JPH0657665B2 - 2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−d▲下2▼−フエニル)プロパン及びその製造方法 - Google Patents
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−d▲下2▼−フエニル)プロパン及びその製造方法Info
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- JPH0657665B2 JPH0657665B2 JP61176449A JP17644986A JPH0657665B2 JP H0657665 B2 JPH0657665 B2 JP H0657665B2 JP 61176449 A JP61176449 A JP 61176449A JP 17644986 A JP17644986 A JP 17644986A JP H0657665 B2 JPH0657665 B2 JP H0657665B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規な2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,
6−d2 −フェニル)プロパン及びその製造方法に関す
るものである。
6−d2 −フェニル)プロパン及びその製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 重水素化合物は、反応機構及び物質代謝などの解明のた
めの標識化合物として、広く利用されている。また、同
位体効果によって物質の安定性、性質が変化することか
ら、特に、医薬品や農薬品として、盛んに研究が行われ
ている。その他、C−Dの赤外伸縮振動がC−Hの赤外
伸縮振動より長波長にずれることを利用して近赤外透過
型光ファイバーとして利用されている。
めの標識化合物として、広く利用されている。また、同
位体効果によって物質の安定性、性質が変化することか
ら、特に、医薬品や農薬品として、盛んに研究が行われ
ている。その他、C−Dの赤外伸縮振動がC−Hの赤外
伸縮振動より長波長にずれることを利用して近赤外透過
型光ファイバーとして利用されている。
一方、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ンは、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂などの原材料として利用され
ているので、その原料を重水素化することにより、これ
らの樹脂の近赤外線透過性、耐光性あるいは耐酸化性な
どの改良が期待される。
ンは、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂などの原材料として利用され
ているので、その原料を重水素化することにより、これ
らの樹脂の近赤外線透過性、耐光性あるいは耐酸化性な
どの改良が期待される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンを重水素化した2,2−ビス(4−ヒドロ
キシ−2,6−d2 −フェニル)プロパンは、知られて
いない。
ル)プロパンを重水素化した2,2−ビス(4−ヒドロ
キシ−2,6−d2 −フェニル)プロパンは、知られて
いない。
本発明は、新規な2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,
6−d2 −フェニル)プロパン及びその製造方法を提供
することを目的とするものである。
6−d2 −フェニル)プロパン及びその製造方法を提供
することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意研究の結
果、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
を、還元雰囲気下、水素−重水素交換を行うことのによ
り2、2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−d2 −フェ
ニル)プロパンを製造することができることを見出し、
本発明に到達した。
果、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
を、還元雰囲気下、水素−重水素交換を行うことのによ
り2、2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−d2 −フェ
ニル)プロパンを製造することができることを見出し、
本発明に到達した。
すなわち、本発明は、(1)2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−2,6−d2 −フェニル)プロパン及び(2)2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを、アルカ
リ浸食剤を含有する重水中、ラネーNi合金で処理する
ことを特徴とする2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,
6−d2 −フェニル)プロパンの製造方法を要旨とする
ものである。
シ−2,6−d2 −フェニル)プロパン及び(2)2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを、アルカ
リ浸食剤を含有する重水中、ラネーNi合金で処理する
ことを特徴とする2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,
6−d2 −フェニル)プロパンの製造方法を要旨とする
ものである。
本発明で使用されるラネーNi合金とは、触媒作用を持
つNi金属とNi以外の他金属とからなる二成分以上の
合金である。ここで、Ni以外の他金属としては、たと
えばMg、Alなどが挙げられ、好ましくはAlであ
る。
つNi金属とNi以外の他金属とからなる二成分以上の
合金である。ここで、Ni以外の他金属としては、たと
えばMg、Alなどが挙げられ、好ましくはAlであ
る。
本発明で使用されるアルカリ浸食剤とは、上記Ni金属
以外の他金属を溶解させてNiに触媒作用を与えうるア
ルカリ性化合物を意味する。このようなアルカリ浸食剤
の具体例としては、NaOD、KOD、Na2 Co3 、
K2 Co3 などがあげられ、これらは単独で又は混合し
て使用できる。
以外の他金属を溶解させてNiに触媒作用を与えうるア
ルカリ性化合物を意味する。このようなアルカリ浸食剤
の具体例としては、NaOD、KOD、Na2 Co3 、
K2 Co3 などがあげられ、これらは単独で又は混合し
て使用できる。
本発明の2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−d2
−フェニル)プロパンを製造するには、このような2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを、アル
カリ浸食剤を含有する重水中、ラネーNi合金で処理す
る。
−フェニル)プロパンを製造するには、このような2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを、アル
カリ浸食剤を含有する重水中、ラネーNi合金で処理す
る。
ラネーNi合金の好ましい使用量は、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパンに対して5モル倍以
上、とくに10モル倍以上である。
−ヒドロキシフェニル)プロパンに対して5モル倍以
上、とくに10モル倍以上である。
アルカリ浸食剤の使用量は、ラネーNi合金に対して当
モル倍以上、とくに2モル倍以上10モル倍以下が好ま
しい。
モル倍以上、とくに2モル倍以上10モル倍以下が好ま
しい。
本発明の方法は、反応容器を十分に乾燥させ、かつ、ド
ライボックスを使用して窒素雰囲気下で実施するのが好
ましい。反応は、50℃〜100℃で実施するのが好ま
しい。反応時間は、ラネーNi合金の添加終了後、30
分以上の時間をかけるのが好ましい。また、反応は、大
気圧下、加圧下のいずれでも実施できる。
ライボックスを使用して窒素雰囲気下で実施するのが好
ましい。反応は、50℃〜100℃で実施するのが好ま
しい。反応時間は、ラネーNi合金の添加終了後、30
分以上の時間をかけるのが好ましい。また、反応は、大
気圧下、加圧下のいずれでも実施できる。
また、場合によっては、超音波を用いて反応効率を上げ
ることができる。
ることができる。
反応混合物を冷却して固−液分離し、その溶液を酸で処
理すれば、目的とする2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
2,6−d2 −フェニル)プロパンを得ることができ
る。
理すれば、目的とする2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
2,6−d2 −フェニル)プロパンを得ることができ
る。
(実施例) 次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明す
る。
る。
実施例1 ドライボックス中、窒素雰囲気下、塩化カルシウム管及
び撹拌装置を備えた500cc三ッ口フラスコに、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.14
g(5mmol)を溶解した10%NaOD−D2 O
20mlを仕込み、仕込み後5分以内に、さらにラネー
Ni−Al合金1.5gを添加した。ついで、このフラ
スコをドライボックスから取り出し、100℃の油浴中
に移して5時間撹拌を続けた。室温まで放冷後、グラス
フィルターを用い合金を吸引濾過し、得られた溶液を冷
却(氷浴)下、濃塩酸で酸性とし、塩化メチレンを用い
て抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、塩
化メチレンを留去して1.10gの2、2ビス(4−ヒ
ドロキシ−2,6−d2 −フェニル)プロパン(収率9
5%)を得た。
び撹拌装置を備えた500cc三ッ口フラスコに、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1.14
g(5mmol)を溶解した10%NaOD−D2 O
20mlを仕込み、仕込み後5分以内に、さらにラネー
Ni−Al合金1.5gを添加した。ついで、このフラ
スコをドライボックスから取り出し、100℃の油浴中
に移して5時間撹拌を続けた。室温まで放冷後、グラス
フィルターを用い合金を吸引濾過し、得られた溶液を冷
却(氷浴)下、濃塩酸で酸性とし、塩化メチレンを用い
て抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、塩
化メチレンを留去して1.10gの2、2ビス(4−ヒ
ドロキシ−2,6−d2 −フェニル)プロパン(収率9
5%)を得た。
NMRスペクトル:(溶媒 CDCl3 +DMSO−d
6 、δ)1.57(6H、s、CH3 )、6.97(4
H、s、PhH)、8.33(2H、s、OH) IRスペクトル(KBr):3350,2250、18
20、1600、1580、1470、1400、12
70、1040、930、900、860(cm-1) (発明の効果) 本発明によれば、新規な2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−2,6−d2 −フェニル)プロパンが容易に得られ
る。そして、得られた2−ビス(4−ヒドロキシ−2,
6−d2 −フェニル)プロパンは、ポリカーボネート樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂
などの原料として、これらの樹脂の近赤外線透過性、耐
光性あるいは耐酸化性などの改良に利用しうるだけでな
く、反応機構などの解明のための標識化合物として、広
く利用することができる。
6 、δ)1.57(6H、s、CH3 )、6.97(4
H、s、PhH)、8.33(2H、s、OH) IRスペクトル(KBr):3350,2250、18
20、1600、1580、1470、1400、12
70、1040、930、900、860(cm-1) (発明の効果) 本発明によれば、新規な2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−2,6−d2 −フェニル)プロパンが容易に得られ
る。そして、得られた2−ビス(4−ヒドロキシ−2,
6−d2 −フェニル)プロパンは、ポリカーボネート樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂
などの原料として、これらの樹脂の近赤外線透過性、耐
光性あるいは耐酸化性などの改良に利用しうるだけでな
く、反応機構などの解明のための標識化合物として、広
く利用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−
d2 −フェニル)プロパン。 - 【請求項2】2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンを、アルカリ浸食剤を含有する重水中、ラネー
Ni合金で処理することを特徴とする2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−2,6−d2 −フェニル)プロパンの製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61176449A JPH0657665B2 (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−d▲下2▼−フエニル)プロパン及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61176449A JPH0657665B2 (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−d▲下2▼−フエニル)プロパン及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6330439A JPS6330439A (ja) | 1988-02-09 |
| JPH0657665B2 true JPH0657665B2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=16013901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61176449A Expired - Lifetime JPH0657665B2 (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,6−d▲下2▼−フエニル)プロパン及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657665B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9023336B2 (en) * | 2013-03-15 | 2015-05-05 | Deuterra Agrochemicals, LLC | Deuterium-enriched aldehydes |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57123556U (ja) * | 1981-01-26 | 1982-08-02 |
-
1986
- 1986-07-24 JP JP61176449A patent/JPH0657665B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6330439A (ja) | 1988-02-09 |
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