JPH0654633B2 - 傍熱型陰極ヒ−タ - Google Patents

傍熱型陰極ヒ−タ

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JPH0654633B2
JPH0654633B2 JP60177411A JP17741185A JPH0654633B2 JP H0654633 B2 JPH0654633 B2 JP H0654633B2 JP 60177411 A JP60177411 A JP 60177411A JP 17741185 A JP17741185 A JP 17741185A JP H0654633 B2 JPH0654633 B2 JP H0654633B2
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JP
Japan
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alumina
particles
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average particle
heater
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利昭 荒戸
浩介 中村
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は傍熱型陰極ヒータ(例えばブラウン管の)に係
り、特にヒータを構成するタングステンコイル表面のア
ルミナ焼結被覆体を改良した傍熱型陰極ヒータに関す
る。
〔発明の背景〕 従来の例えばブラウン管の傍熱型陰極用のヒータは、通
常タングステン素線をヒータとし、その表面にアルミナ
を主成分とする電気絶縁用の焼結被覆材を施して形成さ
れているが、ブラウン管の性能向上のために陰極を最高
約1000℃以上に加熱する必要があり、このためタン
グステンヒータ自体は1600℃乃至1800℃に加熱
される必要がある。しかしこのことによって、ヒータ表
層部に熱応力負荷が発生し、焼結被覆材であるアルミナ
にクラックが発生、伝播する結果、アルミナ層が剥離
し、ヒータとヒータカバーとの接触がおこり、絶縁不良
を起すという現象があった。公知例(特開昭57−43
337、同55−41694)では、ヒータのコイル各
部位に粒径および粒径分布の異なるアルミナ粒子を被覆
し、熱応力を緩和する方法を採るとしており、500メ
ッシュと900メッシュの混合されたアルミナを使用す
ることが開示されているが、アルミナの粒径が大きすぎ
且つ破砕粒を用いているために適正な充填率の範囲に制
御することができず、耐電圧のより異なる向上ができな
いという問題があった。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、傍熱型陰極ヒータ表面を被覆す
る絶縁材としてのアルミナ焼結体の耐電圧特性および耐
熱応力負荷特性を向上させた傍熱型陰極ヒータを提供す
ることにある。
〔発明の概要〕
本発明による傍熱型陰極ヒータの特徴は、上記目的を達
成するために、球状を呈する高純度アルミナ粒子であっ
て、1μm以上5μm以下の平均粒径を持つ小粒子と、
該小粒子の粒径の1/10ないし1/20の平均粒径を持つ微小
粒子との二種類の粒子の混合物からつくられる充填率5
0%以上70%以下のアルミナ焼結体でタングステンコ
イル表面が被覆されていることにある。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明の一実施例による傍熱型陰極用ヒータ表
面のアルミナ被覆層(焼結前)の横断面の走査電子顕微
鏡による観察像を模式図的に示したものである。
本実施例においては上記アルミナ被覆層を構成するアル
ミナには(1)平均粒径2.0μm、(2)平均粒径0.2μmの2
種類の平均粒径の高純度アルミナ粒子を使用した。(1)
及び(2)の各粒子はいずれもほぼ球状を呈しているもの
を用いた。粒子配合の割合は重量比で上記(1)の粒子が
100に対して(2)の粒子が10の割合にした。上記配
合比は、平均粒径の大きい(1)のアルミナ粒子を稠密六
方状に充填すると仮定した時、その空隙中に平均粒径の
小さい(2)のアルミナ粒子が充填される時の、充填率に
等しい。このような配合にした理由は、アルミナをタン
グステン表面に被覆する際の充填率を後記の如く50〜
70%の範囲にすることにある。そうして、そのような
結果を得るために、上記(1)及び(2)のアルミナ粒子を十
分に混合、分散させたアルコール溶液を使用し、電気泳
動法でタングステン素線の表面にアルミナ粒子を被覆さ
せた。その結果、第1図に示した如く平均粒径2.0μm
のアルミナ粒子1の相互間隙に平均粒径0.2μmのアル
ミナ粒子2が侵入した様な配列を得た。
以上のようにして形成したアルミナ被覆を焼結した。こ
のアルミナ焼結体表面に出現するクラック数およびクラ
ック長さは、本実施例の場合と、(1)平均粒径2.0μmも
しくは(2)平均粒径0.2μmのアルミナ粒子を単独で使用
した場合とを比べてみると、第2図に示す如くであっ
た。
すなわち、第2図はアルミナ被覆を1600℃で1時
間、水素気流中で焼結して得た傍熱型陰極ヒータ表面の
アルミナ焼結被覆層表面の顕微鏡観察より調べた結果を
示す。縦軸は100μm平方の視野の中で観察されたク
ラック長の平均値、横軸は同じく平均クラック数を示
す。図中のカーブAは、平均粒径2.0μmのアルミナ粒
子だけを被覆焼結してなる焼結体、カーブBは同0.2μ
mのアルミナ粒子だけを被覆焼結してなる焼結体、カー
ブCは本実施例により粒径2.0μmと0.2μmの粒子の混
合比を10:1とした混合粒子を被覆焼結してなる焼結
体に関する結果である。
本実施例によれば、単位面積当りのクラック数は平均粒
径0.2μmのアルミナ粒子を焼結被覆してなる焼結体よ
り多目であるが、全体的にクラック長が短く、有利性が
認められる。
本発明の他の実施例として、平均粒径4.5μm粒子/
平均粒径0.6μm粒子を混合比10/1で混合して前記
と同様の仕方でアルミナ焼結体を作成し、また平均粒
径1.5μm粒子/平均粒径0.1μm粒子を混合比10/1
で混合してアルミナ焼結体を同じく作成した。用いた粒
子はいずれも球形高純度アルミナ粒子である。これらの
アルミナ焼結被覆体について前記と同様に試験を行い、
第2図と同様の整理をした結果、第3図を得た。なお第
3図には第2図の内容も併せ示してある。この図によっ
ても本発明の有効性が認められる。
なお、用いた高純度アルミナの純度は、原料粉において
Na2O<0.01%,SiO2<0.01%,Fe2O3<0.001%、その他
の不純物成分濃度は痕跡以下であった。また同アルミナ
を使用して作成したアルミナ被覆の分析結果は、焼成後
の値がNa2Oは痕跡程度、SiO2=0.02%,Fe2O3=0.005
%,MgO=0.008%という値であった。ここでMgOは、泳
動液に電解質成分として添加したMg(NO3)2にもとづくも
のである。
本発明において高純度アルミナが望まれるのは第4図に
示す通りである。第4図は不純物のSiO2に注目し、Al2O
3100部に対して混合したSiO2の割合とヒートサイク
ル試験5000時間経過後のヒータ破断率との関係を示
したものである。
なお、球形アルミナ粒子は「水熱結晶化法」で製造する
ことができる。「水熱結晶化法」とは、高温高圧下のH2
Oの存在のもとでゾルーゲル等の非晶質物質を結晶化さ
せ、結晶質物質を得る方法である。同法により製造され
た粒子の特徴は微粒である、よく発達した結晶質で
ある、粒度分布の幅が狭い、歪が少ない、比較的
低温で作成できる、等である。
第5図は絶縁用アルミナ焼結体のアルミナ膜厚に対する
アルミナ充填率の関係、および第6図は同じくアルミナ
膜厚に対する耐電圧の関係である。これら図における各
記号で示す各点のデータは次の表の通りである。
これら図からアルミナ充填率が50%以下ならば耐電圧
は充分に高くならず、また逆にアルミナ粒子の充填率が
70%以上に達すると、ヒータ加熱時にクラックが発生
して、やはり耐電圧が低下することがわかる。従って高
耐電圧を維持し、かつクラック発生を抑えるためにはア
ルミナ粒子の充填率を50乃至70%の範囲にする必要
のあることがわかる。ちなみに先述の公知例にみられる
900メッシュ(平均粒径3.5μm)と500メッシュ
(平均粒径6μm)の破砕アルミナ粒子混合被覆の場
合、アルミナ充填率は図示の如く50%に到達せず、従
って耐電圧が満足すべき値に達しなかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来のアルミナ焼結体(例えば500
メッシュおよび900メッシュ粒径の破砕アルミナ粒子
からなる焼結体)に比べ、アルミナ充填率が適正な範囲
にあり、このことは1600℃以上に繰り返し加熱され
る際の熱膨張に対して熱応力負荷を緩和する方向に作用
し、また、高純度アルミナ粒子を用いたことにより、粒
子間での過度の相互拡散が進行しにくく、繰り返し加熱
された際に発生するクラック長および数を抑制すること
ができ、これらの総合効果として傍熱型陰極ヒータの耐
電圧を従来より一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるタングステンコイル表面
に被覆した高純度アルミナ粒子の被覆状況を表わした縦
断面模式図、第2図、第3図はアルミナ焼結体のクラッ
ク長とクラック数の関係を示す実験結果の図、第4図は
不純物たるSiO2の含有量とヒータ破断率の関係を示す実
験図、第5図はアルミナ焼結体のアルミナ膜厚とアルミ
ナ充填率の関係を示す実験結果の図、第6図は同じくア
ルミナ膜厚と耐電圧との関係を示す実験結果の図であ
る。 1……平均粒径2.0μmのアルミナ粒子 2……平均粒径0.2μmのアルミナ粒子 3……タングステン表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球状を呈する高純度アルミナ粒子であっ
    て、1μm以上5μm以下の平均粒径を持つ小粒子と、
    該小粒子の粒径の1/10ないし1/20の平均粒径を持つ微小
    粒子との二種類の粒子の混合物からつくられる充填率5
    0%以上70%以下のアルミナ焼結体でタングステンコ
    イル表面が被覆されていることを特徴とする傍熱型陰極
    ヒータ。
JP60177411A 1985-08-12 1985-08-12 傍熱型陰極ヒ−タ Expired - Lifetime JPH0654633B2 (ja)

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