジトリルアミノスチルベン、1-(4-ジ
フェニルアミノスチリル)ナフタレン、1-(4-ジエチルア
ミノスチリル)ナフチレンなどがある。一般式化31で
表わされる化合物には、例えば4′−ジフェニルアミノ-
α-フェニルスチルベン、4′-メチルフェニルアミノ-α
-フェニルスチルベンなどがある。
【0088】一般式化33で表わされる化合物には、例
えば1-フェニル-3-(4-ジエチルアミノスチリル)-5-(4-
ジエチルアミノフェニル)ピラゾリン、1-フェニル-3-(4
-ジメチルアミノスチリル)-5-(4-ジメチルアミノフェニ
ル)ピラゾリンなどがある。また、一般式化34で表わ
される化合物には、N,N′-ジフェニル-N,N′-ビス(3-メ
チルフェニル)-〔1,1′-ビスフェニル〕-4,4′-ジアミ
ン、N,N′-ジフェニル-N,N′-ビス(クロロフェニル)-
〔1,1′-ビフェニル〕-4,4′-ジアミン、3,3′-ジメチ
ルベンジジンなどがある。
【0089】この他の正孔輸送物質としては、例えば2,
5-ビス(4-ジエチルアミノフェニル)-1,3,4-オキサジア
ゾール、2,5-ビス〔4-(4-ジエチルアミノスチリル)フェ
ニル〕-1,3,4-オキシジアゾール、2-(9-エチルカルバゾ
リル-3-)-5-(4-ジエチルアミノフェニル)-1,3,4-オキサ
ジアゾールなどのオキサジアゾール化合物、2-ビニル-4
-(2-クロロフェニル)-5-(4-ジエチルアミノフェニル)オ
キサゾール、2-(4-ジエチルアミノフェニル)-4-フェニ
ルオキサゾールなどのオキサゾール化合物などの低分子
化合物がある。また、ポリ-N-ビニルカルバゾール、ハ
ロゲン化ポリ-N-ビニルカルバゾール、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルアントラセン、ピレンホルムアルデヒド
樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド樹脂などの
高分子化合物も使用できる。
【0090】電子輸送物質としては、例えば、クロルア
ニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシ
アノキノンジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フル
オレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−
トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン
−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェ
ン−5,5−ジオキサイドなどがある。
【0091】本発明の光導電性組成物は、電子写真感光
体以外にも、太陽電池、光センサー、あるいは光スイッ
チング素子等へ応用できる。
【0092】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、これ
により本発明の態様が限定されるものではない。
【0093】なお、実施例中の顔料の具体例No.は、
下記のアゾ構造成分No.と表1〜表16中のカップラ
ーNo.の各々の番号の組み合わせで顔料を示したもの
である。ジスアゾ顔料において、左右で異なるカップラ
ーが結合している場合は、両者を列記する。
【0094】
【化35】
【0095】
【化36】
【0096】
【化37】
【0097】
【化38】
【0098】
【化39】
【0099】
【化40】
【0100】
【化41】
【0101】
【化42】
【0102】実施例1−1 ジスアゾ化合物(具体例No.II−17) 0.012g トリスアゾ化合物(具体例No.I−70) 0.238g ポリビニルブチラール樹脂(UCC社製XYHL)のシクロ ヘキサノン1%溶液 4.75g シクロヘキサノン 7g を5mmφのPZTボールとともに50ccのガラス容
器に入れ,5日間ボールミリングを行なった後、メチル
エチルケトン(MEK)を追加し、更に1日ボールミリ
ングを行なってCGL塗工液を調製した。
【0103】アルミ蒸着をした75μmのポリエステル
フィルム上に、上記のCGL塗工液を30μmのギャッ
プを有したブレードで塗工した後、80℃で2分間加熱
乾燥しCGLを形成した。
【0104】次に、下記組成のCTL塗工液を調製し、
前記CGL上にブレード塗工を行なった後、80℃で加
熱乾燥し、更に130℃で5分間加熱乾燥して約20μ
mのCTL膜を形成し、感光体を作製した。
【0105】 〔CTL塗工液〕 Z型ポリカーボネート樹脂(数平均分子量約5万) 10g 下記化学構造式化43で表わされるα−フェニルスチルベン化合物(1) 8g トルエン 72g
【0106】α−フェニルスチルベン化合物(1)
【化43】
【0107】実施例1−2〜1−5及び比較例1−1〜
1−2 実施例1−1のCGL塗工液中のジスアゾ化合物とトリ
スアゾ化合物の含有量を表18の如くした以外は、実施
例1−1と同様にして感光体を作製した。
【0108】
【表18】
【0109】(評価)実施例1−1〜1−5、比較例1
−1〜1−2で作成した感光体を、川口電機社製の静電
特性測定装置EPA8100で−5.5Kvで2秒間帯
電した時の帯電電位V2と、感光体に800volt帯
電した後、2856Kのタングステンランプの光を78
0nm(半値幅20nm)のバンドパスフィルターを通
して照射して光感度を、測定した。結果を表19に示
す。表中、E1/10(μJ/cm2)は表面電位が800
vから80vに減衰するに必要な光量を表わしている。
(即ち、E1/10の値の小さい方が感度が高い。)
【0110】
【表19】
【0111】表19から、実施例1−1〜1−5の混合
系は、比較例1−1〜1−2の単独系に比べ、E1/10が
小さく、増感されていることが分かる。
【0112】実施例1−6〜1−9 実施例1−3のジスアゾ化合物をそれぞれ具体例No.
II−29、No.II−19、No.II−12、No.II
−200の化合物に変えた以外は、実施例1−3と同様
にして感光体を作成し、実施例1−1と同様に帯電電位
2とE1/10を測定した。結果を表20に示す。
【0113】実施例1−10〜1−13 実施例1−3のトリスアゾ化合物をそれぞれ具体例N
o.I−72、No.I−67、No.I−214、N
o.I−77の化合物に変えた以外は、実施例1−3と
同様にして感光体を作成した。実施例1−1と同様にし
て帯電電位V2とE1/10を測定した。結果を表20に示
す。
【0114】
【表20】
【0115】比較例1−3〜1−6 比較例1−1のトリスアゾ化合物をそれぞれ具体例N
o.I−72、No.I−67、No.I−214、N
o.I−77の化合物に変えた以外は、比較例1−1と
同様にして感光体を作成した。実施例1−1と同様にし
て帯電電位V2とE1/10を測定した。結果を表21に示
す。
【0116】比較例1−7 実施例1−2のジスアゾ化合物を下記式化44のペリレ
ン化合物に代えた以外は、実施例1−1と同様にして感
光体を作製し、実施例1−1と同様に帯電電位V2とE1
/10を測定した。結果を表21に示す。
【0117】ペリレン化合物
【化44】
【0118】
【表21】
【0119】表20及び21から、いずれの例もトリス
アゾ化合物単独の場合よりジスアゾ化合物と混合した場
合の方が感度が著しく増感されていることが分かる。詳
しく言うと、実施例1−6〜1−9はトリスアゾ化合物
No.I−70と各種ジスアゾ化合物の組合せの実施例
であるが、同No.I−70単独の比較例1−1と較べ
ると、感度が高くなっていることが分かる。また、実施
例1−10〜1−13は、トリスアゾ化合物No.I−
72、No.I−67、No.I−214、No.I−7
7とジスアゾ化合物との混合例であるが、それぞれのト
リスアゾ化合物単独の場合の比較例1−3〜1−6と比
較すると、前者の感度が2倍程度高くなっていることが
分かる。また、フタロシアニン化合物との混合で増感効
果のみられるペリレン化合物とトリスアゾ化合物の混合
では、増感効果はなく、むしろ感度が低下する。
【0120】実施例1−14〜1−17 実施例1−3のジスアゾ化合物をそれぞれ具体例No.
II−17・18、No.II−17・19、No.II−1
7・24、No.II−1・200の化合物に変えた以外
は、実施例1−3と同様にして感光体を作成し、且つ同
様に帯電電位V2とE1/10を測定した。結果を表22に
示す。
【0121】実施例1−18〜1−19 実施例1−12のジスアゾ化合物をそれぞれ具体例N
o.II−17・24、No.II−1・200の化合物に
変えた以外は、実施例1−12と同様にして感光体を作
製し、且つ同様に帯電電位V2とE1/10を測定した。結
果を表22に示す。
【0122】
【表22】
【0123】実施例1−14〜1−17は、トリスアゾ
化合物No.I−70と各種ジスアゾ化合物との混合系
の例であり、実施例1−18〜1−19はトリスアゾ化
合物No.I−214と各種ジスアゾ化合物との混合系
の例であるが、前者は比較例1−1と、後者は比較例1
−5と比較することによって、混合系による増感効果が
明らかになる。
【0124】更に、本発明の感光体の耐ガス性を調べる
ために、上記実施例及び比較例で作製した感光体を5p
pmのNOガス雰囲気中に5日間暴露した後、実施例1
−1と同様にしてV2とE1/10を測定した。結果を表2
3及び表24に示す。
【0125】
【表23−(1)】
【0126】
【表23−(2)】
【0127】
【表24】
【0128】表23及び24から、トリスアゾ顔料とジ
スアゾ顔料を混合した場合は、トリスアゾ顔料単独の場
合より、ガス暴露による帯電電位の低下が少なく感度変
化も少ないことが分かる。
【0129】実施例1−20 実施例1−3において、電荷輸送物質をα−フェニルス
チルベン化合物(1)から下記の化学構造式化45で表
わされるα−フェニルスチルベン化合物(2)に変えた
以外は、実施例1−3と同様にして感光体を作製した。
【0130】α−フェニルスチルベン化合物(2)
【化45】
【0131】比較例1−8 比較例1−1において、電荷輸送物質をα−フェニルス
チルベン化合物(1)からα−フェニルスチルベン化合
物(2)に変えた以外は、比較例1−1と同様にして感
光体を作製した。
【0132】実施例1−21 実施例1−3において、電荷輸送物質をα−フェニルス
チルベン化合物(1)から下記の化学構造式化46で表
わされるヒドラゾン化合物に変えた以外は、実施例1−
3と同様にして感光体を作製した。
【0133】
【化46】
【0134】比較例1−9 比較例1−1において、電荷輸送物質をα−フェニルス
チルベン化合物(1)から実施例1−21で使用した化
学構造式化46で表わされるヒドラゾン化合物に変えた
以外は、比較例1−1と同様にして感光体を作製した。
【0135】(評価)実施例1−20〜1−21及び比
較例1−8〜1−9の感光体ついて、実施例1−1と同
様にして評価した結果を表25に示す。
【0136】
【表25】
【0137】実施例1−22 ジスアゾ化合物(具体例No.II−17) 1.25g トリスアゾ化合物(具体例No.I−70) 1.25g シクロヘキサノン 30g をメノウボールの入ったガラスポット容器に入れ、3日
間ボールミリングを行ない、混合顔料液Aを調製した。
【0138】次に、下記組成の感光層塗工液を調製し
た。 ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製C−1400) 5g 化学構造式化43で表わされるα−フェニルスチルベン化合物(I) 5g 2,5ジターシャリブチルハイドロキノン 0.05g 混合顔料液A 15g THF 30g
【0139】中間層としてアルコール可溶性ポリアミド
樹脂(東レ社製アラミンCM8000)を0.3μm塗
布したアルミ蒸着ポリエステルフィルム上に、上記感光
層塗工液を250μmのギャップを有したドクターブレ
ードで塗工した後、80℃で5分間加熱乾燥し、更に1
20で1時間加熱乾燥して約20μmの感光層膜を形成
し、感光体を作製した。
【0140】得られた感光体について、実施例1−1と
同様に評価したところ、V2=850v、E1/10=0.
68(μJ/cm2)であった。(但し、帯電条件は+
5.5kvで帯電を行なった。)
【0141】比較例1−10 トリスアゾ化合物(具体例No.I−70) 2.5g シクロヘキサノン 30g をメノウボールの入ったガラスポット容器に入れ、3日
間ボールミリングを行ない、混合顔料液を調製した。
【0142】次に、下記組成の感光層塗工液を調製し
た。 ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製C−1400) 5g 化学構造式化43で表わされるα−フェニルスチルベン化合物(1) 5g 2,5ジターシャリブチルハイドロキノン 0.05g 上記混合顔料液 15g THF 30g
【0143】中間層としてアルコール可溶性ポリアミド
樹脂(東レ社製アラミンCM8000)を0.3μm塗
布したアルミ蒸着ポリエステルフィルム上に、上記感光
層塗工液をドクターブレード塗工した後、80℃で5分
間加熱乾燥し、更に120で1時間加熱乾燥して約20
μmの感光層膜を形成し、感光体を作製した。
【0144】得られた感光体について、実施例1と同様
に評価したところ、V2=900v、E1/10=1.50
(μJ/cm2)であった。(但し、帯電条件は+5.
5kvで十帯電を行なった。)
【0145】更に、本発明の感光体の耐ガス性を調べる
ために、実施例1−20〜1−22及び比較例1−8〜
1−10で作製した感光体を5ppmのNOガス雰囲気
中に5日間暴露した後、実施例1−1と同様にしてV2
とE1/10を測定した。結果を表26に示す。
【0146】
【表26】
【0147】表26から、トリスアゾ顔料とジスアゾ顔
料を混合した場合は、トリスアゾ顔料単独の場合より、
ガス暴露による帯電電位の低下が少なく感度変化も少な
いことが分かる。
【0148】実施例1−23 実施例1−1〜1−22は、いずれもジスアゾ顔料とト
リスアゾ顔料とを混合し、同時に粉砕を行なったもので
あるが、今回はジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料を別々に
分散した分散液を、後で単純に混合した。即ち、下記組
成液をそれぞれ別々に、5mm中のPSZボール100
gを入れた50ccのガラス容器に入れ、5日間ボール
ミリングを行なった後、メチルエチルケトンを追加し、
更に1日ボールミリングを行なって分散液A及びBを作
成した。
【0149】 〔分散液A〕 ジスアゾ化合物(具体例No.II−17) 0.25g ポリビニルブチラール樹脂(UCC社製XYHL)のシクロヘキサノン1%溶 液 4.75g シクロヘキサノン 7g 〔分散液B〕 トリスアゾ化合物(具体例No.I−70) 0.25g ポリビニルブチラール樹脂(UCC社製XYHL)のシクロヘキサノン1%溶 液 4.75g シクロヘキサノン 7g
【0150】続いて、〔分散液A〕と〔分散液B〕を等
量混合し、CGL液を作成した。次に、このCGL液を
用いた以外は、実施例1−1と同様にして積層感光体を
作成した。更に、得られた感光体を5ppmのNOガス
雰囲気中に5日間暴露して耐ガス性を評価した。NOガ
ス暴露前後の帯電性と感度は、実施例1−1と同様に測
定した。その結果を表27に示す。(なお、比較のた
め、同表中に比較例1−1の結果も併記する。)
【0151】
【表27】
【0152】表27から、アゾ顔料混合物を用いると、
トリスアゾ顔料のみのCGLを用いた比較例1−1と較
べて、感度の低下が少なく、耐ガス性に優れていること
が分かる。
【0153】実施例1−24〜1−30 実施例1−3で用いたジスアゾ顔料の代りに各々、具体
例No.II−1,No.II−6,No.II−8,No.
II−20,No.II−28,No.II−31,No.II
−40を用い、且つCTLの膜厚を30μmの厚さに塗
布したこと以外は、実施例3と同様にして感光体を作成
した。実施例1−1と同様にして帯電電位V2とE1/
10を測定した結果を、表28に示す。
【0154】
【表28】
【0155】表28から、本発明の混合系による増感効
果が明らかになる。
【0156】実施例2−1 トリスアゾ顔料(具体例No.I−70) 0.19g ジスアゾ顔料(具体例No.III−60) 0.01g ポリビニルブチラール樹脂(XYHL:UCC社製)の シクロヘキサノン2重量%溶液 4.0g 上記組成物を、5mm直径のPSZボールを体積で半分
充填した50ccのガラス容器に入れ、7日間ボールミ
リングした。その後、シクロヘキサノン6.0gを追加
し、3日間ボールミリングを行なった後、更にシクロヘ
キサノン13.0gを追加し、1日間ボールミリングを
行ない電荷発生層塗工液を調製した。
【0157】以上の電荷発生層塗工液を、厚さ0.2m
mのアルミ板(JIS1080)上に、50μmのギャ
ップを有したドクターブレードで塗工した後、120
℃、10分間乾燥し、厚さ約0.2μmの電荷発生層を
形成した。
【0158】次に以下の化合物を撹拌・溶解して調製し
た電荷輸送層塗工液を、前記電荷発生層上にドクターブ
レードで塗工した後、120℃、20分間乾燥し、厚さ
約28μmの電荷発生層を形成し、感光体を作製した。
【0159】 [電荷輸送層塗工液の組成] 前記構造式化43で表わされるα−フェニルスチルベン 化合物(1) 9重量部 ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂 10重量部 (TS2050;帝人化学社製:粘度平均分子量 4万)
【0160】実施例2−2〜2−5及び比較例2−1〜
2−2 実施例2−1の電荷発生層塗工液中のトリスアゾ顔料
[I]とジスアゾ顔料[III]の含有量を表29の如く
した以外は、実施例2−1と同様にして感光体を作製し
た。
【0161】
【表29】
【0162】実施例2−1〜2−5、比較例2−1〜2
−2で作製した感光体を、電子写真特性測定装置EPA
8100(川口電機社製)でダイナミックモードで、−
6kVで2秒間帯電したときの帯電電位V2と、感光体
に−800V帯電した後、色温度2856Kのタングス
テンランプの光を780nm(半値幅13nm)のバン
ドパスフィルターを通して照射して光感度を測定した。
結果を表30に示す。
【0163】なお、光感度S(V・cm2/μJ)は、
表面電位が−800Vから−100Vまで減衰するのに
必要な露光量をE(μJ/cm2)とし、S=700/
Eより求めたものであり、Sの値が大きい方が感度が高
いと判定される。
【0164】
【表30】
【0165】表30から、実施例2−1〜2−5の混合
系においては、比較例2−1〜2−2の単独系に比べ光
感度が高く、増感されていることが分かる。
【0166】次に本発明の感光体の耐ガス性を調べるた
めに、実施例2−1〜2−5、比較例2−1〜2−2で
作製した感光体を10ppmのオゾンガス中に10日間
暴露した後、実施例2−1と同様にして帯電電位V2
光感度Sを測定した。その結果を表31に示す。
【0166】
【0168】表31から、トリスアゾ顔料[I]単独の
場合よりも、ジスアゾ顔料[III]単独のほうが、オゾ
ン暴露による帯電電位の低下が少ないことが分かる。ま
た、トリスアゾ顔料[I]単独の場合よりも、トリスア
ゾ顔料[I]とジスアゾ顔料[III]を混合したほう
が、オゾン暴露による帯電電位の低下が少なく感度変化
も少ないことが分かる。
【0169】実施例2−6〜2−9 実施例2−3のトリスアゾ顔料[I]をそれぞれ具体例
No.I−205、No.I−88、No.I−21
4、No.I−67の化合物に変えた以外は、実施例2
−3と同様にして感光体を作製した。
【0170】実施例2−10〜2−13 実施例2−3のジスアゾ顔料[III]を、それぞれ具体
例No.III−1、No.III−201、No.III−2
17、No.III−233の化合物に変えた以外は、実
施例2−3と同様にして感光体を作製した。
【0171】比較例2−3〜2−6 比較例2−1のトリスアゾ顔料[I]を、それぞれ具体
例No.I−205、No.I−88、No.I−21
4、No.I−67の化合物に変えた以外は、比較例2
−1と同様にして感光体を作製した。
【0172】実施例2−14 実施例2−3の電荷輸送物質を前記の構造式化45で表
わされるα−フェニルスチルベン化合物(2)に変えた
以外は、実施例2−3と同様にして感光体を作製した。
【0173】実施例2−15 実施例2−3の電荷輸送物質を、前記の構造式化46で
表わされるヒドラゾン化合物に変えた以外は、実施例2
−3と同様にして感光体を作製し、実施例2−1と同様
にして帯電電位V2と光感度Sを測定した。
【0174】実施例2−6〜2−15及び比較例2−3
〜2−6で得られた感光体についての、耐ガス性試験を
含めた帯電電位V2及び光感度Sの測定結果を表31に
示す。
【0175】
【表31】
【0176】表31から、本発明の光導電性組成物は、
光感度に優れ、しかもガス暴露による帯電電位の低下及
び感度変化も少ないことが分かる。
【0177】実施例3−1 実施例2−3において、ジスアゾ顔料を具体例No.I
V−1に変えた以外は、実施例2−3と同様にして感光
体を作製した。
【0178】得られた感光体について、実施例2−1と
同様にして、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sを測定した。その結果を表32に示す。
【0179】
【表32】 ┻━━━━┛
【0180】実施例3−2〜3−5 実施例3−1のトリスアゾ顔料[I]を、それぞれ具体
例No.I−205、No.I−88、No.I−21
4、No.I−67の化合物に変えた以外は、実施例3
−1と同様にして感光体を作製した。
【0181】実施例3−6〜3−9 実施例3−1のジスアゾ顔料[IV]を、それぞれ具体
例No.IV−4、No.IV−19、No.IV−2
5、No.IV−30の化合物に変えた以外は、実施例
3−1と同様にして感光体を作製した。
【0182】実施例3−10 実施例2−14において、ジスアゾ顔料を具体例No.
IV−1に変えた以外は、実施例2−14と同様にして
感光体を作製した。
【0183】実施例3−11 実施例2−15において、ジスアゾ顔料を具体例No.
IV−1に変えた以外は、実施例2−15と同様にして
感光体を作製した。
【0184】実施例3−2〜3−11で得られた感光体
についての、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sの測定結果を表33に示す。
【0185】
【表33】
【0186】表33から、本発明の光導電性組成物は、
光感度に優れ、しかもガス暴露による帯電電位の低下及
び感度変化も少ないことが分かる。
【0187】実施例4−1 実施例2−3において、ジスアゾ顔料を具体例No.V
−17に変えた以外は、実施例2−3と同様にして感光
体を作製した。
【0188】得られた感光体について、実施例2−1と
同様にして、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sを測定した。その結果を表34に示す。
【0189】
【表34】 ┻━━━━┛
【0190】実施例4−2〜4−5 実施例4−1のトリスアゾ顔料〔I〕をそれぞれ具体例
No.I−205、No.I−88、No.I−21
4、No.I−67の化合物に変えた以外は、実施例4
−1と同様にして感光体を作製した。
【0191】実施例4−6〜4−9 実施例4−1のジスアゾ顔料〔V〕を、それぞれ具体例
No.V−11、No.V−14、No.V−23、N
o.V−60の化合物に変えた以外は、実施例4−1と
同様にして感光体を作製した。
【0192】実施例4−10 実施例2−14において、ジスアゾ顔料を具体例No.
V−17に変えた以外は、実施例2−14と同様にして
感光体を作製した。
【0193】実施例4−11 実施例2−15において、ジスアゾ顔料を具体例No.
V−17に変えた以外は、実施例2−15と同様にして
感光体を作製した。
【0194】実施例4−2〜4−11で得られた感光体
についての、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sの測定結果を表35に示す。
【0195】
【表35】
【0196】表35から、本発明の光導電性組成物は、
光感度に優れ、しかもガス暴露による帯電電位の低下及
び感度変化も少ないことが分かる。
【0197】実施例5−1 実施例2−3において、ジスアゾ顔料を具体例No.V
I−63に変えた以外は、実施例2−3と同様にして感
光体を作製した。
【0198】得られた感光体について、実施例2−1と
同様にして、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sを測定した。その結果を表36に示す。
【0199】
【表36】 ┻━━━━┛
【0200】実施例5−2〜5−5 実施例5−1のトリスアゾ顔料〔I〕をそれぞれ具体例
No.I−205、No.I−88、No.I−21
4、No.I−67の化合物に変えた以外は、実施例5
−1と同様にして感光体を作製した。
【0201】実施例5−6〜5−9 実施例5−1のジスアゾ顔料〔VI〕を、それぞれ具体
例No.VI−1、No.VI−64、No.VI−2
23、No.VI−224の化合物に変えた以外は、実
施例5−1と同様にして感光体を作製した。
【0202】実施例5−10 実施例2−14において、ジスアゾ顔料を具体例No.
VI−63に変えた以外は、実施例2−14と同様にし
て感光体を作製した。
【0203】実施例5−11 実施例2−15において、ジスアゾ顔料を具体例No.
VI−63に変えた以外は、実施例2−15と同様にし
て感光体を作製した。
【0204】実施例5−2〜5−11で得られた感光体
についての、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sの測定結果を表37に示す。
【0205】
【表37】
【0206】表37から、本発明の光導電性組成物は、
光感度に優れ、しかもガス暴露による帯電電位の低下及
び感度変化も少ないことが分かる。
【0207】実施例6−1 実施例2−3において、ジスアゾ顔料を具体例No.V
II−1(R4=CN)に変えた以外は、実施例2−3と
同様にして感光体を作製した。
【0208】得られた感光体について、実施例2−1と
同様にして、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sを測定した。その結果を表38に示す。
【0209】
【表36】 ┻━━━━┛
【0210】実施例6−2〜6−5 実施例6−1のトリスアゾ顔料〔I〕をそれぞれ具体例
No.I−205、No.I−88、No.I−21
4、No.I−67の化合物に変えた以外は、実施例6
−1と同様にして感光体を作製した。
【0211】実施例6−6〜6−9 実施例6−1のジスアゾ顔料〔VII〕を、それぞれ具体
例No.VII−89(R4=CN)、No.VII−19
(R4=CN)、No.VII−19(R4=Cl)、N
o.VII−19(R4=Br)の化合物に変えた以外
は、実施例6−1と同様にして感光体を作製した。
【0212】実施例6−10 実施例2−14において、ジスアゾ顔料を具体例No.
VII−1(R4=CN)に変えた以外は、実施例2−1
4と同様にして感光体を作製した。
【0213】実施例6−11 実施例2−15において、ジスアゾ顔料を具体例No.
VII−1(R4=CN)に変えた以外は、実施例2−1
5と同様にして感光体を作製した。
【0214】実施例6−2〜6−11で得られた感光体
についての、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sの測定結果を表39に示す。
【0215】
【表39】
【0216】表39から、本発明の光導電性組成物は、
光感度に優れ、しかもガス暴露による帯電電位の低下及
び感度変化も少ないことが分かる。
【0217】実施例7−1 実施例2−3において、ジスアゾ顔料を具体例No.V
III−195に変えた以外は、実施例2−3と同様にし
て感光体を作製した。
【0218】得られた感光体について、実施例2−1と
同様にして、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sを測定した。その結果を表40に示す。
【0219】
【表40】 ┻━━━━┛
【0220】実施例7−2〜7−5 実施例7−1のトリスアゾ顔料〔I〕をそれぞれ具体例
No.I−205、No.I−88、No.I−21
4、No.I−67の化合物に変えた以外は、実施例7
−1と同様にして感光体を作製した。
【0221】実施例7−6〜7−9 実施例7−1のジスアゾ顔料〔VIII〕を、それぞれ具
体例No.VIII−1・195、No.VIII−1、N
o.VIII−191、No.VIII−17の化合物に変え
た以外は、実施例7−1と同様にして感光体を作製し
た。
【0222】実施例7−10 実施例2−14において、ジスアゾ顔料を具体例No.
VIII−195に変えた以外は、実施例2−14と同様
にして感光体を作製した。
【0223】実施例7−11 実施例2−15において、ジスアゾ顔料を具体例No.
VIII−195に変えた以外は、実施例2−15と同様
にして感光体を作製した。
【0224】実施例7−2〜7−11で得られた感光体
についての、耐ガス性試験を含めた帯電電位V2及び光
感度Sの測定結果を表41に示す。
【0225】
【表41】
【0226】表41から、本発明の光導電性組成物は、
光感度に優れ、しかもガス暴露による帯電電位の低下及
び感度変化も少ないことが分かる。
【0227】
【発明の効果】請求項1の光導電性組成物は、特定のジ
スアゾ顔料と特定のトリスアゾ顔料との混合物からなる
ものとしたことから、該組成物及びこれを用いた請求項
2及び3の電子写真用感光体は、可視光に対する感度を
低下させることがなく、しかもオゾンやNOxガスによ
る帯電特性の劣化が少ない。
【0228】請求項4の電子写真用感光体は、前記トリ
スアゾ顔料と前記ジス顔料との同時粉砕混合物が含有さ
れているものとしたことから、可視光及び近赤外光に対
して高い感度を有する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 5/06 360 C 9221−2H 367 9221−2H (72)発明者 島田 知幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 橋本 充 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上の下記一般式化1で示されるト
    リスアゾ顔料と1種以上の下記一般式化2〜化8で示さ
    れるジスアゾ顔料とからなることを特徴とする光導電性
    組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 (但し、上記一般式化1〜化8において、A、B及びD
    は、カップラー残基を表わし、各々同一でも異なっても
    良く、またR1〜R7は、水素原子、ハロゲン原子、アル
    キル基、アルコキシ基又はシアノ基を表わし、各々同一
    でも異なっても良い。)
  2. 【請求項2】 導電性支持体上に光導電性層を形成して
    なる電子写真用感光体において、該光導電性層中に1種
    以上の下記一般式化1で示されるトリスアゾ顔料と1種
    以上の下記一般式化2〜化8で示されるジスアゾ顔料と
    が含有されていることを特徴とする電子写真用感光体。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 (但し、上記一般式化1〜化8において、A、B及びD
    は、カップラー残基を表わし、各々同一でも異なっても
    良く、またR1〜R7は、水素原子、ハロゲン原子、アル
    キル基、アルコキシ基又はシアノ基を表わし、各々同一
    でも異なっても良い。)
  3. 【請求項3】 前記一般式化1〜化8におけるカップリ
    ング残基A、B及びDが下記一般式化9〜化14で表わ
    される残基から選ばれたアゾ顔料である請求項2記載の
    電子写真用感光体。 【化9】 〔但し、上式中X1、Y1及びZはそれぞれ以下のものを
    表わす。 X1:−OH、−N(R8)(R9)又は、−NHSO2
    10。 (R8及びR9は水素原子、アシル基又は置換若しくは無
    置換のアルキル基を表わし、R10は置換若しくは無置換
    のアルキル基又は置換若しくは無置換のアリール基を表
    わす。) Y1:水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
    アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基、スルホン
    基、ベンズイミダゾリル基、置換若しくは無置換のスル
    ファモイル基、置換若しくは無置換のアロファノイル基
    又は−CON(R11)(Y2)を表わす。 {R11は水素原子、アルキル基若しくはその置換体又は
    フェニル基若しくはその置換体を表わし、Y2は炭化水
    素環基若しくはその置換体、複素環基若しくはその置換
    体、又は−N=C(R12)(R13)(但し、R12は炭化
    水素環基若しくはその置換体、複素環基若しくはその置
    換体又はスチリル基若しくはその置換体、R13は水素原
    子、アルキル基若しくはその置換体又はフェニル基若し
    くはその置換体を表わすか、あるいはR12及びR13はそ
    れらに結合する炭素原子と共に環を形成してもよい)を
    示す。} Z:炭化水素環基若しくはその置換体又は複素環基若し
    くはその置換体。〕 【化10】 (上式中、R14は置換又は無置換の炭化水素基を表わ
    す。) 【化11】 (上式中、R15は置換又は無置換の炭化水素基を表わ
    す。) 【化12】 (上式中R16はアルキル基、カルバモイル基、カルボキ
    シル基又はそのエステルを表わし、またArは置換又は
    無置換の芳香族炭化水素基を表わす。) 【化13】 (上式中、X2は芳香族炭化水素の2価基又は複素環の
    2価基を表わす。) 【化14】 (上式中、X2は芳香族炭化水素の2価基又は複素環の
    2価基を表わす。)
  4. 【請求項4】 前記トリスアゾ顔料と前記ジスアゾ顔料
    との同時粉砕混合物が含有されていることを特徴とする
    請求項2又は3に記載の電子写真用感光体。
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