JPH0657569B2 - 移動体への給脂装置 - Google Patents

移動体への給脂装置

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JPH0657569B2
JPH0657569B2 JP8460586A JP8460586A JPH0657569B2 JP H0657569 B2 JPH0657569 B2 JP H0657569B2 JP 8460586 A JP8460586 A JP 8460586A JP 8460586 A JP8460586 A JP 8460586A JP H0657569 B2 JPH0657569 B2 JP H0657569B2
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valve
moving body
head
slide head
greasing
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保 芝山
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は移動体への給脂装置に関するものであって、
特にチェンコンベア、トロリコンベア等のチェンニップ
ルに、チェン移動中に給脂するのに好適な給脂装置に係
る。
(従来の技術) 上記のような移動体への給脂装置の従来例としては、本
出願人の先の出願(実願昭59-160446 号)を挙げること
ができるが、この装置について、第5図に基づいて説明
する。図において、101 はベッド、102 はスライドヘッ
ドをそれぞれ示しており、このスライドヘッド102 には
一対の給脂ヘッド103 、104 と、上記チェン等の移動体
に係合する一対の係合体105 、106 がそれぞれ装着され
ている。また122 はエア供給ラインであって、このライ
ン122 には第1機械作動弁120 が接続されている。この
第1機械作動弁120 は、以下の〜の各ラインに対し
てそれぞれエアを給排する機能を有するものである。す
なわち、シリンダ117 のヘッド側123 へ接続されたラ
イン124 、一対の係合体105 、106 を作動する一対の
エアシリンダ125 、126 の各ヘッド側へ接続されたライ
ン127 、128 、第2機械作動弁121 へ接続されたライ
ン129 、上記係合体105 、106 用のエアシリンダ125
、126 のロッド側へ接続されたライン130a、130bの各
ラインである。また上記第2機械作動弁121 は、給脂ヘ
ッド103 、104 を駆動するエアシリンダ131 、132 のヘ
ッド側に接続されたライン133 、134 に対してエアを給
排する機能を有するものである。上記第1及び第2機械
作動弁120 、121 はいずれもベッド101 側に配置された
ものであって、上記第1機械作動弁120 は第1及び第2
カム135 、136 によって、また第2機械作動弁121 は第
3カム137 とバネ138 とによってそれぞれ位置制御され
る。なお第1〜第3カム135 、136 、137 はいずれもス
ライドヘッド102 側に装着されているものとする。また
上記スライドヘッド102 の復動用のシリンダ117 のロッ
ド側139 はエア供給ライン122 にライン140 を介して直
接的に接続されており、上記ロッド側139 は、供給ライ
ン122 のエアによって常時加圧されている。143 はグリ
ス供給ラインであって、このライン143 を介して上記ヘ
ッド103 、104 へとグリスの供給を行なうのである。
上記給脂装置は以下のように作動する。まず第5図のよ
うに、第1機械作動弁120 の第1ローラ144 が、第1カ
ム135 に接触し、該作動弁120 が図示の状態に存する場
合、スライドヘッド102 用のシリンダ117 及び係合体10
5 、106 用のエアシリンダ125 、126 の各ヘッド側はい
ずれも加圧されることになり、係合体105 、106 は前進
してチェン等の移動体に係合することになる。そして係
合体105 、106 が移動体に係合すると移動体はスライド
ヘッド102 を往動させようとする。
そしてスライドヘッド102 が移動して、第3カム137 が
第2機械作動弁121 の第3ローラ145 に接触すると、該
作動弁121 が切換位置に位置し、エア供給ライン122 の
エアが、ライン129 及びライン133 、134 を介して給脂
ヘッド103 、104 の各エアシリンダ131 、132 へと導か
れ、給脂ヘッド103 、104 を前進させると共に、グリス
供給ライン143 から移動体への給脂を行なう。次いでス
ライドヘッド102 がさらに往動すると、上記第2機械作
動弁121 の第3ローラ145 が第3カム137 から離れ、バ
ネ138 の力よって該作動弁121 は初期位置への復帰し、
各給脂ヘッド103 、104 は、シリンダ131 、132 に内設
されたバネ146 、147 の力によって原位置へと復帰す
る。
この状態からスライドヘッド102 がさらに往動して、上
記第1機械作動弁120 の第2ローラ148 が第2カム136
に接触すると、第1機械作動弁120 はこの第2カム136
によって切換位置に位置し、ライン130a、130bをエア供
給ライン122 へと接続することになり、係合体105 、10
6 はエアによる力及びシリンダ125 、126 に内設したバ
ネ149 、150 の力によって原位置へと復帰することにな
る。一方スライドヘッド102 用のシリンダ117 において
は、ヘッド側123 のみが開放され、ロッド側139 にはエ
アが作用しているので、ロッド118 はこのエア及びスプ
リング112 によって押圧され、スライドヘッド102 はこ
の力でもって往動初期位置へと復帰することになる。以
上のようにして一連の給脂作業を行なうのである。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記のような給脂装置において、低速での給脂
を行なおうとした場合には、以下のような問題が生じ
る。まず、第3カム137 が第3ローラ145 から離れて第
2機械作動弁121 が初期位置に復帰した給脂終了の状態
から、さらにスライドヘッド102 が往動すると、第1機
械作動弁120 においては、第2ローラ148 に第2カム13
6 が接触することになり、この第1機械作動弁120 は切
換位置S2に切換わろうとする。この切換作動は、低速給
脂を行なっている場合には、第2カム136 の移動が低速
であるため穏やかに生じ、この結果、通常の機械作動弁
では、この切換過程において2つの2次ポートC1、C2が
共に2つの大気ポートE1、E2へ連通してしまうという現
象が生ずる。この場合、両2次ポートC1、C2は、正常な
状態で大気ポートE1、E2へと連通するのではなく、2次
ポートC1、C2と大気ポートE1、E2との間の開度が狭い状
態、つまり2次ポートC1、C2が絞り抵抗を介して大気へ
と開放された状態となる。この結果、各エアシリンダ11
7 、125 、126 のヘッド側が大気へと開放され、エアシ
リンダ117 はロッド側139 のエア圧及びスプリング112
の力によって、またエアシリンダ125 、126 はスプリン
グ149 、150 の力によってそれぞれ没入方向に作動する
ことになる。すなわち上記第1機械作動弁120 が完全に
切換わらないうちに、係合体105 、106 の移動体への係
合が解除されるとともに、スライドヘッド102 が往動を
開始するのである。そうすると、この復動途中におい
て、第3カム137 が第3ローラ145 に接触し、第2機械
作動弁121 が切換位置S2に切換わることになるが、この
ときエアシリンダ117 のヘッド側のエアが、ライン133
、134 に導入され、このエアによって給脂ヘッド103
、104 が突出してしまうという現象が生ずる。すなわ
ちスライドヘッド102 の復動時に給脂ヘッド103 、104
が突出し、移動体と干渉したり、あるいは移動体の側面
に当接してしまうという不具合が生ずるのである。
この発明は上記した従来の欠点を解決するためになされ
たものであって、その目的は、低速給脂を行なう際に、
上記第1機械作動弁のような方向制御弁の切換過程にお
いて生ずる各種不具合の発生を防止し、正確な給脂作業
を行ない得る移動体への給脂装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明の移動体への給脂装置においては、移動
体の移動経路に浴設されたベッド1に、給脂ヘッド3を
有するスライドヘッド2を上記移動経路に沿って往復動
自在に支持し、上記スライドヘッド2には、移動体に係
合すると共にこの係合によって上記スライドヘッド2を
移動体と共に移動させるための係合体5と、往動初期側
の位置において係合体5を移動体に近接する方向へ移動
させて移動体に係合させる一方、往動終端側の位置にお
いて係合体5を移動体から離反する方向へ移動させて上
記移動体との係合を解除するための駆動手段25と、上
記スライドヘッド2の往動初期側と往動終端側とのそれ
ぞれの位置においてカム35、36に往動する接触子4
4、48の動きで弁体52を駆動して上記駆動手段25
への作動流体の給排を制御する方向制御弁20とを設
け、この方向制御弁20と上記カム35、36とのいず
れか一方を上記ベッド1に、その他方を上記スライドヘ
ッド2に配置し、上記方向制御弁20においては、スラ
イドヘッド2の往動終端側の位置においてカム36に接
触する接触子48と上記弁体52との間に、上記カム3
6に応動する接触子48の動きで弾性変形すると共に、
この弾性変形に起因する弾性復元力でもって上記弁体5
2を切換作動させるための弾性体59を介設してある。
(作用) 上記方向制御弁20においては、カム36が接触子48
に接触し、接触子48が応動した場合に、まず弾性体5
9に弾性変形が生ずることになる。そしてこの変形量が
次第に大きくなり、この弾性変形に起因する力が、弁体
52を作動させるのに必要な力を超えるような状態にな
ると、上記弾性体59が復元すると共に、弁体52はそ
の際の復元力によってきわめて短時間内に切換作動する
ことになる。この結果、スライドヘッド2の移動速度が
遅い低速給脂を行なう場合にも、方向制御弁20を短時
間内に切換えることが可能となり、切換過程において生
じていた従来の不具合を解消し得ることになる。
(実施例) 次にこの発明の移動体への給脂装置の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第2図において、1はベッドを示し、このベッド1はチ
ェン、トロリ等の移動体(図示せず)に沿って配置され
ているものとする。そしてこのベッド1には、上記移動
体の移動経路に沿って、往復動自在にスライドヘッド2
が支持されており、このスライドヘッド2には一対の給
脂ヘッド3、4と、上記チェン等の移動体に係合する一
対の係合体5、6がそれぞれ装着されている。
上記ベッド1とスライドヘッド2との関係を、第3図及
び第4図に基づいて説明するが、図のようにベッド1は
移動体の移動方向に沿って延びる細長枠形のものであっ
て、その前後両壁7、8間に支持ロッド9が架設されて
いる。そしてこの支持ロッド9の周囲に、ベアリング1
0、11を介してスライドヘッド2が、該ロッド9の長
手方向に摺動自在に支持されている。また支持ロッド9
の前端側の周囲には、スライドヘッド2を往動初期位置
(第3図及び第4図に示した位置)に復帰させるための
スプリング12が配置されており、スライドヘッド2は
このスプリング12によって常時復動方向へと押圧され
ている。なお上記支持ロッド9の後壁8側の周囲には、
ポリウレタンゴム等の弾性材13が配置され、上記スラ
イドヘッド2が初期位置に復帰した時に生ずるショック
を緩和するようなされている。また第4図に示すよう
に、上記スライドヘッド2の下部には案内ローラ14が
装着されており、この案内ローラ14を、ベッド1の底
壁15に設けたガイド溝16内に嵌入することによっ
て、上記スライドヘッド2のロッド9周りの回転を防止
している。一方上記ベッド1の後壁8には、上記支持ロ
ッド9と略平行に延びるシリンダ17の基部が取着され
ており、このシリンダ17のロッド18先端部は、連結
片19を介して上記スライドヘッド2に連結されてい
る。なお上記スプリング12は、上記のようにシリンダ
17の外部に設ける場合もあるが、第2図に示したよう
に、シリンダ17の内部に設けることもある。
次に上記装置の作動回路について、第2図に基づき説明
する。図において、22はエア供給ラインであって、こ
のライン22には方向制御弁としての第1機械作動弁2
0が接続されている。この第1機械作動弁20は、以下
の〜の各ラインに対してそれぞれエアを給排する機
能を有するものである。すなわち、上記シリンダ17
のヘッド側23へ接続されたライン24、一対の係合
体5、6を作動させる駆動手段としての一対のエアシリ
ンダ25、26の各ヘッド側へ接続されたライン27、
28、第2機械作動弁21へ接続されたライン29、
上記係合体5、6用のエアシリンダ25、26のロッ
ド側へ接続されたライン30a 、30b の各ラインである。
また上記第2機械作動弁21は、給脂ヘッド3、4を駆
動するエアシリンダ31、32のヘッド側に接続された
ライン33、34に対してエアを給排する機能を有する
ものである。上記第1及び第2機械作動弁20、21は
いずれもベッド1側に配置されたものであって、上記第
1機械作動弁20は第1及び第2カム35、36によっ
て、また第2機械作動弁21は第3カム37とバネ38
とによってそれぞれ位置制御される。なお第1〜第3カ
ム35、36、37はいずれもスライドヘッド2側に装
着されているものとする。また上記スライドヘッド2用
のシリンダ17のロッド側39はエア供給ライン22に
ライン40を介して直接的に接続されており、上記ロッ
ド側39は、供給ライン22のエアによって常時加圧さ
れている。一方上記シリンダ17のヘッド側23に接続
されたライン24には可変絞り弁41付逆止弁42が介
設されており、上記ヘッド側23から排出されるエアに
対して流れ抵抗を付与し得るようなされている。なお4
3はグリス供給ラインであって、このライン43を介し
て上記ヘッド3、4へとグリスの供給を行なう。
上記給脂装置の作動状態について、以下説明する。まず
第2図のように、第1機械作動弁20の第1ローラ44
が、第1カム35に接触し、該作動弁20が図示の位置
S1に存する場合、エア供給ポートSが2次ポートC1に連
通し、2次ポートC2が大気ポートE2に開放されているこ
とから、各ライン24、27、28にエアが供給される
ので、スライドヘッド2用のシリンダ17及び係合体
5、6用のエアシリンダ25、26の各ヘッド側はいず
れも加圧されることになる。この際、係合体5、6用の
エアシリンダ25、26のロッド側は、ライン30a 、30
b を介して開放されているので、係合体5、6は前進し
てチェン等の移動体に係合することになる。そして係合
体5、6が移動体に係合すると移動体はスライドヘッド
2を往動させようとする。このとき、上記ベッド1とス
ライドヘッド2との間に介設したスプリング12は、上
記往動を阻止するように作用する。一方上記スライドヘ
ッド2用のシリンダ17においては、上記のようにヘッ
ド側23が加圧されることになるが、これと同時に、そ
のロッド側39もライン40を介して加圧される状態と
なっている。すなわち上記シリンダ17のロッド18に
は、ヘッド側23とロッド側39との差圧力が作用し、
この力によってスライドヘッド2を往動方向へと押圧し
ていることになる。この結果、上記スプリング12によ
る阻止力が、上記シリンダ17の差圧力によって緩和さ
れ、スライドヘッド2は移動体によってスムーズに往動
されることになる訳である。
ここで留意する点は、係合体5、6が移動体に係合する
前に、上記差圧力によってスライドヘッド2が自ら移動
してしまうのを防止するためには、上記スプリング12
の力を上記差圧力よりも大きくしておく必要があるとい
うことであり、一方上記スライドヘッド2の移動中にお
ける、上記スプリング12による阻止力を充分に緩和す
るためには、上記スプリング12の力を上記差圧力に充
分近接させておくのが好ましいということである。
そしてスライドヘッド2がさらに移動して、第3カム3
7が第2機械作動弁21の第3ローラ45に接触する
と、該作動弁21が切換位置S2に位置し、エア供給ライ
ン22のエアが、ライン29及びライン33、34を介
して給脂ヘッド3、4の各エアシリンダ31、32へと
導かれ、給脂ヘッド3、4を前進させると共に、グリス
供給ライン43から移動体への給脂を行なう。次いでス
ライドヘッド2がさらに往動すると、上記第2機械作動
弁21の第3ローラ45が第3カム37から離れ、バネ
38の力によって該作動弁21は初期位置S1へと復帰
し、ライン33、34を介して給脂ヘッド3、4用の各
エアシリンダ31、32のヘッド側が大気へと開放さ
れ、各給脂ヘッド3、4はシリンダ31、32に内設さ
れたバネ46、47の力によって原位置へと復帰する。
この状態からスライドヘッド2がさらに往動して、上記
第1機械作動弁20のもう一方の第2ローラ48が第2
カム36に接触すると、第1機械作動弁20はこの第2
カム36によって切換位置S2に位置し、エア供給ポート
Sが2次ポートC2に連通し、一方2次ポートC1が大気ポ
ートE1へと開放されることから、各ライン24、27、
28が開放されると共に、ライン30a 、30b がエア供給
ライン22へと接続されることになる。すなわち係合体
5、6用の各エアシリンダ25、26においては、その
各ヘッド側が開放されると共に、そのロッド側にエアが
供給されることになる訳で、係合体5、6はこのエアに
よる力及びシリンダ25、26に内設したバネ49、5
0の力によって原位置へと復帰することになる。一方ス
ライドヘッド2用のシリンダ17においては、ヘッド側
23のみが開放され、ロッド側にはエアが作用している
ので、ロッド18はこのエア及びスプリング12によっ
て押圧され、スライドヘッド2はこの力でもって往動初
期位置へと復帰することになる。以上のようにして一連
の給脂作業を行なうことが可能である。
そしてこの発明の特徴的な点は、上記スライドヘッド2
の往動終端近傍の位置において、上記第2カム36が第
2ローラ48に接触した際に、上記第2ローラ48の移
動でもって第1機械作動弁20を切換えるための構造に
あるので以下、その点について、第1図に基づいて説明
する。同図において、51は第1機械作動弁20の弁本
体であって、この弁本体51には、2つの2次ポートC
1、C2(図示せず)をエア供給ポートSと大気ポートE
1、E2とに切換連通させるための弁体52が摺動自在に
支持されている。この弁体52の両端部は、上記弁本体
51の両側部よりもさらに側方へと突出するように配置
されており、弁本体51の両側にはL字状金具53、5
4を介して回動部材55、56が回動可能に支持されて
いる。これら各回動部材55、56には接触子としての
第1ローラ44と第2ローラ48とがそれぞれ回転可能
に取着されており、上記のように第1又は第2カム3
5、36が上記第1又は第2ローラ44、48に当接し
た際に、上記回動部材55、56を回動させると共に、
弁体52の端部に当接させ、これによって弁体52を押
動し、第1機械作動弁20を中立位置S1と切換位置S2と
の間において、位置切換し得るようなされている。そし
て上記第2ローラ48の取着された回動部材56におい
ては、上記弁体52への当接位置近傍に、凹穴57が形
成されており、この凹穴57内にはプッシュピン58が
出没自在に配置されている。このプッシュピン58の先
端が、上記弁体52の端部に当接する訳であるが、この
プッシュピン58と凹穴57の底部の間には弾性体とし
てのスプリング59が介設されている。この場合、スプ
リング59としては、第2カム36が第2ローラ48に
当接していない状態では、プッシュピン58から弁体5
2に作用する力はほとんどなく、一方第2カム36が第
2ローラ48に当接して回動部材56が回動した状態で
は、弁体52を押動させるのに必要な力よりもさらに大
きな力がプッシュピン58から弁体52に作用するよう
に強さ、寸法等が選択されている。
上記した構造においては、第3カム37が第3ローラ4
5から離れて第2機械作動弁21が初期位置S1に復帰し
た給脂終了の状態から、スライドヘッド2がさらに往動
して第2カム36が第2ローラ48に接触することによ
って回動部材56が回動した場合、まず最初にスプリン
グ59が弾性変形すると共に、プッシュピン58が凹穴
57内に没入することになる。この場合、回動部材56
の回動変位量が次第に大きくなると上記プッシュピン5
8の没入量、すなわちスプリング59の弾性変形量も次
第に大きくなる。そしてこのスプリング59の弾性変形
に起因する力が、弁体52を押動するのに必要な力を超
えるような状態になると、上記スプリング59が復元す
ると共に、弁体52はその際の復元力によってきわめて
短時間内に切換作動することになる。このように第1機
械作動弁20を瞬時に切換えることが可能となる結果、
スライドヘッド2の移動速度の遅い低速給脂を行なう場
合に、第1機械作動弁20の切換過程において生じてい
た従来の不具合、つまり給脂ヘッド3、4の誤動作を解
消し得ることになる。
なお上記においては、第2ローラ48側においてのみス
プリング59を介設し、第1ローラ44側においてはス
プリングを介設していない例を示したが、これは第1カ
ム35が第1ローラ44に当接する際の速度、すなわち
スライドヘッド2の復帰速度が、スライドヘッド2の往
動速度よりも速いために、第2機械作動弁20の切換え
が短時間に行なわれることを考慮したためであって、場
合によっては第1ローラ44と第2ローラ48との両側
にスプリング59を設けるようにしてもよい。
以上にこの発明の移動体への給脂装置の一実施例の説明
をしたが、この発明の移動体への給脂装置は上記実施例
に限定されるものではなく、種々変更して実施すること
が可能である。例えば上記においては、チェン等の移動
体に、その両側から一対の給脂ヘッドでもって給脂する
構造の装置を示しているが、移動体に対して一方の側の
みから給脂する構造の装置においても、上記と全く同様
に実施可能である。また上記においては、その駆動源と
してエアを用いた例を示しているが、他の種類の作動流
体を用いることももちろん可能である。
(発明の効果) この発明の移動体への給脂装置においては、スライドヘ
ッドの往動終端部近傍における方向切換弁の切換えを、
弾性体の復元力を利用して高速にて行なうようにしてあ
るため、スライドヘッドが低速にて移動する低速給脂を
行なう際に、方向切換弁の切換過程において、従来生じ
ていた給脂ヘッドの誤動作等の不具合を解消でき、その
ためこの装置によれば、確実な給脂作業を行なうことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の移動体への給脂装置の一実施例の要
部の正面図、第2図はその作動回路図、第3図はベッド
とスライドヘッドとの関係を示す横断面図、第4図は前
図と同様の側面図、第5図は従来例の作動回路図であ
る。 1……ベッド、2……スライドヘッド、5……係合体、
20……第1機械作動弁(方向切換弁)、25……エア
シリンダ(駆動手段)、35……第1カム、36……第
2カム、44……第1ローラ(接触子)、48……第2
ローラ(接触子)、52……弁体、59……スプリング
(弾性体)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体の移動経路に沿設されたベッド
    (1)に、給脂ヘッド(3)を有するスライドヘッド
    (2)を上記移動経路に沿って往復動自在に支持し、上
    記スライドヘッド(2)には、移動体に係合すると共に
    この係合によって上記スライドヘッド(2)を移動体と
    共に移動させるための係合体(5)と、往動初期側の位
    置において係合体(5)を移動体に近接する方向へ移動
    させて移動体に係合させる一方、往動終端側の位置にお
    いて係合体(5)を移動体から離反する方向へ移動させ
    て上記移動体との係合を解除するための駆動手段(25)
    と、上記スライドヘッド(2)の往動初期側と往動終端
    側とのそれぞれの位置においてカム(35)(36)に応動
    する接触子(44)(48)の動きで弁体(52)を駆動して
    上記駆動手段(25)への作動流体の給排を制御する方向
    制御弁(20)とを設け、この方向制御弁(20)と上記カ
    ム(35)(36)とのいずれか一方を上記ベッド(1)
    に、その他方を上記スライドヘッド(2)に配置し、上
    記方向制御弁(20)においては、スライドヘッド(2)
    の往動終端側の位置においてカム(36)に接触する接触
    子(48)と上記弁体(52)との間に、上記カム(36)に
    応動する接触子(48)の動きで弾性変形すると共に、こ
    の弾性変形に起因する弾性復元力でもって上記弁体(5
    2)を切換作動させるための弾性体(59)を介設したこ
    とを特徴とする移動体への給脂装置。
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