JPH0658210A - 排気還流制御装置の故障診断方法 - Google Patents

排気還流制御装置の故障診断方法

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JPH0658210A
JPH0658210A JP4209106A JP20910692A JPH0658210A JP H0658210 A JPH0658210 A JP H0658210A JP 4209106 A JP4209106 A JP 4209106A JP 20910692 A JP20910692 A JP 20910692A JP H0658210 A JPH0658210 A JP H0658210A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、圧力センサの氷結等の異常状態
に起因する誤診断を防止した排気還流制御装置の故障診
断方法を得る。 【構成】 始動スイッチ信号に応答して、始動時におけ
るエンジンの冷却水温度、吸気温度及び油温度のうちの
少なくとも1つの温度が、圧力センサ系の正常動作下限
温度に対応した所定値以下か否かを判定するステップS
1〜S3を設け、少なくとも1つの温度が所定値以下の
ときに故障診断実施ステップS4を無効にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として自動車エン
ジンに適用される排気還流(EGR)制御装置の故障診断
方法に関し、特に圧力センサ系の氷結等の異常時におけ
る誤診断を防止した排気還流制御装置の故障診断方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジンでは、吸気系
と排気系とを排気還流通路を介して連通させると共に、
この排気還流通路を介して排気ガスの一部を吸気系に還
流することにより、燃料の最高燃焼温度を抑制し、排気
ガス中に含まれるNOxの生成を低減する、いわゆるE
GR制御を行うようにしている。
【0003】その際、エンジン運転中、絶えず排気ガス
を吸気系に還流するのではなく、排気還流通路に介設し
た排気還流制御バルブの作動をエンジンの運転条件に応
じて制御することにより、排気ガスの還流を実行する時
期、及び排気ガスの還流量を制御するようにしている。
【0004】例えば、燃料の燃焼状態が良好ではなく、
NOxの生成も比較的少ないエンジンの低負荷領域で
は、排気ガスの還流を止めるようにしており、又、排気
ガスの還流を施す場合は、吸気中に含まれる排気ガスが
ほぼ一定比率となるように排気ガスの還流量を制限して
いるのが通常である。
【0005】ところが、排気還流制御バルブやこのバル
ブの作動を制御するモジュレータ等の作動誤差又は作動
不良等に起因して、所期のEGR制御が行われ得ない場
合がある。かかる不具合に対処するために、排気還流制
御バルブの作動位置を直接検出することにより、排気還
流制御バルブを故障診断を行うようにしている例があ
る。
【0006】しかしながら、このようなものによると、
排気還流制御バルブの作動位置を検出するための格別な
検出装置を設ける必要があるだけではなく、この検出装
置から送られる情報を処理する制御回路等を含めたシス
テム構造が複雑となり、好ましいとは言えない。
【0007】このような不具合に対処するための先行技
術として、例えば特開昭63-11127号公報に示されるもの
がある。即ち、排気通路と吸気通路とを連通させる排気
還流通路に排気還流制御バルブを介設し、この排気還流
制御バルブを、EGR実行中にエンジン負荷が安定状態
にあることを条件として一時的に開閉させると共に、こ
の開閉前後の吸気圧の変動が一定範囲内にあるか否かを
検出し、この検出結果に基づいて排気還流系が故障して
いるか否かを判定する方法である。
【0008】この故障診断方法は、排気還流制御バルブ
が実際に作動した場合には、吸気圧に変動が生じるとい
う事実に着目して開発されたもので、排気還流制御バル
ブの作動を司る負圧の供給状態を切換えて、この切換前
後の吸気圧変動を調べることにより、排気還流制御バル
ブ及びその周辺機器の故障を発見しようとするものであ
る。
【0009】ところが、排気通路圧又は吸気圧を圧力セ
ンサに直接導く必要があるため、排気ガス中に混在する
水分は、排気ガス温度の低下につれて、圧力センサへの
圧力導入管の通路中又は圧力センサそのものに結露す
る。従って、雰囲気温度が氷点下の場合には、結露した
水分が氷結して、圧力通路をふさぎ、又は、圧力センサ
そのものを氷結させ、圧力の変化を伝えなくするおそれ
がある。このような状態でEGR装置の故障診断を行う
と、EGR装置が正常であっても異常と判定され、不要
な異常警告が行われて、EGR制御系の正常部品を無駄
に交換してしまうことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の排気還流制御装
置の故障診断方法は以上のように、排気ガスに含まれる
水分による圧力導入管通路又は圧力センサの結露及び氷
結等を考慮していないので、排気還流制御装置が正常で
あるにもかかわらず、圧力センサが作動しないことから
EGR制御装置の異常を誤診断してしまうという問題点
があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、圧力センサの氷結等の異常状態
に起因する誤診断を防止した排気還流制御装置の故障診
断方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る排気還流制御装置の故障診断方法は、始動スイッチ信
号に応答して、始動時におけるエンジンの冷却水温度、
吸気温度及び油温度のうちの少なくとも1つの温度が、
圧力センサ系の正常動作下限温度に対応した所定値以下
か否かを判定するステップを設け、少なくとも1つの温
度が所定値以下である場合に、故障診断実施ステップを
無効にするようにしたものである。
【0013】又、この発明の請求項2に係る排気還流制
御装置の故障診断方法は、キースイッチ信号に応答し
て、前回のキースイッチオフ直前の大気圧に対応した圧
力信号の値を第1の圧力値として格納するステップと、
キースイッチ信号に応答して、今回のキースイッチオン
直後の大気圧に対応した圧力信号の値を第2の圧力値と
して格納するステップと、第1の圧力値と第2の圧力値
との差に基づく圧力偏差が誤差レベルに対応した所定値
以上か否かを判定するステップとを設け、圧力偏差が所
定値以上である場合に、故障診断実施ステップを無効に
するようにしたものである。
【0014】又、この発明の請求項3に係る排気還流制
御装置の故障診断方法は、運転条件が過渡状態か否かを
判定するステップと、過渡状態の場合に、吸気通路内又
は排気還流制御バルブ内の圧力に対応した圧力信号の値
を圧力値として時系列的に格納するステップと、所定期
間にわたって圧力値の変動が運転条件の変動に対応した
所定値未満か否かを判定するステップとを設け、所定期
間にわたって圧力値の変動が所定値未満である場合に、
故障診断実施ステップを無効にするようにしたものであ
る。
【0015】又、この発明の請求項4に係る排気還流制
御装置の故障診断方法は、大気圧に対応した圧力信号の
値を第1の圧力値として格納するステップと、吸気通路
内又は排気還流制御バルブ内の圧力に対応した圧力信号
の値を第2の圧力値として格納するステップと、第1の
圧力値と第2の圧力値との差に基づく圧力偏差が所定値
未満か否かを判定するステップとを設け、圧力偏差が所
定値未満である場合に、故障診断実施ステップを無効に
するようにしたものである。
【0016】又、この発明の請求項5に係る排気還流制
御装置の故障診断方法は、キースイッチ信号に応答し
て、キースイッチオン後の圧力信号の値を圧力値として
時系列的に格納するステップと、圧力値の変動が誤差レ
ベルに対応した所定値以下か否かを判定するステップと
を設け、圧力値の変動が所定値以下である場合に、故障
診断実施ステップを無効にするようにしたものである。
【0017】
【作用】この発明の請求項1においては、始動時のエン
ジンに関連した各種温度のうちの少なくとも1つの温度
が所定値以下の場合に、圧力センサ系が氷結している可
能性が高いと判定し、故障診断実施ステップを無効にし
て誤診断を防止する。
【0018】又、この発明の請求項2においては、前回
のキースイッチオフ時の大気圧値と今回のキースイッチ
オン時の大気圧値との偏差が所定値以上の場合に、圧力
センサ系が氷結して圧力値が大幅に狂っている可能性が
高いと判定し、故障診断実施ステップを無効にして誤診
断を防止する。
【0019】又、この発明の請求項3においては、過渡
運転状態であって回転数及び負荷等の運転条件が変化し
たにもかかわらず、圧力値の変動量が所定期間にわたっ
て所定値未満の場合に、圧力センサ系が氷結して圧力値
が変化しない状態である可能性が高いと判定し、故障診
断実施ステップを無効にして誤診断を防止する。
【0020】又、この発明の請求項4においては、圧力
センサに導入する圧力源を切換たときの前後の圧力値の
偏差が所定値未満の場合に、圧力センサ系が氷結して圧
力値が変化しない状態である可能性が高いと判定し、故
障診断実施ステップを無効にして誤診断を防止する。
【0021】又、この発明の請求項5においては、キー
スイッチオン後の圧力値の変動量が所定値以下の場合
に、圧力センサ系が氷結して圧力値が変化しない状態で
ある可能性が高いと判定し、故障診断実施ステップを無
効にして誤診断を防止する。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明が適用される自動車用エンジンを
概略的に示す構成図である。図において、1はエンジン
本体、2はエンジン本体1の燃焼室3に連通する吸気通
路、4は排気通路である。吸気通路2を形成するスロッ
トルボディ5と吸気管6との間には、吸気脈動を防止す
るサージタンク7が配設されている。
【0023】サージタンク7の下流側の吸気通路2内
は、排気還流通路8(以下、EGR通路という)を介し
て排気通路4内に連通しており、EGR通路8には、大
気圧と吸気圧との差により作動する排気還流制御バルブ
9(以下、EGRバルブという)が介設されている。EG
Rバルブ9は、エンジンの運転条件に応じたバルブ開度
により、排気通路4内の排気ガスの一部を吸気通路2内
に導くものであり、排気還流系(以下、EGR系とい
う)の主要部をなしている。
【0024】EGRバルブ9の負圧室9aは、負圧通路12
を介してスロットルバルブ10付近に設けられたEGRポ
ート11と連通しており、負圧室9aに吸気圧を導入するよ
うになっている。EGRバルブ9は、負圧室9aとこの負
圧室9aに対してダイヤフラムを隔てて設けられた大気側
の定圧室9bとの差圧がEGRバルブ9の作動圧を上回る
と弁体9cが閉成し、排気通路4内の排気ガスを吸気量に
応じて吸気通路2内に還流するように設定されている。
【0025】一方、負圧通路12には、EGRバルブ9の
作動をエンジン負荷に応じて制御するための負圧切換弁
13が介設されている。負圧切換弁13は、外気中と吸気通
路2内とに選択的に接続し得るように構成されたバキュ
ウムスイッチングタイプ(真空切換型)の三方切換弁で
あり、具体的には、第1の入力ポート13aがEGRポー
ト11側に接続され、第2の入力ポート13bがフィルタを
介して外気中に開放され、出力ポート13cがEGRバル
ブ9側に接続されている。
【0026】そして、負圧切換弁13の電気入力端子に通
電が行われていない場合には、吸気圧側の第1の入力ポ
ート13aが出力ポート13cと連通して「開」状態とな
り、電気入力端子に通電された場合には、大気圧側の第
2の入力ポート13bが出力ポート13cと連通して「閉」
状態となるように構成されている。
【0027】負圧切換弁13とEGRバルブ9との間の負
圧通路12には、EGRモジュレータ14が配設されてい
る。EGRモジュレータ14は、EGRバルブ9の上流側
のEGR通路8内の排気圧を利用して、EGRバルブ9
の負圧室9aに導入される負圧を調整するようにした通常
のものである。
【0028】吸気通路2に開口する排気ガス導入ポート
8aの下流側には、吸気通路2内から連通された管が伸び
ており、フィルタを介して圧力センサ15が接続されてい
る。圧力センサ15は、圧力検出領域を切換える切換弁16
を介して、外気中とサージタンク7の下流側の吸気通路
2内とに選択的に接続し得るようになっている。具体的
には、切換弁16は、負圧切換弁13とほぼ同様の三方切換
弁からなり、第1の入力ポート16aがサージタンク7の
下流側の吸気通路2内に連通され、第2の入力ポート16
bがフィルタを介して外気中に開放され、出力ポート16
cが圧力センサ15に接続されている。
【0029】そして、切換弁16の電気入力端子に通電が
行われていない場合には、大気圧側の第2の入力ポート
16bが出力ポート16cと連通し、電気入力端子に通電さ
れた場合には、吸気圧側の第1の入力ポート16aが出力
ポート16cと連通するように構成されている。
【0030】マイクロコンピュータシステム17は、運転
条件を示す各種センサ等からの信号を入力情報として、
燃料噴射量の制御をはじめ種々の制御を行うものであ
り、中央演算装置即ちCPU18と、CPU18に属するメ
モリ19と、入力インタフェース20と、出力インタフェー
ス21とを備えている。
【0031】入力インタフェース20には、少なくとも、
スロットル開度センサ22からの負荷信号aと、エンジン
冷却水の温度を検出する水温センサ23からの水温信号b
と、ディストリビュータ(分配器)24に設けられたクラン
ク角センサ25からのエンジン回転信号cと、圧力センサ
15からの圧力信号dとが入力されている。
【0032】又、ここでは、各センサを図示しないが、
入力インタフェース20には、エンジン始動状態を表わす
始動スイッチ信号Aと、雰囲気温度を検出する吸気温セ
ンサからの吸気温信号Bと、エンジンオイル温度を検出
する油温センサからの油温信号Cと、キースイッチのオ
ンオフを表わすキースイッチ信号Dとが入力されてい
る。尚、始動スイッチ信号Aを生成する始動スイッチ
は、エンジンが始動状態でスタータに通電が開始されて
いるか否かを検出するオンオフスイッチである。
【0033】出力インタフェース21からは、負圧切換弁
13への制御信号eと、切換弁16への制御信号fと、EG
R系の故障診断結果を表示するダイアグランプ26への表
示信号gと、吸気管6の近傍に燃料を噴射するための燃
料噴射弁27への制御信号hとが、それぞれ出力されるよ
うになっている。
【0034】次に、図1と共に図2のフローチャートを
参照しながら、この発明の実施例1について説明する。
図2の故障診断ルーチンは、マイクロコンピュータシス
テム17のCPU18で実行される処理であり、メモリ19内
に、プログラムとして予め内蔵されている。
【0035】まず、始動スイッチからの始動スイッチ信
号Aに基づいて、エンジンが始動中か否かを判定し(ス
テップS0)、もし始動中であれば、水温センサ23からの
水温信号bに基づいて、エンジン冷却水温度が所定値
(例えば、5℃)より高いか否かを判定する(ステップS
1)。
【0036】ステップS1において水温>5℃と判定され
た場合には、続いて、吸気温センサからの吸気温信号B
に基づいて、吸気温が所定値(例えば、5℃)より高いか
否かを判定し(ステップS2)、吸気温>5℃と判定された
場合には、続いて、油温センサからの油温信号Cに基づ
いて、油温が所定値(例えば、5℃)より高いか否かを判
定する(ステップS3)。
【0037】ステップS3において油温>5℃と判定され
た場合には、圧力センサ15が正常状態であるとみなし
て、EGR装置の故障診断を実施する(ステップS4)。各
ステップS1〜S3の判定基準温度となる所定値(5℃)は、
圧力センサ15を含む圧力センサ系が氷結せずに正常動作
するための下限温度に対応している。
【0038】故障診断ステップS4においては、各種セン
サからの種々の信号a〜d及びA〜Dに基づいて、EG
R装置の故障診断可能な他の条件(例えば、エンジンが
異常状態であるか否か等)も判定し、前述のように圧力
信号dの変動に基づいて故障診断を実施する(ステップS
4)。即ち、排気還流制御バルブ8をエンジンの運転中に
一時的に開閉させて、この開閉前後の吸気圧の変動が所
定範囲内にあるか否かを検出し、この検出結果に基づい
て排気還流系が故障しているか否か(所定範囲外であれ
ば故障)を判定する。このような故障診断方法の具体例
は、例えば特開平2-9937号公報で参照することができ
る。
【0039】故障診断実施ステップS4が終了すると、表
示信号gにより診断結果をダイアグランプ26に表示する
と共に、故障診断実施フラグを1にセットし(ステップS
5)、次ステップ(メインルーチン又はリターン)へ進む。
【0040】一方、各判定ステップS1〜S3のいずれかに
おいて、水温、吸気温又は油温が所定値(5℃)以下と判
定された場合には、圧力センサ系が氷結しているおそれ
があるため、故障診断実施ステップS4及びS5をスキップ
して故障診断実施フラグをリセットし(ステップS6)、次
ステップへ進む。
【0041】又、エンジン始動時判定ステップS0におい
て始動時ではない(定常運転)と判定された場合には、故
障診断実施フラグが既にセットされているか否かを判定
する(ステップS7)。もし、故障診断実施フラグがセット
されていれば、始動時の温度が正常であって圧力センサ
系が正常に作動していると見なされるので、ステップS4
へ進み、故障診断を実施する。
【0042】又、故障診断実施フラグが0にリセットさ
れていれば、始動時の温度が低くて圧力センサ系が氷結
しているおそれがあるため、故障診断実施ステップS4及
びS5をスキップして次ステップへ進む。即ち、圧力セン
サ系の氷結のおそれがある場合には、運転条件によらず
故障診断は実施しないことになる。これにより、圧力セ
ンサ系の氷結異常による誤診断は防止され、不要な異常
警告でドライバに不安を与えたり、正常部品を交換する
等の不具合を避けることができる。
【0043】実施例2.尚、上記実施例1では、始動時
の温度に基づいて圧力センサ系の氷結可能性の有無(即
ち、故障診断実施の可否)を判定したが、前回のキース
イッチオフ直前の圧力信号dと今回のキースイッチオン
直後の圧力信号dとの圧力偏差に基づいて故障診断実施
の可否を判定してもよい。
【0044】図3はこの発明の実施例2を示すフローチ
ャートであり、S4は前述と同様の故障診断実施ステップ
である。又、適用されるEGR装置の構成は図1に示し
た通りである。まず、キースイッチ信号Dに応答して、
キースイッチオン直後の圧力信号dの値PMを、メモリ
19内のPMON(アドレス名)に格納する(ステップS1
0)。
【0045】このとき、初期状態の切換弁16の電気入力
端子には通電が行われておらず、切換弁16は「開」のま
まであり、圧力センサ15には大気圧が導入されている。
従って、今回のキースイッチオン直後の圧力値PMは大
気圧を示している。又、メモリ19内には、前回のキース
イッチオフ直前の大気圧を示す圧力信号dの値PMOF
Fが既に格納されているものとする。
【0046】続いて、前回のキースイッチオフ直前の圧
力値即ち大気圧PMOFFと、今回のキースイッチオン
直後の大気圧PMONとの圧力偏差の絶対値|PMOFF-PM
ON|を所定値P1と比較し、圧力偏差が所定値P1(例え
ば、75mmHg)より小さいか否かを判定する(ステップS
11)。所定値P1は、例えば、許容可能な誤差レベルに
対応している。
【0047】もし、ステップS11の判定結果がYES
(|PMOFF−PMON|<P1)であれば、EGR
装置の故障診断を実施する(ステップS4)。即ち、切換弁
16の電気入力端子に通電し、切換弁16を「閉」として吸
気通路2内の吸気圧を圧力センサ15に導入し、圧力信号
dが故障診断条件を満たしていれば故障診断を実施す
る。
【0048】故障診断実施ステップS4の終了後、今回の
キースイッチオフ直前の圧力値PMをPMOFFとして
メモリ19に格納し(ステップS12)、次ステップに進む。
一方、ステップS11において、圧力偏差の絶対値|PM
OFF−PMON|が所定値P1以上と判定された場合
には、故障診断実施ステップS4をスキップしてステップ
S12に進む。
【0049】なぜなら、圧力センサ系が氷結すると、圧
力信号dの値PMが正常値から著しく変化する確率が高
く、キースイッチオフ直前の圧力値PMOFFとキース
イッチオン直後の圧力値PMONとの圧力偏差が大きい
場合には、氷結しているおそれがあるためである。これ
により、実施例1と同様に、圧力センサ系の氷結時の誤
診断を防止することができる。
【0050】尚、上記実施例2においては、切換弁を
「開」にして、圧力センサ系の氷結判定基準となる圧力
偏差を大気圧に基づいて求めたが、切換弁16を「閉」に
して、アイドリング運転状態での吸気通路2内の吸気圧
に基づいて求めてもよい。
【0051】実施例3.又、上記実施例2では、キース
イッチのオンオフに応答して格納される圧力値(大気圧)
の偏差に基づいて圧力センサ系の氷結可能性の有無を判
定したが、運転条件の変化の前後での圧力値(吸気圧)の
偏差に基づいて判定してもよい。図4はこの発明の実施
例3を示すフローチャートであり、S4は前述と同様の故
障診断実施ステップである。又、適用されるEGR装置
の構成は図1に示した通りである。
【0052】まず、切換弁16の電気入力端子に通電して
切換弁16を「閉」とし(ステップS20)、吸気通路2内の吸気
圧が圧力センサ15に導入される状態にする。次に、スロ
ットル開度センサ22からの負荷信号a及びクランク角セ
ンサ25からの回転信号c等に基づいて、エンジンが過渡
状態か否かを判定し(ステップS21)、過渡状態であれば、
吸気圧を示す圧力信号dの値PMをPM(i)としてメモ
リ19に格納する(ステップS22)。
【0053】このとき、メモリ19内には、前回の吸気圧
を示す圧力値PM(i−1)が既に格納されているものと
する。従って、前回の圧力値PM(i−1)を読出し、今
回の圧力値PM(i)との圧力偏差の絶対値|PM(i)−
PM(i−1)|を所定値P2(例えば、10mmHg)と比
較し、圧力偏差が所定値P2より小さいか否かを判定す
る(ステップS23)。所定値P2は、過渡時の運転条件の
変化量に対応している。
【0054】もし、ステップS23の判定結果がYES
(|PM(i)−PM(i-1)|<P2)であれば、この状
態が所定期間継続しているか否かを判定し(ステップS2
4)、所定期間継続していれば、故障診断実施フラグを0
にリセットして(ステップS25)、今回の圧力値PM(i)を
前回の圧力値PM(i-1)として格納する(ステップS26)。
これにより、前回の圧力値PM(i−1)は更新されて、
次回の判定に用いられるようになる。以下、メモリ19は
FIFOとして作用し、常に最新の今回の圧力値PM
(i)及び前回の圧力値PM(i−1)を順次更新しながら
格納する。
【0055】一方、ステップS23において、圧力偏差の
絶対値|PM(i)−PM(i-1)|が所定値P2以上と
判定された場合には、ステップS24及びS25をスキップ
し、故障診断実施フラグを1にセットして(ステップS2
7)、ステップS26に進む。又、ステップS24において、所
定期間継続していないと判定された場合には、ステップ
S25をスキップして、故障診断実施フラグをリセットせ
ずにステップS26に進む。
【0056】次に、故障診断実施フラグがセットされて
いるか否かを判定し(ステップS28)、セットされていれば
故障診断実施ステップS4に進み、リセットされていれば
故障診断実施ステップS4をスキップし、次ステップに進
む。例えば、圧力偏差の絶対値|PM(i)−PM(i−
1)|が所定値P2以上であって、ステップS27により
故障診断実施フラグがセットされていれば、圧力センサ
系が正常であるものと見なして、通常の故障診断を実施
する(ステップS4)。
【0057】又、圧力偏差の絶対値|PM(i)−PM
(i−1)|が所定値P2より小さい状態が所定期間継続
し、ステップS25により故障診断実施フラグがリセット
されていれば、故障診断実施ステップS4をスキップして
次ステップに進む。
【0058】なぜなら、通常、過渡状態であって運転条
件が変化すれば、吸気通路2内の吸気圧(又は、排気還
流圧力)も変化するが、吸気圧が変化しなくなって圧力
偏差が所定値P2より小さい状態を継続した場合は、圧
力センサ系が氷結している可能性が高いからである。こ
れにより、実施例1及び実施例2と同様に、圧力センサ
系の氷結による誤診断は防止される。
【0059】実施例4.尚、上記実施例3では、過渡運
転時の吸気圧の偏差に基づいて圧力センサ系の氷結可能
性の有無を判定したが、圧力センサ15に導入される圧力
を切換弁16によって切換えたときの前後の圧力信号dの
偏差に基づいて判定してもよい。なぜなら、圧力センサ
系が氷結すると、導入圧力の違いによらず圧力信号dが
一定となるからである。
【0060】図5はこの発明の実施例5を示すフローチ
ャートであり、S4は前述と同様の故障診断実施ステップ
である。又、適用されるEGR装置の構成は図1に示し
た通りである。
【0061】まず、切換弁16の電気入力端子に通電され
ない(切換弁16が「開」)状態で圧力信号dの値PMをP
MAとしてメモリ19に格納する(ステップS30)。このと
き、圧力センサ15には、外気にさらされた第2の入力ポ
ート16bからの圧力が印加されており、圧力値PMAは
大気圧を示している。
【0062】次に、切換弁16の電気入力端子に通電して
切換弁16を「閉」とし(ステップS31)、第1の入力ポート16
aからの吸気通路2内の吸気圧が圧力センサ15に導入さ
れる状態にする。この状態で、圧力信号dの値PMをP
MB(吸気圧)としてメモリ19に格納すると共に(ステッ
プS32)、この吸気圧PMBと予め格納されている大気
圧PMAとの偏差の絶対値|PMA−PMB|を所定値
P3(例えば、20mmHg)と比較し、圧力偏差が所定値P
3より小さいか否かを判定する(ステップS33)。
【0063】もし、圧力偏差が所定値P3以上であれ
ば、圧力センサ15が正常であるものと見なして、EGR
装置の故障診断実施ステップS4に進み、故障診断実施後
に次ステップに進む。
【0064】一方、圧力偏差が所定値P3より小さく、
ステップS33においてYESと判定された場合には、圧
力センサ15のセンサ系が氷結されている可能性が高いの
で、EGR装置の故障診断実施ステップS4をスキップし
て次ステップに進む。これにより、実施例1〜実施例3
と同様に、センサ系の氷結による誤診断を防止すること
ができる。
【0065】実施例5.尚、上記実施例4では、切換弁
16の切換前後の圧力値PMの偏差に基づいてセンサ系の
氷結可能性の有無を判定したが、キースイッチオン後の
圧力値PMの変化量(前回値との偏差)に基づいて判定し
てもよい。図6はこの発明の実施例5を示すフローチャ
ートであり、S4は前述と同様の故障診断実施ステップで
ある。又、適用されるEGR装置の構成は図1に示した
通りである。
【0066】まず、キースイッチ信号Dに基づいて、キ
ースイッチオンと同時に圧力信号dの値PMをPM(i)
としてメモリ19に格納する(ステップS40)。このとき、
メモリ19には前回の圧力値がPM(i−1)として既に格
納されている。
【0067】続いて、前回の圧力値PM(i−1)を読出
し、今回の圧力値PM(i)との圧力偏差の絶対値|PM
(i)−PM(i−1)|を所定値P4(例えば、7mmH
g)と比較し、圧力偏差が所定値P4より大きいか否か
を判定する(ステップS41)。このときの所定値P4は、
例えば入力インタフェース20に含まれるAD変換器のバ
ラツキの範囲を越える程度の誤差レベルに設定される。
【0068】もし、ステップS41の判定結果がYES
(|PM(i)−PM(i-1)|>P4)であれば、圧力セ
ンサ系が正常と見なされるので、故障診断実施フラグを
1にセットして(ステップS42)、今回の圧力値PM(i)
を前回の圧力値PM(i−1)として格納する(ステップ
S43)。これにより、前回の圧力値PM(i−1)は更新
されて、次回の判定に用いられるようになる。
【0069】一方、ステップS41において、NO(|P
M(i)−PM(i−1)|≦P4)と判定された場合に
は、ステップS42をスキップして、故障診断実施フラグ
をセットせずにステップS43に進む。次に、故障診断実
施フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS
44)、セットされていれば故障診断実施ステップS4に進
み、リセット状態であれば、故障診断実施ステップS4を
スキップして次ステップに進む。
【0070】例えば、|PM(i)−PM(i−1)|>P
4であって、ステップS42により故障診断実施フラグが
セットされていれば、圧力センサ系が正常であるものと
見なして、通常の故障診断実施ステップS4を行う。又、
|PM(i)−PM(i−1)|≦P4であって、故障診断
実施フラグがリセット状態であれば、圧力センサ系が氷
結状態と見なして、故障診断実施ステップS4を行わな
い。これにより、実施例1〜実施例4と同様に、圧力セ
ンサ系の氷結による誤診断は防止される。
【0071】実施例6.尚、上記実施例1〜実施例5で
は、切換弁16の第1の入力ポート16aを吸気通路2に接
続し、吸気圧を圧力センサ15に導入するようにしたが、
EGR通路8に接続してEGR通路圧力を導入するよう
にしてもよい。この場合、実施例3及び実施例4におい
て切換弁16を「閉」状態にしたときには、圧力信号dの
値PMがEGR圧を示すことになるが、上述と同等の作
用効果を奏することは言うまでもない。
【0072】又、圧力センサ系の氷結状態を判定したと
きに、故障診断実施ステップS4をスキップして無効した
が、故障診断実施ステップS4を行った後で故障診断結果
を無効にしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、始動スイッチ信号に応答して、始動時におけるエン
ジンの冷却水温度、吸気温度及び油温度のうちの少なく
とも1つの温度が、圧力センサ系の正常動作下限温度に
対応した所定値以下か否かを判定するステップを設け、
少なくとも1つの温度が所定値以下のときに故障診断実
施ステップを無効にしたので、圧力センサの氷結等の異
常状態に起因する誤診断を防止した排気還流制御装置の
故障診断方法が得られる効果がある。
【0074】又、この発明の請求項2によれば、キース
イッチ信号に応答して、前回のキースイッチオフ直前の
大気圧に対応した圧力信号の値を第1の圧力値として格
納するステップと、キースイッチ信号に応答して、今回
のキースイッチオン直後の大気圧に対応した圧力信号の
値を第2の圧力値として格納するステップと、第1の圧
力値と第2の圧力値との差に基づく圧力偏差が誤差レベ
ルに対応した所定値以上か否かを判定するステップとを
設け、圧力偏差が所定値以上のときに故障診断実施ステ
ップを無効にしたので、圧力センサの氷結等の異常状態
に起因する誤診断を防止した排気還流制御装置の故障診
断方法が得られる効果がある。
【0075】又、この発明の請求項3によれば、運転条
件が過渡状態か否かを判定するステップと、過渡状態の
場合に、吸気通路内又は排気還流制御バルブ内の圧力に
対応した圧力信号の値を圧力値として時系列的に格納す
るステップと、所定期間にわたって圧力値の変動が運転
条件の変動に対応した所定値未満か否かを判定するステ
ップとを設け、所定期間にわたって圧力値の変動が所定
値未満のときに故障診断実施ステップを無効にしたの
で、圧力センサの氷結等の異常状態に起因する誤診断を
防止した排気還流制御装置の故障診断方法が得られる効
果がある。
【0076】又、この発明の請求項4によれば、大気圧
に対応した圧力信号の値を第1の圧力値として格納する
ステップと、吸気通路内又は排気還流制御バルブ内の圧
力に対応した圧力信号の値を第2の圧力値として格納す
るステップと、第1の圧力値と第2の圧力値との差に基
づく圧力偏差が所定値未満か否かを判定するステップと
を設け、圧力偏差が所定値未満のときに故障診断実施ス
テップを無効にしたので、圧力センサの氷結等の異常状
態に起因する誤診断を防止した排気還流制御装置の故障
診断方法が得られる効果がある。
【0077】又、この発明の請求項5によれば、キース
イッチ信号に応答して、キースイッチオン後の圧力信号
の値を圧力値として時系列的に格納するステップと、圧
力値の変動が誤差レベルに対応した所定値以下か否かを
判定するステップとを設け、圧力値の変動が所定値以下
のときに故障診断実施ステップを無効にしたので、圧力
センサの氷結等の異常状態に起因する誤診断を防止した
排気還流制御装置の故障診断方法が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される排気還流制御装置を示す
構成図である。
【図2】この発明の実施例1を示すフローチャートであ
る。
【図3】この発明の実施例2を示すフローチャートであ
る。
【図4】この発明の実施例3を示すフローチャートであ
る。
【図5】この発明の実施例4を示すフローチャートであ
る。
【図6】この発明の実施例5を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 吸気通路 4 排気通路 8 排気還流通路 9 排気還流制御バルブ 15 圧力センサ 16 切換弁 a 負荷信号 b 水温信号 c 回転信号 d 圧力信号 A 始動スイッチ信号 B 吸気温信号 C 油温信号 D キースイッチ信号 P1〜P4 所定値 PM 圧力値 PMA 大気圧に対応した圧力値 PMB 吸気圧に対応した圧力値 PMOFF 前回のキースイッチオフ直前の大気圧に
対応した圧力値 PMON 今回のキースイッチオン直後の大気圧に
対応した圧力値 S1〜S3 温度が所定値以下かを判定するステップ S4 故障診断実施ステップ S10 今回のキースイッチオン直後の圧力値を格納す
るステップ S11 圧力偏差が所定値以上かを判定するステップ S12 前回のキースイッチオフ直前の圧力値を格納す
るステップ S21 運転条件が過渡状態かを判定するステップ S22 圧力値を時系列的に格納するステップ S23、S24 所定期間の圧力値変動が所定値未満か
を判定するステップ S30 大気圧に対応した圧力値を格納するステップ S32 吸気圧に対応した圧力値を格納するステップ S33 圧力偏差が所定値未満かを判定するステップ S40 キースイッチオン後の圧力値を時系列的に格納
するステップ S41 圧力値の変動が所定値以下かを判定するステッ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路と吸気通路とを連通させる排気
    還流通路に、前記排気還流通路を開閉する排気還流制御
    バルブを介設し、 前記排気還流制御バルブをエンジンの運転中に一時的に
    開閉させて、この開閉前後の前記吸気通路内又は前記排
    気還流制御バルブ内の圧力の変動が所定範囲内にあるか
    否かを検出し、 この検出結果に基づいて排気還流系が故障しているか否
    かを判定する故障診断実施ステップを含む排気還流制御
    装置の故障診断方法において、 始動スイッチ信号に応答して、始動時におけるエンジン
    の冷却水温度、吸気温度及び油温度のうちの少なくとも
    1つの温度が、圧力センサ系の正常動作下限温度に対応
    した所定値以下か否かを判定するステップを設け、 前記少なくとも1つの温度が前記所定値以下である場合
    に、前記故障診断実施ステップを無効にすることを特徴
    とする排気還流制御装置の故障診断方法。
  2. 【請求項2】 排気通路と吸気通路とを連通させる排気
    還流通路に、前記排気還流通路を開閉する排気還流制御
    バルブを介設し、 前記排気還流制御バルブをエンジンの運転中に一時的に
    開閉させて、この開閉前後の前記吸気通路内又は前記排
    気還流制御バルブ内の圧力の変動が所定範囲内にあるか
    否かを検出し、 この検出結果に基づいて排気還流系が故障しているか否
    かを判定する故障診断実施ステップを含む排気還流制御
    装置の故障診断方法において、 キースイッチ信号に応答して、前回のキースイッチオフ
    直前の大気圧に対応した圧力信号の値を第1の圧力値と
    して格納するステップと、 前記キースイッチ信号に応答して、今回のキースイッチ
    オン直後の大気圧に対応した圧力信号の値を第2の圧力
    値として格納するステップと、 前記第1の圧力値と前記第2の圧力値との差に基づく圧
    力偏差が誤差レベルに対応した所定値以上か否かを判定
    するステップとを設け、 前記圧力偏差が前記所定値以上である場合に、前記故障
    診断実施ステップを無効にすることを特徴とする排気還
    流制御装置の故障診断方法。
  3. 【請求項3】 排気通路と吸気通路とを連通させる排気
    還流通路に、前記排気還流通路を開閉する排気還流制御
    バルブを介設し、 前記排気還流制御バルブをエンジンの運転中に一時的に
    開閉させて、この開閉前後の前記吸気通路内又は前記排
    気還流制御バルブ内の圧力の変動が所定範囲内にあるか
    否かを検出し、 この検出結果に基づいて排気還流系が故障しているか否
    かを判定する故障診断実施ステップを含む排気還流制御
    装置の故障診断方法において、 運転条件が過渡状態か否かを判定するステップと、 前記過渡状態の場合に、前記吸気通路内又は前記排気還
    流制御バルブ内の圧力に対応した圧力信号の値を圧力値
    として時系列的に格納するステップと、 所定期間にわたって前記圧力値の変動が前記運転条件の
    変動に対応した所定値未満か否かを判定するステップと
    を設け、 前記所定期間にわたって前記圧力値の変動が前記所定値
    未満である場合に、前記故障診断実施ステップを無効に
    することを特徴とする排気還流制御装置の故障診断方
    法。
  4. 【請求項4】 排気通路と吸気通路とを連通させる排気
    還流通路に、前記排気還流通路を開閉する排気還流制御
    バルブを介設すると共に、 故障診断を実施するときには前記吸気通路内又は前記排
    気還流制御バルブ内の圧力を選択し、故障診断を実施し
    ないときには大気圧を選択して、それぞれ圧力センサに
    導入するための切換弁を設け、 前記排気還流制御バルブをエンジンの運転中に一時的に
    開閉させて、この開閉前後の前記吸気通路内又は前記排
    気還流制御バルブ内の圧力の変動が所定範囲内にあるか
    否かを検出し、 この検出結果に基づいて排気還流系が故障しているか否
    かを判定する故障診断実施ステップを含む排気還流制御
    装置の故障診断方法において、 前記大気圧に対応した圧力信号の値を第1の圧力値とし
    て格納するステップと、 前記吸気通路内又は前記排気還流制御バルブ内の圧力に
    対応した圧力信号の値を第2の圧力値として格納するス
    テップと、 前記第1の圧力値と前記第2の圧力値との差に基づく圧
    力偏差が所定値未満か否かを判定するステップとを設
    け、 前記圧力偏差が前記所定値未満である場合に、前記故障
    診断実施ステップを無効にすることを特徴とする排気還
    流制御装置の故障診断方法。
  5. 【請求項5】 排気通路と吸気通路とを連通させる排気
    還流通路に、前記排気還流通路を開閉する排気還流制御
    バルブを介設し、 前記排気還流制御バルブをエンジンの運転中に一時的に
    開閉させて、この開閉前後の前記吸気通路内又は前記排
    気還流制御バルブ内の圧力の変動が所定範囲内にあるか
    否かを検出し、 この検出結果に基づいて排気還流系が故障しているか否
    かを判定する故障診断実施ステップを含む排気還流制御
    装置の故障診断方法において、 キースイッチ信号に応答して、キースイッチオン後の圧
    力信号の値を圧力値として時系列的に格納するステップ
    と、 前記圧力値の変動が誤差レベルに対応した所定値以下か
    否かを判定するステップとを設け、 前記圧力値の変動が前記所定値以下である場合に、前記
    故障診断実施ステップを無効にすることを特徴とする排
    気還流制御装置の故障診断方法。
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