JPH0649875B2 - 固形燃料スラリ−組成物 - Google Patents
固形燃料スラリ−組成物Info
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- JPH0649875B2 JPH0649875B2 JP61095910A JP9591086A JPH0649875B2 JP H0649875 B2 JPH0649875 B2 JP H0649875B2 JP 61095910 A JP61095910 A JP 61095910A JP 9591086 A JP9591086 A JP 9591086A JP H0649875 B2 JPH0649875 B2 JP H0649875B2
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- Japan
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- solid fuel
- component
- slurry
- sulfonated
- slurry composition
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- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定の分散剤を含有した貯蔵安定性の優れた
固形燃料スラリー組成物に関する。
固形燃料スラリー組成物に関する。
従来、石油を主体としたエネルギー構造がとられてきた
が、近年、石油資源の枯渇により、石炭、石油コーク
ス、ピッチなどの固形燃料が再認識され、その利用法が
種々検討されている。
が、近年、石油資源の枯渇により、石炭、石油コーク
ス、ピッチなどの固形燃料が再認識され、その利用法が
種々検討されている。
しかしながら、これらの固形燃料は、石油などの液体燃
料と異なり固体であるため、通常のパイプライン、タン
クローリーなどによる輸送が困難である。
料と異なり固体であるため、通常のパイプライン、タン
クローリーなどによる輸送が困難である。
このため、石炭などの固形燃料を微粉化し、水に分散さ
せスラリーとして液体と同様に取り扱う技術が種々提案
されている。この場合、固形燃料濃度を低くし水を多量
に使用したスラリーとすれば、低粘度のスラリーとする
ことも可能であるが、燃料の効率の上で得策ではない。
また、このようにして得られたスラリーは、静置すると
固形燃料が沈降してくるという欠点を有している。
せスラリーとして液体と同様に取り扱う技術が種々提案
されている。この場合、固形燃料濃度を低くし水を多量
に使用したスラリーとすれば、低粘度のスラリーとする
ことも可能であるが、燃料の効率の上で得策ではない。
また、このようにして得られたスラリーは、静置すると
固形燃料が沈降してくるという欠点を有している。
固形燃料濃度を高める方法として、スラリー中に各種分
散剤を添加し、固形燃料の水への分散性を高める手段が
提案されている。かかる各種分散剤を添加した固形燃料
スラリーは、添加しない場合に比べ流動性が大幅に改善
されるので、分散剤を使用すれば高濃度の固形燃料スラ
リーを製造することが可能になると報告されている。
散剤を添加し、固形燃料の水への分散性を高める手段が
提案されている。かかる各種分散剤を添加した固形燃料
スラリーは、添加しない場合に比べ流動性が大幅に改善
されるので、分散剤を使用すれば高濃度の固形燃料スラ
リーを製造することが可能になると報告されている。
このようにして製造される固形燃料スラリーは、一般に
輸送、貯蔵され、燃料として使用されるため、スラリー
の長時間の静置安定性が良いことが必要とされている。
しかしながら、長期にわたる安定性については、未だ充
分満足できる域に達していないのが現状である。
輸送、貯蔵され、燃料として使用されるため、スラリー
の長時間の静置安定性が良いことが必要とされている。
しかしながら、長期にわたる安定性については、未だ充
分満足できる域に達していないのが現状である。
本発明の目的は、高濃度の固形燃料スラリーに高い流動
性を与えることができ、しかも長時間放置しても高い流
動性を保つことが可能な固形燃料スラリー組成物を提供
することを目的とする。
性を与えることができ、しかも長時間放置しても高い流
動性を保つことが可能な固形燃料スラリー組成物を提供
することを目的とする。
本発明者らは、前記従来の技術的課題を解決すべく鋭意
検討した結果、特定の新規な分散剤とアニオン系界面活
性剤とを併用すると、固形燃料スラリーの流動性、安定
性が極めて優れたものが得られることを見出し、本発明
に到達したものである。
検討した結果、特定の新規な分散剤とアニオン系界面活
性剤とを併用すると、固形燃料スラリーの流動性、安定
性が極めて優れたものが得られることを見出し、本発明
に到達したものである。
すなわち、本発明は、(a)分子中に二重結合を2個含有
する炭素数9〜12のノルボルネン誘導体のスルホン化
物、分子中に二重結合を2個含有する炭素数8〜12の
シクロヘキセン誘導体のスルホン化物および分子中に二
重結合を2個含有する炭素数4〜7の脂肪族ジエンのス
ルホン化物の群から選ばれた少なくとも1種のスルホン
化物を重合して得られる重合体、(b)芳香族化合物のス
ルホン化物のアルデヒド縮合物もしくはその塩からなる
アニオン系界面活性剤、(c)固形燃料ならびに(d)水を含
有することを特徴とする固形燃料スラリー組成物を提供
するものである。
する炭素数9〜12のノルボルネン誘導体のスルホン化
物、分子中に二重結合を2個含有する炭素数8〜12の
シクロヘキセン誘導体のスルホン化物および分子中に二
重結合を2個含有する炭素数4〜7の脂肪族ジエンのス
ルホン化物の群から選ばれた少なくとも1種のスルホン
化物を重合して得られる重合体、(b)芳香族化合物のス
ルホン化物のアルデヒド縮合物もしくはその塩からなる
アニオン系界面活性剤、(c)固形燃料ならびに(d)水を含
有することを特徴とする固形燃料スラリー組成物を提供
するものである。
本発明に使用される分散剤は、(a)分子中に二重結合を
2個含有する炭素数9〜12のノルボルネン誘導体のス
ルホン化物、分子中に二重結合を2個含有する炭素数8
〜12のシクロヘキセン誘導体のスルホン化物および分
子中に二重結合を2個含有する炭素数4〜7の脂肪族ジ
エンのスルホン化物の群から選ばれた少なくとも1種の
スルホン化物を重合して得られる重合体(以下、単に
「(a)成分」ということがある)である。
2個含有する炭素数9〜12のノルボルネン誘導体のス
ルホン化物、分子中に二重結合を2個含有する炭素数8
〜12のシクロヘキセン誘導体のスルホン化物および分
子中に二重結合を2個含有する炭素数4〜7の脂肪族ジ
エンのスルホン化物の群から選ばれた少なくとも1種の
スルホン化物を重合して得られる重合体(以下、単に
「(a)成分」ということがある)である。
分散剤の出発原料として用いられるノルボルネン誘導体
は、分子中に二重結合を2個含有する(ただし、ノルボ
ルネン環に二重結合を1個含有する)炭素数9〜12の
ノルボルネン誘導体であり、通常一般式(A)、(B)
で表されるか、(C)で表されるジシクロペンタジエン
誘導体である。
は、分子中に二重結合を2個含有する(ただし、ノルボ
ルネン環に二重結合を1個含有する)炭素数9〜12の
ノルボルネン誘導体であり、通常一般式(A)、(B)
で表されるか、(C)で表されるジシクロペンタジエン
誘導体である。
(式中、R1、R2は炭素数1〜4のアルキル基または
水素原子、R3、R4は水素原子または炭素数1〜3の
アルキル基、R5は炭素数1〜3のアルキレン基、
R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基または水素原
子、R8、R9は水素原子または炭素数1〜3のアルキ
ル基、θは0または1を表す。) なお、前記一般式(A)および(B)において は6の位置にあるが、5の位置にあってもよい。
水素原子、R3、R4は水素原子または炭素数1〜3の
アルキル基、R5は炭素数1〜3のアルキレン基、
R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基または水素原
子、R8、R9は水素原子または炭素数1〜3のアルキ
ル基、θは0または1を表す。) なお、前記一般式(A)および(B)において は6の位置にあるが、5の位置にあってもよい。
前記の一般式(A)、(B)および(C)で表されるノ
ルボルネン誘導体は、ジエン成分としてシクロペンタジ
エン、ジエノフィル成分として、炭素数4〜7のジエン
類とのディールスアルダー反応、ナフサの熱分解などに
よって得られる。
ルボルネン誘導体は、ジエン成分としてシクロペンタジ
エン、ジエノフィル成分として、炭素数4〜7のジエン
類とのディールスアルダー反応、ナフサの熱分解などに
よって得られる。
ジエノフィル成分として用いられる炭素数4〜7のジエ
ン成分を例示すると、1,3−ブタジエン、1,2−ブ
タジエン、1,2−ペンタジエン、1,3−ペンタジエ
ン、2,3−ペンタジエン、イソプレン、シクロペンタ
ジエン、1,2−ヘキサジエン、1,3−ヘキサジエ
ン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、
2,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、2,3
−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3
−ブタジエン、メチルシクロペンタジエン、1,2−ヘ
プタジエン、1,3−ヘプタジエン、1,4−ヘプタジ
エン、1,5−ヘプタジエン、1,6−ヘプタジエン、
2,3−ヘプタジエン、2,5−ヘプタジエン、3,4
−ヘプタジエン、3,5−ヘプタジエンのほか、分岐し
た炭素数4〜7の各種ジエン類である。
ン成分を例示すると、1,3−ブタジエン、1,2−ブ
タジエン、1,2−ペンタジエン、1,3−ペンタジエ
ン、2,3−ペンタジエン、イソプレン、シクロペンタ
ジエン、1,2−ヘキサジエン、1,3−ヘキサジエ
ン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、
2,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、2,3
−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3
−ブタジエン、メチルシクロペンタジエン、1,2−ヘ
プタジエン、1,3−ヘプタジエン、1,4−ヘプタジ
エン、1,5−ヘプタジエン、1,6−ヘプタジエン、
2,3−ヘプタジエン、2,5−ヘプタジエン、3,4
−ヘプタジエン、3,5−ヘプタジエンのほか、分岐し
た炭素数4〜7の各種ジエン類である。
シクロペンタジエンと前記ジエノフィル成分をディール
スアルダー反応すると、炭素数9〜12のノルボルネン
環の二重結合とジエノフィルとして作用した二重結合以
外の二重結合が残存したノルボルネン誘導体が生成す
る。
スアルダー反応すると、炭素数9〜12のノルボルネン
環の二重結合とジエノフィルとして作用した二重結合以
外の二重結合が残存したノルボルネン誘導体が生成す
る。
この代表的なものを例示すると、5−ビニル−ノルボル
ネン−2、5−エチリデン−ノルボルネン−2、5−メ
チレン−6−メチルノルボルネン−2、5−プロペニル
−ノルボルネン−2、5−ビニル−6−メチルノルボル
ネン−2、5−イソプロペニル−ノルボルネン−2、5
−メチル−5−ビニル−ノルボルネン−2、5−アリル
−ノルボルネン−2、5−ビニル−6エチルノルボルネ
ン−2、5−ブテニル−ノルボルネン−2およびジシク
ロペンタジエンなどが挙げられ、特にジシクロペンタジ
エンが好ましい。
ネン−2、5−エチリデン−ノルボルネン−2、5−メ
チレン−6−メチルノルボルネン−2、5−プロペニル
−ノルボルネン−2、5−ビニル−6−メチルノルボル
ネン−2、5−イソプロペニル−ノルボルネン−2、5
−メチル−5−ビニル−ノルボルネン−2、5−アリル
−ノルボルネン−2、5−ビニル−6エチルノルボルネ
ン−2、5−ブテニル−ノルボルネン−2およびジシク
ロペンタジエンなどが挙げられ、特にジシクロペンタジ
エンが好ましい。
次に、分散剤の出発原料として用いられるシクロヘキセ
ン誘導体は、分子内に二重結合を2個含有する(ただ
し、シクロヘキセン環に二重結合を1個含有する)炭素
数8〜12のシクロヘキセン誘導体であり、通常一般式
(D)、(E)または(F)で表される。
ン誘導体は、分子内に二重結合を2個含有する(ただ
し、シクロヘキセン環に二重結合を1個含有する)炭素
数8〜12のシクロヘキセン誘導体であり、通常一般式
(D)、(E)または(F)で表される。
(一般式(D)、(E)、(F)において、R10、R11
は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基、R12、R
13、R14は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基、
R15は炭素数1〜4のアルキレン基、R16,R17,は水
素原子または炭素数1〜4のアルキル基、θは0または
1である。) なお、本発明において、一般式(D)および(E)にお
ける は、4の位置にあるが、5の位置にあってもよい。
は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基、R12、R
13、R14は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基、
R15は炭素数1〜4のアルキレン基、R16,R17,は水
素原子または炭素数1〜4のアルキル基、θは0または
1である。) なお、本発明において、一般式(D)および(E)にお
ける は、4の位置にあるが、5の位置にあってもよい。
該シクロヘキセン誘導体は、(D)成分として、1,3
−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン、
1,3−ヘキサジエン、2,3−ジメチルブタジエンな
どの炭素数4〜6の共役ジエン、(E)成分として、
(D)成分の共役ジエンのほか、1,2−ブタジエン、
1,4−ペンタジエン、シクロペンタジエンなどの4〜
6のジエン類とを、(D)成分がジエン、(E)成分が
ジエノフィルとしてディールスアルダー反応した時に得
られる生成物である。
−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン、
1,3−ヘキサジエン、2,3−ジメチルブタジエンな
どの炭素数4〜6の共役ジエン、(E)成分として、
(D)成分の共役ジエンのほか、1,2−ブタジエン、
1,4−ペンタジエン、シクロペンタジエンなどの4〜
6のジエン類とを、(D)成分がジエン、(E)成分が
ジエノフィルとしてディールスアルダー反応した時に得
られる生成物である。
具体的に例示すると、4−ビニル−シクロヘキセン−
1、4−ビニリデン−シクロヘキセン−1、4−エチリ
デン−シクロヘキセン−1、4−メチレン−5−シクロ
ヘキセン−1、4−イソプロペニル−シクロヘキセン−
1、4−イソプロペニル−6−メチル−シクロヘキセン
−1、4−プロペニル−シクロヘキセン−1、4−プロ
ペニル−6−メチル−シクロヘキセン−1、4−ビニル
−5−メチル−シクロヘキセン−1、3−メチル−4−
ビニル−シクロヘキセン−1、4−メチル−4−ビニル
−シクロヘキセン−1、4−ブテニル−シクロヘキセン
−1、テトラヒドロインデン、7−イソプロペニル−シ
クロヘキセン−1、1−メチル−4−プロペニル−シク
ロヘキセン−1などが挙げられる。
1、4−ビニリデン−シクロヘキセン−1、4−エチリ
デン−シクロヘキセン−1、4−メチレン−5−シクロ
ヘキセン−1、4−イソプロペニル−シクロヘキセン−
1、4−イソプロペニル−6−メチル−シクロヘキセン
−1、4−プロペニル−シクロヘキセン−1、4−プロ
ペニル−6−メチル−シクロヘキセン−1、4−ビニル
−5−メチル−シクロヘキセン−1、3−メチル−4−
ビニル−シクロヘキセン−1、4−メチル−4−ビニル
−シクロヘキセン−1、4−ブテニル−シクロヘキセン
−1、テトラヒドロインデン、7−イソプロペニル−シ
クロヘキセン−1、1−メチル−4−プロペニル−シク
ロヘキセン−1などが挙げられる。
次に、分散剤の出発原料として用いられる分子中に二重
結合を2個含有する炭素数4〜7の脂肪族ジエン(以
下、単に「脂肪族ジエン」ということがある)として
は、例えば1,3−ブタジエン、1,2−ブタジエン、
1,2−ペンタジエン、1,3−ペンタジエン、2,3
−ペンタジエン、イソプレン、1,2−ヘキサジエン、
1,3−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5
−ヘキサジエン、2,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキ
サジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2
−エチル−1,3−ブタジエン、1,2−ヘプタジエ
ン、1,3−ヘプタジエン、1,4−ヘプタジエン、
1,5−ヘプタジエン、1,6−ヘプタジエン、2,3
−ヘプタジエン、2,5−ヘプタジエン、3,4−ヘプ
タジエン、3,5−ヘプタジエンなどのほか、分岐した
炭素数4〜7の各種ジエンが挙げられる。
結合を2個含有する炭素数4〜7の脂肪族ジエン(以
下、単に「脂肪族ジエン」ということがある)として
は、例えば1,3−ブタジエン、1,2−ブタジエン、
1,2−ペンタジエン、1,3−ペンタジエン、2,3
−ペンタジエン、イソプレン、1,2−ヘキサジエン、
1,3−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5
−ヘキサジエン、2,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキ
サジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2
−エチル−1,3−ブタジエン、1,2−ヘプタジエ
ン、1,3−ヘプタジエン、1,4−ヘプタジエン、
1,5−ヘプタジエン、1,6−ヘプタジエン、2,3
−ヘプタジエン、2,5−ヘプタジエン、3,4−ヘプ
タジエン、3,5−ヘプタジエンなどのほか、分岐した
炭素数4〜7の各種ジエンが挙げられる。
これらの脂肪族ジエンは、1種または2種以上を併用す
ることができる。
ることができる。
これらのノルボルネン誘導体、シクロヘキセン誘導体あ
るいは脂肪族ジエンのスルホン化物およびその重合体の
製造方法は、特願昭59−139096号明細書、同5
9−139097号明細書に詳細に記載されている。
るいは脂肪族ジエンのスルホン化物およびその重合体の
製造方法は、特願昭59−139096号明細書、同5
9−139097号明細書に詳細に記載されている。
因みにその概略について述べると、ノルボルネン誘導
体、シクロヘキセン誘導体あるいは脂肪族ジエン(以
下、これらの化合物を総称して単に「誘導体」というこ
とがある)のスルホン化物を製造するには、種々の方法
が考えられるが、例えば前記誘導体の分子中に含有する
2個の二重結合のうち、反応性の高い二重結合に優先的
に亜硫酸塩類を付加せしめることによって、分子中に1
つの二重結合を含有する誘導体のスルホン化物を得るこ
とができる。
体、シクロヘキセン誘導体あるいは脂肪族ジエン(以
下、これらの化合物を総称して単に「誘導体」というこ
とがある)のスルホン化物を製造するには、種々の方法
が考えられるが、例えば前記誘導体の分子中に含有する
2個の二重結合のうち、反応性の高い二重結合に優先的
に亜硫酸塩類を付加せしめることによって、分子中に1
つの二重結合を含有する誘導体のスルホン化物を得るこ
とができる。
この場合のスルホン化剤としては、通常、アルカリ金属
の酸性亜硫酸塩、メタ亜硫酸塩あるいは亜硫酸塩が単独
または混合物として使用される。
の酸性亜硫酸塩、メタ亜硫酸塩あるいは亜硫酸塩が単独
または混合物として使用される。
スルホン化剤の量は、誘導体1モルに対して、通常、
0.1〜2.0モル、好ましくは0.5〜1.5モル、
さらに好ましくは1〜1.5モルである。0.1モル未
満では、反応収率が低く、また2.0モルを越えるとジ
スルホン化物の生成が多くなる。スルホン化剤の量が誘
導体1モルに対して1モル未満の場合、スルホン化した
誘導体とスルホン化しない誘導体の混合物ができるが、
その場合には、抽出(溶媒としては、例えばn−ヘキサ
ンなどを用いる)または蒸留でスルホン化した誘導体の
みを該混合物から取り出してもよいし、またスルホン化
した誘導体とスルホン化しない誘導体との混合物をその
まま後記する方法で重合させてもよい。その場合にも、
スルホン化物の重合体は、抽出(溶媒として例えばn−
ヘキサンなどを使用する)または蒸留でスルホン化しな
い重合体と分離することができる。
0.1〜2.0モル、好ましくは0.5〜1.5モル、
さらに好ましくは1〜1.5モルである。0.1モル未
満では、反応収率が低く、また2.0モルを越えるとジ
スルホン化物の生成が多くなる。スルホン化剤の量が誘
導体1モルに対して1モル未満の場合、スルホン化した
誘導体とスルホン化しない誘導体の混合物ができるが、
その場合には、抽出(溶媒としては、例えばn−ヘキサ
ンなどを用いる)または蒸留でスルホン化した誘導体の
みを該混合物から取り出してもよいし、またスルホン化
した誘導体とスルホン化しない誘導体との混合物をその
まま後記する方法で重合させてもよい。その場合にも、
スルホン化物の重合体は、抽出(溶媒として例えばn−
ヘキサンなどを使用する)または蒸留でスルホン化しな
い重合体と分離することができる。
スルホン化反応にあたって、触媒の使用は必ずしも必要
としないが、通常、無機酸化剤などの触媒を用いると収
率の向上、反応時間の短縮などの効果がある。無機酸化
剤としては、例えば硝酸塩類、亜硝酸塩類、塩素酸塩類
などが挙げられるが、特に硝酸塩類が効果的である。無
機酸化剤の量は、特に限定される訳ではないが、誘導体
1モルに対し、0.02〜0.15モル、好ましくは
0.05〜0.1モルが効果的である。
としないが、通常、無機酸化剤などの触媒を用いると収
率の向上、反応時間の短縮などの効果がある。無機酸化
剤としては、例えば硝酸塩類、亜硝酸塩類、塩素酸塩類
などが挙げられるが、特に硝酸塩類が効果的である。無
機酸化剤の量は、特に限定される訳ではないが、誘導体
1モルに対し、0.02〜0.15モル、好ましくは
0.05〜0.1モルが効果的である。
さらに、反応を均一かつ円滑に進行させるために、適当
な溶媒を用いることが好ましい。
な溶媒を用いることが好ましい。
有利に使用できる溶剤としては、例えば水あるいはメチ
ルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
第3級ブチルアルコールなどの低級アルコール類、低級
グリコール類、ケトン類、エーテル類、エステル類など
が挙げられる。
ルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
第3級ブチルアルコールなどの低級アルコール類、低級
グリコール類、ケトン類、エーテル類、エステル類など
が挙げられる。
これらの溶剤は、適宜2種以上混合して使用することが
できる。なかでも低級アルコールと水の混合溶剤、その
うちでも特にメチルアルコールと水の混合溶剤が優れた
溶剤として推奨される。
できる。なかでも低級アルコールと水の混合溶剤、その
うちでも特にメチルアルコールと水の混合溶剤が優れた
溶剤として推奨される。
反応温度は、通常、50〜200℃、好ましくは70〜
150℃、より好ましくは90〜130℃で行われ、ま
た常圧あるいは加圧下の何れでも実施することができ
る。
150℃、より好ましくは90〜130℃で行われ、ま
た常圧あるいは加圧下の何れでも実施することができ
る。
副反応の進行を抑え、無機塩の生成を低くするために
は、反応系のpHは、通常、2〜9、好ましくは5〜7
に保つ。
は、反応系のpHは、通常、2〜9、好ましくは5〜7
に保つ。
かかるスルホン化物のカチオン種は、特に限定されるも
のでないが、水溶性にするためには、水素、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミンなどが好
ましい。
のでないが、水溶性にするためには、水素、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミンなどが好
ましい。
前記アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウムなど
を、アミンとしてはメチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリエ
チルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、トリブチ
ルアミンなどのアルキルアミン、エチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどのポ
リアミン、モルホリン、ピペリジンなどを、アルカリ土
類金属としてはカルシウム、マグネシウムなどを例示す
ることができる。
を、アミンとしてはメチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリエ
チルアミン、ブチルアミン、ジブチルアミン、トリブチ
ルアミンなどのアルキルアミン、エチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどのポ
リアミン、モルホリン、ピペリジンなどを、アルカリ土
類金属としてはカルシウム、マグネシウムなどを例示す
ることができる。
また、これらのカチオン種は、種々のイオン交換技法に
より他種のカチオン種と相互に交換することが可能であ
る。
より他種のカチオン種と相互に交換することが可能であ
る。
次に、本発明の(a)成分として使用される前記誘導体の
スルホン化物の重合体とは、前記誘導体のスルホン化物
のうちの少なくとも1種を重合せしめて得られる重合
体、または前記の誘導体のスルホン化物と重合可能な単
量体(以下「共重合単量体」という)などを共重合せし
めて得られる重合体を表すものである。該重合体の製造
方法は、下記の通りである。
スルホン化物の重合体とは、前記誘導体のスルホン化物
のうちの少なくとも1種を重合せしめて得られる重合
体、または前記の誘導体のスルホン化物と重合可能な単
量体(以下「共重合単量体」という)などを共重合せし
めて得られる重合体を表すものである。該重合体の製造
方法は、下記の通りである。
例えば、前記誘導体のスルホン化物を、あるいはこれと
共重合単量体とを、酸性化合物触媒の存在下、反応温
度、通常、−20〜300℃、好ましくは80〜180
℃で数時間から数十時間にわたり重合反応せしめて重合
体を製造することができる。前記重合反応において、反
応を円滑に行うため、重合反応用溶媒を用いることがで
き、かかる重合反応用溶媒としては、重合反応に支障が
ない限り、水などの極性溶媒、または炭化水素類、ハロ
ゲン化炭化水素類など任意のものを用いることができ
る。
共重合単量体とを、酸性化合物触媒の存在下、反応温
度、通常、−20〜300℃、好ましくは80〜180
℃で数時間から数十時間にわたり重合反応せしめて重合
体を製造することができる。前記重合反応において、反
応を円滑に行うため、重合反応用溶媒を用いることがで
き、かかる重合反応用溶媒としては、重合反応に支障が
ない限り、水などの極性溶媒、または炭化水素類、ハロ
ゲン化炭化水素類など任意のものを用いることができ
る。
前記酸性化合物触媒としては、硫酸、燐酸、フッ化水
素、三フッ化硼素およびその錯体、塩化アルミニウム、
臭化アルミニウム、四塩化スズ、塩化亜鉛、三塩化チタ
ンなどのルイス酸類あるいは有機プロトン酸を挙げるこ
とができ、その中でも硫酸を代表的なものとして挙げる
ことができる。
素、三フッ化硼素およびその錯体、塩化アルミニウム、
臭化アルミニウム、四塩化スズ、塩化亜鉛、三塩化チタ
ンなどのルイス酸類あるいは有機プロトン酸を挙げるこ
とができ、その中でも硫酸を代表的なものとして挙げる
ことができる。
共重合単量体としては、オレフィン性二重結合を有する
脂肪族、脂環族、芳香族の炭化水素、不飽和アミド、不
飽和アルコール、不飽和エステル、不飽和ニトリル、不
飽和カルボン酸およびそのエステル、不飽和スルホン酸
およびそのエステルなど、または脂肪族、脂環族、芳香
族のアルコールまたはフェノール、またはアミノ基、エ
ステル基、ニトリル基、カルボン酸基、スルホン酸基を
有するアルコールまたはジオールなど1種以上を任意の
割合で用いることができる。
脂肪族、脂環族、芳香族の炭化水素、不飽和アミド、不
飽和アルコール、不飽和エステル、不飽和ニトリル、不
飽和カルボン酸およびそのエステル、不飽和スルホン酸
およびそのエステルなど、または脂肪族、脂環族、芳香
族のアルコールまたはフェノール、またはアミノ基、エ
ステル基、ニトリル基、カルボン酸基、スルホン酸基を
有するアルコールまたはジオールなど1種以上を任意の
割合で用いることができる。
使用する共重合単量体の種類を変えることによって、重
合体の界面活性特性を変えることができる。本発明のス
ルホン化物と共重合単量体とから重合体を製造して、該
重合体を固形燃料の分散剤として用いる場合、泡立を抑
えるために、 は、50重量%以上、好ましくは70重量%以上であ
る。
合体の界面活性特性を変えることができる。本発明のス
ルホン化物と共重合単量体とから重合体を製造して、該
重合体を固形燃料の分散剤として用いる場合、泡立を抑
えるために、 は、50重量%以上、好ましくは70重量%以上であ
る。
本発明によって得られる重合体および共重合体の分子量
は、反応条件、特に酸性化合物触媒の種類およびその
量、ならびに溶媒の種類およびその量または反応温度、
反応時間により適宜変化せしめることができる。
は、反応条件、特に酸性化合物触媒の種類およびその
量、ならびに溶媒の種類およびその量または反応温度、
反応時間により適宜変化せしめることができる。
このようにして得られる重合体および共重合体を本発明
の分散剤として用いる場合には、固形燃料の種類、粒径
などによって特性が変わるため一義的に決めることはで
きないが、通常、重量平均分子量が500以上であるこ
とが好ましく、さらに好ましくは1,000以上であ
り、2,000〜100,000が特に好ましい。
の分散剤として用いる場合には、固形燃料の種類、粒径
などによって特性が変わるため一義的に決めることはで
きないが、通常、重量平均分子量が500以上であるこ
とが好ましく、さらに好ましくは1,000以上であ
り、2,000〜100,000が特に好ましい。
また、スルホン化物の重合体および共重合体は、イオン
交換法あるいは中和反応などにより酸型またはアルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミンなどの
塩に相互に交換することができる。
交換法あるいは中和反応などにより酸型またはアルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミンなどの
塩に相互に交換することができる。
次に、芳香族化合物のスルホン化物のアルデヒド縮合物
もしくはその塩からなるアニオン系界面活性剤(以下、
単に((b)成分」ということがある)について説明す
る。
もしくはその塩からなるアニオン系界面活性剤(以下、
単に((b)成分」ということがある)について説明す
る。
かかる芳香族化合物のスルホン化物のアルデヒド縮合物
もしくはその塩の出発原料となる芳香族化合物として
は、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
ドデシルベンゼンなどのアルキルベンゼン;ナフタレ
ン、メチルナフタレン、ブチルナフタレン、アントラセ
ン、フェナントレン、メチルアントラセン、ピレン、リ
グニンなどの多環式芳香族化合物などが挙げられ、これ
らの芳香族化合物にはヒドロキシル基、アミノ基、カル
ボキシル基、ハロゲン原子あるいはその他の官能基を含
有していてもよい。かかる芳香族化合物としては、好ま
しくはナフタレンおよびアルキルナフタレンであり、特
に好ましくはナフタレンである。
もしくはその塩の出発原料となる芳香族化合物として
は、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
ドデシルベンゼンなどのアルキルベンゼン;ナフタレ
ン、メチルナフタレン、ブチルナフタレン、アントラセ
ン、フェナントレン、メチルアントラセン、ピレン、リ
グニンなどの多環式芳香族化合物などが挙げられ、これ
らの芳香族化合物にはヒドロキシル基、アミノ基、カル
ボキシル基、ハロゲン原子あるいはその他の官能基を含
有していてもよい。かかる芳香族化合物としては、好ま
しくはナフタレンおよびアルキルナフタレンであり、特
に好ましくはナフタレンである。
また、これらの芳香族化合物は、1種単独でもあるいは
2種以上を併用することもできる。
2種以上を併用することもできる。
これらの芳香族化合物のスルホン化物およびその縮合物
の製造方法の概略について説明すると、まず芳香族化合
物のスルホン化物を製造するには、種々の方法が考えら
れるが、一般的な方法としては該芳香族化合物に硫酸を
付加させることにより芳香族化合物のスルホン化物を得
ることができる。
の製造方法の概略について説明すると、まず芳香族化合
物のスルホン化物を製造するには、種々の方法が考えら
れるが、一般的な方法としては該芳香族化合物に硫酸を
付加させることにより芳香族化合物のスルホン化物を得
ることができる。
スルホン化反応の温度は、50〜200℃が好ましく、
さらに好ましくは70〜180℃である。
さらに好ましくは70〜180℃である。
また、硫酸触媒の使用量は、芳香族化合物に対して0.
5〜1.5モル倍が好ましく、さらに好ましくは0.8
〜1.3倍モルである。
5〜1.5モル倍が好ましく、さらに好ましくは0.8
〜1.3倍モルである。
次に、芳香族化合物のスルホン化物のアルデヒド縮合物
とは、該スルホン化物のうちの少なくとも1種をホルム
アルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド
などのアルデヒドで縮合して得られる縮合物、または前
記スルホン化物と共縮合可能な単量体(以下「共縮合単
量体」という)とを前記アルデヒドで縮合して得られる
共縮合物である。
とは、該スルホン化物のうちの少なくとも1種をホルム
アルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド
などのアルデヒドで縮合して得られる縮合物、または前
記スルホン化物と共縮合可能な単量体(以下「共縮合単
量体」という)とを前記アルデヒドで縮合して得られる
共縮合物である。
前記スルホン化物に対し、アルデヒドの使用量は、0.
5〜2倍モルであることが好ましく、さらには好ましく
は0.8〜1.5倍モルである。
5〜2倍モルであることが好ましく、さらには好ましく
は0.8〜1.5倍モルである。
かかる縮合物の製造方法の概略について説明すると、例
えば前記芳香族化合物のスルホン化物を、あるいはこれ
と共縮合単量体とを硫酸触媒の存在下に前記アルデヒド
と縮合反応させることにより縮合物を製造することがで
きる。
えば前記芳香族化合物のスルホン化物を、あるいはこれ
と共縮合単量体とを硫酸触媒の存在下に前記アルデヒド
と縮合反応させることにより縮合物を製造することがで
きる。
ここで、前記共縮合単量体としては、フェノール、クレ
ゾール、キシレノール、ブチルフェノール、ノニルフェ
ノールなどのフェノール類;ナフトール、メチルナフト
ール、ブチルナフトール、オクチルナフトールなどのナ
フトール類などが挙げられる。
ゾール、キシレノール、ブチルフェノール、ノニルフェ
ノールなどのフェノール類;ナフトール、メチルナフト
ール、ブチルナフトール、オクチルナフトールなどのナ
フトール類などが挙げられる。
これらの共縮合単量体の割合は、50重量%以下、好ま
しくは30重量%以下である。
しくは30重量%以下である。
硫酸触媒の使用量は、縮合用組成物の全モル数に対し、
0.0001〜10倍モルが好ましく、さらに好ましく
は0.01〜5倍モル、特に好ましくは0.05〜3倍
モルである。
0.0001〜10倍モルが好ましく、さらに好ましく
は0.01〜5倍モル、特に好ましくは0.05〜3倍
モルである。
このようにして得られる(b)成分である縮合物あるいは
共縮合物を本発明の分散剤として用いる場合には、固形
燃料の種類、粒径などによって特性が変わるため一義的
に決定することはできないが、通常、重量平均分子量が
500以上であることが好ましく、さらに好ましくは
1,000〜10,000である。
共縮合物を本発明の分散剤として用いる場合には、固形
燃料の種類、粒径などによって特性が変わるため一義的
に決定することはできないが、通常、重量平均分子量が
500以上であることが好ましく、さらに好ましくは
1,000〜10,000である。
また、芳香族化合物のスルホン化物の縮合物あるいは共
縮合物は、前記(a)成分と同じように中和反応によりア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミン
などの塩に置換することができる。
縮合物は、前記(a)成分と同じように中和反応によりア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミン
などの塩に置換することができる。
次に、本発明に用いられる(c)成分である固形燃料は、
石炭、石油コークス、ピッチおよび木炭、好ましくは石
炭である。
石炭、石油コークス、ピッチおよび木炭、好ましくは石
炭である。
石炭は褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭など何れであっ
てもよく、またこれらをクリーン化した石炭でもよく特
に制限はない。
てもよく、またこれらをクリーン化した石炭でもよく特
に制限はない。
石油コークスは、石油精製の際に蒸留による重質残留と
して得られるアスファルト、ピッチなどをさらに高温で
熱分解して分解油を留出させた残留コークスのことであ
り、一般に無材質を含有する石炭に比較すると極めて水
に濡れ難いものである。
して得られるアスファルト、ピッチなどをさらに高温で
熱分解して分解油を留出させた残留コークスのことであ
り、一般に無材質を含有する石炭に比較すると極めて水
に濡れ難いものである。
ピッチは、石油蒸留の際の重質残留物および石炭乾留に
より得られるタールを蒸留し油分を残した重質残留物で
あり、その軟化点は50〜180℃のものが好ましく、
50℃より低いと粉砕が困難である。ピッチは石炭に較
べると灰分および水分を殆ど含まず高発熱量のスラリー
燃料にすることができる。
より得られるタールを蒸留し油分を残した重質残留物で
あり、その軟化点は50〜180℃のものが好ましく、
50℃より低いと粉砕が困難である。ピッチは石炭に較
べると灰分および水分を殆ど含まず高発熱量のスラリー
燃料にすることができる。
これらの固形燃料の粒度は、粉末であればどのような粒
度であってもよいが、現在火力発電所で燃焼される微粉
炭は、200メッシュパス分70重量%以上のものであ
るから、この粒度が一応の目安となる。しかし、本発明
に使用される分散剤は、粒度および固形燃料の種類によ
って影響されるものではなく、どのような固形燃料粉末
に対しても優れた効果を発揮する。
度であってもよいが、現在火力発電所で燃焼される微粉
炭は、200メッシュパス分70重量%以上のものであ
るから、この粒度が一応の目安となる。しかし、本発明
に使用される分散剤は、粒度および固形燃料の種類によ
って影響されるものではなく、どのような固形燃料粉末
に対しても優れた効果を発揮する。
なお、本発明の分散剤である、(a)成分は、1種以上、
必要に応じて使用されるその他の界面活性剤、添加剤な
どと併用して、特に限定されないが、濃度50〜85重
量%の固形燃料スラリーに添加される。分散剤である
(a)成分の添加量は、大きくなるほどスラリーの粘度は
低下するため、所望の粘度に応じた添加量を選ぶことが
でき、スラリー組成物全量に対し通常0.01〜10重
量%でよいが、作業性および経済性の観点から0.05
〜1重量%が好ましい。
必要に応じて使用されるその他の界面活性剤、添加剤な
どと併用して、特に限定されないが、濃度50〜85重
量%の固形燃料スラリーに添加される。分散剤である
(a)成分の添加量は、大きくなるほどスラリーの粘度は
低下するため、所望の粘度に応じた添加量を選ぶことが
でき、スラリー組成物全量に対し通常0.01〜10重
量%でよいが、作業性および経済性の観点から0.05
〜1重量%が好ましい。
また、(b)成分である芳香族化合物のスルホン化物のア
ルデヒド縮合物もしくはその塩からなるアニオン系界面
活性剤の量は本発明の目的とする効果のある範囲であれ
ば特に制限されるものではないが、前記(a)成分と該(b)
成分と組成割合が、重量比で(a)成分/(b)成分=5/9
5〜95/5の比率で使用すると優れた性能を発揮し、
好ましくは10/90〜90/10、特に20/80〜
70/30の比率で使用すると特に優れた性能を発揮す
る。
ルデヒド縮合物もしくはその塩からなるアニオン系界面
活性剤の量は本発明の目的とする効果のある範囲であれ
ば特に制限されるものではないが、前記(a)成分と該(b)
成分と組成割合が、重量比で(a)成分/(b)成分=5/9
5〜95/5の比率で使用すると優れた性能を発揮し、
好ましくは10/90〜90/10、特に20/80〜
70/30の比率で使用すると特に優れた性能を発揮す
る。
すなわち、(a)成分が少なすぎると固形燃料スラリーの
貯蔵安定性に問題が生ずる場合があり、一方(b)成分が
少なすぎると固形燃料スラリーの粘度が高くなりスラリ
ー濃度を高くすることができない場合がある。
貯蔵安定性に問題が生ずる場合があり、一方(b)成分が
少なすぎると固形燃料スラリーの粘度が高くなりスラリ
ー濃度を高くすることができない場合がある。
本発明の固形燃料スラリー組成物は、以上のように(a)
〜(d)成分を含有するが、該組成物は、通常、そのpH
を7.2〜9、好ましくは7.5〜8.8、さらに好ま
しくは7.6〜8.7に調整される。
〜(d)成分を含有するが、該組成物は、通常、そのpH
を7.2〜9、好ましくは7.5〜8.8、さらに好ま
しくは7.6〜8.7に調整される。
固形燃料、例えば石炭のうち、太平洋炭、サクソンベー
ル炭、ミドルバーグ炭などを用い、スラリー組成物を製
造すると、スラリーのpHが酸性になり、これをpH調
整するとスラリーの粘度は徐々に低下すること、また場
合によってはpHが9を越えると逆にスラリーの粘度が
上昇し、アルカリ性への調整の効果が消滅するばかり
か、該スラリー組成物を燃焼させた後、灰分が増加し好
ましくないことが判明した。
ル炭、ミドルバーグ炭などを用い、スラリー組成物を製
造すると、スラリーのpHが酸性になり、これをpH調
整するとスラリーの粘度は徐々に低下すること、また場
合によってはpHが9を越えると逆にスラリーの粘度が
上昇し、アルカリ性への調整の効果が消滅するばかり
か、該スラリー組成物を燃焼させた後、灰分が増加し好
ましくないことが判明した。
このように、スラリー組成物が酸性にあると該組成物の
粘度が上昇して好ましくない。
粘度が上昇して好ましくない。
本発明の固形燃料スラリー組成物は、アルカリ性、特に
そのpHが7.2〜9の範囲にあると、スラリー組成物
の分散性が一段と向上し、低添加量で低い粘度のスラリ
ー組成物が得られる。
そのpHが7.2〜9の範囲にあると、スラリー組成物
の分散性が一段と向上し、低添加量で低い粘度のスラリ
ー組成物が得られる。
本発明のおけるスラリー組成物のアルカリ性への調整な
どpHの調整は、アルカリにより調整することができ
る。
どpHの調整は、アルカリにより調整することができ
る。
このようなアルカリとしては、水酸化ナトリウム、アン
モニア、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウムなどを挙げることができる。
モニア、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウムなどを挙げることができる。
スラリー組成物のアルカリ性が強い場合、例えばそのp
Hが9を越える場合には、酢酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、酪酸などの有機酸、あるいは硫酸、硝酸などの無
機酸を加えてpH調整をすることも可能である。
Hが9を越える場合には、酢酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、酪酸などの有機酸、あるいは硫酸、硝酸などの無
機酸を加えてpH調整をすることも可能である。
なお、本発明のスラリー組成物に必要に応じて使用され
る界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤などが挙
げられる。
る界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤などが挙
げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えばアルキルポリエ
ーテルアルコール、アルキルアリルポリエーテルアルコ
ール、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリアルキレンオ
キサイドブロック共重合体などがあり、それらを配合し
たエチレンオキサイド系、ジエタノールアミン系、アン
ヒドロソルビトール系、グリコシド系、グルコンアミド
系、グリセリン系、グリシドール系などの市販の製品を
分散剤あるいは粒子の湿潤剤として用いることができ
る。
ーテルアルコール、アルキルアリルポリエーテルアルコ
ール、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリアルキレンオ
キサイドブロック共重合体などがあり、それらを配合し
たエチレンオキサイド系、ジエタノールアミン系、アン
ヒドロソルビトール系、グリコシド系、グルコンアミド
系、グリセリン系、グリシドール系などの市販の製品を
分散剤あるいは粒子の湿潤剤として用いることができ
る。
また、添加剤としては、例えば固形燃料中の灰分に含ま
れる多価金属トラップ用のキレート剤、テトラポリ燐酸
カリウム、クエン酸ソーダ、グルコン酸ソーダ、ポリア
クリル酸ソーダ、ポリカルボン酸などがある。
れる多価金属トラップ用のキレート剤、テトラポリ燐酸
カリウム、クエン酸ソーダ、グルコン酸ソーダ、ポリア
クリル酸ソーダ、ポリカルボン酸などがある。
さらに、発泡を抑えるために消泡剤を添加することもで
きる。消泡剤としては、例えばシリコンエマルジョンな
どが用いられる。
きる。消泡剤としては、例えばシリコンエマルジョンな
どが用いられる。
冬期の凍結を防止するため、凝固点降下剤を添加するこ
とも可能である。凝固点降下剤としては例えばエチレン
グリコールなどの低級アルコールまたは多価アルコール
などが用いられる。
とも可能である。凝固点降下剤としては例えばエチレン
グリコールなどの低級アルコールまたは多価アルコール
などが用いられる。
本発明のスラリー組成物の製造方法は、特に限定され
ず、所望の方法で(a)成分、(b)成分、(c)固形燃料、お
よび(d)水を混合することからなる。
ず、所望の方法で(a)成分、(b)成分、(c)固形燃料、お
よび(d)水を混合することからなる。
例えば、固形燃料を予め乾式で粉砕した後、分散剤であ
る(a)成分および(b)成分を溶かした水溶液中に混合する
方法、スラリーを作った後、分散剤である(a)成分およ
び(b)成分を添加する方法、ミル中に固形燃料、水、分
散剤である(a)成分および(b)成分を加えて、該燃料を粉
砕しながら混合する方法など、任意の方法が実施でき
る。
る(a)成分および(b)成分を溶かした水溶液中に混合する
方法、スラリーを作った後、分散剤である(a)成分およ
び(b)成分を添加する方法、ミル中に固形燃料、水、分
散剤である(a)成分および(b)成分を加えて、該燃料を粉
砕しながら混合する方法など、任意の方法が実施でき
る。
また、(a)、(b)成分は、同時に加えてもよいし、分割し
て加えてもよいことはいうまでもない。さらには、(a)
成分を使用したスラリーおよび(b)成分を使用したスラ
リーを個々に調製しておいて混合してもよい。この際、
組成物中の固形分濃度は、前記したように50〜85重
量%に調製される。
て加えてもよいことはいうまでもない。さらには、(a)
成分を使用したスラリーおよび(b)成分を使用したスラ
リーを個々に調製しておいて混合してもよい。この際、
組成物中の固形分濃度は、前記したように50〜85重
量%に調製される。
固形燃料スラリー組成物中に本発明規定の分散剤である
(a)成分および(b)成分が存在すると、該燃料粒子表面に
該分散剤が吸着され、得られる静電力と分散剤自体の比
較的大きい立体障害により粒子相互の接近が妨げられ、
その結果組成物の粘度低下と安定した分散性が得られ
る。
(a)成分および(b)成分が存在すると、該燃料粒子表面に
該分散剤が吸着され、得られる静電力と分散剤自体の比
較的大きい立体障害により粒子相互の接近が妨げられ、
その結果組成物の粘度低下と安定した分散性が得られ
る。
また、この際、前記組成物をアルカリ性に調製すること
により、さらに該組成物の粘度低下と分散剤の安定化を
図るものである。
により、さらに該組成物の粘度低下と分散剤の安定化を
図るものである。
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明する。
なお、実施例中、部、%および比は、重量基準である。
また、実施例中の各種の測定は、下記の通りである。す
なわち、スラリーの流動性は、前記のように調製したス
ラリーの25℃における粘度を測定することによって評
価した。
なお、実施例中、部、%および比は、重量基準である。
また、実施例中の各種の測定は、下記の通りである。す
なわち、スラリーの流動性は、前記のように調製したス
ラリーの25℃における粘度を測定することによって評
価した。
また、スラリーの安定性は、内径80mmの透明なアクリ
ルパイプ製の容器の中に20cmの深さまで前記スラリー
を入れ、スラリーの固さを経時的に(スラリー調製後1
0日、20日、30日)測定することにより評価した。
ここで、スラリーの固さの測定は、直径10mmのガラス
棒をスラリーに貫入することにより実施した。また、ス
ラリー安定性の評価基準は、次の通りである。
ルパイプ製の容器の中に20cmの深さまで前記スラリー
を入れ、スラリーの固さを経時的に(スラリー調製後1
0日、20日、30日)測定することにより評価した。
ここで、スラリーの固さの測定は、直径10mmのガラス
棒をスラリーに貫入することにより実施した。また、ス
ラリー安定性の評価基準は、次の通りである。
○;ガラス棒が自重(約65g)で容器の底まで貫入す
る。
る。
△;ガラス棒を手で押すと容器の底まで貫入する。
×;ガラス棒を手で押しても容器の底まで貫入しない。
まず、本発明の(a)成分および(b)成分について、その合
成法をを参考例として以下に示す。
成法をを参考例として以下に示す。
なお、本発明の(a)成分および(b)成分は、以下の参考例
に限定されるものでない。
に限定されるものでない。
参考例1〔(a)成分の合成〕 撹拌装置、温度計を備えてなる2のステンレス製オー
トクレーブに、第1表に示したノルボルネン誘導体、シ
クロヘキセン誘導体もしくは脂肪族ジエン2モル、亜硫
酸水素ナトリウム2モル、硝酸カリウム0.4モル、メ
チルアルコール500ml、蒸留水250gを仕込み、
密閉して強撹拌下で混合しながら、温度130℃で5時
間にわたり反応させた。その後室温まで放冷後、反応混
合物を取り出し蒸留水100mlおよびn−ヘキサン3
00mlを加えて充分混合し、分離したn−ヘキサン層
および沈澱部を除いた残部を濃縮し、蒸発乾固して淡黄
色固体が得られた。
トクレーブに、第1表に示したノルボルネン誘導体、シ
クロヘキセン誘導体もしくは脂肪族ジエン2モル、亜硫
酸水素ナトリウム2モル、硝酸カリウム0.4モル、メ
チルアルコール500ml、蒸留水250gを仕込み、
密閉して強撹拌下で混合しながら、温度130℃で5時
間にわたり反応させた。その後室温まで放冷後、反応混
合物を取り出し蒸留水100mlおよびn−ヘキサン3
00mlを加えて充分混合し、分離したn−ヘキサン層
および沈澱部を除いた残部を濃縮し、蒸発乾固して淡黄
色固体が得られた。
この固体をソークスレー抽出器を用いてn−ヘキサンで
1時間、未反応物を抽出除去し、残液を乾燥後氷酢酸5
00mlに溶解し、無機塩などの酢酸不溶分を濾別し
た。得られた酢酸可溶分を凝縮乾固することで白黄色固
体が得た。そしてこの固体をエタノールで洗浄してさら
に乾燥してスルホン化物のナトリウム塩を得た。
1時間、未反応物を抽出除去し、残液を乾燥後氷酢酸5
00mlに溶解し、無機塩などの酢酸不溶分を濾別し
た。得られた酢酸可溶分を凝縮乾固することで白黄色固
体が得た。そしてこの固体をエタノールで洗浄してさら
に乾燥してスルホン化物のナトリウム塩を得た。
次に、該スルホン化物を用いて、次のような重合反応を
実施した。すなわち、撹拌装置、温度計を備えてなる1
の三ツ口フラスコに前記のスルホン化物135g、蒸
留水58gを仕込み、溶解後全体を冷却しながら98%
硫酸135gを撹拌下に約30分間で滴下し、次いでオ
イルバスで加熱し、途中サンプリングして、ゲルパーミ
エーション・クロマトグラフィー(GPC)で重合度合
を確認しながら110〜125℃の範囲で35時間にわ
たり重合した。重合後、反応器に蒸留水300mlを加
え溶解させ、炭酸カルシルムで中和し沈澱を除去後、炭
酸ナトリウムでソーデーションしてナトシウム塩とした
後、この溶液を乾固して第1表に示した目的物を得た。
実施した。すなわち、撹拌装置、温度計を備えてなる1
の三ツ口フラスコに前記のスルホン化物135g、蒸
留水58gを仕込み、溶解後全体を冷却しながら98%
硫酸135gを撹拌下に約30分間で滴下し、次いでオ
イルバスで加熱し、途中サンプリングして、ゲルパーミ
エーション・クロマトグラフィー(GPC)で重合度合
を確認しながら110〜125℃の範囲で35時間にわ
たり重合した。重合後、反応器に蒸留水300mlを加
え溶解させ、炭酸カルシルムで中和し沈澱を除去後、炭
酸ナトリウムでソーデーションしてナトシウム塩とした
後、この溶液を乾固して第1表に示した目的物を得た。
参考例2〔(b)成分の合成〕 撹拌装置、温度計を備えてなる2のガラス製フラスコ
に、第2表に示した芳香族化合物2モルを仕込み、温度
120〜160℃で濃度98%の硫酸2.5モルを1時
間かけて滴下し、その後温度を160℃に保って3時間
にわたり反応させた。
に、第2表に示した芳香族化合物2モルを仕込み、温度
120〜160℃で濃度98%の硫酸2.5モルを1時
間かけて滴下し、その後温度を160℃に保って3時間
にわたり反応させた。
その後、80℃まで冷却し、蒸留水200mlを添加し
充分混合し、温度が80〜90℃になった時点で濃度3
7%のホルマリン水溶液4.4モルを1時間かけて滴下
した。次いで、途中サンプリングしてGPCにより縮合
割合を確認しながら温度80〜90℃の範囲で縮合し
た。縮合後、反応器に蒸留水300mlを加え溶解さ
せ、炭酸カルシウムで中和し沈澱を除去後、炭酸ナトリ
ウムでソーデーションしてナトリウム塩とした後、この
溶液を乾固して第2表に示した目的物を得た。
充分混合し、温度が80〜90℃になった時点で濃度3
7%のホルマリン水溶液4.4モルを1時間かけて滴下
した。次いで、途中サンプリングしてGPCにより縮合
割合を確認しながら温度80〜90℃の範囲で縮合し
た。縮合後、反応器に蒸留水300mlを加え溶解さ
せ、炭酸カルシウムで中和し沈澱を除去後、炭酸ナトリ
ウムでソーデーションしてナトリウム塩とした後、この
溶液を乾固して第2表に示した目的物を得た。
実施例1〜15および比較例1〜4 (c)成分である石炭として、オーストラリア産で200
メッシュパス分を76%含有し、灰分6.5%、硫黄
1.6%を含むものを用いた。
メッシュパス分を76%含有し、灰分6.5%、硫黄
1.6%を含むものを用いた。
スラリーの調製は、(d)成分である水の中に予め第3表
に記載した(a)、(b)成分を入れておき、その中に所定量
の石炭粒子を除去に入れ、まずステンレス製のへらで1
分間手練りし、次いでホモミキサーによって3,000
rpmで15分間撹拌して濃度70%の石炭スラリーを
調製し、その評価結果を第3表に示す。この際、石炭ス
ラリーの調製時にpH調製用水酸化ナトリウムを所定量
使用した。
に記載した(a)、(b)成分を入れておき、その中に所定量
の石炭粒子を除去に入れ、まずステンレス製のへらで1
分間手練りし、次いでホモミキサーによって3,000
rpmで15分間撹拌して濃度70%の石炭スラリーを
調製し、その評価結果を第3表に示す。この際、石炭ス
ラリーの調製時にpH調製用水酸化ナトリウムを所定量
使用した。
実施例16〜20および比較例5〜6 (c)成分である石炭として、オーストラリア産で200
メッシュパス分を76%含有し、灰分6.5%、硫黄
1.6%を含むものを用いた。
メッシュパス分を76%含有し、灰分6.5%、硫黄
1.6%を含むものを用いた。
スラリーの調製は、(d)成分である水64部の中に分散
剤a−1を1部入れておき、その中に石炭粒子134部
を入れ、まずステンレス製のへらで1分間手練りし、次
いでホモミキサーによって3,000rpmで15分間
撹拌して濃度70%の石炭スラリー(イ)を得た。同様
に、分散剤として前記市販のナフタレンスルホン酸のホ
ルマリン縮合物2部を使用して調製した石炭スラリー
(ロ)を得た。各スラリーを第4表の割合で混合し、ホ
モミキサーを使用して3,000rpmで5分間撹拌
し、実施例1と同様な評価を行った。
剤a−1を1部入れておき、その中に石炭粒子134部
を入れ、まずステンレス製のへらで1分間手練りし、次
いでホモミキサーによって3,000rpmで15分間
撹拌して濃度70%の石炭スラリー(イ)を得た。同様
に、分散剤として前記市販のナフタレンスルホン酸のホ
ルマリン縮合物2部を使用して調製した石炭スラリー
(ロ)を得た。各スラリーを第4表の割合で混合し、ホ
モミキサーを使用して3,000rpmで5分間撹拌
し、実施例1と同様な評価を行った。
なお、石炭スラリーの調製に際してpH調製用水酸化ナ
トリウムを所定量使用した。
トリウムを所定量使用した。
結果を第4表に示す。
参考例3 撹拌装置、温度計を備えてなる2のステンレス製オー
トクレーブに第5表に示すノルボルネン誘導体もしくは
シクロヘキセン誘導体2モル、亜硫酸水素ナトリウム2
モル(208g)、硝酸カリウム0.4モル(20
g)、メチルアルコール500ml、蒸留水250gを
仕込み、密閉して強撹拌下で混合しながら、温度130
℃で5時間にわたり反応させた。その後室温まで放冷
後、反応混合物を取り出し蒸留水100mlおよびn−
ヘキサン300mlを加えて充分混合し、分離したn−
ヘキサン層および沈澱部を除いた残部を濃縮し、蒸発乾
固して淡黄色固体が得られた。
トクレーブに第5表に示すノルボルネン誘導体もしくは
シクロヘキセン誘導体2モル、亜硫酸水素ナトリウム2
モル(208g)、硝酸カリウム0.4モル(20
g)、メチルアルコール500ml、蒸留水250gを
仕込み、密閉して強撹拌下で混合しながら、温度130
℃で5時間にわたり反応させた。その後室温まで放冷
後、反応混合物を取り出し蒸留水100mlおよびn−
ヘキサン300mlを加えて充分混合し、分離したn−
ヘキサン層および沈澱部を除いた残部を濃縮し、蒸発乾
固して淡黄色固体が得られた。
この固体をソークスレー抽出器を用いてn−ヘキサンで
1時間、未反応物を抽出除去し、残液を乾燥後氷酢酸5
00mlに溶解し、無機塩などの酢酸不溶分を濾別し
た。
1時間、未反応物を抽出除去し、残液を乾燥後氷酢酸5
00mlに溶解し、無機塩などの酢酸不溶分を濾別し
た。
得られた酢酸可溶分を凝縮乾固することで白黄色固体が
得た。
得た。
そして、この固体をエタノールで洗浄してさらに乾燥し
て第5表に示すスルホン化物のナトリウム塩を得た。こ
の結果を第5表に示した。
て第5表に示すスルホン化物のナトリウム塩を得た。こ
の結果を第5表に示した。
次に、該スルホン化物を用いて、次のような重合反応を
実施した。
実施した。
撹拌装置、温度計を備えてなる1の三ツ口フラスコに
前記のスルホン化物135g、蒸留水58gを仕込み、
溶解後全体を冷却しながら98%硫酸135gを撹拌下
に約30分間で滴下し、次いでオイルバスで加熱し、途
中サンプリングして、GPCで重合度合を確認しながら
110〜125℃の範囲で35時間にわたり重合した。
前記のスルホン化物135g、蒸留水58gを仕込み、
溶解後全体を冷却しながら98%硫酸135gを撹拌下
に約30分間で滴下し、次いでオイルバスで加熱し、途
中サンプリングして、GPCで重合度合を確認しながら
110〜125℃の範囲で35時間にわたり重合した。
重合後、反応器に蒸留水300mlを加え溶解させ、炭
酸カルシウムで中和し沈澱を除去後、炭酸ナトリウムで
ソーデーションしてナトシウム塩とした後、この溶液を
乾固して第6表に示した量の茶褐色固体を得た。
酸カルシウムで中和し沈澱を除去後、炭酸ナトリウムで
ソーデーションしてナトシウム塩とした後、この溶液を
乾固して第6表に示した量の茶褐色固体を得た。
参考例4 参考例3のa−8(第5表)で得られたジシクロペンタ
ジエンのスルホン化物150gとアクリル酸23gとを
仕込み、参考例3と同様の処方で重合した。この結果を
第7表に示した。
ジエンのスルホン化物150gとアクリル酸23gとを
仕込み、参考例3と同様の処方で重合した。この結果を
第7表に示した。
実施例21〜27、比較例7〜10 参考例3〜4の(a)成分である分散剤(a−8〜12)
および参考例2で得られた(b)成分を用いて太平洋炭の
スラリーを次のように調製した。
および参考例2で得られた(b)成分を用いて太平洋炭の
スラリーを次のように調製した。
まず16メッシュパス分の太平洋炭を用い、1磁製ミ
ルに石炭、水、分散剤およびpH調製用水酸化ナトリウ
ムを所定量仕込み、回転器上で20時間回転させ、20
0メッシュパス分が76±2%のスラリーを調製した。
そのようにして得られたスラリーの粘度をB型粘度計で
測定した。
ルに石炭、水、分散剤およびpH調製用水酸化ナトリウ
ムを所定量仕込み、回転器上で20時間回転させ、20
0メッシュパス分が76±2%のスラリーを調製した。
そのようにして得られたスラリーの粘度をB型粘度計で
測定した。
その結果を第8表に示した。
実施例28、比較例11 実施例21〜27において太平洋炭の代わりにミドルバ
ーグ炭を用いた。結果を第8表に併せ示す。
ーグ炭を用いた。結果を第8表に併せ示す。
〔発明の効果〕 本発明の固形燃料スラリー組成物は、前記のごとき(a)
特定のスルホン化物の重合体と(b)芳香族化合物のスル
ホン化物のアルデヒド縮合物もしくはその塩からなるア
ニオン系界面活性剤とを分散剤として採用することによ
り、従来の技術に比しスラリー粘度を低下させることが
でき従ってスラリーの分散性、流動性が良好であり、か
つスラリーの長期貯蔵安定性に優れている。
特定のスルホン化物の重合体と(b)芳香族化合物のスル
ホン化物のアルデヒド縮合物もしくはその塩からなるア
ニオン系界面活性剤とを分散剤として採用することによ
り、従来の技術に比しスラリー粘度を低下させることが
でき従ってスラリーの分散性、流動性が良好であり、か
つスラリーの長期貯蔵安定性に優れている。
しかも、スラリー組成物をアルカリ性に調整することに
より、従来の技術に比しスラリー粘度を一層低下させる
ことができ、従って分散剤の添加量を低減させることが
可能であり、しかもスラリーの分散性、流動性が良好で
あり、発泡性も少なく、パイプラインによる輸送に好適
である。
より、従来の技術に比しスラリー粘度を一層低下させる
ことができ、従って分散剤の添加量を低減させることが
可能であり、しかもスラリーの分散性、流動性が良好で
あり、発泡性も少なく、パイプラインによる輸送に好適
である。
フロントページの続き (72)発明者 窪田 清信 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 吉田 淑則 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 篠原 弘信 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−97391(JP,A)
Claims (6)
- 【請求項1】(a)分子中に二重結合を2個含有する炭素
数9〜12のノルボルネン誘導体のスルホン化物、分子
中に二重結合を2個含有する炭素数8〜12のシクロヘ
キセン誘導体のスルホン化物および分子中に二重結合を
2個含有する炭素数4〜7の脂肪族ジエンのスルホン化
物の群から選ばれた少なくとも1種のスルホン化物を重
合して得られる重合体、(b)芳香族化合物のスルホン化
物のアルデヒド縮合物もしくはその塩からなるアニオン
系界面活性剤、(c)固形燃料ならびに(d)水を含有するこ
とを特徴とする固形燃料スラリー組成物。 - 【請求項2】(a)成分がジシクロペンタジエンのスルホ
ン化物を重合して得られる重合体である特許請求の範囲
第1項記載の固形燃料スラリー組成物。 - 【請求項3】(b)成分がナフタレンスルホン酸および/
またはアルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合
物もしくはその塩である特許請求の範囲第1項または第
2項記載の固形燃料スラリー組成物。 - 【請求項4】(a)成分と(b)成分との組成割合が重量比で
5/95〜95/5である特許請求の範囲第1項〜第3
項のいずれか1項記載の固形燃料スラリー組成物。 - 【請求項5】(c)成分が石炭である特許請求の範囲第1
項〜第4項のいずれか1項記載の固形燃料スラリー組成
物。 - 【請求項6】組成物のpHが7.2〜9である特許請求
の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の固形燃料ス
ラリー組成物。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60093767 | 1985-05-02 | ||
| JP60-93767 | 1985-12-12 | ||
| JP60-277984 | 1985-12-12 | ||
| JP27798485 | 1985-12-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62230892A JPS62230892A (ja) | 1987-10-09 |
| JPH0649875B2 true JPH0649875B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=26435059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61095910A Expired - Lifetime JPH0649875B2 (ja) | 1985-05-02 | 1986-04-26 | 固形燃料スラリ−組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649875B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4537268B2 (ja) * | 2005-06-22 | 2010-09-01 | 株式会社神戸製鋼所 | 重力沈降槽 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6197391A (ja) * | 1984-10-19 | 1986-05-15 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 固形燃料スラリ−組成物 |
-
1986
- 1986-04-26 JP JP61095910A patent/JPH0649875B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62230892A (ja) | 1987-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |