JPH06550U - 移動鋳型壁を持つ連続鋳造設備における注湯ノズル - Google Patents

移動鋳型壁を持つ連続鋳造設備における注湯ノズル

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JPH06550U
JPH06550U JP4194392U JP4194392U JPH06550U JP H06550 U JPH06550 U JP H06550U JP 4194392 U JP4194392 U JP 4194392U JP 4194392 U JP4194392 U JP 4194392U JP H06550 U JPH06550 U JP H06550U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 注湯ノズルを上部ノズル5aと下部ノズル5
bとに分割し、タンディシュに上部ノズル5aを取付
け、溶鋼湯面34を覆う湯面保護カバー6に形成したノズ
ル挿通孔37に、下部ノズル5bを挿通して取付け、下部
ノズル5bとノズル挿通孔37との隙間S2をシールする
シール材40を設け、上部ノズル5aの下端を下部ノズル
5bの上端に切離し自在に連通させた。鋳造の際、前以
て下部ノズル5bをノズル挿通孔37に挿通して取付ける
ことにより、隙間S2はシール材40によりシールされ
る。その後、湯面保護カバー6をセットし、タンディシ
ュを移動させて上部ノズル5aの下端を下部ノズル5b
の上端に連通させる。 【効果】 少量の不活性ガスを湯面保護カバー6と溶鋼
湯面34との間に供給することにより空気が隙間S2から
流入することを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、移動鋳型壁を持つ連続鋳造設備における注湯ノズルに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の注湯ノズル装置としては、例えば図4に示すものがある。すな わち、51は互いに平行に配置されたモールドロール(以下、単にロールと称す。 )で、これら両ロール51間位置には、両ロール51と、両ロール51の両端面に接触 配置される一対の堰体52との協働によって溶鋼溜め53が形成されている。54は溶 鋼湯面56を覆う湯面保護カバーであり、この湯面保護カバー54は上記両堰体52間 に支持されている。上記湯面保護カバー54の下面両側部には、上記両ロール51の 軸心と平行して浸漬壁部55が突設され、両浸漬壁部55の下部は溶鋼溜め53内の溶 鋼湯に浸漬されている。溶鋼湯面56上には、両浸漬壁部55間と湯面保護カバー54 の中央部下面とで形成された空間部57が形成されている。
【0003】 59はタンディシュ60から溶鋼溜め53内に溶鋼を導くための注湯ノズルで、タン ディシュ60から垂下して設けられている。そして、注湯ノズル59の下端部は、上 記湯面保護カバー54の中央に形成されたノズル挿通孔61に上方から挿通され、上 記空間部57から湯面保護カバー54の下方へ突出している。注湯ノズル59の下端部 側面には吐出口64が形成されている。そして、湯面保護カバー54には、上記空間 部57に連通する不活性ガス供給孔62が形成され、この不活性ガス供給孔62は、不 活性ガス供給管63を介して、外部に設けられた不活性ガス供給源に接続されてい る。
【0004】 これによると、鋳造を開始する際は、まず湯面保護カバー54を両堰体52間に取 付け、湯面保護カバー54と両ロール51との間が所定の隙間S3になるようにセッ トする。そして、タンディシュ60を両ロール51上に移動させた後、タンディシュ 60を下降させて、注湯ノズル59の下端部を湯面保護カバー54のノズル挿通孔61に 上方から挿通させる。そして、タンディシュ60から注湯ノズル59内に溶鋼湯を流 すとともに両ロール51を回転させる。これにより、溶鋼湯は、注湯ノズル59を通 って吐出口64から溶鋼溜め53に吐出され、両ロール51により鋳造される。この時 、不活性ガス供給孔62から空間部57内に不活性ガスを供給することにより、空間 部57内に空気が流入するのを阻止して溶鋼湯面56の酸化を防止していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来形式によると、タンディシュ60を移動させて注湯ノズル59 を湯面保護カバー54のノズル挿通孔61に挿通するため、ノズル挿通孔61の径を注 湯ノズル59の径よりもかなり大きく形成しなければならなかった。したがって、 ノズル挿通孔61の内周面と注湯ノズル59の外周面との間には大きな隙間S4が生 じ、この隙間S4から空間部57内に空気が流入するのを防止するために、不活性 ガス供給孔62から不活性ガスを大量に供給しなければならないといった問題が生 じた。
【0006】 本考案は上記問題を解決するもので、鋳造開始の際、前以て、ノズル挿通孔と 注湯ノズルとの隙間をシールできる注湯ノズルを提供することを目的とするもの である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本考案における移動鋳型壁を持つ連続鋳造設備にお ける注湯ノズルは、タンディシュから、互いに平行に配置された一対の移動鋳型 壁とこれら移動鋳型壁の両端に設けられた堰体との間に形成された溶鋼溜めに溶 鋼湯を注入する注湯ノズルであって、注湯ノズルを上部ノズルと吐出口を有する 下部ノズルとに分割し、タンディシュに上記上部ノズルを取付け、溶鋼湯面を覆 う湯面保護カバーに形成されたノズル挿通孔に、上記下部ノズルを挿通して取付 け、下部ノズルとノズル挿通孔との隙間をシールするシール材を設け、上記上部 ノズルの下端を、上記湯面保護カバーを取付けた下部ノズルの上端に切離し自在 に連通させたものである。
【0008】
【作用】
上記構成により、鋳造開始の際、前以て下部ノズルを湯面保護カバーのノズル 挿通孔に挿通して取り付ける。これにより、下部ノズルの外周面とノズル挿通孔 の内周面との隙間はシール材によりシールされる。その後、湯面保護カバーをセ ットし、タンディシュを移動させて、上部ノズルの下端を下部ノズルの上端に連 通させる。そして、タンディシュから溶鋼湯を流すことにより、溶鋼湯は上部ノ ズルから下部ノズルを通過して溶鋼溜めに吐出される。鋳造終了後、タンディシ ュを移動させることにより、上部ノズルは下部ノズルから切り離される。
【0009】 このように、前以て下部ノズルを湯面保護カバーに取り付けることにより、下 部ノズルの外周面とノズル挿通孔の内周面との間の隙間はシール材によりシール されるため、この隙間を通って湯面保護カバーと溶鋼湯面との間に空気が流入し にくくなり、したがって、少量の不活性ガスを湯面保護カバーと溶鋼湯面との間 に供給することにより空気が流入することを防止できる。
【0010】 また、鋳造の際には吐出孔付近の損傷が最も激しいため、下部ノズルのみを耐 侵食性の優れた材質で製作することができ、さらに、万一、吐出孔付近が損傷し た場合は下部ノズルのみを交換すればよい。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1から図3に基づいて説明する。 1は互いに平行に配置された移動鋳型壁の一種であるモールドロール(以下、 単にロールと称す。)で、これら両ロール1間位置には、両ロール1と、両ロー ル1の両端面に接触配置される一対の堰体(短辺堰ともいい、一方だけ図示して いる。)2との協働によって溶鋼溜め3が形成されている。両ロール1の上方に は横方向および上下方向に移動自在なタンディシュ4が設けられ、このタンディ シュ4から溶鋼溜め3内に溶鋼を導くための注湯ノズル5が垂下して設けられて いる。6は溶鋼溜め3内の溶鋼湯面を覆う湯面保護カバーである。
【0012】 上記注湯ノズル5は上部ノズル5aと下部ノズル5bとに分割されており、上 部ノズル5aは上記タンディシュ4に取付けられている。すなわち、タンディシ ュ4の底板8にタンディシュノズルレンガ9を設け、タンディシュノズルレンガ 9の下面にスライディングノズル10を介して上部ノズル5aの上面が当接してい る。上部ノズル5aの上端部は取合フランジ11として形成されている。上部ノズ ル5aにはノズル押え板12が外嵌され、このノズル押え板12はタンディシュ4に 垂設されたボルト,ナット13により取付固定されている。これにより、上部ノズ ル5aの取合フランジ11はスライディングノズル10を介してタンディシュノズル レンガ9の下面側に押付けられて固定されている。上記タンディシュノズルレン ガ9には上部ノズル5aの上部ノズル孔14に連通するタンディシュノズル孔15が 形成されている。上記スライディングノズル10は上記ノズル孔14,15間の流路を 絞って溶鋼湯の流量を調節するものである。そして、上記上部ノズル5aの下端 部には上部フランジ17が形成されている。この上部フランジ17の下面18の外周端 部は外向きの上部傾斜面19として形成されている。
【0013】 上記下部ノズル5bは湯面保護カバー6側に設けられている。すなわち、下部 ノズル5bの上端部には下部フランジ22が形成され、この下部フランジ22には上 記上部フランジ17の下端部が嵌合自在な嵌合溝23が形成されている。この嵌合溝 23の底面24は上部フランジ17の下面18に当接自在であり、嵌合溝23の外周面は上 部フランジ17の上部傾斜面19に当接自在な下部傾斜面25として形成されている。 26はアスベストやモルタルなどを用いたシール材であり、上部フランジ17の下面 18と下部フランジ22の底面24とに挟まれて外部とシールするものである。下部ノ ズル5bには上部ノズル孔14よりも大径な下部ノズル孔27が形成され、下部ノズ ル5bの下端部側面には吐出口28が形成されている。尚、下部ノズル5bの下端 は閉塞されている。
【0014】 上記湯面保護カバー6は両端が両堰体2間に支持されて取付けられている。こ の湯面保護カバー6の上面両端部には、ロール1の軸心方向に延びたフレーム30 とこれら両フレーム30間に連結する複数本のフレーム31とから成るフレーム体32 が設けられている。
【0015】 湯面保護カバー6の下面両端部には、上記両ロール1の軸心と平行して浸漬壁 部33が突設され、両浸漬壁部33の下部は溶鋼溜め3内の溶鋼湯に浸漬されている 。また、浸漬壁部33とロール1との間には隙間S1が設けられている。溶鋼湯面 34上には、両浸漬壁部33間と湯面保護カバー6の下面中央部とで形成された空間 部35が形成されている。
【0016】 湯面保護カバー6の中央部には空間部35に連通するノズル挿通孔37が形成され ている。ノズル挿通孔37の上方には下部ノズル支え39が設けられている。この下 部ノズル支え39は、ノズル挿通孔37とほぼ同内径を有しかつフレーム体32に嵌め 込まれた円筒部39aと、この円筒部39aの上端から外側方に連設されてフレーム 体32の上面に支持される円板部39bとから成る。そして、上記下部ノズル5bを 上方から下部ノズル支え39およびノズル挿通孔37に挿通することにより、下部フ ランジ22が下部ノズル支え39により受止められて支持されるため、下部ノズル5 bは湯面保護カバー6に取付けられる。尚、下部ノズル5bの外周面と、下部ノ ズル支え39およびノズル挿通孔37の内周面との隙間S2はシール材40によりシー ルされている。
【0017】 溶鋼湯面34の酸化防止のために、湯面保護カバー6には上記空間部35に連通す る不活性ガス供給孔42が形成され、この不活性ガス供給孔42は、不活性ガス供給 管43を介して、外部に設けられた不活性ガス供給源に接続されている。さらに、 ロール1と浸漬壁部33との隙間S1に不活性ガスを吹付けるための不活性ガス供 給ノズル44が配置されている。
【0018】 以下、上記構成における作用を説明する。 鋳造開始の際、前以て下部ノズル5bを湯面保護カバー6のノズル挿通孔37に 挿通して取り付ける。これにより、下部ノズル5bの外周面とノズル挿通孔37の 内周面との隙間S2はシール材40によりシールされる。その後、湯面保護カバー 6を両堰体2間にセットし、浸漬壁部33とロール1との間に所定の大きさの隙間 S1を空ける。そして、タンディシュ4を横移動させて下部ノズル5bの上方に 位置させた後、タンディシュ4を下動させて、上部ノズル5aの下端部を下部ノ ズル5bの嵌合溝23に嵌合させて押し付ける。これにより、シール材26が上部フ ランジ17の下面18と下部フランジ22の底面24とに密着して、上部ノズル5aと下 部ノズル5bとの嵌合部はシールされる。
【0019】 そして、タンディシュ4から溶鋼湯を流すとともに両ロール1を回転させる。 これにより、溶鋼湯は上部ノズル5aから下部ノズル5bを経て溶鋼溜め3に吐 出され、両ロール1により鋳造される。鋳造中は、溶鋼湯面34の酸化を防止する ために、不活性ガス供給孔42から空間部35に不活性ガス(窒素ガス,アルゴンガ スなど)を供給し、かつ不活性ガス供給ノズル44から隙間S1に不活性ガスを供 給している。そして、鋳造終了後、タンディシュ4を上動させることにより、上 部ノズル5aは下部ノズル5bから上方へ切り離される。
【0020】 上述のように、前以て下部ノズル5bを湯面保護カバー6に取り付けることに より、下部ノズル5bの外周面とノズル挿通孔37の内周面との隙間S2はシール 材40によりシールされるため、この隙間S2を通って空間部35に空気が流入しに くくなり、したがって、少量の不活性ガスを不活性ガス供給孔42から空間部35に 供給することにより、空気が空間部35に流入することを防止できる。
【0021】 また、鋳造の際には吐出口28付近の損傷が最も激しいため、下部ノズル5bの みを耐侵食性の優れた材質で製作することができ、さらに、万一、吐出口28付近 が損傷した場合は下部ノズル5bのみを交換すればよい。
【0022】 また、下部ノズル5bを湯面保護カバー6に取り付けた後、湯面保護カバー6 を両堰体2間にセットすることにより、下部ノズル5bの吐出口28を溶鋼溜め3 内の所定位置に正確に設置することができる。
【0023】 上記実施例では、湯面保護カバー6の両端を両堰体2間に取付けて支持してい るが、新たに取付用フレームを設けて、湯面保護カバー6を取付用フレームに取 り付け溶鋼湯面の上方にセットしてもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように、鋳造開始の際、前以て下部ノズルを湯面保護カバーのノズ ル挿通孔に挿通して取り付けることにより、下部ノズルの外周面とノズル挿通孔 の内周面との隙間はシール材によりシールされるため、この隙間を通って湯面保 護カバーと溶鋼湯面との間に空気が流入しにくくなり、したがって、少量の不活 性ガスを湯面保護カバーと溶鋼湯面との間に供給することにより空気が流入する ことを防止できる。このように、不活性ガス供給量を少量にできるためコスト低 減を図ることができる。
【0025】 また、鋳造の際は、吐出孔付近の損傷が最も激しいため、下部ノズルのみを耐 侵食性の優れた材質で製作することができ、注湯ノズルの製作コスト低減ととも に長寿命化が図れる。さらに、万一、吐出孔付近が損傷した場合は下部ノズルの みを交換すればよく、注湯ノズルのメンテナンスが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における注湯ノズルの上部ノ
ズルと下部ノズルとの嵌合部を示す拡大縦断面図であ
る。
【図2】同注湯ノズルの全体を示す縦断面図である。
【図3】湯面保護カバーのノズル挿通孔を示す一部拡大
平面図である。
【図4】従来例における注湯ノズルの縦断面図である。
【符号の説明】
1 モールドロール(移動鋳型壁) 2 堰体 3 溶鋼溜め 4 タンディシュ 5 注湯ノズル 5a 上部ノズル 5b 下部ノズル 6 湯面保護カバー 28 吐出口 34 溶鋼湯面 37 ノズル挿通孔 40 シール材 S2 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンディシュから、互いに平行に配置さ
    れた一対の移動鋳型壁とこれら移動鋳型壁の両端に設け
    られた堰体との間に形成された溶鋼溜めに溶鋼湯を注入
    する注湯ノズルであって、注湯ノズルを上部ノズルと吐
    出口を有する下部ノズルとに分割し、タンディシュに上
    記上部ノズルを取付け、溶鋼湯面を覆う湯面保護カバー
    に形成されたノズル挿通孔に、上記下部ノズルを挿通し
    て取付け、下部ノズルとノズル挿通孔との隙間をシール
    するシール材を設け、上記上部ノズルの下端を、上記湯
    面保護カバーを取付けた下部ノズルの上端に切離し自在
    に連通させたことを特徴とする移動鋳型壁を持つ連続鋳
    造設備における注湯ノズル。
JP1992041943U 1992-06-18 1992-06-18 移動鋳型壁を持つ連続鋳造設備における注湯ノズル Expired - Fee Related JP2571974Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241741A (ja) * 1988-07-29 1990-02-09 Hitachi Zosen Corp 移動鋳型壁を持つ連続鋳造設備における湯面保護カバー
JPH02200355A (ja) * 1989-01-30 1990-08-08 Hitachi Ltd 双ドラム連続鋳造機

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