JPH0657626U - プラスチック被覆電線製造用ダイ - Google Patents
プラスチック被覆電線製造用ダイInfo
- Publication number
- JPH0657626U JPH0657626U JP001311U JP131193U JPH0657626U JP H0657626 U JPH0657626 U JP H0657626U JP 001311 U JP001311 U JP 001311U JP 131193 U JP131193 U JP 131193U JP H0657626 U JPH0657626 U JP H0657626U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- electric wire
- molten material
- hood
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイ出口部の溶融材料の小塊の生成を極力少
なくし、かつその塊りを小さくする。 【構成】 押出機ダイDの出口部a外面を、電線走行方
向に向ってその走行軸を軸心とする円錐状とする。その
円錐状出口部aの周りにはフード12を設ける。フード
12により、出口部aの先鋭先端部の放熱が極力抑えら
れ、ダイ内壁に接して遅くなった溶融材料(分解残渣)
は固化する前に、定常的に流出する溶融材料の牽引力で
瞬時に飛散・除去される。すなわち、塊りとなる前に飛
散・除去され、仮に塊りとなっても、それは極く小さい
ものである。
なくし、かつその塊りを小さくする。 【構成】 押出機ダイDの出口部a外面を、電線走行方
向に向ってその走行軸を軸心とする円錐状とする。その
円錐状出口部aの周りにはフード12を設ける。フード
12により、出口部aの先鋭先端部の放熱が極力抑えら
れ、ダイ内壁に接して遅くなった溶融材料(分解残渣)
は固化する前に、定常的に流出する溶融材料の牽引力で
瞬時に飛散・除去される。すなわち、塊りとなる前に飛
散・除去され、仮に塊りとなっても、それは極く小さい
ものである。
Description
【0001】
この考案は、プラスチック材料を用いてプラスチック被覆電線を製造する際に 使用される押出機ダイの改良に関するものであり、より詳しくは、中心導体外径 が細く、且つその上に施される被覆の厚さが極めて薄く、しかも高速で押出し成 形するのに適した押出機ダイに関する。
【0002】
従来、この種のプラスチック被覆電線は、図2、図3に示すように、ダイDの 中心軸上に中心導体Pを走行させ、ダイD中にプラスチックの溶融材料を導入し て、ダイDの出口部aからその溶融材料を中心導体P上に押出被覆して製造する 。
【0003】 この押出被覆時、ダイD内壁に接する溶融材料はその摩擦等により流速がおそ くなって不規則に流出する一方、中心導体Pに接する溶融材料はその導体Pの引 き出しにつれて高速に流出する。このため、前記壁に接する溶融材料は中心のも のに追従できず、その結果、出口部a外面に、定常流から分離した溶融材料、す なわち分解残渣が小塊となって堆積する。この現象は、押出しが高速になればな るほど激しくなる。
【0004】 この堆積した分解残渣は、凝固して、ダイDから順次流出する新たな溶融材料 と接触して付着する等、溶融状態にある電線被覆層を著しく損傷させる。例えば 、その付着した残渣が脱落すると、そこにはピンホールが残り、絶縁不良の原因 になる。
【0005】 上記分解残渣の堆積量は、プラスチック材料の種類によって左右され、例えば 、ポリエチレンは機械特性、電気特性に優れ、かつ比較的押出加工性も良好なた め、図3に示す、そのダイDの出口部a外面をフラットな切落しとした簡単なも のであっても、上記堆積は生じない。
【0006】 しかしながら、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等の場合には 、加工性が劣るため、図3に示すダイDによって押出被覆すると、溶融材料の上 記塊りが著しく生成され、良好なプラスチック被覆電線を得ることができない。
【0007】 このため、従来から、実公昭51−14938号公報で開示され、図2に示す 、出口部aに、ダイの口径に等しい口径の流路を有する円錐形突起部1を設けた ダイDが使用されている。
【0008】 このダイDは、出口部aが円錐形で、被覆絶縁(溶融材料)と離れる部分(先 端部分)が尖状となっているため、すなわち、被覆絶縁との接触面積が極度に小 さくなっているため、いわゆる“切れ”がよく、その先端部分に分解残渣の小塊 が堆積しても、高速で定常的に流出する高速の溶融材料の牽引力で飛散・除去さ れる。このため、ポリエステル等の押出加工性の劣るものにおいても、良質のプ ラスチック電線を安定して製造し得る。
【0009】 しかしながら、この従来技術において、製造された電線を見ると、目に見えな い程度の小さな分解残渣の塊りが絶縁被覆表面に付着しており、極く小さなピン ホールが散見され、より良質のプラスチック電線を要求される場合には問題とな る。
【0010】 すなわち、空気絶縁として許容される場合は、図2のダイDによるもので問題 なく使用出来るのであるが、例えば、酸やアルカリ等の漏液検知用に供せられる 電極として用いられる場合には、極く小さなピンホールの存在は許されない。も っと具体的に述べると、本出願人が平成4年12月29日付提出の特許願で提案 した硫酸等の酸を検出する漏液検知線の製造では、電極線になる0.65mmφの 銅線の上にポリエステルエラストマーを60μmの厚さに被覆するが、この際、 ダイDの先端部に分解残渣が少なからず堆積し、これが後に脱落して、極く小さ なピンホールが生じている。
【0011】 ここで、酸の検出のメカニズムはポリエステルによって被覆された対の電極線 に酸が付着すると、ポリエステルの薄い被覆が溶解して電極線がショートして閉 回路を形成することにより検出するものである。従って、微細なピンホールでも 生ずると誤動作の原因になり漏液検知線の用をたさなくなる。
【0012】 この考案は、以上の点に留意し、上記塊りをより小さく、好ましくはなくすこ とを課題とする。
【0013】
上記課題を解決するために、この考案にあっては、前述の図2に示したダイに おいて、その出口部周りに、空隙をもってフードを設けた構成としたのである。
【0014】 上記空隙は加熱領域とすることが好ましい。
【0015】
このように構成するこの考案に係るダイは、出口部の先端部(先鋭部)がフー ドに囲まれて、その部分からの放熱が極力抑えられるため、上述のダイ内壁に接 して遅くなった分解残渣は固化する前に、定常的に流出する高速の溶融材料の牽 引力で瞬時に飛散・除去される。すなわち、塊りとなる前に飛散・除去される。
【0016】 このとき、上記空隙を加熱領域とすれば、上記放熱がより抑えられて効果は一 層大きなものとなる。
【0017】
図1に示すように、ダイ本体10をS45C(真鍮付き)、ランド部11を超 硬合金でなし、各寸法をL1 :40mm、L2 :26mm、L3 :25mm、W1 :2 4±0.15mmφ、W2 :14±0.1mmφ、W3 :15±0.2mmφ、d:0 .8±0.005mmφ、β:4.5度とし、αを30度、45度、60度の三種 類のダイDを製作した。
【0018】 この各ダイDでもって、0.65mmφの銅線上にポリエステルエラストマーの 絶縁被覆(60μm厚)を押出し成形したところ、出口部aの先端部に小塊はほ とんど生じず、ピンホールが生じていない良質のプラスチック電線を安定して得 ることができた。但し、α:60度のものにあっては極く小さな塊りが生じる場 合があったため、αは好ましくは45度以下とするとよい。
【0019】 なお、フード12の出口部αの先端面からの突出量は、実施例では1mmとした が、保温(加熱)効果を考慮して適宜に決定すればよい。また、フード12(空 隙S)を適温に加熱することもでき、その手段としては、フード12に加熱器を 付設する、空隙Sに熱風を送り込む等が考えられる。
【0020】
この考案は以上のように構成し、ダイ出口部先端の放熱を極力少なくしたので 、溶融材料の分解残渣の塊りの生成が極力少なくなり、仮に生成されても極く小 さな状態で飛散・除去されるため、極く小さなピンホールも生じない良質のプラ スチック電線を安定して製造し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図
【図2】従来例の断面図
【図3】従来例の断面図
D ダイ 10 ダイ本体 11 ランド部 12 フード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桝井 忠章 東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電 線株式会社内 (72)考案者 川上 斉徳 東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電 線株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 押出機ダイDの出口部a外面を、電線走
行方向に向って、その走行軸を軸心とする円錐状とし、
かつその出口部a周りに、空隙Sをもってフード12を
設けてなるプラスチック被覆電線製造用ダイ。 - 【請求項2】 上記空隙sを加熱領域としたことを特徴
とする請求項1記載のプラスチック被覆電線製造用ダ
イ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP001311U JPH0657626U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | プラスチック被覆電線製造用ダイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP001311U JPH0657626U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | プラスチック被覆電線製造用ダイ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657626U true JPH0657626U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11497962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP001311U Pending JPH0657626U (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | プラスチック被覆電線製造用ダイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657626U (ja) |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP001311U patent/JPH0657626U/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2308638A (en) | Manufacture of coated products | |
| JPH0657626U (ja) | プラスチック被覆電線製造用ダイ | |
| US2002690A (en) | Method of and apparatus for treating moving matter | |
| CA1118172A (en) | Self crimping yarn | |
| JP2594250Y2 (ja) | 熱可塑性樹脂の溶融押出被覆装置 | |
| JP4276043B2 (ja) | 多層熱可塑性樹脂パイプ及びその製造方法 | |
| JPH068307A (ja) | プラスチックボードの製造方法 | |
| CN102102230A (zh) | 一种复合挤出模头 | |
| CN215550785U (zh) | 一种新型扇形挤管式模具 | |
| CN217098838U (zh) | 一种电缆护套挤塑模具 | |
| JPS6010247Y2 (ja) | 多層被覆ケ−ブル押出成形装置 | |
| CN219214040U (zh) | 一种便于双导导体进行塑料挤出的模具 | |
| JPH055433U (ja) | ケーブルの複数被覆層押出機クロスヘツド | |
| CN215703938U (zh) | 用于扁平导线的挤出模具 | |
| JPS5889328A (ja) | ポリプロピレン押出中空成形体の成形方法 | |
| JPS5839876Y2 (ja) | 樹脂フイルム吹膨用ダイス | |
| JPS6258299B2 (ja) | ||
| JP2017059312A (ja) | 絶縁電線の製造方法及び絶縁電線の製造装置 | |
| TW201042666A (en) | Manufacturing method of hollow core for differential cable, and producing apparatus thereof | |
| JPH04169008A (ja) | 弗素脂樹絶縁電線の製造方法 | |
| KR970014988A (ko) | 열가소성 수지 쉬트의 제조 방법 | |
| JPS581665B2 (ja) | 含油高分子材料の押出し成形方法 | |
| JPS60217138A (ja) | 合成樹脂管製造法とその装置 | |
| JPH1186656A (ja) | 平形ケーブルの製造方法及び製造装置 | |
| JPS6114409Y2 (ja) |