JPH0655213U - チップインダクタ - Google Patents
チップインダクタInfo
- Publication number
- JPH0655213U JPH0655213U JP48893U JP48893U JPH0655213U JP H0655213 U JPH0655213 U JP H0655213U JP 48893 U JP48893 U JP 48893U JP 48893 U JP48893 U JP 48893U JP H0655213 U JPH0655213 U JP H0655213U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- core
- main shaft
- shaft portion
- chip inductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁束効率の高いチップインダクタを提供する
こと。 【構成】 チップインダクタを構成するコアとして、主
軸部の両端にそれぞれ、該主軸部と共にT形状をなす延
長部12a、12bを一体に成形して成るH形コアを用
いる。このコアの前記延長部にはそれぞれ、コイル30
の巻線の始端及び終端を接続するためにリード21a、
21bを組み付ける。これらのリードはそれぞれ、前記
延長部の下端面であって前記主軸部側の端縁よりも外側
の位置に組み付けられる。
こと。 【構成】 チップインダクタを構成するコアとして、主
軸部の両端にそれぞれ、該主軸部と共にT形状をなす延
長部12a、12bを一体に成形して成るH形コアを用
いる。このコアの前記延長部にはそれぞれ、コイル30
の巻線の始端及び終端を接続するためにリード21a、
21bを組み付ける。これらのリードはそれぞれ、前記
延長部の下端面であって前記主軸部側の端縁よりも外側
の位置に組み付けられる。
Description
【0001】
本考案はH形コアを使用したチップインダクタに関する。
【0002】
チップインダクタを構成するためのコアとしては、例えば図7に示すようなU 形コアがある。図7はチップインダクタを製造するに際し、U形コア40をリー ドフレームと呼ばれる部品供給板の一対のリード51a,51bに架け渡すよう に実装した状態を示す。リード51a,51bにはそれぞれ、U形コア40の位 置を規制するための規制片52a,52bが立設されている。後述するように、 リード51a,51bとU形コア40との組み合わせ体は、実際には、リードフ レームにおいて互いに平行に延在する一対のフレーム間に定間隔をおいて多数設 けられるものであり、コイル部品の製造過程で一方のフレームから分離され、最 後の製造工程で他方のフレームからも分離される。
【0003】 図8はU形コア40にコイル60が巻回された状態を示す。このようなコイル 60の巻回工程が終了すると、コイル60の始端は、例えばリード51aに接続 され、コイル60の終端がリード51bに接続される。その後、リード51a, 51bの一部を残して全体が樹脂でモールドされ、このモールド体から突出した リード51a,51bの一部は、他の回路基板へ実装する場合の端子板として利 用される。
【0004】
ところで、このようなU形コア40を使用したチップインダクタにおける磁束 分布は、図8に矢印で示すように、磁極端となる2本の脚部の上端部のうち、距 離的に最も近い内側の端縁部(コーナ部)に集中する。しかるに、U形コアでは 、このような磁束の集中箇所が一箇所だけであるため、磁束効率に制約がある。 また、U形コアでは、上述のように磁束の集中箇所が少ないために、下端部にお ける両外側の端縁部(コーナ部)間に漏洩磁束が生じ易い。しかも、図示のよう に、リード51a,51bがU形コア40の両外側の端縁部に接した状態で内側 まで延びていると、リード51a,51bが導体であることから漏洩磁束を増加 させることとなり、このことが磁束効率低下の要因ともなっている。
【0005】 加えて、U形コア40では、巻線を巻回する際、互いに対向し合う2本の脚部 間では巻線の位置が規制されるが、U形コア40の下端部側では巻線の位置を規 制するものが無いため、図8に示すような巻線の位置ずれ(巻乱れ)が生じ易い 。そして、巻乱れがあるとコイル60の各巻線間に生ずる浮遊容量にばらつきが 生じ、その結果、チップインダクタとしての周波数特性にばらつきを生ずるとい う問題点もある。
【0006】 以上のような問題点に鑑み、本考案の主たる課題は磁束効率の高いチップイン ダクタを提供することにある。
【0007】 本考案の他の課題は、巻線の巻乱れの無いチップインダクタを提供することに ある。
【0008】
本考案によれば、主軸部の両端にそれぞれ、該主軸部と共にT形状をなす延長 部を一体に成形して成るH形コアと、前記主軸部に巻回したコイルと、該コイル の巻線の始端及び終端を接続するために一対の前記延長部に組み付けられた一対 の端子板とを含み、該一対の端子板はそれぞれ、前記延長部の下端面であって前 記主軸部側の端縁よりも外側の位置に組み付けられていることを特徴とするチッ プインダクタが得られる。
【0009】 なお、上記チップインダクタは、前記一対の端子板の一部を残して樹脂モール ドし、該樹脂モールド体から突出している前記一対の端子板の一部の先端部がそ れぞれ、折れ曲がり前記樹脂モールド体の底面部に沿うように構成するのが好ま しい。
【0010】
本考案によるチップインダクタは、コアをH形としたことにより延長部が複数 箇所で互いに対向し合い、これによって磁束の集中し易い箇所が複数箇所となる 。また、延長部が複数箇所で互いに対向し合っていることにより、巻線の巻回に 際しての位置規制も複数箇所で行われ、巻乱れが生じにくくなる。
【0011】
図1は本考案に使用されるコアを示す。このコア10は、巻線が巻回されるべ き主軸部11の両端にそれぞれ、この主軸部11と共に略T形状をなす延長部1 2a,12bを一体に成形することにより略H形状にして成る。主軸部11の肉 厚(高さ寸法)と延長部12a,12bの肉厚は同じであり、延長部12a,1 2bの外側の面は中央部から離れるにつれて幅が狭くなるような略台形状にされ ている。
【0012】 このコア10は、従来同様、リード21a,21bの間に架け渡すように実装 される。リード21a,21bにはそれぞれ、コア10の外側の面に当接し合う 位置にコア10の位置を規制するための規制片22a,22bが立設されている 。リード21a,21bは、前述したように、コア10の主軸部11に巻回され る巻線の始端、終端を接続するための端子板として使用するものであり、規制片 22a,22bよりも外側の箇所にはリード21a,21bの折り曲げを容易に するための長穴23a,23bが形成されている。
【0013】 図2に示すように、コア10の主軸部11には多層巻のコイル30を有する。 コイル30の巻回に際しては、延長部12a,12bが2箇所で対向し合うこと となり、この対向し合う内側の壁でコイル30の巻線の位置が規制されるので、 巻乱れを生ずることは無い。その結果、チップインダクタとしての周波数特性が 安定するという効果を奏する。また、延長部12a,12bが2箇所で対向し合 い、距離的に最も近い内側の端縁部が2箇所にあるので、磁束分布が集中する箇 所も2箇所になり、U形コアの場合に比して磁束効率が大幅に向上する。
【0014】 特に、本考案では、図1に示されるように、コア10の下端部に接しているリ ード21a,21bの内側の端部を、コア10において磁束の集中する内側の端 縁部よりも外側に位置するようにしたことにより、リード21a,21bに起因 する漏洩磁束の量を減らすことができる。
【0015】 図3は図1に示されたコア10を使用してチップインダクタを製造する場合に 使用されるリードフレームの一例を示す。リードフレーム20は、平行に延在す るフレーム20−1と20−2とを有し、多数のコア10を実装するための多数 対のリード21a,21bが一定のピッチをおいて斜めに連なるようにつくられ ている。これは、後述するコア10に対する巻線作業を容易にするためである。 このようなリードフレーム20におけるリード21a,21bの各対にコア10 を接着等により実装した後、フレーム20−2は所定長のリード21bを残して 切り離される。なお、後述するように、リード21a,21bに対する巻線の始 端、終端の半田付けを容易にするために、コア10はリードフレーム20におけ るリード21a,21bの下面側に実装されている。
【0016】 図4はフレーム20−2を切り離されたリードフレーム20における各コア1 0に自動巻線機(図示せず)により巻線作業を行った後の状態を示す。巻線作業 は、図中左側のコア10から順に行われ、あるコア10に対する巻線作業が終了 したら巻線は切断せずにリードフレーム20を図中矢印方向に1ピッチ分だけ移 動させるだけで、次のコア10に対する巻線作業を行うことができる。このよう にして、巻線作業を行うと、各コア10のコイル30間は余線(渡り線)31で 接続された状態になる。
【0017】 次の工程では、コア10毎にコイル30の巻線の始端となるべき部分をリード 21aに半田付接続すると共に、コイル30の巻線の終端となるべき部分をリー ド21bに半田付接続し、これが終了したら余線31の部分を切断する。この状 態を図5に示す。
【0018】 図5における左方のチップインダクタ部品について言えば、リード21aの位 置Paにコイル30の巻線の始端が半田付接続され、リード21bの位置Pbに コイル30の巻線の終端が半田付接続される。半田付けに際しては、コア10は リード21a,21bの図中下面側にあり、リード21a,21bの上面側には 突起物が無いので、巻線の始端及び終端を半田付する際に障害物となるものが無 く、半田付作業を容易に行うことができる。この後、各コイル部品には、樹脂モ ールドが施される。樹脂モールドは、モールド体からリード21a,21bの一 部、厳密に言えば長穴23a,23bより外側の部分が露出するように行われる 。その後、各チップインダクタ部品は所定長のリード21aを残してリードフレ ーム20から切り離される。
【0019】 図6は樹脂モールドが施されてリードフレーム20から切り離されたチップイ ンダクタ部品を示す。モールド体1から突出しているリード21a,21bに対 して長穴23a,23b(23aは図示せず)の部分で90度折り曲げ、更にモ ールド体1の下端部に対応する部分で90度折り曲げることにより、リード21 a,21bの先端がモールド体1の下端面に沿うようにしている。これらの先端 部分は、本チップインダクタを回路基板等に実装する際に半田付接続用の端子部 として利用される。なお、図6では便宜上、モールド体1内のチップインダクタ 部品も実線で表わしている。
【0020】 以上説明してきた通り、本考案では主軸部の両端にそれぞれT形をなす延長部 を有するH形のコアを使用したことにより、磁束分布の集中箇所が2箇所となり U形コアの場合よりも直流磁気抵抗RDCが低くなって磁束効率が向上する。この ことは、U形コアの場合よりも少ない巻数で同程度のインダクタンスLを得るこ とができることを意味する。したがって、巻数が同じ場合には高インダクタンス 値を得ることができ、インダクタとしてのQを高くできる。
【0021】 なお、H形のコアは、図1に示す形状のものに限らず、例えば主軸部11の両 端にそれぞれ、つば状、例えば正方形の延長部を一体に成形してT形にしたもの でも良く、この場合には磁束分布の集中箇所が4箇所となり、磁束効率が更に向 上する。
【0022】
以上説明してきたように、本考案によればH形のコアを使用したことで磁束効 率を高くできることによりインダクタンスL、及びQを高くすることができると 共に、巻線作業に際して巻乱れが無く、したがって周波数特性の安定したチップ インダクタを提供することができる。
【図1】本考案に使用されるコアをリードフレームのリ
ードに実装した状態を部分的に示した図である。
ードに実装した状態を部分的に示した図である。
【図2】図1に示されたコアに巻線を施した場合につい
て磁束の分布状態を説明するための図である。
て磁束の分布状態を説明するための図である。
【図3】本考案に使用されるコアをリードフレームに実
装した状態を示した図である。
装した状態を示した図である。
【図4】図3に示されたコアに巻線を施す工程を説明す
るための図である
るための図である
【図5】図4に示された巻線工程から移行して巻線の始
端及び終端の処理を行う工程を説明するための図であ
る。
端及び終端の処理を行う工程を説明するための図であ
る。
【図6】図5に示された工程で得られたチップインダク
タ部品を樹脂モールドしたものを示した図である。
タ部品を樹脂モールドしたものを示した図である。
【図7】従来のU形コアをリードフレームに実装した状
態を部分的に示す。
態を部分的に示す。
【図8】図7に示されたコアに巻線を施した場合につい
て磁束の分布状態を説明するための図である。
て磁束の分布状態を説明するための図である。
1 モールド体 10 H形コア 11 主軸部 12a,12b 延長部 20 リードフレーム 21a,21b リード 22a,22b 規制片 30 コイル
Claims (2)
- 【請求項1】 主軸部の両端にそれぞれ、該主軸部と共
にT形状をなす延長部を一体に成形して成るH形コア
と、前記主軸部に巻回したコイルと、該コイルの巻線の
始端及び終端を接続するために一対の前記延長部に組み
付けられた一対の端子板とを含み、該一対の端子板はそ
れぞれ、前記延長部の下端面であって前記主軸部側の端
縁よりも外側の位置に組み付けられていることを特徴と
するチップインダクタ。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたコイル部品を、前
記一対の端子板の一部を残して樹脂モールドし、該樹脂
モールド体から突出している前記一対の端子板の一部の
先端部がそれぞれ、折れ曲がり前記樹脂モールド体の底
面部に沿うようにしたことを特徴とするチップインダク
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP48893U JPH0655213U (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | チップインダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP48893U JPH0655213U (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | チップインダクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655213U true JPH0655213U (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11475158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP48893U Pending JPH0655213U (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | チップインダクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655213U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013125896A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Sumida Corporation | コイル部品 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS585317B2 (ja) * | 1974-12-12 | 1983-01-29 | 日本化薬株式会社 | セルロ−ズケイセンイノ センシヨクホウ |
| JPS59144108A (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固定インダクタ |
| JPH03231405A (ja) * | 1990-02-06 | 1991-10-15 | Murata Mfg Co Ltd | インダクタ |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP48893U patent/JPH0655213U/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS585317B2 (ja) * | 1974-12-12 | 1983-01-29 | 日本化薬株式会社 | セルロ−ズケイセンイノ センシヨクホウ |
| JPS59144108A (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固定インダクタ |
| JPH03231405A (ja) * | 1990-02-06 | 1991-10-15 | Murata Mfg Co Ltd | インダクタ |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013125896A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Sumida Corporation | コイル部品 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7679482B2 (en) | Inductor | |
| JPH11273975A (ja) | コモンモードチョークコイル | |
| JP4064301B2 (ja) | チップ型コモンモードチョークコイル | |
| JP4719401B2 (ja) | インダクタンス素子 | |
| JP3388577B2 (ja) | 面実装型チョークコイル | |
| JP3368871B2 (ja) | インダクタ部品およびその製造方法 | |
| JP2001052945A (ja) | 閉磁路インダクタおよびその製造方法。 | |
| JP3937757B2 (ja) | インダクタンス素子及びその製造方法 | |
| JP2966624B2 (ja) | チップ状インダクタおよびその製造方法 | |
| JPH07106147A (ja) | 面実装型インダクタ | |
| JP7494045B2 (ja) | インダクタ部品 | |
| JPH0795491B2 (ja) | 高周波コイルの製造方法 | |
| JPH08148353A (ja) | リアクタ | |
| JP3647133B2 (ja) | インダクタンス素子 | |
| JPH0353462Y2 (ja) | ||
| JPS633124Y2 (ja) | ||
| JP2520521Y2 (ja) | コイルボビン | |
| JPH0336707A (ja) | プリント基板実装形コイル | |
| JPH0624969Y2 (ja) | コイル部品 | |
| JP2570491Y2 (ja) | チョークコイル | |
| JP2571148B2 (ja) | 表面装着型チョークコイル | |
| JPH0655229U (ja) | インダクタ及びこれに使用されるコアホルダー | |
| JPH09232154A (ja) | インダクタンス素子 | |
| JPH06215942A (ja) | チップインダクタ及びその製造方法 | |
| JPH0623221U (ja) | フランジ付薄形鉄心 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980708 |