JPH0653628B2 - 多孔質セラミック成形体の製造法 - Google Patents

多孔質セラミック成形体の製造法

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JPH0653628B2
JPH0653628B2 JP2282724A JP28272490A JPH0653628B2 JP H0653628 B2 JPH0653628 B2 JP H0653628B2 JP 2282724 A JP2282724 A JP 2282724A JP 28272490 A JP28272490 A JP 28272490A JP H0653628 B2 JPH0653628 B2 JP H0653628B2
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ceramic particles
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誠一 大河内
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は散気板、吸音板、透水性舗装板、フィルター等
の各種の多孔質セラミック成形体の製造法に関するもの
である。
(従来の技術) 上記のような各種の多孔質のセラミックの成形体を製造
するには、セラミック粒をセラミック成形体用フラック
ス及び有機粘着剤とともに混練し、成形したうえ、800
〜1400℃で焼成する方法が取られている。ところでこの
ようなセラミック成形体用フラックスの製造法として
は、第3図に示す湿式粉砕法と乾式粉砕法とが知られて
いる。
湿式粉砕法はフラックス原料をボールミルまたはトロン
ミルにて湿式混合粉砕し、フィルタープレスにてケーキ
状として脱水した後、水分が3%以下になるまで熱風乾
燥あるいは自然乾燥を行い、そのケーキを粗粉砕及び微
粉砕して粒径1mm以下の粒度とする方法である。また乾
式粉砕法は、ガラスまたはフリットを乾式で粉砕する方
法である。
しかし湿式粉砕法は原料が粉末となるまでの工程が多い
ために時間も長くかかり、また微粉砕時には水分が少な
く粒度も細かいので粉塵発生量が多く、作業環境上の問
題もあった。更にこの方法により得られたセラミック成
形体用フラックスは不規則な形状であって流動性が悪い
ために、セラミック成形体を製造する際にセラミック粒
等との混合機への投入が容易ではなく、また均一分散さ
せにくい問題もあった。特にセラミック粒が造粒された
未焼成粒である場合、強度が弱いためフラックスとの混
合の際に造粒されたセラミック粒の形状がくずれ易いと
の問題もあった。
一方、乾式粉砕法は粉砕時や粉砕後にボールミル等から
取り出す際に多量の粉塵が発生し、作業環境上の問題を
生じていた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記した従来の問題点を解消して、流動性の良
好なセラミック成形体用フラックスを、多くの粉塵を発
生させることなく迅速かつ効率良く製造し、このような
セラミック成形体用フラックスを用いてセラミック粒の
形状を崩すことなく均質な多孔質セラミック成形体を製
造することができる多孔質セラミック成形体の製造法を
提供するために完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の問題を達成するためになされた本発明は、セラミ
ック粒とスプレードライヤーにて噴霧乾燥して造粒した
ほぼ完全な球形のセラミック成形体用フラックスと有機
粘着剤とを混練し、成形、焼成することを特徴とする多
孔質セラミック成形体の製造法を要旨とするものであ
る。
本発明においては、例えば重量%でSiO250〜75%、Al2O
35〜25%、Fe2O30〜20%、TiO20〜5%、MgO2〜8
%、CaO0〜4%、K2O+Na2O2〜7%、ZrO20〜5%、
MnO20〜3%、CoO0〜2%、Cr2O30〜10%の化学組成
よりなるフラックス原料が使用される。
上記のように、本発明では湿式混合粉砕したフラックス
原料をスラリーの状態からスプレードライヤーにより直
接粉末の状態とするので、従来のようなフィルタープレ
スによる脱水、乾燥、粉砕の工程を省略することがで
き、工程の短縮化、労力の低減、作業場スペースの縮小
が可能である。またフラックスをスプレードライヤーで
製造すれば、従来のような乾燥状態における粉砕工程が
ないので粉塵発生量を激減させることができ、作業環境
の向上等に有益である。更にスラリー粘性を300cp以下
に調整したうえスプレードライヤーにより噴霧乾燥して
造粒すれば、粒度が60〜100μm程度のほぼ完全な球状
のセラミック成形体用フラックスを得ることができ、従
来法により製造されたセラミック成形体用フラックスに
比較して流動性がよくなる。なお、スラリー粘性の調整
は必要に応じて水ガラス等の解膠剤によって行うことが
できる。
上記のように、スラリー粘性を300cp以下に調整したう
えスプレードライヤーにより噴霧乾燥して造粒すれば、
ほぼ完全な球状のセラミック成形体用フラックスを得る
ことができるので、このセラミック成形体用フラックス
をセラミック粒及び有機粘着剤とともに混練し、成形、
焼成すれば、フラックスとセラミック粒との混合が容易
でフラックスをセラミック粒中に均一に分散させること
ができ、特性の安定した多孔質のセラミック成形体を製
造することが可能となる。
また上記混合工程において、上記セラミック粒が未焼成
のセラミック粒であって生強度が弱い場合であっても、
上記した球状のセラミック成形体用フラックスを使用す
ることにより、おだやかな混合条件でも造粒されたセラ
ミック粒中にフラックスを均一に分散させることができ
るため、造粒されたセラミック粒の形状の変形およびく
ずれを防止できる。また石油類等の油状の被膜を生の造
粒されたセラミック粒の表面に施したセラミック粒を使
用すれば、セラミック粒からの水分蒸発も防止でき、更
にすべりがよくなりフラックスの均一混合がより容易と
なるために望ましい。またセラミック成形体用フラック
スの粒度が造粒されたセラミック粒の粒度以下である場
合は、造粒されたセラミック粒中に該フラックスが均一
に混合され易く、孔分布が均一で高強度の多孔質セラミ
ック成形体が得られるため望ましい。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例) 重量%で、SiO265%、Al2O319%、Fe2O35%、TiO2
%、MgO4%、CaO2%、K2O2%、Na2O2%の化学組成
によりなるフラックス原料を水分40%にてボールミルに
より湿式混合粉砕し、平均粒度を5μm以下とした。
次にこのウラリーをスラリー粘性が150cp程度となるよ
うに調整したうえ、アトマイザー回転数、スラリー供給
量を調節しつつスプレードライヤーにて噴霧乾燥し、粒
度が250μm、水分が4%以下に造粒してセラミック成
形体用フラックスを得た。以上の工程を第1図に示す。
このセラミック成形体用フラックスはほぼ完全な球形で
流動性が良好であり、第2図に示すようにセラミック粒
および有機粘着剤とともに混練し、成形、焼成して多孔
質セラミック成形体を製造したところ、フラックスの均
一分散が可能であり、強度、気孔分布等の特性が安定し
た多孔質セラミック成形体を得ることができた。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によれば湿式混合粉砕し
たフラックス原料をスラリーの状態からスプレードライ
ヤーにより直接ほぼ球状の粉末の状態とするので、流動
性の良好なセラミック成形体用フラックスを、粉塵を発
生させることなく、迅速かつ効率良く製造することがで
きる。また本発明は上記の流動性の良好なセラミック成
形体用フラックスを使用するので、フラックスとセラミ
ック粒との混合が容易でフラックスをセラミック粒中に
均一に分散させることができ、特性の安定した多孔質セ
ラミック成形体を製造することができる。更にまた、上
記造粒されたセラミック粒が生のセラミック粒であって
も、本発明の製造法によれば生のセラミック粒がフラッ
クスとの混合工程でくずれることなくセラミック粒中に
均一に分散されるため、孔径分布の安定した多孔質セラ
ミック成形体を製造することができる。
なお本発明により製造された多孔質セラミック成形体
は、均一な発泡が要求される散気板、金属およびバイオ
テクノロジー関係のフィルター、道路用の舗装材、吸音
板等として好ましいものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃した多孔質セラミッ
ク成形体の製造法として、産業の発展に寄与するところ
はきわめて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の工程を説明するブロック図、第2
図は第2の発明の工程を説明するブロック図、第3図は
従来の工程を説明するブロック図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック粒とスプレードライヤーにて噴
    霧乾燥して造粒したほぼ完全な球形のセラミック成形体
    用フラックスと有機粘着剤とを混練し、成形、焼成する
    ことを特徴とする多孔質セラミック成形体の製造法。
JP2282724A 1990-10-20 1990-10-20 多孔質セラミック成形体の製造法 Expired - Lifetime JPH0653628B2 (ja)

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JPS5820898B2 (ja) * 1980-07-04 1983-04-26 工業技術院長 焼成軽量建材の製造方法
JPS62171972A (ja) * 1986-01-25 1987-07-28 不二見セラミック株式会社 透水性床材
JPH0641393B2 (ja) * 1988-09-27 1994-06-01 日本碍子株式会社 セラミックス多孔板、透水性舗装板及び吸音板

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