JPH06506586A - ミルクチョコレートおよびその製造方法 - Google Patents
ミルクチョコレートおよびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
ミルクチョコレートおよびその製造方法技術分野
本発明は、従来のミルクチョコレートよりもカロリー量が少ないミルクチョコレ
ートとその製造方法に関する。
背景技術
近年、食品のカロリー量および食品中の脂肪と砂糖の割合に関心が持たれ、従来
の食品の低カロリー版が数多(開発されている。これら食品では、脂肪含有量が
少なくなり、砂糖が代替甘味料、例えば、いわゆる「高甘味度甘味料」のアスパ
ルテーム、サッカリン、アスパルテ−ムに等によって、全量、あるいは部分的に
置き換えられている。望ましい目標はカロリー量を25%以上低減することであ
る。シュガーフリー食品は糖尿病患者用、および虫歯の発現を減らす目的にも開
発されている。
しかしながら、ミルクチョコレートは、25%以上の脂肪を含有しなければなら
ないと法的に規定されているので特別の間麗か存在する(ここで言及するパーセ
ンテージは、そうでないと特記のない限り重量パーセントである)。典型的な従
来のミルクチョコレートは約31%の脂肪を有し、カロリー量は100g当り約
530 kcalである。従って25%まで脂肪を減らしても、6%分を炭水化
物を増量して補うことになり、カロリー量は100g当り約30 kcalシか
減少しない、つまり約5.7%減にすぎない。所望の25%カロリー減を達成す
るためには、従来のミルクチョコレートのおよそ45〜50%を構成する砂糖を
低カロリー成分のものと置き換える必要があることは明らかである。
糖尿病患者用シュガーフリーチョコレートは、砂糖をソルビトールで置き換えた
ものが長く知られている。残念なことにソルビトールは、砂糖と同じカロリー量
を有しているので、それを使用してもエネルギーの節約にはならない。
しかし、近年食品に使用が認められているイソモールド、ラクチトール、マルチ
トール等、ソルビトールに類似している糖アルコールはカロリー量が砂糖の約6
0%しかない。このような代替物を使用したシュガーフリーミルクチョコレート
の例はEP−A−0317917および1988年1月にツッヘルウント サス
ワレン ビルッシャフトから圧板された、ハートムード ボリンゲル、トーマス
ケーム共著「スクロース フリーチョコレートの作り方」に記載されている。
記載されている成分はカロリー量の少ないイソモールドをベースにしているが、
脂肪含有量はほぼ35%程度であり、従来の砂糖をベースにしたミルクチョコレ
ートよりも多い。その理由は砂糖の代わりに糖アルコールを使用すると、製造加
工工程でチョコレートの粘度が増加するので、それを補うために通常、脂肪が追
加使用されるからである。
ミルクチョコレートのカロリー量を有意に減少させ、特に25%以上減少して「
低カロリー」という名称を正当化するには、チョコレートがシュガーフリーであ
ることが不可欠であるだけでな(、従来の砂糖をベースにしたミルクチョコレー
トより脂肪含有量を低(しなければならない。しかしながら、これまでは、砂糖
をベースにしないで約30%以下の脂肪を有し、味、テクスチニア、口当たりに
関して満足できるミルクチョコレートを製造することは不可能であると考えられ
ていた。これら生理学的性質は、主として、チョコレートのいわゆる「コンチン
グ(conching) J工程で発現する。この工程では、成分は不快芳香成
分を揮発させるために、長時間空気と接して微細磨砕・混合される。コンチング
工程中におけるプロセスは十分明確にされていないけれども、他の成分をすべて
被覆するのに十分な脂肪が組成物中に存在すること、またコンチング温度は不要
な成分を全て合理的な時間内で逸散させるのに十分な程高くなければならないこ
とは従来から知られている。
さらに、砂糖をベースにしないミルクチョコレート組成にとって砂糖代替成分の
合計量が、一般にシュガーベースチョコレートに使用されている砂糖の量より多
いので、これまで、このようなチョコレートの脂肪含有量も同様に多く、その結
果カワり重量が高く、カロリー低減の範囲には限度があると考えられていた。
糖アルコールを、チョコレート組成分中比較的高比率のカカオバターと乳脂肪の
合計量と、比較的低比率の脂肪分と一緒に使用すると、ミルクチョコレートに満
足な風味、テクスチュアおよび口当たりが生まれるだけでなく、従来のミルクチ
ョコレート組成、特に後述するように砂糖をベースにしたミルクチョコレート組
成と比較して、チョコレートのカロリー量が有意に低減することが予期せず発見
された。
本発明によれば、カカオ、ミルクおよび甘味料との混合物から作られるミルクチ
ョコレート組成物が提供される。ここでカカオ成分はカカオバターと粉末カカオ
とを含み、乳成分は低脂肪粉末ミルクと乳脂肪とを含み、甘味料成分は、糖アル
コールを含む。そして、組成物の総脂肪含有量は30重量%以下であり、そのう
ち少なくとも75重量%はカカオバターと乳脂肪との凝集体から構成される。
従来ミルクチョコレートに使用されているカカオリカーと粉乳とを低脂肪の同等
物と置き換えることによって、発明者らに総脂肪含有量を従来のミルクチョコレ
ートより減少させることが可能になっただけでなく、コンチング工程中カカオバ
ターと乳脂肪とを組み合せて、実質的に全ての成分を被覆するのに十分な量使用
することが可能になり、よって、満足すべきミルクチョコレートを得ることがで
きた。ここで用いられる「低脂肪」という語句は、5重量%以下の代謝性脂肪を
含むことを意味する。
好ましい態様では、本発明のチョコレート組成の総脂肪量はほぼ25%であって
、そのうち少な(とも80%はカカオバターと乳脂肪との凝集体から構成される
。組成中のカカオバターと乳脂肪の比率が臨界的であることは見出されなかった
が、約2:1〜約5.5:1の範囲内にあることが好ましい。
より好ましくは3.4:lである。なお、従来の粉末カカオを使用することは可
能であるが、総カロリー量をさらに減少させるために低脂肪粉末カカオを使用す
るのが好ましい。
最近、比較的代謝カロリー量が低く、増量剤と呼ばれることもある、ある食用炭
水化物を食品に使用することが認められるようになった。これらは、グルコース
やフルクトースのような容易に代謝される糖からなり、互いに結合して、人体中
の酵素によって間然させられることのない結合手によりポリマーを形成する。こ
れら炭水化物は、このように部分的に代謝されるので、砂糖よりも低いカロリー
を有することができる。このような炭水化物の三種はポリデキストロース、オリ
ゴフルクトースおよびイヌリンである。ポリデキストロースは、ラムダムに結合
したD−グルコースの縮合重合体で、分子量の上限が典型的には22,000を
超える。一方、オリゴフルクトースはより重合度の低いフルクトースのポリマー
の混合物からなり、大部分は2〜5のフルクトースユニットからできたものであ
る。イヌリンは、実質的に分子量約5000のポリフルクトースからなる、キク
科植物に天然に存在する多糖類である。これら三種の化合物の中では、関係省庁
に広(受は入れられているという理由で、またそのカロリー量がより確実に確認
されているという理由で、現在ではポリデキストロースが好まれている。しかし
ながら、それを従来のシュガーフリーミルクチョコレート組成に加えると、その
結果得られるチョコレートのテクスチュアと口当たりが悪化することがわかった
。
これに対し、本発明の組成に増量剤を加えると、驚くべきことに、品質や加工性
に有意な程には悪影響を与えることな(カロリー量を減らすことができることが
判明した。レギュラーミルクチョコレートから少なくとも25%のカロリーを低
減させるためには、本発明の組成は、カロリー量が100g当り530 kca
l以下であることが好ましく、より好ましくは100g当り400 kcal以
下である。そして、好ましい増量剤はポリデキストロースである。オリゴフルク
トースを用いると、30%以上のカロリー低減が達成される。
ある国の標準ではエネルギーがゼロの食物繊維源である食品添加物が他にもある
。このような添加物を加えると、本発明の組成のカロリー量がさらに減少する。
このような添加物の代表例はシリアルファイバー、ベジタブルファイバー、セル
ロース、特に微細結晶質セルロース、ペクチンおよび食用ガムである。組成上の
点から、本発明に最適なものはカカオファイバーである。
ポリデキストロースおよび糖アルコール成分の低い甘味度にかんがみ、最終ミル
クチョコレートの総せ味度を増加させることが必要な場合には、アスパルテーム
やアスパルテ−ムにのような公知の高甘味度甘味料の一種を使用することができ
る。また、少な(とも一種の乳化剤、フレーバーおよびその他ミルクチョコレー
トの組成に従来用いられていたいずれの成分を本組成に加えてもよい。所望によ
り一種以上の糖アルコールを使用してもよい。なお、使用可能な非常に好適な乳
化剤はレシチンである。
ポリデキストロースと糖アルコールの使用により、コンチング中の温度は、好ま
しくない粘度増加あるいは混合物の凝集を避けるために、これら成分に元来存在
する結晶化水が揮発するレベル以下に保たなければならないのはもちろんである
。従っテコンチンクは、通常、60℃以下で行われる。糖アルコール成分として
インモールド、マルチトールを用いる場合には45℃以下で行われる。標準的な
参考文献であるニー、ミニフィーによる「チョコレート、ココアおよび製菓」に
は、本発明のように全脂粉乳の代わりに低脂肪スキムミルクと乳脂肪とを用いた
場合、ミルクチョコレートのコンチング温度は70℃以下にしなければならない
と教示されているが、伝統的な方法における比較的低い温度でのコンチングでも
、満足できるミルクチョコレートを合理的な時間内で、典型的には6〜18時間
内で製造することができることがわかった。本発明のチョコレート製造の微粒化
工程およびコンチング工程では、使用される糖アルコールの吸湿性を考慮して、
水分吸収を防ぐ手段をとらなければならない。
近年、従来のコンチング作業に代わるものとして押し出しクツカーが提唱されて
いる。シングルスクリユー押出機とツインスクリュー押出機が使用可能であり、
同じ機械操作が可能であるが、融通がきくのでツインスクリュー押出機が通常好
まれている。例えば、米国特許第4713256号では、従来のコンチェの代わ
りにツインスクリュー押出機が提案されている。
湿気の侵入を防ぎ、同時に不快揮発成分が揮発するように押出機を改造すれば、
このような押出機の温度調節を注意深(行うことにより、本発明の組成物を成功
裡にコンチングすることが可能であることが判明した。
米国特許第4713256号の教示によると、組成物は、気泡除去工程を経なが
ら、ドライコンチングとリキッドコンチングを連続して受ける。しかし、そのよ
うなツインスクリュー押出機中の本発明の組成物の挙動を研究しているうちに、
予期しなかったことで、重要なことであるが、従来、不可欠であると通常考えら
れていたドライコンチング工程が実際には省略できることを発見した。よって、
脂肪分の一部を初期コンチング段階で加えるのではなく、全量をコンチング工程
の開始時に加えることができた。そして製造されたミルクチョコレートの品質に
悪影響はなかった。
さらに、本発明で述べるようなカロリー低減チョコレートはマシンタイアモデル
AIとして知られている一段階連続チヨコレートリファイナー/コンチェを使用
しても満足裡に製造されうろことがわかった。
低カロリーチョコレートの加工を研究しているうちに、いくつかの例では成分混
合物をリファイン(微粒化)すると有利であることがわかった。ある組成物は簡
単にリファインでき、他の組成物は困難であった。驚いたことにレシチンを一部
、典型的には1/3を、あとの段階ではなく、この段階で加えると、混合物がリ
ファインしやすいことが判明した。さらに、この段階でレシチンを添加しても、
その後チョコレートが押出によって処理されるかあるいは伝統的なコンチングに
よって処理されるかにかかわらず、何ら加工上の問題やその他の問題が起こらな
かった。
本発明による低カロリーチョコレート組成のバリエーションを試験した。特に低
脂肪粉ミルクのソースを変更した。はとんどの処方ではスキムミルク粉末が使用
されているが、これを部分的に、あるいは全量高蛋白粉末ミルクにかえると、押
巳後、より軽(、より一層曝気された構造が観察された。味と口当たりも優れて
いた。
本発明のミルクチョコレート組成は、不活性ガス、例えば、炭酸ガス、窒素、あ
るいはその混合物を圧力をかけて混合物に注入することによって簡単に、さらに
曝気されることがわかった。このようなさらなる曝気は、高蛋白粉末ミルクを使
用するときに特に効果的であり、得られたチョコレート構造は従来のミルクチョ
コレートとは全く似ておらず、非常に膨張性が大である。この膨張チョコレート
の口当たりは、付着性や口の中で「ボール状」になること、あるいはかわいた感
じは全然なかった。そして、従来のチョコレートと同じように簡単に、そしてす
ばやく口蓋から離れた。
高蛋白粉末ミルク中のたんばく質の割合は臨界的ではな(,50〜90重量%で
よい。
本発明の低カロリーミルクチョコレートに軽いテクスチュアを与える、あまり複
雑でない方法は、ミニフィーの上記テキストブックに記載の公知のフレークプロ
セスを使用することである。しかしながら、従来の教示では(ミニフィー、18
7ページ参照)フレーク用リファイナーペーストは標準的なチョコレート製造よ
りも脂肪含量が高くなければならない。本発明の低カロリーチョコレートは、標
準的なチョコレートよりも低脂肪であるので、従来の工程でうまくフレーク化で
きたことは驚きであった。なぜ、これが可能であったのかは確かではないが、本
発明の組成中のカカオバターや乳脂肪のような高比率の脂肪が重要なファクター
であるかもしれない。フレークの口当たりは上記の曝気チョコレートと似ており
、付着性や口中で「ボール状」になること、あるいは乾いた感じは全然なかった
。また従来のチョコレートと同様簡単に素早く口蓋から離れた。
本発明の実施態様を以下実施例により説明する0本発明による低カロリーミルク
チョコレート組成の当初組成を下記表工と衰Hに挙げる。これらの表では従来の
砂糖をベースにしたミルクチョコレートの組成を比較として挙げた。
以下の実施例において、ポリデキストロース成分は商標名rPOLYDEXTR
OsE FCCJとしてファイジー社から販売されているものである。
炙−1
蛋白質 8 8 4
脂肪 31 26 9
ポリデキストロース 26 1
ラクチトール 24 2.4
カロリー(kcal/long ) (約)轟一旦
レギエラー 低カロリー
チョコレート ミルクチョコレート
砂糖 45 −
ポリデキストロース 26
粉末カカオ(12%脂肪)10
カカオバター 17.5 17
全粉乳 19 −
低脂肪スキムミルク粉末(1%脂肪) 3 15乳脂肪 7
ヘイゼルナツツペースト 2 −
100.0 100.0
実施例1
表2に例示した低カロリーミルクチョコレートの各原料を計量し25kgのバッ
チを用意し、ターボミキサーを使用して低脂肪粉末カカオとミルク粉末のプレミ
ックスを調製した。カカオバターを融解させ、その後円錐形ジャケットミキサー
を用いて、レシチンとカカオバター2/3との第2プレミツクスを調製した。乳
脂肪およびその他の成分はプレミックスしないで別に添加するようのけておいた
。
組成物のコンチングには7段階・温度調節の可能なりレタストラルBC45ツイ
ンスクリエー押出機を用いた。スクリューの速度は100−120rpmに調整
した。
押出機の7段階の調節温度は順に81℃、84℃、63℃、65℃、59℃、5
8℃、52℃であった。第1段階では、第1プレミツクスをカカオバター1/3
と一緒に押出機に入れ、これらを混合し、混練した。第2段階で、さらに混線を
行い、第3段階では混合物の気泡除去を行った。第4段階では、軽(剪断力を加
えながら乳脂肪を添加した。第5段階では残りの原料を全部、即ち、レシチンと
カカオバターの残り2/3の第2プレミツクスと、別の流れとして、ポリデキス
トロース、ラクチトール、アスパルテーム、そしてフレーバー、この場合は食塩
、アロマ、バニラを加えた。
ラクチトールおよびポリデキストロースの添加に先立って、温度が80℃以上に
上がるよう強さを増やしながら、初期ペーストの混線、ローリング、剪断を行っ
た。しかし、脱泡後これら原料を添加した後は結晶中の水分の揮発を避けるため
に温度を60℃以下に維持したのはもちろんである。第7段階での最終混合・冷
却の前に、第5段階および第6段階では、チョコレートペーストを剪断し、機械
的圧力を増加した。その後押出機から取り比した。
チョコレートマスの脂肪分の結晶化を促すためのテンパリフグ後に、チョコレー
トマスは成形された。満足すべき風味、テクスチュア、口当たりのミルクチョコ
レートが得られた。
実施例2
以下の変更以外は実施例1をくり返した。第1に、ラクチトールを含有している
流れの添加を、第5段階ではなく、第1段階でカカオバターと扮ミルクと共に加
えた。第2に、カカオバターの2/3を第1段階で加λ、1/3を第5段階で加
えた。チョコレートペーストが常に45℃より上がらないように押出機の温度を
調節した。7段階の調節温度は順に、39℃、45℃、34℃、33℃、39℃
、40℃、33℃であった。
第3段階でスクリューのスピードを100〜12Orpmに調整し、気泡除去を
行った。第1〜第3段階で行われた機械的作業は実施例1と同様であるが、第4
、第5段階では、機械的圧力を増加して、第6段階の軽度の剪断と第7段階の冷
却を行った。その後チョコレートマスを押出機から取り出した。
同様に、テンバリングと成形後に、満足すべき風味、テクスチュア、口当たりの
ミルクチョコレートが得られた。
実施例3
表2に記載した低カロリーミルクチョコレートの各原料を計量し、25kgのバ
ッチを用意した。レシチンと少量の乳脂肪以外のチョコレート原料はすべて混合
した。チョコレートマスは砂糖含有チョコレートに従来用いられている50−ル
リフアイナーで細かく練った。微粒化されたチョコレートマスは、残りのレシチ
ンおよび乳脂肪と一緒に押出機の第1段階に計量しながら供給される。ここで、
実施例1および実施例2とは異なり、ドライコンチングではなく、また気泡除去
は第3段階ではなく、第5段階で行った。7段階の調温は順に、47℃、49℃
、51℃、52℃、48℃、51℃、47℃であった。第1段階では混合と混線
を行い、その後さらにチョコレートマスが可塑化するまで第2〜第4段階で混練
を行った。第5段階における気泡除去の後、第6段階で混線を行い、第7段階で
最終混線と冷却を行った。スクリュースピードは500 rptnであった。
テンパリングおよび成形後、満足すべき風味、テクスチュア、口当たりのミルク
チョコレートが製造された。
実施例4
スキムミルク粉末を高蛋白、低脂肪の粉末ミルク(蛋白質75%、脂肪1%、ラ
クトース11%)に置き換えることにより、表2に記載の低カロリーミルクチョ
コレートの成分を変えた。製造方法は実施例3と同じであった。
上述のように47℃で作られた、1バッチ10kgの撹拌チョコレートを7バー
ルで炭酸ガスと共に10分間注入した。その後チョコレートミックスを40℃〜
41℃に冷却し、成形した。約25分間11℃まで冷却すると、簡単に金型から
はずすことができた。チョコレートは伝統的なチョコレートとは全く似ておらず
、非常に膨張性が大であった。またチョコレートのテクスチュア、口当たりは非
常に軽く、付着性や口の中で「ボール状」になること、あるいはかわいた感じは
全熱なかった。また、伝統的なチョコレートと同様、簡単にすばやく口蓋からは
なれた。
実施例5
低カロリーミルクチョコレートの成分は表2のとおりで、チョコレートの製造方
法は実施例3と同一であった。
前述のように作られた1バッチ12kgのチョコレートをコノミックスベッセル
に入れ、撹拌しながら43℃まで暖めた。そして炭酸ガスを8バールで8分間注
入した。その後チョコレートスを調温し27℃まで冷却した。成形し、金型から
はずす荊に11℃まで冷却した。
チョコレートは非常に膨張性が大きく、テクスチュア、口当たりとも軽かった。
また、付着性や、口中で「ボール状」になることや乾いた感じはなかった。伝統
的なチョコレートと同様簡単に早(口蓋からはなれた。
実施例6
表2に記載の低カロリーミルクチョコレート原料を計量し、3kgのバッチを用
意した。カカオバター、乳脂肪、レシチン以外の原料をすべて、ミキサーに入れ
て、カカオバターと乳脂肪の115およびレシチン1/3を加えた。均質なチョ
コレートマスが得られるまで混合を続けた。その後、粒径が20〜25ミクロン
になるまでスリーロールリファイナーで微粒化した。
微粒化されたマスは、容量5kgのコンチェに移し、55℃で30分間混練した
。残りのカカオバター、乳脂肪およびレシチンを加え、さらに3時間コンチング
を行った。コンチングされたチョコレートマスはその後調温、成形し、11℃に
冷却し、金型からはずした。
満足すべき風味、テクスチュア、口当たりのミルクチョコレートが製造された。
原料成分を変えることにより、またその割合を調製することにより、低カロリー
ミルクチョコレート等、従来のシュガーベースミルクチョコレートと比べてカロ
リー量が減少したシュガーフリーミルクチョコレートが幅広く製造されつる。
本発明は、総脂肪量を最少限25%に限定している現行の規制に合致するチョコ
レートだけでなく、脂肪量が25%以下のイミテーションチョコレートの処方に
も適用されることは言うまでもない。
補正書の翻訳文の提出書(特許法第184条の8)平成 5年10月 1日
Claims (20)
- 1.カカオ、ミルクおよび甘味料の混合物から作られるミルクチョコレート組成 物であって、カカオ成分はカカオバターと粉末カカオとを含み、ミルク成分は、 低脂肪粉末ミルクと乳脂肪とを含み、甘味料成分は、糖アルコールを含み、組成 物の総脂肪含有量は30重量%以下であり、そのうち少なくとも75重量%はカ カオバターと乳脂肪の凝集体であるミルクチョコレート組成物。
- 2.組成物の総脂肪含有量が約25重量%であり、そのうち少なくとも80重量 %がカカオバターと乳脂肪の凝集体からつくられている請求の範囲1の組成物。
- 3.乳脂肪に対するカカオバターの重量比が2:1〜5.5:1である請求の範 囲1または2の組成物。
- 4.代謝カロリー量が砂糖よりも少ない食用炭水化物を含む前記請求の範囲1〜 3のいずれかの組成物。
- 5.前記炭水化物がポリデクストロースである請求の範囲4の組成物。
- 6.カロリー量が100g当り530kcal以下である前記請求の範囲1〜5 のいずれかの組成物。
- 7.カロリー量が100g当り400kcal以下である前記請求の範囲6の組 成物。
- 8.高甘味度甘味料を含有する前記請求の範囲1〜7のいずれかの組成物。
- 9.少なくとも一種の乳化剤と香味料を含む前記請求の範囲1〜8のいずれかの 組成物。
- 10.前記乳化剤あるいは前記乳化剤の一種としてレシチンが含有される請求の 範囲9の組成物。
- 11.カカオ、ミルク、および甘味料の成分を60℃以下の温度で密に混合する ことを含む前記請求の範囲1〜10のいずれかの組成物からミルクチョコレート を製造する方法。
- 12.混合温度が45℃以下である請求の範囲11の方法。
- 13.組成物を、少なくとも二つのプレミックスの形で連続的に添加し、密に混 合して、第1プレミックスがカカオバターおよび/または乳脂肪の全部でなく一 部を含有する請求の範囲11あるいは12の方法。
- 14.混合段階あるいは最初の第1混合段階でカカオバターと乳脂肪の全量を他 の成分の少なくともいくつかと一緒に混合する請求の範囲11または12の方法 。
- 15.組成物が微粒化工程を施される請求の範囲11〜14のいずれかの方法。
- 16.組成物がレシチンを含有し、レシチンの一部分を微粒化工程の前に添加す る請求の範囲15の方法。
- 17.混合物を押出す押出機であって、混合物の温度を調節する手段と、押出し の間混合物から気泡を除去する手段、および押し出し中に水分の侵入を防止する 手段を有するロータリー押出機で連続的に混合を行う請求の範囲11〜16のい ずれかの方法。
- 18.押出機がツインスクリュー押出機である請求の範囲17の方法。
- 19.不活性ガスを混合物中にインジェクトする工程を含む請求の範囲11〜1 8のいずれかの方法。
- 20.組成物をフレークチョコレートに形成する工程を含む請求の範囲11〜1 9のいずれかの方法。
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9109251.0 | 1991-04-30 | ||
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