JPH0656752A - モノアミド化合物及び熱転写シート - Google Patents
モノアミド化合物及び熱転写シートInfo
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- JPH0656752A JPH0656752A JP4207902A JP20790292A JPH0656752A JP H0656752 A JPH0656752 A JP H0656752A JP 4207902 A JP4207902 A JP 4207902A JP 20790292 A JP20790292 A JP 20790292A JP H0656752 A JPH0656752 A JP H0656752A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 融点がシャープで結晶性の低いモノアミド化
合物及び、このモノアミド化合物を熱溶融性インキ層の
ビヒクルとし、印字の滲み、白化を生じないシャープな
印字が可能な熱転写シートを提供する。 【構成】 式 で示され、R1、R2はアルキル基であり、R3は水素
原子またはアルキル基であり、R1、R2およびR3に
含まれる炭素数の合計が10以上60以下の範囲内であ
ることを特徴とするモノアミド化合物、並びに、当該モ
ノアミド化合物と色剤とを熱溶融性インキ層に含有する
熱転写シート。
合物及び、このモノアミド化合物を熱溶融性インキ層の
ビヒクルとし、印字の滲み、白化を生じないシャープな
印字が可能な熱転写シートを提供する。 【構成】 式 で示され、R1、R2はアルキル基であり、R3は水素
原子またはアルキル基であり、R1、R2およびR3に
含まれる炭素数の合計が10以上60以下の範囲内であ
ることを特徴とするモノアミド化合物、並びに、当該モ
ノアミド化合物と色剤とを熱溶融性インキ層に含有する
熱転写シート。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアミド化合物及び熱転写
シートに係り、特に融点がシャープで顔料分散性の高い
モノアミド化合物と、このモノアミド化合物を熱溶融性
インキ層のビヒクルとした熱転写シートに関する。
シートに係り、特に融点がシャープで顔料分散性の高い
モノアミド化合物と、このモノアミド化合物を熱溶融性
インキ層のビヒクルとした熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピューターやワードプロセッ
サーの出力プリントを熱転写方式により印字する場合に
は、基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設け
た熱転写シートが使用されている。そして、従来の熱転
写シートでは、熱溶融性インキ層はワックスを主成分と
したビヒクルと着色剤とからなっている。
サーの出力プリントを熱転写方式により印字する場合に
は、基材フィルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設け
た熱転写シートが使用されている。そして、従来の熱転
写シートでは、熱溶融性インキ層はワックスを主成分と
したビヒクルと着色剤とからなっている。
【0003】このような熱転写シートを用いた印字、画
像形成は、熱溶融性インキ層と被転写体とを重ね、基材
フィルムの背面からサーマルヘッドによって加熱するこ
とにより行われる。
像形成は、熱溶融性インキ層と被転写体とを重ね、基材
フィルムの背面からサーマルヘッドによって加熱するこ
とにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱溶融性インキ層に用いられるワックスは、融点がシャ
ープではないため熱溶融性インキ層の感度が低く、また
ワックスに低融点成分が含まれることにより熱溶融性イ
ンキ層内における熱拡散が大きく、印字の滲みが生じる
という問題があった。
熱溶融性インキ層に用いられるワックスは、融点がシャ
ープではないため熱溶融性インキ層の感度が低く、また
ワックスに低融点成分が含まれることにより熱溶融性イ
ンキ層内における熱拡散が大きく、印字の滲みが生じる
という問題があった。
【0005】そこで、ワックスに代わるものとして、単
独化合物であるウレタン化合物が開発されている(特公
平1−13705号)。このような単独化合物は、融点
がシャープであるとともに、ウレタン結合の凝集力が大
きいため固相から液相への相転移エネルギーが大きく、
また、液相における粘度が低いため、ワックスの代わり
にビヒクルとして熱溶融性インキ層に使用した場合、上
述のような問題点を解決するものであった。
独化合物であるウレタン化合物が開発されている(特公
平1−13705号)。このような単独化合物は、融点
がシャープであるとともに、ウレタン結合の凝集力が大
きいため固相から液相への相転移エネルギーが大きく、
また、液相における粘度が低いため、ワックスの代わり
にビヒクルとして熱溶融性インキ層に使用した場合、上
述のような問題点を解決するものであった。
【0006】しかし、上記のウレタン化合物は高結晶性
で凝集し易いため、印字した印字物においてウレタン化
合物がブリードアウトし易く、印字物が白化するという
問題があった。また、このような印字物の白化が生じる
と、例えば透明フィルムにカラー印字を行いオーバーヘ
ッドプロジクター(OHP)に使用する場合、印字物が
不透明化してしまい、カラー表示が不可能になるという
問題もあった。
で凝集し易いため、印字した印字物においてウレタン化
合物がブリードアウトし易く、印字物が白化するという
問題があった。また、このような印字物の白化が生じる
と、例えば透明フィルムにカラー印字を行いオーバーヘ
ッドプロジクター(OHP)に使用する場合、印字物が
不透明化してしまい、カラー表示が不可能になるという
問題もあった。
【0007】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、融点がシャープで結晶性の低いモノア
ミド化合物及び、このモノアミド化合物を熱溶融性イン
キ層のビヒクルとした印字の滲み、白化が生じない熱転
写シートを提供することを目的とする。
れたものであり、融点がシャープで結晶性の低いモノア
ミド化合物及び、このモノアミド化合物を熱溶融性イン
キ層のビヒクルとした印字の滲み、白化が生じない熱転
写シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は一般式
るために、本発明は一般式
【0009】
【化2】 で示され、R1 、R2 はアルキル基であり、R3 は水素
原子またはアルキル基であり、R1 、R2 およびR3 に
含まれる炭素数の合計が10以上60以下の範囲内であ
るような構成とした。
原子またはアルキル基であり、R1 、R2 およびR3 に
含まれる炭素数の合計が10以上60以下の範囲内であ
るような構成とした。
【0010】また、本発明は基材と、該基材の少なくと
も一方の面に形成された熱溶融性インキ層とを有し、前
記熱溶融インキ層は少なくとも色剤と上記のモノアミド
化合物とを含有するような構成とした。
も一方の面に形成された熱溶融性インキ層とを有し、前
記熱溶融インキ層は少なくとも色剤と上記のモノアミド
化合物とを含有するような構成とした。
【0011】本発明は、アミド化合物を単分子量化する
ことにより融点がシャープになり、またアミド化合物に
おける官能基(アシル基)数を1つにして、分子末端−
CONH2 を避け、分子構造を非対称とすることにより
結晶性を低く抑えることに着目してなされたものであ
る。
ことにより融点がシャープになり、またアミド化合物に
おける官能基(アシル基)数を1つにして、分子末端−
CONH2 を避け、分子構造を非対称とすることにより
結晶性を低く抑えることに着目してなされたものであ
る。
【0012】本発明のモノアミド化合物は、例えばScho
tten-Baumann法として知られているようにアミンのアル
カリ水溶液にハロゲン化アシルを添加して反応させてア
シル基を導入することにより得られる。この場合の反応
条件は、アミンのアルカリ水溶液を氷冷し、この溶液中
にハロゲン化アシルを温度が15℃以下を保つよう滴下
混合して反応させる。この際、アミン、アルカリ、ハロ
ゲン化アシルの当量比が1:1:1になるようにして生
成する固体が、モノアミド化合物である。
tten-Baumann法として知られているようにアミンのアル
カリ水溶液にハロゲン化アシルを添加して反応させてア
シル基を導入することにより得られる。この場合の反応
条件は、アミンのアルカリ水溶液を氷冷し、この溶液中
にハロゲン化アシルを温度が15℃以下を保つよう滴下
混合して反応させる。この際、アミン、アルカリ、ハロ
ゲン化アシルの当量比が1:1:1になるようにして生
成する固体が、モノアミド化合物である。
【0013】一方、水に難溶のアミンを使用するとき
は、エーテル溶液とし、アルカリの代りにトリエチルア
ミンに代表される第三アミンを加えた系で反応させるこ
ともできる。この場合の反応条件は、アミンとトリエチ
ルアミンのエーテル溶液にハロゲン化アシルのエーテル
溶液を滴下混合して反応させる。この際、アミン、トリ
エチルアミン、ハロゲン化アシルの当量比が1:1:1
になるようにする。そして、生成する固体がモノアミド
化合物である。こうして得られたモノアミド化合物は必
要に応じて再結晶による生成過程を得ることにより、よ
り高純度品が得られる。
は、エーテル溶液とし、アルカリの代りにトリエチルア
ミンに代表される第三アミンを加えた系で反応させるこ
ともできる。この場合の反応条件は、アミンとトリエチ
ルアミンのエーテル溶液にハロゲン化アシルのエーテル
溶液を滴下混合して反応させる。この際、アミン、トリ
エチルアミン、ハロゲン化アシルの当量比が1:1:1
になるようにする。そして、生成する固体がモノアミド
化合物である。こうして得られたモノアミド化合物は必
要に応じて再結晶による生成過程を得ることにより、よ
り高純度品が得られる。
【0014】上述のように生成されるモノアミド化合物
の赤外スペクトルにおいては、1640cm-1付近にア
ミド基の吸収が見られる。本発明のモノアミド化合物を
生成するために使用するアミンおよびハロゲン化アシル
の具体的な組み合わせとしては、以下のものが挙げられ
る。
の赤外スペクトルにおいては、1640cm-1付近にア
ミド基の吸収が見られる。本発明のモノアミド化合物を
生成するために使用するアミンおよびハロゲン化アシル
の具体的な組み合わせとしては、以下のものが挙げられ
る。
【0015】 アミン ハロゲン化アシル ・CH3 NH2 n−C9 H19COCl ・CH3 NH2 n−C11H23COCl ・n−C3 H7 NH2 n−C11H23COCl ・CH3 NH2 n−C13H27COCl ・CH3 NH2 n−C15H31COCl ・n−C3 H7 NH2 n−C13H27COCl ・n−C11H23NH2 n−C17H35COCl ・n−C3 H7 NHCH3 n−C29H59COCl ・n−C27H55NHCH3 n−C29H59COCl ・n−C27H55NH(n−C3 H7 ) n−C29H59COCl また、生成されたモノアミド化合物を示す上記の一般式
におけるR1 、R2 およびR3 の具体的な組み合わせと
して以下のものが挙げられる。
におけるR1 、R2 およびR3 の具体的な組み合わせと
して以下のものが挙げられる。
【0016】 R1 R2 R3 ・n−C9 H19 CH3 H ・n−C11H23 CH3 H ・n−C11H23 n−C3 H7 H ・n−C13H27 CH3 H ・n−C15H31 CH3 H ・n−C13H27 n−C3 H7 H ・n−C17H35 n−C11H23 H ・n−C29H59 n−C3 H7 CH3 ・n−C29H59 n−C27H55 CH3 ・n−C29H59 n−C27H55 n−C3 H7 そして、本発明のモノアミド化合物を示す一般式におけ
るR1 、R2 およびR 3 に含まれる炭素数の合計は、上
述のように10以上60以下の範囲内に入る必要があ
る。炭素数の合計が10未満であると融点が低すぎて、
例えば熱転写シートの熱溶融性インキ層のビヒクルとし
て適さず、熱転写シートの保存性に問題がある。また6
0を越えると融点が高すぎ、例えば熱転写シートの熱溶
融性インキ層のビヒクルとして適さず、印字する際にサ
ーマルヘッドから供給される熱量では不足し、全く印字
されないか、あるいは印字抜けを生じるという問題があ
り好ましくない。
るR1 、R2 およびR 3 に含まれる炭素数の合計は、上
述のように10以上60以下の範囲内に入る必要があ
る。炭素数の合計が10未満であると融点が低すぎて、
例えば熱転写シートの熱溶融性インキ層のビヒクルとし
て適さず、熱転写シートの保存性に問題がある。また6
0を越えると融点が高すぎ、例えば熱転写シートの熱溶
融性インキ層のビヒクルとして適さず、印字する際にサ
ーマルヘッドから供給される熱量では不足し、全く印字
されないか、あるいは印字抜けを生じるという問題があ
り好ましくない。
【0017】上述のような本発明のモノアミド化合物
は、アミンに1つのアシル基を導入したものであり分子
構造が非対称であるため、結晶性が低く抑えられ、例え
ば熱転写シートの熱溶融性インキ層のビヒクルとして使
用しても、印字物において凝集してブリードアウトする
ことがない。また、本発明のモノアミド化合物は単分子
量化され、含有される炭素数が所定範囲内にあるため、
低融点成分および高融点成分がなく、耐熱性に優れると
ともに感度が高いものである。さらに、ワックスに比べ
て顔料の分散性が高いものとなっている。
は、アミンに1つのアシル基を導入したものであり分子
構造が非対称であるため、結晶性が低く抑えられ、例え
ば熱転写シートの熱溶融性インキ層のビヒクルとして使
用しても、印字物において凝集してブリードアウトする
ことがない。また、本発明のモノアミド化合物は単分子
量化され、含有される炭素数が所定範囲内にあるため、
低融点成分および高融点成分がなく、耐熱性に優れると
ともに感度が高いものである。さらに、ワックスに比べ
て顔料の分散性が高いものとなっている。
【0018】本発明のモノアミド化合物を熱転写シート
の熱溶融性インキ層のビヒクルとして使用する場合、モ
ノアミド化合物とともに用いる着色剤としては、有機ま
たは無機の顔料あるいは染料のうち、記録材料として要
求される着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色
しないものが好ましい。また、加熱により発色するよう
な物質や、被転写体に塗布されている物質と接触するこ
とにより発色するような物質を用いることもできる。そ
して、着色剤は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク等の他に、種々の色の着色剤を使用することができ
る。
の熱溶融性インキ層のビヒクルとして使用する場合、モ
ノアミド化合物とともに用いる着色剤としては、有機ま
たは無機の顔料あるいは染料のうち、記録材料として要
求される着色濃度を有し、光、熱、温度等により変褪色
しないものが好ましい。また、加熱により発色するよう
な物質や、被転写体に塗布されている物質と接触するこ
とにより発色するような物質を用いることもできる。そ
して、着色剤は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク等の他に、種々の色の着色剤を使用することができ
る。
【0019】また、熱溶融性インキ層には、良好な熱伝
導性および溶融転写性を与えるために、熱伝導性物質を
含有させることができる。このような熱伝導性物質とし
ては、カーボンブラック等の炭素系物質、アルミニウ
ム、銅、酸化スズ、二硫化モリブデン等が挙げられる。
導性および溶融転写性を与えるために、熱伝導性物質を
含有させることができる。このような熱伝導性物質とし
ては、カーボンブラック等の炭素系物質、アルミニウ
ム、銅、酸化スズ、二硫化モリブデン等が挙げられる。
【0020】上記の熱溶融性インキを用いて基材フィル
ム上へ熱溶融性インキ層を形成する方法としては、ホッ
トメルトコート、ホットラッカーコート、グラビアコー
ト、グラビアリバースコート、ロールコート等の公知の
方法が挙げられる。
ム上へ熱溶融性インキ層を形成する方法としては、ホッ
トメルトコート、ホットラッカーコート、グラビアコー
ト、グラビアリバースコート、ロールコート等の公知の
方法が挙げられる。
【0021】
【作用】アミンに1つのアシル基を導入したモノアミド
化合物は、分子構造が非対称であり低い結晶性を示し、
単分子量化され含有される炭素数が所定範囲内にあるの
で、融点の異なる成分が少なくシャープな融点を示し、
例えば熱転写シートの熱溶融性インキ層のビヒクルとし
て使用しても、耐熱性に優れるとともに感度が高く、印
字物において凝集してブリードアウトすることがない。
化合物は、分子構造が非対称であり低い結晶性を示し、
単分子量化され含有される炭素数が所定範囲内にあるの
で、融点の異なる成分が少なくシャープな融点を示し、
例えば熱転写シートの熱溶融性インキ層のビヒクルとし
て使用しても、耐熱性に優れるとともに感度が高く、印
字物において凝集してブリードアウトすることがない。
【0022】
【実施例】以下、実施例を参照して本発明を更に詳細に
説明する。下記の6種のアミンとハロゲン化アシルとの
組み合わせ(No.1〜No.6)において、アミンの
NaOH水溶液を氷冷し、この溶液中に溶液温度が15
℃以下に保つようにハロゲン化アシルを滴下混合して反
応させた。この際、アミン:NaOH:ハロゲン化アシ
ルの当量比が1:1:1になるようにした。
説明する。下記の6種のアミンとハロゲン化アシルとの
組み合わせ(No.1〜No.6)において、アミンの
NaOH水溶液を氷冷し、この溶液中に溶液温度が15
℃以下に保つようにハロゲン化アシルを滴下混合して反
応させた。この際、アミン:NaOH:ハロゲン化アシ
ルの当量比が1:1:1になるようにした。
【0023】 アミン ハロゲン化アシル No.1: CH3 NH2 n−C9 H19COCl No.2: CH3 NH2 n−C11H23COCl No.3: n−C3 H7 NH2 n−C11H23COCl No.4: CH3 NH2 n−C13H27COCl No.5: CH3 NH2 n−C15H31COCl No.6: n−C3 H7 NH2 n−C13H27COCl そして、生成したNo.1〜No.6の各沈殿物を採取
し、赤外分光光度計を用いて赤外スペクトルを測定した
ところ、いずれの沈殿物においても1640cm-1付近
にアミド基の吸収が確認されモノアミド化合物の生成が
確認された。
し、赤外分光光度計を用いて赤外スペクトルを測定した
ところ、いずれの沈殿物においても1640cm-1付近
にアミド基の吸収が確認されモノアミド化合物の生成が
確認された。
【0024】また、生成されたNo.1〜No.6の各
モノアミド化合物について、示差走査熱量測定(DS
C)を行い融点と融解熱を測定した。結果を表1に示し
た。尚、比較として特公平1−13705号にしたがっ
て調製したウレタン化合物およびパラフィンワックス
(日本製臘(株)製 NHP-12)も同時に測定した。
モノアミド化合物について、示差走査熱量測定(DS
C)を行い融点と融解熱を測定した。結果を表1に示し
た。尚、比較として特公平1−13705号にしたがっ
て調製したウレタン化合物およびパラフィンワックス
(日本製臘(株)製 NHP-12)も同時に測定した。
【0025】
【表1】 表1に示されるように、本発明のモノアミド化合物(N
o.1〜No.6)はパラフィンワックスに比べて融解
熱が小さく、融点がシャープであることが明らかとなっ
た。
o.1〜No.6)はパラフィンワックスに比べて融解
熱が小さく、融点がシャープであることが明らかとなっ
た。
【0026】次に、上記の本発明のモノアミド化合物を
用いた下記の組成物をボールミル中で100℃に加熱し
て12時間混練して、上記の6種のモノアミド化合物に
対応した6種の熱溶融性インキ(No.1〜No.6)
を調製した。
用いた下記の組成物をボールミル中で100℃に加熱し
て12時間混練して、上記の6種のモノアミド化合物に
対応した6種の熱溶融性インキ(No.1〜No.6)
を調製した。
【0027】 (熱溶融性インキの組成) ・モノアミド化合物 … 50重量部 ・トルエン … 36重量部 ・カーボンブラック … 10重量部 ・柔軟性付与剤(出光石油(株)製 CS−55) … 2重量部 ・ポリエチレングリコール(平均分子量=400) … 2重量部 次に、上記のNo.1〜No.6の各熱溶融性インキを
用い、厚さ6μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム(東レ(株)製 ルミラー)の一方の面に
熱溶融性インキ層を形成して6種の熱転写シート(試料
1〜6)を作成した。熱溶融性インキ層の形成は、PE
Tフィルムを80℃のホットプレート上に載置し、ワイ
ヤーバーコーティングにより塗布厚みが2μmとなるよ
うに熱溶融性インキを塗布して行った。
用い、厚さ6μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム(東レ(株)製 ルミラー)の一方の面に
熱溶融性インキ層を形成して6種の熱転写シート(試料
1〜6)を作成した。熱溶融性インキ層の形成は、PE
Tフィルムを80℃のホットプレート上に載置し、ワイ
ヤーバーコーティングにより塗布厚みが2μmとなるよ
うに熱溶融性インキを塗布して行った。
【0028】比較として、ビヒクルに特公平1−137
05号にしたがって調製したウレタン化合物を用いた下
記の組成の熱溶融性インキ、およびパラフィンワックス
を用いた下記の組成の熱溶融性インキを使用した他は、
上記の熱転写シート(試料1〜6)と同様にして比較の
熱転写シート(比較試料1,2)を作成した。
05号にしたがって調製したウレタン化合物を用いた下
記の組成の熱溶融性インキ、およびパラフィンワックス
を用いた下記の組成の熱溶融性インキを使用した他は、
上記の熱転写シート(試料1〜6)と同様にして比較の
熱転写シート(比較試料1,2)を作成した。
【0029】 (熱溶融性インキの組成) ・ウレタン化合物 … 50重量部 ・トルエン … 36重量部 ・カーボンブラック … 10重量部 ・柔軟性付与剤(出光石油(株)製 CS-55 ) … 2重量部 ・ポリエチレングリコール(平均分子量=400) … 2重量部 (熱溶融性インキの組成) ・パラフィンワックス(日本製臘(株)製 NHP-12)… 30重量部 ・カルナバワックス … 20重量部 ・エチレン−酢酸ビニル共重合体 … 2重量部 ・カーボンブラック … 10重量部 ・柔軟性付与剤(出光石油(株)製 CS-55 ) … 2重量部 ・トルエン 36重量部 次に、上記のように作成した各熱転写シートの熱溶融性
インキ層と上質紙(坪量=50g/m2 )とを重ね合わ
せ、サーマルプリンター(神鋼電機(株)製SP−30
80)を用いて下記の2種の印字エネルギー条件で印字
を行った。そして、印字直後の印字のシャープ性、印字
濃度、滲みの有無、および60日経過後の印字の白化の
有無を評価し、評価結果を表2に示した。
インキ層と上質紙(坪量=50g/m2 )とを重ね合わ
せ、サーマルプリンター(神鋼電機(株)製SP−30
80)を用いて下記の2種の印字エネルギー条件で印字
を行った。そして、印字直後の印字のシャープ性、印字
濃度、滲みの有無、および60日経過後の印字の白化の
有無を評価し、評価結果を表2に示した。
【0030】(印字エネルギー) ・印字条件1 : 60mJ/cm2 ・印字条件2 : 40mJ/cm2
【0031】
【表2】 表2に示されるように、本発明のモノアミド化合物をビ
ヒクルとして使用した熱転写シート(試料1〜6)は、
印字直後の印字品質が良好であり、また低エネルギー印
字においても高い感度を示すとともに、経時変化による
印字の白化は生じなかった。
ヒクルとして使用した熱転写シート(試料1〜6)は、
印字直後の印字品質が良好であり、また低エネルギー印
字においても高い感度を示すとともに、経時変化による
印字の白化は生じなかった。
【0032】これに対して、ウレタン化合物をビヒクル
として使用した熱転写シート(比較試料1)は、印字直
後の印字品質は良好であったが、経時変化により印字の
白化が発生した。
として使用した熱転写シート(比較試料1)は、印字直
後の印字品質は良好であったが、経時変化により印字の
白化が発生した。
【0033】また、ワックスをビヒクルとして使用した
熱転写シート(比較試料2)は、印字のシャープ性に劣
り、また印字の滲みが見られた。さらに、低エネルギー
印字における印字濃度が低く、感度が悪いものであっ
た。
熱転写シート(比較試料2)は、印字のシャープ性に劣
り、また印字の滲みが見られた。さらに、低エネルギー
印字における印字濃度が低く、感度が悪いものであっ
た。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればモ
ノアミド化合物は結晶性が低く抑えられ、このモノアミ
ド化合物を熱溶融性インキ層のビヒクルとして使用した
熱転写シートでは、印字物においてビヒクルが凝集して
ブリードアウトすることがなく、また本発明のモノアミ
ド化合物は単分子量化され、含有される炭素数が所定範
囲内にあるため、低融点成分および高融点成分がなく、
耐熱性に優れるとともに感度が高いという効果が奏され
る。
ノアミド化合物は結晶性が低く抑えられ、このモノアミ
ド化合物を熱溶融性インキ層のビヒクルとして使用した
熱転写シートでは、印字物においてビヒクルが凝集して
ブリードアウトすることがなく、また本発明のモノアミ
ド化合物は単分子量化され、含有される炭素数が所定範
囲内にあるため、低融点成分および高融点成分がなく、
耐熱性に優れるとともに感度が高いという効果が奏され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/30
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 で示され、R1 、R2 はアルキル基であり、R3 は水素
原子またはアルキル基であり、R1 、R2 およびR3 に
含まれる炭素数の合計が10以上60以下の範囲内であ
ることを特徴とするモノアミド化合物。 - 【請求項2】 基材と、該基材の少なくとも一方の面に
形成された熱溶融性インキ層とを備える熱転写シートに
おいて、前記熱溶融性インキ層は少なくとも色剤と請求
項1に記載のモノアミド化合物を含有することを特徴と
する熱転写シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207902A JPH0656752A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | モノアミド化合物及び熱転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207902A JPH0656752A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | モノアミド化合物及び熱転写シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0656752A true JPH0656752A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16547470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4207902A Pending JPH0656752A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | モノアミド化合物及び熱転写シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0656752A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009215290A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Xerox Corp | アミド化合物、アミド化合物を製造する方法およびインキ組成物 |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP4207902A patent/JPH0656752A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009215290A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Xerox Corp | アミド化合物、アミド化合物を製造する方法およびインキ組成物 |
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