JPH0653644B2 - 植物の雄性不稔化剤 - Google Patents

植物の雄性不稔化剤

Info

Publication number
JPH0653644B2
JPH0653644B2 JP21958385A JP21958385A JPH0653644B2 JP H0653644 B2 JPH0653644 B2 JP H0653644B2 JP 21958385 A JP21958385 A JP 21958385A JP 21958385 A JP21958385 A JP 21958385A JP H0653644 B2 JPH0653644 B2 JP H0653644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
group
male sterility
parts
hydrogen atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21958385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6277302A (ja
Inventor
正治 榊
水谷  理人
Original Assignee
住友化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友化学工業株式会社 filed Critical 住友化学工業株式会社
Priority to JP21958385A priority Critical patent/JPH0653644B2/ja
Publication of JPS6277302A publication Critical patent/JPS6277302A/ja
Publication of JPH0653644B2 publication Critical patent/JPH0653644B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式〔I〕 〔式中、Rは水素原子、ヒドロキシメチル基または式 もしくは式 で示される基を表わす。(ここにRはアルキル基また
は式 で示される基を表わし、Rは水素原子または低級アル
コキシル基を表わす。RおよびRは同一または相異
なり、水素原子、低級アルキル基またはフェニル基を表
わすかもしくはRとRとで式 で示される基を表わし、mは5を表わす。)Rは水素
原子または式 で示される基を表わし、RおよびRは前記と同じ意
味を表わす。ただし、Rが式 で示される基を表わすとき、Rも式 で示される基を表わす。〕 で示されるアザウラシル誘導体またはその塩(ただし、
塩の場合RおよびRが共に式 で示される基(RおよびRは前記と同じ意味を有す
る。)を表わすことはない。)を有効成分とする植物の
雄性不稔化剤に関する。
一般式〔I〕で示されるアザウラシル誘導体の塩として
は、たとえばナトリウム、カリウム、リチウム等のアル
カリ金属塩、カルシウム、バリウム、ストロンチウム等
のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、エタノールア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、
ピペリジン等の有機アミン塩等をあげることができる。
近年食糧危機が叫ばれるようになり、その増産が大きな
課題となっている。そうした中で雑種第一代植物の生産
が注目を集めている。
雑種第一代植物は、その旺盛な生育により、両親の品種
より収量が多くなる等多くの優れた形質を有することが
知られている。雑種第一代種子を得るためには、雌親の
自家受粉を防ぐ必要があり、そのためには雌親の雄蕊を
取り除かねばならない。
従来この除雄作業は大変な労力を有し、また、イネ、コ
ムギのような自家受粉性の高い穀類では小さな頴花内に
雄蕊、雌蕊があるため、手作業でこれを行ない雑種第一
代種子を生産することは、ほとんど不可能であった。ま
た他の方法、たとえば細胞質雄性不稔の利用等がある
が、これもその育成に多大な年月を要する等の問題点が
あり、したがって雌の受粉能力を失わせず雄性不稔を惹
起する簡便かつ確実な方法が望まれているのが実状であ
る。
本発明者らは、長年にわたり鋭意検討を重ねた結果、驚
くべきことに一般式〔I〕で示されるアザウラシル誘導
体またはその塩(以下、単に本アザウラシル誘導体と称
する。)を植物に処理することにより、きわめて簡単
に、効率よく雄性不稔を惹起し得ることを見出し、本発
明を完成するに至った。
本アザウラシル誘導体は、たとえば特開昭55-143904
号、56-63969号、56-65879号および56-83480号各公報に
記載の公知化合物である。
本発明の雄性不稔化剤が適用できる対象植物としては、
たとえばイネ、コムギ、オオムギ、カラスムギ、ライ
麦、トウモロコシ等の穀類、ダイズ等のマメ科作物、ナ
ス、トマト、キャベツ等の蔬菜類、ペチュニア、百日草
等の花卉類等の種々の栽培植物をあげることができる。
以下に本アザウラシル誘導体の具体例を示すが、もちろ
んこれらのみに限定されるものではない。
本アザウラシル誘導体を本雄性不稔化剤の有効成分とし
て用いる場合は、通常固体担体、液体担体、界面活性
剤、その他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、
懸濁剤、粒剤、水溶液剤等に製剤する。
これらの製剤には有効成分として本発明化合物を、重量
比で0.1〜90%、好ましくは1〜70%含有する。
固体担体としては、カオリンクレー、アッタパルジャイ
トクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライ
ト、タルク、珪藻土、方解石、クルミ粉、尿素、硫酸ア
ンモニウム、合成含水酸化珪素等の微粉末あるいは粒状
物があげられ、液体担体としては、キシレン、メチルナ
フタレン等の芳香族炭化水素類、イソプロパノール、エ
チレングリコール、セロソルブ等のアルコール類、アセ
トン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、大
豆油、綿実油等の植物油、ジメチルスルホキシド、アセ
トニトリル、水等があげられる。
乳化、分散、湿展等のために用いられる界面活性剤とし
ては、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスル
ホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩等の
陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポ
リマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤等
があげられる。製剤用補助剤としては、リグニンスルホ
ン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビ
アガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PA
P(酸性リン酸イソプロピル)等があげられる。
次に製剤例を示す。なお、化合物は第1表の化合物番号
で示す。部は重量部を示す。
製剤例1 化合物(1)50部、リグニンスルホン酸カルシウム8
部、ラウリル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪
素45部をよく粉砕混合して水和剤を得る。
製剤例2 化合物(2)〜(8)各10部、ポリオキシエチレンスチリル
フェニルエーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸
カルシウム6部およびシクロヘキサノン70部をよく混
合して各々の乳剤を得る。
製剤例3 化合物(9)2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスル
ホン酸カルシウム2部、ベントナイト80部およびカオ
リンクレー65部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練
り合せた後、造粒乾燥して粒剤を得る。
製剤例4 化合物(10)25部、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート3部、CMC3部および水69部を混合し、
粒度が5ミクロン以下になるまで湿式粉砕して懸濁剤を
得る。
製剤例5 化合物(2),(4),(5)各1部および水99部を混合し、
溶解して各々の水溶液剤を得る。
本雄性不稔化剤を実際に用いる場合の処理方法として
は、茎葉処理、土壌処理等があり、その処理量は、対象
作物、処理方法、処理時期、環境条件、製剤形態等によ
っても異なるが、通常は0.005〜10Kg/ha、好まし
くは0.02〜8Kg/haである。処理時期は、これも対象
作物、処理方法、環境条件、処理量、製剤形態等によっ
ても異なるが、好ましくは生殖生長開始前から開花直前
の間で処理される。
乳剤、水和剤、懸濁剤、水溶液剤等は、通常その所定量
を1アールあたり0.5リットル〜20リットルの(必要
ならば、展着剤等の補助剤を添加した)水で希釈して処
理し、粒剤等は、通常なんら希釈することなくそのまま
処理する。
展着剤としては、前記の界面活性剤のほか、ポリオキシ
エチレン樹脂酸(エステル)、リグニンスルホン酸塩、
アビエチン酸塩、ジナフチルメタンジスルホン酸塩、パ
ラフィン等があげられる。
また他の植物生育調製剤、除草剤、殺虫剤、殺ダニ剤、
殺線虫剤、殺菌剤、肥料、土壌改良剤等と混合して用い
ることもできる。
さらに雑種種子を大量に得るためには、一般的に次の方
法が適している。すなわち、かけ合わせようとする2つ
の親を交互に植える。このとき各々の親の条数、幅は、
その作物の種、品種およびその環境条件等によって異な
る。そして雌親に本アザウラシル誘導体を処理し、雄性
不稔となった雌親は、他方の雄性稔性のある雄親の花粉
を受粉し、雑種種子が得られる。純粋な雑種第一代種子
を得ようとする場合は、本アザウラシル誘導体を処理
し、雄性不稔となった雌親に、雄性稔性のある雄親の花
粉を直接人為的に交配する方法が好ましい。
次に試験例をあげ、本発明をさらに詳細に説明する。な
お、化合物は、第1表に記載の化合物番号で示す。
試験例1 コムギにおける不稔性の発現 容量200mlのプラスチックポットに人工培土を詰めた
ものにコムギ(品種:農林61号)を播種し、昼温27
℃−夜温20℃(15時間日長、補光有り。)温度条件
下で育てた。その後、出穂始期より0〜3,8〜10お
よび14〜17日前の3回、同一ポットに供試化合物を
乳剤または水溶液剤に製剤し、その所定量を展着剤を含
む水で希釈したものを1アールあたり10リットルの液
量で、小型噴霧器を用い、植物体の上方から茎葉処理し
た。
出穂後開花前にポットあたり4穂に袋をかけて他家受粉
を防ぎ、登熟後、袋をかけた穂について、小穂数、種子
数を調査し、小穂あたり種子数の対無処理区比百分率で
各化合物の不稔性を示した(第2表)。
試験例2 コムギにおける雌性稔性の確認 試験例1と同様に、コムギ農林61号を育成した。その
後出穂始期より5日または11日前の2回、乳剤または
水溶液剤に、供試化合物を製剤し、その所定量を展着剤
を含む水で希釈したものを1アールあたり10リットル
の液量で、小型噴霧器を用い、植物体の上方から茎葉処
理した。出穂後1ポットあたり4穂に袋かけを行なっ
た。また、開花後袋かけを行なっていない穂について、
薬剤無処理区からとってきた葯で交配を行なった。登熟
後、袋をかけた穂および交配を行なった穂について、小
穂数、種子数を調査し、小穂あたり種子数の対無処理区
比百分率を示した(第3表)。袋かけを行なった穂より
も交配を行なった穂の方がその値が高ければ、雄性不稔
性を持ちながら雌性稔性も保っていることを示すもので
ある。
試験例3 イネにおける不稔性の発現 イネ(品種:コシヒカリ)を人工培土に播種し、播種後
20日に1/10,000アールのポットに苗を植え湛水状態と
した。その後出穂始期前20日、13日または6日の3
回、水溶液剤に供試化合物を製剤し、その所定量を展着
剤を含む水で希釈したものを1アールあたり10リット
ルの液量で、小型噴霧器を用い、植物体の上方から茎葉
処理した。出穂後ポットあたり5穂に袋をかけて他家受
粉を防いだ。登熟後、袋をかけた穂について、頴花数、
種子数を調査し、頴花数あたり種子数の対無処理区比百
分率で不稔性を示した(第4表)。試験は屋外条件下、
2反復で行なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、Rは水素原子、ヒドロキシメチル基または式 もしくは式 で示される基を表わす。 (ここにRはアルキル基または式 で示される基を表わし、Rは水素原子または低級アル
    コキシル基を表わす。RおよびRは同一または相異
    なり、水素原子、低級アルキル基またはフェニル基を表
    わすかもしくはRとRとで式 で示される基を表わし、mはを表わす。)Rは水素
    原子または式 で示される基を表わし、RおよびRは前記と同じ意
    味を表わす。ただし、Rが式 で示される基を表わすとき、Rも式 で示される基を表わす。〕 で示されるアザウラシル誘導体またはその塩(ただし、
    塩の場合RおよびRが共に式 で示される基(RおよびRは前記と同じ意味を有す
    る。)を表わすことはない。)を有効成分として含有す
    ることを特徴とする植物の雄性不稔化剤。
JP21958385A 1985-09-30 1985-09-30 植物の雄性不稔化剤 Expired - Lifetime JPH0653644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21958385A JPH0653644B2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30 植物の雄性不稔化剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21958385A JPH0653644B2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30 植物の雄性不稔化剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6277302A JPS6277302A (ja) 1987-04-09
JPH0653644B2 true JPH0653644B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=16737803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21958385A Expired - Lifetime JPH0653644B2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30 植物の雄性不稔化剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0653644B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2686772A1 (fr) * 1992-02-04 1993-08-06 Sumitomo Chemical Co Procede pratique pour determiner le moment d'application d'un agent d'hybridation chimique.
CN103688845A (zh) * 2013-11-27 2014-04-02 山西省农业科学院农作物品种资源研究所 一种选育50%燕麦雄性不育系的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6277302A (ja) 1987-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105693638A (zh) 一种杀菌化合物、杀菌剂组合物和制剂及其应用
PL101381B1 (pl) Sposob wyjalawiania pylnikow meskich u roslin i obnizania wzrostu wegetacyjnego roslin
SE446812B (sv) Sett for att astadkomma hanlig sterilitet i en cerealieplanta med vissa 1-aryl-1,4-dihydro-4-oxopyridaziner eventuellt vid anvendning for produktion av hybridcerealiefron
AU2024201069B2 (en) Plant growth regulation
JPH0699252B2 (ja) 植物の雄性不稔化剤
JPH0856491A (ja) ダイズの増収方法
US5169429A (en) Hybridization of sunflowers and safflowers
CA3198774A1 (en) An aqueous composition of epyrifenacil, mesotrione and pyroxasulfone
CN109414019A (zh) 植物生长调节剂化合物
EP0089137B1 (en) Substituted pyridazines, their use as plant growth regulators, and plant growth regulating compositions containing them
EP0364135B1 (en) Chemical hybridisation of dicots
JPS6277302A (ja) 植物の雄性不稔化剤
AU631811B2 (en) Hybridization of dicots using substituted oxonicatinic acid derivatives
JPH02221202A (ja) 植物の雄性不稔剤
JPH01163103A (ja) 植物の雄性不稔剤
EP0363487A1 (de) Verfahren zur Sterilisation der Staubbeutel von Pflanzen
JPH0272810A (ja) ハイブリッド種子の生産方法
US4976775A (en) Plant male sterilant
JPH02503674A (ja) 葯を不稔性化する方法
JP2002536379A (ja) ホスホノピラゾールの製造
JPS63156704A (ja) イネ用雄性不稔剤
JPH02755A (ja) ヒドラゾン誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする雄性不稔剤
WO2013162479A1 (en) Chemical hybridization of hermaphrodite plant species with easily soluble derivatives of oxanilic acid
JPH01246203A (ja) 植物の雄性不稔剤
JPH02503563A (ja) 葯の不稔性化方法