JPH08224969A - 感熱色素転写用受容要素 - Google Patents

感熱色素転写用受容要素

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JPH08224969A
JPH08224969A JP7323163A JP32316395A JPH08224969A JP H08224969 A JPH08224969 A JP H08224969A JP 7323163 A JP7323163 A JP 7323163A JP 32316395 A JP32316395 A JP 32316395A JP H08224969 A JPH08224969 A JP H08224969A
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dye
image
mordant
binder
thermal
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JP7323163A
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Daniel Jude Harrison
ジュード ハリソン ダニエル
William Henry Simpson
ヘンリー シンプソン ウィリアム
Wayne A Bowman
アーサー ボウマン ウェイン
Kristine B Lawrence
ビー ローレンス クリスティン
Helmut Weber
ウェバー ヘルムート
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱転写されたイオン性色素の再転写を抑制
すること。 【解決手段】 色素像を受容する層を表面に有する支持
体を含む感熱転写イオン性色素を受容するための色素受
容要素であって、前記色素像を受容する層が、ガラス転
移温度が25℃より低い弾性バインダーと、前記バイン
ダー中に分散された前記イオン性色素のための高分子媒
染剤とを含む色素受容要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱色素転写に用いら
れる色素受容要素に、より詳細には、イオン性色素を保
持するために高分子のバインダーと媒染剤を使用するこ
とに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラービデオカメラから電子的に
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置
が開発されている。このようなプリントを得る方法の一
つによると、まず電子像をカラーフィルターによって色
分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号に
変換する。その後、これらの信号を操作して、シアン、
マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これらの
信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを得るた
め、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与体要素
を色素受容要素と向い合わせて配置する。次いで、それ
ら二つの要素を感熱プリントヘッドと定盤ローラーとの
間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用し
て、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プリ
ントヘッドは数多くの加熱要素を有し、シアン、マゼン
タ及びイエローの信号に応じて逐次加熱される。その
後、この処理を他の2色について繰り返す。こうして、
スクリーンで見た元の画像に対応するカラーハードコピ
ーが得られる。この方法とそれを実施するための装置に
ついての詳細が、米国特許第4,621,271号明細
書に記載されている。
【0003】感熱色素転写に用いられる色素受容要素
は、一般に色素像を受容する層を片面に有する支持体
(透明又は反射性)を含む。この色素像を受容する層
は、従来より、色素供与体から転写されるべき色素に対
する適合性や受理性に合わせ様々な組成の中から選ばれ
た高分子材料を含む。例えば、画像安定性を向上させる
ために被覆層を積層させて又は積層させずにポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリカーボネート、付加ポリマー、
等を使用することができる。感熱色素転写像には潜在的
な画像安定性の問題として再転写がある。受容体は、高
温時には色素拡散のための媒体として作用しなければな
らないが、転写後の画像色素をその最終プリントから移
行させてはならない。再転写は、最終プリントに別の表
面が接触する場合に認められる。このような表面には
紙、プラスチックス、バインダー、(積み重ねた)プリ
ントの裏面、及び何らかのアルバム用材料が含まれう
る。
【0004】別の問題は、感熱色素転写法で得られた画
像が、ポリ(塩化ビニル)(PVC)製のホルダー又は
スリーブにおいて保存されると劣化しやすいことであ
る。画像とPVCが直接に接触すると、PVC中に存在
する可塑剤が画像色素に影響を及ぼす。これらの可塑剤
は画像色素を可溶化するため、色素を受容体媒体から溶
出させてPVCホルダー又はスリーブの中へ拡散させて
しまう。感熱色素転写像をPVCカバーから分離する
と、画像色素がPVCの中へ移行してしまった領域がは
っきりと認められる。高分子オーバーコートは色素の退
色を十分に防止するものではあるが、色素のPVCカバ
ーシートへの再転写を防止する性能は非常に低い。欧州
特許出願第535,608号及び同第506,034号
明細書は、熱可塑性高分子バインダー中に分散されたカ
チオン性媒染剤を含む感熱色素転写受容体要素において
アニオン性色素を媒染することについて記載している。
米国特許第4,987,049号明細書は、金属含有色
素媒染性受容体にTgが40〜250℃の範囲にある熱
可塑性バインダーを使用することについて記載してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
高分子バインダーには、画像色素が受容体ポリマーの中
に所望の程度で常時保持又は定着されるとは限らないと
いった問題がある。以下に示すように、受容体バインダ
ーを特定することが、画像色素が受容体中に定着される
程度に大きな影響を与えうることがわかった。本発明の
目的は、特にPVCカバーへの再転写に対する抵抗性が
改良された感熱色素転写用の色素受容体要素を提供する
ことにある。本発明の別の目的は、感熱転写されたイオ
ン性色素を定着するための色素受容体要素を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
は、色素像を受容する層を表面に有する支持体を含む感
熱転写イオン性色素を受容するための色素受容要素であ
って、前記色素像を受容する層が、ガラス転移温度が2
5℃より低い弾性バインダーと、前記バインダー中に分
散された前記イオン性色素のための高分子媒染剤とを含
む色素受容要素に関する本発明によって達成される。
【0007】ポリマーはその軟化温度が室温よりも高い
場合に「熱可塑性」として知られる。軟化温度が室温よ
りも低いポリマーはエラストマーと定義される。非晶質
ポリマーの場合、その軟化温度をガラス転移温度(T
g)として特性化することが最もよい。画像色素の分子
拡散率はガラス状ポリマーの中では大きく制限される。
色素転写画像化方式では、画像色素が色素供与体層から
色素受容体の中へ迅速に拡散できるように、色素供与体
要素と色素受容体要素はこれらのTgよりも高い温度に
加熱される。この加熱工程は典型的には5〜30ミリ秒
を要する。しかしながら、色素媒染方式では、色素を媒
染剤と完全に反応させるにはこの時間では短すぎる場合
がある。受容体層が熱可塑性バインダーを含む場合、画
像色素と媒染剤との反応はこの印刷時間によって制限さ
れるであろう。印刷後、受容体バインダーがガラス状に
なることで、未反応画像色素が有効な媒染剤部位へ拡散
することを制限する。
【0008】本発明によると、画像色素の分子拡散が制
限されないため印刷後に画像色素が有効な媒染剤部位へ
拡散することを可能にする弾性バインダーを使用する。
本発明では、Tgが25℃未満であれば、いずれの弾性
バインダーでも使用することができる。例えば、ポリブ
タジエン、ポリイソプレン、ポリエチレン、ポリウレタ
ン、ポリカーボネート、ポリエステル、等を使用するこ
とができる。好ましい実施態様では、ポリブチルアクリ
レート、ポリエチルヘキシルアクリレート、ポリエチル
プロピルアクリレート、等のアクリル系ポリマーが用い
られる。色素像を受容する層に含まれる弾性バインダー
は、所期の目的に有効であればいかなる量で存在させて
もよい。一般には、約0.5〜約10g/m2 のバイン
ダー濃度で良好な結果が得られている。
【0009】本発明においては、イオン性色素を媒染す
る上で有効であるならばいずれの高分子媒染剤でも使用
することができる。例えば、アニオン性又はカチオン性
のポリマー又はコポリマーを使用することができる。好
適なアニオン性媒染剤として、スルホン酸、カルボン
酸、サリチル酸、ホスホン酸、リン酸、等のようなアニ
オン性基を含有する何らかのポリマーが挙げられる。好
ましい実施態様では、アニオン性媒染剤はアクリル酸を
含む。
【0010】好適なカチオン性媒染剤として、第四アン
モニウム基、第三アンモニウム基又は置換ホスホニウム
基のようなカチオン性基を含有する何らかのポリマーが
挙げられる。好ましい実施態様では、カチオン性媒染剤
は、テトラアルキル又はアルキルアリールアンモニウム
基を含むコポリマーである。色素像を受容する層に含ま
れる高分子媒染剤は、所期の目的に有効であればいかな
る量で存在させてもよい。一般には、約0.5〜約10
g/m2 の媒染剤濃度で良好な結果が得られている。
【0011】本発明の色素受容要素のための支持体は、
透明であっても反射性であってもよく、また高分子支持
体、合成紙支持体もしくはセルロース紙支持体又はこれ
らの積層体を含むことができる。透明支持体の例とし
て、ポリ(エーテルスルホン)、ポリ(エチレンナフタ
レート)、ポリイミド、酢酸セルロースのようなセルロ
ースエステル、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセター
ル)及びポリ(エチレンテレフタレート)のフィルムが
挙げられる。支持体は所望の任意の厚さで使用すること
ができるが、通常は約10μm〜1000μmの範囲に
ある。支持体と色素像を受容する層との間にさらに別の
高分子層が存在してもよい。例えば、ポリエチレンやポ
リプロピレンのようなポリオレフィンを使用することが
できる。この高分子層に二酸化チタン、酸化亜鉛、等の
白色顔料を添加することにより反射性を付与することが
できる。さらに、この高分子層の上に下塗層を使用し
て、色素像を受容する層に対する接着性を改良すること
ができる。このような下塗層については米国特許第4,
748,150号、同第4,965,238号、同第
4,965,239号及び同第4,965,241号明
細書に記載されている。該受容体要素は、米国特許第
5,011,814号及び同第5,096,875号明
細書に記載されているような裏層を含むこともできる。
当該技術分野では常套手段であるが、色素受容層又はオ
ーバーコート層にシリコーン系化合物のような剥離剤を
添加することによって、感熱印刷時の粘着に対する抵抗
性を向上させることができる。
【0012】本発明の色素受容要素と共に用いられる色
素供与体要素は、慣例的には色素含有層を表面に有する
支持体を含む。本発明で用いられる色素供与体において
は、イオン性色素であって且つ熱の作用により色素受容
層へ転写されるものである限り、いずれの色素でも使用
することができる。このような色素は、一般に酸性又は
塩基性のイオン化可能な色素化合物である。これらの色
素は、典型的にはイオン化された状態で転写される。し
かしながら、これらの色素は、媒染過程を妨害しない適
当な対イオンで弱く緩衝化されていてもよい。このよう
な色素の例が、欧州特許出願第535,608号、同第
506,034号及び同第580,120号明細書に記
載されている。上記したように、色素供与体要素を使用
して色素転写像を形成させる。このような方法には、色
素供与体要素を像様加熱し、上記したような色素受容要
素へ色素像を転写して色素転写像を形成する工程が含ま
れる。
【0013】本発明の好ましい実施態様では、イオン性
のシアン、マゼンタ及びイエロー色素の領域が逐次反復
して塗布されているポリ(エチレンテレフタレート)支
持体を含む色素供与体要素を使用し、上記の色素転写工
程を各色について逐次実施することで3色の色素転写像
を得る。もちろん、この工程を単色についてのみ実施し
た場合には、モノクロの色素転写像が得られる。色素供
与体要素から色素を本発明の受容要素へ転写するために
用いることができる感熱プリントヘッドは市販されてい
る。別法として、例えば英国特許出願公開第2,08
3,726号明細書に記載されているレーザーのような
感熱色素転写用の他の既知のエネルギー源を使用するこ
ともできる。
【0014】本発明の感熱色素転写集成体は、(a)上
記したような色素供与体要素と、(b)上記したような
色素受容要素とを含み、色素受容要素と色素供与体要素
とは、該供与体要素の色素層が該受容要素の色素像を受
容する層と接触するように重畳されている。3色像を得
る場合には、上記の集成体を3回形成することになり、
その間に感熱プリントヘッドによって熱を加える。第一
の色素を転写した後、これら要素を剥がして分離する。
次いで、第二の色素供与体要素(又は別の色素領域を有
する供与体要素の別の領域)を色素受容要素と整合さ
せ、そして転写工程を繰り返す。同様にして第三の色を
得る。感熱色素転写後の色素像を受容する層は、熱転写
された色素像を含有する。
【0015】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに説明す
る。実施例1:ポリ〔エチルアクリレート−コ−スチレン−
コ−2−(N,N,N−トリメチルアンモニウム)エチ
ルメタクリレートメトスルフェート〕(75:20:
5)、ポリマーB4の合成 3リットルの添加フラスコに、1.2リットルの脱気し
た蒸留水と、18mLの75%Ethoquad(商
標)0/12(Akzo Chemie Americ
a製の第四アンモニウム界面活性剤)と、4.5gの
2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)
二塩酸塩と、675gのアクリル酸エチルと、180g
のスチレンと、113gの80%2−(N,N,N−ト
リメチルアンモニウム)エチルメタクリレートメトスル
フェートとを加えた。フラスコの内容物を窒素雰囲気下
で攪拌した。5リットルの添加フラスコに、2.4リッ
トルの脱気した蒸留水と、18mLの75%Ethoq
uad(商標)0/12とを加えた。その反応フラスコ
を窒素雰囲気下で攪拌し、そして窒素雰囲気下、80℃
に2時間加熱して半透明のラテックスを得た。その内容
物を25℃に冷却し、そいて10%水酸化ナトリウムに
よってpHを6.0に調整した。ラテックスの固形分含
有率は21%であった。
【0016】実施例2:ポリ〔N−(3−アミノプロピ
ル)−2−メチル−2−プロペンアミド一塩酸塩−コ−
アクリル酸ブチルエステル〕(5:95)、ポリマーB
6の合成 このポリマーは、N−(3−アミノプロピル)−2−メ
チル−2−プロペンアミド一塩酸塩とアクリル酸ブチル
エステルを使用したことを除いて、上記のB4と同様に
調製したものである。実施例3:ポリ〔アクリル酸2−エチルヘキシルエステ
ル−コ−N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−2
−プロペンアミド一塩酸塩〕(95:5)、ポリマーB
7の合成 このポリマーは、アクリル酸2−エチルヘキシルエステ
ルとN−(3−アミノプロピル)−2−メチル−2−プ
ロペンアミド一塩酸塩を使用したことを除いて、上記の
B4と同様に調製したものである。実施例4:媒染剤M1の合成
【0017】
【化1】
【0018】このカチオン性媒染剤は、米国特許第3,
958,995号明細書(第12欄、第30〜70行)
に記載されている手順に従い調製したものである。実施例5:媒染剤M2の合成
【0019】
【化2】
【0020】5リットルの反応フラスコに、1.6リッ
トルの脱気した蒸留水と、10mLのEthoquad
(商標)0/12とを加え、そのフラスコを80℃に加
熱した。2リットルの添加フラスコに、1リットルの脱
気した蒸留水と、10mLのEthoquad(商標)
0/12と、206gのスチレンと、301gのクロロ
メチルスチレンと、9.6gのジビニルベンゼンと、8
gの2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジ
ン)二塩酸塩とを加えた。この混合物を窒素雰囲気下で
攪拌した。次いで、その反応フラスコに2.2gの2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二塩
酸塩を50分かけて添加した。フラスコの内容物を窒素
雰囲気下、80℃で3時間攪拌した後、50℃に冷却
し、そして600mLの蒸留水で希釈して白色懸濁液を
得た。256gのジメチルベンジルアミンを攪拌しなが
ら30分かけて添加し、そしてその混合物を50℃で1
6時間攪拌して粘性の懸濁液を得た。その懸濁液を冷却
してフィルターで濾過し、少量の凝塊を除去した。この
懸濁液の固形分含有率は20%であった。実施例6 色素供与体要素の調製には以下の物質を使用した。色素1 (欧州特許出願第535,608号明細書のI−
4と類似)
【0021】
【化3】
【0022】色素2(欧州特許出願第580,120号
明細書第4頁の色素3aと類似)
【0023】
【化4】
【0024】アニオン性色素供与体要素 色素1(0.43g/m2 )と、Butvar76(商
標)ポリ(ビニルアルコール−コ−ブチラール)(Mo
nsanto社)(0.65g/m2 )と、Fluor
ad FC−431(商標)非イオン界面活性剤(3M
社)(0.011g/m2 )とをメチルエチルケトン中
に含むコーティング溶液を、ポリ(エチレンテレフタレ
ート)支持体上に27mL/m2 で手塗りし、43℃で
乾燥させた。この支持体の色素側とは反対側に、Emr
alon 329(商標)〔熱可塑性樹脂に含まれたポ
リテトラフルオロエチレン粒子(Acheson Co
lloids社)〕のスリップ層を塗布した。カチオン性色素供与体要素 色素2(0.25g/m2 )とKL3−1013 Ma
krolon(商標)ポリエーテル変性ビスフェノール
Aポリカーボネート樹脂(Bayer AG)(0.2
5g/m2 )とをジクロロメタン/トリクロロエチレン
の80:20重量%溶剤混合物に溶解した。Fluor
ad FC−431(商標)(0.11g/m2 )界面
活性剤を加えて、その溶液を27mL/m2 で塗布し
た。ポリ(エチレンテレフタレート)支持体上に塗布し
て得られた色素供与体層は、アニオン性色素供与体要素
のものと同様であった。
【0025】色素受容体配合物 本発明による色素受容体要素を、2種のカチオン性媒染
剤(M1及びM2)と1種のアニオン性媒染剤(M3)
をベースにして調製した(本発明1〜本発明7)。非弾
性バインダーを含有する対照用色素受容体要素(対照1
〜対照5)も調製した。カチオン性媒染剤M1及びM2 バインダーポリマーを溶解し、そしてTriton X
−100(商標)界面活性剤(Rohm&Hass社)
を添加することにより、すべての受容体配合物を調製し
た。この溶液に、凝集や凝固を防止するために攪拌しな
がら、予め溶解した媒染剤ポリマーをゆっくりと添加し
た。どの態様物も、ゼラチンを下塗した反射性紙支持体
上に塗布した。水性コーティングは60℃で乾燥し、溶
剤系コーティングは25〜32℃で乾燥した。表1は、
塗布溶剤の他に用いた各種バインダー及び媒染剤につい
ての乾燥塗膜被覆量を示すものである。
【0026】アニオン性媒染剤M3 指定のバインダーを溶剤に溶解し、界面活性剤を添加
し、次いで水酸化テトラブチルアンモニウムの1Mメタ
ノール溶液をポリ(アクリル酸)1グラム当たり2.8
g添加した。媒染剤であるポリ(アクリル酸)を予めメ
タノールに溶解しておき、アセトンを加え、そして得ら
れた溶液をバインダー溶液とゆっくりと混合した。得ら
れた配合物を、107mg/m2 のDow Z6020
〔N−2−アミノエチル−3−アミノプロピル−トリメ
トキシシラン(Dow Chemical社)〕をエタ
ノールから下塗しておいたミクロボイド化支持体上に塗
布して乾燥させた。この支持体は、裏面にポリエチレン
層(30.2g/m2 )を有し、表面に12.2g/m
2 のポリプロピレンを押出積層させたミクロボイド化包
装用フィルム(Mobil OPP 350TW)を有
するセルロース紙コアから成るものである。このミクロ
ボイド化構造については米国特許第5,244,861
号明細書に記載されている。すべての受容体配合物につ
いてバインダーと媒染剤の乾燥塗被量の比率を表1に記
載する。
【0027】
【表1】
【0028】凡例:表示のバインダー/媒染剤比率は2
種の成分の乾燥塗被量(g/m2 )から得られた値であ
る。 B1:Butvar98(商標)ポリ(ビニルブチラー
ル)(Monsanto Chemical社) B2:ポリ(塩化ビニル−コ−酢酸ビニル−コ−ビニル
アルコール)#064(Scientific Pol
ymer Products社) B3:ポリウレタン(Eastman Kodak社) B4:ポリ〔エチルアクリレート−コ−スチレン−コ−
2−(N,N,N−トリメチルアンモニウム)エチルメ
タクリレートメトスルフェート〕(75:20:5)
(Eastman Kodak社) B5:ポリ(n−ブチルアクリレート)(Eastma
n Kodak社) B6:ポリ〔N−(3−アミノプロピル)−2−メチル
−2−プロペンアミド一塩酸塩−コ−アクリル酸ブチル
エステル〕(5:95)(Eastman Kodak
社) B7:ポリ〔アクリル酸2−エチルヘキシルエステル−
コ−N−(3−アミノプロピル)−2−メチル−2−プ
ロペンアミド一塩酸塩〕(95:5)(Eastman
Kodak社) B8:ポリビニルピロリドン(Eastman Kod
ak社) B9:ポリ(エチルメタクリレート)及びポリ(n−ブ
チルアクリレート)の配合物(75:25)(East
man Kodak社)
【0029】試験手順 色素供与体要素を受容体要素の高分子色素受容層側に接
触するように配置して画像化プリントを製作した。集成
体をモーター駆動式の直径53mmのゴムローラーの上
部に締結した。温度を30℃に維持したTDK社製感熱
ヘッド(F415 HH−71089)を集成体の色素
供与体要素側に36Nの力で押し当て、これをゴムロー
ラーに対して押しつけた。このTDK社製F415 H
H−71089感熱ヘッドは、独立にアドレス可能な5
12個の加熱素子を有し、その解像度は5.4ドット/
mm、アクティブ印刷幅は95mm、そして平均ヒータ
ー抵抗は512オームであった。画像化電子装置を作動
させ、集成体をプリントヘッドとローラーの間を20.
6mm/秒で引き抜いた。同時に、感熱プリントヘッド
内の抵抗素子に128μ秒間のパルスを与えた。最大印
刷濃度は17ミリ秒の印刷線1本当たり127パルスの
「オン」時間を要した。供給電圧を12ボルトとした場
合、Dmax 濃度1.5〜2.2を印刷するのに必要な最
大全エネルギーは4.78mJ/ドットであった。5段
階のウェッジから成るモノクロ像が得られた。各ウェッ
ジには濃度の異なる段階が9個含まれた。印刷後、色素
供与体と色素受容体のそれぞれの要素を剥がして分離し
た。
【0030】印刷に続いて、画像化した受容体試料の各
々に、可塑化したPVCのシートを被覆した。次いで、
PVCで被覆した画像を含む試料を積み重ねてポリエチ
レンでライニングしたホイルエンベロープの中に入れ、
そして50℃、相対湿度50%の条件で7日間インキュ
ベーションを施した。試料を含有するエンベロープは封
をしないままにしておき、積み重ねられた試料とインキ
ュベーション室との間の湿度を平衡化させた。1キログ
ラムの重り(70〜75kg/m2 )をインキュベーシ
ョン開始時に積層受容体の最上部に配置し、そして試料
をインキュベーション室から取り出すときにのみこの重
りを除外した。インキュベーションに続いて、画像化さ
れた受容体の各々からPVCシートを取り外した。X−
Riteデンシトメーター(X−Rite社、Gran
dville,MI)を使用し、濃度ステップ1.0に
おける緑透過濃度をインキュベーション前後でPVCに
ついて測定し、PVC中に拡散した色素量を定量した。
以下の結果が得られた。
【0031】
【表2】
【0032】*受容体中にアニオン性媒染剤、カチオン
性色素供与体D−2 上記の結果は、色素受容層が色素媒染性を有する感熱色
素転写において、色素定着性が有意に改良されたことを
示している。このことは、弾性(すなわち、Tgが低
い)バインダー中に高分子カチオン性媒染剤が分散され
て含まれている色素受容層においてアニオン性色素を媒
染する場合(本発明1〜4、5及び6)、並びに弾性バ
インダー中に高分子アニオン性媒染剤が分散されて含ま
れている色素受容層においてカチオン性色素を媒染する
場合(本発明7)のどちらにも当てはまる。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、特にPVCカバーへの
再転写に対する抵抗性が改良され、しかも感熱転写され
たイオン性色素を定着することができる色素受容体要素
が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウェイン アーサー ボウマン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14568, ウォルワース,ルイス ロード 4830 (72)発明者 クリスティン ビー ローレンス アメリカ合衆国,ニューヨーク 14616, ロチェスター,モロー ドライブ 204 (72)発明者 ヘルムート ウェバー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,マリーゴールド ドライブ 1089

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色素像を受容する層を表面に有する支持
    体を含む感熱転写イオン性色素を受容するための色素受
    容要素であって、前記色素像を受容する層が、ガラス転
    移温度が25℃より低い弾性バインダーと、前記バイン
    ダー中に分散された前記イオン性色素のための高分子媒
    染剤とを含む色素受容要素。
JP7323163A 1994-12-16 1995-12-12 感熱色素転写用受容要素 Pending JPH08224969A (ja)

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US08/358,123 US5466658A (en) 1994-12-16 1994-12-16 Thermal dye transfer receiving element for mordanting ionic dyes
US358123 1994-12-16

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